JP2011098669A - 帆走装置および帆走商船 - Google Patents

帆走装置および帆走商船 Download PDF

Info

Publication number
JP2011098669A
JP2011098669A JP2009255296A JP2009255296A JP2011098669A JP 2011098669 A JP2011098669 A JP 2011098669A JP 2009255296 A JP2009255296 A JP 2009255296A JP 2009255296 A JP2009255296 A JP 2009255296A JP 2011098669 A JP2011098669 A JP 2011098669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mast
airfoil
pinion
sail
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009255296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5025711B2 (ja
Inventor
Koichiro Matsumoto
光一郎 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Universal Shipbuilding Corp
Original Assignee
Universal Shipbuilding Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Universal Shipbuilding Corp filed Critical Universal Shipbuilding Corp
Priority to JP2009255296A priority Critical patent/JP5025711B2/ja
Publication of JP2011098669A publication Critical patent/JP2011098669A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5025711B2 publication Critical patent/JP5025711B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T70/00Maritime or waterways transport
    • Y02T70/50Measures to reduce greenhouse gas emissions related to the propulsion system
    • Y02T70/5218Less carbon-intensive fuels, e.g. natural gas, biofuels
    • Y02T70/5236Renewable or hybrid-electric solutions

Landscapes

  • Wind Motors (AREA)

Abstract

【課題】展帆および縮帆が可能で、風エネルギーを効率良く利用することができ、且つ、所望の強度や剛性が確保できる帆走装置および帆走商船を提供する。
【解決手段】帆走装置1は、船体に旋回自在に立置されるマスト10と、マスト10に案内されて昇降し、相互の間隔が変動自在な翼型板20a、20b、20c、20dと、翼型板20a、20b、20cを昇降させる昇降手段と、翼型板20a、20b、20c、20dの外周が接合され、可撓性を有する帆布によって形成された伸縮自在な筒状の帆40と、を有し、翼型板20aの外周22a(平面視における輪郭に同じ)は、その下にある翼型板20bの外周22bより大きく、翼型板20bの外周22bは、その下にある翼型板20cの外周22cより大きく、翼型板20cの外周22cは、その下にある翼型板20dの外周22dより大きくなっている。
【選択図】図1

Description

本発明は帆走装置および帆走商船、特に、略翼型の帆を有する帆走装置、および該帆走装置が設置された帆走商船に関する。
従来、帆走商船に設置された帆は、例えば、停止時、港内操船時、岸壁係留時(荷役時)等の「不要時」には縮帆または格納できることが望ましい。すなわち、帆を張った(展帆した)ままでは、強風下で帆が大きな風圧を受け、操船、着岸/離岸の操船作業が困難になったり、帆そのものが荷役作業の邪魔になったりする。
帆には軟帆と硬帆とがある。軟帆の代表はブームに張った帆布であって、不要時には巻き取ることができるものの、揚力特性の高い形状を保持することが困難なため推進効率が劣っていた。一方、硬帆は揚力特性の高い翼型に形成され、軟帆に比べて推進効率が高いものの、不要時の巻き取り/折り畳みが困難であった。
そこで、複数の硬帆を入れ子状に順次収納可能にし、且つ展帆可能にした帆走船が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−214633号公報(第3−4頁、図2)
特許文献1に開示された帆走船は、4段の対称翼断面筒体である硬帆を有し、かかる硬帆は上段になる程小さく形成され、直上段の硬帆が直下段の硬帆の内側に収納可能になっている。このとき、各段の硬帆の内部には底壁が設けられ、上下段の底壁がパンタグラフ式の伸縮手段によって接続されている。したがって、パンタグラフを展開することによって展帆され、パンタグラフを折り畳むことによって縮帆される。このため、以下のような問題があった。
(あ)海面近傍や船体近傍では、海面や船体の摩擦影響によって風速が遅くなったり、乱れたりするため、帆走に利用する風流れとしては、できるだけ上方のものが望ましいものの、前記帆走船では上段になるほど硬帆のサイズが小さくなるため、定性的に風エネルギーの利用効率が落ちることになる。
(い)また、それぞれの硬帆に発生する揚力は、底壁を介してパンタグラフに伝達されるため、パンタグラフに曲げ力や捩り力が作用し、リンク部材や可動部に相当の強度と剛性とが要求されるものの、パンタグラフは翼の中心面内で展開するため、中心面の面外方向の強度や剛性が確保できない。
本発明はかかる問題を解決するものであって、展帆および縮帆が可能で、風エネルギーを効率良く利用することができ、且つ、所望の強度や剛性が確保できる帆走装置、および該帆走装置を有する帆走商船を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る帆走装置は、船体に軸心を中心に旋回自在に立置されるマストと、
該マストに案内されて昇降し、相互の間隔が変動自在な複数枚の翼型板と、
前記マストの下端近くに配置された翼型板を除く前記複数枚の翼型板を昇降させる昇降手段と、
前記複数枚の翼型板の外周がそれぞれ接合され、可撓性を有する帆布によって形成された伸縮自在な筒状の帆と、を有し、
前記複数枚の翼型板の平面視における輪郭が、前記マストの上端近くに配置されるものほど大きく形成されているか、同じ大きさであることを特徴とする。
(2)前記複数枚の翼型板が対称翼型であって、前記マストの下端近くに配置された翼型板を除く前記複数枚の翼型板が上昇した際、前記帆の外面によって対称翼型が形成され、前記翼型板が下降した際、前記帆が折り畳まれることを特徴とする。
(3)前記マストの下端近くに配置された翼型板を除く前記複数枚の翼型板にそれぞれ昇降ワイヤーが接続され、
前記マストに複数のプーリが設置され、
前記マストの下端部に前記プーリに捲き掛けられた前記昇降ワイヤを巻き取るウインチが設置され、
前記ウインチが前記昇降ワイヤーを巻き取ることによって、前記マストの下端近くに配置された翼型板を除く前記複数枚の翼型板が上昇し、
前記ウインチが前記昇降ワイヤーを繰り出すことによって、前記マストの下端近くに配置された翼型板を除く前記複数枚の翼型板が下降することを特徴とする。
(4)前記マストの下端近くに配置された翼型板を除く前記複数枚の翼型板にそれぞれピニオンおよびピニオン駆動手段が設置され、
前記マストの外面に前記ピニオンが噛み合うラックが軸心に平行に設置され、
前記ピニオンを回転することによって、前記マストの下端近くに配置された翼型板を除く前記複数枚の翼型板が昇降することを特徴とする。
(5)前記複数枚の翼型板のうち前記マストの上端に最も近くに配置される翼型板に昇降ワイヤーが接続され、
前記隣接する複数枚の翼型板同士が連結ワイヤーによって接続され、
前記マストの上端近くにプーリが設置され、
前記マストの下端部に前記プーリに捲き掛けられた前記昇降ワイヤを巻き取るウインチが設置され、
前記ウインチが前記昇降ワイヤーを巻き取ることによって、前記マストの下端近くに配置された翼型板を除く前記複数枚の翼型板が上昇し、
前記ウインチが前記昇降ワイヤーを繰り出すことによって、前記マストの下端近くに配置された翼型板を除く前記複数枚の翼型板が下降することを特徴とする。
(6)前記複数枚の翼型板のうち前記マストの上端に最も近くに配置される翼型板にピニオンおよびピニオン駆動手段が設置され、
前記マストの外面に前記ピニオンが噛み合うラックが軸心に平行に設置され、
前記隣接する複数枚の翼型板同士が連結ワイヤーによって接続され、
前記ピニオンを回転することによって、前記マストの下端近くに配置された翼型板を除く前記複数枚の翼型板が昇降することを特徴とする。
(7)前記マストが断面多角形であって、
前記翼型板に前記マストが所定の隙間を空けて貫通自在な多角形状の貫通孔が形成されていることを特徴とする。
(8)前記マストが断面円形であって、外面に突出する1条または2条以上のキーが軸心方向に設置され、
前記翼型板に前記突条が所定の隙間を空けて貫通自在な、1条または2条以上のキー溝を有する円形の貫通孔が形成されていることを特徴とする。
(9)さらに、本発明に係る帆走装置は、船体に軸心を中心に旋回自在に立置される下端マストと、
該下端マストに昇降自在に挿入された中間マストと、
該中間マストに昇降自在に挿入された上端マストと、
前記下端マストの上端に設置された対称翼型の下端翼型板と、
前記中間マストの上端に設置された対称翼型の中間翼型板と、
前記上端マストの上端に設置された対称翼型の上端翼型板と、
前記下端マストの内面に設置された下端ピニオンと、
前記中間マストの内面に設置された中間ピニオンと、
前記中間マストの外面に設置された前記下端ピニオンが噛み合う中間ラックと、
前記上端マストの外面に設置された前記中間ピニオンが噛み合う上端ラックと、
前記下端翼型板の外周と前記中間翼型板の外周と前記上端翼型板の外周とがそれぞれ接合され、可撓性を有する帆布によって形成された伸縮自在な筒状の帆と、を有し、
前記下端ピニオンおよび前記中間ピニオンの回転によって前記中間マストおよび上端マストが上昇した際、前記帆の外面によって対称翼型が形成され、前記下端ピニオンおよび前記中間ピニオンの回転によって前記中間マストおよび上端マストが下降した際、前記帆が折り畳まれ、
前記下端翼型板の平面視における輪郭が前記中間翼型板の平面視における輪郭よりも小さいか同じ大きさで、前記中間翼型板の平面視における輪郭が前記上端翼型板の平面視における輪郭よりも小さいか同じ大きさであることを特徴とする。
(10)また、前記(9)において、
前記中間マストが互いに昇降自在に挿入された複数の中間マスト部材から構成され、
前記複数の中間マスト部材が前記中間マストと同様の構成であることを特徴とする。
(11)さらに、本発明に係る帆走商船は、前記(1)〜(10)の何れかに記載の帆走装置を有することを特徴とする。
本発明の帆走商船は以上の構成であるから、以下のような効果を奏する。
(i)マストに案内されて昇降する複数枚の翼型板と、複数枚の翼型板の外周が接合された伸縮自在な筒状の帆と、を有し、複数枚の翼型板の平面視における輪郭が、マストの上端近くに配置されるものほど大きくまたは同じ大きさに形成されているから、マストの下端近くに配置された翼型板を除く複数枚の翼型板が上昇すると、断面が翼型板と同じ断面の帆が形成され、風流れによって揚力(推力)が発生する。
このとき、帆の風を受ける面積が、海面や船体から離れた高い位置において大きい(広い)から、風エネルギーを効率良く利用することができる。また、マストの下端近くに配置された翼型板を除く複数枚の翼型板が下降すると、伸縮自在な筒状の帆は折り畳まれるから、不要時に風圧を受けたり、帆そのものが荷役作業の邪魔になることがない。また、帆に発生した揚力(推力)は、マストに案内された翼型板を介して、マストに確実に伝達されるから、昇降機構等に揚力が伝達されることがなく構造が簡素になる。
(ii)複数枚の翼型板が上昇した際、帆の外面によって対称翼型が形成されるから、風エネルギーを効率良く揚力(推力)に変えることができる。
(iii)複数枚の翼型板が、昇降ワイヤー、プーリ、ウインチからなる簡単な機構によって昇降するから、製造コストを安価に抑えることができると共に、保全性に優れ設備の信頼性が高い。
(iv)翼型板が、ピニオン/ラック機構によって昇降するから、昇降動作が確実になる。特に、帆の折り畳みが確実になるから、不要時に帆を小スペースに収納することが可能になる。
(v)マストの上端に最も近くに配置される翼型板に昇降ワイヤーが接続され、これをウインチでもって昇降させ、該翼型板がこれを除く翼型板を昇降(引き上げる)から、ウインチやプーリの必要数が少なくなり、製造コストが安価になる。
(vi)マストの上端に最も近くに配置される翼型板にピニオンおよびピニオン駆動手段が設置され、これをピニオンの回転でもって昇降させ、該翼型板がこれを除く翼型板を昇降する(引き上げる)から、ピニオンの必要数が少なくなり、製造コストが安価になる。
(vii)マストが断面多角形であって、これが貫通する貫通孔が翼型板に形成されているから、平面視において、翼型板がマストに対して旋回することがない。したがって、帆が「吹き流し状態」にならないから、帆に発生した揚力(推力)がマストに確実に伝達される。
(viii)マストが断面円形であるものの、マストと翼型板とが、キー/キー溝機構によって連結されるから、(vii)と同様に、帆に発生した揚力(推力)がマストに確実に伝達される。なお、マストにキー溝を形成し、翼型板の貫通孔にキーを設けても同様の効果が得られる。
(ix)さらに、本発明に係る帆走装置は、マストを複数のマスト部材(下端マスト、中間マスト、上端マスト)によって、構成し、ピニオン/ラック機構によって伸縮自在にしているから、帆を折り畳むことができると共に、マストを短くすることが可能になる。したがって、不要時に受ける風圧をさらに少なくすることが可能になり、マストそのものが荷役作業の邪魔になることがない。
(x)また、前記(9)において、中間マストが互いに昇降自在に挿入された複数の中間マスト部材から構成され、複数の中間マスト部材が前記中間マストと同様の構成であるから、3段の構成における前記(ix)の効果に加え、4段以上の構成にすることによって、帆の下端と上端との距離(高さ)を大きくすることができる。
(xi)さらに、本発明に係る帆走商船は、前記(i)〜(x)のような効果を奏する帆走装置を有するから、風エネルギーを効率良く利用して省エネ航行を可能にしたり、不要時の問題が解消したりするような前記(i)〜(x)と同様な効果が得られる。
本発明の実施の形態1に係る帆走装置を説明する展帆状態を模式的に示す斜視図と展帆状態を模式的に示す一部を透視した側面図。 本発明の実施の形態1に係る帆走装置を説明する縮帆状態を模式的に示す斜視図と縮帆状態を模式的に示す一部を透視した側面図。 図1に示す帆走装置の一部(マスト)を模式的に示す平面図。 図1に示す帆走装置の一部(昇降手段)を模式的に示す側面視の断面図。 図1に示す帆走装置の変形例を模式的に示す側面視の断面図。 図1に示す帆走装置の変形例を模式的に示す側面視の断面図。 図1に示す帆走装置の変形例を模式的に示す側面視の断面図。 本発明の実施の形態2に係る帆走商船を模式的に示す平面図。
[実施の形態1:帆走装置]
図1〜図3は本発明の実施の形態1に係る帆走装置を説明するものであって、図1の(a)は展帆状態を模式的に示す斜視図、図1の(b)は展帆状態を模式的に示す一部を透視した側面図、図2の(a)は縮帆状態を模式的に示す斜視図、図2の(b)は縮帆状態を模式的に示す一部を透視した側面図、図3は一部(マスト)を模式的に示す平面図、図4は一部(昇降手段)を模式的に示す側面視の断面図、図5〜7は変形例を模式的に示す側面視の断面図である。なお、各図において同じ部分または相当する部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。なお、共通する内容については符号に付した添え字「a、b、c、d」の記載を省略する場合がある(図においても同様)。
(展帆状態)
図1において、帆走装置1は、図示しない船体に軸心11を中心に旋回自在に立置されるマスト10と、それぞれに形成された貫通孔21a、21b、21c、21dにマスト10が貫通し、マスト10に案内されて昇降し、相互の間隔が変動自在な翼型板20a、20b、20c、20dと、マスト10の下端近くに配置される(最下端に配置されるに同じ)翼型板20dを除く翼型板20a、20b、20cを昇降させる昇降手段30(これについては別途詳細に説明する)と、翼型板20a、20b、20c、20dの外周22a、22b、22c、22dがそれぞれ接合され、可撓性を有する帆布によって形成された伸縮自在な筒状の帆40と、を有している。
このとき、翼型板20aの外周22a(平面視における輪郭に同じ)は、その下にある翼型板20bの外周22bより大きく、翼型板20bの外周22bは、その下にある翼型板20cの外周22cより大きく、翼型板20cの外周22cは、その下にある翼型板20dの外周22dより大きくなっている。したがって、図1に模式的に示す展帆状態において、帆40の風を受ける面積が、海面や船体から離れた高い位置において大きい(広い)から、風エネルギーを効率良く利用することができる。また、展帆状態において、帆40の外面によって対称翼型が形成されるから、風エネルギーを効率良く揚力(推力)に変えることができる。
(縮帆状態)
図2に模式的に示す縮帆状態において、翼型板20a、20b、20cは引き下げられ(縮帆され)、互いに近接または当接している。このとき、帆40は可撓性を有する帆布によって形成されているから、翼型板20同士の略中央において折り畳まれ、外側に張り出している。
なお、翼型板20は上方に配置されたもの程、外周22が大きくなっているから、折り畳まれた帆40の翼型板20aと翼型板20bとの範囲は、折り畳まれた帆40の翼型板20bと翼型板20cの範囲の外側に覆い被さっている。同様に、折り畳まれた帆40の翼型板20bと翼型板20cとの範囲は、折り畳まれた帆40の翼型板20cと翼型板20dの範囲の外側に覆い被さっている。
したがって、翼型板20a、20b、20cが下降すると、伸縮自在な筒状の帆40は折り畳まれるから、不要時に風圧を受けたり、帆そのものが荷役作業の邪魔になることがない。
なお、最下端に配置された翼型板20dも移動自在にして、全ての翼型板20をさらに低い位置、あるいはさらに高い位置において縮帆するようにしてもよい。
(マスト)
図3の(a)において、マスト10は断面(平面視)円形であって、軸心11に平行で外面12に突出した突起(以下、「キー」と称す)13が設けられている。
一方、翼型板20a、20b、20cにはそれぞれ平面視で円角形の貫通孔21a、21b、21cが形成され、キー13が侵入自在な溝(以下、「キー溝」と称す)23a、23b、23cが設けられている。したがって、翼型板20a、20b、20cは、軸心11方向には摺動自在で、軸心11の垂直な面内では旋回不能に案内され、風流れによって帆40に発生した揚力(推力)は、翼型板20を介して、マスト10に確実に伝達される。
なお、本発明はキー13およびキー溝23の数量や配置形態、あるいは形状を限定するものではない。
なお、最下端に配置された翼型板20dはマスト10の外面に移動不能に設置されるものであるが、翼型板20dの位置に相当するマスト10の位置にキー13を設置して、翼型板20dにも同様にキー溝23dを設けて、移動不能に設置してもよい。
図3の(b)において、マスト50は断面(平面視)四角形であって、翼型板60a、60b、60c、60dには平面視で四角形の貫通孔61a、61b、61c、61dが形成されている。このとき、マスト50はマスト10に代わって帆走装置1に設置され、翼型板60a、60b、60c、60dは翼型板20a、20b、20c、20dに代わって帆走装置1に設置されるものである。そして、最下端に配置された翼型板60dの貫通孔61dはマスト50の外面に移動不能に設置されている。一方、これを除く翼型板60a、60b、60cの貫通孔61a、61b、61cはマスト50の外面に僅かの隙間を介して対向し、軸心51方向には摺動自在で、軸心51の垂直な面内では旋回不能に案内されている。
したがって、風流れによって帆40に発生した揚力(推力)は、翼型板60を介して、マスト50に確実に伝達されるから、昇降手段30(図示しない)等に揚力が伝達されることがなく構造が簡素になる。
なお、本発明はマスト10の断面(平面視)形状を四角形に限定するものではなく、翼型板20を旋回不能に案内することが可能な形状であれば、何れ(例えば、多角形、楕円等)であってもよい。
(翼型板の昇降手段その1)
図4の(a)において、帆走装置1は、マスト10の端に近い位置から中間位置にかけてプーリ31a、31b、31cが設置され、下端にドラム(巻き取り/巻き戻し)33を具備するウインチ(図示しない)が設置されている。
一方、翼型板20a、20b、20cにはそれぞれ昇降ワイヤー32a、32b、32cが接続され、昇降ワイヤー32a、32b、32cはそれぞれプーリ31a、31b、31cに掛け回された後、ドラム33に巻き取られている。
すなわち、昇降ワイヤー32a、32b、32cを巻き取ることによって、翼型板20a、20b、20cは上昇され、筒状の帆40(破線にて示す)が形成(展帆)される。
一方、図4の(b)において、昇降ワイヤー32a、32b、32cを巻き戻すことによって、翼型板20a、20b、20cは(自重および帆40の重量によって)下降し、帆40は折り畳まれている(縮帆されている)。
なお、図4において、一対のドラム33と、これに巻き取られるそれぞれ一対の昇降ワイヤー32a、32b、32cを描いているが、本発明はこれに限定するものではない。例えば、それぞれ1本または複数本の昇降ワイヤー32a、32b、32cを、1基のドラム33に巻き取ってもよいし、1本または複数本の昇降ワイヤー32aを巻き取るドラム(およびウインチ)と、1本または複数本の昇降ワイヤー32bを巻き取るドラム(およびウインチ)と、1本または複数本の昇降ワイヤー32cを巻き取るドラム(およびウインチ)とを、別個に設けてもよい。
(翼型板の昇降手段その2)
図5において、帆走装置2のマスト10には、上端に近い位置にプーリ31aが設置され、下端にドラム(巻き取り/巻き戻し)33を具備するウインチ(図示しない)が設置されている。
一方、翼型板20aには昇降ワイヤー32aが接続され、昇降ワイヤー32aはプーリ31aに掛け回された後、ドラム33に巻き取られている。
また、翼型板20aと翼型板20bとが連結ワイヤー34aによって連結され、翼型板20bと翼型板20cとが連結ワイヤー34bによって連結され、翼型板20cと翼型板20dとが連結ワイヤー34cによって連結されている。
したがって、昇降ワイヤー32aを巻き取ることによって、翼型板20aは上昇され、翼型板20aの上昇に伴って連結ワイヤー34aが翼型板20bを引き上げる。この間、帆40の翼型板20aと翼型板20bとの間の範囲は折り畳みが展開され筒状に形成される。そして、同様に、翼型板20bの上昇に伴って連結ワイヤー34bが翼型板20cを引き上げられ、帆40の翼型板20bと翼型板20cとの間の範囲は折り畳みが展開され筒状に形成される。さらに、翼型板20cの上昇に伴って帆40の翼型板20aと翼型板20bとの間の範囲は折り畳みが展開され筒状に形成される。
一方、昇降ワイヤー32aを巻き戻すことによって、前記と反対に、翼型板20cが下降し、ついで、翼型板20bおよび翼型板20aが下降し、帆40は折り畳まれる(図4の(b)参照)。
なお、連結ワイヤー34a、34b、34cの設置を省略し、帆40によって翼型板20b、20cを引き上げるようにしてもよい。
(翼型板の昇降手段その3)
図6において、帆走装置3のマスト10には、キー13の外周側にラック14が形成され、一方、翼型板20aには、ラック14に噛み合うピニオン24aが設置され、ピニオン24aは図示しない駆動手段によって、回転されるようになっている。
したがって、ピニオン24aを回転して、翼型板20aを上昇させると、翼型板20aは上昇する。そうすると、翼型板20aの上昇によって帆40(破線にて示す)の翼型板20aと翼型板20bとの間の範囲は折り畳みが展開され筒状に形成され、図6に示す帆走装置2と同様に、帆40は展帆される。このとき、帆40に発生した揚力(推力)は、キー13の側面とキー溝23a、23b、23cの側面との当接によってマスト10に伝達されるから、ラック14とピニオン24aとの歯幅方向での片当たりが防止される。
一方、ピニオン24aを反対方向に回転して、翼型板20aを下降させると、翼型板20aは下降し、図6に示す帆走装置2と同様に、帆40は縮帆される。なお、帆走装置2に準じて、連結ワイヤー34a、34b、34cを設けてもよい。
(マストの伸縮機構)
図7において、帆走装置4のマスト10は、翼型板20aが上端に取り付けられたマスト部材10a(上端マストに相当する)と、翼型板20bが上端に取り付けられたマスト部材10b(中間マストに相当する)と、翼型板20cが上端に取り付けられたマスト部材10c(中間マストに相当する)と、翼型板20dが上端に取り付けられたマスト部材10d(下端マストに相当する)と、から構成されている。
そして、最下端に配置されたマスト部材10dの内面に設置されたピニオン(下端ピニオンに相当する)24dが、その上のマスト部材10cの外面に設置されたラック(中間ラックに相当する)13cに噛み合っている。
同様に、マスト部材10cの内面に設置されたピニオン(下方に配置された中間ピニオンに相当する)24cが、その上のマスト部材10bの外面に設置されたラック(上方に配置された中間ラックに相当する)13bに噛み合っている。
同様に、マスト部材10bの内面に設置されたピニオン(上方に配置された中間ピニオンに相当する)24bが、その上のマスト部材10aの外面に設置されたラック(上端ラックに相当する)13aに噛み合っている。
したがって、ピニオン24b、24c、24dの回転によってマスト部材10a、10b、10cは上昇して、マスト10は延伸するから、帆40は展帆され、その外面によって対称翼型が形成される。一方、ピニオン24b、24c、24dを反対方向に回転することによってマスト部材10a、10b、10cは下降して、マスト10は縮小するから、帆40は折り畳まれる(縮帆される)。
このとき、ピニオン24b、24c、24dをそれぞれ翼型板20b、20c、20dに設置した形態を図示しているが、かかる形態は、それぞれマスト部材10b、11c、10dに設置したものに同じである。
なお、以上は中間マスト部材(マスト部材10b、10c)を2本にしているが、本発明はこれに限定するものではなく、1本または3本以上であってもよい。
[実施の形態2:帆走商船]
図8は本発明の実施の形態2に係る帆走商船を模式的に示す平面図である。
図8において、搬送商船5は、船体中央線5c上で、甲板5bに実施の形態1に説明した帆走装置1が設置されている。
したがって、帆走装置1が前記構成であるから、例えば、停止時、港内操船時、岸壁係留時(荷役時)等の「不要時」には縮帆することができる。したがって、強風下での操船、着岸/離岸の操船作業を可能にし、帆40そのものが荷役作業の邪魔になることがない。
また、展帆状態において、帆40が翼型板20によって対称翼形状に維持されるから、揚力特性の高い形状を保持することが可能となり、高い推進効率を維持し、省エネ航行が可能になる。また、帆40に発生した揚力(推力)は、所望の強度や剛性を有するマスト10を経由して船体5aに確実に伝達される。
なお、以上は、4基の帆走装置1が設置されているが、本発明はその台数や配置形態を限定するものではなく、1基以上であればよく、複数基の場合、それぞれの間隔は相違してもよい。また、船体の形状や大きさも限定するものではない。
本発明によれば、展帆および縮帆ができると共に、省エネ航行が可能になるから、大型の帆走商船は元より、小型の各種船舶に設置される帆走装置、および各種船舶としても広く利用することができる。
1 帆走装置
2 帆走装置
3 帆走装置
4 帆走装置
5 搬送商船
5a 船体
5b 甲板
5c 船体中央線
10 マスト
10a マスト部材(上端マスト部材)
10b マスト部材(中間マスト部材)
10c マスト部材(中間マスト部材)
10d マスト部材(下端マスト部材)
11 軸心
12 外面
13 キー
14 ラック
14a ラック
14b ラック
14c ラック
14d ラック
20a 翼型板
20b 翼型板
20c 翼型板
20d 翼型板
21a 貫通孔
21b 貫通孔
21c 貫通孔
21d 貫通孔
22a 外周
22b 外周
22c 外周
22d 外周
23a キー溝
23b キー溝
23c キー溝
23d キー溝
24a ピニオン
24b ピニオン
24c ピニオン
24d ピニオン
30 昇降手段
31a プーリ
31b プーリ
31c プーリ
32a 昇降ワイヤー
32b 昇降ワイヤー
32c 昇降ワイヤー
33 ドラム
34a 連結ワイヤー
34b 連結ワイヤー
34c 連結ワイヤー
40 帆
50 マスト
51 軸心
60a 翼型板
60b 翼型板
60c 翼型板
60d 翼型板
61a 貫通孔
61b 貫通孔
61c 貫通孔
61d 貫通孔

Claims (11)

  1. 船体に軸心を中心に旋回自在に立置されるマストと、
    該マストに案内されて昇降し、相互の間隔が変動自在な複数枚の翼型板と、
    前記マストの下端近くに配置された翼型板を除く前記複数枚の翼型板を昇降させる昇降手段と、
    前記複数枚の翼型板の外周がそれぞれ接合され、可撓性を有する帆布によって形成された伸縮自在な筒状の帆と、を有し、
    前記複数枚の翼型板の平面視における輪郭が、前記マストの上端近くに配置されるものほど大きく形成されているか、同じ大きさであることを特徴とする帆走装置。
  2. 前記複数枚の翼型板が対称翼型であって、前記マストの下端近くに配置された翼型板を除く前記複数枚の翼型板が上昇した際、前記帆の外面によって対称翼型が形成され、前記翼型板が下降した際、前記帆が折り畳まれることを特徴とする請求項1記載の帆走装置。
  3. 前記マストの下端近くに配置された翼型板を除く前記複数枚の翼型板にそれぞれ昇降ワイヤーが接続され、
    前記マストに複数のプーリが設置され、
    前記マストの下端部に前記プーリに捲き掛けられた前記昇降ワイヤを巻き取るウインチが設置され、
    前記ウインチが前記昇降ワイヤーを巻き取ることによって、前記マストの下端近くに配置された翼型板を除く前記複数枚の翼型板が上昇し、
    前記ウインチが前記昇降ワイヤーを繰り出すことによって、前記マストの下端近くに配置された翼型板を除く前記複数枚の翼型板が下降することを特徴とする請求項1又は2記載の帆走装置。
  4. 前記マストの下端近くに配置された翼型板を除く前記複数枚の翼型板にそれぞれピニオンおよびピニオン駆動手段が設置され、
    前記マストの外面に前記ピニオンが噛み合うラックが軸心に平行に設置され、
    前記ピニオンを回転することによって、前記マストの下端近くに配置された翼型板を除く前記複数枚の翼型板が昇降することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の帆走装置。
  5. 前記複数枚の翼型板のうち前記マストの上端に最も近くに配置される翼型板に昇降ワイヤーが接続され、
    前記隣接する複数枚の翼型板同士が連結ワイヤーによって接続され、
    前記マストの上端近くにプーリが設置され、
    前記マストの下端部に前記プーリに捲き掛けられた前記昇降ワイヤを巻き取るウインチが設置され、
    前記ウインチが前記昇降ワイヤーを巻き取ることによって、前記マストの下端近くに配置された翼型板を除く前記複数枚の翼型板が上昇し、
    前記ウインチが前記昇降ワイヤーを繰り出すことによって、前記マストの下端近くに配置された翼型板を除く前記複数枚の翼型板が下降することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の帆走装置。
  6. 前記複数枚の翼型板のうち前記マストの上端に最も近くに配置される翼型板にピニオンおよびピニオン駆動手段が設置され、
    前記マストの外面に前記ピニオンが噛み合うラックが軸心に平行に設置され、
    前記隣接する複数枚の翼型板同士が連結ワイヤーによって接続され、
    前記ピニオンを回転することによって、前記マストの下端近くに配置された翼型板を除く前記複数枚の翼型板が昇降することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の帆走装置。
  7. 前記マストが断面多角形であって、
    前記翼型板に前記マストが所定の隙間を空けて貫通自在な多角形状の貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の帆走装置。
  8. 前記マストが断面円形であって、外面に突出する1条または2条以上のキーが軸心方向に設置され、
    前記翼型板に前記突条が所定の隙間を空けて貫通自在な、1条または2条以上のキー溝を有する円形の貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の帆走装置。
  9. 船体に軸心を中心に旋回自在に立置される下端マストと、
    該下端マストに昇降自在に挿入された中間マストと、
    該中間マストに昇降自在に挿入された上端マストと、
    前記下端マストの上端に設置された対称翼型の下端翼型板と、
    前記中間マストの上端に設置された対称翼型の中間翼型板と、
    前記上端マストの上端に設置された対称翼型の上端翼型板と、
    前記下端マストの内面に設置された下端ピニオンと、
    前記中間マストの内面に設置された中間ピニオンと、
    前記中間マストの外面に設置された前記下端ピニオンが噛み合う中間ラックと、
    前記上端マストの外面に設置された前記中間ピニオンが噛み合う上端ラックと、
    前記下端翼型板の外周と前記中間翼型板の外周と前記上端翼型板の外周とがそれぞれ接合され、可撓性を有する帆布によって形成された伸縮自在な筒状の帆と、を有し、
    前記下端ピニオンおよび前記中間ピニオンの回転によって前記中間マストおよび上端マストが上昇した際、前記帆の外面によって対称翼型が形成され、前記下端ピニオンおよび前記中間ピニオンの回転によって前記中間マストおよび上端マストが下降した際、前記帆が折り畳まれ、
    前記下端翼型板の平面視における輪郭が前記中間翼型板の平面視における輪郭よりも小さいか同じ大きさで、前記中間翼型板の平面視における輪郭が前記上端翼型板の平面視における輪郭よりも小さいか同じ大きさであることを特徴とする帆走装置。
  10. 前記中間マストが互いに昇降自在に挿入された複数の中間マスト部材から構成され、
    前記複数の中間マスト部材が前記中間マストと同様の構成であることを特徴とする請求項9記載の帆走装置。
  11. 請求項1乃至10の何れかに記載の帆走装置を有することを特徴とする帆走商船。
JP2009255296A 2009-11-06 2009-11-06 帆走装置および帆走商船 Active JP5025711B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009255296A JP5025711B2 (ja) 2009-11-06 2009-11-06 帆走装置および帆走商船

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009255296A JP5025711B2 (ja) 2009-11-06 2009-11-06 帆走装置および帆走商船

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011098669A true JP2011098669A (ja) 2011-05-19
JP5025711B2 JP5025711B2 (ja) 2012-09-12

Family

ID=44190214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009255296A Active JP5025711B2 (ja) 2009-11-06 2009-11-06 帆走装置および帆走商船

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5025711B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2557518A1 (es) * 2015-08-24 2016-01-26 Andrés CHACON HIDALGO Sistema de izado y arriado para velas de ala y vela correspondiente
JP2016078532A (ja) * 2014-10-14 2016-05-16 株式会社大内海洋コンサルタント コンテナ船の舷側風防装置及び舷側風防方法
CN115027653A (zh) * 2022-07-15 2022-09-09 上海外高桥造船有限公司 一种升降式风力助航装置及船舶
FR3127198A1 (fr) * 2021-09-21 2023-03-24 Philippe MARCOVICH Ensemble comprenant une voile profilée ; un mât plusieurs dispositifs cambreurs pour voile profilée, et un système de réduction de la surface de la voile profilée en prise avec le vent

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57178994A (en) * 1981-04-30 1982-11-04 Nippon Hakuyo Kiki Kaihatsu Kyokai Movable sail device for ship
JPS57194187A (en) * 1981-05-26 1982-11-29 Nippon Kokan Kk <Nkk> Sail apparatus of scooter
JPS57198194A (en) * 1981-05-28 1982-12-04 Nippon Kokan Kk <Nkk> Furling and unfurling system for marine canvas
JPS5828098U (ja) * 1981-08-17 1983-02-23 日立造船株式会社 帆船
JPS58112895A (ja) * 1981-12-28 1983-07-05 Nippon Kokan Kk <Nkk> 帆船用帆
JPH01314691A (ja) * 1988-06-14 1989-12-19 Sumitomo Heavy Ind Ltd 横帆船の自動展縮装置
JP2004308521A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Nippon Steel Corp 風力発電装置の建設方法と建設装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57178994A (en) * 1981-04-30 1982-11-04 Nippon Hakuyo Kiki Kaihatsu Kyokai Movable sail device for ship
JPS57194187A (en) * 1981-05-26 1982-11-29 Nippon Kokan Kk <Nkk> Sail apparatus of scooter
JPS57198194A (en) * 1981-05-28 1982-12-04 Nippon Kokan Kk <Nkk> Furling and unfurling system for marine canvas
JPS5828098U (ja) * 1981-08-17 1983-02-23 日立造船株式会社 帆船
JPS58112895A (ja) * 1981-12-28 1983-07-05 Nippon Kokan Kk <Nkk> 帆船用帆
JPH01314691A (ja) * 1988-06-14 1989-12-19 Sumitomo Heavy Ind Ltd 横帆船の自動展縮装置
JP2004308521A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Nippon Steel Corp 風力発電装置の建設方法と建設装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016078532A (ja) * 2014-10-14 2016-05-16 株式会社大内海洋コンサルタント コンテナ船の舷側風防装置及び舷側風防方法
ES2557518A1 (es) * 2015-08-24 2016-01-26 Andrés CHACON HIDALGO Sistema de izado y arriado para velas de ala y vela correspondiente
FR3127198A1 (fr) * 2021-09-21 2023-03-24 Philippe MARCOVICH Ensemble comprenant une voile profilée ; un mât plusieurs dispositifs cambreurs pour voile profilée, et un système de réduction de la surface de la voile profilée en prise avec le vent
WO2023047048A1 (fr) * 2021-09-21 2023-03-30 MARCOVICH, Philippe Ensemble comprenant une voile profilee; un mat plusieurs dispositifs cambreurs pour voile profilee, et un systeme de reduction de la surface de la voile profilee en prise avec le vent
CN115027653A (zh) * 2022-07-15 2022-09-09 上海外高桥造船有限公司 一种升降式风力助航装置及船舶

Also Published As

Publication number Publication date
JP5025711B2 (ja) 2012-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7038704B2 (ja) 風力タービンの基礎としてのモノパイルを直立させるための方法
JP5318008B2 (ja) 帆走船
CN102803066B (zh) 包括装载式马格纳斯效应转子的船舶
JP5025711B2 (ja) 帆走装置および帆走商船
WO2013110695A1 (en) Magnus-effect rotor
CN102803065B (zh) 包括装载式马格纳斯效应转子的船舶
KR20180003214A (ko) 분리형 해상 구조물 설치 선박 및 그 운용 방법
US8117978B2 (en) Sailing ship equipped with a hard sail
JP2012240540A (ja) 硬帆で形成される横帆を備えた船舶及び横帆の格納及び展開方法
EP2639359A1 (en) Dredging equipment and method for dredging or mining with such equipment
KR101215493B1 (ko) 타워형 구조물 설치용 선박
JP2016010997A (ja) 船舶の荷役装置
KR101744644B1 (ko) 선박 추진용 접이식 세일
KR20160131803A (ko) 접철식 돛 장치
US20210024334A1 (en) Crane for a wind farm installation vessel
CN112455613A (zh) 一种远海油气资源开发的后勤保障浮式基地
WO2019177010A1 (ja) 洋上作業設備およびその製造方法
KR101689031B1 (ko) 플로트 오버용 터렛 바지선 및 이에 의한 안벽 로드아웃 방법
TW202106973A (zh) 浮體構造物設置系統、以及浮體構造物設置方法
JP2016000617A (ja) 硬帆で形成される横帆を備えた船舶及び横帆の格納及び展開方法
JP2011230663A (ja) 起倒式帆を備える帆走船
KR102392878B1 (ko) 요트용 절첩식 세일
JP2014080051A (ja) 船舶の帆装置、帆機船、及び船舶の航行方法
KR20120016550A (ko) 돛을 이용하는 화물선
US9725137B2 (en) Semisubmersible with five-sided columns

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120612

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120619

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5025711

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350