JP2011109355A - デジタル放送装置、デジタル放送方法、および、デジタル放送プログラム - Google Patents

デジタル放送装置、デジタル放送方法、および、デジタル放送プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】映像信号をVBR方式によりエンコードする場合に、放送データの出力ビットレートの変動を抑えつつ、映像信号の待ち時間を短縮化すること。
【解決手段】デジタル放送装置1のビットレート調節部90は、映像信号の動き補償予測におけるIフレームから始まるGoP(Group of Pictures)ごとに、フレームバッファ94に格納されている前回のGoPまでの映像フレームの数が所定数を超えるときには、その超過分の映像フレームをパケットにして放送するための増加分のビットレートを今回の送出ビットレートに加算することで、今回のGoPの送出ビットレートを計算し、パケタイズ部95は、計算した送出ビットレートに従って読みとった映像フレームからパケットを作成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル放送装置、デジタル放送方法、および、デジタル放送プログラムの技術に関する。
2003年から我が国ではデジタル放送が開始されており、デジタル放送の映像品質を向上するため、種々の技術が開示されている。
特許文献1には、複数番組向けの複数の映像信号を固定ビットレート方式(CBR:Constant Bit Rate)によりエンコードする際、複数の映像信号を合わせた複雑性を考慮することにより、映像信号を個別にエンコードする場合よりも、映像品質を向上する技術が開示されている。
特許文献2には、複数番組向けの複数の映像信号を、映像品質向上に効果のある変動ビットレート方式(VBR:Variable Bit Rate)により映像信号を符号化する場合において、データサイズの大きなフレームの出現タイミングを映像信号間でずらすことにより、ビットレートを安定化する技術が開示されている。
特開平7−111649号公報 特開平11−355782号公報
ところで、デジタル放送の普及に伴い、デジタル放送を移動体で気軽に楽しめる、いわゆるワンセグ端末が普及し、デジタル放送を視聴する機会が家庭から、車内や電車内などといった外出中へと拡がっている。通常の家庭向けデジタル放送が12セグメントを利用しているのに対し、移動体向けのワンセグ放送では1セグメントのみを利用している。
そのため、ワンセグ放送では番組に割り当てられる帯域が少なく、通常の家庭向けデジタル放送に比べ映像品質の低下が避けられない。特に、1つのチャネルに複数の番組を多重して放送するマルチ編成放送を行う場合において、各番組に割り当てられる帯域はさらにその数分の1となるため、映像品質の低下が顕著となる。そのため、ワンセグ放送においては、少ない帯域で効率よく伝送を行い映像品質を向上する技術が望まれている。
特許文献1に記載された技術は、固定ビットレート方式(CBR方式)により、複数番組向けの複数の映像信号の映像品質を向上する技術であるが、統計多重の考え方を基本としているため、番組数が2つや3つの様に少ない場合、十分であるとは言えない。
CBR方式では、ビットレートが一定である代わりにシーンにより映像品質にむらが生じるという特徴がある。一方、変動ビットレート方式(VBR:Variable Bit Rate)では、ビットレートが変動する代わりに映像品質がほぼ一定となる。そして、映像エンコーダから出力される映像信号は単独で表示可能なIフレームと、他フレームの情報を必要とするPフレームおよびBフレームとから構成される。Iフレームの大きさは、他のフレームよりも特に大きいという性質を持つ。
図9に示すように、特許文献2に記載された技術では、多重される複数の番組間で、Iフレームが出現する位相をずらすことにより、出力されるビットレートの変動を抑えている。例えば、第2番組のIフレームの送出時刻を第1番組のIフレームと重ならないように、約1秒ずらすことにより、多重化された第1,第2番組のデータ量の総和が平滑化される。
一方、デジタル放送においては、番組の切り替えは、Iフレームから始まるGoP(Group of Picture)周期毎に行われる。そして、番組切替操作を行った後、切替後の番組が実際に表示されるのは、Iフレームの出現タイミングである。よって、第1番組から第2番組への番組切替操作が入力されても、第2番組のIフレームが出現するまでの間に、約半周期分の受信待ち時間が受信者側で発生してしまい、不便である。
そこで、本発明は、前記した問題を解決し、映像信号をVBR方式によりエンコードする場合に、放送データの出力ビットレートの変動を抑えつつ、映像信号の待ち時間を短縮化することを、主な目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、入力される映像信号からエンコードされる映像フレームを放送するデジタル放送装置であって、
前記デジタル放送装置が、映像エンコーダと、フレームバッファと、パケタイズ部と、出力部と、ビットレート調節部とを有し、
前記映像エンコーダが、入力される前記映像信号を可変ビットレートのエンコードレートで映像フレームにエンコードして前記フレームバッファに格納し、
前記パケタイズ部が、前記フレームバッファから映像フレームを読み取り、送出ビットレートに従って読みとった映像フレームを含めてパケットを作成し、
前記出力部が、作成されたパケットを放送し、
前記ビットレート調節部が、前記映像信号の動き補償予測におけるIフレームから始まるGoP(Group of Pictures)ごとに、前記フレームバッファに格納されている前回のGoPまでの映像フレームの数が所定数を超えるときには、その超過分の映像フレームをパケットにして放送するための増加分のビットレートを今回の前記送出ビットレートに加算することで、今回のGoPの前記送出ビットレートを計算し、前記パケタイズ部に通知することを特徴とする。
その他の手段は、後記する。
本発明によれば、映像信号をVBR方式によりエンコードする場合に、放送データの出力ビットレートの変動を抑えつつ、映像信号の待ち時間を短縮化することが可能となる。
本発明の一実施形態に関するデジタル放送装置を示す構成図である。 本発明の一実施形態に関するビットレート調節部を示す構成図である。 本発明の一実施形態に関するフレームバッファを示す構成図である。 本発明の一実施形態に関するビットレート調節部によるビットレートの調節内容を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関するビットレート調節部のメイン処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関するビットレート調節部の上方ビットレート制御処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関するビットレート調節部の上限ビットレート制御処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関するビットレート調節部の下限ビットレート制御処理を示すフローチャートである。 複数番組の多重化放送において、互いの番組の送出時刻をずらす方式を示す構成図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、デジタル放送装置を示す構成図である。デジタル放送装置1は、制御装置としてのCPUと、記憶手段としてのメモリと、ネットワークインタフェース(無線放送手段)とを備えるコンピュータとして構成される。なお、図1のデジタル放送装置1では、2つの番組を多重して放送する場合を例に挙げて説明するが、これに限らず1つ以上の任意の番組数を多重して送信してもよい。
デジタル放送装置1は、MPEG−2システムとして、TS(Transport Stream)の伝送形式に従って番組データを放送する。デジタル放送装置1が放送する番組(サービス)は、番組ごとのデータとして、音声データ(第1番組の第1音声、第2番組の第2音声)と、映像データ(第1番組の第1映像、第2番組の第2映像)と、データ放送用データ(第1番組の第1データ、第2番組の第2データ)と、から構成される。さらに、1つ以上の番組ごとのデータを説明するための番組情報データは、PSI/SI(Program Specific Information/Service Information)にまとめて記録される。
デジタル放送装置1は、音声エンコーダ10と、TS変換部20と、多重化部30と、再多重化部40と、同期クロック50と、TS出力部60と、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調部70と、映像エンコーダ80と、ビットレート調節部90と、を含めて構成される。
音声エンコーダ10は、番組ごとの入力音声をエンコードしてAAC(Advanced Audio Coding)フォーマットなどのデジタルデータに符号化し、TS変換部20に出力する。
映像エンコーダ80は、番組ごとの入力映像をエンコードしてH.264フォーマットなどのデジタルデータに符号化し、ビットレート調節部90に出力する。
ビットレート調節部90は、映像エンコーダ80から入力された映像信号のビットレートを調節して、TS変換部20に出力する。
TS変換部20は、入力される音声信号および映像信号をそれぞれTS形式に変換し、1つ以上の入力されたデータ放送を、DSM−CC(Digital storage media command and control)セクションTS形式に変換し、多重化部30に出力する。
多重化部30は、TS変換部20から入力されるDSM−CCセクションTS形式のTSを多重化し、MPEG2TS形式で再多重化部40に出力する。
再多重化部40は、多重化部30から入力されるMPEG2TSにPSI/SI情報を多重化してISDB−T/TS(Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial/Transport Stream)形式に変換してTS出力部60に出力する。
同期クロック50は、TS出力部60とOFDM変調部70との同期を取る。
TS出力部60は、再多重化部40から入力されるISDB−T/TSをTSボードからOFDM変調部70に出力する。
OFDM変調部70は、TS出力部60から入力されるISDB−T/TSを、OFDM変調し、デジタル放送データの放送波として送信する。
以上説明した図1のデジタル放送装置1が扱う各パラメータについて、表を用いて説明する。これらのパラメータは、デジタル放送装置1の記憶手段に格納され、デジタル放送装置1のCPUによって計算のために読み書きされる。
Figure 2011109355
表1に示す各パラメータ(Renc、Rstd、Rsend、Rgop、Rtmp、Rsml)は、ビットレートに関するパラメータである。これらのパラメータの単位は、例えば、bps(bits per second)である。
Figure 2011109355
表2に示す各パラメータ(Tth、Tgop、Tsend、Twait)は、時間に関するパラメータである。これらのパラメータの単位は、例えば、秒(second)である。
Figure 2011109355
表3に示す各パラメータ(Fenc、Fbuf、Fadd、Fth1、Fth2、Fth3)は、フレーム数に関するパラメータである。これらのパラメータの単位は、例えば、枚である。
図2は、ビットレート調節部を示す構成図である。
ビットレート調節部90は、フレーム数取得部91と、フレームサイズ取得部92と、ビットレート変更部93と、フレームバッファ94と、パケタイズ部95と、出力部96とを備えて構成される。このうち、出力部96以外の構成要素は、番組ごとに存在する(図2は2つの番組を扱う例として、2つ存在する)。
フレーム数取得部91は、フレームバッファ94に格納されているフレームの数(Fbuf)を取得する。フレーム数取得部91は、例えば、フレームバッファ94にフレームが入力されるたびにカウンタ値を1ずつ増加(インクリメント)し、フレームバッファ94からフレームが出力されるたびにカウンタ値を1ずつ減少(デクリメント)し、そのカウンタ値をFbufとする。
フレームサイズ取得部92は、フレームバッファ94に格納されているフレームのサイズ(データ量)を取得する。
ビットレート変更部93は、フレーム数取得部91が取得したFbufや、フレームサイズ取得部92が取得したフレームサイズをもとに、パケタイズ部95のビットレート(Rsend)を決定する。
フレームバッファ94は、映像エンコーダ80からエンコードされた映像のフレームを格納するデータ領域である。フレームバッファ94は、Rencのビットレートで映像のフレームを格納する。
パケタイズ部95は、ビットレート変更部93から指定されるRsendに従って、フレームバッファ94から映像フレームを読み取り、パケタイズしてから出力部96に出力する。
出力部96は、1つ以上のパケタイズ部95から出力されるパケットを、TS変換部20に出力する。
図3は、フレームバッファを示す構成図である。
図3(a)のフレームバッファ94は、FIFO(First In First Out)型のキューであり、映像エンコーダ80から映像信号をフレーム単位で入力し、その入力された順に(古い順に)パケタイズ部95に出力する。
図3(b)は、フレームバッファ94に入力される各フレームのビットレート(Renc)を示すグラフである。破線で示すようにデータサイズの大きいIフレームのRencが大きい値になり、その他のデータサイズの小さいPフレームおよびBフレームのRencは小さい値になる。このRencにそのまま追従させて実線で示すようにRsendを指定すると、パケタイズ部95は、出力する映像データのビットレートの変動が大きくなってしまい、放送が不安定になってしまう。
図4は、ビットレート調節部によるビットレートの調節内容を示す説明図である。図4(a)は、図3(b)と同じように縦軸をビットレートとする。図4(b)は、横軸を図4(a)と共通の時間軸とし、縦軸をフレームバッファ94内のフレーム数とする。ビットレート調節部90は、時間変動の激しいRencで映像フレームが入力されたときでも、Rsendをほぼ一定にするように調節する。Rsendは、以下の3つのビットレートのいずれか1つである。
1つめのビットレート「Rgop」は、上方ビットレート制御により、Rsendの増大分をGoP周期で平均化した結果である。Rgopは、1つのGoP期間内では一定値であるため、ビットレートの変動が少なく安定している。Rgopは、GoPの先頭であるIフレームが発生したときに、フレームバッファ94のフレーム数が閾値Fth2を超過したことを契機として再計算され、Rsendとして採用される。
2つめのビットレート「Rtmp」は、上限ビットレート制御により、映像信号の待ち時間が規格により定められている基準値を超えないように、緊急的に対処するための値である。Rtmpは、1フレームごとにフレームバッファ94のフレーム数が閾値Fth1を超過したことを契機として計算され、Rgopよりも優先的にRsendとして採用される。
3つめのビットレート「Rsml」は、下限ビットレート制御により、フレームバッファ94のフレーム数が少なくなったときに、フレームバッファ94からの読み出し処理のアンダーフローの発生を抑制するための値である。Rsmlは、1フレームごとにフレームバッファ94のフレーム数が閾値Fth3未満であることを契機として計算され、Rgopよりも優先的にRsendとして採用される。
このように、ビットレート調節部90は、フレームバッファ94のフレーム数(フレームバッファ94内の各フレームの待ち時間を示す)をもとに、Rsendをきめ細かく制御する。これにより、フレームバッファ94内の各フレームの待ち時間が適正化される。一方、単にRsendを一定に保つ方式では、Iフレームの送出中は待ち時間が増大し、PフレームおよびBフレームの送出中には待ち時間が減少する。
さらに、Rgopによる大まかな(GoP単位の)ビットレート制御と、RtmpおよびRsmlによる細やかな(1フレーム単位の)ビットレート制御とを、併用することにより、RtmpおよびRsmlの計算回数を抑制することができ、Rsendの変動を抑えられる。
図5は、ビットレート調節部90の処理を示すフローチャートである。
S101において、ビットレート調節部90は、フレームバッファ94の初期化処理を実行する。初期化処理とは、例えば、フレームバッファ94を空にした後、映像エンコーダ80から初期化単位数(例えば2フレーム)の映像フレームをまとめてフレームバッファ94に格納し、Fbufに初期化単位数を代入する。
S102において、パケタイズ部95は、フレームバッファ94よりフレームを1つ取得する。フレーム数取得部91は、Fbufから取得したフレーム分である1を引く。フレームサイズ取得部92は、取得したフレームのフレームサイズを取得する。
S111において、ビットレート変更部93は、S102で更新されたFbufとFth1とを用いた判定式を評価し、その評価結果に応じてRgopを再計算し、その再計算結果をRsendに代入する(詳細は、図6)。
S112において、ビットレート変更部93は、S102で更新されたFbuf(の補正値)とFth2とを用いた判定式を評価し、その評価結果に応じてRtmpを計算し、その計算結果をRsendに代入する(詳細は、図7)。
S113において、ビットレート変更部93は、S102で更新されたFbufとFth3とを用いた判定式を評価し、その評価結果に応じてRsmlを計算し、その計算結果をRsendに代入する(詳細は、図8)。
S121において、パケタイズ部95は、代入されたRsendに従い、S102でフレームバッファ94より取得したフレームをパケタイズする。出力部96は、パケタイズされたパケットをTS変換部20に出力する。この出力処理が完了してから、次のS122の処理に進む。
S122において、放送を終了するか否かを判定し、放送を終了しないとき(S122,No)には、S102に戻る。
図6は、S111における上方ビットレート制御を説明する図である。上方ビットレート制御は、GoP周期単位でフレームバッファ94に蓄えられている映像信号の待ち時間が増大した際に、Rgopを再計算してRsendに代入することで、映像信号の待ち時間を抑える制御である。
S201において、パケタイズ部95が取得したパケットが、GoPの先頭であるIフレームか否かを判定する。S201でYesならS202に進み、NoならS207に進む。
S202において、RgopにRstdを代入する。
S203において、判定式「Fbuf>Fth1」を満たしているか否かを判断する。この判定式は、GoP周期単位でフレームバッファ94に蓄えられている映像信号の待ち時間が増大したか否かを判定する一例である。S203でYesならS204に進み、NoならS207に進む。
S204において、フレームサイズ取得部92は、送出フレームのフレームサイズを取得する。
S205において、フレームサイズ取得部92は、超過したフレーム数(Fbuf−Fth1)分のフレームサイズをフレームバッファ94から取得する。
S206において、「Rgop=Rstd+補正分ビットレート」により、Rgopを計算する。なお、補正分ビットレートは、下記の式の通りである。
補正分ビットレート=(S204で得られた送出フレームのフレームサイズ)+(S205で得られた超過フレームのフレームサイズ)÷Tgop
S207において、RsendにRgopを代入する。
図7は、S112における上限ビットレート制御を説明する図である。上限ビットレート制御は、フレームバッファ94に蓄えられている映像信号の待ち時間が、ワンセグ放送規格を満たすための制御である。
S301において、フレーム数取得部91は、フレームバッファ94からFbufを取得する。
S302において、フレームサイズ取得部92は、フレームバッファ94から送出フレームのフレームサイズを取得する。
S303において、下記の式によりFaddを計算する。
Fadd=Fenc×(Fbuf×(S302のフレームサイズ)/Rsend)
S304において、判定式「(Fbuf+Fadd)>Fth2」を満たしているか否かを判断する。この判定式は、フレームバッファ94に蓄えられている映像信号の待ち時間が、ワンセグ放送規格を満たすか否かを判定する一例である。S304でYesならS305に進み、Noなら図7の処理を終了する。
S305において、超過したフレーム数((Fbuf+Fadd)−Fth2)分のループを開始する。
S306において、パケタイズ部95は、フレームバッファ94からフレームを取得する。
S307において、フレーム数取得部91は、Fbufをデクリメントする。
S308において、フレームサイズ取得部92は、S306で取得したフレームのフレームサイズを取得する。
S309において、S305からのループを終了する。
S310において、S308で取得した全てのフレームサイズの合計を算出する。
S311において、Rtmpに「(S310のフレームサイズの合計)÷(1/Fenc)」を代入する。
S312において、RsendにRtmpを代入する。これにより、Rsendは、一時的に(1フレーム単位で)増加するので、ワンセグ放送規格を満たすことができる。
図8は、S113における下限ビットレート制御を説明する図である。下限ビットレート制御は、フレームバッファ94に蓄えられている映像信号が無いにも関わらず、映像信号を送出しようとすることで生じるアンダーフローを回避する。
S401において、フレーム数取得部91は、フレームバッファ94からFbufを取得する。
S402において、判定式「Fbuf<Fth3」を満たしているか否かを判断する。この判定式は、フレームバッファ94に蓄えられている映像信号が無いにも関わらず、映像信号を送出しようとするか否かを判定する一例である。S402でYesならS403に進み、Noなら図8の処理を終了する。
S403において、フレームサイズ取得部92は、フレームバッファ94から送出フレームのフレームサイズを取得する。
S404において、判定式「(S403で取得したフレームサイズ)÷Rsend<(Fbuf/Fenc)」を満たしているか否かを判断する。S404でYesならS405に進み、Noなら図8の処理を終了する。
S405において、Rsmlに「(S403で取得したフレームサイズ)÷(Fbuf/Fenc)」を代入する。
S406において、RsendにRsmlを代入する。これにより、Rsendは、一時的に(1フレーム単位で)減少するので、アンダーフローを回避することができる。
以上説明した本実施形態によれば、ビットレート調節部90がフレームバッファ94内の映像フレームの待ち時間に応じて、パケタイズ部95のパケタイズ処理のレートを示すRsendをきめ細かく調節することで、映像信号をVBR方式によりエンコードする場合に、放送データの出力ビットレートの変動を抑えつつ、映像信号の待ち時間を短縮化することが可能となる。
この調節処理は、GoP単位の大まかな上方ビットレート制御(図6参照)を基本としつつ、上限ビットレート制御(図7参照)によるワンセグ放送規格の遵守と、下限ビットレート制御(図8参照)によるバッファアンダーフローの回避を実現している。
1 デジタル放送装置
10 音声エンコーダ
20 TS変換部
30 多重化部
40 再多重化部
50 同期クロック
60 TS出力部
70 OFDM変調部
80 映像エンコーダ
90 ビットレート調節部
91 フレーム数取得部
92 フレームサイズ取得部
93 ビットレート変更部
94 フレームバッファ
95 パケタイズ部
96 出力部

Claims (6)

  1. 入力される映像信号からエンコードされる映像フレームを放送するデジタル放送装置であって、
    前記デジタル放送装置は、映像エンコーダと、フレームバッファと、パケタイズ部と、出力部と、ビットレート調節部とを有し、
    前記映像エンコーダは、入力される前記映像信号を可変ビットレートのエンコードレートで映像フレームにエンコードして前記フレームバッファに格納し、
    前記パケタイズ部は、前記フレームバッファから映像フレームを読み取り、送出ビットレートに従って読みとった映像フレームを含めてパケットを作成し、
    前記出力部は、作成されたパケットを放送し、
    前記ビットレート調節部は、前記映像信号の動き補償予測におけるIフレームから始まるGoP(Group of Pictures)ごとに、前記フレームバッファに格納されている前回のGoPまでの映像フレームの数が所定数を超えるときには、その超過分の映像フレームをパケットにして放送するための増加分のビットレートを今回の前記送出ビットレートに加算することで、今回のGoPの前記送出ビットレートを計算し、前記パケタイズ部に通知することを特徴とする
    デジタル放送装置。
  2. 前記ビットレート調節部は、前記フレームバッファ内の映像フレームごとに、その映像フレームの前記フレームバッファ内における待ち時間が所定時間を超過したときに、前記送出ビットレートを増加させることで待ち時間を減少させることを特徴とする
    請求項1に記載のデジタル放送装置。
  3. 前記ビットレート調節部は、前記フレームバッファ内の映像フレームごとに、前記フレームバッファ内の映像フレームの数が所定数未満であるときに、前記送出ビットレートを減少させることを特徴とする
    請求項1に記載のデジタル放送装置。
  4. 前記デジタル放送装置は、さらに、入力される前記映像信号として、複数の番組の前記映像信号をそれぞれ受け付けるために、番組ごとの前記ビットレート調節部と、番組ごとの前記フレームバッファと、番組ごとの前記パケタイズ部とを有し、
    番組ごとの前記ビットレート調節部は、番組ごとに前記送出ビットレートを計算し、番組ごとの前記パケタイズ部に対して、番組ごとの前記フレームバッファからのパケタイズ処理を、計算した番組ごとの前記送出ビットレートに従って実行させることを特徴とする
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のデジタル放送装置。
  5. 入力される映像信号からエンコードされる映像フレームを放送するデジタル放送装置によるデジタル放送方法であって、
    前記デジタル放送装置は、映像エンコーダと、フレームバッファと、パケタイズ部と、出力部と、ビットレート調節部とを有し、
    前記映像エンコーダは、入力される前記映像信号を可変ビットレートのエンコードレートで映像フレームにエンコードして前記フレームバッファに格納し、
    前記パケタイズ部は、前記フレームバッファから映像フレームを読み取り、送出ビットレートに従って読みとった映像フレームを含めてパケットを作成し、
    前記出力部は、作成されたパケットを放送し、
    前記ビットレート調節部は、前記映像信号の動き補償予測におけるIフレームから始まるGoP(Group of Pictures)ごとに、前記フレームバッファに格納されている前回のGoPまでの映像フレームの数が所定数を超えるときには、その超過分の映像フレームをパケットにして放送するための増加分のビットレートを今回の前記送出ビットレートに加算することで、今回のGoPの前記送出ビットレートを計算し、前記パケタイズ部に通知することを特徴とする
    デジタル放送方法。
  6. 請求項5に記載のデジタル放送方法を、コンピュータである前記デジタル放送装置に実行させるためのデジタル放送プログラム。
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