JP2011109316A - 伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ビデオデータ、オーディオデータ、若しくは数値データの復号に必要なパケットデータのエラー訂正能力を高くすることが可能となり、この結果、伝送データの信頼性が向上する。
【解決手段】トランスポートストリームの第1の種類の所定のパケットのダミーデータ領域をリードソロモン符号化して第1のリードソロモン符号化データとして出力する第1の符号化部と、前記トランスポートストリームの第2の種類の所定のパケットのダミーデータ領域とスタッフィングデータ領域をリードソロモン誤り訂正符号化して第2のリードソロモン符号化データとして出力する第2の符号化部と、前記第2の種類の所定のパケットの場合には、前記第2のリードソロモン符号化データを出力することを特徴とする伝送装置。
【選択図】図2

Description

本発明はトランスポートストリームをデジタル伝送する伝送装置に関わり、特に、誤り訂正技術に関する。
近年、映像や音声信号をデジタル信号化した後、MPEG処理によりデータ圧縮し、デジタルデータを伝送可能な変調器や復調器で伝送する技術が多用されている。その伝送装置の構成の一例を図5に示し、以下説明する。1TはMPEGエンコーダ、2はDVB−ENC( Digital Video Broadcasting−Encoder )、3Tは変調部(MOD)、4−1は送信高周波部(Th)、4−2は送信アンテナ、5は伝送路、6−1は受信アンテナ、6−2は受信高周波部(Rh)、3Rは復調部(DEM)、8はDVB−DEC Digital Video Broadcasting−decoder )、2RはMPEGデコーダである。
図5は、例えば、FPU( Field Pickup Unit )、STL( Studio to Transmitter Link )、TSL( Transmitter to Studio Link )、TTL( Transmitter to Transmitter Link )等のMPEG2のTS伝送装置として使用される。
図5の送信側において、映像信号はMPEGエンコーダ1Tに入力され、圧縮データとなる。この圧縮データの構成は、8ビットを1ワードとした188ワードを単位とする多数個のパケットから構成されるトランスポートストリーム( Transport Stream 、以後、TSと称する)信号と呼ぶ形態となる。TS信号は、複数種類のパケットと呼ばれる信号に分けられて伝送される。例えば、TSパケット(TSP)は、先頭が47hコード(同期バイト)で開始され、以降の187ワードには主として圧縮情報が含まれるが、以下に示す他の情報を持つパケットもある(例えば、特許文献1参照。)。そして、それぞれのパケット毎に、送信側でリードソロモン(RS:Reed−Solomon )訂正符号化され、受信側でRS復号される。
1)複数のストリームが混在する場合の名札に相当する13ビットからなるPID( Packet ID :パケット識別子)情報。
2)TS信号の順序を示す4ビットからなる巡回カウンタ値。
3)復号の時間タイミングを示す42ビットからなるPCR( Program Clock Reference )信号。
このTS信号は、DVB−ENC2に入力され、DVB( Digital Video Broadcasting )処理を施されDVBe信号となる。このDVBe信号は、変調部3Tにより、例えばOFDM変調され、130MHz帯の中間周波数であるIFt信号となる。この180MHz帯のIF信号は、送信高周波部4−1に送られ、マイクロ波帯の信号に変換された後、電力増幅される。そして、送信アンテナ4−2から電波として放射される。
放射された電波は、伝送路5を経由して、受信アンテナ6−1に到達する。なお、伝送路5の状態においては、電波の強さも距離に応じて減衰するため雑音等も混入してしまう。
図5の受信側において、受信アンテナ6−1により収集された電波は、受信高周波部6−2に入力され、増幅された後に、中間周波数である130MHz帯に周波数変換され、130MHz帯のIF信号として出力される。この130MHz帯のIFr信号は、復調部3Rに入力され、変調と同一の処理に対応するOFDM復調が行われ、DVBr信号として出力される。
このDVBr信号は、DVB−DEC8に入力され、TSr信号となって、元のトランスポート信号に戻される。MPEGデコーダ2Rは、このTSr信号を伸張処理し、元の映像信号を出力する。
図6に、DVB−ENC2の具体的な構成の一例を示し、簡単に説明する。図6は、従来のDVB−ENCの構成の一例を示すブロック図である。2−1はB8h置換部、2−2はエネルギー拡散部、2−3はリードソロモン(RS)符号化部、2−4はインタリーブ部である。
図6において、入力されるTS信号は、B8h置換部2−1で先頭ワード47hがB8hに置換され、エネルギー拡散部2−2でエネルギー拡散処理され、RS符号化部2−3でエラー訂正用パリティ情報を16ワード付加され(リードソロモン符号化され)る。なお、この処理により、TS信号は204ワード構成となる。そして、インタリーブ部2−4でエラー訂正を効果的に行わせるためのデータ順序並べ替えであるインタリーブ処理が行われる。
なお、前述のエネルギー拡散処理は、204ワード×8個を周期とするため、その基準として、TS信号の先頭ワード47hをB8hに変換する。
図7に、DVB−DEC8の具体的な構成の一例を示し、簡単に説明する。図7は、従来のDVB−DECの構成の一例を示すブロック図である。8−1は47h検出部、8−2は逆インタリーブ部、8−3はRS(リードソロモン)訂正部、8−4はエネルギー逆拡散部である。
図7において、入力されたDVBr信号は、47h検出部8−1で先頭ワード47hが検出され、この47hを基準とし、逆インタリーブ部8−2でデータ順序並べ替えを元に戻す逆インタリーブ処理され、RS訂正部8−3でリードソロモン誤り訂正され、エネルギー逆拡散部8−4でエネルギー逆拡散の処理が行われ、元のTS信号となる。
なお、ここで行う誤り訂正は、付加パリティ数の半分の8ワードまでのエラーであれば、元の正しいワードに訂正できる。しかし、誤りワード数が9ワード以上の場合、訂正不能となり、エラーは残留する。さらにエラー数が多い状態になると、訂正不能であることを認識できず、誤訂正を行う。すなわち、エラーの存在したワードを放置するばかりでなく、エラーの無かった正しい値のワードまでを誤った値に誤訂正する。結果的に、元の状態よりもエラーの個数を増加させてしまう。
ここで、RS訂正の概念について簡単に述べる。RS訂正は、16ワードのパリティを与えた場合、8つの誤りの位置8個とその値8個を算出できるため、場所不明の8個のエラーを訂正できる。すなわち、付加したパリティ数の半分のエラーに対し、その位置と誤った値を算出できる。パリティの数だけ方程式を作れるため、方程式の数だけの未知数を求めることができる。パリティの数16だけ方程式を作れるので、16個の未知数が求められる。ただし、検算に用いる式が無くなるため、多くのエラーが混入した場合、誤訂正を検出できない頻度が増加する。訂正の数を減らせば、一部の式を検算に用いることができ、誤訂正が発生する頻度は低下させられる。RS訂正は、訂正能力をフル活用しなければ、エラー数を誤認する頻度を低減できる。
特開2008−245050号公報
上述の従来技術の伝送装置では、送信側は、送信されるTS信号の各種のパケットに対して、同一の訂正符号化を行い、受信側でも同一の復号をしていた。しかし、、本来伝送すべきデータが、ビデオデータ、オーディオデータ、若しくは数値データのパケットであったとしても、それらを復号するために必要なパケットが復号できなければ、上記のビデオデータ、オーディオデータ、若しくは数値データが受信されても復号できない。
本発明の伝送装置は、上記の問題を鑑み、上記のビデオデータ、オーディオデータ、若しくは数値データの復号に必要である重要なパケットデータ、例えば、PATパケット、PMTパケット、及びPCRパケットのエラー訂正能力を高くすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の伝送装置の送信装置は、映像信号を圧縮符号化しトランスポートストリームとして出力するエンコーダ、前記トランスポートストリームをリードソロモン誤り訂正符号化する誤り訂正符号化器、及び、前記リードソロモン誤り訂正符号化されたデータを伝送路を介して送信する送信部とを有し、
前記誤り訂正符号化器は、トランスポートストリームの第1の種類の所定のパケットのダミーデータ領域をリードソロモン符号化して第1のリードソロモン符号化データとして出力する第1の符号化部と、前記トランスポートストリームの第2の種類の所定のパケットのダミーデータ領域とスタッフィングデータ領域をリードソロモン誤り訂正符号化して第2のリードソロモン符号化データとして出力する第2の符号化部と、前記第1のリードソロモン符号化データをから前記第2の種類の所定のパケットであるか否かを検出する第1の検出部と、前記第1の検出部が前記第2の種類の所定のパケットを検出した場合には、前記第2のリードソロモン符号化データを出力し、前記第1の検出部が前記第2の種類の所定のパケットを検出しなかった場合には、前記第1のリードソロモン符号化データを出力する第1の切替部とを備えたものである。
好ましくは、上記発明の伝送装置の前記第2の種類の所定のパケットは、PSIパケット若しくはPCRパケットである。またPSIパケットは、好ましくは、PATパケット若しくはPMTパケットである。
また好ましくは、上記発明の伝送装置の誤り訂正符号化器は、前記第1のリードソロモン符号化データを所定量遅延させて出力する第1の遅延部を備え、前記第1のリードソロモン符号化データと前記第2のリードソロモン符号化データとを同期させたものである。
さらに好ましくは、上記発明の伝送装置の前記エンコーダは、MPEG2形式のエンコーダである。
本発明の伝送装置の受信装置は、前記伝送路を介して送信されたデータを受信する受信部、前記受信されたデータを復号する復号化器、及び、前記復号されたデータをデコードするデコーダとを有し、
前記復号化器は、前記受信されたデータの前記ダミー領域をパリティワード領域として参照し、本領域のデータをリードソロモン誤り訂正復号化して第1のリードソロモン復号化データとして出力する第1の誤り訂正復号化部と、前記受信されたデータの前記ダミー領域とスタッフィングデータとをパリティワード領域として参照し、本領域のデータをリードソロモン誤り訂正復号化して第2のリードソロモン復号化データとして出力する第2の誤り訂正復号化部と、前記第1のリードソロモン復号化データの誤り訂正したワード数が8以下であるか否かを検出する第2の検出部と、前記第2の検出部が前記第1のリードソロモン復号化データの誤り訂正したワード数が8以下であると判定した場合には、前記第1のリードソロモン復号化データを出力する第2の切替部とを備えたものである。
好ましくは、前記第2の検出部は、前記第1のリードソロモン復号化データの誤り訂正したワード数が8超であると判定した場合には、前記第2のリードソロモン復号化データの誤り訂正したワード数が55以下であるか否かを判定し、前記第2の切替部は、前記第2の検出部が前記第2のリードソロモン復号化データの誤り訂正したワード数が55以下であると判定した場合には、前記第2のリードソロモン復号化データを出力するものである。
好ましくは、上記発明の伝送装置の誤り訂正復号化器は、前記第1のリードソロモン復号化データを所定量遅延させて出力する第2の遅延部を備え、前記第1のリードソロモン復号化データと前記第2のリードソロモン復号化データとを同期させたものである。
なお、本発明は伝送装置に限らず、送信装置若しくは受信装置、または、伝送方法若しくは送信方法や受信方法として適用可能であり、さらには、送信装置及び受信装置を複数運用する伝送システムとしても適用可能である。
本発明によれば、ビデオデータ、オーディオデータ、若しくは数値データの復号に必要である重要なパケットデータ、例えば、PATパケット、PMTパケット、及びPCRパケットのエラー訂正能力を高くすることができる。
本発明における伝送装置の一実施例の構成を示すブロック図である。 本発明の伝送装置の符号化器と復号化器の一実施例の構成を示すブロック図である。 RS符号化器によってパリティワードを付加した後のTSパケットの構成図である。 TS信号と各種パケットを説明するための図である。 従来の伝送装置の全体構成の一例を示すブロック図である。 従来のDVB−ENCの構成の一例を示すブロック図である。 従来のDVB−DECの構成の一例を示すブロック図である。
本発明の実施の形態を、図1によって説明する。図1は、本発明における伝送装置の一実施例の構成を示すブロック図である。図1(a)は送信装置、図1(b)は受信装置である。101はエンコーダ、102はRS符号化器、103は送信部、106は受信部、107は復号化器、108はデコーダである。なお、エンコーダ101は、例えば、MPEG2形式のエンコーダであり、デコーダ108は、MPEG2形式のデコーダである。
図1の伝送装置は、例えば、FPU( Field Pickup Unit )、STL( Studio to Transmitter Link )、TSL( Transmitter to Studio Link )、TTL( Transmitter to Transmitter Link )等のMPEG2のTS伝送装置として使用される。
図1(a)の送信装置において、エンコーダ101は、入力され映像信号をMPEG2形式等で圧縮符号化し、圧縮データ(TSパケット)として、RS符号化器102に出力する。
RS符号化器102は、入力された圧縮データをRS符号化して、送信部103に出力する。送信部103は、入力されたRS符号化データを、送信可能な映像信号に変換し、伝送路を介して送信する。
図1(b)の受信装置において、受信部106は、伝送路を介して送信された映像信号を受信して、受信装置で処理可能な映像データに変換して復号化器107に出力する。復号化器107は、入力された映像データをRS復号して復号された映像データをデコーダ108に出力する。デコーダ108は、入力された映像データをデコードして出力する。
図2と図3によって、本発明の伝送装置の符号化器と復号化器の一実施形態を説明する。
図2(a)は、本発明の伝送装置の符号化器の一実施例の構成を示すブロック図である。図2(b)は、本発明の伝送装置の復化器の一実施例の構成を示すブロック図である。201と202はRS(リードソロモン)符号化器、203は遅延量補正部、204はPSI/PCRパケット検出部、205は切替部、206と207はRS(リードソロモン)復号化部、208は遅延量補正部、209は誤り訂正比較部、210は切替部、211はスタッフィングデータ再生成部である。
図3(a)は、RS符号化器201によってパリティワードを付加された後のTSパケットの構成図である。また、図3(b)は、RS符号化器202によってパリティワードを付加された後のTSパケットの構成図である。
図2(a)の送信装置のRS符号化器において、TSパケットaは、RS符号化器201及びRS符号化器202に入力される。RS符号化器201は、TSパケットaのダミーデータ領域16ByteをパリティワードするRS誤り訂正符号化を行い、RS誤り訂正符号化されたパケットデータをTSパケットbとして遅延量補正部203を介して、PSI/PCRパケット検出部204及び切替部205に出力する。
なお、図2(a)のRS符号化器201は、映像及び音声等の情報パケットに対してRS誤り訂正を行う。
RS符号化器202は、TSパケットaのダミーデータ領域16Byteに加え、その前の94Byteを加えた110ByteをパリティワードとするRS誤り訂正符号化を行い、TSパケットcを切替部205に出力する。
なお、図2(a)のRS符号化器202は、ダミーデータ領域(16Byte)、及び、その前に続くペイロード内のスタッフィングデータ領域をもパリティワード領域として利用可能なPSI( Program Specific Information )パケット(PAT( Program Association Table )パケットやPMT( Program Map Table )パケット)及びPCR( Program Clock Reference )パケットに対してRS誤り訂正を行う。
図3は、上記RS符号化器201及びRS符号化器202にてパリティワードを付加した後のTSパケットの構成図である。また、図3の実施例では、PSIパケット及びPCRパケットのペイロード内のスタッフィングバイト長が、TSパケットのパケット長である188Byteの半分(94Byte)以上あることとし、リードソロモン符号化器202において付加するパリティワード数を110Byteとしている。しかし、付加可能なパリティワード数は、上記ペイロード内のスタッフィングバイト数に応じて変更することが可能であり、上記数値に限定されない。
遅延量補正部3は、リードソロモン符号化部201からのTSパケットbに対しリードソロモン符号化部202とのパリティワード数等の処理の違いによって生じる遅延量を補正し、遅延したTSパケットdをPSI/PCRパケット検出部204及び切替部205に出力する。
PSI/PCRパケット検出部204は、遅延量補正部203から入力されるTSパケットdから、PSIパケット(PATパケット若しくはPMTパケット)またはPCRパケットを検出し、当該パケットを検出した場合のみ選択フラグeを切替部205の切替制御端子に出力する。
切替部205は、選択フラグeが切替制御端子に入力された時に、RS符号化器202から入力されたTSパケットcを選択して出力する。また、切替部205は、選択フラグeが切替制御端子に入力されなかった時には、RS符号化器201から遅延量補正部203を介して入力されたTSパケットdを選択して出力する。
上述のように、最後に切替部205からTSパケットfが出力される。
即ち、切替部205は、RS符号化器に入力されるTSパケットが、PSIパケット(PATパケット若しくはPMTパケット)またはPCRパケットであれば、RS符号化部202がRS誤り訂正処理を行ったデータをTSパケットfとして出力する。
また、切替部205は、RS符号化器に入力されるTSパケットが、PSIパケット(PATパケット若しくはPMTパケット)またはPCRパケットでなければ、RS符号化部201がRS誤り訂正処理を行ったデータを出力する。
本TSパケットfは、その後、送信部(図1参照)より、電波を用いた無線またはATM( Asynchronous Transfer Mode:非同期転送モード)網等の有線による伝送路を介して伝送される。
図2(b)の受信装置のRS復号化器において、受信されたTSパケットgは、送信装置から出力されたTSパケットfが伝送路を介して伝送されたものである。受信されたTSパケットgは、RS復号化部206及びRS復号化部207に入力される。
RS復号化部206は、図2(a)のRS符号化器201に対応した復号化器である。RS復号化部206は、受信したTSパケットgのダミーデータ領域16Byteをパリティワード領域のデータと参照し、本領域のデータをパリティワードとしてRS誤り訂正復号化を行い、RS誤り訂正復号化下データをTSパケットhとして遅延量補正部208及び誤り訂正数比較部209に出力する。
一方、RS復号化部207は、図2(a)RS符号化器202に対応した復号化器である。RS復号化部207は、受信したTSパケットgのダミーデータ領域16Byteに加え、その前に続く94Byteを加えた110Byteをパリティワード領域と参照し、本領域のデータをパリティワードとしてリードソロモン誤り訂正復号化を行い、RS誤り訂正復号化下データをTSパケットiとして出力する。
また、RS復号化部206は、TSパケットhを出力すると同時に、誤り訂正したワード数kを誤り訂正数比較部209に出力する。同様に、RS復号化部207は、TSパケットiを出力すると同時に、訂正したワード数lを出力する。
なお、RS復号化部206では、参照パリティワード数が16ワードであることから、誤り訂正可能な最大ワード数は8ワードである。従って、それ(誤り訂正可能な最大ワード数)を越えたワード数の誤りを訂正することはできない。
同様に、RS復号化部207では参照パリティワード数が110ワードであることから誤り訂正可能な最大ワード数は55ワードとなる。こうして、前記リードソロモン復号化部207はリードソロモン復号化部6に対してワード数にして約7倍(“RS復号化部207の誤り訂正可能な最大ワード数”÷“RS復号化部206の誤り訂正可能な最大ワード数”=55÷8≒7)の誤り訂正能力を持つこととなる。
遅延量補正部208は、RS復号化部206から入力されるTSパケットhに対し、RS復号化部207とのパリティワード数等の処理の違いによって生じる遅延量を補正し、遅延補正したTSパケットjを切替部210に出力する。
誤り訂正数比較部209は、前記RS復号化部206から入力された誤り訂正したワード数k、及び、RS復号化部207から入力された誤り訂正したワード数lとを比較し、下記の(1)〜(3)の実行順序で切替部210の切替制御を行う。
(1)誤り訂正したワード数kが0〜8ワードである時には、切替部210は、TSパケットjをスタッフィングデータ再生成部211に出力し、ワード数kが9ワード超である時には、次の(2)を実行する。
(2)誤り訂正したワード数lが0〜55ワードである時には、切替部210は、TSパケットiをスタッフィングデータ再生成部211に出力し、ワード数lが56ワード超である時には、次の(3)を実行する。
(3)切替部210は、TSパケットjをスタッフィングデータ再生成部211に出力する。
上記の切替制御(1)〜(3)において、さらに説明する。
(1)は、ダミーデータ領域16ByteをRSパリティワードとして伝送された映像及び音声等の情報パケットに対して、RS誤り訂正を施されたTSパケットjが出力される場合である。
(2)は、前記ダミーデータ領域16Byteに加えその前の94Byteを加えた110ByteをRSパリティワードとしてTSパケットiが出力される条件である。即ち、(2)は、伝送されたPSIパケット(PATパケット若しくはPMTパケット)またはPCRパケットに、RS誤り訂正を施されたTSPiが出力される場合である。
(3)は、RS復号化部206及びRS復号化部207のいずれにおいても、誤り訂正可能なワード数を超えた誤りを含んだTSパケットの場合であり、映像及び音声等の情報パケットなのかPSIパケットまたはPCRパケットのかの判断はつかない場合である。また、この場合には、いずれを選択しても誤りワードを含んだ出力となってしまう。ここで、PSIパケット(PATパケット及びPMTパケット)並びにPCRパケットは、MPEG2−TSの規格上100ms以内に1回伝送すればよいパケットであるため、映像及び音声等の情報パケットと比較すると極めて発生頻度が低いパケットとなっている。よって、この場合、発生確率の高い映像及び音声等の情報パケットと判断し、TSパケットjを出力するようにした。
最後にスタッフィングデータ再生成部211は、切替部210から出力されたTSパケットnより、PSIパケット若しくはびPCRパケットを検出し、検出されたパケットがPSIパケット(PATパケット若しくはPMTパケット)またはPCRパケットである場合には、当該パケットのパリティワードとして差換えられたペイロード内のスタッフィングデータ領域へ元の値を挿入し、再度元のTSパケットoを再生成し出力する。
図4によって、PSIパケット(PATパケット及びPMTパケット)並びに、PCRパケットのデータ構成を説明する。図4は、MPEG2形式のTS信号と各種パケットを説明するための図である。
図4(a)は、TS信号が、各種のパケットで構成された所定の順序で伝送されることを示す図である。所定の順序及び所定のパケット構成は、伝送装置若しくは伝送システム毎に一定である。なお、各種類のパケットそれぞれのフレーム長は、すべて同一の長さ(188Byte+ダミーデータ領域(16Byte)=204Byte)である。
図2(b)は、TSパケットのフレーム構成を示す図である。TSパケットは、先頭にヘッダ(4Byte)、次にペイロード(184Byte)、最後にダミーデータ(16Byte)という順に構成される。
図2(c)は、PATパケットのフレーム構成を示す図である。PATパケットは、先頭にヘッダ(4Byte)、次にテーブルヘッダ(8Byte)、次にプログラムナンバー、次にスタッフィングデータ(96Byte以上)、最後にダミーデータ(16Byte)という順に構成される。
図2(d)は、PMTパケットのフレーム構成を示す図である。PMTパケットは、先頭にヘッダ(4Byte)、次にテーブルヘッダ(8Byte)、次にエレメンタリPID、次にスタッフィングデータ(96Byte以上)、最後にダミーデータ(16Byte)という順に構成される。
図2(e)は、PCRパケットのフレーム構成を示す図である。PCRパケットは、先頭にヘッダ(4Byte)、次にPCRヘッダ(8Byte)、次にスタッフィングデータ(176Byte以上)、最後にダミーデータ(16Byte)という順に構成される。
また、PATパケットの最小データ数は、1 program のみのTS信号の場合(即ち、含まれるPMTパケット数が1の場合)、21Byteである。この場合のPATパケットのフレーム構成は、例えば、先頭のヘッダが4Byte、次にアダプテーションフィールドが1Byte、次に program ナンバー等の宣言記述が16Byteである。
また、PMTパケットの最小データ数は、program 中にビデオストリームが1つだけ(オーディオパケットを含まず)の場合、29Byteである。この場合のPMTパケットのフレーム構成は、例えば、先頭のヘッダが4Byte、次にアダプテーションフィールドが1Byte、次にビデオやPCRパケットのPID等の宣言記述が24Byteである。
なお、これらの他のパケットとして、ビデオ(ストリーム)パケット、オーディオパケット、データパケット等があるが、省略する。これらは、以下に述べる第1の種類のパケットに分類される。
上記各種のパケットについて、第1の種類と第2の種類の2種に分類する。
第1の種類のパケットは、ビデオパケット、オーディオパケット、データパケットである。
第2の種類のパケットは、少なくともPSIパケットとPCRパケットである。PSIパケットには、PATパケットとPMTパケット等がある。これらの第2の種類のパケットは、100ms以下の間隔でTS信号に挿入される。
PSIパケットは、画像や音声とは別の情報であり、番組( Program )の構成を示すテーブル情報である。PATパケットは、TS内に含まれる番組一覧をPMTのPID一覧として関連付けしたテーブルである。またPMTパケットは、当該TSに含まれる画像や音声などの各PIDを格納するテーブルである。
PCRパケットは、受信装置のデコーダのシステムクロックと、送信装置のエンコーダのシステムクロックを同期させるためのタイムスタンプである。
上述の本発明の実施例を、さらに換言すると、TSパケットにRS誤り訂正用パリティワードを付加して伝送する伝送方法、伝送装置、または伝送システムにおいて、TSパケット内に含まれる映像及び音声等の情報パケットには、後に続くダミーデータ領域のみをRS誤り訂正用パリティワード領域とする誤り訂正を施し、PSIパケット及びPCRパケットへは前記ダミーデータ領域に加えペイロード内のスタッフィングデータ領域もRS誤り訂正用パリティワード領域とするパリティワードを付加して伝送するものである。
好ましくは、上記伝送方法、伝送装置、または伝送システムにおいて、送信装置側のRS符号化器では、TSパケット内のダミーデータ領域へRS誤り訂正用パリティワードを付加する第1のRS符号化手段と、当該ダミーデータ領域にペイロード内のスタッフィングデータ領域を加えた第1のRS符号化手段よりも長いパリティワードを付加する第2のRS符号化手段と、当該第1及び第2のRS符号化手段との処理時間の違いを補正する遅延量補正手段と、第1のRS符号化手段よりのTSパケットよりSPIパケット及びPCRパケットを検出する手段と、当該SPIパケット及びPCRパケットを検出した場合のみ第2のRS符号化手段よりのTSパケットを送出し、それら以外の場合は遅延量補正手段により遅延量を補正された第1のRS符号化手段よりのTSパケットを送出する切替え手段を具備するものである。
また好ましくは、上記伝送方法、伝送装置、または伝送システムにおいて、受信装置側のRS復号化器では、RS符号化器より送出されたTSパケットを受信し、TSパケット内のダミーデータ領域へ付加されたパリティワードよりRS誤り訂正を行う第1のRS復号化手段と、当該ダミーデータ領域にペイロード内のスタッフィングデータ領域を加えた長さのパリティワードより誤り訂正を行う第2のRS復号化手段と、当該第1及び第2のRS復号化手段との処理時間の違いを補正する遅延量補正手段と、第1及び第2のRS復号化手段での誤り訂正を施したワード数によって遅延量補正手段により遅延量を補正された第1のRS復号化手段よりのTSパケット又は第2のRS復号化手段よりのTSパケットを出力するかを判別して出力する切替え手段と、当該切替え出力されたTSパケットよりSPIパケット又はPCRパケットを検出しペイロード内のスタッフィングデータ領域へ付加されたRSパリティワードを元のスタッフィングデータ情報へ置換え元のTSパケットを再生成して出力する手段を具備するものである。
さらに好ましくは、上記伝送方法、伝送装置、または伝送システムにおいて、受信側のRS復号化器における切替え手段は、第1のRS復号化手段での誤り訂正を施したワード数が当該第1のRS復号化手段でのパリティワード数の半分以下の場合は第1のRS復号化手段よりのTSパケットを出力し、第2のRS復号化手段での誤り訂正を施したワード数が当該第2のRS復号化手段でのパリティワード数の半分以下の場合は第2のRS復号化手段よりのTSパケットを出力し、上記以外の場合は優先的に第1のRS復号化手段よりのTSパケットを出力するものである。
上記実施例によれば、ビデオデータ、オーディオデータ、若しくは数値データの復号に必要なパケットデータ、例えば、PATパケット、PMTパケット、及びPCRパケットのエラー訂正能力を高くすることが可能となり、この結果、伝送データの信頼性が向上する。
1T:MPEGエンコーダ、 2:DVB−ENC、 3T:変調部、 4−1:送信高周波部、 4−2:送信アンテナ、 5:伝送路、 6−1:受信アンテナ、 6−2:受信高周波部、 3R:復調部、 8:DVB−DEC、 2R:MPEGデコーダ、 2−1:B8h置換部、 2−2:エネルギー拡散部、 2−3:RS符号化部、 2−4:インタリーブ部、 8−1:47h検出部、 8−2:逆インタリーブ部、 8−3:RS訂正部、 8−4:エネルギー逆拡散部、 101:エンコーダ、 102:RS符号化器、 103:送信部、 106:受信部、 107:復号化器、 108:デコーダ、 201、202:RS符号化器、 203:遅延量補正部、 204:PSI/PCRパケット検出部、 205:切替部、 206、207:RS復号化部、 208:遅延量補正部、 209:誤り訂正比較部、 210:切替部、 211:スタッフィングデータ再生成部。

Claims (1)

  1. 映像信号を圧縮符号化しトランスポートストリームとして出力するエンコーダ、前記トランスポートストリームをリードソロモン誤り訂正符号化する誤り訂正符号化器、及び、前記リードソロモン誤り訂正符号化されたデータを伝送路を介して送信する送信部とを有し、
    前記誤り訂正符号化器は、トランスポートストリームの第1の種類の所定のパケットのダミーデータ領域をリードソロモン符号化して第1のリードソロモン符号化データとして出力する第1の符号化部と、前記トランスポートストリームの第2の種類の所定のパケットのダミーデータ領域とスタッフィングデータ領域をリードソロモン誤り訂正符号化して第2のリードソロモン符号化データとして出力する第2の符号化部と、前記第1のリードソロモン符号化データをから前記第2の種類の所定のパケットであるか否かを検出する第1の検出部と、前記第1の検出部が前記第2の種類の所定のパケットを検出した場合には、前記第2のリードソロモン符号化データを出力し、前記第1の検出部が前記第2の種類の所定のパケットを検出しなかった場合には、前記第1のリードソロモン符号化データを出力する第1の切替部とを備えたことを特徴とする伝送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013223056A (ja) * 2012-04-16 2013-10-28 Sumitomo Electric Ind Ltd ストリーム送信装置、ストリーム送信方法およびストリーム送信プログラム

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