JP2011098447A - 画像形成装置、その情報管理方法、情報管理プログラム、及びネットワーク装置 - Google Patents

画像形成装置、その情報管理方法、情報管理プログラム、及びネットワーク装置 Download PDF

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昌典 向山
Hiroyuki Kiyamazawa
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Abstract

【課題】
ネットワークに接続されて使用される画像形成装置であって、ネットワークを介した他の機器からの問い合せに対する最新の管理情報の提供を、当該装置本体へのアクセスを抑制して実現することができ、その構築及び保守が比較的容易な画像形成装置等を提供する。
【解決手段】
ネットワークを介して他の機器と接続され、画像形成処理を実行する実行部と当該実行部を制御する制御部と情報管理部とを有する画像形成装置において、前記情報管理部は、前記画像形成装置の状態を表す管理情報に変化があった際に前記制御部から通知される、当該変化のあった管理情報を保持し、前記他の機器からの前記管理情報の問い合せに応答して、前記保持した管理情報を返答する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワークに接続されて使用される画像形成装置等に関し、特に、ネットワークを介した他の機器からの問い合せに対する最新の管理情報の提供を、当該装置本体へのアクセスを抑制して実現することのできる画像形成装置等に関する。
プリンター等の画像形成装置は、ネットワークを介して他の機器と接続されて使用される場合が多く、当該ネットワークを介したホスト装置からの印刷要求を受けて画像形成処理を実行する。かかる環境において、ホスト装置側には、当該画像形成装置の管理アプリケーションなるものが備えられる場合があり、当該アプリケーションは、定期的に、あるいは、ユーザーの指示に基づく任意のタイミングで画像形成装置から必要な情報を取得する。具体的には、画像形成装置の稼働状態を表す情報、装置に設定されている内容の情報、及び消耗品の情報等(以下、管理情報と呼ぶ)が管理アプリケーションによって取得され、当該情報に基づくユーザーへの報知(エラー発生の報知、設定情報の通知等)がなされる。
一方、近年、省エネルギー要請の観点から、プリンター等の画像形成装置には電力消費量を抑えるための省電力モード(スリープモード)が搭載されている。省電力モードが搭載されているプリンターでは、一定時間、ユーザーからのパネル操作や他の機器からの印刷要求、通信等がない場合に、プリンターを構成する各パーツの電力供給を制限して省電力モードへ移行することによって、低消費電力(省エネルギー化)を実現している。省電力モードに移行したプリンターは、上記パネル操作や印刷要求等が発生すると省電力モードが解除され、通常のモードに戻り、上記操作への応答処理や印刷処理等を行う。
上記のようなプリンター等において、省電力モードで電力供給を制限する各パーツとして、定着部を含む印刷エンジン等が主な対象となっていたが、最近では、さらに、プリンター全体を制御するコントローラー部の電力供給を制限して、さらなる低消費電力化を図ることが検討されている。
しかしながら、コントローラー部の省電力モードを行おうとする場合、上記のような管理アプリケーションからの情報取得要求があると、その要求に応じて画像形成装置のコントローラー部が応答するため、その度に省電力モードが解除されてしまうことになる。そのため、ネットワークを介してプリンターに複数の管理アプリケーションが接続されている場合等、頻繁に、当該省電力モードが解除され、また、当該省電力モードへも移行し難くなってしまう、という課題がある。
そのため、下記特許文献1では、複合機、プリンター、端末等がネットワークを介して接続されているシステムにおいて、例えば、複合機等のネットワーク機器が省電力モードに移行する時、ネットワークに接続されている他の機器に対して、自機器が省電力モードに移行することをブロードキャストにより通知するスリープフレームを送信する技術が開示されている。
これにより、下記特許文献1では他の機器が省電力モードに移行した機器を認識することができ、省電力モードにある機器に対してアクセスを控えることによって、省電力モードが解除され難くしている。
一方、管理アプリケーションがプリンター等の画像形成装置の情報を取得する方法には、上述したように当該管理アプリケーションから画像形成装置に情報取得を要求する方法の他に、SNMP(Simple Network Management Protocol) Trapを用いる方法がある。
SNMPは、ネットワークに接続されているプリンターやサーバーなどの通信機器を管理するためのプロトコルであり、一般的に広く普及しているプロトコルである。SNMPは、管理対象となるネットワーク機器(エージェント)と管理する側(マネージャー)との間で用いられる。SNMPはSNMP Trapと呼ばれるイベント通知機能を有しており、この機能によりエージェントが一定の条件の状態を検知した時に、エージェントから予め指定された通知先(マネージャー)にMIB(Management Information Base)に基づいた情報を送信することができる。
このため、通知先に管理アプリケーションが備えられたホスト装置を指定することにより、管理アプリケーションは常に最新の情報を保持することができ、画像形成装置に対して頻繁に情報の取得要求をする必要がなくなる。
特開2005−94681号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の方法では、ネットワーク機器がネットワークに接続されている他の機器に対して、自機器が省電力状態に入ることについては通知するものの、管理アプリケーションが必要とする管理情報は通知していない。そのため、管理アプリケーションが管理情報を取得したい場合、最新情報が得られない、あるいは、省電力モードのネットワーク機器にアクセスして省電力モードを解除してしまう、ことになる。
さらに、上記特許文献1に記載の方法では、ネットワークに接続されている他の機器に対して、ネットワーク機器自身が省エネ状態に入ることを通知する機能を備えるため、プリンター等のネットワーク機器に通知先を設定する必要がある。ネットワークに接続される端末機器は頻繁に変更される可能性があり、かかる設定のメンテナンスは労を要する。
また、SNMP Trap機能を用いる場合に、現行のハードウェアでは通知先を4〜10程度しか指定できず、通知先が不足する可能性があった。
そこで、本発明の目的は、ネットワークに接続されて使用される画像形成装置であって、ネットワークを介した他の機器からの問い合せに対する最新の管理情報の提供を、当該装置本体へのアクセスを抑制して実現することができ、その構築及び保守が比較的容易な画像形成装置、等を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、ネットワークを介して他の機器と接続され、画像形成処理を実行する実行部と当該実行部を制御する制御部と情報管理部とを有する画像形成装置において、前記情報管理部は、前記画像形成装置の状態を表す管理情報に変化があった際に前記制御部から通知される、当該変化のあった管理情報を保持し、前記他の機器からの前記管理情報の問い合せに応答して、前記保持した管理情報を返答する、ことである。
上記の発明において、その好ましい態様は、前記情報管理部は、前記他の機器からの問い合せがあった際に、当該問い合せで求められる前記管理情報を保持していない場合には、前記制御部から当該管理情報を取得して、当該取得した管理情報を当該問い合せに対して返答する、ことを特徴とする。
上記の発明において、その好ましい態様は、前記情報管理部は、前記制御部から通知される管理情報及び前記制御部から取得する管理情報を、所定の保持基準を満たす場合に保持する、ことを特徴とする。
上記の発明において、一つの態様は、前記所定の保持基準は、単位時間内の前記問い合せ回数が一定値以上の前記管理情報である、ことを特徴とする。
また、上記の発明において、別の態様は、前記所定の保持基準は、その管理情報に対する前記問い合せの新しさの順番が所定番目以内である前記管理情報である、ことを特徴とする。
更に、上記の発明において、別の態様は、前記所定の保持基準は、予め定められた前記管理情報である、ことを特徴とする。
また更に、上記の発明において、好ましい態様は、前記情報管理部は、前記保持基準に係る管理情報の項目を、前記画像形成装置の電源がオフにされる際に不揮発性メモリに記憶し、当該記憶した管理情報の項目を前記画像形成装置の電源がオンにされる際に取得する、ことを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、ネットワークを介して他の機器と接続され、画像形成処理を実行する実行部と当該実行部を制御する制御部と情報管理部とを有する画像形成装置における情報管理方法において、前記情報管理部が、前記画像形成装置の状態を表す管理情報に変化があった際に前記制御部から通知される、当該変化のあった管理情報を保持し、前記他の機器からの前記管理情報の問い合せに応答して、前記保持した管理情報を返答する、ことである。
上記の目的を達成するために、本発明の更に別の側面は、ネットワークを介して他の機器と接続され、画像形成処理を実行する実行部と当該実行部を制御する制御部と情報管理部とを有する画像形成装置において前記情報管理部に情報管理処理を実行させる情報管理プログラムでが、前記画像形成装置の状態を表す管理情報に変化があった際に前記制御部から通知される、当該変化のあった管理情報を保持し、前記他の機器からの前記管理情報の問い合せに応答して、前記保持した管理情報を返答する、処理を前記情報管理部に実行させる、ことである。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、画像形成装置をネットワークを介して他の機器と通信させるネットワーク装置において、前記画像形成装置の状態を表す管理情報に変化があった際に前記画像形成装置から通知される、当該変化のあった管理情報を保持し、前記他の機器からの前記管理情報の問い合せに応答して、前記保持した管理情報を返答する、ことである。
本発明を適用した画像形成装置の実施の形態例に係る構成図である。 情報管理部23が行う処理の一例を示したフローチャートである。
以下、図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
図1は、本発明を適用した画像形成装置の実施の形態例に係る構成図である。図1に示されるプリンター2が本発明を適用した画像形成装置であり、通信I/F部である情報管理部23が、当該プリンター2に関する管理情報の変化をコントローラー部22から適宜受信して保持し、ホストコンピューター1からの上記管理情報に関する問い合せに対し保持している情報を返答する、ことにより、ホストコンピューター1からの問い合せに最新の管理情報を返答すると共に、コントローラー部22へのアクセスを抑制して当該プリンター2の省電力モードを効率的に利用しようとするものである。また、当該情報管理部23では、問い合せ頻度等により保持する情報の項目が制御され、効率的なデータ保持が可能である。
図1に示すように、本実施の形態例に係るプリンター2は、ネットワーク3を介して1以上のホストコンピューター1に接続され、各ホストコンピューター1からの印刷要求に応じて印刷処理を実行する画像形成装置である。
ホストコンピューター1は、プリンター2のホスト装置であり、パーソナルコンピューター等で構成される。上記印刷要求時には、プリンター2用のドライバープログラムにより、印刷データを生成し、当該データをネットワーク3を介してプリンター2へ送信する。
また、ホストコンピューター1には、管理アプリケーション11が備えられる。管理アプリケーション11は、一般にはステータスモニタ、管理サーバーなどと呼ばれる、プリンターなどネットワークに接続された機器の状態を管理するアプリケーションである。管理アプリケーション11は、前述の通り、定期的に、あるいは、ユーザーの指示に基づく任意のタイミングでプリンター2から必要な管理情報を取得する。
取得する管理情報には、印刷可否の情報、紙詰まり等の異常(エラー)情報など、プリンター2の稼働状態を表す稼働情報、解像度、印刷濃度レベル等の印刷条件、表示言語、及び節電移行時間などプリンター2に設定されている内容を表す設定情報、並びに、トナーの残量等、消耗品に関する消耗品情報などがある。
管理アプリケーション11は、取得した管理情報に基づいて、ユーザーへの各種情報の報知、プリンター2の管理のための情報蓄積等を行う。例えば、紙詰まりエラーが発生していること、トナーが不足していること、などがユーザーへ通知される。
なお、管理アプリケーション11は、ホストコンピューター1が備えるメモリに格納されるプログラム、当該プログラムの指示に従って処理を実行する、ホストコンピューター1が備えるCPU等によって構成される。
次に、プリンター2は、図1に示すように、印刷実行部21、コントローラー部22、及び情報管理部23を備える、例えば、レーザープリンターである。なお、プリンターのタイプはこれに限定されることなく他のタイプであっても良い。
印刷実行部21は、ホストコンピューター1からの前記印刷要求により、印刷媒体に対して印刷処理を実行する部分である。例えば、感光体、露光装置、現像装置、中間媒体、定着装置、印刷媒体の搬送装置等で構成される。
コントローラー部22は、上記印刷要求時にホストコンピューター1から送信される前記印刷データを受信し、当該データを上記印刷実行部21用の信号に変えて印刷実行部21に印刷を指示する部分である。また、コントローラー部22は、上記印刷処理だけでなく、操作部を含むプリンター2の各部を制御し、上述したプリンター2の管理情報は、ここに記憶、管理されており、後述する情報管理部23へコントローラー部22から当該管理情報が通知される。また、後述するプリンター2の省電力モードの制御もコントローラー部22によって行われる。
なお、コントローラー部22は、CPU、ROM、RAM、印刷実行部21とのインターフェースをなすASIC等で構成されている。
次に、情報管理部23は、ホストコンピューター1の管理アプリケーション11など、ネットワーク3を介した外部からの管理情報の問い合せに対応するために、プリンター2の管理情報を管理する部分である。本実施の形態例では、プリンター2が外部装置と通信を行うための通信I/F部に上記情報管理機能を持たせて情報管理部23を構成している。
図1では、情報管理部23の構成を機能構成として示しているが、ハードウェアとしては、上記コントローラー部22とは別に、CPU、ROM、RAM、NVRAM(不揮発性メモリ)等を備えている。また、通信I/F部として担う他の機能を実行する部分については図示を省いている。
情報管理部23は、図1に示すように、ネットワーク通信部231、情報取得部232、情報保持部233、及びプリンター通信部234を備える。ネットワーク通信部231は、ホストコンピューター1の管理アプリケーション11からの上記問い合せの受付と、その返答を行う部分である。情報取得部232は、上記問い合せを受け付けた際に返答する管理情報を取得する部分である。情報保持部233は、コントローラー部22から、通知される又は取得する管理情報を情報管理部23内に保持(キャッシュ)する部分である。
図1に示す管理情報235は、当該保持される管理情報を示しており、具体的には、上記RAMに保持される。また、プリンター2の電源がオフにされる際には、保持している管理情報の項目及び上記管理アプリケーション11からの問い合せ情報が上記NVRAMに記憶される。なお、当該管理情報の項目及び問い合せ情報の内容については後述する。プリンター通信部234は、コントローラー部22、すなわち、プリンター2の本体側と通信を行う部分であり、管理情報が通知される際又は管理情報を取得する際に用いられる。
当該情報管理部23が行う処理に本プリンター2の特徴があり、当該処理の具体的な内容については後述する。なお、情報管理部23の上述した各部は、上記ROMに格納されたプログラムと当該プログラムに従って処置を実行する上記CPU等によって構成される。
以上説明したような構成を有する本プリンター2では、情報管理部23が行う処理に特徴を有し、以下、その処理内容について具体的に説明する。
なお、本プリンター2は、前述の通り、省電力モードを備えており、一定時間、ユーザーからのパネル操作や他の機器からの印刷要求、通信がない場合には、印刷実行部21とコントローラー部22の電力供給を制限して省電力モードへ移行する、ように制御される。そして、この省電力モードは、パネル操作や印刷要求、通信があると解除され、応答処理や印刷処理を行う。なお、他の機器からの通信に対してコントローラー部22だけで応答できる場合には、印刷実行部21を起動する必要がないので、印刷実行部21は省電力モードのまま、コントローラー部22のみ通常モードに戻して、応答処理を行うようにしてもよい。
図2は、情報管理部23が行う処理の一例を示したフローチャートである。まず、プリンター2の電源が入れられると(オンにされると)(図2のステップS1)、情報管理部23に備えられた前記NVRAMに記憶される、情報を保持(キャッシュ)すべき管理情報の項目と問い合せ情報を、情報保持部233が取得し、それらを情報管理部23に備えられた前記RAMに保持する(ステップS2)。
ここで、上記保持すべき管理情報の項目とは、ホストコンピューター1の管理アプリケーション11など、プリンター2の外部からの問い合せに対して応答するために、情報管理部23内に保持しておくべき情報の項目であり、当該問い合せが頻繁に行われると考えられる情報の項目が選定される。当該項目の選定には、いくつかの方法を用いることができるが、例えば、以下の3つの手法を用いることができる。
一つ目の手法((1)の手法)は、問い合せ頻度の高い項目を選定する方法である。すなわち、単位時間内に問い合せの回数が多い項目を選定する。例えば、1分間に10回以上問い合せのある管理情報の項目を選定する。
二つ目の手法((2)の手法)は、問い合せのあった時刻が新しい順に固定個数の項目を選定する方法である。すなわち、選定する時点の時刻に問い合せ時刻が近い順に項目が選定される。
三つ目の手法((3)の手法)は、予めユーザーによって設定されている項目を選定する方法である。当該手法では、ユーザーによって設定を変更することによって選定される項目を変更できる。
このようにして選定される保持すべき管理情報の項目は、情報管理部23内に管理情報を保持する際の保持基準となる。
また、問い合せ情報とは、上記ホストコンピューター1等外部からの問い合せに関する情報であり、上記(1)の手法を用いる場合には、上記問い合せのあった管理情報の項目毎の、過去所定期間内の問い合せ回数等であり、上記(2)の手法を用いる場合には、上記問い合せのあった管理情報の項目毎の、最新の問い合せ時刻である。当該問い合せ情報は、上記保持すべき項目の選定を行う際に用いられる。
このような管理情報の項目及び問い合せ情報は、後述する通り、プリンター2の電源をオフにする際に、最新の情報がNVRAMに記憶される。
次に、情報保持部233は、上記取得してRAMに保持した情報項目に対するその時点での管理情報を、コントローラー部22から取得し、情報管理部23内に保持する(ステップS3)。当該管理情報235は、それぞれ、上記RAMに保持される項目に対応して当該RAM内に保持される。
以上の処理により、情報管理部23が行う外部に対する情報管理の初期状態が整うので、情報管理部23は外部からの問い合せを待つ。
そして、ネットワーク通信部231が、ホストコンピューター1の管理アプリケーション11等、ネットワーク3を介した外部からの管理情報の問い合せを受信した場合には(ステップS4のYes)、まず、情報保持部233が上記RAMに保持される問い合せ情報の更新を行う(ステップS5)。具体的には、上記(1)の手法が用いられている場合には、今回問い合せのあった項目の上記問い合せ回数を更新し、上記(2)の手法が用いられている場合には、今回問い合せのあった項目の上記最新の問い合せ時刻を更新する。
次に、当該問い合せに対し、情報取得部232が、問い合せを受けた管理情報を情報管理部23内に保持しているか否かを判断する(ステップS6)。具体的には、その時点で情報管理部23内の上記RAMに保持されている管理情報235に当該問い合せを受けた管理情報が含まれているか否かを判断する。
当該判断の結果、問い合せを受けた管理情報を情報管理部23内に保持している場合には(ステップS6のYes)、その保持している管理情報を情報取得部232が上記RAMから取得し、取得された情報をネットワーク通信部231が当該問い合せ元の管理アプリケーション11等へネットワーク3を介して返信する(ステップS7)。
このように、問い合せを受けた情報を情報管理部23内に保持している場合には、コントローラー部22へのアクセスを行わないので、コントローラー部22が省電力モードである場合にはそれを解除せず、また、コントローラー部22が通常モードである場合には省電力モードへ移行するための経過時間が継続されることになる。
一方、上記判断の結果、問い合せを受けた管理情報を情報管理部23内に保持していない場合には(ステップS6のNo)、情報取得部232は、プリンター通信部234を介してコントローラー部22へアクセスし、問い合せを受けた管理情報をコントローラー部22から取得する(ステップS8)。
ここで、情報保持部233は、上記情報管理部23内に保持すべき項目の見直しを行う(ステップS9)。具体的には、上記更新された問い合せ情報(S5)に基づいて、上記RAM内に保持される管理情報の項目について上述した各手法((1)〜(3))に則した情報更新を行う。上記(1)の手法が採用されている時には、今回問い合せを受けた情報項目の上記問い合せ回数が、その時点でRAMに保持されている管理情報235の各項目の上記問い合せ回数のいずれよりも少ない場合には、保持すべき項目をそのままとし(変更せず)、そうでない場合には、今回問い合せを受けた情報項目を保持すべき項目に追加する。この場合、最新の問い合せ時刻が最も古い項目について保持すべき項目から外すようにしてもよい。
上記(2)の手法が採用されている時には、今回問い合せを受けた情報項目が最新の問い合せ時刻を有するので保持すべき項目に追加し、これまで保持していた項目のうち最新の問い合せ時刻が最も古い項目について保持すべき項目から外す。
上記(3)手法が採用されている時には、ユーザーによる項目の設定変更がない限り保持項目はそのままとする。
次に、情報保持部233は、上記見直された保持すべき項目、すなわち、保持基準に従って、今回コントローラー部22から取得した管理情報の保持処理を実行する(ステップS10)。具体的には、今回取得した管理情報の項目が保持すべき項目に含まれていれば、当該取得した管理情報を情報管理部23内の上記RAMに管理情報235として保持し、含まれていなければ管理情報235として保持しない。上記(1)又は(3)の手法が採用されている時には、上記保持がなされる場合となされない場合があり、上記(2)の手法が採用されている時には、上記保持がなされることになる。なお、上記保持がなされた場合には、保持すべき項目から外された項目の管理情報をRAM(管理情報235)から削除する処理を行う。
その後、情報取得部232が上記コントローラー部22から取得した管理情報を、ネットワーク通信部231が当該問い合せ元の管理アプリケーション11等へネットワーク3を介して返信する(ステップS7)。
このように、情報管理部23内に問い合せのあった情報が保持されている場合にも保持されていない場合にも当該情報が管理アプリケーション11等に返答され、上述したように利用される。
以上のように、問い合せに対する返答(S7)が終了すると、あるいは、上記問い合せがない場合(S4のNo)には、情報保持部233は、前記コントローラー部22からの管理情報の通知を受けたかを判断する(ステップS11)。前述の通り、コントローラー部22は、プリンター2の管理情報の記憶、管理を行っており、上述のように情報管理部23からアクセスされた場合(S8)だけでなく、記憶している管理情報に変化があった場合には、当該変化のあった管理情報を自発的に情報管理部23へ通知する、ようになっている。
当該管理情報の通知を受けた場合には(ステップS11のYes)、情報保持部233は、その時点で情報管理部23内のRAMに保持されている上記保持すべき項目に従って、当該通知された管理情報の保持処理を実行する(ステップS12)。具体的には、今回通知された管理情報の項目が保持すべき項目に含まれていれば、当該管理情報を情報管理部23内の上記RAMに管理情報235として保持し、含まれていなければ管理情報235として保持しない。一方、上記管理情報の通知がない場合には(ステップS11のNo)、上記保持処理は実行されない。
情報管理部23は、プリンター2の電源をオフにする指示を受けるまで(ステップS13のNo)、以上説明した、外部からの管理情報の問い合せ(S4)又はコントローラー部22からの管理情報の通知(S11)がある度に、上述した各処理を実行する。
そして、プリンター2の電源をオフにする指示を受けると(ステップS13のYes)、情報保持部233は、その時点で上記RAMに保持されている保持すべき項目と問い合せ情報を前述した情報管理部23内のNVRAMに記憶する(ステップS14)。
以上、図2に基づいてその一例を説明した情報管理部23の処理は、図2では、便宜的に各処理工程が連続的に行われるように示されているが、外部からの問い合せに応答する情報取得部232を主とする処理と、コントローラー部22側から取得された又は通知された管理情報を保持する情報保持部233を主とする処理を独立させた表現とすることもできる。ただし、この場合にも各処理工程の処理内容は同様である。
また、上記実施の形態例では、情報管理部23がプリンター2の通信I/F部に備えられる構成としたが、上記省電力モードを制御しコントローラー部22とは別の制御手段を有するモジュールが存在する場合には、そこに情報管理部23が備えられるようにしても良い。
また、上記情報管理部23の機能とプリンター2の通信I/F機能とを備え、プリンター2に着脱可能なネットワークボード(ネットワーク装置)として、情報管理部23を構成することもできる。当該ネットワークボードがプリンター2に装着されている場合には、上記実施の形態例と同様の処理が行われる。
以上説明したように本実施の形態例に係るプリンター2では、コントローラー部22とは独立した制御装置を有する情報管理部23が、プリンター2外部からの問い合せに応答するための管理情報を保持し、問い合せの際に必要な情報を自ら保持している場合には、コントローラー部22へのアクセスをせずに、当該保持している情報で応答を行う。従って、従来よりも、コントローラー部22へのアクセスを減らすことができ、コントローラー部22の省電力モードを長く維持できると共に、早く省電力モードへ移行させることができる。また、コントローラー部22のCPUの負荷も下げることができる。
さらに、管理情報が変化した際にはコントローラー部22から通知を受けるので、外部からの問い合せに対して最新情報を提供することができる。
また、外部からの問い合せが多いと考えられる管理情報について上記保持を行うようにするので、コントローラー部22へのアクセスを減らすことができ、全情報を保持しないので情報管理部23のメモリ容量も小さく抑えることができる。
また、情報管理部23が保持していない情報について問い合せがあった場合には、コントローラー部22から情報を取得して返答し、問い合わせ先の要求を満たすことができる。
また、本プリンター2では、自発的に管理情報を外部のホストコンピューター1等に送信しないので、通知先等の情報を設定しておく必要がなくかかる情報の維持に労を要さない。また、管理アプリケーション11側には新たな機能が必要なく、ネットワークシステム全体として構築が容易である。
なお、上記実施の形態例では、画像形成装置がプリンターであったが、本発明は、複写機、ファクシミリ、いわゆる複合機等の画像形成装置にも適用することができる。
1 ホストコンピューター、 2 プリンター、 3 ネットワーク、 11 管理アプリケーション、 21 印刷実行部(実行部)、 22 コントローラー部(制御部)、 23 情報管理部(通信I/F部)、 231 ネットワーク通信部、 232 情報取得部、 233 情報保持部、 234 プリンター通信部、 235 管理情報

Claims (10)

  1. ネットワークを介して他の機器と接続され、画像形成処理を実行する実行部と当該実行部を制御する制御部と情報管理部とを有する画像形成装置であって、
    前記情報管理部は、
    前記画像形成装置の状態を表す管理情報に変化があった際に前記制御部から通知される、当該変化のあった管理情報を保持し、
    前記他の機器からの前記管理情報の問い合せに応答して、前記保持した管理情報を返答する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1において、
    前記情報管理部は、前記他の機器からの問い合せがあった際に、当該問い合せで求められる前記管理情報を保持していない場合には、前記制御部から当該管理情報を取得して、当該取得した管理情報を当該問い合せに対して返答する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2において、
    前記情報管理部は、前記制御部から通知される管理情報及び前記制御部から取得する管理情報を、所定の保持基準を満たす場合に保持する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3において、
    前記所定の保持基準は、単位時間内の前記問い合せ回数が一定値以上の前記管理情報である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3において、
    前記所定の保持基準は、その管理情報に対する前記問い合せの新しさの順番が所定番目以内である前記管理情報である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項3において、
    前記所定の保持基準は、予め定められた前記管理情報である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項4乃至請求項6のいずれかにおいて、
    前記情報管理部は、前記保持基準に係る管理情報の項目を、前記画像形成装置の電源がオフにされる際に不揮発性メモリに記憶し、当該記憶した管理情報の項目を前記画像形成装置の電源がオンにされる際に取得する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. ネットワークを介して他の機器と接続され、画像形成処理を実行する実行部と当該実行部を制御する制御部と情報管理部とを有する画像形成装置における情報管理方法であって、
    前記情報管理部が、
    前記画像形成装置の状態を表す管理情報に変化があった際に前記制御部から通知される、当該変化のあった管理情報を保持し、
    前記他の機器からの前記管理情報の問い合せに応答して、前記保持した管理情報を返答する
    ことを特徴とする情報管理方法。
  9. ネットワークを介して他の機器と接続され、画像形成処理を実行する実行部と当該実行部を制御する制御部と情報管理部とを有する画像形成装置において前記情報管理部に情報管理処理を実行させる情報管理プログラムであって、
    前記画像形成装置の状態を表す管理情報に変化があった際に前記制御部から通知される、当該変化のあった管理情報を保持し、
    前記他の機器からの前記管理情報の問い合せに応答して、前記保持した管理情報を返答する、処理を前記情報管理部に実行させる
    ことを特徴とする情報管理プログラム。
  10. 画像形成装置をネットワークを介して他の機器と通信させるネットワーク装置であって、
    前記画像形成装置の状態を表す管理情報に変化があった際に前記画像形成装置から通知される、当該変化のあった管理情報を保持し、
    前記他の機器からの前記管理情報の問い合せに応答して、前記保持した管理情報を返答する
    ことを特徴とするネットワーク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015104897A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、およびプログラム

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