JP2011100597A - 燃料電池システム - Google Patents

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圭一 佐藤
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Abstract

【課題】インバータ出力から余剰コンバータによる出力に切り替え後に、DCDCコンバータ出力電圧の異常低下を検出して不要停止することを防止する燃料電池システムを提供する。
【解決手段】系統電源異常や逆潮流時などでインバータ13の出力を停止してDCDCコンバータ12で昇圧された直流電力を余剰コンバータ16側でヒータ17で熱に変えて消費するようにした場合に、DCDCコンバータ出力制御手段19は、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ12の出力電圧値の変化率に応じてDCDCコンバータ12の出力電圧値の低下が急であるほど早く正常の出力電圧値に戻るようにDCDCコンバータ12を制御することにより、DCDCコンバータ12の出力電圧値がシステムを停止させる異常低電圧値に達しないように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池が発電した直流電力を交流電力に変換して商用電力系統に連系する燃料電池システムに関するものである。
従来の燃料電池システムとしては、逆潮流が生じた場合や負荷が低下した場合、余剰電力をヒータにて消費するよう切り替えていた燃料電池システムがあった。(例えば、特許文献1参照)。
以下、図10を参照しながら上記従来の燃料電池システムを説明する。図10は、特許文献1に記載された従来の燃料電池システムの構成を示すブロック図である。
図10に示すように、従来の燃料電池システムでは、燃料電池1にて水素と空気中の酸素とを反応させて発電された電力は、DCDCコンバータ2に送られ、インバータに必要な電圧まで昇圧されて系統連系インバータ3に送られる。系統連系インバータ3から単相3線の100V/200Vの電源として連系リレー4を介し、商用電力系統に接続される。また、DCDCコンバータ2と系統連系インバータ3の間にヒータ制御回路6を介して電気ヒータ7を接続する。
ここで、ヒータ制御回路6は、燃料電池1において発生する余剰電力を電気ヒータ7にて消費する。例えば、ヒータ制御回路6は、系統へ逆潮流が生じた場合に電気ヒータ7に通電する。またヒータ制御回路6は、システムに接続される負荷5が低下した場合に電気ヒータ7に通電していた。
特開2004−213985号公報
しかしながら、上記従来の構成では、系統電源異常や逆潮流時などで系統連系インバータ3の出力を停止してDCDCコンバータ2で昇圧された直流電力をヒータ制御回路6を通じて電気ヒータ7で熱に変えて消費するようにした場合に、DCDCコンバータ2の出力電圧が急激に低下して、異常検出し、不要停止してしまう課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、系統電源異常や逆潮流時などでインバータからの出力を停止して余剰電力をヒータで消費するようにした場合に、DCDCコンバータ出力電圧の異常低下の検出で不要停止することを防止した燃料電池システムを提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の燃料電池システムは、インバータの出力を停止してDCDCコンバータで昇圧された直流電力をヒータで熱に変えて消費するための余剰コンバータ側で消費するようにした場合に、前記DCDCコンバータの出力電圧値の変化率に応じて前記DCDCコンバータの出力電圧値の低下が急であればあるほど、早く正常の出力電圧値に戻るように前記DCDCコンバータを制御、または、前記DCDCコンバータの出力電圧値が正常値より低くシステムを停止させる異常低電圧値より高い所定電圧値以下になれば、早く正常の出力電圧値に戻るように前記DCDCコンバータを制御、または、前記DCDCコンバータの出力電圧値の変化率に応じて前記DCDCコンバータの出力電圧値の低下が急であればあるほど、消費電力の目標値に到達するまでの時間を遅らせるように前記余剰コンバータを制御することにより、前記DCDCコンバータの出力電圧値がシステムを停止させる異常低電圧値に達しないように構成したのである。
また、別の本発明の燃料電池システムは、DCDCコンバータの出力電圧値が正常値より低く異常判定手段が異常と判断する異常低電圧のしきい値より高い所定電圧値以下になるか、または、DCDCコンバータの出力電圧値の低下率が所定値より大きい低下率になれば、前記異常判定手段が異常と判断する異常低電圧のしきい値を下げるように構成したのである。
これにより、系統電源異常や逆潮流時などでインバータからの出力を停止して余剰電力をヒータで消費するように切り替えた後に、DCDCコンバータ出力電圧の異常低下の検出で不要停止することを防止できる。
本発明の燃料電池システムによれば、系統電源異常や逆潮流時などでインバータの出力を停止してDCDCコンバータで昇圧された直流電力を余剰コンバータ側で消費するようにした場合に、DCDCコンバータの出力電圧値がシステムを停止させる異常低電圧値に達しないようにDCDCコンバータまたは余剰コンバータを制御するので、または、所定条件を満たせば異常と判断する異常低電圧のしきい値を下げるので、インバータからの出力を停止して余剰電力をヒータで消費するように切り替えた後に、DCDCコンバータ出力電圧の異常低下の検出で不要停止することを防止できる。
本発明の実施の形態1における燃料電池システムの構成を示すブロック図 同実施の形態の燃料電池システムにおける直流交流変換回路のDCDCコンバータとその周辺の構成を示す回路図 同実施の形態の燃料電池システムにおける直流交流変換回路のインバータとその周辺の構成を示す回路図 同実施の形態の燃料電池システムにおける直流交流変換回路の各制御出力と電圧の関係を示すタイミングチャート 同実施の形態の燃料電池システムの変形例における直流交流変換回路の各制御出力と電圧の関係を示すタイミングチャート 同実施の形態の燃料電池システムの別の変形例における直流交流変換回路の各制御出力と電圧の関係を示すタイミングチャート 本発明の実施の形態2における燃料電池システムの構成を示すブロック図 同実施の形態の燃料電池システムにおける直流交流変換回路の各制御出力と電圧の関係を示すタイミングチャート 同実施の形態の燃料電池システムの変形例における直流交流変換回路の各制御出力と電圧の関係を示すタイミングチャート 従来の燃料電池システムの構成を示すブロック図
第1の発明は、燃料電池が発電した直流電力を昇圧するDCDCコンバータと、前記DCDCコンバータを制御するDCDCコンバータ出力制御手段と、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電圧を検出するDCDCコンバータ出力電圧検出手段と、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力を交流電力に変換するインバータと、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力をヒータで熱に変えて消費するための余剰コンバータと、前記燃料電池、前記DCDCコンバータ出力制御手段を介して前記DCDCコンバータ、前記インバータ、前記余剰コンバータを制御する運転制御手段とを備えた燃料電池システムであって、前記インバータの出力を停止して前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力を前記余剰コンバータ側で消費するようにした場合に、前記DCDCコンバータ出力電圧検出手段により検出された前記DCDCコンバータの出力電圧値の変化率に応じて前記DCDCコンバータの出力電圧値の低下が急であればあるほど、前記DCDCコンバータ出力制御手段が、早く正常の出力電圧値に戻るように前記DCDCコンバータを制御することにより、前記DCDCコンバータの出力電圧値がシステムを停止させる異常低電圧値に達しないように構成した燃料電池システムである。
上記構成において、インバータの出力を停止してDCDCコンバータで昇圧された直流電力を余剰コンバータ側で消費するようにした場合に、DCDCコンバータ出力電圧検出手段により検出されたDCDCコンバータの出力電圧値の変化率に応じてDCDCコンバータの出力電圧値の低下が急であればあるほど、DCDCコンバータ出力制御手段が、早く正常の出力電圧値に戻りシステムを停止させる異常低電圧値に達することのないようにDCDCコンバータを制御する。
つまり、DCDCコンバータの出力電圧値の変化率に応じて正常の出力電圧値に戻す早さを変えて、DCDCコンバータ出力電圧の変化をある程度予測して、DCDCコンバータ出力電圧が低下してもシステムを停止させる異常低電圧値に達せずに正常な電圧値に戻るようにDCDCコンバータを制御するので、インバータからの出力を停止して余剰電力をヒータで消費するように切り替えた後に、DCDCコンバータ出力電圧の異常低下の検出で不要停止することを防止できる。
第2の発明は、燃料電池が発電した直流電力を昇圧するDCDCコンバータと、前記DCDCコンバータを制御するDCDCコンバータ出力制御手段と、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電圧を検出するDCDCコンバータ出力電圧検出手段と、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力を交流電力に変換するインバータと、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力をヒータで熱に変えて消費するための余剰コンバータと、前記燃料電池、前記DCDCコンバータ出力制御手段を介して前記DCDCコンバータ、前記インバータ、前記余剰コンバータを制御する運転制御手段とを備えた燃料電池システムであって、前記インバータの出力を停止して前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力を前記余剰コンバータ側で消費するようにした場合に、前記DCDCコンバータ出力電圧検出手段により検出された前記DCDCコンバータの出力電圧値が正常値より低くシステムを停止させる異常低電圧値より高い所定電圧値以下になれば、前記DCDCコンバータ出力制御手段が、早く正常の出力電圧値に戻るように前記DCDCコンバータを制御することにより、前記DCDCコンバータの出力電圧値がシステムを停止させる異常低電圧値に達しないように構成した燃料電池システムである。
上記構成において、インバータの出力を停止してDCDCコンバータで昇圧された直流電力を余剰コンバータ側で消費するようにした場合に、DCDCコンバータ出力電圧検出手段により検出されたDCDCコンバータの出力電圧値が正常値より低くシステムを停止させる異常低電圧値より高い所定電圧値以下になれば、DCDCコンバータ出力制御手段が、早く正常の出力電圧値に戻りシステムを停止させる異常低電圧値に達することのないようにDCDCコンバータを制御する。
つまり、DCDCコンバータの出力電圧値に応じて正常値より低くシステムを停止させる異常低電圧値より高い所定電圧値以下になれば、所定電圧値まで低下していない場合よりも正常の出力電圧値に戻すための制御量を大きくして、DCDCコンバータ出力電圧が低下してもシステムを停止させる異常低電圧値に達せずに早く正常な電圧値に戻るようにDCDCコンバータを制御するので、インバータからの出力を停止して余剰電力をヒータで消費するように切り替えた後に、DCDCコンバータ出力電圧の異常低下の検出で不要停止することを防止できる。
第3の発明は、燃料電池が発電した直流電力を昇圧するDCDCコンバータと、前記DCDCコンバータを制御するDCDCコンバータ出力制御手段と、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電圧を検出するDCDCコンバータ出力電圧検出手段と、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力を交流電力に変換するインバータと、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力をヒータで熱に変えて消費するための余剰コンバータと、前記余剰コンバータを制御する余剰コンバータ出力制御手段と、前記燃料電池、前記DCDCコンバータ出力制御手段を介して前記DCDCコンバータ、前記インバータ、前記余剰コンバータ出力制御手段を介して前記余剰コンバータを制御する運転制御手段とを備えた燃料電池システムであって、前記インバータの出力を停止して前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力を前記余剰コンバータ側で消費するようにした場合に、前記DCDCコンバータ出力電圧検出手段により検出された前記DCDCコンバータの出力電圧値の変化率に応じて前記DCDCコンバータの出力電圧値の低下が急であればあるほど、前記余剰コンバータ出力制御手段が、消費電力の目標値に到達するまでの時間を遅らせるように前記余剰コンバータを制御することにより、前記DCDCコンバータの出力電圧値がシステムを停止させる異常低電圧値に達しないように構成した燃料電池システムである。
上記構成において、インバータの出力を停止してDCDCコンバータで昇圧された直流電力を余剰コンバータ側で消費するようにした場合に、DCDCコンバータ出力電圧検出手段により検出されたDCDCコンバータの出力電圧値の変化率に応じてDCDCコンバータの出力電圧値の低下が急であればあるほど、余剰コンバータ出力制御手段が、消費電力の目標値に到達するまでの時間を遅らせるように余剰コンバータを制御する。
つまり、DCDCコンバータの出力電圧値の変化率に応じて消費電力の目標値に到達するまでの時間を変えて、DCDCコンバータ出力電圧が低下してもシステムを停止させる異常低電圧値に達せずに正常な電圧値に戻るように余剰コンバータを制御するので、DCDCコンバータ出力電圧の低下を確実に抑えることができ、インバータからの出力を停止して余剰電力をヒータで消費するように切り替えた後に、DCDCコンバータ出力電圧の異常低下の検出で不要停止することを防止できる。
第4の発明は、燃料電池が発電した直流電力を昇圧するDCDCコンバータと、前記DCDCコンバータを制御するDCDCコンバータ出力制御手段と、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電圧を検出するDCDCコンバータ出力電圧検出手段と、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力を交流電力に変換するインバータと、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力をヒータで熱に変えて消費するための余剰コンバータと、前記燃料電池、前記DCDCコンバータ出力制御手段を介して前記DCDCコンバータ、前記インバータ、前記余剰コンバータを制御する運転制御手段と、前記DCDCコンバータ出力電圧検出手段により検出された前記DCDCコンバータの出力電圧値が異常かどうかを判定する異常判定手段とを備えた燃料電池システムであって、前記インバータの出力を停止して前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力を前記余剰コンバータ側で消費するようにした場合に、前記DCDCコンバータ出力電圧検出手段により検出された前記DCDCコンバータの出力電圧値が正常値より低く前記異常判定手段が異常と判断する異常低電圧のしきい値より高い所定電圧値以下になれば、前記運転制御手段が、前記異常判定手段が異常と判断する異常低電圧のしきい値を下げるように構成した燃料電池システムである。
上記構成において、インバータの出力を停止してDCDCコンバータで昇圧された直流電力を余剰コンバータ側で消費するようにした場合に、DCDCコンバータ出力電圧検出手段により検出されたDCDCコンバータの出力電圧値が正常値より低く異常判定手段が異常と判断する異常低電圧のしきい値より高い所定電圧値以下になれば、運転制御手段が、異常判定手段が異常と判断する異常低電圧のしきい値を下げる。
そのため、インバータの出力を停止してDCDCコンバータで昇圧された直流電力を余剰コンバータ側で消費するようにした場合に、ある程度DCDCコンバータ出力電圧が低下しても、発電動作に影響しないという理由で異常検出させず、不要停止しないようにすることが可能となる。
第5の発明は、燃料電池が発電した直流電力を昇圧するDCDCコンバータと、前記DCDCコンバータを制御するDCDCコンバータ出力制御手段と、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電圧を検出するDCDCコンバータ出力電圧検出手段と、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力を交流電力に変換するインバータと、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力をヒータで熱に変えて消費するための余剰コンバータと、前記燃料電池、前記DCDCコンバータ出力制御手段を介して前記DCDCコンバータ、前記インバータ、前記余剰コンバータを制御する運転制御手段と、前記DCDCコンバータ出力電圧検出手段により検出された前記DCDCコンバータの出力電圧値が異常かどうかを判定する異常判定手段とを備えた燃料電池システムであって、前記インバータの出力を停止して前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力を前記余剰コンバータ側で消費するようにした場合に、前記DCDCコンバータ出力電圧検出手段により検出された前記DCDCコンバータの出力電圧値の低下率が所定値より大きい低下率になれば、前記運転制御手段が、前記異常判定手段が異常と判断する異常低電圧のしきい値を下げるように構成した燃料電池システムである。
上記構成において、インバータの出力を停止してDCDCコンバータで昇圧された直流電力を余剰コンバータ側で消費するようにした場合に、DCDCコンバータ出力電圧検出手段により検出された前記DCDCコンバータの出力電圧値の低下率が所定値より大きい低下率になれば、運転制御手段が、異常判定手段が異常と判断する異常低電圧のしきい値を下げる。
そのため、インバータの出力を停止してDCDCコンバータで昇圧された直流電力を余剰コンバータ側で消費するようにした場合に、ある程度予測してDCDCコンバータ出力電圧が低下しても、発電動作に影響しないという理由で異常検出させず、不要停止しないようにすることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態の燃料電池システムについて図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における燃料電池システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態の燃料電池システムでは、都市ガスのようなメタン等の炭化水素を含む燃料を原料として、燃料電池11で直流発電が行われる。DCDCコンバータ12は、燃料電池から出力された直流電力、ここでは直流20V程度を直流380〜400V程度まで昇圧させる。インバータ13は、DCDCコンバータ12にて昇圧された直流電力を波形成形により200Vの交流電力に変換し、連系遮断器14を介して系統電源とともに家庭内負荷15に交流電力を供給する。
ここで、系統電源は、商用電源、商用電力系統あるいは商用系統とも呼ばれ、電力会社から供給される電力である6600Vの高圧配電系統が柱上変圧器により200Vの低圧配系統に変換されたものが、系統電源として各家庭に供給されている。
余剰コンバータ16は、DCDCコンバータ12の出力端に接続され、DCDCコンバータ12で昇圧された直流電力をヒータ17で熱に変えて消費する。ここで家庭内負荷15が低下した場合、インバータ13の出力電力が系統電源へ逆潮流しないように、つまり出力電力が家庭内負荷15と一致するように、インバータ13の出力電力を絞るが、一致するまでの間は燃料電池11が出力する電力の余剰分を余剰コンバータ16にて出力し、ヒータ17で熱に変えて消費する。
ここでは、運転制御手段22が余剰電力分を逐次計算して、それに相当する電力をヒータ17にて消費するように、余剰コンバータドライブ信号発生回路から構成される余剰コンバータ出力制御手段18がPWM出力としてDUTY比を調整して、余剰コンバータ16にドライブ信号として出力するものである。
また、系統異常時は、インバータ13の出力電力をゼロにするが、この場合も同様に、燃料電池11が出力する電力の余剰分を余剰コンバータ16にて出力し、ヒータ17で熱に変えて消費する。
また、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20は、DCDCコンバータ12の出力側に接続され、DCDCコンバータ12で昇圧された直流電圧値を検出するものである。
ここで、DCDCコンバータ12の回路動作について、図2を使って簡単に説明する。図2は、本実施の形態の燃料電池システムにおける直流交流変換回路のDCDCコンバータとその周辺の構成の一例を示す回路図である。
図2に示すように、燃料電池11から直流20Vの電圧が入力され、FETあるいはIGBT等の大電流制御用半導体のフルブリッジ回路で構成された高周波スイッチングによるコンバータ1ドライブ回路、高周波トランス、ダイオードのブリッジ回路で構成された高周波整流ブリッジ回路、FET、ダイオード等にて構成されたコンバータ2ドライブ回路(高周波直並列回路)を経て、直流380V〜400V程度まで昇圧される。ここでは正確には391V(200V×√2×140%)となるよう制御している。
ここで、コンバータ1ドライブ回路へは、運転制御手段22により、DCDCコンバータ出力制御手段19にあるコンバータ1ドライブ信号発生回路からPWM信号としてDUTY比を調整して出力されるドライブ信号をコンバータ1ドライブ回路に出力することにより制御され、同様にコンバータ2ドライブ回路へは、運転制御手段22により、DCDCコンバータ出力制御手段19にあるコンバータ2ドライブ信号発生回路からのPWMドライブ信号をコンバータ2ドライブ回路に出力することにより制御される。
コンバータ1ドライブ回路およびコンバータ2ドライブ回路へのドライブ信号は、それぞれ回路構成が異なることから明らかなように、異なるPWM信号が個々にDUTY比を調整しながら出力されるものである。
さらに、ここで、インバータ13の出力制御動作について、図3を使って簡単に説明する。図3は、本実施の形態の燃料電池システムにおける直流交流変換回路のインバータとその周辺の構成の一例を示す回路図である。
図3に示すように、インバータ13の内部回路は主としてスイッチング素子A〜Dのブリッジ回路により構成されるインバータドライブ回路であり、スイッチング素子はFETあるいはIGBT等の大電流制御用半導体で構成される。
通常時のインバータ出力制御動作としては、素子Aと素子DがONしたとき、交流正弦波形の最初の半周期分、上半分(半波)が出力され、素子Bと素子CがONしたとき、交流正弦波形の残りの半周期分、下半分(半波)が出力されることになり、交流正弦波形の波形成形が行われることになる。
この素子A〜DをON/OFFする制御は、運転制御手段22により、インバータ出力制御手段21にあるドライブ信号発生回路からのPWM信号としてDUTY比を調整して出力されるドライブ信号をインバータドライブ回路に出力することにより制御されることになる。
このスイッチング素子A〜Dのブリッジ回路により、直流380V〜400V程度の電力を交流200Vに直流交流変換して交流200Vの電流を出力するものである。ここでは、1000W出力すると仮定した場合、交流200Vの系統電源電圧に位相を同期させて、1000W÷200V=5A程度の交流電流を出力することになる。
運転制御手段22は、燃料電池11と、DCDCコンバータ出力制御手段19を介してDCDCコンバータ12と、インバータ出力制御手段21を介してインバータ13と、連系遮断器14と、余剰コンバータ出力制御手段18を介して余剰コンバータ16とを制御する。
ここで、系統電源異常や逆潮流時など余剰コンバータ16により電力を消費させる必要が生じた場合、インバータ13の出力を停止してDCDCコンバータ12で昇圧された直流電力を余剰コンバータ16側で消費するようにした後、DCDCコンバータ出力制御手段19は、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ12の出力電圧値の変化率に応じて、DCDCコンバータ12の出力電圧値の低下が急であればあるほど、早く正常の出力電圧値に戻るように、DCDCコンバータ12を制御することにより、DCDCコンバータ12の出力電圧値がシステムを停止させる異常低電圧値に達しないように構成する。
図4は、本実施の形態の燃料電池システムにおける、インバータ13からの発電電力を余剰コンバータ16によるヒータ17の出力に切り替えた後のインバータ13によるインバータ出力と余剰コンバータ出力制御手段18による余剰コンバータ制御出力の関係および、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20によるDCDCコンバータ出力電圧とDCDCコンバータ出力制御手段19によるDCDCコンバータ制御出力の関係を示すタイミングチャートである。
ここで、系統電源において何らかの異常が発生した場合に、インバータ出力を低下させる。するとその影響でDCDCコンバータ出力電圧が正常値(ここでは380V〜400V)から上昇するのでDCDCコンバータ制御出力を低下させる必要がある。
なぜならDCDCコンバータ出力電圧が上昇すると、図2のコンバータ2ドライブ回路の最終段にある電解コンデンサの定格が450Vであるため破壊に至らないよう440V以上で過電圧異常となるように設定されているためである。
次に、余剰コンバータ制御出力を出力させると、DCDCコンバータ12の出力電力は余剰コンバータ16を介してヒータ17で消費されるので、DCDCコンバータ出力電圧はその時点から低下の一途をたどることになる。なぜならその時点では、まだDCDCコンバータ制御出力は低いままであるからである。
DCDCコンバータ制御出力を立ち上げてDCDCコンバータ12から電力を出力することにより、DCDCコンバータ出力電圧を早く前述の正常値に戻す必要がある。でないと低電圧異常検出(ここでは330V以下)してしまい、燃料電池システムが不要停止してしまうからである。
ここで、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ出力電圧値の低下の傾きが急であるほど、DCDCコンバータ出力制御手段19からの出力を随時、上昇率を上げるものである。
つまり図2のコンバータ2ドライブ回路で説明すると、DCDCコンバータ出力制御手段19にあるコンバータ2ドライブ信号発生回路からのPWM信号としてDUTY比を上げるよう調整するものである。
当然ながら逆の場合もあり、DCDCコンバータ出力電圧が正常値以上にオーバーシュートしてしまった場合は、DCDCコンバータ出力制御手段19からのPWM信号としてDUTY比を随時、下げるよう調整するものである。
以上のようにして、DCDCコンバータ出力電圧値を早く正常値に戻るようDCDCコンバータ12を制御するものである。
かかる構成によれば、ある程度予測してDCDCコンバータ出力電圧の低下を抑え、早く正常値に立ち上がらせることができ、DCDCコンバータ出力電圧が低下することによる異常検出をさせず、不要停止しないようにすることが可能となる。
ところで本実施の形態において、余剰コンバータ16をDCDCコンバータ12の出力端に接続させた理由について述べる。余剰コンバータ16を燃料電池11の出力端に接続あるいはインバータ13の出力端に接続の場合も考えられる。
まず、燃料電池11の出力端の場合、燃料電池11の出力は直流電圧20V程度であるため、平均60A程度の大電流が流れることになり、余剰コンバータ16の回路構成および基板構成が複雑かつ大型化となり、コストアップにつながることが考えられる。
また、インバータ13の出力端に接続した場合は、系統電源において瞬時停電あるいは瞬時電圧低下が発生した場合に、発電を継続、維持できず、燃料電池システムの再起動まで時間を要することが考えられる。
以上のことから、余剰コンバータ16をDCDCコンバータ12の出力端に接続させるものである。
また本実施の形態において、インバータ13からの発電電力を余剰コンバータ16によるヒータ17出力に切り替えて消費することについて述べているが、もっと上流の燃料電池11で対応できないかについて簡単に述べる。
燃料電池11では都市ガスのようなメタン等の炭化水素を含む燃料から化学反応により水素を発生させ、空気中の酸素との化学反応により直流電力を取り出している。つまり余剰コンバータ16によればmsec単位での応答速度で瞬時に電力の切り替えが可能であるが、燃料電池11では化学反応であるため瞬時に切り替えができず応答速度が遅いと考えられるため、燃料電池11での対応は難しいといえる。
次に、系統電源異常や逆潮流時など余剰コンバータ16により電力を消費させる必要が生じた場合、インバータ13の出力を停止してDCDCコンバータ12で昇圧された直流電力を余剰コンバータ16側で消費するようにした後、DCDCコンバータ出力制御手段19は、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ12の出力電圧値が正常値より低くシステムを停止させる異常低電圧値より高い所定電圧値以下になれば早く正常の出力電圧値に戻るようにDCDCコンバータ12を制御することにより、DCDCコンバータ12の出力電圧値がシステムを停止させる異常低電圧値に達しないように構成する。
本実施の形態の燃料電池システムは、燃料電池11が発電した直流電力を昇圧するDCDCコンバータ12と、DCDCコンバータ12を制御するDCDCコンバータ出力制御手段19と、DCDCコンバータ12で昇圧された直流電圧を検出するDCDCコンバータ出力電圧検出手段20と、DCDCコンバータ12で昇圧された直流電力を交流電力に変換するインバータ13と、DCDCコンバータ12で昇圧された直流電力をヒータ17で熱に変えて消費するための余剰コンバータ16と、燃料電池11、DCDCコンバータ出力制御手段19を介してDCDCコンバータ12、インバータ13、余剰コンバータ16を制御する運転制御手段22とを備え、インバータ13の出力を停止してDCDCコンバータ12で昇圧された直流電力を余剰コンバータ16側で消費するようにした場合に、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ12の出力電圧値の変化率に応じてDCDCコンバータ12の出力電圧値の低下が急であればあるほど、DCDCコンバータ出力制御手段19が、早く正常の出力電圧値に戻るように、DCDCコンバータ12の出力電圧値の低下率が所定値より大きくなった時点からDCDCコンバータ制御出力の上昇率を上げて、DCDCコンバータ12を制御することにより、DCDCコンバータ12の出力電圧値がシステムを停止させる異常低電圧値に達しないように構成したものである。
上記構成において、インバータ13の出力を停止してDCDCコンバータ12で昇圧された直流電力を余剰コンバータ16側で消費するようにした場合に、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ12の出力電圧値の変化率に応じてDCDCコンバータ12の出力電圧値の低下が急であればあるほど、DCDCコンバータ出力制御手段19が、早く正常の出力電圧値に戻りシステムを停止させる異常低電圧値に達することのないように、DCDCコンバータ12の出力電圧値の低下率が所定値より大きくなった時点からDCDCコンバータ制御出力の上昇率を上げて、DCDCコンバータ12を制御する。
つまり、DCDCコンバータ12の出力電圧値の変化率に応じて正常の出力電圧値に戻す早さを変えて、DCDCコンバータ12の出力電圧の変化をある程度予測して、DCDCコンバータ12の出力電圧が低下してもシステムを停止させる異常低電圧値に達せずに正常な電圧値に戻るようにDCDCコンバータ12を制御するので、インバータ13からの出力を停止して余剰電力をヒータ17で消費するように切り替えた後に、DCDCコンバータ12の出力電圧の異常低下の検出で不要停止することを防止できる。
なお、本実施の形態では、DCDCコンバータ12の出力電圧値の低下率が所定値より大きくなったTaの時点から、DCDCコンバータ出力制御手段19が、図4のDCDCコンバータ制御出力の上昇率を図4の矢印に示すように変えており、DCDCコンバータ12の出力電圧を上昇させる時の制御出力の上昇率を2種類にしているが、DCDCコンバータ12の出力電圧を上昇させる時の制御出力の上昇率を2種類以上用意しておき、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ12の出力電圧値の変化率に応じてDCDCコンバータ12の出力電圧値の低下が急であればあるほど、制御出力の上昇率が高い(大きい)ものを選択するようにしても構わない。
図5は、本実施の形態の燃料電池システムの変形例における直流交流変換回路の各制御出力と電圧の関係を示すタイミングチャートであり、図4と同じ構成要素のタイミングチャートを示すが、図4と異なる点は、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ出力電圧値が正常値より低い所定値を下回れば、DCDCコンバータ出力制御手段19からの出力の上昇率を上げる点である。
つまり、図2のDCDCコンバータ出力制御手段19にあるコンバータ2ドライブ信号発生回路からのPWM信号としてDUTY比を上げるよう調整する。ここでいう正常値より低い所定値とは、380V〜400Vの正常値より低く、低電圧異常検出電圧330Vより高い値を意味する。
かかる構成によれば、DCDCコンバータ出力電圧が所定値を下回っても、早い段階で正常値に立ち上がらせることができ、DCDCコンバータ出力電圧が低下することによる異常検出をさせず、不要停止しないようにすることが可能となる。
次に、系統電源異常や逆潮流時など余剰コンバータ16により電力を消費させる必要が生じた場合、インバータ13の出力を停止してDCDCコンバータ12で昇圧された直流電力を余剰コンバータ16側で消費するようにした後、余剰コンバータ出力制御手段18は、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ12の出力電圧値の変化率に応じてDCDCコンバータ12の出力電圧値の低下が急であるほど消費電力の目標値に到達するまでの時間を遅らせるように余剰コンバータ16を制御することにより、DCDCコンバータ12の出力電圧値がシステムを停止させる異常低電圧値に達しないように構成する。
本実施の形態の図5に示す変形例の燃料電池システムは、燃料電池11が発電した直流電力を昇圧するDCDCコンバータ12と、DCDCコンバータ12を制御するDCDCコンバータ出力制御手段19と、DCDCコンバータ12で昇圧された直流電圧を検出するDCDCコンバータ出力電圧検出手段20と、DCDCコンバータ12で昇圧された直流電力を交流電力に変換するインバータ13と、DCDCコンバータ12で昇圧された直流電力をヒータ17で熱に変えて消費するための余剰コンバータ16と、燃料電池11、DCDCコンバータ出力制御手段19を介してDCDCコンバータ12、インバータ13、余剰コンバータ16を制御する運転制御手段22とを備え、インバータ13の出力を停止してDCDCコンバータ12で昇圧された直流電力を余剰コンバータ16側で消費するようにした場合に、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ12の出力電圧値が正常値より低くシステムを停止させる異常低電圧値より高い所定電圧値以下になれば、DCDCコンバータ出力制御手段19が、早く正常の出力電圧値に戻るように、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ12の出力電圧値が正常値より低くシステムを停止させる異常低電圧値より高い所定電圧値以下になった時点TbからDCDCコンバータ制御出力の上昇率を上げて、DCDCコンバータ12を制御することにより、DCDCコンバータ12の出力電圧値がシステムを停止させる異常低電圧値に達しないように構成したものである。
上記構成において、インバータ13の出力を停止してDCDCコンバータ12で昇圧された直流電力を余剰コンバータ16側で消費するようにした場合に、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ12の出力電圧値が正常値より低くシステムを停止させる異常低電圧値より高い所定電圧値以下になれば、DCDCコンバータ出力制御手段19が、早く正常の出力電圧値に戻りシステムを停止させる異常低電圧値に達することのないように、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ12の出力電圧値が正常値より低くシステムを停止させる異常低電圧値より高い所定電圧値以下になった時点TbからDCDCコンバータ制御出力の上昇率を上げて、DCDCコンバータ12を制御する。
つまり、DCDCコンバータ12の出力電圧値に応じて正常値より低くシステムを停止させる異常低電圧値より高い所定電圧値以下になれば、所定電圧値まで低下していない場合よりも正常の出力電圧値に戻すための制御量を大きくして、DCDCコンバータ12の出力電圧が低下してもシステムを停止させる異常低電圧値に達せずに早く正常な電圧値に戻るようにDCDCコンバータ12を制御するので、インバータ13からの出力を停止して余剰電力をヒータ17で消費するように切り替えた後に、DCDCコンバータ12の出力電圧の異常低下の検出で不要停止することを防止できる。
図6は、本実施の形態の燃料電池システムの変形例における直流交流変換回路の各制御出力と電圧の関係を示すタイミングチャートであり、図4および図5と同じ構成要素のタイミングチャートを示すが、図4および図5と異なる点は、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ出力電圧値の低下の傾きが急であるほど、余剰コンバータ出力制御手段18からの出力を随時、上昇率を下げて、消費電力の目標値に到達するまでの時間を遅らせ、余剰コンバータ出力よりもDCDCコンバータ出力電圧値の低下を阻止することを優先している点である。
つまり、余剰コンバータ出力制御手段18が、余剰コンバータ16に出力するドライブ信号としてPWM出力のDUTY比を下げるよう調整するものである。
このことにより、DCDCコンバータ出力電圧の低下率が下がり、または上昇に転じることになるのでDCDCコンバータ制御出力の上昇スピードは当初のままでよい。
当然ながら、インバータ出力は停止しているので、余剰コンバータ16によるヒータ17出力では、所定の消費電力をできるだけ早く消費しなければ、燃料電池11の電力の行き場がなくなり、燃料電池11に負担をかけるのは明白である。
かかる構成によれば、DCDCコンバータ出力電圧の低下を確実に抑えることができ、DCDCコンバータ出力電圧が低下することによる異常検出をさせず、不要停止しないようにすることが可能となる。
本実施の形態の図6に示す変形例の燃料電池システムは、燃料電池11が発電した直流電力を昇圧するDCDCコンバータ12と、DCDCコンバータ12を制御するDCDCコンバータ出力制御手段19と、DCDCコンバータ12で昇圧された直流電圧を検出するDCDCコンバータ出力電圧検出手段20と、DCDCコンバータ12で昇圧された直流電力を交流電力に変換するインバータ13と、DCDCコンバータ12で昇圧された直流電力をヒータ17で熱に変えて消費するための余剰コンバータ16と、余剰コンバータ16を制御する余剰コンバータ出力制御手段18と、燃料電池11、DCDCコンバータ出力制御手段19を介してDCDCコンバータ12、インバータ13、余剰コンバータ出力制御手段18を介して余剰コンバータ16を制御する運転制御手段22とを備え、インバータ13の出力を停止してDCDCコンバータ12で昇圧された直流電力を余剰コンバータ16側で消費するようにした場合に、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ12の出力電圧値の変化率に応じてDCDCコンバータ12の出力電圧値の低下が急であればあるほど、余剰コンバータ出力制御手段18が、消費電力の目標値に到達するまでの時間を遅らせるように、DCDCコンバータ12の出力電圧値の低下率が所定値より大きくなった時点Tcから余剰コンバータ制御出力の上昇率を下げて、余剰コンバータ16を制御することにより、DCDCコンバータ12の出力電圧値がシステムを停止させる異常低電圧値に達しないように構成したものである。
上記構成において、インバータ13の出力を停止してDCDCコンバータ12で昇圧された直流電力を余剰コンバータ16側で消費するようにした場合に、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ12の出力電圧値の変化率に応じてDCDCコンバータ12の出力電圧値の低下が急であればあるほど、余剰コンバータ出力制御手段18が、消費電力の目標値に到達するまでの時間を遅らせるように、DCDCコンバータ12の出力電圧値の低下率が所定値より大きくなった時点Tcから余剰コンバータ制御出力の上昇率を下げて、余剰コンバータ16を制御する。
つまり、DCDCコンバータ12の出力電圧値の変化率に応じて消費電力の目標値に到達するまでの時間を変えて、DCDCコンバータ12の出力電圧が低下してもシステムを停止させる異常低電圧値に達せずに正常な電圧値に戻るように余剰コンバータ16を制御するので、DCDCコンバータ12の出力電圧の低下を確実に抑えることができ、インバータ13からの出力を停止して余剰電力をヒータ17で消費するように切り替えた後に、DCDCコンバータ12の出力電圧の異常低下の検出で不要停止することを防止できる。
なお、本実施の形態では、DCDCコンバータ12の出力電圧値の低下率が所定値より大きくなったTcの時点から、余剰コンバータ出力制御手段18が、図6の余剰コンバータ制御出力の上昇率を図6の矢印に示すように変えており、余剰コンバータ16側での消費電力を上昇させる時の制御出力の上昇率を2種類にしているが、余剰コンバータ16側での消費電力を上昇させる時の制御出力の上昇率を2種類以上用意しておき、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ12の出力電圧値の変化率に応じてDCDCコンバータ12の出力電圧値の低下が急であればあるほど、制御出力の上昇率が低い(小さい)ものを選択するようにしても構わない。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2における燃料電池システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態(図7)において、実施の形態1(図1)と同じ構成要素については、同一符号を用い、その詳細な説明を省略する。
図7に示すように、異常判定手段23は、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出された電圧値が異常かどうか判定する。判定のしきい値は、ここでは330V以下である。
ここで、系統電源異常や逆潮流時など余剰コンバータ16により電力を消費させる必要が生じた場合、インバータ13の出力を停止してDCDCコンバータ12で昇圧された直流電力を余剰コンバータ16側で消費するようにした後、運転制御手段22は、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ12の出力電圧値が正常値より低く異常判定手段23が異常と判断する異常低電圧のしきい値より高い所定電圧値以下になれば異常判定手段23が異常と判断する異常低電圧のしきい値を下げるように構成する。
図8は、本実施の形態の燃料電池システムにおける直流交流変換回路の各制御出力と電圧の関係を示すタイミングチャートであり、図4、図5および図6と同じ構成要素のタイミングチャートを示すが、図4、図5および図6と異なる点は、DCDCコンバータ出力電圧値が正常値より低い所定値を下回れば、その時点で異常判定手段23による異常電圧のしきい値を下げて、低電圧異常とならないようにする点である。
DCDCコンバータ出力電圧値の正常値より低い所定値とは、前述のように330Vから380Vの間に設定される。異常電圧のしきい値については、ヒータ17を駆動するのに必要な電圧である240Vは必要であるので、ここでは当初の330Vから最小240Vまで低下させることは可能である。
但し、連系遮断器14が解列していない場合は、系統電源のピーク値以下に下げると、系統電源側からヒータ17に向かって、インバータ13内部に逆流が発生する。つまり系統電源→連系遮断器14→インバータ13→余剰コンバータ16→ヒータ17の経路で電流が流れることになり、インバータ13の内部回路が破壊されるので286V(202V×√2)が限度となる。
かかる構成によれば、ある程度DCDCコンバータ出力電圧が低下しても、発電動作に影響しないという理由で異常検出させず、不要停止しないようにすることが可能となる。
次に、系統電源異常や逆潮流時など余剰コンバータ16により電力を消費させる必要が生じた場合、インバータ13の出力を停止してDCDCコンバータ12で昇圧された直流電力を余剰コンバータ16側で消費するようにした後、運転制御手段22は、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ12の出力電圧値の低下率が所定値より大きい低下率になれば、異常判定手段23が異常と判断する異常低電圧のしきい値を下げるように構成する。
本実施の形態の燃料電池システムは、燃料電池11が発電した直流電力を昇圧するDCDCコンバータ12と、DCDCコンバータ12を制御するDCDCコンバータ出力制御手段19と、DCDCコンバータ12で昇圧された直流電圧を検出するDCDCコンバータ出力電圧検出手段20と、DCDCコンバータ12で昇圧された直流電力を交流電力に変換するインバータ13と、DCDCコンバータ12で昇圧された直流電力をヒータ17で熱に変えて消費するための余剰コンバータ16と、燃料電池11、DCDCコンバータ出力制御手段19を介してDCDCコンバータ12、インバータ13、余剰コンバータ16を制御する運転制御手段22と、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ12の出力電圧値が異常かどうかを判定する異常判定手段23とを備え、インバータ13の出力を停止してDCDCコンバータ12で昇圧された直流電力を余剰コンバータ16側で消費するようにした場合に、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ12の出力電圧値が正常値より低く異常判定手段23が異常と判断する異常低電圧のしきい値より高い所定電圧値以下になれば、運転制御手段22が、異常判定手段23が異常と判断する異常低電圧のしきい値を下げるものである。
上記構成において、インバータ13の出力を停止してDCDCコンバータ12で昇圧された直流電力を余剰コンバータ16側で消費するようにした場合に、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ12の出力電圧値が正常値より低く異常判定手段23が異常と判断する異常低電圧のしきい値より高い所定電圧値以下になれば、運転制御手段22が、異常判定手段23が異常と判断する異常低電圧のしきい値を下げる。
そのため、インバータ13の出力を停止してDCDCコンバータ12で昇圧された直流電力を余剰コンバータ16側で消費するようにした場合に、ある程度DCDCコンバータ12の出力電圧が低下しても、発電動作に影響しないという理由で異常検出させず、不要停止しないようにすることが可能となる。
図9は、本実施の形態の燃料電池システムの変形例における直流交流変換回路の各制御出力と電圧の関係を示すタイミングチャートであり、図4、図5、図6および図8と同じ構成要素のタイミングチャートを示すが、図4、図5、図6および図8と異なる点は、DCDCコンバータ出力電圧値の低下の傾きが所定値以上になれば、その時点で異常判定手段23による異常電圧のしきい値を下げて、低電圧異常とならないようにする点である。
DCDCコンバータ出力電圧値の低下率が大きくなれば、当然、低電圧異常のしきい値(ここでは330V)を下回るリスクが大きくなるので、予めしきい値を、前述のように330Vから240Vまで下げておくものである。
かかる構成によれば、ある程度予測してDCDCコンバータ出力電圧が低下しても、発電動作に影響しないという理由で異常検出させず、不要停止しないようにすることが可能となる。
本実施の形態の図9に示す変形例の燃料電池システムは、燃料電池11が発電した直流電力を昇圧するDCDCコンバータ12と、DCDCコンバータ12を制御するDCDCコンバータ出力制御手段19と、DCDCコンバータ12で昇圧された直流電圧を検出するDCDCコンバータ出力電圧検出手段20と、DCDCコンバータ12で昇圧された直流電力を交流電力に変換するインバータ13と、DCDCコンバータ12で昇圧された直流電力をヒータ17で熱に変えて消費するための余剰コンバータ16と、燃料電池11、DCDCコンバータ出力制御手段19を介してDCDCコンバータ12、インバータ13、余剰コンバータ16を制御する運転制御手段22と、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ12の出力電圧値が異常かどうかを判定する異常判定手段23とを備え、インバータ13の出力を停止してDCDCコンバータ12で昇圧された直流電力を余剰コンバータ16側で消費するようにした場合に、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ12の出力電圧値の低下率が所定値より大きい低下率になれば、運転制御手段22が、異常判定手段23が異常と判断する異常低電圧のしきい値を下げるように構成したものである。
上記構成において、インバータ13の出力を停止してDCDCコンバータ12で昇圧された直流電力を余剰コンバータ16側で消費するようにした場合に、DCDCコンバータ出力電圧検出手段20により検出されたDCDCコンバータ12の出力電圧値の低下率が所定値より大きい低下率になれば、運転制御手段22が、異常判定手段23が異常と判断する異常低電圧のしきい値を下げる。
そのため、インバータの出力を停止してDCDCコンバータで昇圧された直流電力を余剰コンバータ16側で消費するようにした場合に、ある程度予測してDCDCコンバータ12の出力電圧が低下しても、発電動作に影響しないという理由で異常検出させず、不要停止しないようにすることが可能となる。
本発明の燃料電池システムは、
系統電源異常や逆潮流時などでインバータの出力を停止してDCDCコンバータで昇圧された直流電力を余剰コンバータ側で消費するようにした場合に、DCDCコンバータの出力電圧値がシステムを停止させる異常低電圧値に達しないようにDCDCコンバータまたは余剰コンバータを制御するので、または、所定条件を満たせば異常と判断する異常低電圧のしきい値を下げるので、インバータからの出力を停止して余剰電力をヒータで消費するように切り替えた後に、DCDCコンバータ出力電圧の異常低下の検出で不要停止することを防止できる。そのため、系統と連系可能な家庭用の燃料電池システムの他にも、オフィスや工場などで系統と連系可能な業務用の燃料電池システムにも適用でき、また直流電力を発電し交流電力に変換する太陽光発電システム等の他の発電システムにも応用が可能である。
11 燃料電池
12 DCDCコンバータ
13 インバータ
16 余剰コンバータ
17 ヒータ
18 余剰コンバータ出力制御手段
19 DCDCコンバータ出力制御手段
20 DCDCコンバータ出力電圧検出手段
22 運転制御手段
23 異常判定手段

Claims (5)

  1. 燃料電池が発電した直流電力を昇圧するDCDCコンバータと、前記DCDCコンバータを制御するDCDCコンバータ出力制御手段と、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電圧を検出するDCDCコンバータ出力電圧検出手段と、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力を交流電力に変換するインバータと、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力をヒータで熱に変えて消費するための余剰コンバータと、前記燃料電池、前記DCDCコンバータ出力制御手段を介して前記DCDCコンバータ、前記インバータ、前記余剰コンバータを制御する運転制御手段とを備えた燃料電池システムであって、前記インバータの出力を停止して前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力を前記余剰コンバータ側で消費するようにした場合に、前記DCDCコンバータ出力電圧検出手段により検出された前記DCDCコンバータの出力電圧値の変化率に応じて前記DCDCコンバータの出力電圧値の低下が急であればあるほど、前記DCDCコンバータ出力制御手段が、早く正常の出力電圧値に戻るように前記DCDCコンバータを制御することにより、前記DCDCコンバータの出力電圧値がシステムを停止させる異常低電圧値に達しないように構成した燃料電池システム。
  2. 燃料電池が発電した直流電力を昇圧するDCDCコンバータと、前記DCDCコンバータを制御するDCDCコンバータ出力制御手段と、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電圧を検出するDCDCコンバータ出力電圧検出手段と、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力を交流電力に変換するインバータと、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力をヒータで熱に変えて消費するための余剰コンバータと、前記燃料電池、前記DCDCコンバータ出力制御手段を介して前記DCDCコンバータ、前記インバータ、前記余剰コンバータを制御する運転制御手段とを備えた燃料電池システムであって、前記インバータの出力を停止して前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力を前記余剰コンバータ側で消費するようにした場合に、前記DCDCコンバータ出力電圧検出手段により検出された前記DCDCコンバータの出力電圧値が正常値より低くシステムを停止させる異常低電圧値より高い所定電圧値以下になれば、前記DCDCコンバータ出力制御手段が、早く正常の出力電圧値に戻るように前記DCDCコンバータを制御することにより、前記DCDCコンバータの出力電圧値がシステムを停止させる異常低電圧値に達しないように構成した燃料電池システム。
  3. 燃料電池が発電した直流電力を昇圧するDCDCコンバータと、前記DCDCコンバータを制御するDCDCコンバータ出力制御手段と、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電圧を検出するDCDCコンバータ出力電圧検出手段と、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力を交流電力に変換するインバータと、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力をヒータで熱に変えて消費するための余剰コンバータと、前記余剰コンバータを制御する余剰コンバータ出力制御手段と、前記燃料電池、前記DCDCコンバータ出力制御手段を介して前記DCDCコンバータ、前記インバータ、前記余剰コンバータ出力制御手段を介して前記余剰コンバータを制御する運転制御手段とを備えた燃料電池システムであって、前記インバータの出力を停止して前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力を前記余剰コンバータ側で消費するようにした場合に、前記DCDCコンバータ出力電圧検出手段により検出された前記DCDCコンバータの出力電圧値の変化率に応じて前記DCDCコンバータの出力電圧値の低下が急であればあるほど、前記余剰コンバータ出力制御手段が、消費電力の目標値に到達するまでの時間を遅らせるように前記余剰コンバータを制御することにより、前記DCDCコンバータの出力電圧値がシステムを停止させる異常低電圧値に達しないように構成した燃料電池システム。
  4. 燃料電池が発電した直流電力を昇圧するDCDCコンバータと、前記DCDCコンバータを制御するDCDCコンバータ出力制御手段と、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電圧を検出するDCDCコンバータ出力電圧検出手段と、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力を交流電力に変換するインバータと、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力をヒータで熱に変えて消費するための余剰コンバータと、前記燃料電池、前記DCDCコンバータ出力制御手段を介して前記DCDCコンバータ、前記インバータ、前記余剰コンバータを制御する運転制御手段と、前記DCDCコンバータ出力電圧検出手段により検出された前記DCDCコンバータの出力電圧値が異常かどうかを判定する異常判定手段とを備えた燃料電池システムであって、前記インバータの出力を停止して前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力を前記余剰コンバータ側で消費するようにした場合に、前記DCDCコンバータ出力電圧検出手段により検出された前記DCDCコンバータの出力電圧値が正常値より低く前記異常判定手段が異常と判断する異常低電圧のしきい値より高い所定電圧値以下になれば、前記運転制御手段が、前記異常判定手段が異常と判断する異常低電圧のしきい値を下げるように構成した燃料電池システム。
  5. 燃料電池が発電した直流電力を昇圧するDCDCコンバータと、前記DCDCコンバータを制御するDCDCコンバータ出力制御手段と、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電圧を検出するDCDCコンバータ出力電圧検出手段と、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力を交流電力に変換するインバータと、前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力をヒータで熱に変えて消費するための余剰コンバータと、前記燃料電池、前記DCDCコンバータ出力制御手段を介して前記DCDCコンバータ、前記インバータ、前記余剰コンバータを制御する運転制御手段と、前記DCDCコンバータ出力電圧検出手段により検出された前記DCDCコンバータの出力電圧値が異常かどうかを判定する異常判定手段とを備えた燃料電池システムであって、前記インバータの出力を停止して前記DCDCコンバータで昇圧された直流電力を前記余剰コンバータ側で消費するようにした場合に、前記DCDCコンバータ出力電圧検出手段により検出された前記DCDCコンバータの出力電圧値の低下率が所定値より大きい低下率になれば、前記運転制御手段が、前記異常判定手段が異常と判断する異常低電圧のしきい値を下げるように構成した燃料電池システム。
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