JP2011110980A - 倒立振子型移動体の電装部品冷却装置 - Google Patents

倒立振子型移動体の電装部品冷却装置 Download PDF

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Abstract

【課題】倒立振子型移動体における制御装置に用いられる送風ファンによる冷却性能を向上する。
【解決手段】移動体1の前進時の走行風を取り入れる通気孔39Aを有し、前進時の走行風による流入風の流れ方向に送風する送風ファン247を設け、流入風Wとファン送風F1,F2とを合わせて、基板243,244のパワー素子243a,244aの発熱を冷却する。前後左右移動および停止時を判別し、送風ファンの回転速度を、左右・停止時には前進時より高くし、後進時にはさらに高くする。前進時以外での流入風の減少に対しては送風ファンの回転速度を高めて常に良好な冷却性を確保し得る。また、走行風の最も少ない取り込み量に基づいて送風ファンの能力を設定した場合に対して、必要最小限の能力となる小型の送風ファンを用いることができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、倒立姿勢を維持しつつ移動する倒立振子型移動体に係り、電装部品の冷却を行う送風ファンを制御するようにした倒立振子型移動体の電装部品冷却装置に関する。
互いに同軸に回転可能に配設されかつ別個の電動モータによってそれぞれ駆動される一対の駆動体と、これら一対の駆動体の間に挟持され、駆動体から摩擦力を受けて駆動される1つの主輪とから構成される走行ユニットを備えた倒立振子型移動体が公知になっている(例えば、特許文献1)。特許文献1に係る主輪は、無端円環状の環状体と、環状体の環方向に複数個配置され、各々自身の配置位置における環状体の接線方向と平行な回転軸回りに回転可能なドリブンローラとを備え、ドリブンローラが駆動体と接触して駆動されるようになっている。ドリブンローラが、環状体の接線方向の回転軸回りに回転(自転)する場合には、倒立振子型移動体は左右方向に推力を得て、ドリブンローラが環状体の環方向に回転(公転)する場合には、倒立振子型移動体は前後方向に推力を得る。
一方、倒立振子型の制御装置には種々の素子が用いられているが、駆動時には特に電動モータの電力供給を制御するパワー素子等の発熱量が多く、その冷却のために送風ファンを設けているものがある。制御装置において送風ファンを用いた場合の冷却制御は種々の電気機器で行われており、その場合にできるだけ静音化するようにしたものがある(例えば、特許文献2)。
国際公開第08/132779号パンフレット 特開2006−106409号公報
上記特許文献2のものでは、プロジェクタの放電ランプの消灯後のファン騒音を小さくすることができるようにしたものであり、送風ファンの回転速度を複数段階に分けて選択可能にして、冷却に必要な総風量から回転速度に対応した冷却時間を決定し、静音化が要求される場合に低回転速度を選択しかつ総風量から求められた冷却時間で送風ファンを制御する。
上記したような電気機器の制御装置に設けられている送風ファンは固定されており、その冷却風の流れは一方向である。一方、倒立振子型移動体は静止および前後左右に移動可能である。その移動時の走行風を冷却風として利用することが考えられるが、走行状態によりモータ負荷および走行風の向きの組み合わせが大きく変化するため、モータ負荷に応じてパワー素子の発熱が大きく変化した場合に走行風も大きくなっているとは限らない。したがって、倒立振子型移動体においても送風ファンによる強制冷却が対費用効果の上からも有効である。
しかしながら、例えば、通風口のレイアウトを前進時に流れる風の向きに合わせた場合には、前進時には相乗効果により良好な冷却性が得られるが、他の左右方向や後進方向に移動している場合には走行風による冷却性が劣ってしまう。そのため、最悪となる条件に合わせて大型の送風ファンを用いることが考えられるが、その場合には低速運転や静止状態で送風ファンの音が目立ち易くなり、騒音と感じてしまうという問題が生じる。この送風ファンの音は特に屋内等の比較的静かな場所で顕著である。さらに、モータ負荷が小さい場合にはパワー素子も低温を維持でき、送風ファンによる冷却が必要が無くなるのに対して、その場合でも大型送風ファンを駆動すると、電力の無駄となる。
このような課題を解決して、倒立振子型移動体における制御装置に対する送風ファンによる冷却性能を向上するために、本発明に於いては、倒立状態で前後左右に移動可能な走行ユニット(3)と、前記走行ユニット(3)を駆動制御する電装品(243a,244a)が設けられた制御装置(11)と、前記電装品(243a,244a)の発熱を送風により冷却するための送風ファン(247)と、前記制御装置(11)と前記送風ファン(247)とを内蔵するフレーム(2)とを有する倒立振子型移動体において、前記フレーム(2)に、前記倒立振子型移動体(1)の前進方向に開口する通気孔(39A)が設けられ、前記送風ファン(247)が、前記前進時に生じる走行風が前記通気孔(39A)から流入して前記フレーム(2)内を流れる流入風の方向と同方向に送風するように設けられ、前記流入風の風量の大きさを判別する流入風量判別手段(271)と、前記電装品(243a,244a)の発熱を冷却するための冷却風の風量を略一定にするべく前記流入風の風量の大きさに応じて前記送風ファン(247)の回転速度を変化させるファン制御手段(272)とを有するものとした。
前後左右に移動可能な倒立振子型移動体の移動方向の違いにより走行風の向きが変化して、フレーム内に取り込まれる流入風の風量の違いに応じて送風ファンの回転速度を変化させると共に、前進時以外の方向への移動時には送風ファンの回転速度を高めることから、前進時に対して不足する流入風の風量を補うことができ、移動方向の違いにかかわらず常に良好な一定した冷却風量を確保することができると共に、必要最小限の冷却ファンを用いることができるため、冷却装置を小型化し得る。
特に、前記流入風量判別手段(271)は、前記走行ユニット(3)の移動方向の違いに応じて前記流入風の風量の大きさを判別すると良い。これによれば、例えば、移動方向に対する流入風量の変化を、最大となる前進時を基準として左右方向や後進時に低下するようなマップ化しておくことにより、流入風量(動圧)を直接検出することなく簡単に推定でき、制御も容易になるばかりでなく、移動方向が変化すると同時に送風ファンの回転速度を変える制御を行うことにより、流入風量の変化を検出する場合よりも応答性の良い制御を行うことができる。
さらに、前記制御装置(11)に前記電装品(243a,244a)の発熱による温度を検出する温度センサ(268L,268R)が設けられ、前記ファン制御手段(272)は、前記温度の高低に応じて前記送風ファン(247)の回転速度を増減させる制御を行うと共に、前記温度の高低による制御よりも前記流入風の風量の大きさによる制御を優先させると良い。これによれば、温度を直接検出することによる冷却制御を好適に行うことができ、さらに流入風量が変化しても直ぐに温度は変化しないため、温度のみで制御する場合には応答遅れが生じる虞があるのに対して、移動方向に応じた制御を優先することにより、温度変化が生じる前に送風ファンの回転速度を変化させることができ、応答性の良い冷却制御を行うことができる。
さらに、前記ファン制御手段(272)は、前記温度の高低に応じて前記送風ファン(247)の回転速度を増減させる制御を行う場合に前記温度の所定の範囲にヒステリシスを設けていると良い。これによれば、温度変化に対して送風ファンの回転速度の増減を温度が高くなる場合も低くなる場合も同じに制御する場合には頻繁に送風ファンの回転速度が変わる虞があるのに対して、そのような頻繁な変化を防止して、回転速度の変化に伴う騒音の増大を防止することができる。
このように本発明によれば、前後左右に移動可能な倒立振子型移動体において、前進時の走行風を電装品の発熱の冷却風として通気孔から取り込むようにした場合に、前進時以外では冷却風の取り込み量が減少するが、前進以外の方向に移動する場合には送風ファンの回転速度を高めることから、常に良好な冷却性を確保することができる。また、走行風の最も少ない取り込み量に基づいて送風ファンの能力を設定した場合に、前進時の走行風の多量の取り込み量に対して能力が過剰になって送風ファンが大型化してしまうのに対して、必要最小限の能力となる小型の送風ファンを用いることができる。
倒立振子型移動体の搭乗可能状態(サドルおよびステップを展開した状態)を示す斜視図である。 倒立振子型移動体の収納状態(サドルおよびステップを格納した状態)を示す斜視図である。 倒立振子型移動体の分解斜視図である。 図1のIV−IV断面図である。 図1のV−V断面図 倒立振子型移動体の上部構造を示す斜視図である。 図1のVII−VII断面図である。 倒立振子型移動体のくびれ部を一部破断して示す斜視図である。 電装ユニットを示す斜視図である。 倒立振子型移動体の制御系の要部を示すブロック図である。 倒立振子型移動体における搭乗者の乗車の態様((a)着座搭乗姿勢、(b)起立搭乗姿勢)を示す図である。 本発明に基づく送風ファンの制御要領を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る倒立振子型移動体の詳細について説明する。説明にあたり、倒立振子型移動体およびその構成要素の方向は、鉛直方向を上下方向とし、鉛直方向に直交する水平面において互いに直交する前後方向および左右方向を図示のように定める。また、前方向は、使用時に前に進む前進方向とする。なお、左右対称に設けられる同一の部材に関しては、番号の添え字にL、Rを付し、一方についてのみ説明する。
図1および図3〜図5に示されているように、倒立振子型移動体(以下、単に移動体と略称する)1は、概ね上下方向に長い骨格構造でありかつ左右方向から見て略8の字状のボディ外形に形成されたフレーム2と、フレーム2の下部に設けられた走行ユニット3と、フレーム2の頂部に設けられた着座ユニット4と、フレーム2の上部に設けられたバッテリユニット10および制御装置としての電装ユニット11とを主要構造として有している。電装ユニット11は、倒立振子制御ユニット(倒立振子制御部。以下、単に制御ユニットと略称する)5と、上部荷重センサ6と、傾斜センサ(傾斜角検出手段)7とを備えている。制御ユニット5は、倒立振子制御に基づいて各種センサからの入力信号に応じて走行ユニット3を駆動制御し、移動体1を倒立姿勢に維持する。また、移動体1は、電装ユニット11とは別体に、ステップ荷重センサ8やロータリエンコーダ9L,9Rを適所に備えている。バッテリユニット10により、それら各電装部品に電力が供給されるようになっている。
図1に示されているように、フレーム2は、中空の外殻構造をなし、前後方向の幅が左右方向の幅に比べて大きい扁平形状を呈している。また、フレーム2の上下方向における中央には全周にわたって細くかつ前後方向が左右方向よりも大きく凹んでいるくびれ部2Aが形成されている。フレーム2は、そのくびれ部2Aにおいて上下に分割されており、図4に示されているように、別体の上部フレーム21と下部フレーム22とから構成されている。上部フレーム21および下部フレーム22は、それぞれカーボンプリプレグシートを熱硬化させることによって形成されたドライカーボン(炭素繊維強化樹脂:CFRP)で構成されている。後述するように、上部フレーム21と下部フレーム22とは、荷重センサ6を介して連結されている。
図4に示されているように、上部フレーム21には、その中央部に左右方向に貫通する孔形状のサドル格納部24を外囲するように環状部分が形成されている。この環状部分は、中空であり、バッテリユニット10等が収容される内部空間26(A〜D)を有している。上部フレーム21の下端部には、下方に向けて開口する下部開口部25(図3参照)が形成されており、また、上部フレーム21の上端部には、上方に向けて開口する上部開口部27が形成されている。サドル格納部24の上壁部分には、内部空間26A,Bとサドル格納部24とを連通するサドル取付孔28が形成されている。下部開口部25の上方に位置するサドル格納部24の下壁部分には、サドル格納部24から下方に向けて凹設された接続凹部29が形成されている。この接続凹部29の底部の中央部には、貫通孔である連結孔30が形成されている。
移動体1では、上部フレーム21の内部空間における前部内部空間26Aおよび後部内部空間26Bが、バッテリユニット10を収容する環状のバッテリ収容部を形成する。しかも、上部フレーム21を貫通するサドル格納部24には着座ユニット4が収容されるため、上部フレーム21に着座ユニット4とバッテリユニット10とをコンパクトに収容することが可能となる。
図6に示されているように、上部フレーム21の下部内部空間26Dの内壁には、接続凹部29を挟んで左右方向に位置するように、一対の金属製の支持ベース51L,51Rが接着されている。各支持ベース51L,51Rは、下向きの水平面を有して前後方向に延在し、その水平面に開口する雌ねじ孔を有している。
図3に示されているように、下部フレーム22は、上部開口部31および下部開口部32を有し、それら開口部31,32を両端に有する筒状に形成されている。下部フレーム22の左右側壁33は概ね上下方向に延在し、かつ左右対称となるように形成されている。下部フレーム22の前後側壁34は、上側から下側に進むにつれて前後方向に膨出し、左右方向から見て下部フレーム22の下部は半円状となっている。この下部フレーム22の半円状をなす下部は、走行ユニット3の上半部を収容する収容空間35を画成している。
左右側壁33のそれぞれには、下部開口部32に連続する半円状の切欠部36が形成されている。左右の切欠部36は、左右方向に平行な軸線をもって、互いに同軸に配置されている。切欠部36と下部開口部32の境界部分には、切欠部36の周縁を延長するように下方へと延出する突片37が形成されている。前後側壁34のそれぞれの上部であってくびれ部2A(図1参照)を形成する部分には、前面に前側通気孔39Aが、後面に後側通気孔39Bがそれぞれ設けられている。通気孔39A,Bは、左右方向に延在する長孔状の貫通孔であって、上下方向に複数個が平行に列設されている。なお、くびれ部2Aの構成によっては、通気孔39A,Bを上部フレーム21側に設けてもよい。
図8に示されているように、下部フレーム22の左右側壁33における上部開口部31付近の内壁には、一対の金属製の支持ベース53L,53Rがそれぞれ接着されている。各支持ベース53L,53Rは前後方向に延在し、その上面は水平面(上下方向を垂直とした場合)となっている。各支持ベース53L,53Rの前後端には、上下方向に貫通する雌ねじ孔54aが設けられた連結部54が形成されている。
このように、移動体1では、走行ユニット3とバッテリユニット10とを下部フレーム22と上部フレーム21とにそれぞれ配置する構成としたため、フットプリント(装置が占める面積)が小さくコンパクトな装置を実現することができる。加えて、電装ユニット11を走行ユニット3とバッテリユニット10との間(すなわち、くびれ部2A)に配置する構成としたため、よりコンパクトな移動体1を実現することができる。
図7に示されているように、着座ユニット4は、上部フレーム21の頂部近傍に設けられたベース本体61と、ベース本体61に枢支された左右一対のサドルアーム62L,62Rと、各サドルアーム62L,62Rにそれぞれ一体化された左右一対のサドル63L,63Rとを備えている。ベース本体61は、上部フレーム21の上部開口部27を通して上部内部空間26Cに配置され、その上部に接続された上壁により上部開口部27を閉塞している。また、ベース本体61は、その下部に前後方向に延設された支持軸65を備えている。
支持軸65には、左右一対のサドルアーム62L,62Rの基端部66L,66Rが枢支されている。各サドルアーム62L,62Rは、基端部66L,66Rから上部フレーム21のサドル取付孔28を通過して、上部フレーム21の外部に位置する先端部67L,67Rへと延出している。右サドルアーム62Rは、その先端部67Rが基端部66Rの下方のサドル格納部24内に位置する格納位置と、先端部67Rが基端部66Rに対して概ね右方に位置する使用位置(展開位置)との間で回動可能になっている。右サドルアーム62Rは、使用位置において、下に凸となるように湾曲した形状に形成されている。同様に、右サドルアーム62Rと略左右対称の構成を有する左サドルアーム62Lは、格納位置とら使用位置との間で回動可能になっており、使用位置において下に凸となるように湾曲した形状に形成されている。
両サドルアーム62L,62Rは、図示しないリンク機構を介して互いに連結されており、一方が格納位置にある場合には他方も格納位置に位置し、一方が使用位置にある場合には他方も格納位置に位置するように連動して変位するようになっている。また、ベース本体61は図示しないロック機構を備えている。ロック機構は、各サドルアーム62L,62Rが格納位置または使用位置に位置する場合に、各サドルアーム62L,62Rに係合して各サドルアーム62L,62Rを格納位置または使用位置に保持する。
各サドル63L,63Rは、サドルアーム62L,62Rの先端部67L,67Rに連結された支持部69L,69Rと、支持部69L,69Rに取り付けられた円盤状のクッション部70L,70Rとを備えている。クッション部70L,70Rは、搭乗者(すなわち、移動体1に搭乗した操作者)の左右の臀部や大腿部が載せられる着座面を有する。サドルアーム62L,62Rが使用位置(図7中の2点鎖線参照)に位置する場合において、クッション部70L,70Rは、支持部69L,69Rの上方に配置され、着座面が上方を向く。着座した搭乗者D(図11(a)参照)の荷重は、サドル63L,63R、サドルアーム62L,62R、ベース本体61を介して上部フレーム21に加わる。
サドルアーム62L,62Rが格納位置(図2参照)に位置する場合には、サドル63L,63Rの支持部69L,69Rはサドル格納部24内に位置し、クッション部70L,70Rは、その着座面が左方外方または右方外方を向き、サドル格納部24を閉塞する。
なお、移動体1における着座ユニット4は、本実施形態のように搭乗者が搭乗するために使用するものに限定されず、任意の積載物(例えば、操作者が運ぶ荷物等)を支持可能とした構成も可能である。その場合、サドル63L,63Rの形状も支持対象に応じて種々の変更が可能である。
ベース本体61の上部に接続された上壁には、操作者による移動体の支持に供される格納式のハンドル71が設けられている。ハンドル71は、不使用時は、図2中の実線で示すように、ベース本体61の上壁に凹設されたハンドル格納部72に格納される。一方、ハンドル71は、使用時には、図2中の2点鎖線で示すように、前後の脚部71A,71Aが上方にスライドすることによりベース本体61の上方に突出する。操作者は、ハンドル71を把持して、移動体1を持ち上げて運んだり、運転停止中の移動体1を支えてその傾倒を防止したりすることができる。
図3〜図5に示されているように、走行ユニット3は、支持部材としての左右一対のマウント部材81L,81Rと、これらマウント部材81L,81Rにそれぞれ取り付けられた左右一対の電動モータ82L,82Rと、波動歯車装置83L,83Rを介して電動モータ82L,82Rにそれぞれ回転させられる駆動体84L,84Rと、左右の駆動体84L,84Rによって回転させられる主輪85とを備えている。DCモータからなる電動モータ82L,82Rおよび波動歯車装置83L,83Rは周知の構成を有する。電動モータ82L,82Rの出力は、それぞれ波動歯車装置83L,83Rを介して減速された後、駆動体84L,84R(ドライブディスク121L,121R)に伝達されるようになっている。
駆動体84L,84Rは、ドライブディスク121Lと、ドライブディスク121Rに回転可能に支持された複数のドライブローラ122L,122Rとを備えている。左右ドライブローラ122L,122Rは、左右ドライブディスク121L,121Rが連結された状態(すなわち、左右の駆動体84L,84Rが組みつけられた状態)において、所定の距離だけ離間した位置に配置される。左右ドライブローラ122L,122Rの間には主輪85が配置される。
主輪85は、角柱体により構成された無端円環状の環状体161と、環状体161の外周部に嵌着された複数個のインナスリーブ162と、各インナスリーブ162の外周部にボール軸受163を介して回転可能に支持された複数の筒状のドリブンローラ164とにより構成されている。ドリブンローラ164は、ボール軸受163の外周部に嵌着される金属製円筒部164Aと、金属製円筒部164Aの外周面に加硫接着されたゴム製円筒部164Bとにより構成されている。ゴム製円筒部164Bの材質は、ゴムに限られず、可撓性を有する他の樹脂材料等であってもよい。ドリブンローラ164のゴム製円筒部164Bは、移動体1の使用状態(走行状態)において、路面に接地する。
ドリブンローラ164は、インナスリーブ162と共に環状体161の環方向(周方向)に複数個設けられ、主輪85の実質的な外周面をなす。また、各ドリブンローラ164は、自身の配置位置における環状体161の接線周りに回転(自転)可能になっている。
主輪85は、左右の駆動体84L,84Rの間に介装されることによって、駆動体84L,84Rと共に組み付けられる。また、電動モータ82L,82Rは、マウント部材81L,81Rの円筒部の内部に配置されている。このような構成により、下部フレーム22において、移動体1の移動に供される走行ユニット3をコンパクトに収容することが可能となる。
主輪85が左右の駆動体84L,84Rに組みつけられた状態において、ドリブンローラ164のゴム製円筒部164Bの外周面と、左右のドライブローラ122L,122Rの外周面とが接触し、摩擦によってドライブディスク121L,121Rの回転力(推進力)がドライブローラ122L,122Rを介してドリブンローラ164に伝達される。なお、ドライブローラ122L,122Rと主輪85との配置関係や主輪85の駆動の態様について、より詳細な説明が必要ならば、国際公開2008/139740号を参照されたい。
図3に示されているように、下部フレーム22の左右側壁33の外側には、左右ステップベース180L,180Rが設けられる。各ステップベース180L,180Rは、金属材料から形成されて環形状をなし、切欠部36の周縁部および2つの突片37に沿う形状に形成されている。各ステップベース180L,180Rには、2つの突片37間に収まる形状の各突出部181L,181Rが設けられている。各ステップ183L,183Rは、基端部において概ね前後方向に延在する回動軸をもって各突出部181L,181R付近に支持されており、その先端部が基端部の概ね上方に位置し、下部フレーム22に概ね沿った状態となる格納位置(図2参照)と、その先端部が基端部の概ね左右方向に位置し、下部フレーム22から突出した状態となる使用位置(図1参照)との間で開閉するように回動可能に設けられている。
ステップベース180L,180Rと走行ユニット3の左右マウント部材81L,81Rとは、切欠部36の周縁部および2つの突片37を介装した状態でボルト締結される(図5参照)。これにより、ステップベース180L,180Rおよび走行ユニット3が下部フレーム22に固定される。
各ステップベース180L,180Rの内表面には、ひずみセンサ8L,8Rが貼付されている。ひずみセンサ8L,8Rは、公知のひずみゲージであって、ステップ183L,183Rに荷重が加わった際のステップベース180L,180Rのひずみを検出する。
下部フレーム22の下端部には、走行ユニット3の下半部を路面との接地部位を除いて隠蔽するための下部カバー185が取り付けられる。また、下部フレーム22の左右側壁33の外側面には、各突出部181L,181Rおよび各ステップ183L,183Rを除いて各ステップベース180L,180Rを隠蔽するためのサイドカバー186L,186Rが取り付けられている。
次に、電装ユニット11の構成について図4および図8,9を主に参照して以下に説明する。各図に示されているように、電装ユニット11を構成する制御ユニット5と、荷重センサ6と、傾斜センサ7とのそれぞれは、骨格となる電装マウントフレーム202に取り付けられて一体となっている。以下の電装ユニット11の説明では、電装ユニット11が下部フレーム22に取り付けられた状態を基準にして、前後、左右、上下の方向を設定する。
電装マウントフレーム202は、中央部に空間を備えた略矩形状のフレーム部材であり、その周縁部が左右の支持ベース53L,53R上に載置可能な大きさに形成されている。また、電装マウントフレーム202は、下部フレーム22の左右の支持ベース53L,53R上に載置された状態において、左右の支持ベース53L、53Rの雌ねじ孔54aが設けられた連結部54に対応する位置に上下方向に貫通する貫通孔203aが設けられた連結部203を備えている。
荷重センサ6は、z軸方向(鉛直方向)の力およびx軸,y軸回りのモーメントを検出可能な3軸力センサから構成されている。荷重センサ6は、センサ基盤を内蔵するボディ部205と、このボディ部205から上方に突出する入力軸206とを有している。入力軸206は、円柱状に形成され、検出する外力が入力される。入力軸206の外周には基端から先端にわたって雄ねじ溝が形成されている。ボディ部205は、電装マウントフレーム202上に載置され、ねじ締結されている。
入力軸206の基端部の外周部には、板状の連結部材ベース210が取り付けられている。連結部材ベース210は、中央に雌ねじ孔を有し、この雌ねじ孔が入力軸206の基端部206B(図4参照)の雄ねじ溝と螺合することによって入力軸206に固定されている。なお、入力軸206の先端は、連結部材ベース210の上方に突出している。
連結部材ベース210が入力軸206に取り付けられた状態で、連結部材ベース210の前部には、前方側に延出する第1コネクタベース211がねじ締結されている(図9参照)。連結部材ベース210の後部には第2コネクタベース212がねじ締結されている。
傾斜センサ7は、公知のジャイロスコープである。傾斜センサ7は、そのハウジングとして機能する電装マウントフレーム202の内部に配置され、電装マウントフレーム202にねじ締結されている。傾斜センサ7は、鉛直方向(上下方向)を基準にして、鉛直方向からの傾斜角度を検出する。
図9に示されているように、制御ユニット5は、電装マウントフレーム202の後方および下方に積層状態に配設された、制御基板241と、電源基板242と、左モータドライバ基板243と、右モータドライバ基板244と、I/Oインターフェース基板245とを備えている。そして、電装マウントフレーム202の下方に配設された各モータドライブ基板243,244の前側に電動の送風ファン247が配設されている。
制御基板241は、マイクロコンピュータを構成するCPUを有し、電動モータ82L,82R等の制御に供される制御回路261(図10参照)を備えた基板である。制御基板241は、上下に配列された傾斜センサ7と電源基板242の一側(ここでは、後方)において、上下方向に(すなわち、基板表面が前後方向と直交しかつ前方を向くように)延在して、当該傾斜センサ7と電源基板242の後端とに亘って架け渡されるように配置されている。制御基板241の上部は、図示しないスペーサおよび連結部材を介して電装マウントフレーム202(すなわち、傾斜センサ7のハウジング)の後端面に固定されている。また、制御基板241の下部は、スペーサ402および連結部材252を介して電源基板242の後端に接続されている。このような構成により、電装マウントフレーム202(傾斜センサ7)と制御基板241と電源基板242とがコ字状に配置されるため、そのコ字状の空間を利用することにより、制御基板241と傾斜センサ7との間の信号ライン405、ならびに制御基板241と電源基板242との間の電力ライン406および信号ライン407の各長さがそれぞれ短縮され、配線量を低減することができる。
電源基板242は、バッテリユニット10から供給された電源電圧を所定の電圧に変換する電圧制御回路を備えた基板である。電源基板242は、電装マウントフレーム202の前端部から下方へと延出する連結部材251によって電装マウントフレーム202の下方に、前後方向かつ左右方向に延在するように取り付けられている。電源基板242と、左右のモータドライバ基板243,244とは、複数のスペーサ部材401によってそれぞれの基板表面が互いに平行に配置されている。このような構成により、電源基板242と左モータドライバ基板243との間の電力供給に用いられる電力ライン408、ならびに電源基板242と右モータドライバ基板244との間の電力供給に用いられる電力ライン409の長さがそれぞれ短縮され、配線量を低減することができる。
電装ユニット11の上部における一側(後方)には上部フレーム21側の電装品と電気的に接続するための第2コネクタ216が設けられ、電装ユニット11の上部における他側(前方)には上部フレーム21側の電装品と電気的に接続するための第1コネクタ214が設けられている。第1コネクタ214は、上部フレーム21側の前側に設けられた第3コネクタ297(図4参照)と接続され、前側にて、バッテリ281からの電力供給やバッテリマネジメント基板282との制御信号の送受信等に用いられる。また、第2コネクタ216は、上部フレーム21側の後側に設けられた第4コネクタ301(図4参照)と接続され、後側にて、バッテリ281からの電力供給やバッテリマネジメント基板282との制御信号の送受信等に用いられる。
第1コネクタ214と電源基板242との間の電力供給や制御信号の送受信に用いられる電力・信号ライン(接続ライン)411は、傾斜センサ7と電源基板242との前方(すなわち、制御基板241とは逆側)に配設されている。これにより、バッテリ281から電源基板242への配線が最適化されて、コンパクトな電装ユニット11を実現することができる。
左モータドライバ基板243は、電動モータ82LのPWM制御に供される左ドライバ回路(インバータ回路)253を備えた基板であり、右モータドライバ基板244は、電動モータ82RのPWM制御に供される右ドライバ回路(インバータ回路)254を備えた基板である(図10参照)。左モータドライバ基板243は、スペーサを介して電源基板242の下方に、電源基板242と平行に取り付けられている。右モータドライバ基板244は、スペーサを介して左モータドライバ基板243の下方に、左モータドライバ基板243と平行に取り付けられている。この構成により、電源基板242と左モータドライバ基板243との間と、左モータドライバ基板243と右モータドライバ基板244との間には、前後方向に延在する通気路246が形成される。
I/Oインターフェース基板245は、入力インターフェース回路265および出力インターフェース回路266(ともに図10参照)を備えた基板である。I/Oインターフェース基板245は、電源基板242の後方に配置された制御基板241の更に後方において、上下方向に延在するように配置されている。両基板241,245は、複数のスペーサ部材403によってそれぞれの基板表面が互いに平行に配置されている。
上記電装ユニット11では、荷重センサ6、傾斜センサ7、電源基板242、および左右の左モータドライバ基板243,244を上から順に一体的に配置したため、コンパクトな構成を実現しつつ、フレーム2の自由度を高めることが可能となる。また、下部フレーム22と上部フレーム21の分離により電装ユニット11が容易に露出するため、このような簡易な構成により電装ユニット11のメンテナンス等が可能となるという利点もある。
送風ファン247は、電動軸流ファンであって良い。送風ファン247は、連結部材251の下端に締結され、左モータドライバ基板243および右モータドライバ基板244の前方に配置されている。送風ファン247は、その吸い込み口が前方を向きかつ前側通気孔39Aに対峙し、吐き出し口が後方を向き、送風方向が後側通気孔39Bに向かうように配置されている。
次に、電装ユニット11の下部フレーム22への固定構造について説明する。図8に示すように、電装マウントフレーム202の各連結部203の上下には、可撓性を有する一対のゴムブッシュ270A,270Bが装着されている。各ゴムブッシュ270A,270BにはボルトB1が挿通され、電装マウントフレーム202と各支持ベース53L,53Rとが締結されている。このように、ゴムブッシュ270A,270Bを介して電装マウントフレーム202を支持ベース53L,53Rに支持させた構成によって、下部フレーム22からの振動は、ゴムブッシュ270で緩衝(遮断)され、電装ユニット11に伝達され難くなっている。
下部フレーム22に取り付けられた電装ユニット11は、上部フレーム21と下部フレーム22との接続部を形成するくびれ部2A内に位置し、送風ファン247、左モータドライバ基板243、右モータドライバ基板244が、下部フレーム22の前後側壁34に形成された前側および後側通気孔39A,39B間に配置される。
このような構成により、送風ファン247によって前側通気孔39Aから導入された外部からの冷却空気が、左モータドライバ基板243と右モータドライバ基板244との間に形成された通気路246を通過し、昇温された空気が後側通気孔39Bから排出される。したがって、送風ファン247および通気路246を用いて、電装ユニット11に設けられた電装品の中でも特に発熱量が大きいパワー素子243a,244a(図9参照)が搭載されている左および右モータドライバ基板243,244を効率良く冷却することができるため、電装ユニット11のコンパクト化を実現しつつ、その温度上昇を効果的に抑制することが可能となる。また、電装ユニット11が下部フレーム22のくびれ部2A内に配置されていることから、前側および後側通気孔39A,39B間の流路長が短くなり、より効率的な冷却が可能となっているという利点もある。
次に、バッテリユニットの構成について説明する。図4および図6に示されているように、バッテリユニット10は、2つのバッテリ281,281と、これらバッテリ281,281にそれぞれ取り付けられた2つのバッテリマネジメント基板282,282とを備えている。各バッテリマネジメント基板282は、図示しないマイクロコンピュータを構成するCPUやメモリ等を有するバッテリマネジメント回路285(図10参照)を備えており、各バッテリ281,281の充放電や使用するバッテリ281,281の選択を行う。なお、バッテリマネジメント基板282,282は、必ずしもバッテリ281,281と共にバッテリユニット10を構成する必要はなく、例えば、電装ユニット11に設けてもよい。しかしながら、バッテリマネジメント基板282,282をバッテリ281,281と共に上部フレーム21に配置することにより、下部フレーム22から上部フレーム21を分離してバッテリ281,281の充電を容易に行うことができる。
バッテリ281,281は、上部フレーム21における環状部分の内部空間26の形状に対応するように、所定の曲率をもって湾曲状に形成されている。これにより、バッテリ281,281は、上部フレーム21の下部開口部25を通して、上部フレーム21の前部内部空間26Aと、後部内部空間26Bとに分離して挿入され、上部フレーム21の各支持ベース51L,51Rにねじ締結されたバッテリブラケット291によって下方から支持されている。
このように、バッテリ281,281を上部フレーム21の環状部分の内部空間26の前後に配置することにより、移動体1の前後の重量バランスが均一化される。したがって、移動体1の重心位置の前後方向の偏りが防止され、安定した倒立振子制御が可能となるとともに、ハンドル71を使用した持ち運びも容易となるという利点がある。
次に、上部フレーム21、着座ユニット4、バッテリユニット10等から構成される上部構造体13と、下部フレーム22、走行ユニット3、電装ユニット11等から構成される下部構造体14との連結構造について説明する。
上部フレーム21と下部フレーム22との連結に際しては、互いの下部開口部25と上部開口部31とを対向させるようにして配置し、上部構造体13に設けられた図示しないガイド孔に下部構造体14の第1ガイドピン215および第2ガイドピン217(ともに図9参照)を挿入し、上部構造体13と下部構造体14とを組み合わせる。この状態で、図4に示すように、第1コネクタ214は第3コネクタ297に連結され、第2コネクタ216は第4コネクタ301に連結される。これにより、上部フレーム21と下部フレーム22とが電気的に接続され、両者の間で電力供給や制御信号の送受信が可能となる。また、上部フレーム21の接続凹部29の下面は、荷重センサ6の入力軸206に連結された連結部材ベース210の上面に当接し、入力軸206の先端部は接続凹部29の連結孔30を下方から上方に向けて貫通する。この状態で、入力軸206の先端部にナット314を螺合させ、連結部材ベース210とナット314との間に接続凹部29の底部が挟持される。このようにして、上部フレーム21と荷重センサ6の入力軸206とが連結される。さらに、下部フレーム22の上部開口部31を画成する周縁部は、上部フレーム21の下部開口部25を画成する周縁部よりもやや小径に形成されており、周縁部の内側に遊嵌された状態にある。
以上の連結構造によって、上部構造体13は荷重センサ6を介して下部構造体14に支持される。そのため、図11(a)に示されるように搭乗者Dが着座ユニット4に着座した場合には、搭乗者Dの重量は上部構造体13を介して荷重センサ6の入力軸206に入力される。
図10に示されているように、制御回路261には、入力インターフェース回路265を介して、荷重センサ6、傾斜センサ7、ひずみセンサ8L,8Rからの信号が入力される。この制御回路261は、倒立振子制御を行うものであって、入力される各種信号に基づいて、移動体1の倒立姿勢を維持すべく、左右ドライバ回路253,254を駆動させるためのPWM信号を生成する。
荷重センサ6は、入力軸206に入力される荷重に応じた信号を、制御回路261に出力する。ひずみセンサ8L,8Rは、ステップ183L,183Rに加わる荷重に応じた信号を、制御回路261に出力する。傾斜センサ7は、所定の基準線に対する自身の傾きに応じた信号を制御回路261に出力する。
制御回路261は、荷重センサ6からの信号に基づいて、入力軸206に入力される荷重を算出し、算出した荷重と所定の閾値とを比較して、着座ユニット4に搭乗者が着座しているか否かを判定する。また、制御回路261は、ひずみセンサ8L,8Rからの信号に基づいて、ステップ183L,183Rに加わる荷重を算出し、算出した荷重と所定の閾値とを比較して、ステップ183L,183Rに搭乗者が足を乗せているか否かを判定する。
更に、制御回路261は、着座ユニット4に着座しているか否かの判定結果と、ステップ183L,183Rへ足を乗せているか否かの判定結果とに基づいて、移動体1への搭乗者の有無および搭乗者の搭乗姿勢を判定する。本実施形態に係る移動体1では、図11(a)に示されるように、搭乗者Dは着座ユニット4に着座して搭乗する着座搭乗姿勢と、図11(b)に示されるように、左右ステップ183L,183R上に起立し、格納位置にある着座ユニット4のクッション部を膝部および大腿部で挟みこむようにして搭乗する起立搭乗姿勢とをとることができる。着座ユニット4に着座していないと判定し、ステップ183L,183Rへ足を乗せていないと判定した場合には、移動体1に搭乗者はない(非搭乗状態)と判定する。着座ユニット4に着座していると判定した場合には、移動体1に搭乗者Dが着座搭乗姿勢で搭乗している(着座搭乗状態)と判定する。着座ユニット4に着座していないと判定し、ステップ183L,183Rに足を乗せていると判定した場合には、移動体1に搭乗者Dが起立搭乗姿勢で搭乗している(起立搭乗状態)と判定する。
また、制御回路261は、傾斜センサ7からの信号に基づいて、主輪85の回転中心と搭乗者Dを含む移動体1の重心とを結んだ軸線Bと鉛直方向とのなす角度である傾斜角θ(図11(b)ではθ=0の状態を示している。)を所定の演算処理により算出する傾斜推定部269を有する。傾斜角θは、前後方向をx軸、左右方向をy軸、鉛直方向をz軸とするxyz座標系を想定すると、x軸方向への傾斜角であるx成分θxと、y軸方向への傾斜角であるy成分θyとからなる。
そして、制御回路261は、傾斜角θに基づいて倒立振子制御を行う。倒立振子制御では、移動体1全体および搭乗者を含む重心を、走行ユニット3(主輪85)の接地点の概ね真上に位置させるように、傾斜角θを制御目標値である基準角θtに一致させる。搭乗者の有無および搭乗姿勢によって移動体1全体および搭乗者を含む重心位置が変化するため、基準角θtは移動体1の非搭乗状態、着座搭乗状態、起立搭乗状態の各状態において設定されている。
上記構成の移動体1では、各構成要素のうち比較的重量の大きい走行ユニット3とバッテリユニット10とが下部フレーム22と上部フレーム21とにそれぞれ離間して配置されると共に、それらの間に傾斜センサ7を配置する構成とした。そのため、移動体1のコンパクト化を実現しつつ、その重心位置と傾斜センサ7の設置位置(くびれ部2A)とを一致(または略一致)させることができ、傾斜センサ7の検出結果に基づく加速度(移動体1の傾斜角θ)の推定誤差が小さくなって制御応答性が向上する。加えて、移動体1の上下の重量バランスがより均一化され、移動体1を横倒しにした状態での持ち運びが容易となるという利点もある。
また、上記構成の移動体1では、上部フレーム21に着座ユニット4を設けたため、走行ユニット3の重量がバッテリユニット10に比べて大きい場合でも移動体1の上下の重量バランスを均一化することが可能となり、移動体1の重心位置と傾斜センサ7の設置位置とを略一致させることが容易となる。
また、上記構成の移動体1では、上部フレーム21に着座ユニット4を設けると共に、下部フレーム22にステップ183L,183Rを設けたため、搭乗者の荷重が下部フレーム22と上部フレーム21とに分散され、搭乗者を含めた移動体1の重心を傾斜センサ7の設置位置付近におくことができる。
次に、このように構成された移動体1における送風ファン247の制御について以下に説明する。図10に示されるように、電装ユニット11には、制御回路261からの制御信号が出力インタフェース回路266を介して入力されるファン駆動回路267が設けられている。ファン駆動回路267により送風ファン247に電力が供給される。このようにして、制御回路261とファン駆動回路267とを用いて送風ファン247の回転が制御される。
また、左ドライバ回路253と右ドライバ回路254とには、それぞれに対応する左用および右用温度センサ268L,268Rが各基板243,244の適所に設けられている。各温度センサ268L,268Rの検出信号は各基板温度検出値として入力インタフェース回路265を介して制御回路261に入力する。
また、制御回路261は、流入風の風量の大きさ(または動圧)を判別する流入風量判別手段としての移動方向判別部271と、送風ファンの247の回転速度を決定するファン制御手段としてのファン制御部272とを備えている。ファン制御部272では、各ドライバ回路253,254の各基板温度に応じて送風ファン247の回転速度を決定する。
また、移動方向判別部271は、例えば、制御回路261からの各ドライバ回路253,254に対する駆動制御信号に基づいて、移動体1が前進するか、停止または左右方向に移動するか、後進するかを判別し、3状態のいずれか1つの判別信号をファン制御部272に出力する。
ファン制御部272では、上記温度に基づいて決定した回転速度に対して、移動状態に応じて送風ファン247の回転速度を高低変化させることを優先する。その出力信号がインタフェース回路266を介してファン駆動回路267に出力され、ファン駆動回路267では、ファン制御部272の出力信号に基づいた回転速度で送風ファン247を回転させる。移動体1の移動方向により走行風の前側通気孔39Aからの流入量が変化することから、移動方向の判別により流入風の風量の大きさを判別することができる。なお、予め実験により関係を求めてマップ化しておいても良い。
次に、上記基板温度に対する送風ファン247の回転速度の制御要領を図12を参照して説明する。図12において、横軸が基板(243,244)温度であり、縦軸がファン(247)回転速度であり、実線は前進時、一点鎖線が停止または左右方向の移動時、二点鎖線が後進時の場合をそれぞれ示す。基板の昇温を冷却する冷却風は、走行風の移動体1内への流入風と、送風ファン247による送風とを合わせたものである。走行風の流入量は移動体1の移動方向の違いで前側通気孔39Aから入る風量が変化することにより増減し、送風ファン247による送風量は送風ファン247の回転速度の違いで増減する。
したがって、走行風の流入量と送風量とを合わせた冷却風量を基板温度の上昇に対する冷却に必要な分だけを移動方向にかかわらず常に一定量確保するようにすると良く、それに対応させて上記したように移動方向の違いを3つに分けて制御する。このように移動方向の違いを判別するという簡易な判別により、走行風の流入風の動圧変化を判別することができ、特別な風圧計等を設ける必要が無いため、装置を低コスト化し得る。さらに、動圧を計測(または算出)して判断する場合には動圧変化は移動方向が変化して暫くしてから生じることになり、応答遅れが生じるのに対して、本発明によれば、移動方向を制御信号から判断して制御を変えるため、移動方向を変えると同時に変化させるという応答性の良い制御を行うことができる。
なお、前進時には前側通気孔39Aから走行風が流入し、その流入風は図7の二点鎖線の矢印Wに示されるように後方に向けて流れ、後側通気孔39Bから流出される。また、送風ファン247による送風方向は図9の二点鎖線の矢印F1に示されるように前進時に走行風が流入して流れる方向と同じである。これにより、前進時には、送風ファン247による送風F1のみならず、走行風による流入風Wも基板243,244の冷却に有効である。なお、送風F1の一部は矢印F2に示されるように制御基板241とI/Oインターフェース基板245との間を上昇するように流れ得る。これにより、制御基板241およびI/Oインターフェース基板245に対しても冷却することができる。
一方、停止時や左右方向移動時には前側通気孔39Aからの走行風の流入は無いに等しい。したがって、この場合の基板243,244の冷却には送風ファン247による送風が大部分を占める。さらに、後進時には、後側通気孔39Bから走行風が流入し得るため、その流入風は上記矢印Wとは逆向きの流れとなる。この逆向きの流れは送風ファン247による送風を阻害することになり、冷却に必要な風量を確保するためには、その損失分を補うように送風ファン247による送風量を増やすと良い。
送風ファン347の回転速度制御は温度制御を基準としている。図12に示されるように、低温状態から温度が上昇した場合に、特に積極的に冷却する必要が無いとして良い所定の第2温度t2未満では送風ファン247を停止状態にする。第2温度t2は、これ以上の高温領域では温度上昇を積極的に抑制することが好ましい温度とすると良い。いずれかの基板243,244の温度が第2温度t2になったことが検出された場合には、送風ファン247を所定の第1回転速度N1a(N1b,N1c)で回転させる。
図示例では、第1回転速度を、上記移動方向の違いに対応させて、前進時第1回転速度N1aと、停止・横行時第1回転速度N1bと、後進時第1回転速度N1cとの3段階の回転速度として設定している。前進時第1回転速度N1aは、走行風の流入により冷却することができるため、送風ファン247による送風量を少なくすることができ、1番低い回転速度に設定されている。それに対して、停止時や左右移動となる停止・横行時第1回転速度N1bは、走行風の流入による冷却は期待できないため、送風ファン247による送風での冷却になり、その分に応じて前進時第1回転速度N1aよりも高い回転速度に設定されている。さらに、後進時第1回転速度N1cは、走行風による流入方向が逆向きとなる(後側通気孔39Bから流入)ため、それによる損失分を考慮した冷却風を発生させるべく停止・横行時第1回転速度N1bより高い回転速度に設定されている。
第2温度t2より高く第3温度t3より低い温度増減範囲では、図示例では、移動方向の違いにかかわらず同じ変化率で温度変化に比例させてファン回転速度を増減させるようにしている。図に示されるように、移動方向の違いによる各回転速度の差は一定のままである。これにより制御を簡略化することができる。本制御では、送風ファン247の回転速度を、温度に基づく制御に優先して移動方向に応じた高低変化制御を行うものであり、第2温度t2以上において移動方向が変化したと判別された場合にはその時の温度に対する判別された移動方向に対応する回転速度にシフトする。
温度が上昇して第3温度t3に達したら、送風ファン247の回転速度は各移動方向の違いに応じてそれぞれ回転速度N2a,N2b(>N2a),N2c(>N2b)となる。そして、第3温度t3以上では、各移動方向に対応させた送風ファン247の各最大回転速度N2a,N2b,N2cで一定とする。なお、第3温度t3は、通常使用状態ではそれ以上の温度上昇は滅多に無いと想定される温度であってと良い。
高温側(第3温度t3側)から温度が低下する場合には第2温度t2〜第3温度t3の範囲では上昇時と同じ増減制御であって良い。それに対して、第2温度t2からそれ以下に低下した場合には、第2温度t2よりも低い第1温度t1に至るまで、すなわち第1温度t1〜第2温度t2の範囲で上下する場合には、第2温度t2時の各回転速度N1a,N1b,N1cを維持する。この場合も、移動方向が変化したと判別された場合には、その変化した移動方向に応じた回転速度にシフトする。そして、第1温度t1まで低下したら、移動方向にかかわらず送風ファン247を停止状態にする。
このように基板温度が上昇する場合の制御と低下する場合の制御とにおいて、送風ファン247を停止状態にする閾値となる第1温度t1または第2温度t2に対して、各温度t1,t2に至る基板温度の上昇または下降変化に対してヒステリシスを設けることにより、送風ファン247が頻繁に回転停止を行うことを回避することができ、安定した確実なファン制御を行うことができる。第2温度t2以下の場合は、パワー素子243a,244aに大電流が流れない低速や低トルク駆動状態が該当し、そのような場合には走行音は低く、特に静かな環境での使用時に送風ファン247の回転停止が頻繁に起こると低音ではあっても騒音と感じられてしまう。それに対して、上記したようにヒステリシスを設けることにより、送風ファン247の頻繁な回転停止が防止されるため、騒音を低減でき、品質を向上し得る。
また、上記したように、移動方向の違いに応じて送風ファン247の回転速度を変えることにより、いずれの移動方向においてもパワー素子243a,244aの発熱に対する冷却条件を一定に保つことができるばかりでなく、後進時に対して他の移動方向の場合には送風ファン247の回転速度を抑制しており、無駄な電力消費を防止することができるため、送風ファン247の寿命を延ばすことができ、また1回の充電当たりのバッテリ保持時間も延ばすことができる。
以上、本発明を特定の実施形態に基づいて詳細に説明したが、これらの実施形態はあくまでも例示であって、本発明はこれらの実施形態によって限定されるものではない。例えば、図12に示されるようなマップ制御によらず、温度に基づいて回転速度を算出する式に補正係数を設け、その補正係数を移動方向に応じて持ち替えるようにして制御する構成も可能である。また、電装ユニットにおいては、各構成要素の配置は互いに入れ替えることが可能であり、場合によっては、一部の構成要素を省略することも可能である。
1…倒立振子型移動体、2…フレーム、3…走行ユニット、11…電装ユニット(制御装置)、243a,244a…パワー素子、247…送風ファン、267…ファン駆動回路(ファン制御手段)、268L,268R…温度センサ、271…移動方向判別部(流入風量判別手段)、272…ファン制御部(ファン制御手段)

Claims (4)

  1. 倒立状態で前後左右に移動可能な走行ユニットと、前記走行ユニットを駆動制御する電装品が設けられた制御装置と、前記電装品の発熱を送風により冷却するための送風ファンと、前記制御装置と前記送風ファンとを内蔵するフレームとを有する倒立振子型移動体において、
    前記フレームに、前記倒立振子型移動体の前進方向に開口する通気孔が設けられ、
    前記送風ファンが、前記前進時に生じる走行風が前記通気孔から流入して前記フレーム内を流れる流入風の方向と同方向に送風するように設けられ、
    前記流入風の風量の大きさを判別する流入風量判別手段と、
    前記電装品の発熱を冷却するための冷却風の風量を略一定にするべく前記流入風の風量の大きさに応じて前記送風ファンの回転速度を変化させるファン制御手段とを有することを特徴とする倒立振子型移動体の電装部品冷却装置。
  2. 前記流入風量判別手段は、前記走行ユニットの移動方向の違いに応じて前記流入風の風量の大きさを判別することを特徴とする請求項1に記載の倒立振子型移動体の電装部品冷却装置。
  3. 前記制御装置に前記電装品の発熱による温度を検出する温度センサが設けられ、
    前記ファン制御手段は、前記温度の高低に応じて前記送風ファンの回転速度を増減させる制御を行うと共に、前記温度の高低による制御よりも前記流入風の風量の大きさによる制御を優先させることを特徴とする請求項2に記載の倒立振子型移動体の電装部品冷却装置。
  4. 前記ファン制御手段は、前記温度の高低に応じて前記送風ファンの回転速度を増減させる制御を行う場合に前記温度の所定の範囲にヒステリシスを設けていることを特徴とする請求項3に記載の倒立振子型移動体の電装部品冷却装置。
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