JP2011104034A - パチンコ機 - Google Patents

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Takumi Takemori
巧 竹森
Naohiro Suzuki
直広 鈴木
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Abstract

【課題】 プリペイドカードを正規の持ち主以外の他人に使われることのないようにし得るパチンコ機を実現する。
【解決手段】 残り度数のあるプリペイドカードがカード挿入口98に挿入された状態のときに、遊技者が発射ハンドル15aの操作を中止し、タッチセンサ15cがOFFになると(S30〜S34)、遊技を中止している時間を示す遊技中止時間tの計測を開始し(S35)、遊技中止時間tが閾値t1以上になると(S36:Yes)、特定の信号をホールコンピュータ105へ送信し、ホールコンピュータ105に備えられた表示装置の外面に台番号を表示し、残り度数のあるプリペイドカードが取り忘れられているパチンコ機を報知する。
【選択図】 図8

Description

この発明は、プリペイドカードを使用して遊技球の貸出しを行うパチンコ機に関する。
従来、この種のパチンコ機では、遊技を行う前にプリペイドカードを購入し、それをパチンコ機間に設けられたプリペイドカードユニットに挿入する。そして、パチンコ機に設けられた貸出ボタンを押すと、所定個数の遊技球が球貸し装置から上皿に払出され、その払出された個数に応じてプリペイドカードの残高が減算される。
特開2008−178749号公報(第24段落、図1)
しかし、プリペイドカードを使うパチンコ機は便利である一方、プリペイドカードユニットからプリペイドカードを取り忘れる遊技者が多い。特に、取り忘れたプリペイドカードに残高がある場合、そのプリペイドカードを他人が使ってしまい、正規の持ち主に戻ってこないという問題がある。
そこでこの発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、プリペイドカードを正規の持ち主以外の他人に使われることのないようにし得るパチンコ機を実現することを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の第1の特徴は、カード挿入口(98)に挿入されたプリペイドカードに記録されている残高情報を読取るプリペイドカードユニット(90)と、ホールコンピュータ(105)とに電気的に接続されたパチンコ機であって、遊技球を払出す遊技球払出装置(75)と、前記遊技球払出装置を作動させて貸出し用の遊技球を払出させるための貸出スイッチ(81)と、を備えており、残高があるプリペイドカードが前記カード挿入口に挿入された状態で前記貸出スイッチがONすると前記遊技球払出装置が遊技球を払出すように構成されたパチンコ機において、遊技球を遊技盤(5)へ発射する発射装置(15)が作動していることを検出する検出手段(15c)と、残高があるプリペイドカードが前記カード挿入口に挿入された状態のときに、前記発射装置が作動していることを前記検出手段が検出しなくなったときからの経過時間を計測する経過時間計測手段(S35)と、前記経過時間計測手段により計測された経過時間が閾値以上になったときに、前記プリペイドカードが前記プリペイドカードユニットから取り出されていないことを報知する報知手段(S37)と、を備えたパチンコ機(1)としたことにある。
この発明の第2の特徴は、前述した第1の特徴において、前記ホールコンピュータ(105)は、パチンコ機(1)から送信される特定の信号を受信したときに、前記特定の信号を送信したパチンコ機を特定可能な情報を表示する表示装置を備えており、前記報知手段は、前記経過時間計測手段により計測された経過時間が前記閾値以上になったときに、前記特定の信号を前記ホールコンピュータへ送信する機能を有することにある。
この発明の第3の特徴は、前述した第1または第2の特徴において、前記報知手段は、前記経過時間計測手段により計測された経過時間が前記閾値以上になったときに、当該パチンコ機(1)に設けられた画像表示装置(52)によって特定の画像を表示することにより、前記プリペイドカードが前記カード挿入口(98)から取り出されていないことを報知する機能を有することにある。
この発明の第4の特徴は、前述した第1ないし第3の特徴のいずれか1つにおいて、前記報知手段は、前記経過時間計測手段により計測された経過時間が前記閾値以上になったときに、当該パチンコ機(1)に設けられた発光部材(68、51、70)を発光させることにより、前記プリペイドカードが前記カード挿入口(98)から取り出されていないことを報知する機能を有することにある。
この発明の第5の特徴は、前述した第1ないし第4の特徴のいずれか1つにおいて、前記報知手段は、前記経過時間計測手段により計測された経過時間が前記閾値以上になったときに、当該パチンコ機(1)が設置されている遊技店内の特定箇所に設けられた発光部材を発光させることにより、前記プリペイドカードが前記カード挿入口(98)から取り出されていないことを報知する機能を有することにある。
この発明の第6の特徴は、カード挿入口(98)に挿入されたプリペイドカードに記録されている残高情報を読取るプリペイドカードユニット(90)と、ホールコンピュータ(105)とに電気的に接続されたパチンコ機であって、遊技球を払出す遊技球払出装置(75)と、前記遊技球払出装置を作動させて貸出し用の遊技球を払出させるための貸出スイッチ(81)と、を備えており、残高があるプリペイドカードが前記カード挿入口に挿入された状態で前記貸出スイッチがONすると前記遊技球払出装置が遊技球を払出すように構成されたパチンコ機において、遊技者が当該パチンコ機によって遊技をする際に座る椅子(200)に設けられており、前記椅子に座った遊技者を検出するセンサ(109)と、残高があるプリペイドカードが前記カード挿入口に挿入された状態のときに、前記センサが前記遊技者を検出していない状態になると、前記プリペイドカードが前記カード挿入口から取り出されていないことを報知する報知手段(S43)と、を備えたパチンコ機としたことにある。
この発明の第7の特徴は、前述した第6の特徴において、前記報知手段(S43)は、前記プリペイドカードユニット(90)または当該パチンコ機(1)または遊技店内の特定箇所に設けられた音声発生装置(108)から特定の音声を発生することにより、前記プリペイドカードが前記カード挿入口(98)から取り出されていないことを報知する機能を有することにある。
なお、上記括弧内の符号は、後述する発明の実施形態との対応関係を示すものである。
前述の第1の特徴によれば、残高のあるプリペイドカードがカード挿入口に挿入された状態のときに、発射装置が作動しなくなったときからの経過時間が閾値以上になったときに、プリペイドカードがカード挿入口から取り出されていないことを報知することができる。
したがって、プリペイドカードを正規の持ち主以外の他人に使われることのないようにし得るパチンコ機を実現することができる。
また、第2の特徴によれば、プリペイドカードがカード挿入口から取り出されていないパチンコ機を特定する情報を、ホールコンピュータの表示装置に表示することができる。
したがって、遊技店の者は、表示装置に表示された情報を見ることにより、プリペイドカードがカード挿入口から取り出されていないパチンコ機を知ることができるため、そのパチンコ機に接続されたプリペイドカードユニットのカード挿入口からプリペイドカードを取出し、他人に使われないように対処することができる。
さらに、第3の特徴によれば、図柄表示装置において特定の画像を表示することにより、プリペイドカードがカード挿入口から取り出されていないことを報知することができる。
したがって、そのパチンコ機にて遊技をしていた遊技者または遊技店の者が、そのパチンコ機が接続されているプリペイドカードユニットのカード挿入口からプリペイドカードを取出し、他人に使われないように対処することができる。
この発明の第4の特徴によれば、パチンコ機に設けられた発光部材を発光させることにより、プリペイドカードがカード挿入口から取り出されていないことを報知することができる。
したがって、そのパチンコ機にて遊技をしていた遊技者または遊技店の者が、そのパチンコ機が接続されているプリペイドカードユニットのカード挿入口からプリペイドカードを取出し、他人に使われないように対処することができる。
この発明の第5の特徴によれば、パチンコ機が設置されている遊技店内の特定箇所に設けられた発光部材へ出力し、その発光部材を発光させることにより、プリペイドカードがプリペイドカードユニットから取り出されていないことを広範囲に亘って報知することができる。
したがって、遊技店の者が、そのパチンコ機が接続されているプリペイドカードユニットのカード挿入口からプリペイドカードを取出し、他人に使われないように対処することができる。
この発明の第6の特徴によれば、残高のあるプリペイドカードをカード挿入口に挿入した状態で遊技者が椅子から離れると、プリペイドカードがカード挿入口から取り出されていないことを報知することができる。
したがって、遊技者が椅子から離れた瞬間に上記の報知をすることができるため、残高のあるプリペイドカードの取り忘れを遊技者に確実に知らせることができるので、残高のあるプリペイドカードが他人に使われてしまう事態を確実に回避することができる。
特に、この発明の第7の特徴によれば、プリペイドカードユニットまたはパチンコ機に設けられた音声発生装置から特定の音声を発生することにより、プリペイドカードの取り忘れを報知することができる。
したがって、残高のあるプリペイドカードの取り忘れを遊技者により一層確実に知らせることができるので、残高のあるプリペイドカードが他人に使われてしまう事態をより一層確実に回避することができる。
この発明の実施形態に係るパチンコ機を正面から見た説明図である。 図1に示すパチンコ機の平面説明図である。 図3(a)は、図1に示すパチンコ機に備えられたプリペイドカードユニットの正面説明図であり、図3(b)は、図1に示すパチンコ機に備えられた残り度数表示パネルを拡大して示す正面説明図である。 図1に示す遊技盤5の構成を示す説明図であり、(a)は遊技盤の全体の説明図、(b)は(a)においてAで示す領域を拡大して示す説明図、(c)は普通電動役物を拡大して示す説明図である。 パチンコ機1の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。 プリペイドカードユニット90に内蔵されたマイクロコンピュータが有するCPUが実行する球貸し要求確認処理の流れを示すフローチャートである。 払出制御基板30の払出制御用CPU32が実行する球貸し処理の流れを示すフローチャートである。 カード取り忘れ報知処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態におけるカード取り忘れ報知処理2の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態におけるカード取り忘れ報知処理3の流れを示すフローチャートである。 第4実施形態におけるカード取り忘れ報知処理4の流れを示すフローチャートである。 第5実施形態のパチンコ機に備えられた主制御基板10と感圧センサ109との接続関係などをブロックで示す説明図である。 カード取り忘れ報知処理5の流れを示すフローチャートである。
〈第1実施形態〉
この発明の第1実施形態に係るパチンコ機について図を参照して説明する。図1は、この実施形態に係るパチンコ機を正面から見た説明図である。図2は、図1に示すパチンコ機の平面説明図である。図3(a)は、図1に示すパチンコ機に備えられたプリペイドカードユニットの正面説明図であり、図3(b)は、図1に示すパチンコ機に備えられた残り度数表示パネルを拡大して示す正面説明図である。
[主要構成]
パチンコ機1には、前枠2が開閉可能に備えられており、その前枠2には、ガラス枠4が開閉可能に取付けられている。前枠2の右側には、ガラス枠4開閉用の鍵を差し込む鍵穴3が設けられている。ガラス枠4の内部には、遊技盤5が設けられており、前枠2の右側下方には、遊技球を遊技盤5へ発射する発射装置(図示省略)を操作するための発射ハンドル15aが回動可能に取付けられている。ガラス枠4の下方には、賞球や貸球が供給される賞球・貸球供給口6aが形成されており、この賞球・貸球供給口6aの供給側には、その賞球・貸球供給口6aから供給された賞球や貸球を溜めておくための上受け皿6が取付けられている。
上受け皿6の前面には、度数表示パネル80が取付けられている。上受け皿6の下方には、上受け皿6の収容可能数を超えて流下した賞球や上受け皿球抜きレバー6bの操作により上受け皿6から排出された遊技球などを排出する排出口7aが形成されている。排出口7aの排出側には、その排出口7aから排出された遊技球を収容しておくための下受け皿7が設けられている。また、遊技盤5の上方には、枠ランプ9が設けられており、下受け皿7の左側には、灰皿7bが設けられている。
前枠2の左端には、プリペイドカードユニット90が取付けられている。図3(a)に示すように、プリペイドカードユニット90には、プリペイドカードの利用が可能であることを示すカード利用ランプ91と、貸出金額(たとえば、100円、200円、300円、500円)の選択を行うための金額設定ボタン92と、金額設定ボタン92により選択した貸出金額を表示する貸出金額表示部93と、100円未満の残高およびメンテナンス情報を度数表示パネル80の度数表示部84に表示させる場合に押す端数表示ボタン94と、プリペイドカードユニット90が接続されるパチンコ機本体の方向を示す連結台方向表示ランプ95と、プリペイドカードがパチンコ機に対応していることを示す玉表示ランプ96とを備える。
さらに、プリペイドカードユニット90には、プリペイドカードを挿入するカード挿入口98と、カード挿入口98にプリペイドカードが挿入されていることを示すカード挿入中ランプ97と、ホルダーへのロックを解除する鍵を差し込むための鍵穴99とが備えられている。カード挿入口98の内部には、カード挿入口98に挿入されているプリペイドカードを検出するカード検出センサと、このカード検出センサによって検出されたプリペイドカードに記録された残高情報などを読取るとともに、その残高情報などを書換えるマイクロコンピュータとを有する制御装置が設けられている。その制御装置およびカード挿入口98から成る機構部分を手前に引き出すことができるようになっているが、その機構部分れらは、上記ホルダにより引き出し不能にロックされている。
図3(b)に示すように、度数表示パネル80には、遊技球の貸出しを行う場合に押す貸出ボタン81と、プリペイドカードを返却させる際に押す返却ボタン82と、遊技球を貸出し可能な状態であることを示す貸出ボタンランプ83と、プリペイドカードユニット90により読取られたプリペイドカードの残り度数(残高)を表示する度数表示部84とが備えられている。度数表示部84は、たとえば7セグメントのLEDにより数字を表示する部分の3桁分により構成されており、100円単位で表示し、たとえば、500円分が残っている場合には、005と表示する。
[遊技盤の主要構成]
次に、遊技盤5の主要構成について図を参照して説明する。図4は、遊技盤5の構成を示す説明図であり、(a)は遊技盤の全体の説明図、(b)は(a)においてAで示す領域を拡大して示す説明図、(c)は普通電動役物を拡大して示す説明図である。
遊技盤5の盤面には、遊技球の流下経路を規制する多数の遊技釘50が打ち込まれている。遊技盤5の盤面の周囲には、発射装置によって発射された遊技球を遊技領域に案内するためのレールセット71が設けられている。レールセット71の終端であって、遊技領域の右上角部には、矢印W2で示す軌道で飛んできた遊技球を跳ね返すための返しゴム63が設けられている。
遊技盤5の中央には、センター飾り51が設けられている。このセンター飾り51は、大仏を模した飾りであり、盤面から前方へ突出する立体形状に形成されており、遊技領域の中央においてかなりの面積を占めている。センター飾り51自身の下部には、演出画像の表示と演出図柄の変動表示とを行う演出表示装置52が設けられている。
センター飾り51自身の左端には、遊技球が通過可能な左通過口58が開口形成されている。盤面の左側には、レールセット71の内周に沿って左サイド飾り68が設けられている。左サイド飾り68とセンター飾り51との間には、遊技球が流下する左寄り遊技領域が形成されている。その左寄り遊技領域には、風車69が回転自在に設けられている。また、図4(b)に示すように、左サイド飾り68には、普通図柄表示装置54と、普通図柄保留数表示装置54aと、第1特別図柄表示装置55と、第2特別図柄表示装置56とが設けられている。
普通図柄表示装置54、第1特別図柄表示装置55および第2特別図柄表示装置56は、それぞれLEDにより構成されている。普通図柄表示装置54は、1個のLEDにより構成されており、そのLEDが点灯したときの発光色および消灯したときのLEDの地の色が普通図柄を構成する。また、普通図柄表示装置54がLEDを点滅させている状態が、普通図柄が変動表示している状態であり、変動表示が終了したときにLEDが点灯している状態が、普通図柄の当りを示す。普通図柄保留数表示装置54aは、4個のLEDにより構成されており、その点灯数により、普通図柄の変動開始の保留数を最大4個表示する。
第1特別図柄表示装置55は4個のLEDにより構成されており、第2特別図柄表示装置56は2個のLEDにより構成されている。第1特別図柄表示装置55および第2特別図柄表示装置56において、LEDが点灯したときの発光色および消灯したときのLEDの地の色が特別図柄を構成する。また、LEDを点滅させている状態が、特別図柄が変動表示している状態である。第1特別図柄表示装置55は、各LEDをランダムに点滅させ、その点滅が停止したときの点灯しているLEDの組合せが特定の組合せであるときに大当りが発生し、その組合せの種類によって大当りの種類が異なる。
たとえば、4個のLEDが点滅を繰り返した後、4個のLEDが総て点灯した状態になった場合は、最大14ラウンドまで大当り遊技を行うことができ、かつ、大当り遊技終了後の遊技状態が確変に変化する大当りが発生し、2個のLEDが点灯した状態になった場合は、最大2ラウンドまで大当り遊技を行うことができ、かつ、大当り遊技終了後の遊技状態が確変に変化する大当りが発生する。
ここで、確変とは、大当り判定において大当りと判定される確率が確変ではない通常時よりも高くなり、かつ、特別図柄および普通図柄が変動表示を開始してから変動表示を終了するまでに要する時間(以下、変動時間という)が短縮され(時短)、かつ、普通電動役物60の開閉翼片60aの開放時間が通常時よりも長くなることにより、単位時間当りに大当りの発生する確率が通常時よりも高い遊技状態のことをいう。
また、第2特別図柄表示装置56は、各LEDをランダムに点滅させ、その点滅が停止したときに少なくとも1個のLEDが点灯しているときに大当りが発生し、点灯しているLEDの数によって大当りの種類が異なる。たとえば、2個のLEDが点滅を繰り返した後、2個のLEDが総て点灯した状態になった場合は、最大14ラウンドまで大当り遊技を行うことができ、かつ、大当り遊技終了後の遊技状態が時短に変化する大当りが発生し、1個のLEDが点灯した状態になった場合は、最大2ラウンドまで大当り遊技を行うことができ、かつ、時短に変化する大当りが発生する。
第1特別図柄表示装置55による特別図柄の変動開始の保留数は、演出表示装置52の左側に設けられた第1保留数表示装置73のLEDの点灯数によって表示される。また、第2特別図柄表示装置56による特別図柄の変動開始の保留数は、演出表示装置52の右側に設けられた第2保留数表示装置74のLEDの点灯数によって表示される。
また、左サイド飾り68には、左袖上入賞口64と、左袖入賞口65と、左下入賞口66とが設けられている。センター飾り51の直下には、第1始動口53が設けられている。この第1始動口53に遊技球が入賞すると、第1特別図柄表示装置55が特別図柄を変動表示するとともに、演出表示装置52が演出図柄を変動表示する。第1特別図柄表示装置55が特別図柄の変動表示を終了すると同時に演出表示装置52が演出図柄の変動表示を終了する。
第1始動口53の下方には、大当りが発生したときに、大当り遊技期間に実行される最大のラウンド数を演出により表示するための演出判定表示装置72が設けられている。センター飾り51と盤面の右端との間には、遊技球が流下する右寄り遊技領域が形成されている。その右寄り遊技領域には、右肩入賞口62が設けられており、その下方には、ゲート61が設けられている。
このゲート61を遊技球が通過すると、普通図柄表示装置54が普通図柄を変動表示する。また、普通図柄表示装置54が普通図柄を変動表示しているときに遊技球がゲート61を通過したときは、その通過による普通図柄の変動表示が保留され、その保留数は普通図柄保留数表示装置54aにより表示される。ゲート61の下方には、普通電動役物60が設けられている。普通電動役物60は、図2(c)に示すように、一対の開閉翼片60aを備えている。各開閉翼片60aは、その基部が回動可能に軸支されており、その基部の回動によって先端を外方へ開いたり内方へ閉じたりする。
図4(c)は、各開閉翼片60aが開いた状態である。普通電動役物60の直上には、遊技釘が存在するため、各開閉翼片60aが閉じた状態では、第2始動口59は遊技球が入賞できない大きさになり、各開閉翼片60aが開くと、第2始動口59が拡張され、遊技球が容易に入賞できる大きさになる。第2始動口59に遊技球が入賞すると、第2特別図柄表示装置56が特別図柄を変動表示するとともに、演出表示装置52が演出図柄を変動表示する。第2特別図柄表示装置56が特別図柄の変動表示を終了すると同時に演出表示装置52が演出図柄の変動表示を終了する。
普通電動役物60の下方には、右サイド飾り70が設けられており、その右サイド飾り70には、開閉部材を有する変動入賞装置57が設けられている。変動入賞装置57は、大当りが発生したときに開閉部材を作動させることにより、大入賞口57aを開口し、所定時間経過後に大入賞口57aを閉口する。遊技盤5自身の下部には、どこにも入賞などしなかった遊技球を回収するためのアウト口67が開口形成されている。
また、遊技盤5は、左寄り遊技領域を流下する遊技球が第1始動口53に入賞し易いように構成されている。このため、遊技者は、通常、遊技球が左寄り遊技領域を流下するように矢印W1で示す領域を狙って遊技球を発射する。また、確変になると、普通電動役物60の開閉翼片60aが開放している時間が通常よりも長くなり、遊技球が第2始動口59に入賞し易くなるため、遊技者は、遊技球が右寄り遊技領域を流下するように矢印W2で示す領域を狙って遊技球を発射する。いわゆる右打ちをする。
[主な電気的構成]
次に、パチンコ機1の主な電気的構成についてそれをブロックで示す図5を参照して説明する。
なお、以下の説明では、大当り図柄とは、大当たり判定の結果が大当りのときに、演出図柄の変動表示が終了したときに表示される大当り図柄のことであり、ハズレ図柄とは、大当たり判定の結果がハズレのときに、演出図柄の変動表示が終了したときに表示されるハズレ図柄のことである。また、確定図柄とは、大当り図柄およびハズレ図柄の両方を指す。また、確変大当り図柄とは、確変大当りを示す大当り図柄のことであり、通常大当り図柄とは、通常大当りを示す大当り図柄のことである。
パチンコ機1には、主制御基板10が設けられており、その主制御基板10には、主制御用MPU11が搭載されている。主制御用MPU11は、主制御用CPU12と、主制御用ROM13と、主制御用RAM14とを備える。主制御用CPU12は、大当り判定、確定図柄の抽選、変動時間の抽選、入賞の検出、賞球の払出命令など、遊技における重要な処理を実行する。また、大当り判定には、通常大当りか否かの判定と、確変大当りか否かの判定とがある。確変大当りとは、大当り遊技終了後の遊技状態が確変に変化することが約束された大当りのことであり、通常大当りとは確変大当りではない大当りのことである。
主制御用ROM13には、主制御用CPU12が上記の処理を実行するためのコンピュータプログラム、各制御基板へ送信する制御コマンド、大当り判定を行う際に参照する大当り値などが読出し可能に格納されている。主制御用RAM14は、主制御用CPU12が上記のコンピュータプログラムを実行することにより発生する処理結果および判定結果などを読出しおよび書換え可能に格納する。
主制御基板10には、払出制御基板30が電気的に接続されている。払出制御基板30には、遊技球の払出しを制御する払出制御用MPU31が搭載されており、その払出制御用MPU31は、払出制御用CPU32と、払出制御用ROM33と、払出制御用RAM34とを備える。
払出制御用ROM33には、払出制御用CPU32が実行するコンピュータプログラムなどが読出し可能に格納されている。払出制御用RAM34は、払出制御用CPU32が上記のコンピュータプログラムを実行することにより発生する処理結果および判定結果などを読出しおよび上書き可能に格納する。
払出制御基板30には、賞球または貸球としての遊技球を払出す部材を駆動するための払出モータ75と、この払出モータ75によって払出された遊技球を検出するための払出センサ77と、払出す遊技球がなくなった状態を検出するための球切れスイッチ78と、下皿7が遊技球で満杯になった状態を検出するための下皿満杯スイッチ(下皿満杯SW)76と、ガラス枠3が開放された状態を検出するための扉開放スイッチ(扉開放SW)108と、遊技球を発射するロータリソレノイドなどの発射装置87とが電気的に接続されている。発射装置87には、発射ハンドル4の回動量に応じて発射装置の発射強度を調節するための発射ボリューム88と、遊技者が発射ハンドル4に触れたことを検出して発射装置87を駆動させるためのタッチセンサ89とが接続されている。
また、払出制御基板30には、度数表示基板80aが接続されており、度数表示基板80aは、CR接続基板102を介してプリペイドカードユニット90と接続されている。また、度数表示基板80aには、貸出ボタン81と貸出ボタンランプ83と返却ボタン82とが接続されている。また、プリペイドカードユニット90は、CR接続基板102を介して主制御基板10と接続されている。
主制御基板10は、払出制御基板30および演出制御基板20と接続されている。また、主制御基板10は、外部端子板103を介してホールコンピュータ105と接続されている。ホールコンピュータ105は、パチンコ機が設置されている遊技店の管理室などに配置されており、遊技店内の各パチンコ機の主制御基板と接続されている。ホールコンピュータ105は、表示画面を有する表示装置(たとえば、液晶表示装置)を備えており、その表示画面により、各パチンコ機の稼働状況(たとえば、大当りの発生回数や出玉数など)を表示する。また、ホールコンピュータ105は、各パチンコ機に接続されたプリペイドカードユニット90と接続されており、プリペイドカードユニット90から送信される特定の信号に基づいて、残高のあるプリペイドカードがプリペイドカードユニット90から取り忘れられているパチンコ機の台番号を上記の表示装置の表示画面に表示する。
主制御基板10には、盤面中継端子板79が電気的に接続されており、その盤面中継端子板79には、変動入賞装置57を作動させるための大入賞口ソレノイド57bと、普通電動役物60の開閉翼片60aを開閉動作させるための普通電動役物ソレノイド60bと、大入賞口57aに入賞した遊技球を検出するための大入賞口スイッチ(大入賞口SW)57cと、第1始動口53に入賞した遊技球を検出するための第1始動口スイッチ(第1始動口SW)53aと、第2始動口59に入賞した遊技球を検出するための第2始動口スイッチ(第2始動口SW)59aと、ゲート61を通過した遊技球を検出するためのゲートスイッチ(ゲートSW)61aと、右肩入賞口62に入賞する遊技球を検出するための入賞口スイッチ(入賞口SW)62aと、左袖上入賞口64に入賞した遊技球を検出するための入賞口スイッチ(入賞口SW)64aと、左袖入賞口65に入賞した遊技球を検出するための入賞口スイッチ(入賞口SW)65aと、左下入賞口66に入賞した遊技球を検出するための入賞口スイッチ(入賞口SW)66aと、普通図柄保留数表示装置54aとが電気的に接続されている。
主制御基板10には、演出制御基板20が電気的に接続されている。演出制御基板20には、演出制御用MPU21が搭載されており、その演出制御用MPU21は、演出制御用CPU22と、演出制御用ROM23と、演出制御用RAM24とを備える。演出制御用ROM23には、演出表示装置52が演出内容を表示するためのデータと、第1特別図柄表示装置55および第2特別図柄表示装置56が所定の点灯パターンでLEDを点灯させるためのデータとが記録されている。
演出制御用CPU22は、演出表示装置52、第1保留数表示装置73および第2保留数表示装置74を制御する。また、演出制御用CPU22は、演出表示装置52が行う演出図柄の変動パターンと、演出内容と、第1特別図柄表示装置55および第2特別図柄表示装置56のLEDの表示色および点灯パターンとを抽選により決定する処理を実行する。また、演出制御用CPU22は、その決定された変動パターンおよび演出内容が演出表示装置52に表示されるように演出表示装置52を制御し、かつ、決定された表示色および点灯パターンにてLEDが点灯するように第1特別図柄表示装置55および第2特別図柄表示装置56を制御する。
演出制御基板20には、第1特別図柄表示装置55と、第2特別図柄表示装置56と、普通図柄表示装置54と、演出判定表示装置72と、演出表示装置52と、パチンコ機1に設けられた装飾用LEDの点灯を制御するランプ制御基板106と、遊技中の効果音などを出力する音声発生装置(図9において符号108で示す)を制御する音声制御基板107とが電気的に接続されている。音声発生装置108は、パチンコ機1の所定箇所に設けられたスピーカ(図示省略)を備えており、演出制御用CPU22の制御により、遊技中の効果音などの音声をスピーカから出力する。
また、パチンコ機1は、主電源100を備えており、その主電源100は、電源基板101を介して、主制御基板10、演出制御基板20および払出制御基板30へ動作電源(たとえば、AC24V)を供給する。また、主電源100は、CR接続基板102を介してプリペイドカードユニット90へ動作電源を供給する。
[球貸し動作]
次に、球貸し動作について図6および図7を参照して説明する。
図6は、プリペイドカードユニット90に内蔵されたマイクロコンピュータが有するCPU(以下、ユニット側CPUと称する)が実行する球貸し要求確認処理の流れを示すフローチャートである。図7は、払出制御基板30の払出制御用CPU32が実行する球貸し処理の流れを示すフローチャートである。
なお、以下の説明において、PRDYは、プリペイドカードユニットに払出動作が可能であることを連絡するための台READY信号であり、EXSは、プリペイドカードユニット90に基本単位分(たとえば100円分の25個)の球貸しが完了したことを連絡するための台端末貸出完了信号である。また、BRQは、プリペイドカードユニット90が基本単位分の球貸しを要求するための台端末貸出要求完了確認信号であり、BRDYは、プリペイドカードユニット90が球貸しの処理中であることを連絡するためのカードユニットREADY信号である。また、台READY信号PRDYは、球貸し可能な間は常時Hレベルになっている。
遊技者が、プリペイドカードユニット90のカード挿入口98(図3(a))にプリペイドカードを挿入すると、ユニット側CPUは、プリペイドカードが挿入されたと判定し(図6のステップ(以下、Sと略す)1:Yes)、カードユニットREADY信号BRDYをLレベルからHレベルに変化させる(S2)。続いてユニット側CPUは、挿入されたプリペイドカードの残りの度数を読取り(S3)、その読取った残り度数を度数表示部84(図3(b))に表示する(S4)。
続いてユニット側CPUは、先のS3において読取った残り度数が、基本単位分(たとえば100円分の25個)の球貸しが可能な度数である場合は(S5:Yes)、貸出ボタン81(図3(b))がONしたか否かを判定する(S6)。ここで、貸出ボタン81がONしたと判定すると(S6:Yes)、台端末貸出要求完了確認信号BRQをLレベルからHレベルに変化させ(S7)、サブCPU212から送信される台端末貸出完了信号EXSがHレベルに変化するまで待機する(S8)。
一方、払出制御用CPU32は、カードユニットREADY信号BRDYがHレベルに変化したと判定し(図7のS20:Yes)、さらに台端末貸出要求完了確認信号BRQがHレベルに変化したと判定すると(S21:Yes)、払出モータ75を駆動して貸球としての遊技遊を払い出させる(S22)。続いて、台端末貸出完了信号EXSをLレベルからHレベルに変化させる(S23)。続いて、払出センサ77から出力された検出信号に基いて、貸球として払出された遊技球の数Pをカウントし(S24)、そのカウント数Pが基本単位分の貸球数である25個に達したと判定すると(S25:Yes)、台端末貸出完了信号EXSをHレベルからLレベルに変化させる(S26)。
そして、ユニット側CPUは、払出制御用CPU32から送信される台端末貸出完了信号EXSがHレベルに変化したと判定すると(図6のS8:Yes)、台端末貸出要求完了確認信号BRQをLレベルに変化させ(S9)、台READY信号PRDYがHレベルであると判定し(S10:Yes)、さらに台端末貸出完了信号EXSがLレベルであると判定すると(S11:Yes)、先のS3において読取った残り度数から、今回払出した基本単位分(たとえば、100円分)の度数を減算し(S12)、その減算した結果得られた残り度数を度数表示部84(図3(b))に表示する(S34)。なお、プリペイドカードがカード挿入口98に挿入されていない状態では(S1:No)、カードユニットREADY信号BRDYは、Lレベルを維持する(S14)。
なお、200円分とか500円分など、基本単位分を複数回連続して払出す場合は、台端末貸出完了信号EXSがLレベルに変化してから、台端末貸出要求完了確認信号BRQがHレベルに変化し、ユニット側CPUおよびサブCPU212は、上述した処理を実行する。そして、総ての払出しが完了すると、カードユニットREADY信号BRDYをLレベルに戻す。
[カード取り忘れ報知処理]
次に、主制御基板10の主制御用CPU12が実行するカード取り忘れ報知処理について図8を参照して説明する。図8は、カード取り忘れ報知処理の流れを示すフローチャートである。ここで、カード取り忘れ報知処理とは、残高のあるプリペイドカードをプリペイドカードユニット90から取り出していない状態で遊技が所定時間以上行われていないときに、プリペイドカードの取り忘れを報知するための処理のことである。
主制御用CPU12は、遊技者がパチンコ機1による遊技を中止しているか否かを判定する(図8のS30)。ここで、遊技を中止しているか否かの判定は、タッチセンサ15c(図5)がOFF状態であるか否かに基づいて行い、OFF状態であるときは、遊技を中止していると判定する。
ここで、主制御用CPU12は、遊技を中止していると判定すると(S30:Yes)、プリペイドカードがプリペイドカードユニット90のカード挿入口98に挿入されているか否かを判定する(S31)。この判定は、プリペイドカードユニット90から送信されてくる信号の状態に基づいて行うことができる。プリペイドカードユニット90は、カード挿入口98に挿入されているプリペイドカードを検出すると、その検出信号を主制御用CPU12へ送信するため、主制御用CPU12は、その検出信号を検出したときに、プリペイドカードがカード挿入口98に挿入されていると判定する。
ここで、主制御用CPU12は、プリペイドカードがカード挿入口98に挿入されていると判定すると(S31:Yes)、プリペイドカードに残り度数(残高)があるか否かを判定する(S32)。この判定は、プリペイドカードユニット90から送信されてくる残り度数を示す情報を解析することにより行うことができる。プリペイドカードユニット90は、プリペイドカードに記録されている残り度数を読取り、その読取った残り度数を示す残り度数情報を主制御用CPU12へ送信するため、主制御用CPU12は、その残り度数情報を解析し、残り度数がある(0ではない)と判定したときに、残り度数があると判定する。
ここで、主制御用CPU12は、プリペイドカードに残り度数があると判定すると(S32:Yes)、遊技を中止している時間を示す遊技中止時間tをタイマが計測中であるか否かを判定する(S33)。ここで、計測中ではないと判定すると(S33:No)、そのタイマをリセットし(S34)、タイマをスタートさせ、遊技中止時間tの計測を開始する(S35)。続いて、主制御用CPU12は、タイマが計測している遊技中止時間tが、予め主制御用ROM13などに記憶されている閾値t1以上になったか否かを判定する(S36)。
ここで、主制御用CPU12は、タイマが計測している遊技中止時間tが閾値t1以上になったと判定すると(S36:Yes)、当該パチンコ機1の台番号を示す特定の信号をホールコンピュータ105へ送信し、当該パチンコ機1が接続されているプリペイドカードユニット90のカード挿入口98から残り度数(残高)のあるプリペイドカードが取り出されていないことを報知する(S37)。
そして、主制御用CPU12から上記の特定の信号を受信したホールコンピュータ105は、ホールコンピュータ105に備えられた表示装置の画面に、受信した特定の信号により示される台番号を表示する。これにより、その台番号を見た遊技店の者は、その台番号によって特定されるパチンコ機1へ行き、そのパチンコ機1に設けられた返却ボタン82を操作し、プリペイドカードユニット90のカード挿入口98からプリペイドカードを取り出すことができる。
したがって、正規の持ち主以外の他人がカード挿入口98からプリペイドカードを取り出して使ってしまうおそれがない。
なお、遊技中止時間tが閾値t1以上になる前に遊技者が発射ハンドル15aに触れ、タッチセンサ15cがONした場合は、S30において、遊技を中止していないと判定し(S30:No)、タイマをリセットする(S38)。
〈第2実施形態〉
次に、この発明の第2実施形態について説明する。
この実施形態のパチンコ機は、主制御用CPU12が実行するカード取り忘れ報知処理2の一部を除いて前述の第1実施形態のパチンコ機と同じ構成および機能であるため、前述の第1実施形態と同じ部分については説明を省略し、同じ構成については同じ符号を用いて説明する。図9は、主制御用CPU12が実行するカード取り忘れ報知処理2の流れを示すフローチャートである。
主制御用CPU12は、第1実施形態におけるカード取り忘れ報知処理のS30〜S36と同じ処理を実行する。そして、S36において、タイマが計測している遊技中止時間tが閾値t1以上になったと判定すると(S36:Yes)、当該パチンコ機1の演出制御基板20に搭載された演出制御用CPU22へ指令を出し、演出表示装置52の画面に「カードを取り出してください」などのメッセージを表示させる。
このように、メッセージを演出表示装置52の画面に表示することにより、遊技店の者またはプリペイドカードの正規の持ち主に上記のメッセージに気付かせることができる。
したがって、正規の持ち主以外の他人がカード挿入口98からプリペイドカードを取り出して使ってしまうおそれがない。なお、演出制御基板20に搭載された演出制御用CPU22が上述したカード取り忘れ報知処理2を実行するように構成することもできる。
〈第3実施形態〉
次に、この発明の第3実施形態について説明する。
この実施形態のパチンコ機は、主制御用CPU12が実行するカード取り忘れ報知処理3の一部を除いて前述の第1実施形態のパチンコ機と同じ構成および機能であるため、前述の第1実施形態と同じ部分については説明を省略し、同じ構成については同じ符号を用いて説明する。図10は、主制御用CPU12が実行するカード取り忘れ報知処理3の流れを示すフローチャートである。
主制御用CPU12は、第1実施形態におけるカード取り忘れ報知処理のS30〜S36と同じ処理を実行する。そして、S36において、タイマが計測している遊技中止時間tが閾値t1以上になったと判定すると(S36:Yes)、当該パチンコ機1の演出制御基板20に搭載された演出制御用CPU22へ指令を出し、遊技盤5に設けられたLEDを点滅させる。たとえば、遊技盤5に設けられた左サイド飾り68、センター飾り51および右サイド飾り70(図4(a))を構成する複数のLEDを点滅させる。また、点滅パターンは、遊技中に発生する点滅パターンと異なる点滅パターンにした方が、目立ちやすいので好ましい。たとえば、左サイド飾り68および右サイド飾り70を交互に点滅させる。また、点滅間隔を遊技中の点滅間隔よりも速くすると、より一層目立ちやすくなる。
このように、遊技盤5に設けられたLEDを点滅させることにより、遊技店の者またはプリペイドカードの正規の持ち主の注意を引くことができるため、プリペイドカードの取り忘れを気付かせることができる。
したがって、正規の持ち主以外の他人がカード挿入口98からプリペイドカードを取り出して使ってしまうおそれがない。なお、演出制御基板20に搭載された演出制御用CPU22が上述したカード取り忘れ報知処理3を実行するように構成することもできる。
〈第4実施形態〉
次に、この発明の第4実施形態について説明する。
この実施形態のパチンコ機は、主制御用CPU12が実行するカード取り忘れ報知処理4の一部を除いて前述の第1実施形態のパチンコ機と同じ構成および機能であるため、前述の第1実施形態と同じ部分については説明を省略し、同じ構成については同じ符号を用いて説明する。図11は、主制御用CPU12が実行するカード取り忘れ報知処理4の流れを示すフローチャートである。
主制御用CPU12は、第1実施形態におけるカード取り忘れ報知処理のS30〜S36と同じ処理を実行する。そして、S36において、タイマが計測している遊技中止時間tが閾値t1以上になったと判定すると(S36:Yes)、当該パチンコ機1が設置されている島に設けられたライトを点滅させる。たとえば、島の端部上方に設けられたパトライト(登録商標)を点滅させる。なお、「島」とは、店内の通路や壁で区画された複数のパチンコ機から成るグループのことである。また、当該パチンコ機1の上方に設けられ、故障時などに遊技店の者を呼び出すときに点灯させる呼出しランプを点灯または点滅させても良い。
このように、遊技店の島に設けられたパトライトを点滅させることにより、遊技店の者またはプリペイドカードの正規の持ち主の注意を引くことができるため、プリペイドカードの取り忘れを気付かせることができる。
したがって、正規の持ち主以外の他人がカード挿入口98からプリペイドカードを取り出して使ってしまうおそれがない。
〈第5実施形態〉
次に、この発明の第5実施形態について説明する。
この実施形態のパチンコ機は、カード取り忘れを報知するための手法が異なる以外は、前述の第1実施形態のパチンコ機と同じ構成および機能であるため、前述の第1実施形態と同じ部分については説明を省略し、同じ構成については同じ符号を用いて説明する。図12は、この実施形態のパチンコ機に備えられた主制御基板10と感圧センサ109との接続関係などをブロックで示す説明図である。図13は、主制御用CPU12が実行するカード取り忘れ報知処理5の流れを示すフローチャートである。
主制御基板10には、感圧センサ109が接続されている。感圧センサ109は、当該パチンコ機1によって遊技を行う遊技者が座る椅子200に設けられており、その椅子200に座った遊技者による圧力を検出したときにONし、遊技者が椅子200から離れるとOFFする。感圧センサ109の検出信号は、主制御基板10に搭載された主制御用CPU12によって検出される。また、演出制御基板20に接続された音声制御基板107には音声発生装置108が接続されている。音声発生装置108は、アンプおよびスピーカなどから構成されており、音声制御基板107から出力された音声信号をアンプで増幅し、その増幅信号をスピーカで音声に変換して出力する。音声発生装置108は、遊技中に効果音などを出力する。
主制御用CPU12は、感圧センサ109から出力されている検出信号の状態を判定し、感圧センサ109が椅子200に座っている遊技者を検出したか否かを判定する(図13のS40)。たとえば、感圧センサ109からの検出信号がローレベルのときは、遊技者を検出していると判定し、検出信号がローレベルからハイレベルに変化すると、遊技者を検出していないと判定する。
ここで、主制御用CPU12は、遊技者を検出していないと判定すると(S40:No)、プリペイドカードユニット90がカード挿入口98に挿入されているプリペイドカードを検出しているか否か、つまり、プリペイドカードがあるか否かを判定する(S41)。ここで、プリペイドカードがあると判定すると(S41:Yes)、そのプリペイドカードに残り度数があるか否かを判定する(S42)。ここで、残り度数があると判定すると(S42:Yes)、演出制御用CPU22へ指令を出し、音声発生装置108を作動させ、「ピー」とか「ピッピッ」などの警告音、あるいは、「カードを取り出してください」などの音声を出力させる。
このように、残り度数のあるプリペイドカードがカード挿入口98に挿入された状態で遊技者が椅子200から離れると、パチンコ機1に設けられたスピーカから警告音や音声を出力し、遊技店の者またはプリペイドカードの正規の持ち主の注意を引くことができるため、プリペイドカードの取り忘れを気付かせることができる。
したがって、正規の持ち主以外の他人がカード挿入口98からプリペイドカードを取り出して使ってしまうおそれがない。なお、音声発生装置108は、島、ホールコンピュータ、遊技店の壁など、パチンコ機1以外の箇所に配置しても良い。
〈他の実施形態〉
(1)前述した第1ないし第5の実施形態を2つ以上組合せることもできる。たとえば、ホールコンピュータ105への報知と、パチンコ機1における報知とを同時に行うこともできる。このように複数種類の報知を同時に行うことにより、遊技店の者またはプリペイドカードの正規の使用者に対して、プリペイドカードの取り忘れをより一層確実に知らせることができる。
(2)払出モータ75に通電しているか否かを検出する検出回路を設け、その検出回路が払出モータ75の通電を検出していないことに基づいて遊技が中止されていることを判定するように構成することもできる。
1・・パチンコ機、15・・発射装置、15c・・タッチセンサ(検出手段)、
75・・払出モータ(遊技球払出装置)、81・・貸出ボタン(貸出スイッチ)、
90・・プリペイドカードユニット、98・・カード挿入口、
105・・ホールコンピュータ。

Claims (7)

  1. カード挿入口に挿入されたプリペイドカードに記録されている残高情報を読取るプリペイドカードユニットと、ホールコンピュータとに電気的に接続されたパチンコ機であって、
    遊技球を払出す遊技球払出装置と、
    前記遊技球払出装置を作動させて貸出し用の遊技球を払出させるための貸出スイッチと、を備えており、
    残高があるプリペイドカードが前記カード挿入口に挿入された状態で前記貸出スイッチがONすると前記遊技球払出装置が遊技球を払出すように構成されたパチンコ機において、
    遊技球を遊技盤へ発射する発射装置が作動していることを検出する検出手段と、
    残高があるプリペイドカードが前記カード挿入口に挿入された状態のときに、前記発射装置が作動していることを前記検出手段が検出しなくなったときからの経過時間を計測する経過時間計測手段と、
    前記経過時間計測手段により計測された経過時間が閾値以上になったときに、前記プリペイドカードが前記カード挿入口から取り出されていないことを報知する報知手段と、
    を備えたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記ホールコンピュータは、
    パチンコ機から送信される特定の信号を受信したときに、前記特定の信号を送信したパチンコ機を特定可能な情報を表示する表示装置を備えており、
    前記報知手段は、
    前記経過時間計測手段により計測された経過時間が前記閾値以上になったときに、前記特定の信号を前記ホールコンピュータへ送信する機能を有することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 前記報知手段は、
    前記経過時間計測手段により計測された経過時間が前記閾値以上になったときに、当該パチンコ機に設けられた画像表示装置によって特定の画像を表示することにより、前記プリペイドカードが前記カード挿入口から取り出されていないことを報知する機能を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパチンコ機。
  4. 前記報知手段は、
    前記経過時間計測手段により計測された経過時間が前記閾値以上になったときに、当該パチンコ機に設けられた発光部材を発光させることにより、前記プリペイドカードが前記カード挿入口から取り出されていないことを報知する機能を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のパチンコ機。
  5. 前記報知手段は、
    前記経過時間計測手段により計測された経過時間が前記閾値以上になったときに、当該パチンコ機が設置されている遊技店内の特定箇所に設けられた発光部材を発光させることにより、前記プリペイドカードが前記カード挿入口から取り出されていないことを報知する機能を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載のパチンコ機。
  6. カード挿入口に挿入されたプリペイドカードに記録されている残高情報を読取るプリペイドカードユニットと、ホールコンピュータとに電気的に接続されたパチンコ機であって、
    遊技球を払出す遊技球払出装置と、
    前記遊技球払出装置を作動させて貸出し用の遊技球を払出させるための貸出スイッチと、を備えており、
    残高があるプリペイドカードが前記カード挿入口に挿入された状態で前記貸出スイッチがONすると前記遊技球払出装置が遊技球を払出すように構成されたパチンコ機において、
    遊技者が当該パチンコ機によって遊技をする際に座る椅子に設けられており、前記椅子に座った遊技者を検出するセンサと、
    残高があるプリペイドカードが前記カード挿入口に挿入された状態のときに、前記センサが前記遊技者を検出していない状態になると、前記プリペイドカードが前記カード挿入口から取り出されていないことを報知する報知手段と、
    を備えたことを特徴とするパチンコ機。
  7. 前記報知手段は、
    前記プリペイドカードユニットまたは当該パチンコ機または遊技店内の特定箇所に設けられた音声発生装置から特定の音声を発生することにより、前記プリペイドカードが前記カード挿入口から取り出されていないことを報知する機能を有することを特徴とする請求項6に記載のパチンコ機。
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