JP2011107446A - 表示装置 - Google Patents

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真人 田中
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Abstract

【課題】 小型化・軽量化することができる表示装置を提供する。
【解決手段】 表示光線を出射するレーザ素子2と、レーザ素子2からの表示光線を反射又は透過する光学系出射面を有する光学系3と、レーザ素子2からの表示光線の進行方向が変化するように、光学系3を駆動させる光学系駆動機構6とを有する出射機構Sと、ライトガイド5と、表示しようとする画像情報に基づいて、出射機構Sを制御する制御部10とを備える表示装置1であって、制御部10は、レーザ素子2から出射される表示光線の強度を順に変化させていくとともに、レーザ素子2からの表示光線の進行方向に対する光学系出射面の角度が順に変化するように、光学系3を駆動することにより、画像情報の全部分に対応した虚像を形成することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、腰のベルトや装身具等を介して身体に纏うウエアラブルコンピュータや、ナップサックやポケットに入れて携帯できる携帯電話器等の通信機器のような、卓上以外の環境で利用可能な情報機器のためのモニタに適した表示装置に関する。
身体に纏う形態の情報機器用の表示装置としては、眼鏡型の形態が主流となりつつある。図6は、観察者の頭部に装着される従来の眼鏡型ディスプレイ(表示装置)を示す外観図である。また、図7は、観察者の頭部に装着される従来の眼鏡型ディスプレイの平面の概略構成を示す光路図であり、図8は、図7に示す眼鏡型ディスプレイの側面の概略構成を示す光路図である。
眼鏡型ディスプレイ401は、眼鏡と似た外観をしており、画像表示光Lを出射するユニット部Uと、ユニット部Uからの画像表示光Lを内部で反射させながら観察者の眼Eに導く基板であるライトガイド404と、ユニット部Uとライトガイド404とが取り付けられるフレーム部Fとを備える(例えば、特許文献1参照)。
なお、眼鏡型ディスプレイ401は右眼用であり、遠方を見ている状態の右眼Eの中心に原点を有したXYZ座標系を定義する。Z方向は観察者の前方であり、Y方向は観察者の上方であり、X方向は観察者の左方である。
ユニット部Uは、出射方向に垂直である面に表示領域(Z×Y)となる画像を形成して画像表示光Lを出射する透過型液晶表示器(表示素子)102を有する出射機構Sと、観察対象の虚像を形成する光学系103と、制御部110とを備える。
出射機構Sは、光源(図示せず)と、透過型液晶表示器102とを備える。透過型液晶表示器102は、制御部110からの画像信号に基づいて、出射方向に垂直である面に表示領域(Z×Y)となる画像を形成し、その画像表示光Lを出射する。
光学系103は、表示領域の全範囲(Z×Y)の画像表示光Lを透過させる第一光学素子103aと、表示領域の全範囲(Z×Y)の画像表示光Lを反射させる第二光学素子103bとを有する。これにより、光学系103は、表示領域の全範囲(Z×Y)の画像表示光Lを反射及び透過させながら、観察対象の虚像を形成する。
ライトガイド404は、ポリカーボネイト製(屈折率ng)の平板形状となり、一端部に形成され出射機構Sの前方(Z方向)に配置される平面形状の全反射面441と、他端部に形成され観察者の眼Eの前方(Z方向)に配置される出射面442と、空気との界面によって全反射面441と出射面442との間に形成される側面群456とを有する。
側面群456は、X方向から見ると四角形状となり、第一面456aと、第一面456aとZ方向で対向する第二面456bと、第三面(図示せず)と、第三面とY方向で対向する第四面(図示せず)とを有する。
出射面442は、平面形状の第一出射面442aと、平面形状の第二出射面442bと、平面形状の第三出射面442cとを有する。そして、X方向において順番に、第一出射面442aと、第二出射面442bと、第三出射面442cとなるように配置されている。さらに、X方向に対する第一出射面442aの角度と、X方向に対する第二出射面442bの角度と、X方向に対する第三出射面442cの角度とは、Y方向から見ると同じαとなるように配置されている。
そして、第一出射面442aと第二出射面442bと第三出射面442cとは、入射した画像表示光Lの光束の19%を反射するとともに、画像表示光Lの光束の81%を透過することが可能なビームスプリッタ面となっている。
このようなライトガイド404において、図7(a)に示すように、全反射面441は、光学系103からの表示領域(Z×Y)の中央部の画像表示光Lを略X方向へと反射させる。そして、第一面456aと第二面456bとは、表示領域(Z×Y)の中央部の画像表示光Lを交互に複数回反射しながら、第一出射面442aに導く。そこで、第一出射面442aは、入射した画像表示光Lの光束の19%を反射するとともに、画像表示光Lの光束の81%を透過する。つまり、画像表示光Lの光束の19.0%である画像表示光Laの光束を、観察者に向かって導く。このとき、第一出射面442aから第一出射角度ψで出射して、観察者の眼Eに導かれる。
また、第一出射面442aを透過した画像表示光Lは、第二出射面442bに到達する。そこで、第二出射面442bは、入射した画像表示光Lの光束の19%を反射するとともに、画像表示光Lの光束の81%を透過する。つまり、画像表示光Lの光束の15.4%である画像表示光Lbの光束を観察者に向かって導く。このとき、第二出射面442bから第一出射角度ψで出射して、観察者の眼Eに導かれる。
さらに、第二出射面442bを透過した画像表示光Lは、第三出射面442cに到達する。そこで、第三出射面442cは、入射した画像表示光Lの光束の19%を反射するとともに、画像表示光Lの光束の81%を透過する。つまり、画像表示光Lの光束の12.5%である画像表示光Lcの光束を観察者に向かって導く。このとき、第三出射面442cから第一出射角度ψで出射して、観察者の眼Eに導かれる。
また、図7(b)に示すように、全反射面441は、光学系103からの表示領域(Z×Y)の一端部の画像表示光Lを略X方向へと反射させる。そして、第一面456aと第二面456bとは、表示領域(Z×Y)の一端部の画像表示光Lを交互に複数回反射しながら、第一出射面442aに導く。そこで、第一出射面442aは、入射した画像表示光Lの光束の19%を反射するとともに、画像表示光Lの光束の81%を透過する。つまり、画像表示光Lの光束の19.0%である画像表示光Laの光束を観察者に向かって導く。このとき、第一出射面442aから第二出射角度ψで出射して、観察者の眼Eに導かれる。
また、第一出射面442aを透過した画像表示光Lは、第二出射面442bに到達する。そこで、第二出射面442bは、入射した画像表示光Lの光束の19%を反射するとともに、画像表示光Lの光束の81%を透過する。つまり、画像表示光Lの光束の15.4%である画像表示光Lbの光束を観察者に向かって導く。このとき、第二出射面442bから第二出射角度ψで出射して、観察者の眼Eに導かれる。
さらに、第二出射面442bを透過した画像表示光Lは、第三出射面442cに到達する。そこで、第三出射面442cは、入射した画像表示光Lの光束の19%を反射するとともに、画像表示光Lの光束の81%を透過する。つまり、画像表示光Lの光束の12.5%である画像表示光Lcの光束を観察者に向かって導く。このとき、第三出射面442cから第二出射角度ψで出射して、観察者の眼Eに導かれる。
このように各出射面442a、442b、442cが画像表示光Lを反射させることにより、ライトガイド404の外部に、表示領域(Z×Y)の画像表示光Lを出射させる。その結果、出射機構Sから出射される画像表示光Lは、ライトガイド404を介して、観察者の眼Eに導かれる。
特表2003−536102号公報
しかしながら、このような眼鏡型ディスプレイ401によれば、透過型液晶表示器102は、表示領域(Z×Y)となる画像を形成するための表示面積(Z×Y)が必要であるので、出射機構S及び光学系103が大型化するとともに、重くなるという問題点がある。
そこで、本発明は、出射機構及び光学系を小型化・軽量化することができる表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の表示装置は、表示光線を出射するレーザ素子と、前記レーザ素子からの表示光線を反射又は透過する光学系出射面を有する光学系と、前記レーザ素子からの表示光線の進行方向が変化するように、前記光学系を駆動させる光学系駆動機構とを有する出射機構と、前記出射機構からの表示光線を観察者の眼に導くライトガイドと、表示しようとする画像情報に基づいて、前記出射機構を制御する制御部とを備える表示装置であって、前記ライトガイドは、第一ライトガイドと第二ライトガイドとを有し、前記第一ライトガイドは、第一面と、当該第一面と対向する第二面と、出射面とを有し、前記第一面及び/又は第二面で出射機構からの表示光線を、第一設定方向へと反射させながら出射面に導き、出射面から表示光線を第二ライトガイドに導き、前記第二ライトガイドは、第一面と、当該第一面と対向する第二面と、観察者の眼の前方に配置される出射面とを有し、前記第一面及び/又は第二面で第一ライトガイドからの表示光線を、第一設定方向と垂直となる第二設定方向へと反射させながら出射面に導き、出射面から表示光線を観察者の眼に導き、前記第一ライトガイドの出射面は、入射した表示光線の設定割合を反射するとともに、表示光線の設定割合を透過することが可能な複数の平面形状のビームスプリッタ面であり、各ビームスプリッタ面は、平行であり、前記第二ライトガイドの出射面は、入射した表示光線の設定割合を反射するとともに、表示光線の設定割合を透過することが可能な複数の平面形状のビームスプリッタ面であり、各ビームスプリッタ面は、平行であり、前記レーザ素子は、設定範囲の強度から選択される強度の表示光線を出射することが可能となっており、前記光学系駆動機構は、前記レーザ素子からの表示光線の進行方向に対する光学系出射面の角度が、第一軸方向と、当該第一軸方向と垂直となる第二軸方向とで変化するように、前記光学系を駆動させることが可能となっており、前記制御部は、前記レーザ素子から出射される表示光線の強度を順に変化させていくとともに、前記レーザ素子からの表示光線の進行方向に対する光学系出射面の角度が順に変化するように、前記光学系を駆動することにより、画像情報の全部分に対応した虚像を形成するようにしている。
ここで、「第一設定方向」とは、設計者等によって予め決められた任意の一方向であり、例えば、観察者の左方や、観察者の右方や、観察者の上方や、観察者の下方等となる。
また、「設定範囲の強度」とは、レーザ素子の種類等によって予め決められることになる任意の範囲の強度であり、例えば、レーザ素子が半導体レーザである場合には、0mW以上100mW以下等となる。
また、「設定割合」とは、設計者等によって予め決められた任意の割合であり、例えば、入射した表示光線の19%を反射するとともに、表示光線の81%を透過するように決められる。
本発明の表示装置によれば、出射機構は、レーザ素子と、平面形状の光学系出射面を有する光学系と、光学系を駆動させる光学系駆動機構とを備える。
そして、レーザ素子は、設定範囲の強度から選択される強度の表示光線を出射することが可能となっている。
これにより、制御部は、例えば、まず、画像情報の第一ドットに対応した強度の表示光線をレーザ素子から出射させる。このとき、第一ドットに対応した表示光線は、レーザ素子からの表示光線の進行方向に対して第一角度θである光学系出射面で反射されることにより、ライトガイドに導かれる。その後、ライトガイドは、第一ドットに対応した表示光線を、出射面から第一出射角度ψで出射して、観察者の眼に導く。
次に、制御部は、画像情報の第二ドットに対応した強度の表示光線をレーザ素子から出射させるとともに、レーザ素子からの表示光線の進行方向に対する光学系出射面の角度が第二角度θに変化するように、光学系を駆動する。このとき、第二ドットに対応した表示光線は、出射機構からの表示光線の進行方向に対して第二角度θである光学系出射面で反射されることにより、ライトガイドに導かれる。その後、ライトガイドは、第二ドットに対応した表示光線を、出射面から第二出射角度ψで出射して、観察者の眼に導く。
このように、制御部は、画像情報の所定のドットに対応した強度の表示光線をレーザ素子から出射させるとともに、レーザ素子からの表示光線の進行方向に対する光学系出射面の角度が所定の角度に変化するように、光学系を駆動していく。
その結果、第一ドットと第二ドットと・・・とが合成された表示光線が、ライトガイドを介して、観察者の眼に導かれる。
以上のように、本発明の表示装置によれば、画像情報の1ドットに対応した強度の表示光線を出射すればよいので、小型化・軽量化することができる。また、観察者の眼が動いても、複数(例えば、2枚以上、好ましくは5枚以上)のビームスプリッタ面から表示光線は観察者の眼に導かれるので、観察者は虚像を観察することができる。
(他の課題を解決するための手段および効果)
また、本発明の表示装置は、表示光線を出射するレーザ素子と、前記レーザ素子からの表示光線を反射又は透過する光学系出射面を有する光学系と、前記レーザ素子からの表示光線の進行方向が変化するように、前記光学系を駆動させる光学系駆動機構とを有する出射機構と、前記出射機構からの表示光線を観察者の眼に導くライトガイドと、表示しようとする画像情報に基づいて、前記出射機構を制御する制御部とを備える表示装置であって、前記ライトガイドは、第一ライトガイドと第二ライトガイドとを有し、前記第一ライトガイドは、第一面と、当該第一面と対向する第二面と、出射面とを有し、前記第一面及び/又は第二面で出射機構からの表示光線を、第一設定方向へと反射させながら出射面に導き、出射面から表示光線を第二ライトガイドに導き、前記第二ライトガイドは、第一面と、当該第一面と対向する第二面と、観察者の眼の前方に配置される出射面とを有し、前記第一面及び/又は第二面で第一ライトガイドからの表示光線を、第一設定方向と垂直となる第二設定方向へと反射させながら出射面に導き、出射面から表示光線を観察者の眼に導き、前記第一ライトガイドの出射面は、入射した表示光線の設定割合を反射するとともに、表示光線の設定割合を第二ライトガイドに向かって導くことが可能な回折面であり、当該回折面における第一設定方向での長さは、所定の長さ以上であり、前記第二ライトガイドの出射面は、入射した表示光線の設定割合を反射するとともに、表示光線の設定割合を観察者に向かって導くことが可能な回折面であり、当該回折面における第二設定方向での長さは、所定の長さ以上であり、前記レーザ素子は、設定範囲の強度から選択される強度の表示光線を出射することが可能となっており、前記光学系駆動機構は、前記レーザ素子からの表示光線の進行方向に対する光学系出射面の角度が、第一軸方向と、当該第一軸方向と垂直となる第二軸方向とで変化するように、前記光学系を駆動させることが可能となっており、前記制御部は、前記レーザ素子から出射される表示光線の強度を順に変化させていくとともに、前記レーザ素子からの表示光線の進行方向に対する光学系出射面の角度が順に変化するように、前記光学系を駆動することにより、画像情報の全部分に対応した虚像を形成するようにしている。
ここで、「所定の長さ」とは、設計者等によって観察者の眼の可動範囲を考慮して予め決められた任意の長さであり、例えば、表示光線を2回以上、好ましくは5回以上反射させるために必要な長さとなる。
以上のように、本発明の表示装置によれば、画像情報の1ドットに対応した強度の表示光線を出射すればよいので、小型化・軽量化することができる。また、観察者の眼が動いても、所定の長さ以上である回折面から表示光線は観察者の眼に導かれるので、観察者は虚像を観察することができる。
本発明の一実施形態である眼鏡型ディスプレイの平面の概略構成を示す光路図である。 図1に示す眼鏡型ディスプレイの側面の概略構成を示す光路図である。 光学系と光学系駆動機構との一例を示す斜視図である。 表示した虚像を説明するための図である。 図1に示す眼鏡型ディスプレイの平面の概略構成を示す光路図である。 観察者の頭部に装着される従来の眼鏡型ディスプレイを示す外観図である。 観察者の頭部に装着される従来の眼鏡型ディスプレイの平面の概略構成を示す光路図である。 図7に示す眼鏡型ディスプレイの側面の概略構成を示す光路図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は、以下に説明するような実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態様が含まれることはいうまでもない。
(第一の実施形態)
図1(a)は、本発明の一実施形態である眼鏡型ディスプレイ(表示装置)の下部の平面の概略構成を示す光路図であり、図1(b)は、本発明の一実施形態である眼鏡型ディスプレイ(表示装置)の上部の平面の概略構成を示す光路図である。また、図2(a)は、図1に示すA−A線の眼鏡型ディスプレイの側面の概略構成を示す光路図であり、図2(b)は、図1に示すB−B線の眼鏡型ディスプレイの側面の概略構成を示す光路図である。なお、上述した眼鏡型ディスプレイ401と同様のものについては、同じ符号を付している。
眼鏡型ディスプレイ1は、表示光線Lを出射するユニット部Uと、ユニット部Uからの表示光線Lを内部で反射させながら観察者の眼Eに導く基板である第一ライトガイド4及び第二ライトガイド5と、ユニット部Uと第一ライトガイド4と第二ライトガイド5とが取り付けられるフレーム部Fとを備える。
第一ライトガイド4は、ポリカーボネイト製(屈折率ng)の平板形状となり、一端部に形成され出射機構Sの前方(Z方向)に配置される平面形状の全反射面41と、第二ライトガイド5の後方(−Z方向)に配置される出射面42と、空気との界面によって全反射面41と出射面42との間に形成される側面群46とを有する。
側面群46は、Y方向(第一設定方向)から見ると四角形状となり、第一面46aと、第一面46aとZ方向で対向する第二面46bと、第三面(図示せず)と、第三面とX方向(第二設定方向)で対向する第四面(図示せず)とを有する。
出射面42は、i枚の平面形状の出射面からなり、Y方向(第一設定方向)において順番に、第一出射面42aと、第二出射面42bと、・・・、第i出射面42iとなるように配置されている。さらに、Y方向に対する第一出射面42aの角度と、Y方向に対する第二出射面42bの角度と、・・・、Y方向に対する第i出射面42iの角度とは、X方向から見ると同じβとなるように配置されている。
そして、第一出射面42aと第二出射面42bと・・・と第i出射面42iとは、入射した表示光線Lの19%を反射するとともに、表示光線Lの81%を透過することが可能なビームスプリッタ面となっている。
第二ライトガイド5は、ポリカーボネイト製(屈折率ng)の平板形状となり、一端部に形成され出射面42の前方(Z方向)に配置される平面形状の全反射面51と、観察者の眼Eの前方(Z方向)に配置される出射面52と、空気との界面によって形成される側面群56とを有する。
側面群56は、X方向(第二設定方向)から見ると四角形状となり、第一面56aと、第一面56aとZ方向で対向する第二面56bと、第三面(図示せず)と、第三面とY方向で対向する第四面(図示せず)とを有する。
出射面52は、i枚の平面形状の出射面からなり、X方向(第二設定方向)において順番に、第一出射面52aと、第二出射面52bと、・・・、第i出射面52iとなるように配置されている。さらに、X方向に対する第一出射面52aの角度と、X方向に対する第二出射面52bの角度と、・・・、X方向に対する第i出射面52iの角度とは、Y方向から見ると同じαとなるように配置されている。
そして、第一出射面52aと第二出射面52bと・・・と第i出射面52iとは、入射した表示光線Lの19%を反射するとともに、表示光線Lの81%を透過することが可能なビームスプリッタ面となっている。
ユニット部Uは、出射機構Sと、制御部10とを備える。
出射機構Sは、表示光線Lを出射する小型半導体レーザ(レーザ素子)2と、反射面(光学系出射面)を有する光学系3と、光学系3を駆動する光学系駆動機構6とを備える。図3は、光学系と光学系駆動機構との一例を示す斜視図である。
小型半導体レーザ2は、0mW以上100mW以下(設定範囲)の強度から選択される強度の表示光線Lを出射することが可能となっている。そして、小型半導体レーザ2は、制御部10からの制御信号に基づいて、1ドットとなる表示光線Lを所定の強度で出射する。
光学系3は、小型半導体レーザ2からの表示光線Lを反射して、第一ライトガイド4に表示光線Lを導く平面形状の反射面を有する。
光学系駆動機構6は、小型半導体レーザ2からの表示光線Lの進行方向に対する反射面の角度(θs,θt)が、第一軸方向(S軸方向)と、第一軸方向(S軸方向)と垂直となる第二軸方向(T軸方向)とで変化するように、光学系3を駆動させることが可能になっている。
このような光学系3と光学系駆動機構6としては、例えば、MEMSミラー等が挙げられる。
制御部10は、CPUとメモリとを備える。また、CPUが処理する機能をブロック化して説明すると、表示制御部10aと光学系駆動機構制御部10bとを有する。
表示制御部10aは、制御信号を小型半導体レーザ2に出力するように制御する。図4は、表示した虚像を説明するための図である。
具体的には、まず、第一ドットとなる画像の強度(例えば、10mW)を示す第1制御信号を出力する。つまり、図4に示すような部分Gとなる画像の強度を示す制御信号を出力する。次に、第二ドットとなる画像の強度(例えば、0mW)を示す第2制御信号を出力する。つまり、図4に示すような部分Gとなる画像の強度を示す制御信号を出力する。このように第1制御信号から第256制御信号までを、順に出力することで16ドット×16ドットの虚像を形成する。そして、例えば、第1制御信号から第256制御信号までを、所定の周期(例えば、60Hz等)で出力する。そして、第256制御信号を出力した後には、第1制御信号を出力するように繰り返すことになる。
光学系駆動機構制御部10bは、光学系駆動機構6に電気信号等を出力して、小型半導体レーザ2からの表示光線Lの進行方向に対する反射面の角度(θs,θt)を制御する。
具体的には、表示制御部10aが第1制御信号を出力したときには、小型半導体レーザ2からの表示光線Lの進行方向に対する反射面の角度を角度(θs,θt)とする。また、表示制御部10aが第2制御信号を出力したときには、小型半導体レーザ2からの表示光線Lの進行方向に対する反射面の角度を角度(θs,θt)とする。すなわち、小型半導体レーザ2からの表示光線Lの進行方向に対する反射面の角度(θs,θt)を、出力された制御信号に対応するように、角度(θs,θt)から角度(θs16,θt16)まで順に変更することになる。
このような眼鏡型ディスプレイ1において、まず、表示制御部10aが第1制御信号を出力し、光学系駆動機構制御部10bが小型半導体レーザ2からの表示光線Lの進行方向に対する反射面の角度を角度(θs,θt)とする(図1、図2参照)。その結果、第一ドットの表示光線Lは、角度(θs,θt)である反射面で反射されることにより、第一ライトガイド4の全反射面41に導かれる。第一ライトガイド4の全反射面41は、反射面からの第一ドットの表示光線Lを略Y方向へと反射する。そして、第一面46aと第二面46bとは、第一ドットの表示光線Lを交互に複数回反射しながら、第一出射面42aに導く。そこで、第一出射面42aは、入射した表示光線Lの19%を反射するとともに、表示光線Lの81%を透過する。つまり、表示光線Lの19.0%である表示光線を、第二ライトガイド5の全反射面51の一部分に向かって導く。
また、第一出射面42aを透過した表示光線Lは、第二出射面42bに到達する。そこで、第二出射面42bは、入射した表示光線Lの19%を反射するとともに、表示光線Lの81%を透過する。つまり、表示光線Lの15.4%である表示光線を、第二ライトガイド5の全反射面51の他の一部分に向かって導く。
このように各出射面42a〜42iは、入射した表示光線Lの19%を反射するとともに、表示光線Lの81%を透過することにより、表示光線Lの設定割合である表示光線を、第二ライトガイド5の全反射面51に向かって導く。
第二ライトガイド5の全反射面51は、第一ライトガイド4からの第一ドットの表示光線Lを略X方向へと反射させる。そして、第一面56aと第二面56bとは、第一ドットの表示光線Lを交互に複数回反射しながら、第一出射面52aに導く。そこで、第一出射面52aは、入射した表示光線Lの19%を反射するとともに、表示光線Lの81%を透過する。このとき、第一ドットの表示光線Lは、第一出射面52aから第一出射角度(ψs,ψt)で出射して、観察者の眼Eに導かれる。
また、第一出射面52aを透過した表示光線Lは、第二出射面52bに到達する。そこで、第二出射面52bは、入射した表示光線Lの19%を反射するとともに、表示光線Lの81%を透過する。このとき、第一ドットの表示光線Lは、第二出射面52bから第一出射角度(ψs,ψt)で出射して、観察者の眼Eに導かれる。
このように各出射面52a〜52iが表示光Lを反射することにより、第二ライトガイド5の外部に、第一ドットの表示光線Lを出射する。その結果、出射機構Sから出射される表示光線Lは、第一ライトガイド4及び第二ライトガイド5を介して、観察者の眼Eに導かれる。
また、表示制御部10aが第2制御信号を出力し、光学系駆動機構制御部10bが小型半導体レーザ2からの表示光線Lの進行方向に対する反射面の角度を角度(θs,θt)とする(図5参照)。その結果、第二ドットの表示光線Lは、角度(θs,θt)である反射面で反射されることにより、第一ライトガイド4の全反射面41に導かれる。
そして、第1制御信号と同様に、第一ライトガイド4の全反射面41は、反射面からの第二ドットの表示光線Lを略Y方向へと反射させて、第一出射面42aと第二出射面42bと・・・と第i出射面42iとに導く。その後、第二ライトガイド5の全反射面51は、第一ライトガイド4からの第二ドットの表示光線Lを略X方向へと反射して、第一出射面52aと第二出射面52bと・・・と第i出射面52iとに導く。その結果、第二ドットの表示光線Lは、各出射面52a〜52iから第二出射角度(ψs,ψt)で出射して、観察者の眼Eに導かれる。
このように表示制御部10aが制御信号を順に出力し、光学系駆動機構制御部10bが小型半導体レーザ2からの表示光線Lの進行方向に対する反射面の角度を順に変更していく。その結果、各ドットの表示光線Lは、各出射面52a〜52iから所定の出射角度(ψs,ψt)で出射して、観察者の眼Eに導かれることになる。
以上のように、眼鏡型ディスプレイ1によれば、画像情報16ドット×16ドットのうちの1ドットに対応した強度の表示光線Lを出射すればよいので、小型化・軽量化することができる。また、観察者の眼Eが動いても、第一出射面52aと、第二出射面52bと、・・・、第i出射面52iとから表示光線Lは観察者の眼Eに導かれるので、観察者は虚像を観察することができる。
(第二の実施形態)
眼鏡型ディスプレイは、表示光線Lを出射するユニット部Uと、ユニット部Uからの表示光線Lを内部で反射させながら観察者の眼Eに導く基板である第一ライトガイド及び第二ライトガイドと、ユニット部Uと第一ライトガイドと第二ライトガイドとが取り付けられるフレーム部Fとを備える。なお、上述した眼鏡型ディスプレイ1と同様のものについては、説明を省略する。
第一ライトガイドは、ポリカーボネイト製(屈折率ng)の平板形状となり、一端部に形成され出射機構Sの前方(Z方向)に配置される平面形状の全反射面と、第二ライトガイドの後方(−Z方向)に配置される出射面と、空気との界面によって全反射面と出射面との間に形成される側面群とを有する。
出射面は、平面形状の回折面からなり、第二面上に所定の面積(Y方向での長さは、表示光線Lをi回反射させるために必要な長さである)で形成されている。そして、回折面は、入射した表示光線Lの81%を反射するとともに、表示光線Lの19%を第二ライトガイドの方向に回折透過させて導くことが可能となっている。
第二ライトガイドは、ポリカーボネイト製(屈折率ng)の平板形状となり、一端部に形成され出射面の前方(Z方向)に配置される平面形状の全反射面と、観察者の眼Eの前方(Z方向)に配置される出射面と、空気との界面によって全反射面と出射面との間に形成される側面群とを有する。
出射面は、平面形状の回折面からなり、第一面上に所定の面積(例えば、X方向での長さは、表示光線Lをi回反射させるために必要な長さである)で形成されている。そして、回折面は、入射した表示光線Lの光束の81%を反射するとともに、表示光線Lの光束の19%を観察者の方向に回折透過させて導くことが可能となっている。
以上のように、眼鏡型ディスプレイによれば、画像情報16ドット×16ドットのうちの1ドットに対応した強度の表示光線Lを出射すればよいので、小型化・軽量化することができる。また、観察者の眼Eが動いても、所定の面積(例えば、X方向での長さは、表示光線Lをi回反射させるために必要な長さである)の回折面から表示光線Lは観察者の眼Eに導かれるので、観察者は虚像を観察することができる。
(他の実施形態)
上述した眼鏡型ディスプレイは、観察者の頭部や腕等の身体や、身体に装着されるヘルメットや眼鏡等に、ヘッドセット、ベルト、バンド、クリップ等を介して装着されたり、携帯電話や腕時計等の各種携帯機器に装着されたり、手に持った状態で使用されたりしてもよい。また、観察者に装着されるヘッドマウントディスプレイのような形態に限らず、観察者の前方に設置するヘッドアップディスプレイのような形態であってもよい。
上記小型半導体レーザは、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色光を合成することにより、観察対象の虚像をカラー表示してもよい。
また、表示光線を観察者の両方の眼に導くようにしてもよい。
また、上述した眼鏡型ディスプレイにおいて、X方向と第二設定方向とは一致するような構成を示したが、X方向と第二設定方向とは一致しないような構成としてもよく、第二設定方向は任意の一方向とすることができる。また、Y方向と第一設定方向とは一致するような構成を示したが、Y方向と第一設定方向とは一致しないような構成としてもよく、第一設定方向は任意の一方向とすることができる。
上記ライトガイドを形成する材料としては、例えば、ポリカーボネイト、ポリメタクリル酸(PMMA)、シクロオレフィン、硝材等が挙げられる。
上述した眼鏡型ディスプレイにおいて、第一ライトガイド4がi枚の出射面42a〜42iを有するとともに、第二ライトガイド5がi枚の出射面52a〜52iを有するような構成を示したが、第一ライトガイドが4枚の出射面を有するとともに、第二ライトガイドが6枚の出射面を有するような構成としてもよく、出射面は任意の数とすることができる。
上述した眼鏡型ディスプレイにおいて、第一ライトガイド4の出射面42a〜42iと第二ライトガイド5の出射面52a〜52iとが、入射した表示光線Lの19%を反射するとともに、表示光線Lの81%を透過するビームスプリッタ面であるような構成を示したが、第一ライトガイド4の出射面42a〜42iと第二ライトガイド5の出射面52a〜52iとが、それぞれ異なる割合を反射するとともに、それぞれ異なる割合を透過するビームスプリッタ面や全反射面であるような構成としてもよい。
上述した眼鏡型ディスプレイにおいて第一ライトガイドの回折面(出射面)は第二面上に形成して回折透過して第二ライトガイドに導いたが、第一面上に形成して回折反射して第二ライトガイドに導く構成としてもよく、第二ライトガイドの回折面(出射面)は第一面上に形成して回折透過して観察者の方向に導いたが、第二面上に形成して回折反射して観察者の方向に導く構成としてもよい。
上述した眼鏡型ディスプレイにおいて、第一ライトガイド4の第一面46aと第二面46bと、第二ライトガイド5の第一面56aと第二面56bとが、表示光線Lを反射するような構成を示したが、第一ライトガイド4の第一面46aと第二面46bと第三面と第四面と、第二ライトガイド5の第一面56aと第二面56bと第三面と第四面とが、表示光線Lを反射するような構成としてもよい。
上述した眼鏡型ディスプレイにおいて、光学系3が反射面を有するような構成を示したが、光学系がプリズム等であるような構成としてもよい。
上述した眼鏡型ディスプレイにおいて、光学系駆動機構6で光学系3の反射面の角度を変化させることで表示光線の出射方向を変化させる構成としたが、電気光学結晶(例えばKTN結晶)内に表示光線を透過させ、電気光学結晶に印加する電圧を変化させることで表示光線の出射方向を変化させてもよい。
上述した眼鏡型ディスプレイにおいて、小型半導体レーザ(表示素子)2は、ユニット部Uの内部に配置されるような構成を示したが、ユニット部Uの外部に配置され、光ファイバ等を介するような構成としてもよい。また、小型半導体レーザから出射される表示光線Lは、レンズ等により光束系を拡大してもよい。
本発明は、卓上以外の環境で使用する情報機器等に利用することができる。
1,401 眼鏡型ディスプレイ(表示装置)
2 小型半導体レーザ
3,103 光学系
4 第一ライトガイド
5 第二ライトガイド
41,51 全反射面
42,52,442 出射面
42a,52a,442a 第一出射面
42b,52b,442b 第二出射面
46a,56a 第一面
46b,56b 第二面
L 表示光、表示光線
E 観察者の眼
S 出射機構
U ユニット部

Claims (2)

  1. 表示光線を出射するレーザ素子と、前記レーザ素子からの表示光線を反射又は透過する光学系出射面を有する光学系と、前記レーザ素子からの表示光線の進行方向が変化するように、前記光学系を駆動させる光学系駆動機構とを有する出射機構と、
    前記出射機構からの表示光線を観察者の眼に導くライトガイドと、
    表示しようとする画像情報に基づいて、前記出射機構を制御する制御部とを備える表示装置であって、
    前記ライトガイドは、第一ライトガイドと第二ライトガイドとを有し、
    前記第一ライトガイドは、第一面と、当該第一面と対向する第二面と、出射面とを有し、前記第一面及び/又は第二面で出射機構からの表示光線を、第一設定方向へと反射させながら出射面に導き、出射面から表示光線を第二ライトガイドに導き、
    前記第二ライトガイドは、第一面と、当該第一面と対向する第二面と、観察者の眼の前方に配置される出射面とを有し、前記第一面及び/又は第二面で第一ライトガイドからの表示光線を、第一設定方向と垂直となる第二設定方向へと反射させながら出射面に導き、出射面から表示光線を観察者の眼に導き、
    前記第一ライトガイドの出射面は、入射した表示光線の設定割合を反射するとともに、表示光線の設定割合を透過することが可能な複数の平面形状のビームスプリッタ面であり、各ビームスプリッタ面は、平行であり、
    前記第二ライトガイドの出射面は、入射した表示光線の設定割合を反射するとともに、表示光線の設定割合を透過することが可能な複数の平面形状のビームスプリッタ面であり、各ビームスプリッタ面は、平行であり、
    前記レーザ素子は、設定範囲の強度から選択される強度の表示光線を出射することが可能となっており、
    前記光学系駆動機構は、前記レーザ素子からの表示光線の進行方向に対する光学系出射面の角度が、第一軸方向と、当該第一軸方向と垂直となる第二軸方向とで変化するように、前記光学系を駆動させることが可能となっており、
    前記制御部は、前記レーザ素子から出射される表示光線の強度を順に変化させていくとともに、前記レーザ素子からの表示光線の進行方向に対する光学系出射面の角度が順に変化するように、前記光学系を駆動することにより、画像情報の全部分に対応した虚像を形成することを特徴とする表示装置。
  2. 表示光線を出射するレーザ素子と、前記レーザ素子からの表示光線を反射又は透過する光学系出射面を有する光学系と、前記レーザ素子からの表示光線の進行方向が変化するように、前記光学系を駆動させる光学系駆動機構とを有する出射機構と、
    前記出射機構からの表示光線を観察者の眼に導くライトガイドと、
    表示しようとする画像情報に基づいて、前記出射機構を制御する制御部とを備える表示装置であって、
    前記ライトガイドは、第一ライトガイドと第二ライトガイドとを有し、
    前記第一ライトガイドは、第一面と、当該第一面と対向する第二面と、出射面とを有し、前記第一面及び/又は第二面で出射機構からの表示光線を、第一設定方向へと反射させながら出射面に導き、出射面から表示光線を第二ライトガイドに導き、
    前記第二ライトガイドは、第一面と、当該第一面と対向する第二面と、観察者の眼の前方に配置される出射面とを有し、前記第一面及び/又は第二面で第一ライトガイドからの表示光線を、第一設定方向と垂直となる第二設定方向へと反射させながら出射面に導き、出射面から表示光線を観察者の眼に導き、
    前記第一ライトガイドの出射面は、入射した表示光線の設定割合を反射するとともに、表示光線の設定割合を第二ライトガイドの方向に導くことが可能な回折面であり、当該回折面における第一設定方向での長さは、所定の長さ以上であり、
    前記第二ライトガイドの出射面は、入射した表示光線の設定割合を反射するとともに、表示光線の設定割合を観察者の方向に導くことが可能な回折面であり、当該回折面における第二設定方向での長さは、所定の長さ以上であり、
    前記レーザ素子は、設定範囲の強度から選択される強度の表示光線を出射することが可能となっており、
    前記光学系駆動機構は、前記レーザ素子からの表示光線の進行方向に対する光学系出射面の角度が、第一軸方向と、当該第一軸方向と垂直となる第二軸方向とで変化するように、前記光学系を駆動させることが可能となっており、
    前記制御部は、前記レーザ素子から出射される表示光線の強度を順に変化させていくとともに、前記レーザ素子からの表示光線の進行方向に対する光学系出射面の角度が順に変化するように、前記光学系を駆動することにより、画像情報の全部分に対応した虚像を形成することを特徴とする表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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