JP2011104285A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技盤17に配設される装飾部材24の右側縁部に、窓口24a内に臨む光透過部材28が配設される。光透過部材28は複数のレンズ体31を備える。遊技盤17の裏側に配設される裏ユニット33に、光透過部材28の後側に臨むように発光演出装置68が配設される。発光演出装置68は、基板68bの前面に発光体68aを備え、該発光体68aからの光は、光透過部材28のレンズ部31に照射される。遊技盤17や装飾部材24には発光体や基板は配設されていないから、パチンコ機のリユースに際し、発光演出装置68が配設される裏ユニット33を遊技盤17から取外すだけで、発光体68aや基板68bを簡単にリユースに供し得る。
【選択図】図10
Description
遊技球が流下可能な遊技領域(18)が前側に設けられる不透明な遊技盤(17)と、該遊技盤(17)に形成した前後方向に貫通する開口部(17a)に配設され、遊技領域(18)を流下する遊技球を外周部で案内可能な枠状の装飾部材(24)と、前記遊技盤(17)の裏側に配設された裏ユニット(33)と、該裏ユニット(33)に配設され、図柄を変動表示可能な図柄表示装置(13)とを備え、前記装飾部材(24)に形成された窓口(24a)を介して前記図柄表示装置(13)の表示部が後方から臨むよう構成された遊技機において、
前記装飾部材(24)の窓口(24a)内に臨んで該装飾部材(24)に配設された光透過部材(28)と、
前記裏ユニット(33)に配設されて前記光透過部材(28)の後側に臨み、該光透過部材(28)に向けて光を照射する発光体(68a)が配設された基板(68b)と、
前記基板(68b)と光透過部材(28)との間に臨んで基板(68b)の前側を覆うように該基板(68b)に配設され、前記発光体(68a)の光を透過可能なカバー体(69)とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明によれば、装飾部材の光透過部材に発光体を近接して配置することができ、窓口内での効果的な発光演出ができる。
請求項3の発明によれば、可動体をリユースすることができる。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤17(図2参照)が着脱可能に保持された本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組付けられて、該遊技盤17の裏側に対して、各種図柄を変動表示可能な図柄表示装置13が着脱し得るよう配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤17を透視保護するガラス板を備えた装飾枠としての前枠14が開閉可能に組付けられると共に、該前枠14の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組付けられる。なお、実施例では、前記前枠14の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿16が一体的に組付けられており、前枠14の開閉に合わせて上球受け皿16も一体的に開閉するよう構成される。
前記中枠12に配設される前記遊技盤17は、不透明な合板等の木製で平板状に形成されて、その前面(盤面)にパチンコ球が流下可能な遊技領域18が画成される。すなわち、遊技盤17の前面には、図2に示す如く、円弧状に形成した案内レール19が配設されると共に、該案内レール19の右方位置に、左端縁が右方に凹む円弧状に形成した盤面飾り部材20が配設され、案内レール19および盤面飾り部材20により前記遊技領域18が略円形状に画成される。遊技盤17の遊技領域18内には、多数の遊技釘が植設されており、該遊技領域18を流下するパチンコ球の接触により流下方向を不規則に変更させ得るよう構成してある。
前記遊技盤17には、前後に貫通する開口部(可視部)17a(図3参照)が形成されており、該開口部17aに対して前後に開口する枠状の装飾部材24が着脱自在に配設される。また、遊技盤17の裏面には、前記図柄表示装置13が着脱可能に配設されると共に、遊技状態に合わせて動作や発光により演出を行なう複数の可動演出装置38,39,40,41や発光演出装置68や複数の発光基板70,71,72,73等が配設される後述の裏ユニット33が着脱自在に配設される。裏ユニット33には、遊技盤17の開口部17aの後側において前後に貫通する開口部33aが形成されており、該開口部33aに表示部を臨ませるようにして図柄表示装置13が裏ユニット33の裏側に着脱自在に配設される。すなわち、裏ユニット33の開口部33aから臨む前記図柄表示装置13の表示部は、遊技盤17の開口部17aに配設された装飾部材24における前後に開口する窓口24aを介して遊技盤17の前側に露出して、該図柄表示装置13の表示部で展開される図柄変動演出を前側から視認し得るようになっている。実施例では、装飾部材24が配設された遊技盤17において、裏ユニット33に配設した図柄表示装置13の表示部が前側から視認可能となる窓口24aが可視部となる。
前記装飾部材24における後述する右可動演出装置39の前側に位置する右側縁部に、窓口24a内に臨む光透過部材28が配設されている。この光透過部材28は、図12に示す如く、メッキが施されて非光透過性とされた前取付部材29と、該前取付部材29に後側から取付けられる光透過性の後取付部材30とを備え、前取付部材29に形成された複数の開口部29aの夫々に臨むレンズ体31が、両取付部材29,30で挟持されている。なお、前取付部材29における上下方向の略中央に形成された大径の開口部29aに対応する前側には、該開口部29aに対応する開口部32aが形成された装飾体32が配設されて、該装飾体32と前取付部材29とにより大径のレンズ体31が両開口部29a,32aに臨むように保持される。
前記裏ユニット33は、図6に示すように、前方に開口する矩形箱状に形成された箱状本体34と、該箱状本体34の開口前端部に形成されて当該箱状本体34の開口外側へ延出し、前記遊技盤17の裏面に当接する固定部35とから構成される。箱状本体34は、前記遊技盤17に対向する矩形板状に形成された対向面部36と、該対向面部36における上下左右の各縁部から前方に延出する画壁部37a,37b,37c,37dとから前方に開口するよう形成されて、各画壁部37a,37b,37c,37dの前端部から箱状本体34の開口外側へ向けて延出するよう前記固定部35が形成されている。そして、固定部35の前面を遊技盤17の裏面に当接した状態で、ネジを介して遊技盤17に裏ユニット33が着脱自在に固定される。
前記裏ユニット33に配設される左右の可動演出装置38,39の構成は、基本的には左右対称であるので、左可動演出装置38の構成についてのみ説明し、右可動演出装置39の同一部材には同じ符号を付して詳細説明は省略する。
前記主可動体44は、左右方向に長尺な基体49の前側に、光透過性の合成樹脂材から形成された蓋部材50を配設して構成された本体51の内部に、発光装置52が収納されている。基体49の裏面には、後側に開放するコ字状に形成されたスライド体53が配設され、該スライド体53における左右方向に対向する延出部53a,53aに前記案内軸48が摺動自在に挿通されている。スライド体53における左側の延出部53aは、図8に示す如く、前記保持部材47の両延出片47a,47aの間に臨む位置において案内軸48が摺動自在に挿通されると共に、右側の延出部53aは、右側の延出片47aより右側に臨む位置において案内軸48が摺動自在に挿通されている。すなわち、主可動体44は、左側の延出部53aが、保持部材47における左右の延出片47a,47aに当接して位置規制される範囲で左右方向に移動可能に構成される(図15,図17参照)。なお、本体51には、右端部側に筒状の装飾部品59が、該本体51を囲繞するように配設固定されている。
前記ベース部43には、前記保持部材47の配設位置を挟む上下位置で、かつ前記第1軸ピン55の配設位置より右側(開口部33a側)に、対応する支持板54との間に前後方向に延在する第2軸ピン58が夫々配設されて、各第2軸ピン58に、副可動体45の一端部が回動自在に枢支されている。すなわち、前記主可動体44の上下方向(可視部の縁部に沿う方向)に隣り合う位置に、副可動体45が夫々配設される。各副可動体45の一端部外周には、対応するアーム部材56に形成されたカム部56cに当接可能な当接部45aが設けられている(図18または図19参照)。また副可動体45の他端部とベース部43と間に、前記当接部45aを常にカム部56cに当接する方向に向けて副可動体45を付勢する引っ張りコイルバネ等の第1弾性部材60が張設されている。そして、アーム部材56が主可動体44を左右方向に移動するよう揺動するときには、図19に示す如く、カム部56cが当接部45aに当接することで、副可動体45が第2軸ピン58を中心として所要角度範囲で揺動するよう構成される。実施例では、主可動体44を挟む上下に位置する一対の副可動体45,45は、主可動体44の待機位置では両副可動体45,45の他端部側が主可動体44から離間し(図18参照)、主可動体44が作動位置に移動する際に両副可動体45,45は他端部側が主可動体44に近接するように揺動するようになっている(図19参照)。
前記案内軸48には、前記主可動体44の左右方向の直線移動に従動して左右方向に直線的に移動する第3の副可動体61が摺動自在に配設されている。この第3の副可動体61は、主可動体44の本体51が通過可能な通孔を形成した筒部62と、該筒部62に形成された支持部62aとから構成され、図15に示す如く、筒部62の通孔に主可動体44の本体51を挿通した状態で、支持部62aに形成した通孔に、前記保持部材47における右側の延出片47aとスライド体53の右側の延出部53aとの間に臨む案内軸48が摺動自在に挿通されている。また、スライド体53における右側の延出部53aと支持部62aとの間に、案内軸48の外側に巻装した圧縮コイルバネ等の第2弾性部材63が弾力的に介挿されて、第3の副可動体61は、スライド体53における右側の延出部53aから支持部62aが離間する方向に常に第2弾性部材63で付勢される。またスライド体53の左端部には、支持部62aに左方から当接可能な作動片53bが設けられており、該作動片53bの右端部は、主可動体44の待機位置では保持部材47の右側の延出片47aより左側に位置するよう設定される。すなわち、主可動体44の待機位置では、第2弾性部材63の弾力によって第3の副可動体61は、支持部62aが保持部材47における右側の延出片47aに当接する位置に保持され(図15参照)、主可動体44が作動位置に向けて右方に移動する途中で、図16に示すようにスライド体53の作動片53bが支持部62aに当接した以後においては、主可動体44と第3の副可動体61とが一体的に右方に向けて移動するよう構成される(図17,図19参照)。なお、第3の副可動体61の筒部62は、主可動体44に配設されている前記装飾部品59より左側に位置すると共に、該装飾部品59より大きくかつ略相似形に形成されて、装飾の統一性が図られている。
前記主可動体44における本体51の内部に配設される発光装置52は、図15に示す如く、前面にLED等の発光体52aを複数実装した基板52bと、該発光体52aの前側を覆うように基板52bに配設されたレンズ部材52cとから基本的に構成される。基板52bの左端部に一端がコネクタ接続された発光用配線(配線)64(図7参照)は、本体51の上側(前記モータ46の配設側を向く側とは反対側)に形成された通孔51a(図9参照)を介して外部に引き出されるようになっている。また、上側(主可動体44を挟んでモータ46の配設側とは反対側)の前記支持板54の前面には配線フック54aが設けられており、本体51から引き出された発光用配線64は、該配線フック54aに支持されて、主可動体44の移動時に発光用配線64が大きく移動して他の部材に引掛かることがないようにしてある。なお、発光用配線64の他端は、ベース部43の裏面に配設された基板にコネクタ接続される。
前記裏ユニット33に配設される上下の可動演出装置40,41につき、簡単に説明する。裏ユニット33の上対向面部36aに配設される上可動演出装置40は、図2に示す如く、前記装飾部材24における上部の左右方向の略中央に形成された上方に凹む凹部24cに臨んでいる。この上可動演出装置40は、可動部材40aを回転自在に備え、該可動部材40aをモータ等の駆動手段によって回転することで動作による演出を行なうよう構成される。また上可動演出装置40は、基板にLED等の発光体を実装した発光装置を内部に備え、動作による演出のみならず、発光による演出も行ない得るようになっている。なお、前記装飾部材24の凹部24cを挟む両側に、前記光透過部27,27が形成されている。
前記右可動演出装置39におけるカバー部材66の前面には、図10に示す如く、前記装飾部材24における光透過部材28の後側に臨む部位に、該装飾部材24における窓口24a内で発光演出する発光演出装置68が配設されている。この発光演出装置68は、前面にLED等の複数の発光体68aを実装した基板68bを備える。基板68bには、カバー部材66の前面に突設した複数の位置決めピン66aと固定用ボス66bに対応する位置の夫々に、該位置決めピン66aおよび固定用ボス66bが挿通される通孔68c,68dが形成される。そして、各通孔68c,68dに対応する位置決めピン66aおよび固定用ボス66bを夫々挿通することで、カバー部材66の前面に基板68bが位置決めされるように構成される。また、カバー部材66に位置決めされた基板68bの各発光体68aは、前記光透過部材28の各レンズ体31の後側に臨むよう設定されて、各発光体68aからの光を対応するレンズ体31に向けて照射し得るようになっている。
前記裏ユニット33には、図4に示すように、複数の発光基板70,71,72,73が配設され、各発光基板70,71,72,73によって前記装飾部材24を後側や下側から照明し得るよう構成される。すなわち、裏ユニット33の上対向面部36aには、前記装飾部材24に設けた左右の光透過部27,27と対応する位置に、前面に複数のLED等の発光体を実装した上部発光基板70が夫々配設され、各上部発光基板70の発光体からの光を対応する光透過部27に後側から照射して発光演出し得るよう構成される。なお、上部発光基板70の前側にはレンズカバー(カバー体)70aが配設され、上部発光基板70の発光体の光を拡散すると共に、該上部発光基板70および発光体を保護するようになっている。また、裏ユニット33の下対向面部36bには、前記装飾部材24におけるステージ25の後壁の後側に、前面に複数のLED等の発光体を実装した下部発光基板71が前面を後壁に対向するよう略鉛直姿勢で配設され、下部発光基板71の発光体からの光をステージ25の後壁に後側から照射して発光演出し得るよう構成される。更に、裏ユニット33の下対向面部36bには、ステージ25における底壁の下側に、上面に複数のLED等の発光体を実装した一対の下側発光基板72,72が左右に離間して上面を底壁に対向するよう略水平姿勢で配設され、各下側発光基板72の発光体からの光をステージ25の底壁に下側から照射して発光演出し得るよう構成される。更にまた、裏ユニット33の下対向面部36bには、ステージ25の底壁における右端部の下側に、上面に複数のLED等の発光体を実装した副下側発光基板73が上面を底壁に対向するよう略水平姿勢で配設され、該副下側発光基板73の発光体からの光をステージ25の底壁右端部に下側から照射して発光演出し得るよう構成される。なお、下対向面部36bの前面には、該下対向面部36bに配設される下部発光基板71、下側発光基板72,72および副下側発光基板73を保護する保護部材(カバー体)82が配設される。この保護部材82には、各発光基板71,72,72,73における各発光体の配設位置に対応して開口部が形成されて、各発光体からの光の照射を妨げることがないようにしてある。
前記裏ユニット33における下対向面部36bの裏面には、図5または図13に示す如く、複数の中継基板設置部74が左右方向に離間して設けられ、各中継基板設置部74には、複数のコネクタ接続部が設けられた下部中継基板75が着脱自在に取付けられて、該下部中継基板75に設けたコネクタ接続部に対して、前記可動演出装置38,39,40,41、発光演出装置68、発光装置52,67および発光基板70,71,72,73等の電気部品に接続した配線が接続されると共に、裏ユニット33の裏側に配設されて各電気部品を制御する図示しない統括制御装置に接続した配線が下部中継基板75にコネクタ接続されて、各電気部品が統括制御装置に電気的に接続されるようになっている。
前記裏ユニット33における左対向面部36cの裏面には、図5に示す如く、側部中継基板76が配設されている。前記右可動演出装置39の発光装置52に電気的に接続する配線(発光用配線64に基板を介して接続する配線)は、右対向面部36dに沿って上方に引き回された後、上対向面部36aおよび左対向面部36cに沿って引き回されて、側部中継基板76に接続される。また、両上部発光基板70,70に電気的に接続する配線および上可動演出装置40の発光装置や駆動手段から導出する配線の夫々も、上対向面部36aおよび左対向面部36cに沿って引き回された後に、側部中継基板76に接続される。更に、前記左可動演出装置38の発光装置52、モータ46および原点センサ65に電気的に接続する配線は、裏側に位置する側部中継基板76に接続される。側部中継基板76には、該側部中継基板76に接続された夫々の配線に対応する中継用配線の一端が接続されると共に、該中継用配線の他端が前記下部中継基板75に接続されており、前記各電気部品38,39,40,46,52,65,70が側部中継基板76を経由して下部中継基板75に電気的に接続されるようになっている。
前記裏ユニット33における下対向面部36bには、図13に示す如く、前記引き回し経路Sに臨む位置に、前後方向に貫通する配線用開口部79が、下対向面部36bにおける左右方向の略中央位置に形成されている。また下対向面部36bの前面には、前記ステージ25を後側から照明する前記下部発光基板(別の電気部品)71が配設されており、該下部発光基板71の裏面(一方の面)には、前記配線用開口部79に臨む位置に、後方に差込口を向けてコネクタ受部71aが突設される。そして、下部発光基板71のコネクタ受部71aには、一端に設けたコネクタ差込部80aが差込口に挿脱自在に差込まれる別の配線80が接続されると共に、該別の配線80は、図14に示す如く、前記コネクタ差込部80aから導出する取巻き部80bが、前記配線束78の外周囲を取り巻くように引き回された後に、下部発光基板71の前面側(他方の面側)に引き回される。そして、別の配線80の他端は、下対向面部36bの前面に設けた前記副下側発光基板(第2の基板)73に接続される。なお、コネクタ受部71aに差込み接続されるコネクタ差込部80aは、図14に示す如く、コクネタ受部71aに接続した状態で下対向面部36bの裏面より後方に突出し、コネクタ受部71aに対する着脱作業を裏ユニット33の後側から容易に行ない得るようになっている。
次に、前述した実施例に係るパチンコ機の作用につき説明する。
前記遊技領域18に打出されたパチンコ球は、前記装飾部材24の外周囲を流下し、該パチンコ球が前記球通路部26に通入すると、該パチンコ球は前記ステージ25に通出され、該ステージ25を左右に転動した後に遊技領域18に排出され、このパチンコ球は始動入賞装置21や普通入賞装置23等に入賞可能となる。そして、始動入賞装置21にパチンコ球が入賞すると、前記図柄表示装置13の図柄が変動開始され、所要の図柄組合わせゲームが展開される。そして、前記図柄表示装置13で展開される図柄変動ゲームの結果、図柄表示装置13に所定の図柄組合わせで図柄が停止表示されたときに、前記特別入賞装置22が入賞口を開放して所謂大当りが発生し、多数の賞球の獲得が可能となる。
前記装飾部材24に配設されて前記窓口24a内に臨む前記光透過部材28の後側に、前記右可動演出装置39の前側に配設した発光演出装置68が臨んでおり、該発光演出装置68における複数の発光体68aを発光させることで、光透過部材28における複数のレンズ体31が後側から照らされて、窓口24a内での好適な発光演出が行なわれる。また、装飾部材24の下部に配設されている光透過性の前記ステージ25の後側や下側には、前記裏ユニット33の下対向面部36bに配設されている複数の発光基板71,72,73が臨んでおり、各発光基板71,72,73の発光体を発光させることで、ステージ25を後側や下側から照らして窓口24a内での好適な発光演出が行なわれる。更に、装飾部材24の上部左右位置に設けられる前記光透過部27,27の後側にも、裏ユニット33の上対向面部36aに配設されている上部発光基板70,70が臨んでいるから、該発光基板70,70の発光体を発光させることで、光透過部27,27を後側から照らして窓口24aの上側での好適な発光演出が行なわれる。
前記右可動演出装置39のモータ46および原点センサ65に一端が接続された配線および下可動演出装置41のモータ等の駆動手段や発光装置67に一端が接続された配線は、図13に示す如く、裏ユニット33に形成した対応する通孔77a,77bを介して裏側に引き出された後、これら複数の配線が纏められた配線束78は、前記引き回し経路Sを左右方向に引き回された後に下部中継基板75に接続される。この配線束78は、図14に示す如く、裏ユニット33に形成した配線用開口部79の後側に臨む箇所において、前記下部発光基板71のコネクタ受部71aに一端がコネクタ差込部80aを介して接続されると共に、他端が前記副下側発光基板73に接続される別の配線80によってばらけないように支持されている。
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 遊技盤は、木製に限らず、アクリルやポリカーボネート等の光透過性の合成樹脂材からなる透明板であってもよい。そして、遊技盤を透明板で構成した場合は、前後に貫通する開口部を設けることなく該透明板自体(可視部)を透かして図柄表示装置の表示部を前側から視認可能とし得る。
(2) 実施例では、複数の可動体を備える可動演出装置を、裏ユニットにおける開口部の左右の縁端に沿って配置したが、開口部の上下の縁端に沿って配置するものであってもよく、また左右何れか一方、あるいは上下何れか一方にのみ可動演出装置を配置する構成を採用可能である。なお、開口部の上下の縁端に沿って可動演出装置を配置する場合は、上下方向に直線的に移動する主可動体の左右の両側に副可動体が配置される構成となる。
(3) 実施例では、主可動体を挟む両側に副可動体を配置したが、少なくともモータと主可動体との間に臨む位置に1つの副可動体が配置される構成であってもよい。
(4) 複数の可動体を備える可動演出装置における各可動体を動作させる機構は、実施例のアーム部材を用いるものに限らず、リンク機構やその他公知の機構を採用し得る。また主可動体の案内機構に関しても、案内軸を用いるものに限らず、主可動体を直線的に案内し得るものであれば、ガイド溝に突部を摺動自在に臨ませる構成等、その他公知の機構を採用し得る。
(5) 実施例では、装飾部材における窓口内の右側に光透過部材を配設したが、該光透過部材は窓口内の上側あるいは左側であってもよく、該光透過部材の配設位置に対応する後側に発光演出装置(発光体を備える基板)を配設する構成を採用し得る。
(6) 実施例では、発光演出装置を可動演出装置の前側に配設したが、裏ユニットに発光演出装置の設置部を別途設け、該設置部に発光演出装置を配設することで光透過部材の後側に臨ませるようにしてもよい。
(7) 実施例では、裏ユニットの下対向面部の裏側に設けた引き回し経路を引き回される配線束を、別の配線で取り巻いてばらけないように支持するようにしたが、裏ユニットの上対向面部あるいは左右の対向面部において同様の構成を採用し得る。
(8) 実施例では、基板同士を接続する別の配線で配線束を取り巻くようにしたが、別の配線は、モータや原点センサ等、その他の電気部品を接続する配線であってもよい。
(9) 実施例では、裏ユニットの裏側で引き回される配線束を別の配線で取り巻くようにしたが、裏ユニットの前側を引き回される配線束を別の配線で取り巻くようにしてもよく、この場合は裏ユニットの裏側に配設した基板の前面に設けたコネクタ受部を配線用開口部に前向きに臨ませ、該コネクタ受部に前側からコネクタ差込部を介して接続される別の配線を配線束に取り巻いた後に配線用開口部から後側に引き出すようにすればよい。
(10) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やパチンコ球を用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
17 遊技盤
17a 開口部
18 遊技領域
24 装飾部材
24a 窓口
28 光透過部材
33 裏ユニット
44 主可動体(可動体)
45 第1、第2の副可動体(可動体)
68a 発光体
68b 基板
69 カバー体
Claims (3)
- 遊技球が流下可能な遊技領域が前側に設けられる不透明な遊技盤と、該遊技盤に形成した前後方向に貫通する開口部に配設され、遊技領域を流下する遊技球を外周部で案内可能な枠状の装飾部材と、前記遊技盤の裏側に配設された裏ユニットと、該裏ユニットに配設され、図柄を変動表示可能な図柄表示装置とを備え、前記装飾部材に形成された窓口を介して前記図柄表示装置の表示部が後方から臨むよう構成された遊技機において、
前記装飾部材の窓口内に臨んで該装飾部材に配設された光透過部材と、
前記裏ユニットに配設されて前記光透過部材の後側に臨み、該光透過部材に向けて光を照射する発光体が配設された基板と、
前記基板と光透過部材との間に臨んで基板の前側を覆うように該基板に配設され、前記発光体の光を透過可能なカバー体とを備えた
ことを特徴とする遊技機。 - 前記基板は、前記裏ユニットの前端より前側に位置している請求項1記載の遊技機。
- 前記裏ユニットに配設されて動作により演出を行なう可動体の前側に、前記基板を配設した請求項1または2記載の遊技機。
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- 2009-11-20 JP JP2009265577A patent/JP5582765B2/ja active Active
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