JP2011111090A - ワイヤーハーネス配索支持装置 - Google Patents

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勲 辻
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Abstract

【課題】ワイヤーハーネスを、低コストでかつ外傷から十分に保護できるように、配索することができるようにすること。
【解決手段】車両10に配索されるワイヤーハーネス22を保護しつつ支持するワイヤーハーネス配索支持装置20である。ワイヤーハーネス配索支持装置20は、ワイヤーハーネス22と、ワイヤーハーネス22の少なくとも一部が挿通された筒状部材30と、筒状部材30に固定されると共に車両10の天井部13に取付可能に構成され、筒状部材30を天井部13に沿ってかつ車室内に露出した状態で支持する固定部材40とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両に配索されるワイヤーハーネスを保護しつつ支持する技術に関する。
従来、車両におけるワイヤーハーネスは、車両床面に沿って配索されていた。また、このワイヤーハーネスは、床面の内装材内に通す構成、或は、別途設けた保護材で覆う構成等によって保護、遮蔽されていた。
また、特許文献1には、インストルメントパネル内に配設される空調ダクト兼用リインフォース部に、収容溝が形成されたワイヤーハーネス保持部を一体的に設けた構成が開示されている。これにより、ワイヤーハーネスは、ワイヤーハーネス保持部の収容溝内を通って配索されるようになっている。
特開2003−72592号公報
しかしながら、ワイヤーハーネスを床面に沿って配索する場合、座席の折畳み時の移動或は座席の配置位置の変更に対して影響を受けないように、また、積載物等の搬出入の邪魔にならないように、ワイヤーハーネスを適宜取り回すようにして配索する必要がある。このため、ワイヤーハーネスが長尺化し、高コスト化を招くこととなっていた。また、そのようなワイヤーハーネスの取り回し経路に応じて、床面の内装材或は保護材を設計する必要があり、高コスト化を招いていた。
また、特許文献1に開示の技術では、ワイヤーハーネス保持部に形成された収容溝内でワイヤーハーネスが大きく露出しているため、ワイヤーハーネスを外傷から十分に保護することは困難であった。
そこで、本発明は、ワイヤーハーネスを、低コストかつ外傷から十分に保護しつつ、配索することができるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様は、車両に配索されるワイヤーハーネスを保護しつつ支持するワイヤーハーネス配索支持装置であって、ワイヤーハーネスと、前記ワイヤーハーネスの少なくとも一部が挿通された筒状部材と、前記筒状部材に固定されると共に前記車両の天井部に取付可能に構成され、前記筒状部材を前記車両の天井部に沿ってかつ車室内に露出した状態で支持する固定部材とを備える。
第2の態様は、第1の態様に係るワイヤーハーネス配索支持装置であって、前記固定部材は、前記天井の内面から離れた位置で前記筒状部材を支持可能に構成されているものである。
第3の態様は、第1又は第2の態様に係るワイヤーハーネス配索支持装置であって、前記ワイヤーハーネスが、前記固定部材内を通って前記筒状部材から外部に引出されているものである。
第4の態様は、第1〜第3のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネス配索支持装置であって、前記筒状部材は、前記車両の前後方向に沿って配設される前後方向配線用筒状部分と、前記車両の幅方向に沿って配設される幅方向配線用筒状部分とを有するものである。
第5の態様は、第1〜第4のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネス配索支持装置であって、前記ワイヤーハーネスは少なくとも一つの予備配線を含み、前記筒状部材の端部に、前記予備配線の端部が配設されているものである。
第1の態様に係るワイヤーハーネス配索支持装置によると、ワイヤーハーネスの少なくとも一部が挿通された筒状部材を天井部に沿って支持するため、筒状部材とそれに挿通されたワイヤーハーネス部分とを単純経路かつ短経路で設置できる。これにより、低コスト化を図ることができる。
また、ワイヤーハーネスは、天井側で筒状部材により挿通されているため、当該ワイヤーハーネスを外傷から十分に保護できる。
第2の態様によると、筒状部材は、車室内に露出し、天井の内面から離れた位置で支持されるため、フックの固定等がし易くなる。このため、他用途での使用、例えば、荷物固定用のフック固定、ネット或はカーテン等の遮蔽部材を吊す、棒状部材の固定等に供することができる。
第3の態様によると、前記ワイヤーハーネスが、前記固定部材内を通って前記筒状部材から外部に引出されているため、ワイヤーハーネスを筒状部材から外部に引出す部分についても十分に保護できる。
第4の態様に係るワイヤーハーネス配索支持装置によると、前後方向配線用筒状部分によって車両前後方向においてワイヤーハーネスを支持することができると共に、幅方向配線用筒状部分によって車両幅方向においてワイヤーハーネスを支持することができる。
第5の態様によると、筒状部材の端部に、前記予備配線の端部が配設されているため、車両に対する電装部品の追加等を容易に行える。
実施形態に係るワイヤーハーネス配索支持装置が車両に取付けられた状態を示す斜視図である。 同上のワイヤーハーネス配索支持装置のうち車両への取付部分を示す斜視図である。 同上のワイヤーハーネス配索支持装置の端部を示す斜視図である。 同上のワイヤーハーネス配索支持装置の利用例を示す説明図である。 同上のワイヤーハーネス配索支持装置の利用例を示す説明図である。 同上のワイヤーハーネス配索支持装置の利用例を示す説明図である。 同上のワイヤーハーネス配索支持装置の利用例を示す説明図である。 同上のワイヤーハーネス配索支持装置のレイアウトを示す説明図である。 変形例に係るワイヤーハーネス配索支持装置のレイアウトを示す説明図である。 前後方向配線用筒状部分と幅方向配線用筒状部分とを連結固定する連結部材を示す図である。 変形例に係るワイヤーハーネス配索支持装置のレイアウトを示す説明図である。 変形例に係るワイヤーハーネス配索支持装置のレイアウトを示す説明図である。
以下、実施形態に係るワイヤーハーネス配索支持装置について説明する。図1はワイヤーハーネス配索支持装置20が車両10に取付けられた状態を示す斜視図であり、図2はワイヤーハーネス配索支持装置20のうち車両10への取付部分を示す斜視図であり、図3はワイヤーハーネス配索支持装置20の端部を示す斜視図である。
ここでは、ワイヤーハーネス配索支持装置20の取付対象である車両10として、箱形の車両10(いわゆるワンボックスと呼ばれるもの)を想定して説明する。もっとも、本ワイヤーハーネス配索支持装置20の取付対象は、箱形の車両10だけではなく、各種車両、特に、乗員室と荷室とが仕切り無くつながるタイプの車両(いわゆるワゴン或いはバン等と呼ばれるもの等)を含む。
ここでは、車両10は、箱形の車体本体部分12を有しており、車体本体部分12の後方に荷物出し入れ用の開口14が形成されている。開口14には、上方のヒンジ部を介して開閉自在にバックドア16が設けられている。車体本体部分12のうち開口14の周縁部とバックドア16との間には、バックドア16の開閉動作を補助するバックドアダンパ18が設けられている。
ワイヤーハーネス配索支持装置20は、上記車両10に配索されるワイヤーハーネス22を保護しつつ車両10の天井部13で支持するものであり、ワイヤーハーネス22と、筒状部材30と、固定部材40とを備えている。ここでは、ワイヤーハーネス配索支持装置20は、車両10の天井部13の左右両側部それぞれに、車両前後方向に沿って設けられている。
ワイヤーハーネス22は、複数の電線が所定の布線形態で結束されたものであり、上記車両10における各種電装部品間の接続を行う配線の一部を構成している。特に、ここでは、ワイヤーハーネス22は、車両10の各種電装部品を前後方向で接続する配線の一部を構成している。ワイヤーハーネス22は、複数の電線が主幹線で直線状に延びるように結束されたものであってもよいし、複数の電線が主幹線で直線状に延びつつ途中で適宜分岐するように結束されたものであってもよい。通常、各電線の端部には、コネクタ等の接続部品が取付けられており、各電線は当該接続部品を介して電装部品に接続される構成とされているが、必ずしもその必要はない。
筒状部材30は、樹脂或は金属(アルミニウム、ステンレス等)により上記ワイヤーハーネス22の少なくとも一部を挿通可能な略筒状に形成されている。筒状部材30は、略円筒状であっても、略三角或いは略四角等の略多角形筒状であってもよい。また、筒状部材30は、周囲が完全に閉塞された部材である必要はなく、一部にスリットが形成される等、部分的に開口した構成のものであってもよい。ここでは、筒状部材30が略円筒状である例で説明する。
また、筒状部材30は、直線状に形成され、その長さ寸法は、天井部13の前後方向略全体に亘って配設可能な長さ寸法に設定されている。つまり、ここでは、筒状部材30の全体が、車両10の前後方向に沿って配設される前後方向配線用筒状部分である例で説明する。
なお、直線状に延びる筒状部材30は、単一の部材によって構成されていても、複数の部材連結されることによって構成されていてもよい。ここでは、筒状部材30が複数の分割筒状部材31に分割され、各分割筒状部材31が固定部材40によって連結されている例で説明する(図2参照)。
図1及び図2に示すように、固定部材40は、樹脂或は金属(アルミニウム、ステンレス等)等により構成され、上記筒状部材30に固定されると共に上記天井部13に取付可能に構成されており、天井部13に取付固定されることで、筒状部材30を天井部13に沿ってかつ車室内に露出した状態で支持する構成とされている。
より具体的には、固定部材40は、支持筒部42と、筒状基部44と、天井固定片46とを有している。
支持筒部42は、上記分割筒状部材31の端部を連結可能な筒状部材に形成されている。ここでは、支持筒部42は、その両端部に分割筒状部材31の端部を内嵌め可能な略筒状に形成されている。もっとも、支持筒部42は、その両端部に分割筒状部材31の端部を外嵌め可能な略筒状に形成されていてもよい。そして、2つの分割筒状部材31のそれぞれの一方側端部を支持筒部42の両端部に内嵌めすることで、当該2つの分割筒状部材31が直線状に連結されるようになっている。
もっとも、既に述べたように筒状部材は単一の部材によって構成されていてもよいため、支持筒部42が2つの分割筒状部材31を連結していることは必須ではない。
筒状基部44は、支持筒部42の軸方向略中間において、支持筒部42の外周面から外方に突出するように形成されている。筒状基部44は、略筒状に形成されている。筒状基部44は、略円筒状であっても、略三角或いは略四角等の略多角形筒状であってもよい。ここでは、筒状部材30は断面略楕円状の筒状である。また、筒状基部44のうち支持筒部42に連結された側の端部は当該支持筒部42内に開口しており、外方に向く側の端部は当該外方に向けて開口している。これにより、上記筒状部材30内に挿通されたワイヤーハーネス22の分岐部分23aが筒状基部44を通って外方に導出されるようになっている。もっとも、本固定部材40においてワイヤーハーネス22が分岐されていなくともよい。また、ワイヤーハーネスの幹線自体が本固定部材40を通って外部に導出されていてもよい。
また、天井固定片46は、筒状基部44の外側端部から外方に延出するように形成されている。天井固定片46には、ねじ穴46hが形成されており、ねじSを当該ねじ穴46hに挿通して天井部13側のねじ穴にねじ締め固定することで、本固定部材40が天井部13に対して突出状態で固定される。これにより、筒状部材30が、天井部13の内面から下方に離れた位置で支持されることになる。
なお、上記筒状基部44に挿通された分岐部分23aは、天井部13に形成された配線用孔(図示省略)を通って天井部13内空間に導かれてもよいし、或は、筒状基部44から外方に導出され天井部13を通って配線されてもよい。なお、天井部13に対する固定部材の取付構造は、ねじ固定構造に限られず、その他の嵌め込み構造等であってもよい。
また、筒状部材30の端部には、図1及び図3に示すように、キャップ部材50が取付けられており、このキャップ部材50によって筒状部材30の端部開口が閉塞されている。キャップ部材50は、樹脂或は金属(アルミニウム、ステンレス等)により形成され、筒状部材30の端部開口に取付可能に構成されている。ここでは、キャップ部材50は、筒状部材30の端部に外嵌固定可能な構成として説明するが、その他、筒状部材30の端部に内嵌固定可能な構成、ねじ嵌め固定可能な構成等であってもよい。また、キャップ部材50の外向き面には、孔部50hが形成され、ワイヤーハーネス22が当該孔部50hを通って外部に導出される。孔部50hの外周縁には、好ましくは、環状ゴム等が装着され、ワイヤーハーネス22に対する傷付き及びワイヤーハーネス22を伝った水の侵入を抑制していることが好ましい。
また、ワイヤーハーネス22は、当初の車両10への組付状態において、各種電装部品に接続される配線の他に、予備配線23bを含んでいる。この予備配線23bとしては、予備の電源線、グランド線、信号線等が想定され、特に、後から追加される可能性があるオプション電装部品用の配線が想定されている。予備配線23bの端部に対しては、端子或はコネクタ等の接続処理が施されていてもよいし、或は、切断されたまま何ら処理されていないままであってもよい。この予備配線23bは、必要時に外部に引出し易いように余長分を筒状部材30内で弛ませた状態で、その端部が筒状部材30の端部内に配設されている。
かかるワイヤーハーネス配索支持装置20は、例えば、複数の電線を所定形態に結束して製造したワイヤーハーネス22を、筒状部材30及び筒状基部44内に挿通し、その各端部を筒状部材30の端部及び固定部材40から導出させた形態として製造する。そして、固定部材40から導出する分岐部分23aを天井部13に沿って適宜取り回して電装部品等に接続しつつ、上記固定部材40を天井部13に取付固定する。これにより、ワイヤーハーネス22の車両前後方向の配線部分が筒状部材30内で天井部13に沿って配設されることになる。また、筒状部材30の前端部から導出するワイヤーハーネス22の端部を、車両前方部分に沿って取り回して電装部品等に接続すると共に、筒状部材30の後端部から導出するワイヤーハーネス22の端部をバックドア16に引出して、当該バックドア16に組込まれた各種電装部品に接続する。
以上のように構成されたワイヤーハーネス配索支持装置20によると、ワイヤーハーネス22の少なくとも一部が挿通された筒状部材30を天井に沿って支持するため、座席の配置等、積載物の搬出入の都合等を考慮せずに、ワイヤーハーネス22及び筒状部材30の経路を設定することができる。このため、ワイヤーハーネス22及び筒状部材30を、単純経路(ここでは、直線経路)かつ短経路で設置できる。これにより、ワイヤーハーネス22及び筒状部材30の短尺化を図ることができ、低コスト化が可能となる。しかも、ワイヤーハーネス22を保護する部材は、基本的には直線状に延びる筒状部材30であり、複雑な布線経路に合わせた内装材、保護材等を用いる必要はないため、この点からも低コスト化が図られる。
また、ワイヤーハーネス22は、天井部13側で筒状部材30に挿通されて保護されているため、床面に設置する場合と比較して、積載物等による外傷から保護し易く、また、被水によるダメージ等を受けにくい。
また、ワイヤーハーネス22の分岐部分23aも、固定部材40を通って筒状部材30から外部に引出されて天井部13に引回されているため、そのような分岐部分23aについても積載物等による外傷から十分に保護することができる。
また、筒状部材30は、車室内に露出しているため、他用途での使用に適する。特に、ここでは、筒状部材30は天井部13の内面から離れた位置で支持されているため、フック部材の係止固定或は紐の括り付け等を行い易い。
より具体的な利用例としては、図4〜図7に示す各例を挙げることができる。
図4に示す例では、網袋100に一対の紐102を取付け、その紐102の先端部にフック部104を取付けている。そして、そのフック部104を筒状部材30に引っかけることで、網袋100を筒状部材30に吊すように支持している。
図5に示す例では、車幅方向に沿った棒状部材110の両端部を、天井部13の左右一対の筒状部材30に取付固定している。棒状部材110の両端部と筒状部材30との取付固定構成としては、ねじにて締付け可能なU字状ボルトを利用した構成、紐等を利用して括り付ける構成等を採用できる。かかる棒状部材110は、釣竿(ロッド)等の各種長尺物を車内の天井部13に固定するため等に利用できる。
図6に示す例では、車内を前後に仕切るネット120の上両隅部を天井部13の左右一対の筒状部材30に取付固定している。ネット120の上両隅部と筒状部材30との取付固定構成としては、フック等を利用した係止構成、紐等を利用して括り付ける構成等を採用できる。
図7に示す例では、サイドウインドウの車室内側に配設されるカーテン130を、上記筒状部材30に吊している。カーテン130を吊す構成としては、例えば、筒状部材30に引っかけることができるフック部132を用いた構成を採用できる。
筒状部材30は、上記の他、荷室内の積載物を固定する用途にも利用できる。
このように、車室内に露出した筒状部材30を、各種物品(特に、車両の装備品)の固定等に利用できるという利点がある。尚、固定に関しては、筒状部材30の設定強度の範囲内で使用する場合に限られる。
また、筒状部材30の端部に、予備配線23bの端部が配設されているため、車両10に対して電装部品の追加等を行う場合には、その予備配線23bを引出して当該追加される電装部品に接続すればよい。このため、車両10に対する電装部品の追加等を容易に行える。
なお、上記実施形態では、図8に示すように、車両前後方向に沿って配設される筒状部材30が、車両10の左右に一対設けられる例で説明したが、必ずしもその必要はない。
例えば、車両前後方向に沿って配設される筒状部材が、車幅方向左側だけ、右側だけ、或は、中央部だけに設けられていてもよい。
また、筒状部材の全体が一つの直線状である必要はなく、次述する変形例のように、車両10の前後方向に沿って配設される前後方向配線用筒状部分と、車両10の左右方向に沿って配設される車幅方向配線用筒状部分とが組み合わせ連結されていてもよい。
まず、図9に示す例では、筒状部材230が、一対の前後方向配線用筒状部分232と、一対の前後方向配線用筒状部分232の前端部を連結する幅方向配線用筒状部分234とを有している。
すなわち、前後方向配線用筒状部分232は、車両前後方向に沿って配線される部分であり、上記筒状部材30と同様構成でかつ上記と同様構成にて天井部13に取付固定されている。ここでは、前後方向配線用筒状部分232は、天井部13の左右に一対設けられている。
幅方向配線用筒状部分234は、車両10の幅方向に沿って配線される部分であり、車幅方向に合わせた長さ寸法を有する以外は上記筒状部材30と同様構成である。本幅方向配線用筒状部分234は、端部が前後方向配線用筒状部分232の端部に固定されることで天井部13に固定されている。
前後方向配線用筒状部分232と幅方向配線用筒状部分234とを連結固定する連結部材244として、例えば、図10に示すような略L字の管状部材が用いられる。連結部材244は、ワイヤーハーネス22を挿通可能な内部空間を有しており、その一端部に前後方向配線用筒状部分232を連結可能に構成されると共に、その他端部に幅方向配線用筒状部分234を連結可能に構成されている。ここでは、前後方向配線用筒状部分232及び幅方向配線用筒状部分234の各端部が、連結部材244内に内嵌めされる構成としているが、その他、外嵌めされる構成、ねじ込み構成等であってもよい。
そして、幅方向配線用筒状部分234の両端部が、連結部材244を介して前後方向配線用筒状部分232に連結固定されることで、天井部13に対して露出状態で支持固定されている。
もちろん、幅方向配線用筒状部分234自体が、上記固定部材40と同様構成部材を用いて天井部13に固定されていてもよい。
また、前後方向配線用筒状部分232と幅方向配線用筒状部分234とが別部材として構成されている必要はなく、前後方向配線用筒状部分232と幅方向配線用筒状部分234とが単一の筒状部材を曲げることで構成されていてもよい。
このように、筒状部材230が、前後方向配線用筒状部分232と幅方向配線用筒状部分234とを有していると、前後方向配線用筒状部分232によって車両前後方向においてワイヤーハーネス22を支持することができると共に、幅方向配線用筒状部分234によって車幅方向においてもワイヤーハーネス22を支持することができる。このため、本筒状部材230によって支持されたワイヤーハーネス22を、より多様な場所に設置された電装部品に接続することができる。また、幅方向配線用筒状部分234によっても、各物品の固定等を行える。
また、図11に示す例では、筒状部材330は、一対の前後方向配線用筒状部分332と、一対の前後方向配線用筒状部分332の前端部を連結する幅方向配線用筒状部分334aと、一対の前後方向配線用筒状部分332の後端部を連結する幅方向配線用筒状部分334bとを有しており、天井部13の4方を囲うようにして設けられている。
また、図12に示す例では、筒状部材430は、天井部13の一側に設けられた前後方向配線用筒状部分432と、前後方向配線用筒状部分432の前端部に連結された幅方向配線用筒状部分434aと、前後方向配線用筒状部分432の後端部に連結された幅方向配線用筒状部分434bと、前後方向配線用筒状部分432の長手方向中間部に連結された幅方向配線用筒状部分434cとを有しており、全体として略E字状に延在する構成とされている。なお、前後方向配線用筒状部分432と幅方向配線用筒状部分434cとの連結部分には、略T字状の連結部材を用いればよい。
このように、幅方向配線用筒状部分を設ければ、ワイヤーハーネスの布線の柔軟性に優れる上、幅方向配線用筒状部分を利用した物品の固定等を柔軟に行える。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
10 車両
13 天井部
20 ワイヤーハーネス配索支持装置
22 ワイヤーハーネス
23a 分岐部分
23b 予備配線
30、230、330、430 筒状部材
40 固定部材
42 支持筒部
44 筒状基部
46 天井固定片
50 キャップ部材
232、332、432 前後方向配線用筒状部分
234、234a、234b、434a、434b、434c 幅方向配線用筒状部分

Claims (5)

  1. 車両に配索されるワイヤーハーネスを保護しつつ支持するワイヤーハーネス配索支持装置であって、
    ワイヤーハーネスと、
    前記ワイヤーハーネスの少なくとも一部が挿通された筒状部材と、
    前記筒状部材に固定されると共に前記車両の天井部に取付可能に構成され、前記筒状部材を前記車両の天井部に沿ってかつ車室内に露出した状態で支持する固定部材と、
    を備えるワイヤーハーネス配索支持装置。
  2. 請求項1記載のワイヤーハーネス配索支持装置であって、
    前記固定部材は、前記天井の内面から離れた位置で前記筒状部材を支持可能に構成されている、ワイヤーハーネス配索支持装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載のワイヤーハーネス配索支持装置であって、
    前記ワイヤーハーネスが、前記固定部材内を通って前記筒状部材から外部に引出されている、ワイヤーハーネス配索支持装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス配索支持装置であって、
    前記筒状部材は、前記車両の前後方向に沿って配設される前後方向配線用筒状部分と、前記車両の幅方向に沿って配設される幅方向配線用筒状部分とを有する、ワイヤーハーネス配索支持装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス配索支持装置であって、
    前記ワイヤーハーネスは少なくとも一つの予備配線を含み、
    前記筒状部材の端部に、前記予備配線の端部が配設されている、ワイヤーハーネス配索支持装置。
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