JP2011101896A - 穴付波板の製造装置および製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 貫通穴の端部の位置をより精度よく変更し、波板における曲面部の捲れや変形をより効果的に抑制すること。
【解決手段】 成形される波板3の曲面部30に貫通穴の端部P等が位置するか否かを判断する穴位置判断手段(穴位置判断部101)と、端部P等が曲面部30に位置すると判断されると、搬送手段に指令して、曲面部30に位置する端部P等が平面部31に位置するために必要な移動量lだけ、穴成形手段への帯状部材2の搬送量を変更する穴位置補正手段(穴位置補正部102)と、を有することとした。
【選択図】 図1
【解決手段】 成形される波板3の曲面部30に貫通穴の端部P等が位置するか否かを判断する穴位置判断手段(穴位置判断部101)と、端部P等が曲面部30に位置すると判断されると、搬送手段に指令して、曲面部30に位置する端部P等が平面部31に位置するために必要な移動量lだけ、穴成形手段への帯状部材2の搬送量を変更する穴位置補正手段(穴位置補正部102)と、を有することとした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、穴付波板の製造装置および製造方法に関する。
従来、貫通穴を備えた帯状部材を、帯状部材の幅方向に延びる複数の曲面部および曲面部間に挟まれた平面部を有する波板に成形する穴付波板の製造装置および製造方法が知られている。ここで、波板における曲面部に貫通穴の端部が位置していると、曲面部の捲れや波板の寸法形状のばらつき(横曲がり)などの変形が生じやすくなる。そこで、特許文献1に記載の技術は、貫通穴の端部を平面部に位置させるようにしている。
しかし、特許文献1に記載の技術は、貫通穴を備えた帯状部材を、外周に成形歯を備えた一対の成形ロール間に供給して波板に成形するものであって、成形ロール相互の軸間距離を変化させ、波板の波形状(平面部の長さ)を変えることで、貫通穴の端部を平面部に位置させるようにしている。このため、帯状部材の厚さや材料の硬さ等の影響により、必ずしも直ちに波形状を変化させることができず、貫通穴の端部の位置を変更することが容易でないという問題があった。
本発明の目的とするところは、貫通穴の端部の位置をより精度よく変更し、波板における曲面部の捲れや変形をより効果的に抑制できる穴付波板の製造装置および製造方法を提供することにある。
本発明の目的とするところは、貫通穴の端部の位置をより精度よく変更し、波板における曲面部の捲れや変形をより効果的に抑制できる穴付波板の製造装置および製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の穴付波板の製造装置は、成形される波板の曲面部に貫通穴の端部が位置すると判断されると、前記曲面部に位置する前記端部が平面部に位置するために必要な移動量だけ帯状部材の搬送量を変更する穴位置補正手段を有することとした。
よって、貫通穴の端部の位置をより精度よく変更し、曲面部における波板の捲れや変形をより効果的に抑制できる。
以下、本発明の穴付波板の製造方法および製造装置を実現する形態を、実施例を用いて図面に基づき説明する。
実施例1の穴付波板の製造方法および製造装置は、自動車の排出ガス(Nox)を低下させるための触媒としてのメタル担体(マフラーハニカム)における金属製薄板(平箔材)の加工に適用される。
図1は、本実施例1の穴付波板の製造装置(以下、装置1という)の概略構成図である。装置1は、帯状部材2に対し、プレス成形によって貫通穴を形成し、ロール成形によって穴付の波板3とするものである。なお、図1では、装置1を構成する主要部分のみを示し、その他の部分(例えば駆動機構など)については図示を省略している。
以下、説明のため、帯状部材2が延在する長手方向にx軸を設け、これに直交する帯状部材2の帯幅方向にy軸を設ける。波板3の成形方向(帯状部材2の搬送方向)、すなわち図1における左側(上流側)に対して右側(下流側)をx軸正方向とする。
以下、説明のため、帯状部材2が延在する長手方向にx軸を設け、これに直交する帯状部材2の帯幅方向にy軸を設ける。波板3の成形方向(帯状部材2の搬送方向)、すなわち図1における左側(上流側)に対して右側(下流側)をx軸正方向とする。
図1に示すように、装置1は、x軸負方向側からx軸正方向側へ向かって順に、穴付波板3の材料となる帯状部材2が巻回された供給ロール4と、供給ロール4から順次繰り出される帯状部材2に一定の張力を付与する第1テンション装置5と、プレス加工により帯状部材2に貫通穴を成形する穴成形手段としてのプレス加工機6と、帯状部材2を搬送して下流に供給する搬送手段としてのフィーダー7と、フィーダー7から供給される帯状部材2に一定の張力を付与する第2テンション装置8と、供給される帯状部材2を波板3に成形する波板成形機9(波板成形手段)と、を有している。
なお、装置1のx軸方向における任意の部位には、帯状部材2の帯幅方向への斜行を抑制するガイドが配置されている。
なお、装置1のx軸方向における任意の部位には、帯状部材2の帯幅方向への斜行を抑制するガイドが配置されている。
フィーダー7には、帯状部材の搬送量を検出可能な位置センサ10が備えられており、成形ロール4の下流側には、成形される波板3の貫通穴の形状を検出可能な画像センサ11が設けられている。装置1は、フィーダー7、位置センサ10、および画像センサ11に電気的に接続されたCPU100を有している。
プレス加工機6は、複数のパンチおよびこのパンチと嵌合するダイを備え、両者間に帯状部材2を位置させてパンチを上下運動させることにより穿孔加工を行い、帯状部材2に貫通穴としての丸穴20を複数成形する。
フィーダー7は、一対のチャック70(第1チャック70a,第2チャック70b)と、チャック70をx軸方向に往復移動させる駆動機構とを備え、チャック70で掴持される帯状部材2を搬送する送り装置である。
チャック70は、ワーク(帯状部材2)を把握し、上記駆動機構の動作を帯状部材2に伝えるとともに、帯状部材2の穿孔加工中も精度良く把握姿勢を保持する装置であり、上下一対のフィンガーによりワーク(帯状部材2)を上下から掴持する周知の構造のものである。
チャック70は、ワーク(帯状部材2)を把握し、上記駆動機構の動作を帯状部材2に伝えるとともに、帯状部材2の穿孔加工中も精度良く把握姿勢を保持する装置であり、上下一対のフィンガーによりワーク(帯状部材2)を上下から掴持する周知の構造のものである。
図2は、フィーダー7の作動状態を時系列t1〜t6で示す。第1、第2チャック70a,70bの作動は同期しており、これらは同様の動作を繰り返す。
t1では、チャック70a,70bがその初期位置で帯状部材2を両面から上下に挟み込み、把持・固定している。
t2では、チャック70a,70bがx軸正方向へ所定量だけ移動することにより、帯状部材2を所定量だけx軸正方向へ移動させ、下流へ搬送する。
t3では、チャック70a,70bが帯状部材2の両面から上下に離れて帯状部材2を解放する。
t4では、帯状部材2を解放したチャック70a,70bがx軸負方向へ所定量だけ移動することにより、初期位置(t1の位置)へ戻る。
t5では、初期位置に戻ったチャック70a,70bが再び帯状部材2を上下両面から挟み込む。
t6では、チャック70a,70bによる挟み込み(把持)が完了し、t1の状態に戻る。
チャック70a,70bの1回の移動距離(上記所定量)は、プレス加工機6による帯状部材2のプレス範囲(x軸方向における丸穴20の形成範囲)と略同じに設定されている。
t1では、チャック70a,70bがその初期位置で帯状部材2を両面から上下に挟み込み、把持・固定している。
t2では、チャック70a,70bがx軸正方向へ所定量だけ移動することにより、帯状部材2を所定量だけx軸正方向へ移動させ、下流へ搬送する。
t3では、チャック70a,70bが帯状部材2の両面から上下に離れて帯状部材2を解放する。
t4では、帯状部材2を解放したチャック70a,70bがx軸負方向へ所定量だけ移動することにより、初期位置(t1の位置)へ戻る。
t5では、初期位置に戻ったチャック70a,70bが再び帯状部材2を上下両面から挟み込む。
t6では、チャック70a,70bによる挟み込み(把持)が完了し、t1の状態に戻る。
チャック70a,70bの1回の移動距離(上記所定量)は、プレス加工機6による帯状部材2のプレス範囲(x軸方向における丸穴20の形成範囲)と略同じに設定されている。
図3は、第2チャック70bがx軸負方向側に最大変位した状態と、x軸正方向側に最大変位した状態とを併せて示す。
第2チャック70bのx軸正方向側での通常の停止位置Bの近傍には、位置センサ10が設けられている。
通常時には、第2チャック70b(のx軸正方向側の端部)は、x軸負方向側の最大位置Aとx軸正方向側の最大位置Bとの間を往復移動する。すなわち、A−B間の距離Lは、チャック70の1回の移動距離(上記所定量)に相当する。
位置センサ10は、位置Bよりもx軸負方向側(上流側)に所定距離lだけ離れた位置に、帯状部材2の上面に対向して設置されており、この位置に第2チャック70b(のx軸正方向側の端部)が移動してくると、第2チャック70bを検知・認識する。
位置センサ10としては、光電式センサ(光電管)を用いる。
第2チャック70bのx軸正方向側での通常の停止位置Bの近傍には、位置センサ10が設けられている。
通常時には、第2チャック70b(のx軸正方向側の端部)は、x軸負方向側の最大位置Aとx軸正方向側の最大位置Bとの間を往復移動する。すなわち、A−B間の距離Lは、チャック70の1回の移動距離(上記所定量)に相当する。
位置センサ10は、位置Bよりもx軸負方向側(上流側)に所定距離lだけ離れた位置に、帯状部材2の上面に対向して設置されており、この位置に第2チャック70b(のx軸正方向側の端部)が移動してくると、第2チャック70bを検知・認識する。
位置センサ10としては、光電式センサ(光電管)を用いる。
図1に戻り説明すると、波板成形機9は、ワーク(帯状部材2)の上下に一対の成形ロール90a,90bを有している。成形ロール90a,90bのロール外周表面には、複数の成形歯がそれぞれ円周に沿って形成され、互いに所定間隔で嵌合している。成形ロール90a,90bは、互いに逆方向(図1の矢印方向)に同一周速度で回転駆動される。成形歯は回転軸方向に延びて形成されている。
第2テンション装置8は、帯状部材2に対して上面または下面から接し、帯状部材2を上方または下方へ常時弾性的に付勢する複数のロール80,81を備えている。
チャック70の移動速度と成形ロール90a,90bの回転速度はともに一定であるが、装置1の作動中、フィーダー7から供給される帯状部材2の量は、波板成形機9へ供給する(引き込まれる)帯状部材2の量と一対一に対応しているわけではないため、両量は互いに多かったり少なかったりする。第2テンション装置8は、この量の差を吸収して、帯状部材2の張力を所定範囲内に保つ。
チャック70の移動速度と成形ロール90a,90bの回転速度はともに一定であるが、装置1の作動中、フィーダー7から供給される帯状部材2の量は、波板成形機9へ供給する(引き込まれる)帯状部材2の量と一対一に対応しているわけではないため、両量は互いに多かったり少なかったりする。第2テンション装置8は、この量の差を吸収して、帯状部材2の張力を所定範囲内に保つ。
画像センサ11は、波板成形機9の下流に設けられている。画像センサ11は、波板3の上面に対向して設置されており、波板3が移動してくると、これを上方(x軸およびy軸に対して略直角方向)から撮像する。画像センサ11は、丸穴20の形状を認識する穴形状認識手段を構成している。
CPU100は、位置センサ10および画像センサ11から信号の入力を受けるとともに、これらの信号に基きフィーダー7に指令信号を出力して、チャック70の移動量すなわちフィーダー7の送り量(搬送量)を調節する。すなわち、供給ロール4からプレス加工機6への帯状部材2の搬送量、およびプレス加工機6から波板成形機9への帯状部材2の搬送量を、調節可能に設けられている。
具体的には、CPU100は、画像センサ11により撮像(認識)された丸穴20の形状に基き、成形される波板3の曲面部30に貫通穴の端部P,Q,S,Tが位置するか否かを判断する穴位置判断部101と、位置センサ10により検出される第2チャック70bの位置に基き、フィーダー7による帯状部材2の搬送量を変更する穴位置補正部102とを有している。
なお、穴位置判断部101をCPU100ではなく画像センサ11に設けることとしてもよい。
具体的には、CPU100は、画像センサ11により撮像(認識)された丸穴20の形状に基き、成形される波板3の曲面部30に貫通穴の端部P,Q,S,Tが位置するか否かを判断する穴位置判断部101と、位置センサ10により検出される第2チャック70bの位置に基き、フィーダー7による帯状部材2の搬送量を変更する穴位置補正部102とを有している。
なお、穴位置判断部101をCPU100ではなく画像センサ11に設けることとしてもよい。
次に、上記のように構成された装置1を用いて波板3を製造する手順について説明する。
フィーダー7の作動により、供給ロール4にセットされた帯状部材2が所定量ずつ引き出され、順次プレス加工機6へ供給される。プレス加工機6は、供給される帯状部材2を断続的にプレス加工し、貫通穴としての丸穴20を帯状部材2に複数形成する。フィーダー7の作動により、丸穴20が形成された帯状部材2は順次、波板成形機9へ向けて供給される。すなわち、フィーダー7は、上流側(供給ロール4)から帯状部材2を所定量ずつ引き出すと同時に、プレス加工機6により丸穴20が成形された帯状部材2を同量ずつ下流側(成形ロール90a,90b)へ供給する。
フィーダー7の作動により、供給ロール4にセットされた帯状部材2が所定量ずつ引き出され、順次プレス加工機6へ供給される。プレス加工機6は、供給される帯状部材2を断続的にプレス加工し、貫通穴としての丸穴20を帯状部材2に複数形成する。フィーダー7の作動により、丸穴20が形成された帯状部材2は順次、波板成形機9へ向けて供給される。すなわち、フィーダー7は、上流側(供給ロール4)から帯状部材2を所定量ずつ引き出すと同時に、プレス加工機6により丸穴20が成形された帯状部材2を同量ずつ下流側(成形ロール90a,90b)へ供給する。
次に、丸穴20が成形された帯状部材2を、波板成形機9にて波板3に成形する。成形し始める際、まず、帯状部材2のx軸正方向側の先端部を成形ロール90aの1つの成形歯の先端に接触させるとともに、片面(下面)を、この接触させた成形歯の上流側に隣接する成形ロール90bの成形歯の先端と接するようにセットする。そして、成形ロール90a,90bを矢印方向に回転駆動する。このように回転する一対の成形ロール90a,90b間に帯状部材2を供給して通過させることで、丸穴20を備えた帯状部材2は波形状の波板3に成形される。
図4は、プレス加工機6により丸穴20が成形され、かつ波板3に成形される前の帯状部材2(x軸正方向側の端部)の平面図である。
帯状部材2には、x軸方向(帯状部材2の搬送方向ないし成形方向)に沿って一定間隔で連続して形成された丸穴20の列が、幅方向(y軸方向)に複数(本実施例1では8列)設けられている。なお、帯状部材2のy軸方向中央部には、丸穴20を形成しない部位が設けられているため、以下、丸穴20が形成された部位のみについて説明する。
丸穴20の上記複数の列は、いわゆる千鳥形状に配列されており、(y軸方向で)隣接する列の丸穴20を互いにx軸方向に距離ψだけずらした状態とし、これらのずらした丸穴20を結ぶ直線とx軸方向直線との間に角度αを設けている。このように丸穴20の配列を千鳥形状とすることで、複数の丸穴20を形成した場合であっても、帯状部材2の剛性を向上している。すなわち、他の配列形状とした場合と同様、単位面積当たりの丸穴20の個数を確保しつつ、後述する波板3の曲線部30を形成するためy軸方向に沿って折り曲げられる帯状部材2の部位の肉抜き量を減らすことができるため、剛性を向上できる。
帯状部材2には、x軸方向(帯状部材2の搬送方向ないし成形方向)に沿って一定間隔で連続して形成された丸穴20の列が、幅方向(y軸方向)に複数(本実施例1では8列)設けられている。なお、帯状部材2のy軸方向中央部には、丸穴20を形成しない部位が設けられているため、以下、丸穴20が形成された部位のみについて説明する。
丸穴20の上記複数の列は、いわゆる千鳥形状に配列されており、(y軸方向で)隣接する列の丸穴20を互いにx軸方向に距離ψだけずらした状態とし、これらのずらした丸穴20を結ぶ直線とx軸方向直線との間に角度αを設けている。このように丸穴20の配列を千鳥形状とすることで、複数の丸穴20を形成した場合であっても、帯状部材2の剛性を向上している。すなわち、他の配列形状とした場合と同様、単位面積当たりの丸穴20の個数を確保しつつ、後述する波板3の曲線部30を形成するためy軸方向に沿って折り曲げられる帯状部材2の部位の肉抜き量を減らすことができるため、剛性を向上できる。
上記各列のうち、1つの列の丸穴20のx軸負方向側端部をP、x軸正方向側端部をQとし、この列に対してずらして設けられた(y軸方向で隣接する)列の丸穴20のx軸負方向側端部をS、x軸正方向側端部をTとする。隣接する列の丸穴20同士は、x軸方向で互いに近接する端部P,T(および端部Q,S)が、それぞれy軸方向に延びる同一線上に位置している。
丸穴20の直径をφとし、各列において、x軸方向で隣接する丸穴20の中心間の距離(x軸方向の穴ピッチ配列寸法)をχとする。χは2φに設けられている。丸穴20の半径はφ/2であるため、x軸方向で対向する丸穴20の端部P,Q(および端部S,T)間の距離はφ(=χ−φ/2×2=2φ−φ)である。
隣接する列間でx軸方向に近接する丸穴20の中心間のx軸方向距離はψに設けられており、距離ψはφと同等の大きさに設けられている(ψ=φ)。丸穴20の半径はφ/2であるため、隣接する列間でx軸方向に近接する丸穴20の端部P,T(および端部Q,S)間のx軸方向距離はゼロ(=ψ−φ/2×2=φ−φ)である。なお、必ずしもゼロである必要はない。
y軸方向についてみると、y軸方向で対向する丸穴20の中心間の距離は2υであり、隣接する列間でy軸方向に近接する丸穴20の中心間のy軸方向距離はυである(υ>φ)。
隣接する列間でx軸方向に近接する丸穴20の中心間のx軸方向距離はψに設けられており、距離ψはφと同等の大きさに設けられている(ψ=φ)。丸穴20の半径はφ/2であるため、隣接する列間でx軸方向に近接する丸穴20の端部P,T(および端部Q,S)間のx軸方向距離はゼロ(=ψ−φ/2×2=φ−φ)である。なお、必ずしもゼロである必要はない。
y軸方向についてみると、y軸方向で対向する丸穴20の中心間の距離は2υであり、隣接する列間でy軸方向に近接する丸穴20の中心間のy軸方向距離はυである(υ>φ)。
図5は、波板成形機9により成形された波板3の一部をy軸方向から見た側面図であり、波形状の概略を示す。破線により、丸穴20が存在する領域を示す。
波板3は、上記成形歯と同様の波形状を有する。具体的には、帯状部材2の帯幅方向(y軸方向)に延びる複数の曲面部30と、隣り合う曲面部30間に挟まれた平面部31とを有する。
曲面部30は、R止まりU(曲面部30と平面部31の境界)から頂部Wを経て次のR止まりUに至る角度βの範囲(波の山または谷)にあって、所定の曲率を有する稜線である。平面部31は、山と谷に挟まれた縦壁部であり、ある谷のR止まりUから隣接する山のR止まりUに至る範囲にあって直線状に設けられている。
Cを平面部31の長さ(展開長)とし、Rを曲面部30の曲率半径とする。曲面部30の長さ(展開長)は、半径Rで描かれる円弧の長さで近似できるため、βRである。
波の1ピッチは、隣り合う谷−谷間(または山−山間)のx軸方向距離Dであり、波の1ピッチ分の展開長E=2C+2βRである。
波板3は、上記成形歯と同様の波形状を有する。具体的には、帯状部材2の帯幅方向(y軸方向)に延びる複数の曲面部30と、隣り合う曲面部30間に挟まれた平面部31とを有する。
曲面部30は、R止まりU(曲面部30と平面部31の境界)から頂部Wを経て次のR止まりUに至る角度βの範囲(波の山または谷)にあって、所定の曲率を有する稜線である。平面部31は、山と谷に挟まれた縦壁部であり、ある谷のR止まりUから隣接する山のR止まりUに至る範囲にあって直線状に設けられている。
Cを平面部31の長さ(展開長)とし、Rを曲面部30の曲率半径とする。曲面部30の長さ(展開長)は、半径Rで描かれる円弧の長さで近似できるため、βRである。
波の1ピッチは、隣り合う谷−谷間(または山−山間)のx軸方向距離Dであり、波の1ピッチ分の展開長E=2C+2βRである。
次に、上記したような波板製造過程において、波形状の曲面部30に丸穴20の端部P,Q,S,Tが位置しないようにする製造方法について説明する。
(穴径および穴ピッチ配列)
丸穴20の直径や(x軸方向の)穴ピッチ配列寸法を任意としたまま波成形を行うと、丸穴20の端部P,Q,S,T(以下、P等という。)が曲面部30に位置する場合がある。この場合、曲面部30に捲れなどの変形を生じてしまう。波成形の際に波板3は頂部Wを支点として折り曲げられるため、この頂部W近辺に捲れが発生すると、波板3の幅方向(y軸方向)に沿って均一には力が入らず、作業側と駆動側の波のピッチが乱れて、波板3全体の横曲がり(x軸方向に対する波板3の曲がり)が生じる。すなわち、曲面部30(稜線)と直交する方向に加わる力に対して強度が不足し、寸法形状のばらつきなどの変形が発生するおそれがある。端部P等の捲れ現象においては、例えば、端部P等が曲面部30の中心(頂部W)に位置すると、波高さ方向に捲れ部分が最も大きく突出し、この場合には特に平板との拡散接合時に問題となる。
丸穴20の直径や(x軸方向の)穴ピッチ配列寸法を任意としたまま波成形を行うと、丸穴20の端部P,Q,S,T(以下、P等という。)が曲面部30に位置する場合がある。この場合、曲面部30に捲れなどの変形を生じてしまう。波成形の際に波板3は頂部Wを支点として折り曲げられるため、この頂部W近辺に捲れが発生すると、波板3の幅方向(y軸方向)に沿って均一には力が入らず、作業側と駆動側の波のピッチが乱れて、波板3全体の横曲がり(x軸方向に対する波板3の曲がり)が生じる。すなわち、曲面部30(稜線)と直交する方向に加わる力に対して強度が不足し、寸法形状のばらつきなどの変形が発生するおそれがある。端部P等の捲れ現象においては、例えば、端部P等が曲面部30の中心(頂部W)に位置すると、波高さ方向に捲れ部分が最も大きく突出し、この場合には特に平板との拡散接合時に問題となる。
よって、装置1では、丸穴20の寸法(直径φ)と配置(x軸方向の穴ピッチ配列寸法χ)を、波板3の形状との関係で所定値に設定することにより、端部P等を曲面部30に位置させないこと、言い換えると平面部31に位置させることを可能にしている。
具体的には、丸穴20の直径(x軸方向長さ)φを、波板3における1ピッチ分の展開長Eの1/2の整数倍に設定している(φ=E/2×N。Nは整数1,2,3・・・)。
すなわち、直径φ=E/2×Nであるとき、ある丸穴20の一方の端部(例えばP)を平面部31に位置させれば、この丸穴20の他方の端部(Q)も平面部31に位置することとなり、この丸穴20において、いずれの端部(P,Q)も曲面部30に位置しないことになる。
実施例1では、直径φをE/2の2倍、すなわち波1ピッチの展開長Eと同等の寸法に設定している。
すなわち、直径φ=E/2×Nであるとき、ある丸穴20の一方の端部(例えばP)を平面部31に位置させれば、この丸穴20の他方の端部(Q)も平面部31に位置することとなり、この丸穴20において、いずれの端部(P,Q)も曲面部30に位置しないことになる。
実施例1では、直径φをE/2の2倍、すなわち波1ピッチの展開長Eと同等の寸法に設定している。
また、丸穴20の穴ピッチ配列寸法(同列で隣り合う丸穴20の中心間のx軸方向距離)χを、展開長Eの1/2の整数倍に設定している(χ=E/2×N)。
すなわち、穴ピッチ配列寸法χ=E/2×Nであるとき、ある丸穴20の端部(例えばP)を平面部31に位置させれば、同列内でx軸方向に隣接する丸穴20において、上記ある丸穴20の端部(P)に対応する端部(P)も平面部31に位置することとなり、いずれの丸穴20の端部(P)も曲面部30に位置しないことになる。
実施例1では、χをE/2の4倍、すなわち2Eと同等の寸法に設定している。
すなわち、穴ピッチ配列寸法χ=E/2×Nであるとき、ある丸穴20の端部(例えばP)を平面部31に位置させれば、同列内でx軸方向に隣接する丸穴20において、上記ある丸穴20の端部(P)に対応する端部(P)も平面部31に位置することとなり、いずれの丸穴20の端部(P)も曲面部30に位置しないことになる。
実施例1では、χをE/2の4倍、すなわち2Eと同等の寸法に設定している。
また、隣接する列間で近接する(x軸方向で隣り合う)丸穴20の中心間のx軸方向距離ψを、展開長Eの1/2の整数倍に設定している(ψ=E/2×N)。
すなわち、ψ=E/2×Nであるとき、ある列の丸穴20の端部(例えばP)を平面部31に位置させれば、隣接する列内で上記丸穴20に対してx軸方向で隣接する丸穴20において、上記ある列の丸穴20の端部(P)に対応する端部(S)も平面部31に位置することとなり、いずれの列の丸穴20の端部(P,S)も曲面部30に位置しないことになる。
実施例1では、ψをE/2の2倍、すなわちEと同等の寸法に設定している。
すなわち、ψ=E/2×Nであるとき、ある列の丸穴20の端部(例えばP)を平面部31に位置させれば、隣接する列内で上記丸穴20に対してx軸方向で隣接する丸穴20において、上記ある列の丸穴20の端部(P)に対応する端部(S)も平面部31に位置することとなり、いずれの列の丸穴20の端部(P,S)も曲面部30に位置しないことになる。
実施例1では、ψをE/2の2倍、すなわちEと同等の寸法に設定している。
帯状部材2における丸穴20の直径φおよび穴ピッチ配列(寸法χ,ψ)が以上の構成となるように、プレス加工機6の金型が設けられている。
また、少なくとも製造開始時には、各端部P等が平面部31に位置するように丸穴20を配列している。
すなわち、帯状部材2が成形ロール90a,90bに最初にセットされるとき、帯状部材2のx軸正方向側の先端部が成形ロール90aの成形歯の先端に接した状態で、帯状部材2の片面(下面)において成形ロール90bの成形歯の先端と接する地点(折り曲げ開始位置)から波形状の成形が開始される。
よって、図4に示す帯状部材2の搬送方向前方側(x軸正方向側)の先端部から最初の丸穴20の端部Qまでの距離Xは、上記端部Qが、成形される波形状の平面部31に位置するような大きさに設定されている。製造開始時には、距離Xが上記大きさとなるように、帯状部材2がプレス加工機6にセットされる。
すなわち、帯状部材2が成形ロール90a,90bに最初にセットされるとき、帯状部材2のx軸正方向側の先端部が成形ロール90aの成形歯の先端に接した状態で、帯状部材2の片面(下面)において成形ロール90bの成形歯の先端と接する地点(折り曲げ開始位置)から波形状の成形が開始される。
よって、図4に示す帯状部材2の搬送方向前方側(x軸正方向側)の先端部から最初の丸穴20の端部Qまでの距離Xは、上記端部Qが、成形される波形状の平面部31に位置するような大きさに設定されている。製造開始時には、距離Xが上記大きさとなるように、帯状部材2がプレス加工機6にセットされる。
以上により、図5に示すように、丸穴20の端部P,Q,S,Tは、波板3の平面部31に位置し、曲面部30に位置しない。実施例1では、最終的な製品において端部P等が平面部31の略中央に位置するように丸穴20を配列しているが、平面部31内の範囲であればどの位置でもよい。実施例1のように、少なくとも製造開始時に端部P等が平面部31の略中央に位置するように設定すれば、製造中、端部P等が曲面部30に位置する可能性が低くなるため、有利である。
よって、成形後の波のピッチのバラツキが小さくなり(波ピッチをより均一化し)、安定した波成形が可能となり、端部P等における捲れ現象の発生を抑制できる。したがって、波板3の横曲がりを防止し、波板3と平板とからメタル担体のコアを製作する際の作業性を向上できる。また、曲面部に捲れが生じないため、波板3と平板との間の接触面積の減少を抑制して拡散接合不良の発生を防止し、コア内部の熱伝導性を良好にすることで排気浄化性能の向上を図ることができる。
(穴端部の位置調整)
また、装置1では、画像センサ11等を設置するとともにCPU100に制御回路(穴位置判断部101、穴位置補正部102)を設けており、波板3の捲れを検知可能に構成されるとともに、捲れを検知すると帯状部材2の搬送量を補正し、より確実に丸穴20の端部P等が波板3の平面部31に位置するように構成されている。
具体的には、穴位置判断部101は、画像センサ11により撮像された丸穴20の形状が、所定形状であるか否かを判断する。所定形状であると判断したときには、そのまま成形作業を継続する。所定形状でないと判断したときには、穴位置補正部102が、フィーダー7に指令を出力して、端部P等が平面部31に位置するために必要な量だけ、帯状部材2の搬送量を変更する。
また、装置1では、画像センサ11等を設置するとともにCPU100に制御回路(穴位置判断部101、穴位置補正部102)を設けており、波板3の捲れを検知可能に構成されるとともに、捲れを検知すると帯状部材2の搬送量を補正し、より確実に丸穴20の端部P等が波板3の平面部31に位置するように構成されている。
具体的には、穴位置判断部101は、画像センサ11により撮像された丸穴20の形状が、所定形状であるか否かを判断する。所定形状であると判断したときには、そのまま成形作業を継続する。所定形状でないと判断したときには、穴位置補正部102が、フィーダー7に指令を出力して、端部P等が平面部31に位置するために必要な量だけ、帯状部材2の搬送量を変更する。
すなわち、丸穴20の端部P等が平面部31に位置しているときは、上記端部P等が捲れ上がることはないため、画像センサ11による丸穴20の認識画像は所定形状に認識される。一方、端部P等が曲面部30に位置しているときは、上記端部P等が捲れ上がるため、丸穴20は所定形状とはならず崩れた形状に認識される。
帯状部材2の搬送量を変更する際には、位置センサ10により検出される第2チャック70bの位置に基き、チャック70の移動量を、1回(1往復分)のみ変更する。
すなわち、丸穴20の画像が所定形状でないと判断した時点後、チャック70をx軸正方向側へ移動させる際、通常の停止位置よりもx軸負方向側(上流側)に距離lだけ離れた手前の位置までチャック70を移動させ、この位置で停止させる。具体的には、図5に示すように、第2チャック70b(のx軸正方向側の端部)が位置B*に移動してきたことを位置センサ10により検知すると、この位置に第2チャック70bを停止させる。この位置でチャック70を帯状部材2から解放した後、チャック70をx軸負方向側の通常の停止位置まで戻す(第2チャック70bについてみると、そのx軸正方向側の端部を位置B*から位置Aまで移動させる)。その後は、チャック70に再び通常の作動をさせる。
すなわち、丸穴20の画像が所定形状でないと判断した時点後、チャック70をx軸正方向側へ移動させる際、通常の停止位置よりもx軸負方向側(上流側)に距離lだけ離れた手前の位置までチャック70を移動させ、この位置で停止させる。具体的には、図5に示すように、第2チャック70b(のx軸正方向側の端部)が位置B*に移動してきたことを位置センサ10により検知すると、この位置に第2チャック70bを停止させる。この位置でチャック70を帯状部材2から解放した後、チャック70をx軸負方向側の通常の停止位置まで戻す(第2チャック70bについてみると、そのx軸正方向側の端部を位置B*から位置Aまで移動させる)。その後は、チャック70に再び通常の作動をさせる。
このように、帯状部材2の搬送量(x軸方向移動距離)が1回だけLからL*へと(短く)変更されると、帯状部材2におけるプレス加工機6による丸穴20の成形範囲も、通常より距離lだけx軸方向にズレることになる。よって、前回(搬送量の変更直前に)プレス成形された丸穴20の搬送方向後端(前回プレス範囲におけるx軸負方向側端の丸穴20)と、今回(搬送量の変更直後に)プレス成形された丸穴20の搬送方向先端(今回プレス範囲におけるx軸正方向側端の丸穴20)との間の穴ピッチ配列寸法χが、通常よりも距離lだけ縮まる。言い換えると、搬送量の変更前後で丸穴20全体の配置が補正され、今回プレス範囲と前回プレス範囲とを境として、帯状部材2における丸穴20の位相が距離lの分だけ搬送方向(x軸正方向)側にズレる。一方、帯状部材2の搬送量の変更によって、波板成形機9において成形される波の位相が変化することはない。
よって、搬送量の変更後、波板成形機9への帯状部材2の供給が進み、波板成形機9における成形部位が、上記のように丸穴20の位相が搬送方向側に距離lの分だけ変更された帯状部材2の部位へと切り替わると、成形される波の位相(曲面部30および平面部31の位置)は、端部P等の位置に対して、距離lだけ変更される。言い換えると、曲面部30にあった端部P等の位置が、曲面部30から平面部31へ移動する。したがって、製造中、端部P等が曲面部30に位置した場合であっても、この位置を修正することで、上記捲れ現象を防止することができる。
なお、丸穴20の位相を、搬送方向とは反対側に、距離lの分だけ遅らせてもよい。
なお、丸穴20の位相を、搬送方向とは反対側に、距離lの分だけ遅らせてもよい。
距離lは、例えば下記式により設定できる。
l=βR/2+C/2
βR/2は、頂部WからR止まりUまでの円弧の長さである。
すなわち、lを波板3の頂部W(曲面部30の中心)の位置から平面部31の中心の位置までの距離とすれば、例えば端部P等が頂部Wに位置していた場合、これを平面部31の中心位置まで移動させることができる。
l=βR/2+C/2
βR/2は、頂部WからR止まりUまでの円弧の長さである。
すなわち、lを波板3の頂部W(曲面部30の中心)の位置から平面部31の中心の位置までの距離とすれば、例えば端部P等が頂部Wに位置していた場合、これを平面部31の中心位置まで移動させることができる。
または、下記式により設定してもよい。
l=βR(ただし、βR<C)
すなわち、lを曲面部30の長さβRとすれば、例えば平面部31にあるべき端部P等が(最大限ズレて)x軸負方向側のR止まりU近くの曲面部30に位置していた場合でも、この端部P等を、x軸正方向側のR止まりUを越えて平面部31まで移動させることができる。曲面部30の長さβRが平面部31の長さCよりも小さければ、端部P等が別の曲面部30に移動するようなこともない。
l=βR(ただし、βR<C)
すなわち、lを曲面部30の長さβRとすれば、例えば平面部31にあるべき端部P等が(最大限ズレて)x軸負方向側のR止まりU近くの曲面部30に位置していた場合でも、この端部P等を、x軸正方向側のR止まりUを越えて平面部31まで移動させることができる。曲面部30の長さβRが平面部31の長さCよりも小さければ、端部P等が別の曲面部30に移動するようなこともない。
このように、距離lは、曲面部30に位置する端部P等を平面部31に移動させることができるような大きさであればよく、βRやCの寸法に応じて適宜設定することができる。
(従来例との対比における作用効果)
従来、自動車における排出ガスを浄化する触媒コンバータのメタル担体や、熱交換器などのラジエータコアには、アルミやステンレスなどの金属製薄板からなるコルゲートフィン(波板)が用いられている。このうちメタル担体は、金属製薄板からなる波板と平板(または上記波板よりも小さな波を有する板)とを交互に多重に巻き回して断面略円形状としたコアと、このコアを装着する金属製の外筒とで構成され、上記波板と平板との間に形成された複数のセル通路内に排出ガスを通過させることによって、排出ガス中に含まれる有害成分を、コア表面に担持させた触媒層の触媒反応により除去するようにしたものである。
従来、自動車における排出ガスを浄化する触媒コンバータのメタル担体や、熱交換器などのラジエータコアには、アルミやステンレスなどの金属製薄板からなるコルゲートフィン(波板)が用いられている。このうちメタル担体は、金属製薄板からなる波板と平板(または上記波板よりも小さな波を有する板)とを交互に多重に巻き回して断面略円形状としたコアと、このコアを装着する金属製の外筒とで構成され、上記波板と平板との間に形成された複数のセル通路内に排出ガスを通過させることによって、排出ガス中に含まれる有害成分を、コア表面に担持させた触媒層の触媒反応により除去するようにしたものである。
また、従来、波板に複数の貫通穴を形成し、排出ガスがメタル担体内を通過する際に乱流を発生させて、排出ガスと触媒層との接触面積を広げるようにすることで、メタル担体の排気浄化性能を向上させるとともにメタル担体を小型化してコスト低減を図ったものが提案されている。
ここで、貫通穴を備えた帯状部材を波形状に成形して穴付波板を製造する際、波板における曲面部(を予定する部位)に貫通穴の端部が位置していると、波板成形工程において、曲面部が延びる方向(稜線)と直交する方向に加わる力に対して弱くなり、曲面部の捲れや寸法形状のばらつき(波板の横曲がり)などの変形が生じやすくなる。波板を後工程の巻き上げ工程で巻き上げることでコアを製作する際、上記横曲がりが生じた波板を用いると、正常に波板を巻き上げられず、コアを製作するのが容易でなくなる。また、曲面部に捲れが生じた波板から組み立てたコアは、波板と平板との間の接触面積が減少することにより拡散接合不良が起こりやすく、コア内部の熱伝達が悪化して排気浄化性能の向上が図れず、耐久性も悪化するおそれがある。
そこで、波板に形成した貫通穴の端部を、波板における曲面部相互間の平面部に位置させるため、貫通穴を備えた帯状部材を、外周部に成形歯を備えた一対の成形ロール間に供給して波板に成形する際、貫通穴の端部を上記平面部に位置させるように、上記一対の成形ロール相互の間隔を変化させるものが知られている(特許文献1)。
しかし、この製造方法および製造装置では、成形ロール相互の軸間距離を変化させて、波板の平面部の長さを変えるものであるため、材料の厚さや硬さ等の影響により、必ずしも直ちに波形状を変化させることができず、貫通穴の端部の位置を変更することが容易でない、という問題があった。また、波形状(波1ピッチ分の展開長)それ自体を変化させる構成であり、波の高さを若干変えざるを得ないため、波板を巻き上げて組み立てたコアにおいて、波板と平板との間の接触面積が減少するおそれもある。
これに対し、本実施例1の装置1および製造方法は、波形状(波1ピッチ分の展開長)それ自体を変化させるのではなく、波成形前における帯状部材2の搬送量を変化させることで、端部P等の位置を変更する。よって、貫通穴の端部P等の位置をより精度よく変更し、より確実に平面部31に位置させることができるため、上記捲れや変形をより効果的に抑制できる。また、波の高さが変更されることがないため、上記接触面積が減少するおそれもない。
さらに、貫通穴を備えた帯状部材2をチャック70で掴み、その送り量を変更するようにしたので、より精度良く上記搬送量を変化させることができる。
以下、装置1(および製造方法)の効果を列挙する。
さらに、貫通穴を備えた帯状部材2をチャック70で掴み、その送り量を変更するようにしたので、より精度良く上記搬送量を変化させることができる。
以下、装置1(および製造方法)の効果を列挙する。
(1)装置1は、帯状部材2を搬送する搬送手段(フィーダー7)と、搬送される帯状部材2に貫通穴(丸穴20)をプレス加工により成形する穴成形手段(プレス加工機6)と、外周に成形歯を備えて互いに逆方向に同一周速度で回転する一対の成形ロール90a,90bを有し、穴成形手段から搬送される帯状部材2を一対の成形ロール90a,90b間に通過させることで、貫通穴が成形された帯状部材2を、帯状部材2の幅方向に延びる複数の曲面部30および曲面部30間に挟まれた平面部31を有する波板3に成形する波板成形手段(波板成形機9)と、成形される波板3の曲面部30に貫通穴の端部P等が位置するか否かを判断する穴位置判断手段(穴位置判断部101)と、端部P等が曲面部30に位置すると判断されると、搬送手段に指令して、曲面部30に位置する端部P等が平面部31に位置するために必要な移動量lだけ、穴成形手段への帯状部材2の搬送量を変更する穴位置補正手段(穴位置補正部102)と、を有することとした。
よって、貫通穴の端部P等の位置をより精度よく変更し、曲面部30における波板3の捲れや変形をより効果的に抑制できる。
よって、貫通穴の端部P等の位置をより精度よく変更し、曲面部30における波板3の捲れや変形をより効果的に抑制できる。
(2)貫通穴(丸穴20)の搬送方向長さ(直径φ)を、波板3における波の1ピッチ分の展開長Eの1/2の整数倍に設定した。よって、貫通穴の両端部において、上記捲れや変形を抑制することが容易となる。
(3)貫通穴(丸穴20)を搬送方向(x軸方向)に複数設け、搬送方向で隣り合う貫通穴間の距離(穴ピッチ配列寸法χ)を、波板3における波の1ピッチ分の展開長Eの1/2の整数倍に設定した。よって、搬送方向で隣り合う各貫通穴の端部において、上記捲れや変形を抑制することが容易となる。
(4)貫通穴(丸穴20)を帯状部材2の幅方向(y軸方向)に複数列設け、搬送方向(x軸方向)で隣り合う貫通穴間の距離ψを、波板3における波の1ピッチ分の展開長Eの1/2の整数倍に設定した。よって、貫通穴を複数列設けた場合、各列の貫通穴の端部において、上記捲れや変形を抑制することが容易となる。例えば、貫通孔を千鳥形状に配列して剛性を向上しつつ、上記効果を得ることができる。
実施例2の穴付波板の製造装置1および製造方法は、穴成形手段をプレス加工機ではなく成形ロールにより構成し、波成形手段を成形ロールではなくプレス加工機により構成している。以下、実施例1と共通する構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
図6は、実施例2の装置1の概略構成図である。装置1は、x軸負方向側からx軸正方向側へ向かって順に、供給ロール4と、第1テンション装置5と、帯状部材2に貫通穴を成形する成形ロール6と、成形ロール6から供給される帯状部材2に一定の張力を付与する第2テンション装置8と、帯状部材2を搬送して下流に供給するフィーダー7と、供給される帯状部材2をプレス加工により波板3に成形する波板成形機9と、を有している。
成形ロール6は、ワーク(帯状部材2)の上下に一対の打ち抜きロール60a,60bを備えている。打ち抜きロール60aのロール外周表面には、複数の打ち抜き刃(パンチ)が円周に沿って形成されている。打ち抜きロール60bのロール外周表面には。上記打ち抜き刃と対応する打ち抜き穴(ダイ)が形成されている。両ロール60a,60bの打ち抜き刃と打ち抜き穴は、互いの噛合い部において嵌合するように設けられている。両ロール60a,60bは、互いに逆方向に同一周速度で回転駆動され、両ロール60a,60b間を帯状部材2が通過することで、丸穴20が連続して成形される。
波板成形機9は、波形状の金型を備えたプレス加工機であり、両者間に帯状部材2を位置させて金型を上下運動させることにより、帯状部材2を波板3に成形する。
実施例2の製造方法では、丸穴20が成形され搬送されて来る帯状部材2を、波板成形機9によりプレス加工し、波板3に成形する。CPU100は、穴位置判断部101により、波板3において丸穴20の端部P等が曲面部30に位置すると判断すると、穴位置補正部102により、移動量lだけ、波板成形機9への帯状部材2の搬送量を変更する。
搬送量の変更前後で、波板成形機9において成形される波の位相が変化する。すなわち、今回の(変更後の)プレス範囲と前回の(変更前の)プレス範囲とを境として、波板3における曲面部30や平面部31の位相が、距離lの分だけ、搬送方向でズレる。一方、帯状部材2の搬送量の変更によって、帯状部材2における丸穴20の位相(穴ピッチ配列や寸法χ)が変化することはない。よって、帯状部材2における丸穴20の端部P等の位置に対する曲面部30や平面部31の位置が、距離lの分だけ変更されるため、実施例1と同様、曲面部30に位置していた端部P等を平面部31に移動させることができる。
なお、前回プレスにおける(搬送方向後端部位の)波と今回プレスにおける(搬送方向前端部位の)波とが干渉しないようにするため、帯状部材2の搬送量を通常時よりも(距離lだけ)大きくなるように変更することが好ましい。
なお、前回プレスにおける(搬送方向後端部位の)波と今回プレスにおける(搬送方向前端部位の)波とが干渉しないようにするため、帯状部材2の搬送量を通常時よりも(距離lだけ)大きくなるように変更することが好ましい。
ここで、実施例1とは異なり、フィーダー7と波板成形機9との間に第2テンション装置8が設けられていない。よって、搬送量変更の指令後、端部P等の位置を、速やかに平面部31に移動させることが可能であり、波板3において捲れが発生しうる範囲を、実施例1よりも縮小できるため、捲れや変形をより効果的に抑制することができる。
以下、実施例2の装置1の効果を列挙する。
以下、実施例2の装置1の効果を列挙する。
(5)装置1は、貫通穴(丸穴20)が成形された帯状部材2を搬送する搬送手段(フィーダー7)と、搬送される帯状部材2を、プレス加工により、帯状部材2の幅方向に延びる複数の曲面部30および曲面部30間に挟まれた平面部31を有する波板3に成形する波板成形手段(波板成形機9)と、成形される波板3の曲面部30に貫通穴の端部P等が位置するか否かを判断する穴位置判断手段(穴位置判断部101)と、端部P等が曲面部30に位置すると判断されると、搬送手段に指令して、曲面部30に位置する端部P等が平面部31に位置するために必要な移動量lだけ、波板成形手段への帯状部材2の搬送量を変更する穴位置補正手段(穴位置補正部102)と、を有することとした。よって、上記(1)と同様の効果を得ることができる。
(6)外周に打ち抜き刃を有する第1ロール(打ち抜きロール60a)と、外周に打ち抜き刃と対応する打ち抜き穴を有する第2ロール(打ち抜きロール60b)とを備え、互いに逆方向に同一周速度で回転する両ロール間に帯状部材2を通過させて貫通穴(丸穴20)を成形する穴成形手段(成形ロール6)を設けることとした。よって、貫通穴の成形をより効率的に行うことができる。
なお、穴成形手段(成形ロール6)を省略することとしてもよい。すなわち、帯状部材に貫通穴を成形する装置を別に設け、これにより製造した穴付の帯状部材を、搬送手段(フィーダー7)と波板成形手段(波板成形機9)とにより構成した装置により、波板へ成形することとしてもよい。この場合も、上記(5)と同様の効果を得ることができる。
なお、穴成形手段(成形ロール6)を省略することとしてもよい。すなわち、帯状部材に貫通穴を成形する装置を別に設け、これにより製造した穴付の帯状部材を、搬送手段(フィーダー7)と波板成形手段(波板成形機9)とにより構成した装置により、波板へ成形することとしてもよい。この場合も、上記(5)と同様の効果を得ることができる。
(他の実施例)
以上、実施例1,2に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は実施例1,2に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例1,2では、メタル担体のコアに用いられる穴付波板の製造方法について説明したが、本発明はこの用途に限定されるものではなく、例えば熱交換器等のラジエータコアなどに用いられる穴付波板のほか、穴付波板を用いた他の工業製品一般に適用することができる。
以上、実施例1,2に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は実施例1,2に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例1,2では、メタル担体のコアに用いられる穴付波板の製造方法について説明したが、本発明はこの用途に限定されるものではなく、例えば熱交換器等のラジエータコアなどに用いられる穴付波板のほか、穴付波板を用いた他の工業製品一般に適用することができる。
実施例1,2では、フィーダーにおいて2つのチャックを用いたが、チャックの数は2つに限られず、例えば1つでもよい。また、チャックとしてエアシリンダ式や電磁式その他の適当な種類のものを用いることもできる。さらに、フィーダーとして他の手段、例えばロールを用いて搬送してもよい。
実施例1では、フィーダーをプレス加工機の下流側に設けたが、上流側に設けることとしてもよい。
実施例1では、波板成形機は一対の成形ロールを備えることとしたが、機能が異なる複数対の成形ロールを備えることとしてもよい。
実施例1では、フィーダーをプレス加工機の下流側に設けたが、上流側に設けることとしてもよい。
実施例1では、波板成形機は一対の成形ロールを備えることとしたが、機能が異なる複数対の成形ロールを備えることとしてもよい。
実施例1,2では、位置センサとして光電式センサを用いたが、移動してくるチャックを検出することができればよく、特に限定しない。例えば画像センサでもよい。
実施例1,2では、穴形状認識手段として画像センサを用いたが、貫通穴の形状を認識することができればよく、特に限定しない。例えば光電式センサでもよい。
実施例1,2では、穴形状認識手段として画像センサを用いたが、貫通穴の形状を認識することができればよく、特に限定しない。例えば光電式センサでもよい。
実施例1,2の帯状部材における貫通穴の形状や配列は、適宜変更可能である。例えば、貫通穴の形状は丸穴に限定されず、例えば長穴状のスリットでもよい。また、貫通穴の配列は千鳥形状に限定されず、例えばx軸方向およびy軸方向に沿った格子状の配列でもよい。
1 製造装置
2 帯状部材
20 丸穴(貫通穴)
3 波板
30 曲面部
31 平面部
6 プレス加工機(穴成形手段)
7 フィーダー(搬送手段)
9 波板成形機(波板成形手段)
90a 成形ロール
90b 成形ロール
2 帯状部材
20 丸穴(貫通穴)
3 波板
30 曲面部
31 平面部
6 プレス加工機(穴成形手段)
7 フィーダー(搬送手段)
9 波板成形機(波板成形手段)
90a 成形ロール
90b 成形ロール
Claims (7)
- 帯状部材を搬送する搬送手段と、
前記搬送される帯状部材に貫通穴をプレス加工により成形する穴成形手段と、
外周に成形歯を備えて互いに逆方向に同一周速度で回転する一対の成形ロールを有し、前記穴成形手段から搬送される前記帯状部材を前記一対の成形ロール間に通過させることで、前記貫通穴が成形された前記帯状部材を、前記帯状部材の幅方向に延びる複数の曲面部および前記曲面部間に挟まれた平面部を有する波板に成形する波板成形手段と、
前記成形される波板の前記曲面部に前記貫通穴の端部が位置するか否かを判断する穴位置判断手段と、
前記端部が前記曲面部に位置すると判断されると、前記搬送手段に指令して、前記曲面部に位置する前記端部が前記平面部に位置するために必要な移動量だけ、前記穴成形手段への前記帯状部材の搬送量を変更する穴位置補正手段と、
を有することを特徴とする穴付波板の製造装置。 - 貫通穴が成形された帯状部材を搬送する搬送手段と、
前記搬送される帯状部材を、プレス加工により、前記帯状部材の幅方向に延びる複数の曲面部および前記曲面部間に挟まれた平面部を有する波板に成形する波板成形手段と、
前記成形される波板の前記曲面部に前記貫通穴の端部が位置するか否かを判断する穴位置判断手段と、
前記端部が前記曲面部に位置すると判断されると、前記搬送手段に指令して、前記曲面部に位置する前記端部が前記平面部に位置するために必要な移動量だけ、前記波板成形手段への前記帯状部材の搬送量を変更する穴位置補正手段と、
を有することを特徴とする穴付波板の製造装置。 - 請求項1または2に記載の穴付波板の製造装置において、
前記貫通穴の前記搬送方向長さを、前記波板における波の1ピッチ分の展開長の1/2の整数倍に設定したことを特徴とする穴付波板の製造装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の穴付波板の製造装置において、
前記貫通穴を前記搬送方向に複数設け、前記搬送方向で隣り合う前記貫通穴間の距離を、前記波板における波の1ピッチ分の展開長の1/2の整数倍に設定したことを特徴とする穴付波板の製造装置。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の穴付波板の製造装置において、
前記貫通穴を前記帯状部材の幅方向に複数列設け、前記搬送方向で隣り合う前記貫通穴間の距離を、前記波板における波の1ピッチ分の展開長の1/2の整数倍に設定したことを特徴とする穴付波板の製造装置。 - 搬送される帯状部材に貫通穴をプレス加工により成形する穴成形工程と、
前記貫通穴が成形された帯状部材を、外周に成形歯を備えて互いに逆方向に同一周速度で回転する一対の成形ロール間に通過させることで、前記帯状部材の幅方向に延びる複数の曲面部および前記曲面部間に挟まれた平面部を有する波板に成形する波板成形工程と、
前記成形される波板の前記曲面部に前記貫通穴の端部が位置するか否かを判断する穴位置判断工程と、
前記端部が前記曲面部に位置すると判断されると、前記曲面部に位置する前記端部が前記平面部に位置するために必要な移動量だけ、前記穴成形工程における前記帯状部材の搬送量を変更する穴位置補正工程と、
を有することを特徴とする穴付波板の製造方法。 - 貫通穴が成形されて搬送される帯状部材を、プレス加工により、前記帯状部材の幅方向に延びる複数の曲面部および前記曲面部間に挟まれた平面部を有する波板に成形する波板成形工程と、
前記成形される波板の前記曲面部に前記貫通穴の端部が位置するか否かを判断する穴位置判断工程と、
前記端部が前記曲面部に位置すると判断されると、前記曲面部に位置する前記端部が前記平面部に位置するために必要な移動量だけ、前記波板成形工程における前記帯状部材の搬送量を変更する穴位置補正工程と、
を有することを特徴とする穴付波板の製造方法。
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---|---|---|---|
JP2009258494A JP2011101896A (ja) | 2009-11-12 | 2009-11-12 | 穴付波板の製造装置および製造方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101288897B1 (ko) | 2011-07-06 | 2013-07-23 | 주식회사 영해엔지니어링 | 선박용 배기관에 설치되는 그리드 와이어 메쉬를 제작할 때 사용되는 와이어를 웨이브 형상으로 성형하는 방법 |
JP2014522729A (ja) * | 2011-07-11 | 2014-09-08 | ヴィスコ ラーザーテクニーク ゲーエムベーハー | テイラードシートメタル片の製造方法および製造装置 |
CN109772967A (zh) * | 2019-02-21 | 2019-05-21 | 青岛中集冷藏箱制造有限公司 | 一种用于集装箱鹅颈槽的波纹板的生产装置 |
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2009
- 2009-11-12 JP JP2009258494A patent/JP2011101896A/ja not_active Withdrawn
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