JP2011098611A - 車両用ヘッドランプシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 車高センサを備えなくてもレベリング制御を実現し、同時に好適なフェールセーフを可能にした低コストの車両用ヘッドランプシステムを提供する。
【解決手段】 車両の操舵角に追従してヘッドランプHLの光照射方向を水平左右に偏向制御するスイブル制御部11と、乗員によって操作されるレベリングスイッチ3のスイッチ出力に基づいて光照射方向LAを鉛直上下に傾動制御するレベリング制御部12と、スイブル制御に異常が生じたとき、あるいはレベリングスイッチ3のスイッチ信号が正常制御領域を越えたときにレベリング装置とスイブル装置の少なくとも一方を動作して光照射方向を強制的に所定の方向に制御するフェールセーフ制御部13とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】 車両の操舵角に追従してヘッドランプHLの光照射方向を水平左右に偏向制御するスイブル制御部11と、乗員によって操作されるレベリングスイッチ3のスイッチ出力に基づいて光照射方向LAを鉛直上下に傾動制御するレベリング制御部12と、スイブル制御に異常が生じたとき、あるいはレベリングスイッチ3のスイッチ信号が正常制御領域を越えたときにレベリング装置とスイブル装置の少なくとも一方を動作して光照射方向を強制的に所定の方向に制御するフェールセーフ制御部13とを備える。
【選択図】 図2
Description
本発明は自動車等の車両の前方領域を照明するヘッドランプに関するものであり、特に光照射方向を車両の操舵方向に追従して偏向制御するスイブル機構と、光照射方向を上下に偏向するレベリング機構を備えた車両用ヘッドランプシステムに関するものである。
近年の自動車では走行安全性を高める目的の一つとして、ヘッドランプの光照射方向を適切に自動制御するヘッドランプシステムが提案されている。例えば、自動車の走行方向に追従してヘッドランプの光照射方向を左右に偏向制御するスイブル制御を可能にしたシステムがあり、特許文献1では、運転者が操作するステアリングホイールの操舵角を検出し、この操舵角に追従するようにヘッドランプを左右に偏向制御するAFS(Adaptive Front-lighting System:適応型照明システム)のスイブル装置が提案されている。また、特許文献1のシステムでは自動車のピッチ角(自動車の前後部の上下方向の傾き)に基づいてヘッドランプの光照射方向を上下に偏向するオートレベリング装置も備えており、ピッチ角の変化に追従して光照射方向を好適に制御するととともに、スイブル装置に異常が生じたとき、例えばヘッドランプの光照射方向が対向車側を向いて動かなくなったときに、対向車を眩惑することがないように光照射方向を強制的に下方に向けるようにしたフェールセーフ機能を備えることも提案されている。
特許文献1のシステムでは、レベリング制御を行うための自動車のピッチ角を求めるために自動車の車高変化を検出する車高センサが必要である。この車高センサは路面に対する自動車の車体の高さを測定する構成であり、機構的及び電気的に構成が複雑で高価である。そのため、システムの低コスト化を実現することが難しい。レベリング制御を手操作で行うようにしたシステムも考えられているが、このシステムではヘッドランプの光照射方向はレベリングスイッチの手操作により一義的に設定されるため、レベリングスイッチの故障やこれに関連する電源系での故障等によって光照射方向を大きく上方向に向けた状態が生じ、あるいは極端に下方向に向けた状態が生じることがあり、安全走行の点で好ましくない状況が生じる。そのため、安全走行を確保するとともにフェールセーフを可能にしたAFSのスイブル装置を装備した低コストの自動車を実現することが難しいという問題がある。
本発明の目的は、車高センサを備えなくても好ましいレベリング制御を実現するとともに、システムの異常時にヘッドランプの光照射方向を強制的に下方に向けるようにしたフェールセーフを実現し、システムの低コスト化を実現可能にした車両用ヘッドランプシステムを提供するものである。
本発明は、車両の操舵角に追従してヘッドランプの光照射方向を水平左右に偏向制御するスイブル装置と、乗員によって操作されるレベリングスイッチのスイッチ出力に基づいて光照射方向を鉛直上下に傾動制御するレベリング装置と、スイブル装置に異常が生じたとき、あるいはレベリングスイッチのスイッチ出力が所定範囲を越えたときにレベリング装置とスイブル装置の少なくとも一方を動作して光照射方向を強制的に所定の方向に制御するフェールセーフ装置とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、レベリングスイッチによりヘッドランプの光照射方向を任意に設定可能でるとともに、レベリングスイッチの出力が所定の範囲を越えて異常となったときには光照射方向を強制的に所定の方向に制御するフェールセーフを行うことで、対向車に対する眩惑を防止し、あるいは自車の前方領域の照明を確保し、安全走行に有効となる。
(実施形態1)
次に、本発明の実施形態1を説明する。図1は実施形態1の車両用ヘッドランプシステムの概念的な構成図であり、自動車の前部の左右に配設されたヘッドランプHLは、ランプ光軸LAが左右に偏向制御されるスイブル制御が可能であるととともに、上下にも傾動するレベリング制御が可能に構成されている。前記ヘッドランプHLにはAFS−ECU(電子制御ユニット)1が接続されており、このAFS−ECU1によって前記したスイブル制御とレベリング制御が可能とされている。AFS−ECU1には、自動車に搭乗している運転者により操作されるステアリングホイールSWの操舵角を検出するための操舵角センサ2が接続されている。また、ステアリングホイールSWの近傍位置には運転者が手操作してヘッドランプHLを上下にレベリング制御するためのレベリングスイッチ3が接続されている。
次に、本発明の実施形態1を説明する。図1は実施形態1の車両用ヘッドランプシステムの概念的な構成図であり、自動車の前部の左右に配設されたヘッドランプHLは、ランプ光軸LAが左右に偏向制御されるスイブル制御が可能であるととともに、上下にも傾動するレベリング制御が可能に構成されている。前記ヘッドランプHLにはAFS−ECU(電子制御ユニット)1が接続されており、このAFS−ECU1によって前記したスイブル制御とレベリング制御が可能とされている。AFS−ECU1には、自動車に搭乗している運転者により操作されるステアリングホイールSWの操舵角を検出するための操舵角センサ2が接続されている。また、ステアリングホイールSWの近傍位置には運転者が手操作してヘッドランプHLを上下にレベリング制御するためのレベリングスイッチ3が接続されている。
図2はヘッドランプHL及びAFS−ECU1を含むシステムのブロック構成図である。ヘッドランプHLは、ランプボディ41と前面カバー42とで構成されるランプハウジング4内にブラケット43が内装されており、このブラケット43にプロジェクタ型のランプユニット44と、このランプユニット44の光照射方向を制御するためのアクチュエータ45がそれぞれ支持されている。このアクチュエータ45は、ここではランプユニット43をスイブル制御するためのスイブルアクチュエータとレベリング制御するためのレベリングアクチュエータを一体化した構成とされている。アクチュエータ45ではスイブル出力軸46がランプユニット44の下側部に連結されており、スイブル出力軸46が回転駆動されたときにはこれと一体的にランプユニット44が水平方向に回動され、ランプ光軸LAを水平方向に偏向してスイブル制御を行うようになっている。また、アクチュエータ45は自身がブラケット43に対して前後方向に移動可能とする構成とされており、移動されたときにはこれと一体的にランプユニット44の下側部を前後に移動させて前後に揺動し、ランプ光軸LAを上下に偏向してレベリング制御を行うようになっている。前記ランプユニット44には電源ユニット47が電気接続されている。
前記アクチュエータ45は前記AFS−ECU1に接続されており、このAFS−ECU1によってスイブル制御とレベリング制御が可能とされている。AFS−ECU1には、前記操舵角センサ2とレベリングスイッチ3が接続されている。操舵角センサ2については既に広く知られているのでここでは詳細な説明は省略する。レベリングスイッチ3は、ここでは手操作する可変抵抗器で構成されており、この可変抵抗器で後述するように電源14の電圧VDDを分圧した電圧をレベリングスイッチ信号として出力するように構成されている。
図2には前記AFS−ECU1の内部構成が示されており、スイブル制御部11とレベリング制御部12を備えている。スイブル制御部11は、前記操舵角センサ2の検出出力から自動車の操舵角に対応したランプユニット44の好ましいスイブル角を演算するためのスイブル角演算部111と、この演算されたスイブル角に基づいて前記アクチュエータ45を制御し、前記スイブル出力軸46によりランプユニット44を当該スイブル角の回転位置に回転制御するためのスイブル制御信号を生成するスイブル制御信号生成部112を備えている。また、レベリング制御部12は、前記レベリングスイッチ3が操作されたときのレベリングスイッチ信号に基づいてランプユニット44のレベリング角を演算するためのレベリング角演算部121と、この演算されたレベリング角に基づいて前記アクチュエータ45を駆動し、ランプユニット44を当該レベリング角に制御するためのレベリング制御信号を生成するレベリング制御信号生成部122を備えている。
例えば、図3に示すように、前記レベリングスイッチ3は電源14の電源電圧VDDを分圧してレベリングスイッチ信号として出力する。前記レベリング角演算部121は、ウインドコンパレータを構成する複数の電圧比較器c1〜cmで構成されており、これらの電圧比較器c1〜cmはそれぞれ基準電圧源15から出力される複数の参照電圧としての基準電圧、ここでは所定の電圧間隔で設定された異なる複数の基準電圧V0,V1〜Vm,Vnと前記レベリングスイッチ信号とを比較することでレベリングスイッチ信号をレベリング角に対応して区分されたステップ電圧として出力する。ここで、mは2以上の整数、nはmよりも大きな整数とする。例えば、図4の右側部分はレベリングスイッチ3を回転操作したときの操作量と、レベリングスイッチ信号(電圧)の相関を示す図であり、レベリングスイッチ3の回転により最小電圧としてV0と同じ電圧が出力され、最大電圧としてVnと同じ電圧が出力されるようになっている。ここでは、V0は0Vよりも多少高い電圧であり、VnはVDDよりも多少低い電圧である。そして、このV0〜Vnの電圧範囲のレベリングスイッチ出力信号を電圧比較器c1〜cmにおいてそれぞれ基準電圧V1〜Vmと比較することで図4の左側部分に示すようにレベリング角に対応するステップ電圧を出力する。
レベリング制御信号生成部122は、レベリング角演算部121から出力されるステップ電圧に基づいて対応するレベリング角に制御するためのレベリング制御信号を生成し、このレベリング制御信号を前記アクチュエータ45に出力してレベリング制御を実行することになる。したがって、レベリングスイッチ3を回転操作すると、これに追従して図4の左側部分に示したようにステップ的に変化するレベリング制御信号が生成されてアクチュエータ45に入力され、アクチュエータ45での制御によってランプユニット44はランプ光軸LAが上下に段階的に傾動されることになる。
前記AFS−ECU1はさらにフェールセーフ制御部13を備えている。このフェールセーフ制御部13は、前記アクチュエータ45の状態、ここではスイブルアクチュエータの状態を判定し、スイブルアクチュエータの故障等、スイブル制御が正常に行われない状態にあるかことを判定するスイブルアクチュエータ状態判定部131を備える。また、レベリングスイッチ3からのレベリングスイッチ信号を監視し、当該レベリングスイッチ信号が正常制御領域にあるか否かを判定した上でレベリングスイッチ信号がフェール状態であることを判定するレベリングフェール判定部132を備える。これらスイブルアクチュエータ状態判定部131とレベリングフェール判定部132にはそれぞれ故障状態、フェール状態を判定したときに表示を行うテルテール(警告灯)5が接続されている。
前記レベリングフェール判定部132は、図3に示すように、レベリングスイッチ3のレベリングスイッチ信号の電圧を電圧比較器c0,cnにおいて最小基準電圧V0と最大基準電圧Vnと比較し、これら基準電圧の範囲内V0〜Vnにあるときには正常制御領域に存在していると判定し、それ以外、すなわち最小基準電圧V0よりも低電圧のとき、あるいは最大基準電圧Vnよりも高電圧のときをフェール状態と判定する。例えば、レベリングスイッチ3の接続線が断線したときにはレベリングスイッチ信号は0Vになって最小基準電圧V0よりも低電圧となる。また、当該接続線が電源VDDに対して短絡したときにはレベリングスイッチ信号は最大基準電圧Vnよりも高電圧となる。
以上の構成の実施形態1のシステムによれば、運転者がレベリングスイッチ3を回転操作したときには、図4に示したように、この操作に伴って変化するレベリングスイッチ信号の電圧に基づいてレベリング角演算部121はレベリング角としてのステップ電圧を出力する。レベリング制御信号生成部122はこのステップ電圧に基づいてレベリング制御信号を生成し、アクチュエータ45を駆動する。これにより、ランプユニット44のランプ光軸LA、すなわち光照射方向は上下にステップ的に傾動され、レベリングスイッチ3の回転位置に対応した上下方向の角度位置に制御されることになる。したがって、運転者の手操作により好適なレベリング角に任意に設定することが可能である。また、運転者がステアリングホイールSWを操作して自車の操舵を行うと、操舵角センサ2において操舵角が検出され、スイブル角演算部111は検出した操舵角に対応したスイブル角を演算する。スイブル制御信号生成部112は演算されたスイブル角に基づいてスイブル制御信号を生成し、このスイブル制御信号によりアクチュエータ45を制御してランプユニット44を水平方向に回動し、水平方向に偏向制御してAFSが行われることになる。
ここで、レベリングスイッチ3からのレベリングスイッチ信号が前述したように異常となったとき、すなわちレベリングスイッチ3の接続線において断線や短絡が生じたときにはレベリング角演算部121やレベリング制御信号生成部122における正常な動作が阻害され、正常なレベリング制御信号が得られなくなり、ランプ光軸LAが正常な状態でなくなり安全走行に支障が生じる。この場合には次のようにフェールセーフが実行される。
図5は実施形態1におけるフェールセーフ動作を含むスイブル制御とレベリング制御を説明するためのフローチャートである。フェールセーフ制御部13のレベリングフェール判定部132はレベリングスイッチ信号の電圧を電圧比較器c0,cnにおいて最小基準電圧V0と最大基準電圧Vnと比較することで正常制御領域にあるか否かを判定する(S11)。すなわち、レベリングスイッチ信号が最小電圧V0よりも高く、最大電圧Vnよりも低いときを正常制御領域にあると判定する。レベリングスイッチ信号が正常制御領域存在しているときには、次にスイブルアクチュエータ状態判定部131はアクチュエータ45のスイブル状態を判定する(S13)。アクチュエータ45のスイブル状態が正常であると判定すると、スイブル制御を実行する(S14)。すなわち、前述したように、スイブル制御部11において操舵角センサ2で検出した操舵角に対応したスイブル制御信号を生成し、このスイブル制御信号によってアクチュエータ45が動作され、光照射方向のスイブル制御が実行される。
また、スイブル制御が行われるときには、レベリング角演算部121はレベリングスイッチ信号に基づくレベリング角の演算を継続しており、レベリングスイッチ信号が変化したことを検出したときには(S15)、レベリング演算から得られるレベリング角が更新され、このレベリング角に基づいてレベリング制御信号生成部122で生成されるレベリング制御信号は変化され、アクチュエータ45が動作されてランプユニット44の光照射方向はレベリングスイッチ3のポジションに対応したレベリング角に制御される。すなわち、ランプユニット44の光照射方向を上下にステップ的に傾動変化する制御は運転者がレベリングスイッチ3を操作するマニュアル制御で行われることになる(S16)。
一方、レベリングフェール判定部132において、ステップS12でレベリングスイッチ信号が最小基準電圧V0よりも低く、あるいは最大基準電圧Vnよりも高くてフェール状態であると判定したときには、前述したように安全走行に支障が生じるおそれがあるため以降のレベリング制御を停止する(S21)。すなわち、レベリングスイッチ3を操作してもランプユニット44の光照射方向を上下に傾動させる動作を停止し、光照射方向をそのときの傾動位置に固定する。次いで、スイブル制御部11を強制的に制御し、ランプユニット44の光照射方向を自動車の正面、すなわち直進方向に偏向制御して固定する(S22)。これにより、ランプユニット44は自車の正面方向を照明する状態に固定されるため、光照射方向が上方向を向いている場合でも対向車に対する眩惑を抑制するとともに、自車の直進方向の照明を確保し、フェールセーフが実現できる。さらに、レベリング系に異常があり、フェールセーフ制御が行われていることを乗員に表示するためのテルテール5を点灯する(S23)。
また、ステップS13において、アクチュエータ45のスイブル状態に異常が生じていることを判定したときには、レベリングスイッチ信号が正常制御領域に存在している場合でも強制的にアクチュエータ45をレベリング制御してランプユニット44の光照射方向を下方向、例えば予め設定した下方の所定角度位置に強制的に傾動制御する(S31)。また、スイブル制御部11は操舵角の変化にかかわらずスイブル制御信号の出力を停止し、スイブル制御のそれ以上の動作を停止する(S32)。これにより、ランプユニット44の光照射方向が左右のいずれの方向を向いている状態でアクチュエータ45が故障して動作が停止された場合でも、当該光照射方向は下方向に向けられているため、対向車に対する眩惑を抑制する。また、自車の左右または直進方向の照明を確保し、フェールセーフが実現できる。なお、アクチュエータ45に異常があり、フェールセーフ制御が行われていることを運転席に表示するテルテール5を点灯することは同じである(S33)。
このように、実施形態1では、車高センサを備えていなくてもマニュアル制御によってヘッドランプの光照射方向をレベリング制御することができるとともに、システムに異常が生じて安全走行に好ましくないレベリング状態となった場合には強制的に光照射方向を安全な方向にレベリング制御するフェールセーフを実行することができる。また、光照射方向を左右に偏向制御するスイブル装置に異常が生じたときにも安全走行を確保するためのフェールセーフを実行することができる。これにより、車高センサを装備しない低コスト化を図った自動車における好適なスイブル制御及びレベリング制御を可能にしたヘッドランプシステムが実現できる。
実施形態1では、レベリングスイッチとして回転操作式の可変抵抗器で構成した例を示したが、数字キーやその他のキー入力が可能なレベリングスイッチとして構成し、このレベリングスイッチにより電圧に対応したデジタル値を入力してレベリング制御を行うようにしてもよい。
また、レベリングスイッチ信号に異常が生じたとき、あるいはアクチュエータのスイブル状態に障害が生じたときのそれぞれのフェール対策は実施形態1に記載の処理に限られるものではなく、他車を眩惑することがない一方で自車の前方領域の照明を確保する処理であれば任意の処理が可能である。例えば、レベリング装置とスイブル装置の少なくとも一方のみの制御を停止するように構成してもよい。
本発明はヘッドランプの光照射方向を水平左右方向に自動偏向制御するスイブル装置を備え、かつ当該光照射方向を鉛直上下方向に手動制御するレベリング機能を有するヘッドランプシステムについて採用することが可能である。
1 AFS−ECU
2 操舵角センサ
3 レベリングスイッチ
4 ランプハウジング
5 テルテール
11 スイブル制御部
12 レベリング制御部
13 フェールセーフ制御部
14 電源
15 基準電圧源
44 ランプユニット
45 アクチュエータ
121 レベリング角演算部
122 レベリング制御信号生成部
131 スイブルアクチュエータ状態判定部
132 レベリングフェール判定部
2 操舵角センサ
3 レベリングスイッチ
4 ランプハウジング
5 テルテール
11 スイブル制御部
12 レベリング制御部
13 フェールセーフ制御部
14 電源
15 基準電圧源
44 ランプユニット
45 アクチュエータ
121 レベリング角演算部
122 レベリング制御信号生成部
131 スイブルアクチュエータ状態判定部
132 レベリングフェール判定部
Claims (1)
- 車両の操舵角に追従してヘッドランプの光照射方向を水平左右に偏向制御するスイブル装置と、乗員によって操作されるレベリングスイッチのスイッチ出力に基づいて前記光照射方向を鉛直上下に傾動制御するレベリング装置と、前記スイブル装置に異常が生じたとき、あるいは前記レベリングスイッチのスイッチ出力が所定範囲を越えたときに前記レベリング装置とスイブル装置の少なくとも一方を動作して光照射方向を強制的に所定の方向に制御するフェールセーフ装置とを備えることを特徴とする車両用ヘッドランプシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009253539A JP2011098611A (ja) | 2009-11-04 | 2009-11-04 | 車両用ヘッドランプシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009253539A JP2011098611A (ja) | 2009-11-04 | 2009-11-04 | 車両用ヘッドランプシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011098611A true JP2011098611A (ja) | 2011-05-19 |
Family
ID=44190170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009253539A Pending JP2011098611A (ja) | 2009-11-04 | 2009-11-04 | 車両用ヘッドランプシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011098611A (ja) |
-
2009
- 2009-11-04 JP JP2009253539A patent/JP2011098611A/ja active Pending
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