JP2011110018A - 藺草用育苗箱 - Google Patents

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Hidehiro Okada
英博 岡田
Tetsuya Uchida
内田  哲也
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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【課題】 藺草苗の根は稲苗よりも強く、苗移植機で藺草のマット苗から一株分の苗を分離針で掻き取る際に分離し難く、掻き取りミスが生じたり一株分より多く掻き取ったりして植付姿勢が乱れることが有る。そこで、本発明は苗移植機で取り扱い易いマット状の藺草苗を栽培する藺草用育苗箱を提供することを課題とする。
【解決手段】長方形の苗箱1の底部に長手方向に向かって複数の突条2を設けると共に、該突条2に沿って底板3を貫通する透孔4を設けて藺草用育苗箱を構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、藺草移植機で取り扱い易い藺草のマット苗を栽培する藺草用育苗箱に関する。
育苗箱は、実開昭64−17150号公報や実開平7−30634号公報に記載されているように、底部に水の偏りを防ぐ縦横の突条を設け、底板に水を流す透孔を設けた構成である。
実開昭64−17150号公報 実開平7−30634号公報
藺草苗の根は稲苗よりも強く、苗移植機で藺草のマット苗から一株分の苗を分離針で掻き取る際に分離し難く、掻き取りミスが生じたり一株分より多く掻き取ったりして植付姿勢が乱れることが有る。
そこで、本発明は苗移植機で取り扱い易いマット状の藺草苗を栽培する藺草用育苗箱を提供することを課題とする。
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、長方形の苗箱1の底部に長手方向に向かって複数の突条2を設けると共に、該突条2に沿って底板3を貫通する透孔4を設けて藺草用育苗箱を構成した。
この構成で、この藺草用育苗箱1で育てたマット状の藺草苗は、突条2に沿って一部の根が透孔から底板を通って下方に伸びているので、この底板3底部に伸びる根を底板3の外側で切り取って苗をマット状に剥がして移植用マット苗とすることが出来る。
請求項2に記載の発明は、苗箱1の周囲を囲う箱枠5の内側に沿って周透孔6を設けてなる請求項1に記載の藺草用育苗箱に構成した。
この構成で、この藺草用育苗箱で育てたマット状の藺草苗は、箱枠5に達した根が周透孔6から底板3を通って下方に伸びているので、この底板3底部に伸びる根を底板3の外側で切り取って苗をマット状に剥がして移植用マット苗とすることが出来る。
請求項3に記載の発明は、底板3を貫通する透孔4と周透孔6を長手方向に一定間隔で並ぶ孔列で構成した請求項1或いは請求項2に記載の藺草用育苗箱とした。
この構成で、藺草用育苗箱の底板3の強度が透孔4と周透孔6で弱くなることが無い。
請求項4に記載の発明は、苗箱1の底部に突条2に向かう複数の筋状の溝7を形成してなる請求項1乃至請求項3に記載の藺草用育苗箱とした。
この構成で、藺草苗の根が溝7に沿って突条2に向かって成長して、根が複雑に絡み合うことが無い。
請求項1に記載の発明で、この苗箱1で育てたマット状藺草苗は、突条2位置に沿った底部で根の一部が切り取られているので、苗移植機の分離針での掻き取り時に突条2位置で分離しやすく苗株の掻き取りがスムースに行われて、植え付けが支障なく継続できる。
請求項2に記載の発明で、この苗箱1で育てたマット状藺草苗は、箱枠5に達した周囲の根が切り取られて絡まりがなくなっているので、苗移植機の分離針での掻き取り時に分離しやすく植え付けが支障なく継続できる。
請求項3に記載の発明で、透孔4と周透孔6から根が下方へ伸びるのを妨げられず、苗箱1の強度も弱くならない。
請求項4に記載の発明で、この苗箱1で育てたマット状藺草苗は、根が突条2に向かっているので、絡まりが少なく、苗移植機の分離針でマット苗から一株分の苗が掻き取り易くなる。
(a)、(b)、(c)藺草苗育成の作業手順を示す側断面図である。 育苗箱の平面図である。 育苗箱の側断面図である。 (a)、(b)育苗箱の一部拡大断面図である。 別の育苗形態を示す側断面図である。 さらに別の育苗形態を示す側断面図である。 さらに別の育苗形態を示す側断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に示す実施例を参照しながら説明する。
育苗過程を図1で時間の経過とともに説明すると、まず、12月に稚苗を一面に200個のポット状小苗穴11を形成した200穴トレイ10の小苗穴11に植え付け、畑において育てる。次に、5月中に前記小苗穴11よりも孔径の大きなポット状中苗穴13を形成した128穴トレイ12の中苗穴13に小苗穴11から抜き出した苗を差し込み周囲に土を供給して苗を安定し、この128穴トレイ12を水プールに浸けて育苗する。
さらに、7月中に前記中苗穴13よりも孔径の大きなポット状大苗穴15形成した50穴トレイ14に、中苗穴13から抜き出した苗をその根鉢の約半分を水平に切断して、大苗穴15に差し込み周囲に土を供給して苗を安定し、この50穴トレイ14を8月まで水プールに浸けて育苗し、その後畑において育てる。根鉢の約半分を水平に切断することで、過密な根巻を防ぎ、活着を良くし、底面が広がって植付姿勢を安定する。
その後、9月に大苗穴15から苗を抜き出して土を除き、二株程度に分割し、苗挿し機に供給して図2に示す苗箱1に苗を本植付時に使用する苗移植機の植付間隔で移植して11月までマット苗に育てる。
以上の藺草苗の増殖方法であれば、従来の圃場で苗を育てる方法と比較して、9月に行う株割が楽に行えて作業能率が向上する。なお、一時期苗を畑において育てるのは、水を切ることで根が太く丈夫になるためである。
次に、苗箱1の説明をすると、苗箱1の底部に長手方向の突条2を複数設け、この突条2の外側に沿って底板3を貫通する透孔4を設けている。この透孔4は、連続していても短い穴を並べて構成しても良く、短い穴の連続の方が苗箱1の剛性を高める。透孔4は突条2の内側に設けても良い。
突条2は、根が横に張るのを規制し、苗移植機の分離針でマット苗から一株分の株を掻き取り易くするので、突条2の配置間隔を狭くすると株の掻き取りが容易になる。また、透孔4や周透孔6の孔径を大きくしたり穴ピッチを狭くすることで底板3から下方へ伸びる根を多くして、この根を切ったマット苗の株の掻き取りが容易になるが、苗箱1の剛性が低下しない程度かつマット苗の一体性を維持する程度で、透孔4や周透孔6の孔径と穴ピッチを決定する。
透孔4の断面形状は、図4(a)の如くすり鉢状にしたり(b)の如く段付きすり鉢状にしたりすることで、粉状培土が流れ難く、透孔4を通って下に伸びた根を切り易くなる。
また、苗箱1の底板3上面には突条2に向かう網状の細かい溝(シボ)7を設けて根が突条2を乗り越えて透孔4から底に伸びるようにしている。
また、苗箱1の周囲を囲む箱枠5の底部にも前記透孔4と同様の周透孔6を設ける。
以上の如く構成した苗箱1でマット苗を育てて、苗移植機に供給する際に、苗箱1の底面から下方に伸びた根を切断し、マット苗を苗箱1から剥ぎ取って、苗移植機に供給し圃場へ定植する。
苗箱1の培土は、底に粉末ピートのような軽い有機粉末を入れ、その上層に粉末粘土を入れると、苗箱1全体が軽くなりプールに浸けた際に有機粉末が流れ出さず、培土に株を挿しやすくなる。
上記の苗増殖方法の他に、図5に示す如く、水槽16に被せたシート状或いは板状の苗支持体17に苗を挿して水耕栽培する方法もある。この場合には苗の成長に伴って株分けを数回繰り返す。
この水耕栽培は、図6の如く、苗容器18の底部に発根防止シート19を敷き、凹凸苗支持体17で苗を支持して、苗容器18をプール16に浸ける方法もある。発根防止シート19に肥料を塗布する。
また、図7に示す如く、苗容器18内に分離容器20を置き、各分離容器20内に苗を苗支持体17で支持する方法もある。この場合には、分離容器20に緩効性肥料を塗布する。
なお、苗の植え替え時に苗を発根促進剤(オキシベロン等)に浸けたり、培養液の溶融酸素濃度を高めたりすることによって、根の発根や成長を促進する。
1 苗箱
2 突条
3 底板
4 透孔
5 箱枠
6 周透孔

Claims (4)

  1. 長方形の苗箱(1)の底部に長手方向に向かって複数の突条(2)を設けると共に、該突条(2)に沿って底板(3)を貫通する透孔(4)を設けた藺草用育苗箱。
  2. 苗箱(1)の周囲を囲う箱枠(5)の内側に沿って周透孔(6)を設けてなる請求項1に記載の藺草用育苗箱。
  3. 底板(3)を貫通する透孔(4)と周透孔(6)を長手方向に一定間隔で並ぶ孔列で構成した請求項1或いは請求項2に記載の藺草用育苗箱。
  4. 苗箱(1)の底部に突条(2)に向かう複数の筋状の溝(7)を形成してなる請求項1乃至請求項3に記載の藺草用育苗箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113179876A (zh) * 2021-04-30 2021-07-30 宁夏中青农业科技有限公司 一种利用“基质栽培枕”种植四茬番茄的栽培方法

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CN113179876A (zh) * 2021-04-30 2021-07-30 宁夏中青农业科技有限公司 一种利用“基质栽培枕”种植四茬番茄的栽培方法
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