JP2011103568A - 可変長パケットの送信装置、受信装置及びプログラム - Google Patents

可変長パケットの送信装置、受信装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】送信装置から受信装置へ可変長パケットを送信する際に、可変長パケット毎の伝送遅延の揺らぎを抑制する。
【解決手段】送信装置1は、受信側のクロックを送信側のクロックに同期させるために必要なクロック情報を含むIPパケットに対し、優先用入力バッファ11−1において遅延量を算出し、TLVパケットにカプセル化し、スロットに格納してフレームを構成し、変調信号を受信装置2へ送信する。受信装置2は、送信装置1から変調信号を受信し、フレームを構成するスロットを生成し、IPパケットにデカプセル化し、パケット振り分け部22においてクロック情報を含むIPパケットを振り分け、優先用出力バッファ24−1において遅延量に基づいて滞留設定時間を算出し、滞留設定時間分遅延させた後出力する。これにより、IPパケット毎の伝送遅延の揺らぎを一定にすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、送信装置から受信装置へ可変長パケットを伝送する伝送システムにおいて、可変長パケット毎に発生する伝送遅延の変動(揺らぎ)を抑制する技術に関する。
従来、送信装置が映像信号及び音声信号を符号化して送信し、受信装置が送信装置から符号化信号を受信して復号し、正しく画面表示等を行うためには、符号化を行う際に用いる送信側のクロックと、復号及び再生を行う際に用いる受信側のクロックとを同期させる必要がある。これらのクロックが同期していない場合には、受信装置において、符号化信号を正しく復号できないか、または復号した信号を正しく画面表示できない等の問題が発生する可能性がある。
符号化信号を多重するMPEG−2 Systemsでは、送信装置が、符号化を行う際に用いるクロック情報をPCR(Program Clock Reference)として周期的に多重し、復号を行う受信装置へ送信している。これにより、受信装置は、受信したPCRに基づいて、復号及び画面表示の際に用いる受信側のクロックを、送信側のクロックに同期するように調整することができる。
しかしながら、受信装置が、PCRに基づいて受信側のクロックを調整し、符号化信号を正しく復号して画面表示するためには、送信装置から受信装置へ送信されるPCRの伝送遅延が一定であることが必要である。このため、PCRの伝送遅延に揺らぎが発生する環境では、受信装置はクロックを正しく調整することが困難になるという問題があった。一般に、インターネット等の通信回線で広く用いられているIPパケットを伝送するシステムでは、ルータ等で待たされる時間がその時点の状況に応じてIPパケット毎に異なるから、IPパケット毎の伝送遅延は一定でない。したがって、IPパケットを用いて符号化信号及びPCRを送信する場合には、伝送遅延の揺らぎが問題になる。
このような問題を解決するために、様々な手法が提案されている。例えば、受信装置において、受信したIPパケットの伝送遅延を判定し、伝送遅延が最小であると判定した場合のIPパケットについて、そのIPパケットにより送信されたPCRをクロックの調整のために使用し、伝送遅延が最小であると判定した場合以外のIPパケットについて、そのIPパケットにより送信されたPCRは受信側のクロックの調整のために使用しない手法が知られている(特許文献1を参照)。これにより、伝送遅延が最小のときのPCRを用いてクロックを調整するようにしたから、PCRの伝送遅延に揺らぎが発生する環境であっても、伝送遅延がクロックの調整に与える悪影響を抑えることができる。
また、IPパケットを一定量蓄積する同期化バッファを備えた受信装置において、同期化バッファ内の蓄積量が常に一定になるように、受信側のクロックを調整する手法も知られている(特許文献2を参照)。
ところで、高度BSデジタル放送によりコンテンツダウンロードサービスを実現する伝送システムが知られている。この伝送システムでは、送信装置が、可変長パケットを所定のスロットに格納してフレームを構成し、所定の伝送路符号化方式により符号化信号を生成し、変調処理により変調信号を生成して送信し、受信装置が、送信装置から放送伝送路を介して変調信号を受信し、復号処理により符号化信号を生成し、所定の伝送路復号方式によりフレームを生成し、フレームを構成するスロットから可変長パケットを取り出して再生を行う(非特許文献1,2を参照)。この場合、受信装置において、可変長パケットの符号化信号をリアルタイムに再生するためには、伝送遅延の揺らぎを可能な限り抑制する必要がある。
特開2004−179807号公報 特開2000−92130号公報
ARIB STD−B44、「高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式」 ARIB STD−B32 第3部、「伝送信号の多重化方式」
前述の特許文献1の手法は、伝送遅延が最小であると判定したIPパケットを選択し、そのIPパケットにより送信されたPCRを用いてクロックを調整するものである。しかしながら、この手法では、クロックを調整するために用いるIPパケット数が減少するから、クロックの同期精度が低下してしまう。また、伝送遅延が最小となるIPパケットのPCRを用いてクロックを調整したときに、その時点では伝送遅延が最小であっても、時点が変わるとその伝送遅延は最小でない可能性があることから、厳密な意味での最小にはならない。したがって、適切なPCRを用いてクロックを調整することができず、受信側のクロックが必ずしも送信側のクロックに同期するとは限らない。
また、前述の特許文献2の手法は、送信装置がIPパケットを等間隔で送信することを前提とするものである。このため、伝送遅延の揺らぎが大きい場合には、その揺らぎを同期化バッファにて吸収することができず、クロックの調整が困難になってしまう。
また、高度BSデジタル放送によりコンテンツダウンロードサービスを実現する伝送システムにおいては、送信装置は、可変長パケットをフレーム化し、フレームに対して伝送路符号化処理及び変調処理を行い、変調信号を送信する。そして、受信装置は、放送伝送路を介して変調信号を受信し、復調処理及び伝送路復号処理を行い、フレームを生成し、フレームを構成するスロットから可変長パケットを取り出し、可変長パケットに含まれるPCR相当のクロック情報を用いてクロックを調整し、可変長パケットに格納されたデータの再生を行う。
この場合、受信装置は、クロック情報を含む可変長パケットを、伝送遅延の揺らぎのない状態でフレームから取り出す必要がある。クロック情報は所定間隔でサンプリングされた時間情報であり、送信装置において一定の時間間隔で生成された可変長パケットに含まれるクロック情報、すなわち、伝送遅延の揺らぎがないクロック情報を用いることにより、リアルタイムにデータを再生することができるからである。
しかしながら、受信装置は、フレームからクロック情報を含む可変長パケットを取り出したとき、送信装置において一定の時間間隔で生成された可変長パケットになるように復元することができない。したがって、フレームから取り出された、クロック情報を含む可変長パケットには、伝送遅延の揺らぎが発生することになり、リアルタイムにデータを再生することができなくなる。また、非特許文献1,2には可変長パケットの伝送方式が規定されているが、送信装置と受信装置との間の伝送遅延を一定にし、その揺らぎを抑制する仕組みについては何ら規定されていない。
そこで、本発明は以上の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、送信装置から受信装置へ可変長パケットを送信する際に、伝送遅延の揺らぎを抑制することが可能な送信装置、受信装置及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、クロック情報を含む可変長パケットを入力してバッファに格納し、前記バッファから可変長パケットを読み出して出力し、前記出力した可変長パケットに対し、伝送路符号化処理及び変調処理を行い、変調信号を送信する送信装置と、前記変調信号を受信して復調処理及び伝送路復号処理を行い、スロットから可変長パケットを取り出し、可変長パケットに含まれるクロック情報に基づいてクロックを調整する受信装置と、を含む伝送システムにおける前記送信装置であって、受信装置へ送信される可変長パケットを入力し、クロック情報を含む可変長パケットとクロック情報を含まない可変長パケットとに振り分けるパケット振り分け部と、前記パケット振り分け部により振り分けられたクロック情報を含む可変長パケットを入力し、前記クロック情報を含む可変長パケットを記憶部に格納し、所定のタイミングにて前記記憶部からクロック情報を含む可変長パケットを読み出して出力し、前記クロック情報を含む可変長パケットを入力してから出力するまでの間の時間を遅延量として算出する第1の入力バッファと、前記パケット振り分け部により振り分けられたクロック情報を含まない可変長パケットを入力し、前記クロック情報を含まない可変長パケットを記憶部に格納し、所定のタイミングにて前記記憶部から前記クロック情報を含まない可変長パケットを読み出して出力する第2の入力バッファと、を備え、前記第1の入力バッファ及び前記第2の入力バッファにより出力された可変長パケット、及び前記第1の入力バッファにより算出された遅延量に対し、伝送路符号化処理及び変調処理を行い、変調信号を前記受信装置へ送信し、前記変調信号を受信した受信装置に、前記遅延量に基づいて、前記クロック情報を含む可変長パケットの出力タイミングを遅延させる、ことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の送信装置において、前記第1の入力バッファ及び第2の入力バッファにより記憶部から可変長パケットが読み出される所定のタイミング及び読み出し量を決定するためのトリガーを、前記第1の入力バッファ及び第2の入力バッファに出力し、前記第1の入力バッファ及び前記第2の入力バッファから、前記トリガーに対応した読み出し量の可変長パケットをそれぞれ入力し、前記第1の入力バッファから遅延量を入力し、前記可変長パケット及び遅延量をスロットに格納してフレームを構成するフレーム構成部を備え、前記第1の入力バッファが、可変長パケットを入力したときの時刻と、前記可変長パケットを出力したときの時刻との間の差を遅延量として算出し、前記可変長パケット及び遅延量を前記フレーム構成部に出力し、前記フレーム構成部が、前記第1の入力バッファから入力した可変長パケットを、スロットの先頭から格納し、前記スロットの先頭から格納したことを示す情報を、前記スロットのスロットヘッダーに格納し、前記第1の入力バッファから入力した遅延量を、前記可変長パケットの最終端を格納したスロットのスロットヘッダーに格納し、前記第2の入力バッファから入力した可変長パケットを、前記スロットの残りの領域から格納する、ことを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1に記載の送信装置において、前記第1の入力バッファ及び第2の入力バッファにより記憶部から可変長パケットが読み出される所定のタイミング及び読み出し量を決定するためのトリガーを、前記第1の入力バッファ及び第2の入力バッファに出力し、前記第1の入力バッファ及び前記第2の入力バッファから、前記トリガーに対応した読み出し量の可変長パケットをそれぞれ入力し、前記可変長パケットをスロットに格納してフレームを構成するフレーム構成部を備え、前記第1の入力バッファが、可変長パケットを入力したときの時刻と、前記可変長パケットを出力したときの時刻との間の差を遅延量として算出し、前記遅延量を前記可変長パケットに設定すると共に、前記クロック情報を含むパケットであることを示すパケット種別を前記可変長パケットに設定する、ことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1の送信装置から前記変調信号を受信して復調処理及び伝送路復号処理を行い、スロットから可変長パケットを取り出し、可変長パケットに含まれるクロック情報に基づいてクロックを調整する受信装置において、前記スロットから取り出した可変長パケットの遅延量を出力すると共に、クロック情報を含む可変長パケットとクロック情報を含まない可変長パケットとに振り分けるパケット振り分け部と、前記パケット振り分け部により振り分けられたクロック情報を含む可変長パケット及び遅延量を入力し、前記クロック情報を含む可変長パケットを記憶部に格納し、所定時間から前記遅延量を減算して滞留設定時間を求め、前記クロック情報を含む可変長パケットを入力してから前記滞留設定時間経過した後に、前記記憶部から前記クロック情報を含む可変長パケットを読み出して出力する第1の出力バッファと、前記パケット振り分け部により振り分けられたクロック情報を含まない可変長パケットを入力し、前記クロック情報を含まない可変長パケットを記憶部に格納し、前記第1の出力バッファにより前記クロック情報を含む可変長パケットを出力していないタイミングにて、前記記憶部から前記クロック情報を含まない可変長パケットを読み出して出力する第2の出力バッファと、を備えたことを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項2の送信装置から前記変調信号を受信する請求項4の受信装置において、前記パケット振り分け部が、前記スロットのスロットヘッダーに、スロットの先頭から可変長パケットを格納したことを示す情報が存在する場合のスロットについて、前記スロットの先頭からクロック情報を含む可変長パケットを取り出し、前記可変長パケットの最終端が格納されたスロットのスロットヘッダーから遅延量を取り出し、前記スロットの残りの領域からクロック情報を含まない可変長パケットを取り出し、クロック情報を含む可変長パケットとクロック情報を含まない可変長パケットとに振り分ける、ことを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項3の送信装置から前記変調信号を受信する請求項4の受信装置において、前記パケット振り分け部が、前記スロットから可変長パケットを取り出し、前記可変長パケットに設定されたパケット種別がクロック情報を含むパケットであることを示している場合、前記可変長パケットを、クロック情報を含む可変長パケットとして振り分け、前記可変長パケットから遅延量を取り出し、前記パケット種別がクロック情報を含むパケットであることを示していない場合、前記可変長パケットを、クロック情報を含まない可変長パケットとして振り分ける、ことを特徴とする。
また、請求項7の発明は、コンピュータを、請求項1から3までのいずれか一項に記載の送信装置として機能させるための送信プログラムにある。
また、請求項8の発明は、コンピュータを、請求項4から6までのいずれか一項に記載の受信装置として機能させるための受信プログラムにある。
以上のように、本発明によれば、送信装置から受信装置へ可変長パケットを送信する際に、クロック情報を含むパケットの伝送遅延の揺らぎを抑制することができる。したがって、可変長パケットの効率的な伝送を行いながら、送信装置は、クロックを調整するために用いるPCR等のクロック情報を受信装置へ送信し、受信装置は、PCR等のクロック情報に基づいてクロックを調整することにより、送信装置のクロックと受信装置のクロックとを確実に同期させることができ、例えば、受信した可変長パケットからコンテンツの符号化信号を正しく復号し、正しく再生して画面表示することができる。
本発明の実施形態による送信装置及び受信装置を含む伝送システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態による送信装置の構成を示すブロック図である。 実施例1における優先用入力バッファの構成を示すブロック図である。 実施例1における優先用入力バッファの処理を示すフローチャートである。 実施例1におけるフレーム構成部の処理を示すフローチャートである。 実施例1におけるスロットの例を説明する図である。 実施例1におけるスロットヘッダーを説明する図である。 本発明の実施形態による受信装置の構成を示すブロック図である。 実施例1におけるパケット振り分け部の処理を示すフローチャートである。 実施例1における優先用出力バッファの構成を示すブロック図である。 実施例1における優先用出力バッファの処理を示すフローチャートである。 実施例2における優先用入力バッファの処理を示すフローチャートである。 実施例2におけるTLVパケットを説明する図である。 実施例2におけるスロットの例を説明する図である。 実施例2におけるパケット振り分け部の処理を示すフローチャートである。 伝送遅延の揺らぎが抑制されることを説明する図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
〔伝送システム〕
まず、本発明の実施形態による送信装置及び受信装置を含む伝送システムについて説明する。図1は、伝送システムの概略構成を示す図である。この伝送システムは、送信装置1及び受信装置2により構成され、送信装置1及び受信装置2は放送伝送路3により接続される。この伝送システムは、例えば、高度BSデジタル放送によりコンテンツのストリーミングサービスを実現するシステムであり、送信装置1が可変長パケットを多重して受信装置2へ送信する際に、PCR等のクロックを含む可変長パケットの伝送遅延を可能な限り一定にし、リアルタイムで再生を行うことが可能なストリーミング配信を実現するものである。
送信装置1は、コンテンツファイルのデータが符号化されて格納された可変長のIPパケットを入力し、受信側のクロックを送信側のクロックに同期させるために必要なクロック情報を含むIPパケットについて遅延量を算出し、IPパケットをTLVパケットにカプセル化する。そして、送信装置1は、TLVパケットをスロットに格納してフレームを構成し、多重化処理、伝送路符号化処理及び変調処理を行って変調信号を生成し、放送伝送路3を介して受信装置2へ送信する。
受信装置2は、送信装置1から放送伝送路3を介して変調信号を受信し、復調処理及び伝送路復号処理を行ってフレームを構成するスロットを生成し、TLVパケットをIPパケットにデカプセル化する。そして、受信装置2は、クロック情報を含むIPパケットに対し、送信装置1において算出した遅延量に基づいて滞留設定時間を求め、滞留設定時間分遅延させた後に出力する。これにより、IPパケットに格納されたクロック情報を用いて、受信側のクロックを送信側のクロックに同期させるための調整が行われる。
まず、実施例1について説明する。実施例1は、受信側のクロックを送信側のクロックに同期させるために必要なクロック情報を含むIPパケットについて遅延量を算出し、この遅延量をスロットヘッダーに格納して送受信する例である。
〔送信装置〕
図1に示した送信装置1について詳細に説明する。図2は、送信装置1の構成を示すブロック図である。この送信装置1は、パケット振り分け部10、優先用入力バッファ(第1の入力バッファ)11−1、入力バッファ(第2の入力バッファ)11−2、タイマー12、フレーム構成部13、伝送路符号化処理部14及び変調処理部15を備えている。
パケット振り分け部10は、可変長のIPパケットを入力し、クロック情報を含むIPパケットであるか否かを判定し、クロック情報を含むIPパケットとクロック情報を含まないIPパケットとに振り分ける。具体的には、パケット振り分け部10は、IPv4ヘッダーのサービス種別フィールドの値、IPv6ヘッダーのトラフィッククラスの値、UDPヘッダーの宛先ポート番号等に基づいて、クロック情報を含むIPパケットであるか否かを判定し、振り分けを行う。そして、パケット振り分け部10は、クロック情報を含むIPパケットを優先用入力バッファ11−1に出力し、クロック情報を含まないIPパケットを入力バッファ11−2に出力する。ここで、送信装置1のパケット振り分け部10が入力するIPパケットには、クロック情報の有無に応じて、IPv4ヘッダーのサービス種別フィールドの値、IPv6ヘッダーのトラフィッククラスの値、UDPヘッダーの宛先ポート番号等が設定されているものとする。
(優先用入力バッファ)
優先用入力バッファ11−1は、パケット振り分け部10からクロック情報を含むIPパケットを入力し、バッファに格納する。また、優先用入力バッファ11−1は、タイマー12から時間情報を、フレーム構成部13から指定量(フレーム構成部13が優先用入力バッファ11−1からTLVパケットを入力する量)を含むトリガーをそれぞれ入力する。優先用入力バッファ11−1は、トリガーを入力したタイミングで、指定量のIPパケットをバッファから読み出し、TLVパケットにカプセル化し、時間情報に基づいて、入力してから出力するまでの間の時間を遅延量として算出し、クロック情報を含むTLVパケット及び遅延量をフレーム構成部13に出力する。
優先用入力バッファ11−1について詳細に説明する。図3は、図2に示した実施例1における優先用入力バッファ11−1の構成を示すブロック図である。図4は、実施例1における優先用入力バッファ11−1の処理を示すフローチャートである。この優先用入力バッファ11−1は、制御部16及び記憶部17を備えている。記憶部17は先入れ先出し型のバッファであり、制御部16によってIPパケットが格納され読み出される。
制御部16は、パケット振り分け部10からIPパケットを入力したか否かを判定する(ステップS401)。IPパケットを入力したと判定した場合(ステップS401:Y)、タイマー12から入力した時間情報に基づいて、IPパケットを入力したときの時刻(入力時刻)を求め、メモリ(図示せず)に記憶し(ステップS402)、IPパケットを記憶部17に格納する(ステップS403)。IPパケットを入力したときの入力時刻は、IPパケット毎にメモリに記憶される。一方、ステップS401において、IPパケットを入力していないと判定した場合(ステップS401:N)、ステップS404へ移行する。
制御部16は、ステップS401またはステップS403から移行して、フレーム構成部13から指定量を含むトリガーを入力したか否かを判定する(ステップS404)。トリガーを入力したと判定した場合(ステップS404:Y)、指定量に対応するIPパケットを記憶部17から読み出し(ステップS405)、IPパケットをTLVパケットにカプセル化し(ステップS406)、TLVパケットをフレーム構成部13に出力する(ステップS407)。尚、TLVパケットは、指定量に応じて分割される場合もあり、この場合は、指定量に分割されたTLVパケットがフレーム構成部13に出力される。
制御部16は、タイマー12から入力した時間情報に基づいて、ステップS407においてTLVパケットの最終端をフレーム構成部13に出力した時刻(出力時刻)を求め、そのTLVパケットに対応するIPパケットについての入力時刻をメモリから読み出し、出力時刻と入力時刻との間の差を算出し、その差を遅延量として設定する(ステップS408)。制御部16は、遅延量をフレーム構成部13に出力する(ステップS409)。
ここで、遅延量は、ステップS407においてフレーム構成部13に出力されたTLVパケットに対応して、TLVパケット毎に設定されフレーム構成部13に出力される。遅延量は、IPパケットの入力タイミング及びサイズ等によって異なるバッファ内滞留時間であり、27MHzのクロックで刻まれる28ビット長の情報と、その28ビット長の先頭に付加される4ビット長の0の情報とにより、合計で32ビット長の情報から構成されるものとする。
制御部16は、ステップS409の後、または、ステップS404においてトリガーを入力していないと判定した場合(ステップS404:N)、処理を終了し、ステップS401へ移行する。
このように、優先用入力バッファ11−1によって、フレーム構成部13からの指定量を含むトリガーに従って、クロック情報を含む指定量のTLVパケット及びTLVパケット毎の遅延量がフレーム構成部13に出力される。
図2に戻って、入力バッファ11−2は、パケット振り分け部10からクロック情報を含まないIPパケットを入力し、先入れ先出し型のバッファに格納する。また、入力バッファ11−2は、フレーム構成部13から指定量(フレーム構成部13が入力バッファ11−2からTLVパケットを入力する量)を含むトリガーを入力する。入力バッファ11−2は、トリガーを入力したタイミングで、指定量のIPパケットをバッファから読み出し、TLVパケットにカプセル化し、クロック情報を含まないTLVパケットをフレーム構成部13に出力する。尚、TLVパケットは、指定量に応じて分割される場合もあり、この場合は、指定量に分割されたTLVパケットがフレーム構成部13に出力される。また、入力バッファ11−2は、優先用入力バッファ11−1と異なり、遅延量を算出して出力する機能を有していない。
(フレーム構成部)
フレーム構成部13は、優先用入力バッファ11−1からクロック情報を含むTLVパケット及び遅延量を、入力バッファ11−2からクロック情報を含まないTLVパケットを、タイマー12から時間情報をそれぞれ入力し、伝送路符号化の単位であるスロットにTLVパケットを格納すると共に、遅延量をスロットヘッダーに格納する。また、フレーム構成部13は、時間情報に基づいて、一定周期のトリガーを、スロットに格納可能なバイト量を示す指定量と共に、優先用入力バッファ11−1及び入力バッファ11−2に出力する。これにより、トリガーに対応して入力したTLVパケットはスロットに格納され、フレームが構成される。そして、フレーム構成部13は、スロットにより構成されたフレームを伝送路符号化処理部14に出力する。ここで、高度広帯域衛星デジタル放送では、予め決まったスロットをまとめてフレームが構成されるが、スロットの構成及びフレームの構成の詳細については、非特許文献1,2を参照されたい。
フレーム構成部13について詳細に説明する。図5は、図2に示した実施例1におけるフレーム構成部13の処理を示すフローチャートである。図6は、実施例1におけるスロットの例を説明する図である。図7は、実施例1におけるスロットヘッダーを説明する図である。
フレーム構成部13は、タイマー12から入力した時間情報に基づいて一定周期を算出し、一定周期で指定量を含むトリガーを優先用入力バッファ11−1に出力する(ステップS501)。フレーム構成部13は、優先用入力バッファ11−1からTLVパケットを入力したか否かを判定し(ステップS502)、優先用入力バッファ11−1からTLVパケットを入力したと判定した場合(ステップS502:Y)、入力したTLVパケットをスロットの先頭から格納し(ステップS503)、先頭から格納したスロットのスロットヘッダーにおける「先頭TLV指示」に0を設定する(図7を参照)。また、フレーム構成部13は、1つのスロットにTLVパケットを格納できない場合、TLVパケットの続きを次のスロットの先頭から格納する。この場合、次のスロットのスロットヘッダーにおける「先頭TLV指示」に0以外を設定する。これにより、受信装置2は、「先頭TLV指示」に0が設定されている場合、そのスロットの先頭にはTLVパケットの始めからデータが格納されていることを判定することができ、「先頭TLV指示」に0が設定されていない場合、そのスロットの先頭にはTLVパケットの始めからデータが格納されていないことを判定することができる。また、フレーム構成部13は、優先用入力バッファ11−1から入力したTLVパケットをスロットの先頭から格納した後、さらに、優先用入力バッファ11−1から入力した次のTLVパケットを、スロットの途中からではなく次のスロットの先頭から格納する。フレーム構成部13は、ステップS502において、優先用入力バッファ11−1からTLVパケットを入力していないと判定した場合(ステップS502:N)、ステップS504へ移行する。
フレーム構成部13は、ステップS502またはステップS503から移行して、優先用入力バッファ11−1から遅延量を入力したか否かを判定する(ステップS504)。遅延量を入力したと判定した場合(ステップS504:Y)、この遅延量に対応するTLVパケットの最終端を格納したスロットのスロットヘッダーに、遅延量を格納する(ステップS505)。一方、遅延量を入力していないと判定した場合(ステップS504:N)、ステップS506へ移行する。
例えば、図6に示すように、フレームNにおいて、優先用入力バッファ11−1から入力されたTLVパケット#1は、第1のスロットの先頭から格納される。そして、優先用入力バッファ11−1から入力された遅延量は、その遅延量に対応するTLVパケット#1の最終端を格納したスロット(第1のスロット)のスロットヘッダーに格納される。第1のスロットのスロットヘッダーにおける「先頭TLV指示」には、0が設定される。また、フレームN+1において、優先用入力バッファ11−1から入力されたTLVパケット#4の前半は、第1のスロットの先頭から格納され、後半は、第2のスロットに格納される。そして、優先用入力バッファ11−1から入力された遅延量は、その遅延量に対応するTLVパケット#4の最終端を格納したスロット(第2のスロット)のスロットヘッダーに格納される。第1のスロットのスロットヘッダーにおける「先頭TLV指示」には、0が設定され、第2のスロットのスロットヘッダーにおける「先頭TLV指示」には、0以外が設定される。図7に示すように、遅延量は、スロットヘッダーにおける「先頭TLV指示」フィールドの直後の「遅延量」フィールドに格納される。前述したとおり、「遅延量」フィールドは32ビット長により構成され、27MHzのクロックで刻まれる28ビット長の情報と、その28ビット長の先頭に付加される4ビット長の0の情報とにより構成される。
図5に戻って、フレーム構成部13は、ステップS504またはステップS505から移行して、指定量のTLVパケット及びそのTLVパケットに対応する遅延量の入力を完了したか否かを判定する(ステップS506)。指定量のTLVパケット及び遅延量の入力を完了していないと判定した場合(ステップS506:N)、ステップS502へ移行し、入力を完了したと判定した場合(ステップS506:Y)、ステップS507へ移行し、入力バッファ11−2からのTLVパケット入力処理を行う。
フレーム構成部13は、ステップS506から移行して、優先用入力バッファ11−1からのTLVパケット及び遅延量入力処理が完了した後、指定量を含むトリガーを入力バッファ11−2に出力する(ステップS507)。フレーム構成部13は、入力バッファ11−2からTLVパケットを入力したか否かを判定し(ステップS508)、TLVパケットを入力したと判定した場合(ステップS508:Y)、入力したTLVパケットをスロットの残りの領域から格納する(ステップS509)。また、フレーム構成部13は、1つのスロットにTLVパケットを格納できない場合、TLVパケットの続きを次のスロットの先頭から格納する。フレーム構成部13は、ステップS508において、TLVパケットを入力していないと判定した場合(ステップS508:N)、ステップS510へ移行する。
例えば、図6に示すように、フレームNにおいて、入力バッファ11−2から入力されたTLVパケット#2は、第1のスロットの残りの領域から格納される。つまり、TLVパケット#2の前半が第1のスロットの残りの領域に格納され、後半が第2のスロットの先頭から格納される。また、入力バッファ11−2から入力された次のTLVパケット#3は、第2のスロットの残りの領域から格納される。つまり、TLVパケット#3の前半が第2のスロットの残りの領域に格納され、後半が第3のスロットの先頭から格納される。また、フレームN+1において、入力バッファ11−2から入力されたTLVパケット#5は、第2のスロットの残りの領域から格納される。つまり、TLVパケット#5の前半が第2のスロットの残りの領域に格納され、後半が第3のスロットの先頭から格納される。このように、入力バッファ11−2から入力されるTLVパケットは、あるスロットに既に格納されたTLVパケットに続いて、同じスロットの残りの領域から格納される。
図5に戻って、フレーム構成部13は、ステップS509またはステップS508から移行して、指定量のTLVパケットの入力を完了したか否かを判定する(ステップS510)。指定量のTLVパケットの入力を完了していないと判定した場合(ステップS510:N)、ステップS508へ移行し、入力を完了したと判定した場合(ステップS510:Y)、スロットにより構成されるフレームを伝送路符号化処理部14に出力する(ステップS511)。そして、ステップS501へ移行し、次のフレームを構成するために、スロットにTLVパケット及び遅延量を格納する。
このように、フレーム構成部13によって、優先用入力バッファ11−1からのクロック情報を含むTLVパケットが、フレームを構成する先頭のスロットから配置され、その遅延量が、TLVパケットの最終端が格納されたスロットのスロットヘッダーに格納される。また、入力バッファ11−2からのクロック情報を含まないTLVパケットが、フレームを構成する残りのスロットに配置される。
図2に戻って、伝送路符号化処理部14は、フレーム構成部13からフレームを入力し、伝送路符号化を行う。変調処理部15は、伝送路符号化処理部14から伝送路符号化処理がされたデータを入力し、変調処理を行い、変調信号を生成する。このようにして生成された変調信号は、放送伝送路3を介して受信装置2へ送信される。
以上のように、本発明の実施形態(実施例1)の送信装置1によれば、優先用入力バッファ11−1が、受信側のクロックを送信側のクロックに同期させるために必要なクロック情報を含むIPパケットについて遅延量を算出し、フレーム構成部13が、この遅延量をスロットヘッダーの「遅延量」フィールドに格納してフレームを構成し、変調処理部15が、クロック情報を含むIPパケットの遅延量が格納されたスロットのフレームから変調信号を生成し、放送伝送路3を介して受信装置2へ送信するようにした。これにより、受信装置2は、変調信号を受信し、スロットヘッダーの「遅延量」フィールドに格納された遅延量に基づいて、クロック情報を含むIPパケットを遅延させることができる。したがって、送信装置1の優先用入力バッファ11−1に入力されるクロック情報を含む複数のIPパケットにおける時間間隔について、それと同じ時間間隔のIPパケット(クロック情報を含む複数のIPパケット)を受信装置2において生成することができる。つまり、送信装置1から受信装置2へ可変長パケットを送信する際に、クロック情報を含むパケットの伝送遅延の揺らぎを抑制することができる。
〔受信装置〕
次に、図1に示した受信装置2について詳細に説明する。図8は、受信装置2の構成を示すブロック図である。この受信装置2は、復調処理部20、伝送路復号処理部21、パケット振り分け部22、タイマー23、優先用出力バッファ(第1の出力バッファ)24−1及び出力バッファ(第2の出力バッファ)24−2を備えている。受信装置2は、送信装置1から送信された変調信号を、放送伝送路3を介して受信する。
復調処理部20は、変調信号を入力し、復調処理を行う。伝送路復号処理部21は、復調処理部20から復調処理がされたデータを入力し、伝送路復号処理を行い、スロットにより構成されるフレームを生成し、パケット振り分け部22に出力する。フレームを構成するスロットの例は、図6に示したとおりである。
(パケット振り分け部)
パケット振り分け部22は、伝送路復号処理部21からフレームを入力し、フレームを構成するスロットに格納されたTLVパケットがクロック情報を含むか否かを判定し、クロック情報を含むTLVパケットとクロック情報を含まないTLVパケットとに振り分ける。
具体的には、パケット振り分け部22は、スロットのスロットヘッダーにおける「先頭TLV指示」に0が設定されている場合、かつ、そのスロットに格納されたTLVパケットの最終端を含むスロットのスロットヘッダーに「遅延量」が存在する場合(スロットヘッダーにおける「先頭TLV指示」の直後の4ビットに0が設定されている場合)、そのTLVパケットはクロック情報を含むTLVパケットであると判定する。また、スロットのスロットヘッダーにおける「先頭TLV指示」に0が設定されていない場合、または、そのスロットに格納されたTLVパケットの最終端を含むスロットのスロットヘッダーに「遅延量」が存在しない場合、そのTLVパケットはクロック情報を含まないTLVパケットであると判定する。
そして、パケット振り分け部22は、スロットからTLVパケットを取り出し、TLVパケットをIPパケットにデカプセル化し、クロック情報を含むIPパケットを優先用出力バッファ24−1に出力し、クロック情報を含まないIPパケットを出力バッファ24−2に出力する。また、パケット振り分け部22は、クロック情報を含むTLVパケットの最終端が格納されているスロットのスロットヘッダーにおける「遅延量」フィールドから遅延量を取り出し、優先用出力バッファ24−1に出力する。
パケット振り分け部22について詳細に説明する。図9は、図8に示した実施例1におけるパケット振り分け部22の処理を示すフローチャートである。パケット振り分け部22は、伝送路復号処理部21からスロットにより構成されるフレームを入力し(ステップS901)、そのスロットのスロットヘッダーにおける「先頭TLV指示」が0であるか否かを判定する(ステップS902)。「先頭TLV指示」が0であると判定した場合(ステップS902:Y)、そのスロットヘッダーの「TLVパケット長」フィールドからTLVパケット長を取り出して、TLVパケットの最終端を含むスロットを求め、そのスロットのスロットヘッダーにおける「先頭TLV指示」の直後の4ビットに0が設定されているか否か(「遅延量」が存在するか否か)を判定する(ステップS903)。
パケット振り分け部22は、ステップS903において、TLVパケットの最終端を含むスロットについて、そのスロットヘッダーにおける「先頭TLV指示」の直後の4ビットに0が設定されている(「遅延量」が存在する)と判定した場合(ステップS903:Y)、「先頭TLV指示」に0が設定されているスロットの先頭から、「遅延量」が存在するスロットの途中まで続くTLVパケットを取り出し(ステップS904)、TLVパケットにはクロック情報が含まれているとして、TLVパケットをIPパケットにデカプセル化し(ステップS905)、IPパケットを優先用出力バッファ24−1に出力する(ステップS906)。そして、パケット振り分け部22は、スロットヘッダーの「遅延量」フィールドから、そのTLVパケットの遅延量を取り出し(ステップS907)、優先用出力バッファ24−1に出力し(ステップS908)、ステップS912へ移行する。
一方、パケット振り分け部22は、ステップS902において、「先頭TLV指示」が0でないと判定した場合(ステップS902:N)、または、ステップS903において、TLVパケットの最終端を含むスロットについて、そのスロットヘッダーにおける「先頭TLV指示」の直後の4ビットに0が設定されていない(「遅延量」が存在しない)と判定した場合(ステップS903:N)、スロットからTLVパケットを取り出し(ステップS909)、TLVパケットにはクロック情報が含まれていないとして、TLVパケットをIPパケットにデカプセル化し(ステップS910)、IPパケットを出力バッファ24−2に出力し(ステップS911)、ステップS912へ移行する。
パケット振り分け部22は、ステップS908またはステップS911から移行して、フレームを構成する全てのスロットについて処理が完了したか否かを判定し(ステップS912)、全てのスロットについて処理が完了したと判定した場合(ステップS912:Y)、ステップS901へ移行して次のフレームの処理を行う。一方、全てのスロットについて処理が完了していないと判定した場合(ステップS912:N)、ステップS902へ移行して次のスロットの処理を行う。
このように、パケット振り分け部22によって、フレームを構成するスロットのスロットヘッダーにおける「先頭TLV指示」フィールドの値、及び、そのスロットに格納されたTLVパケットの最終端を含むスロットについて、そのスロットヘッダーにおける「先頭TLV指示」直後の4ビットの値に基づいて、クロック情報を含むTLVパケット及びクロック情報を含まないTLVパケットが振り分けられる。また、スロットヘッダーの「遅延量」フィールドから遅延量が取り出される。そして、TLVパケットがIPパケットにデカプセル化され、クロック情報を含むIPパケット及び遅延量が優先用出力バッファ24−1に出力され、クロック情報を含まないIPパケットが出力バッファ24−2に出力される。
(優先用出力バッファ)
図8に戻って、優先用出力バッファ24−1は、パケット振り分け部22からクロック情報を含むIPパケット及び遅延量を入力し、IPパケットをバッファに格納する。また、優先用出力バッファ24−1は、タイマー23から時間情報を入力し、IPパケットを入力したタイミングの時間情報に基づいて入力時刻を求め、所定時間から遅延量が示す時間を減算して滞留設定時間を求め、入力時刻から滞留設定時間経過した後にバッファからIPパケットを読み出して出力する。このような滞留処理を、IPパケット毎に、IPパケットの遅延量に基づいてそれぞれ行う。
優先用出力バッファ24−1について詳細に説明する。図10は、図8に示した実施例1における優先用出力バッファ24−1の構成を示すブロック図である。図11は、実施例1における優先用出力バッファ24−1の処理を示すフローチャートである。この優先用出力バッファ24−1は、制御部25及び記憶部26を備えている。記憶部26は先入れ先出し型のバッファであり、制御部25によってIPパケットが格納され読み出される。
制御部25は、パケット振り分け部22からIPパケットを入力したか否かを判定する(ステップS1101)。IPパケットを入力したと判定した場合(ステップS1101:Y)、タイマー23から入力した時間情報に基づいて、IPパケットを入力したときの時刻(入力時刻)を求め、メモリ(図示せず)に記憶し(ステップS1102)、IPパケットを記憶部26に格納する(ステップS1103)。IPパケットを入力したときの入力時刻は、IPパケット毎にメモリに記憶される。一方、ステップS1101において、IPパケットを入力していないと判定した場合(ステップS1101:N)、ステップS1104へ移行し、IPパケットを入力するまで待つ。
制御部25は、ステップS1101またはステップS1103から移行して、記憶部26に格納したIPパケットに対応した遅延量を入力したか否かを判定する(ステップS1104)。遅延量を入力したと判定した場合(ステップS1104:Y)、予め設定された所定時間から遅延量が示す時間を減算し、滞留設定時間を求める(ステップS1105)。ここで、予め設定された所定時間は、伝送されるTLVパケットの最大の大きさ、変調方式、符号化率、スロット数に依存した時間であり、例えば、最大4KB程度のTLVパケットが、8PSK 3/4の符号化により120スロットを用いて伝送される場合、2フレーム分の周期である68.7ミリ秒(34.35×2ミリ秒)とする。一方、遅延量を入力していないと判定した場合(ステップS1104:N)、ステップS1106へ移行し、遅延量を入力するまで待つ。
制御部25は、記憶部26に格納したIPパケットについて、その入力時刻から滞留設定時間が経過したか否かを判定する(ステップS1106)。滞留設定時間が経過したと判定した場合(ステップS1106:Y)、そのIPパケットを記憶部26から読み出して出力する(ステップS1107)。一方、滞留設定時間が経過していないと判定した場合(ステップS1106:N)、ステップS1101へ移行し、滞留設定時間が経過するまで待つ。
このように、優先用出力バッファ24−1によって、クロック情報を含むIPパケットが、遅延量から算出された滞留設定時間の経過後に出力される。このような処理はIPパケット毎に行われ、送信装置1の優先用入力バッファ11−1において遅延されたIPパケットの遅延量が示す時間が長いほど、優先用出力バッファ24−1において滞留するそのIPパケットの滞留設定時間が示す時間は短くなる。
図8に戻って、出力バッファ24−2は、パケット振り分け部22からクロック情報を含まないIPパケットを入力し、先入れ先出し型のバッファに格納し、優先用出力バッファ24−1から状態信号を入力し、優先用出力バッファ24−1からクロック情報を含むIPパケットを出力していないことを判定し、そのときにバッファからクロック情報を含まないIPパケットを読み出して出力する。出力バッファ24−2は、優先用出力バッファ24−1と異なり、遅延量から滞留設定時間を算出して遅延させた後に出力する機能を有していない。
図16は、伝送遅延の揺らぎが抑制されることを説明する図である。例えば、送信装置1の優先用入力バッファ11−1が、第1のクロック情報を含むIPパケット(第1のIPパケット)を時刻Tのタイミングで入力し、時刻T+αのタイミングで出力し、第2のクロック情報を含むIPパケット(第2のIPパケット)を時刻T+tのタイミングで入力し、時刻T+α+Δのタイミングで出力したとする。この場合、第1のIPパケットの遅延量はα、第2のIPパケットの遅延量はα−t+Δとなる。tは、第1のIPパケットの入力タイミングと第2のIPパケットの入力タイミングとの間の差(時間間隔)であり、Δは、優先用入力バッファ11−1が第1のIPパケットをバッファから読み出して出力するタイミングと第2のIPパケットをバッファから読み出して出力するタイミングとの間の時間差であり、読み出しのタイミングの違い及びIPパケットのサイズの違い等により生じる時間である。そして、受信装置2の優先用出力バッファ24−1は、第1のIPパケットを時刻T’のタイミングで入力し、遅延量αに基づいて滞留設定時間S−αを算出し、第2のIPパケットを時刻T’+Δのタイミングで入力し、遅延量α−t+Δに基づいて滞留設定時間S−(α−t+Δ)を算出する。Sは所定時間とする。この場合、優先用出力バッファ24−1は、第1のIPパケットを滞留設定時間S−α分滞留させた後、時刻T’+(S−α)のタイミングで出力し、第2のIPパケットを滞留設定時間S−(α−t+Δ)分滞留させた後、時刻T’+(S−α)+tのタイミングで出力する。ひとたび構成されたフレームの伝送遅延は、フレームによらず等しいため、送信装置1及び受信装置2においてΔは同じ値として扱うことができる。したがって、優先用入力バッファ11−1が入力する第1のIPパケットのタイミングと第2のIPパケットのタイミングとの間の時間間隔と、優先用出力バッファ24−1が出力する第1のIPパケットのタイミングと第2のIPパケットのタイミングとの間の時間間隔とは、同じtになるから、伝送遅延の揺らぎを抑制することが可能となる。
以上のように、本発明の実施形態(実施例1)の受信装置2によれば、パケット振り分け部22が、スロットのスロットヘッダーにおける「先頭TLV指示」フィールドの値、及び、そのスロットに格納されたTLVパケットの最終端を含むスロットについて、そのスロットヘッダーにおける「先頭TLV指示」直後の4ビットの値に基づいて、クロック情報を含むTLVパケットであるか否かを判定して振り分けを行うと共に、スロットヘッダーから遅延量を取り出すようにした。そして、優先用出力バッファ24−1が、クロック情報を含むIPパケットを、遅延量に基づいて算出した滞留設定時間分遅延させて出力するようにした。これにより、受信装置2は、送信装置1の優先用入力バッファ11−1に入力されるクロック情報を含む複数のIPパケットにおける時間間隔について、それと同じ時間間隔でIPパケットを出力することができる。例えば、送信装置1の優先用入力バッファ11−1が、第1のクロック情報を含むIPパケットを時刻Tのタイミングで入力し、第2のクロック情報を含むIPパケットを時刻T+tのタイミングで入力した場合、受信装置2の優先用出力バッファ24−1において、第1のクロック情報を含むIPパケットを時刻T’’のタイミング、すなわち(T’+(S−α))のタイミングで出力し、第2のクロック情報を含むIPパケットを時刻T’’+tのタイミング、すなわち(T’+(S−α)+t)のタイミングで出力することができる。したがって、送信装置1から受信装置2へ可変長パケットを送信する際に、クロック情報を含むパケットの伝送遅延の揺らぎを抑制することができる。つまり、可変長パケットの効率的な伝送を行いながら、送信装置1は、クロックを調整するために用いるPCR等のクロック情報を受信装置2へ送信し、受信装置2は、PCR等のクロック情報に基づいてクロックを調整することにより、送信側のクロックと受信側のクロックとを確実に同期させることができる。そして、例えば、受信した可変長パケットからコンテンツの符号化信号を正しく復号し、正しく再生して画面表示することができる。
次に、実施例2について説明する。実施例2は、受信側のクロックを送信側のクロックに同期させるために必要なクロック情報を含むIPパケットについて遅延量を算出し、この遅延量をTLVパケットに格納して送受信する例である。実施例1と実施例2とを比較すると、実施例1では、送信装置1は、スロットヘッダーの「遅延量」フィールドに遅延量を格納して送信し、クロック情報を含むTLVパケットを識別するためにスロットヘッダーの「開始TLV指示」フィールドを用いるのに対し、実施例2では、TLVパケットの「遅延量」フィールドに遅延量を格納して送信し、スロットヘッダーの「開始TLV指示」フィールドを用いない点で相違する。
〔送信装置〕
実施例2の送信装置1について詳細に説明する。実施例2の送信装置1は、図1に示した実施例1と同様の構成をしているが、優先用入力バッファ11−1及びフレーム構成部13の処理が異なる。その他の構成部は同様の処理を行う。また、実施例2の優先用入力バッファ11−1は、図2に示した実施例1と同様の構成をしているが、制御部16の処理が異なる。
(優先用入力バッファ)
実施例2の優先用入力バッファ11−1は、図3に示したように、制御部16及び記憶部17を備えている。優先用入力バッファ11−1は、パケット振り分け部10からクロック情報を含むIPパケットを入力し、バッファに格納する。また、優先用入力バッファ11−1は、タイマー12から時間情報を、フレーム構成部13から指定量を含むトリガーをそれぞれ入力し、トリガーを入力したタイミングで、指定量のIPパケットをバッファから読み出し、TLVパケットにカプセル化する。そして、優先用入力バッファ11−1は、時間情報に基づいて、入力してから出力するまでの間の遅延量を算出し、TLVパケットの「パケット種別」フィールドに0xFDの値を設定し、TLVパケットの最後尾の「遅延量フィールド」に遅延量を設定し、クロック情報及び遅延量を含むTLVパケットをフレーム構成部13に出力する。ここで、「パケット種別」は、パケットが遅延量を含むか否か、すなわちクロック情報を含むか否かを判定するための情報である。また、IPパケットをバッファに格納する処理、トリガーを入力したタイミングでIPパケットをバッファから読み出してTLVパケットにカプセル化する処理、及び遅延量を算出する処理については実施例1と同様である。
図12は、実施例2における優先用入力バッファ11−1の処理を示すフローチャートである。優先用入力バッファ11−1の制御部16は、図4に示したステップS401〜ステップS406と同様の処理を行う(ステップS1201〜ステップS1206)。制御部16は、タイマー12から入力した時間情報に基づいて、時間情報が示す時刻に所定時間を加える等して、ステップS1209においてTLVパケットの最終端をフレーム構成部13に出力すると予想される時刻(出力時刻)を求め、そのTLVパケットに対応するIPパケットについての入力時刻をメモリから読み出し、出力時刻と入力時刻との間の差を算出し、遅延量を求める(ステップS1207)。
制御部16は、TLVパケットの「パケット種別」フィールドに0xFDの値を設定し、TLVパケットの最後尾の「遅延量」フィールドに、ステップS1207において求めた遅延量を設定する(ステップS1208)。そして、制御部16は、TLVパケットをフレーム構成部13に出力する(ステップS1209)。尚、TLVパケットは、指定量に応じて分割される場合もあり、この場合は、指定量に分割されたTLVパケットがフレーム構成部13に出力される。
制御部16は、ステップS1209の後、または、ステップS1204においてトリガーを入力していないと判定した場合(ステップS1204:N)、処理を終了し、ステップS1201へ移行する。
このように、優先用入力バッファ11−1によって、フレーム構成部13からの指定量を含むトリガーに従って、クロック情報及び遅延量を含む指定量のTLVパケットがフレーム構成部13に出力される。
入力バッファ11−2は、パケット振り分け部10からクロック情報を含まないIPパケットを入力し、先入れ先出し型のバッファに格納する。また、入力バッファ11−2は、フレーム構成部13から指定量を含むトリガーを入力し、トリガーを入力したタイミングで、指定量のIPパケットをバッファから読み出し、TLVパケットにカプセル化し、TLVパケットの「パケット種別」フィールドに0xFD以外の値を設定し、クロック情報及び遅延量を含まないTLVパケットをフレーム構成部13に出力する。尚、入力バッファ11−2は、優先用入力バッファ11−1と異なり、遅延量を算出する機能を有していない。
図13は、実施例2において、優先用入力バッファ11−1により生成されるTLVパケットを説明する図である。このTLVパケットは、「01」「111111」「パケット種別」「データ長」「データ」「遅延量」の各フィールドを有して構成される。「パケット種別」は、TLVパケットの種類を識別するために、TLVパケットが遅延量を含む場合は0xFDの値が設定され、遅延量を含まない場合は0xFD以外の値が設定される。
このように、TLVパケットの「パケット種別」フィールドに設定された値によって、TLVパケットに遅延量が含まれているか否か、すなわち、TLVパケットがクロック情報を含むパケットであるか否かを判定することができる。
尚、実施例2では、TLVパケットの「遅延量」フィールドに遅延量が設定されていることを示すために、「パケット種別」フィールドに0xFDの値を設定するようにしたが、必ずしもこの値である必要はなく他の値であってもよい。また、「パケット種別」フィールド以外のフィールドに所定値を設定するようにしてもよい。また、実施例1におけるスロットヘッダーの「遅延量」フィールドには、32ビットのうち先頭の4ビットを0とした値が設定されるが、実施例2におけるTLVパケットの「遅延量」フィールドには、先頭の4ビットを0とする値が設定される必要はなく、32ビット全てを遅延量として使用するようにしてもよい。
(フレーム構成部)
実施例2のフレーム構成部13は、優先用入力バッファ11−1からクロック情報及び遅延量を含むTLVパケットを、入力バッファ11−2からクロック情報及び遅延量を含まないTLVパケットを、タイマー12から時間情報をそれぞれ入力し、伝送路符号化の単位であるスロットにTLVパケットを順次格納する。また、フレーム構成部13は、時間情報に基づいて、一定周期のトリガーを、スロットに格納可能なバイト量を示す指定量と共に、優先用入力バッファ11−1及び入力バッファ11−2に出力する。トリガーに対応して入力したTLVパケットはスロットに格納され、フレームが構成される。そして、フレーム構成部13は、スロットにより構成されるフレームを伝送路符号化処理部14に出力する。
図14は、実施例2におけるスロットの例を説明する図である。フレーム構成部13によって、図14に示すスロットからなるフレームN,N+1が構成される。フレームNにおいて、優先用入力バッファ11−1から入力されたTLVパケット#1は、最終端に遅延量が設定されており、第1のスロットの先頭から格納される。そして、入力バッファ11−2から入力されたTLVパケット#2は、遅延量が含まれておらず、前半が第1のスロットにおいて残りの領域から格納され、後半が第2のスロットの先頭から格納される。そして、優先用入力バッファ11−1から入力されたTLVパケット#3は、最終端に遅延量が設定されており、前半が第2のスロットにおいて残りの領域から格納され、後半が第3のスロットの先頭から格納される。
また、フレームN+1において、優先用入力バッファ11−1から入力されたTLVパケット#4は、最終端に遅延量が設定されており、前半が第1のスロットの先頭から格納され、後半が第2のスロットの先頭から格納される。そして、入力バッファ11−2から入力されたTLVパケット#5は、遅延量が含まれておらず、前半が第2のスロットにおいて残りの領域から格納され、後半が第3のスロットの先頭から格納される。
このように、フレーム構成部13によって、優先用入力バッファ11−1からクロック情報及び遅延量を含むTLVパケットが入力され、入力バッファ11−2からクロック情報及び遅延量を含まないTLVパケットが入力され、フレームを構成するスロットの任意の位置に配置される。実施例1では、クロック情報を含むTLVパケットが、フレームを構成する先頭のスロットから配置され、クロック情報を含まないTLVパケットが、フレームを構成する残りのスロットに配置される。これに対し、実施例2では、クロック情報及び遅延量を含むTLVパケットであるか否かにかかわらず、フレーム構成するスロットの任意の位置に配置される。
以上のように、本発明の実施形態(実施例2)の送信装置1によれば、優先用入力バッファ11−1が、受信側のクロックを送信側のクロックに同期させるために必要なクロック情報を含むIPパケットについて遅延量を算出し、TLVパケットにカプセル化する際に、「パケット種別」フィールドに所定値を設定し、データの最終端の「遅延量」フィールドに遅延量を設定するようにした。そして、フレーム構成部13が、優先用入力バッファ11−1から入力したクロック情報及び遅延量を含むTLVパケットをスロットに格納しフレームを構成し、変調処理部15が、フレームから変調信号を生成し、放送伝送路3を介して受信装置2へ送信するようにした。これにより、受信装置2は、変調信号を受信し、スロットに格納されたTLVパケットの「パケット種別」フィールドの値に基づいて、クロック情報を含むTLVパケットを識別し、「遅延量」フィールドの遅延量に基づいて、クロック情報を含むIPパケットを遅延させることができる。したがって、送信装置1の優先用入力バッファ11−1に入力されるクロック情報を含む複数のIPパケットにおける時間間隔について、それと同じ時間間隔のIPパケット(クロック情報を含む複数のIPパケット)を受信装置2において生成することができる。これにより、送信装置1から受信装置2へ可変長パケットを送信する際に、クロック情報を含むパケットの伝送遅延の揺らぎを抑制することができる。
〔受信装置〕
次に、実施例2の受信装置2について詳細に説明する。実施例2の受信装置2は、図8に示した実施例1と同様の構成をしているが、パケット振り分け部22の処理が異なる。その他の構成部は同様の処理を行う。また、実施例2の優先用出力バッファ24−1は、図10に示した実施例1と同様の構成をしており、その処理は、図11に示した実施例1と同様である。
(パケット振り分け部)
実施例2のパケット振り分け部22は、伝送路復号処理部21からフレームを入力し、フレームを構成するスロットからTLVパケットを取り出し、クロック情報を含むTLVパケットであるか否かを判定し、クロック情報を含むTLVパケットとクロック情報を含まないTLVパケットとに振り分ける。また、クロック情報を含むTLVパケットの遅延量をTLVパケットから取り出す。具体的には、パケット振り分け部22は、TLVパケットの「パケット種別」フィールドの値が0xFDであるか否かを判定し、0xFDの値を有するTLVパケットを、クロック情報を含むTLVパケットとして扱い、0xFDの値を有さないTLVパケットを、クロック情報を含まないTLVパケットとして扱う。また、クロック情報を含むTLVパケットの「遅延量」フィールドから遅延量を取り出す。そして、パケット振り分け部22は、TLVパケットをIPパケットにデカプセル化し、クロック情報を含むIPパケット及び遅延量を優先用出力バッファ24−1に出力し、クロック情報を含まないIPパケットを出力バッファ24−2に出力する。
図15は、実施例2におけるパケット振り分け部22の処理を示すフローチャートである。パケット振り分け部22は、伝送路復号処理部21からスロットにより構成されるフレームを入力し(ステップS1501)、そのスロットからTLVパケットを取り出し(ステップS1502)、TLVパケットから「パケット種別」フィールドの値を取り出す(ステップS1503)。
パケット振り分け部22は、「パケット種別」フィールドの値が0xFDであるか否かを判定し(ステップS1504)、0xFDであると判定した場合(ステップS1504:Y)、TLVパケットの「遅延量」フィールドから遅延量を取り出す(ステップS1505)。そして、パケット振り分け部22は、TLVパケットをIPパケットにデカプセル化し(ステップS1506)、IPパケット及び遅延量を優先用出力バッファ24−1に出力し(ステップS1507)、ステップS1501へ移行する。
パケット振り分け部22は、ステップS1504において、「パケット種別」フィールドの値が0xFDでないと判定した場合(ステップS1504:N)、TLVパケットをIPパケットにデカプセル化し(ステップS1508)、IPパケットを出力バッファ24−2に出力し(ステップS1509)、ステップS1501へ移行する。
このように、パケット振り分け部22によって、フレームを構成するスロットからTLVパケットが取り出され、TLVパケットにおける「パケット種別」フィールドの値に基づいて、クロック情報を含むTLVパケット及びクロック情報を含まないTLVパケットが振り分けられる。また、TLVパケットの「遅延量」フィールドから遅延量が取り出され、TLVパケットがIPパケットにデカプセル化され、クロック情報を含むIPパケット及び遅延量が優先用出力バッファ24−1に出力され、クロック情報を含まないIPパケットが出力バッファ24−2に出力される。
以上のように、本発明の実施形態(実施例2)の受信装置2によれば、パケット振り分け部22が、TLVパケットにおける「パケット種別」フィールドの値に基づいて、クロック情報を含むTLVパケットであるか否かを判定して振り分けを行うと共に、TLVパケットの「遅延量」フィールドから遅延量を取り出すようにした。そして、優先用出力バッファ24−1が、クロック情報を含むIPパケットを、遅延量に基づいて算出した滞留設定時間分遅延させて出力するようにした。これにより、実施例1と同様に、受信装置2は、送信装置1の優先用入力バッファ11−1に入力されるクロック情報を含む複数のIPパケットにおける時間間隔について、それと同じ時間間隔でIPパケットを出力することができる。したがって、送信装置1から受信装置2へ可変長パケットを送信する際に、クロック情報を含むパケットの伝送遅延の揺らぎを抑制することができる。つまり、可変長パケットの効率的な伝送を行いながら、送信装置1は、クロックを調整するために用いるPCR等のクロック情報を受信装置2へ送信し、受信装置2は、PCR等のクロック情報に基づいてクロックを調整することにより、送信側のクロックと受信側のクロックとを確実に同期させることができる。そして、例えば、受信した可変長パケットからコンテンツの符号化信号を正しく復号し、正しく再生して画面表示することができる。
以上、実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、前記実施例1,2では、可変長パケットとして、IPヘッダーを持つIPパケットを用い、伝送路符号化及び変調処理として、前述の非特許文献1,2に規定される高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式を用いて説明した。しかし、可変長パケットの形式はIPパケットである必要はなく、ヘッダー圧縮されたパケットでもよいし、他の形式の可変長パケットでもよい。また、伝送方式も、前述の非特許文献1,2に規定されるものに限定されない。
また、前記実施例1,2では、受信装置2の出力を2系統として説明したが、1系統の出力にまとめるようにしてもよい。さらに、実施例1,2では、送信装置1の優先用入力バッファ11−1が、伝送路符号化処理とは独立したタイマー12の時間情報を用いて遅延量を算出し、受信装置2の優先用出力バッファ24−1が、伝送路復号処理とは独立したタイマー23の時間情報を用いて滞留設定時間を算出するようにした。しかし、優先用入力バッファ11−1が、伝送路符号化処理を行うクロックに基づいて遅延量を算出し、優先用出力バッファ24−1が、伝送路復号処理を行うクロックを用いて滞留設定時間を算出するようにしてもよい。
尚、本発明の実施形態による送信装置1及び受信装置2のハード構成としては、通常のコンピュータを使用することができる。送信装置1及び受信装置2は、CPU、RAM等の揮発性の記憶媒体、ROM等の不揮発性の記憶媒体、及びインターフェース等を備えたコンピュータによって構成される。送信装置1に備えたパケット振り分け部10、優先用入力バッファ11−1、入力バッファ11−2、タイマー12、フレーム構成部13、伝送路符号化処理部14及び変調処理部15の各機能は、これらの機能を記述したプログラムをCPUに実行させることによりそれぞれ実現される。また、受信装置2に備えた復調処理部20、伝送路復号処理部21、パケット振り分け部22、タイマー23、優先用出力バッファ24−1及び出力バッファ24−2の各機能は、これらの機能を記述したプログラムをCPUに実行させることによりそれぞれ実現される。これらのプログラムは、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記憶媒体に格納して頒布することもできる。
1 送信装置
2 受信装置
3 放送伝送路
10 パケット振り分け部
11−1 優先用入力バッファ
11−2 入力バッファ
12 タイマー
13 フレーム構成部
14 伝送路符号化処理部
15 変調処理部
16 制御部
17 記憶部
20 復調処理部
21 伝送路復号処理部
22 パケット振り分け部
23 タイマー
24−1 優先用出力バッファ
24−2 出力バッファ
25 制御部
26 記憶部

Claims (8)

  1. クロック情報を含む可変長パケットを入力してバッファに格納し、前記バッファから可変長パケットを読み出して出力し、前記出力した可変長パケットに対し、伝送路符号化処理及び変調処理を行い、変調信号を送信する送信装置と、
    前記変調信号を受信して復調処理及び伝送路復号処理を行い、スロットから可変長パケットを取り出し、可変長パケットに含まれるクロック情報に基づいてクロックを調整する受信装置と、を含む伝送システムにおける前記送信装置であって、
    受信装置へ送信される可変長パケットを入力し、クロック情報を含む可変長パケットとクロック情報を含まない可変長パケットとに振り分けるパケット振り分け部と、
    前記パケット振り分け部により振り分けられたクロック情報を含む可変長パケットを入力し、前記クロック情報を含む可変長パケットを記憶部に格納し、所定のタイミングにて前記記憶部からクロック情報を含む可変長パケットを読み出して出力し、前記クロック情報を含む可変長パケットを入力してから出力するまでの間の時間を遅延量として算出する第1の入力バッファと、
    前記パケット振り分け部により振り分けられたクロック情報を含まない可変長パケットを入力し、前記クロック情報を含まない可変長パケットを記憶部に格納し、所定のタイミングにて前記記憶部から前記クロック情報を含まない可変長パケットを読み出して出力する第2の入力バッファと、を備え、
    前記第1の入力バッファ及び前記第2の入力バッファにより出力された可変長パケット、及び前記第1の入力バッファにより算出された遅延量に対し、伝送路符号化処理及び変調処理を行い、変調信号を前記受信装置へ送信し、前記変調信号を受信した受信装置に、前記遅延量に基づいて、前記クロック情報を含む可変長パケットの出力タイミングを遅延させる、ことを特徴とする送信装置。
  2. 請求項1に記載の送信装置において、
    前記第1の入力バッファ及び第2の入力バッファにより記憶部から可変長パケットが読み出される所定のタイミング及び読み出し量を決定するためのトリガーを、前記第1の入力バッファ及び第2の入力バッファに出力し、前記第1の入力バッファ及び前記第2の入力バッファから、前記トリガーに対応した読み出し量の可変長パケットをそれぞれ入力し、前記第1の入力バッファから遅延量を入力し、前記可変長パケット及び遅延量をスロットに格納してフレームを構成するフレーム構成部を備え、
    前記第1の入力バッファは、可変長パケットを入力したときの時刻と、前記可変長パケットを出力したときの時刻との間の差を遅延量として算出し、前記可変長パケット及び遅延量を前記フレーム構成部に出力し、
    前記フレーム構成部は、前記第1の入力バッファから入力した可変長パケットを、スロットの先頭から格納し、前記スロットの先頭から格納したことを示す情報を、前記スロットのスロットヘッダーに格納し、前記第1の入力バッファから入力した遅延量を、前記可変長パケットの最終端を格納したスロットのスロットヘッダーに格納し、前記第2の入力バッファから入力した可変長パケットを、前記スロットの残りの領域から格納する、ことを特徴とする送信装置。
  3. 請求項1に記載の送信装置において、
    前記第1の入力バッファ及び第2の入力バッファにより記憶部から可変長パケットが読み出される所定のタイミング及び読み出し量を決定するためのトリガーを、前記第1の入力バッファ及び第2の入力バッファに出力し、前記第1の入力バッファ及び前記第2の入力バッファから、前記トリガーに対応した読み出し量の可変長パケットをそれぞれ入力し、前記可変長パケットをスロットに格納してフレームを構成するフレーム構成部を備え、
    前記第1の入力バッファは、可変長パケットを入力したときの時刻と、前記可変長パケットを出力したときの時刻との間の差を遅延量として算出し、前記遅延量を前記可変長パケットに設定すると共に、前記クロック情報を含むパケットであることを示すパケット種別を前記可変長パケットに設定する、ことを特徴とする送信装置。
  4. 請求項1の送信装置から前記変調信号を受信して復調処理及び伝送路復号処理を行い、スロットから可変長パケットを取り出し、可変長パケットに含まれるクロック情報に基づいてクロックを調整する受信装置において、
    前記スロットから取り出した可変長パケットの遅延量を出力すると共に、クロック情報を含む可変長パケットとクロック情報を含まない可変長パケットとに振り分けるパケット振り分け部と、
    前記パケット振り分け部により振り分けられたクロック情報を含む可変長パケット及び遅延量を入力し、前記クロック情報を含む可変長パケットを記憶部に格納し、所定時間から前記遅延量を減算して滞留設定時間を求め、前記クロック情報を含む可変長パケットを入力してから前記滞留設定時間経過した後に、前記記憶部から前記クロック情報を含む可変長パケットを読み出して出力する第1の出力バッファと、
    前記パケット振り分け部により振り分けられたクロック情報を含まない可変長パケットを入力し、前記クロック情報を含まない可変長パケットを記憶部に格納し、前記第1の出力バッファにより前記クロック情報を含む可変長パケットを出力していないタイミングにて、前記記憶部から前記クロック情報を含まない可変長パケットを読み出して出力する第2の出力バッファと、を備えたことを特徴とする受信装置。
  5. 請求項2の送信装置から前記変調信号を受信する請求項4の受信装置において、
    前記パケット振り分け部は、前記スロットのスロットヘッダーに、スロットの先頭から可変長パケットを格納したことを示す情報が存在する場合のスロットについて、前記スロットの先頭からクロック情報を含む可変長パケットを取り出し、前記可変長パケットの最終端が格納されたスロットのスロットヘッダーから遅延量を取り出し、前記スロットの残りの領域からクロック情報を含まない可変長パケットを取り出し、クロック情報を含む可変長パケットとクロック情報を含まない可変長パケットとに振り分ける、ことを特徴とする受信装置。
  6. 請求項3の送信装置から前記変調信号を受信する請求項4の受信装置において、
    前記パケット振り分け部は、前記スロットから可変長パケットを取り出し、前記可変長パケットに設定されたパケット種別がクロック情報を含むパケットであることを示している場合、前記可変長パケットを、クロック情報を含む可変長パケットとして振り分け、前記可変長パケットから遅延量を取り出し、前記パケット種別がクロック情報を含むパケットであることを示していない場合、前記可変長パケットを、クロック情報を含まない可変長パケットとして振り分ける、ことを特徴とする受信装置。
  7. コンピュータを、請求項1から3までのいずれか一項に記載の送信装置として機能させるための送信プログラム。
  8. コンピュータを、請求項4から6までのいずれか一項に記載の受信装置として機能させるための受信プログラム。
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