JP2011095945A - ネットワーク機器の管理プログラム、装置、及びシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワーク機器への管理情報の取得処理を効率化し、ネットワーク機器が省電力モードに移行し易くすると共に、省電力モードをより長く維持できるネットワーク機器の管理プログラム等を提供する。また、ネットワーク機器側に変更を加えることなく構築およびメンテナンスの容易なネットワーク機器の管理プログラム等を提供する。
【解決手段】ネットワーク機器の管理プログラムが、有効な管理情報を保持しているか否かを他の端末装置に問い合わせて、前記他の端末装置が前記有効な管理情報を保持している場合は前記他の端末装置から当該有効な管理情報を取得し、前記他の端末装置が保持していない場合は管理対象の機器から前記管理情報を取得すると共に当該端末装置に保持する管理情報取得工程と、前記取得した管理情報に基づいて前記情報管理処理を実行する情報管理処理実行工程と、を前記端末装置に実行させる。
【選択図】図3
【解決手段】ネットワーク機器の管理プログラムが、有効な管理情報を保持しているか否かを他の端末装置に問い合わせて、前記他の端末装置が前記有効な管理情報を保持している場合は前記他の端末装置から当該有効な管理情報を取得し、前記他の端末装置が保持していない場合は管理対象の機器から前記管理情報を取得すると共に当該端末装置に保持する管理情報取得工程と、前記取得した管理情報に基づいて前記情報管理処理を実行する情報管理処理実行工程と、を前記端末装置に実行させる。
【選択図】図3
Description
本発明は、複写機、プリンター、スキャナー等のネットワーク機器を管理するネットワーク機器の管理プログラム、ネットワーク機器の管理装置、及びネットワーク機器の管理システムに関する。
複写機、プリンター、スキャナー等のネットワークを介して接続された複数のネットワーク機器から稼働状態や設定情報等を取得して保持し、それらの情報に基づいて各ネットワーク機器を管理するネットワーク機器の管理アプリケーションが知られている。
ネットワーク機器の管理アプリケーションは、ネットワーク機器に異常が発生した場合の異常情報の報知や、ネットワーク機器の設定状態の管理を行う。そのため、管理アプリケーションは、ネットワーク機器の情報を定期的に、または、ユーザーの要求に応じて随時、取得する。このような管理アプリケーションは、様々な管理アプリケーションとして、ネットワーク上の複数のコンピューターに搭載されている。
一方、近年、省エネルギー要請の観点から、プリンター等の機器には電力消費量を抑えるための省電力モード(スリープモード)が搭載されている。省電力モードが搭載されているプリンターでは、一定時間、ユーザーからのパネル操作や他の機器からの印刷要求、通信がない場合等に、プリンターを構成する各パーツの電力供給を制限して省電力モードへ移行することによって、低消費電力(省エネルギー化)を実現している。省電力モードに移行したプリンターは、上記パネル操作や印刷要求等が発生すると省電力モードが解除され、通常のモードに戻り、上記操作への応答処理や印刷処理等を行う。
上記のようなプリンター等において、省電力モードで電力供給を制限する各パーツとして、定着部を含む印刷エンジン等が主な対象となっていたが、最近では、さらに、プリンター全体を制御するコントロール部の電力供給を制限して、さらなる低消費電力化を図ることが検討されている。
しかし、コントロール部の省電力モードを行おうとする場合、上記のようなネットワーク機器管理アプリケーションから情報の取得要求があると、その要求に応じてコントロール部が応答するため、その度に省電力モードが解除されてしまうことになる。そのため、プリンターに複数の管理アプリケーションが搭載されている場合等、頻繁に、当該省電力モードが解除され、また、当該省電力モードへも移行し難くなってしまう。
そのため、特許文献1では、複合機、プリンター、端末等がネットワークを介して接続されているシステムにおいて、例えば、複合機等のネットワーク機器が省電力モードに移行する時、ネットワークに接続されている他の機器に対して、自機器が省電力モードに移行することをブロードキャストにより通知するスリープフレームを送信する技術が開示されている。
これにより、特許文献1では他の機器が省電力モードに移行した機器を認識することができ、省電力モードにある機器に対してアクセスを控えることによって、省電力モードが解除され難くしている。
一方、管理アプリケーションがプリンター等のネットワーク機器の情報を取得する方法には、上述したようにネットワーク管理アプリケーションからプリンター等のネットワーク機器に情報取得を要求する方法の他に、SNMP(Simple Network Management Protocol) Trapを用いる方法がある。
SNMPは、ネットワークに接続されているプリンターやサーバーなどの通信機器を管理するためのプロトコルであり、一般的に広く普及しているプロトコルである。SNMPは、管理対象となるネットワーク機器(エージェント)と管理する側(マネージャー)との間で用いられる。SNMPはSNMP Trapと呼ばれるイベント通知機能を有しており、この機能によりエージェントが一定の条件の状態を検知した時に、エージェントから予め指定された通知先(マネージャー)にMIB(Management Information Base)に基づいた情報を送信することができる。
このため、通知先に管理アプリケーションが搭載されたコンピューターを指定することにより、管理アプリケーションは常に最新のネットワーク機器の情報を保持することができ、ネットワーク機器に対して定期的に情報の取得要求をする必要がなくなる。
しかし、特許文献1に記載の方法では、ネットワーク機器がネットワークに接続されている他の機器に対して、自機器が省電力状態に入ることについては通知するものの、管理アプリケーションが必要とする管理情報は通知していない。そのため、管理アプリケーションが管理情報を取得したい場合、最新情報が得られない、あるいは、省電力モードのネットワーク機器にアクセスして省電力モードを解除してしまう、ことになる。
さらに、特許文献1に記載の方法では、ネットワークに接続されている他の機器に対して、ネットワーク機器自身が省エネ状態に入ることを通知する機能を備えるため、プリンター等のネットワーク機器に変更を加える必要があった。しかし、一般に、プリンター等のネットワーク機器に変更を加えるには専用的な知識を要し、またネットワークに接続される端末が変わる度に、それを反映させる必要があり、当該方法は、その構築と保守に困難性がある。
また、SNMP Trap機能を用いる場合に、現行のハードウェアでは通知先を4〜10程度しか指定できず、通知先が不足する可能性があった。
そこで、本願発明のネットワーク機器の管理アプリケーションは、必要とする管理情報を取得しながら、ネットワーク機器への管理情報の取得処理を効率化し、ネットワーク機器が省電力モードに移行し易い、また、省電力モードをより長く維持できるネットワーク機器の管理プログラム、装置、システムを提供することを目的とする。
また、別の目的は、ネットワーク機器側に変更を加えることなく構築およびメンテナンスの容易なネットワーク機器の管理プログラム、装置、システムを提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面によれば、管理対象の機器と1以上の他の端末装置とネットワークで接続される端末装置に、前記管理対象の機器の情報管理処理を実行させるネットワーク機器の管理プログラムであって、有効な前記管理情報を保持しているか否かを前記他の端末装置に問い合わせて、前記他の端末装置が前記有効な管理情報を保持している場合は前記他の端末装置から当該有効な管理情報を取得し、前記他の端末装置が保持していない場合は前記管理対象の機器から前記管理情報を取得すると共に当該端末装置に保持する管理情報取得工程と、前記取得した管理情報に基づいて前記情報管理処理を実行する情報管理処理実行工程と、を前記端末装置に実行させる。
これにより、自端末からネットワーク機器への管理情報の取得要求を抑え、ネットワーク機器への管理情報の取得処理を効率化することができる。また、ネットワーク機器側の変更を行わずに実現可能であり、環境の構築およびメンテナンスが容易である。
上記の第1の側面において好ましい態様によれば、さらに、前記管理情報取得工程の前に、前記情報管理処理実行工程で用いられる有効な前記管理情報が自端末装置に保持されているか否かを判定する制御工程を前記端末装置に実行させ、前記制御工程において前記有効な管理情報が保持されていると判定された場合は、前記管理情報取得工程を実行させず、前記情報管理処理実行工程では前記保持されている有効な管理情報に基づいて前記情報管理処理を実行させる。
この態様によれば、自機器から他の端末への管理情報の取得処理を効率化しながら、ネットワーク機器の管理プログラムが必要とする情報を取得することができる。
上記の第1の側面において好ましい態様によれば、さらに、前記有効な管理情報とは、所定の期間内に前記管理対象の機器から取得された前記管理情報である。
この態様によれば、自機器からネットワーク機器、または、自機器から他の端末装置への管理情報の取得処理を効率化しながら、ネットワーク機器の管理プログラムが必要とする最新の情報を取得することができる。
本発明の第2の側面によれば、管理対象の機器と1以上の他の端末装置とネットワークで接続され、前記管理対象の機器の情報管理処理を実行するネットワーク機器の管理装置であって、有効な前記管理情報を保持しているか否かを前記他の端末装置に問い合わせて、前記他の端末装置が前記有効な管理情報を保持している場合は前記他の端末装置から当該有効な管理情報を取得し、前記他の端末装置が保持していない場合は前記管理対象の機器から前記管理情報を取得すると共に当該端末装置に保持する管理情報取得手段と、前記取得した管理情報に基づいて前記情報管理処理を実行する情報管理処理実行手段と、を有する。
本発明の第3の側面によれば、管理対象の機器と第1の端末装置と1以上の第2の端末装置とを有し、前記管理対象の機器と前記第1の端末装置と前記第2の端末装置とがネットワークで接続され、前記第1の端末装置及び第2の端末装置が前記管理対象の機器の情報管理処理を実行するネットワーク機器の管理システムであって、前記管理対象の機器は、前記管理対象の機器の状態を表す管理情報を前記第1の端末装置に送信する管理情報通知手段を有し、前記第1の端末装置は、前記管理対象の機器から送信された前記管理情報を保持する管理情報保持手段と、前記送信された管理情報に基づいて前記情報管理処理を実行する第1の情報管理処理実行手段とを有し、前記第2の端末装置は、前記第1の端末装置から管理情報を取得する管理情報取得手段と、前記取得した管理情報に基づいて前記情報管理処理を実行する第2の情報管理処理実行手段とを有する。
これにより、第2の端末装置からネットワーク機器への管理情報の取得要求を抑え、ネットワーク機器への管理情報の取得処理を効率化することができる。また、ネットワーク機器の省電力モードをより長く維持することができる。さらに、環境の構築およびメンテナンスが容易である。
上記の第3の側面において好ましい態様によれば、さらに、前記管理対象の機器の前記管理情報通知手段は、前記管理対象の機器において所定の状態が発生した時に、前記所定の状態を表す管理情報を送信する。
この態様によれば、ネットワーク機器から自発的に第1の端末に通知された管理情報を第2の端末が取得することによって、第1、2の端末からのネットワーク機器への管理情報の取得要求を抑え、管理情報の取得処理をさらに効率化することができる。各端末は必要な管理情報を取得しながら、ネットワーク機器はその省電力モードを最大限に維持することができる。また、環境のメンテナンスも容易である。
上記の第3の側面において好ましい態様によれば、さらに、前記第2の端末装置の前記管理情報取得手段は、取得対象の前記管理情報のうち、前回、前記第1の端末装置に前記管理情報の取得の問い合わせを行った後に更新された前記管理情報を取得し、更新されていない前記管理情報は取得しない。
この態様によれば、第2の端末装置が第1の端末装置から管理情報を取得する際の通信データのサイズを小さく抑えることができる。
上記の第3の側面において好ましい態様によれば、さらに、前記第2の端末装置の前記管理情報取得手段は、前記第1の端末装置から取得した管理情報を保持し、さらに、前記第2の端末装置は、前記管理情報取得手段による処理の前に、前記第2の情報管理処理実行手段で用いられる有効な前記管理情報が自端末装置に保持されていると判定できるか否かを判断する制御手段を有し、前記制御手段が前記有効な管理情報が保持されていると判定できると判断した場合は、前記管理情報取得手段は取得及び保持を行わず、前記第2の情報管理処理実行手段は前記保持されている有効な管理情報に基づいて前記情報管理処理を行う。
この態様によれば、第2の端末装置から第1の端末装置への管理情報の取得処理を効率化しながら、第2の端末装置はネットワーク機器の情報管理処理のために必要とする情報を取得することができる。
上記の第3の側面において好ましい態様によれば、さらに、前記第2の端末装置の前記管理情報取得手段は、前記管理情報の取得を問い合わせた時間である問い合わせ時間を保持し、前記第2の端末装置の前記制御手段は、前記管理情報の前記問い合わせ時間に基づいて、前記有効な管理情報が保持されていると判定できるか否かを判断する。
この態様によれば、第2の端末装置から第1の端末装置への管理情報の取得処理を効率化しながら、第2の端末装置はネットワーク機器の情報管理処理のために必要とする最新の情報を取得することができる。
[第1の実施の形態例]
以下、図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
以下、図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
図1は、第1の実施の形態例の構成を表す図であり、第1の実施の形態例では、ネットワーク機器(プリンター40、50)と、管理アプリケーション(11、21等)が搭載されたホストコンピューター(10、20、30)とがネットワークを介して接続される。ここで、ネットワーク機器とは、ネットワークに接続された複合機やスキャナー、ルーター等の機器であって、ホストコンピューターの管理対象となる機器を意味し、本実施の形態例ではネットワーク機器の一例としてプリンターを挙げているが、他のネットワーク機器が接続される構成としてもよい。また、ここでは、3台のホストコンピューター10、20、30が接続されるが、複数台であれば、これに限定されるものではない。
管理アプリケーション11、21は、ネットワーク接続された機器を管理するツールであり、各ネットワーク機器から管理情報を取得し、取得した管理情報に基づいてネットワーク機器を管理する。
一般的に、管理アプリケーションには、ステータスモニターや管理サーバーと呼ばれるツール等がある。ステータスモニターとは、エンドユーザーによって使用されるツールであり、ユーザーの操作に応答してプリンターの稼働状況や、印刷可能な条件等を随時表示するものである。一方、管理サーバーとは、主に企業の情報システム部門で使用されるツールであり、ネットワーク機器の状態を常に監視し、紙詰まり等の異常状態をいち早く検知して報知する等各種の管理処理を実行するものである。管理サーバーは、ネットワーク機器の状態を常に把握する必要があるため、例えば60秒〜300秒程度の間隔毎に、ネットワーク機器から管理情報を取得している。
本実施の形態例に係る管理アプリケーション11、21も同様の管理機能を有し、主に、ネットワーク機器の管理情報を取得する管理情報取得モジュール13、23と、取得した管理情報に基づいて異常状態の検知や管理を行う機器管理モジュール12、22とから構成される。管理情報取得モジュール13、23は、ネットワーク機器から随時、または定期的に管理情報を取得する部分であり、本管理アプリケーションの特徴部分である。なお、その具体的な内容は後述する。
管理アプリケーション11、21が取得するネットワーク機器の管理情報15、25には、例えば、ネットワーク機器の稼働情報や設定情報及び消耗品情報等がある。プリンターの場合、稼働情報とは印刷可否の情報および紙詰まり等の異常情報を指し、設定情報とはプリンターの解像度や印刷濃度レベル等からなる印刷書式設定、表示言語や節電移行時間等からなるプリンターの設定内容を表す情報を指す。同様にして、消耗品情報とはトナーの残量情報等、消耗品に関する情報を指す。
図2は、ホストコンピューター10の保持する管理情報15の一例である。管理情報取得モジュール13が取得した管理情報は、図1のように管理情報15としてメモリー等に保持される。管理情報は、図2の15のように、管理情報がネットワーク機器から取得された取得時間、管理情報の取得元のネットワーク機器、管理情報の内容等によって構成される。例えば、管理情報15−1は、「2009/08/26 16:40:30」にプリンター40から取得した稼働情報および設定情報を表す。具体的には、プリンター40が「2009/08/26 16:40:30」の時点で、「カラー印刷/A3またはA4の用紙サイズ/両面印刷」の条件で印刷可能であったこと、および、その時点での各種設定項目の値が記録されている。
図1に戻り、ホストコンピューター10は、管理アプリケーション11に加えて、プリンタードライバー14と通信インターフェイス16を備えている。プリンタードライバー14はプリンター40を制御する部分であり、ユーザーの印刷指示に応答して、画像データをプリンター40が解釈可能な印刷画像データに変換し、通信インターフェイス16を介してプリンター40に送信する。また、管理アプリケーション11の管理情報取得モジュール13も、通信インターフェイス16を介してプリンター40から管理情報を取得する。
図1において、ホストコンピューター10については、その機能構成を示しているが、ハードウェアとしては、一般的なパーソナルコンピューター等で構成することができ、図示しないが、CPU、RAM、ROM、ハードディスク、操作装置、表示装置等を備える。管理アプリケーション11およびプリンタードライバー14はROMに格納されるプログラムと、その指示に従って処理を実行するCPU等で構成される。また、管理情報15、25は、RAMに格納される。
ホストコンピューター20の構成はホストコンピューター10と同様であり、管理アプリケーション21の管理情報取得モジュール23は、管理アプリケーション11の管理情報取得モジュール13と同様の機能を有する。管理アプリケーション21の情報管理モジュール22の具体的な管理内容は、管理アプリケーション11の情報管理モジュール12と異なるものであってもよい。
ホストコンピューター30の構成も、ホストコンピューター20と同様である。
一方、プリンター40は従来の一般的なプリンターであり、印刷画像データに基づいて画像を生成する印刷エンジン43と、プリンター全体の制御を行うコントローラー42、通信インターフェイス41等を備える。コントローラー42は、図示しない制御プログラムやCPU、メモリーによって構成され、パネル操作への応答や、他の機器からの印刷要求に伴う印刷エンジン43への印刷指示、他の機器からの通信に対する応答処理等を行う。
また、本実施の形態例におけるプリンター40は、省電力モード機能を備える。このため、プリンター40は、一定時間、ユーザーからのパネル操作や他の機器からの印刷要求、通信がない場合、印刷エンジン43とコントローラー42の電力供給を制限して省電力モードへ移行する。
一方、省電力モードに移行したプリンター40は、パネル操作や印刷要求、通信があると、印刷エンジン43とコントローラー42の省電力モードを解除し、応答処理や印刷処理を行う。他の機器からの通信があった場合等、印刷エンジン43を起動する必要がない場合には、印刷エンジン43は省電力モードのまま、コントローラー42のみ通常モードに戻して、通信等への応答処理を行ってもよい。
なお、ネットワーク機器管理アプリケーション11、21がプリンター40から取得する管理情報は、概ね同じである。
以上のような構成を有する第1の実施の形態例に係るシステムでは、プリンター40に管理情報の取得要求を行う前に、他のホストコンピューターに管理情報を保持している否かを問い合わせて、他のホストコンピューターが管理情報を保持している場合は他のホストコンピューターから管理情報を取得することによって、自機器の管理アプリケーションからプリンター40への管理情報の取得要求を抑え、ネットワーク機器の管理情報の取得処理を効率化しようとするものである。
従って、本願発明は、管理アプリケーション11、21の、特に管理情報取得モジュール13、23が行う処理に特徴を有し、以下、その具体的な内容を説明する。
なお、本実施の形態例における管理アプリケーション11、21は、共に前述した管理サーバーとして利用され、管理アプリケーション11は90秒毎に、管理アプリケーション21は150秒毎に、定期的にプリンター40の管理情報を取得しているものとし、以下、管理アプリケーション11の処理として説明する。
図3は、第1の実施の形態における管理情報の取得処理を表すフローチャート図である。図3のS301の状態では、プリンター40は省電力モードではなく通常のモードであり、プリンター40が省電力モードに移行するまでの節電移行時間は5秒に設定されているものとする。
管理アプリケーション11は90秒毎に管理情報を取得するため、前回、管理情報を取得してから90秒が経過すると、管理情報取得モジュール13にプリンター40の管理情報の取得を指示する(S301のYES)。管理情報取得モジュール13は管理情報の取得の指示を受けると、まず、ホストコンピューター10が保持する管理情報15内に有効な管理情報が保持されているか否か確認する(S302)。有効な管理情報とは、管理アプリケーション11の場合、取得対象の管理情報であって上記取得指示以前90秒未満の期間に取得された管理情報を示す。
具体的には、管理情報取得モジュール13は、ホストコンピューター10が保持する管理情報15内に、機器名がプリンター40である管理情報があるかどうか判定し、機器名がプリンター40の管理情報が存在する場合、その管理情報の取得時間が現在から90秒未満の時間であるか否かを確認する。
ホストコンピューター10が有効な管理情報を保持している場合(S302のYES)、管理情報取得モジュール13はプリンター40に対して管理情報を要求せずに、保持している有効な管理情報を利用して機器管理モジュール12に渡す。
一方、ホストコンピューター10が有効な管理情報を保持していない場合、即ち、プリンター40の管理情報を保持しているもののその管理情報の取得時間が90秒以前に取得された管理情報である場合、または、プリンター40の管理情報を保持していない場合、管理情報取得モジュール13は、他のホストコンピューター20、30が有効な管理情報を保持しているか否か問い合わせる(S303)。この時、管理情報取得モジュール13は、予め指定した通知先のホストコンピューターに問い合わせを送信しても良いし、ブロードキャストを併用して同セグメントのコンピューター群に問い合わせを送信してもよい。
他のホストコンピューター20、30が有効な管理情報を保持している場合、管理情報取得モジュール13は他のホストコンピューターから有効な管理情報を取得する(S307)。一方、他のホストコンピューター20、30が有効な管理情報を保持していない場合は、管理情報取得モジュール13はプリンター40から管理情報を取得する(S304)。プリンター40のコントローラー42は、通信インターフェイス41を介して、管理情報の取得の要求を受け、ホストコンピューター10に管理情報を送信する。管理情報取得モジュール13は、他のホストコンピューター20、30から取得した、あるいは、プリンター40から取得した管理情報を機器管理モジュール12に渡すと共に、ホストコンピューター10のRAM等に格納して保持する(S305)。
以上、ホストコンピューター10の処理として説明してきたが、ホストコンピューター20、30でも同様の処理を行う。
以下、上記の処理を、ホストコンピューター10、20に絞り、図2の管理情報15と合わせてより具体的に説明する。
下記の説明では、管理アプリケーション11が管理情報を取得した約20秒後に、管理アプリケーション21が管理情報を取得する状況を例とする。また、はじめに管理アプリケーション11が管理情報の取得を指示する時点「2009/08/26 16:40:30」では、ホストコンピューター10、20は共に有効な管理情報を保持していないものとする。
まず、管理アプリケーション11がプリンター40の管理情報の取得を指示するが(S301のYES)、前述したとおり、ホストコンピューター10は有効な管理情報を保持していないため(S302のNO)、管理情報取得モジュール13は、他のホストコンピューター20に有効な管理情報を保持しているかどうか問い合わせる(S303)。前述したとおり、ホストコンピューター20も有効な管理情報を保持していないため(S303のNO)、管理情報取得モジュール13は、プリンター40に管理情報を要求して、図2の管理情報15−1「2009/08/26 16:40:30」を取得する(S304)。管理情報取得モジュール13は、管理情報15−1を機器管理モジュール12に渡すと共に、管理情報15として保持する(S305)。機器管理モジュール12は、取得した管理情報15−1を用いて所定の管理処理を行うが、例えば管理情報15−1に異常が検知された場合、その旨報知する。
この後、プリンター40に対してパネル操作や他の機器からの印刷要求、通信がないまま5秒が経過し、プリンター40は省電力モードに移行するものとする。そして、管理アプリケーション11が管理情報15−1を取得してから約20秒(管理アプリケーション21が前回管理情報を取得してから150秒)が経過すると、管理アプリケーション21は、管理情報取得モジュール23にプリンター40の管理情報を取得の指示を行う(S301)。
管理アプリケーション21の管理情報取得モジュール23は、管理アプリケーション11と同様に、まず、自機器に有効な管理情報が保持されているか否か確認する(S302)。管理アプリケーション21の場合、有効な管理情報とは、取得対象の管理情報であって上記取得指示以前150秒未満の期間に取得された管理情報を示す。ホストコンピューター20は、前述したとおり、この時点で有効な管理情報を保持していないため(S302のNO)、他のホストコンピューター10が有効な管理情報を保持しているかどうか問い合わせる(S303)。
この時、ホストコンピューター10は、管理情報15−1を保持しており、管理情報15−1は約20秒前に取得されたプリンター40の管理情報である。従って、ホストコンピューター20は取得指示以前150秒未満の期間に取得された有効な管理情報を有していることになり(S303のYES)、管理情報取得モジュール23はホストコンピューター10から有効な管理情報15−1を取得する(S307)。そして、管理情報取得モジュール23は、取得した管理情報15−1を機器管理モジュール22に渡すと共に、管理情報25としてRAM等に保持しておく(S305)。
これにより、管理アプリケーション21はプリンター40に対して管理情報を要求しないため、プリンター40の省電力モードは維持されることになる。また、管理アプリケーション21は、ホストコンピューター10から有効な管理情報15−1を取得することにより、プリンター40に管理情報を要求しなくても、必要な管理情報を取得できる。
そして、管理アプリケーション11がプリンター40の管理情報を取得してから約90秒が経過すると、管理アプリケーション11は、再び、管理情報の取得を指示する(S301のYES)。この時、ホストコンピューター10は、前回取得した90秒前のプリンター40の管理情報15−1を保持しているが、現在から90秒未満の期間に取得されたプリンター40の管理情報は保持していない(S302のNO)。そのため、管理情報取得モジュール13は他のホストコンピューター20に、有効な管理情報を保持しているかどうか問い合わせる(S303)。
ホストコンピューター20も、ホストコンピューター10と同様にして、90秒前のプリンター40の管理情報15−1を管理情報25として保持しているが、現在から90秒未満の期間に取得されたプリンター40の管理情報は保持していない(S303のNO)。そこで、管理情報取得モジュール13はプリンター40に管理情報を要求する(S304)。
この時、プリンター40は省電力モードであるが、印刷エンジン43は省電力モードのまま、コントローラー42の省電力モードのみを解除して、管理情報の要求に応答する。
そして、管理アプリケーション11の管理情報取得モジュール13は、図2の管理情報15−2「2009/08/26 16:42:00」をプリンター40から取得し(S304)、管理情報15−2を機器管理モジュール12に渡すと共に、管理情報15としてRAM等に保持する(S304)。機器管理モジュール12は、管理情報15−2に基づいて紙詰まりエラーが発生していることを検知し、例えば、報知する等の所定の管理処理を行う。
そして、前回、管理アプリケーション21が管理情報を取得してから150秒が経過すると、管理アプリケーション21は、管理情報取得モジュール23に管理情報の取得を指示する(S301のYES)。
この時、ホストコンピューター20は、前回ホストコンピューター10から取得した管理情報15−1「2009/08/26 16:40:30」を管理情報25として保持しているが、管理情報15−1は、現在から150秒以前(約170秒前)にプリンター40から取得された管理情報であり、現在から150秒未満の期間に取得された有効な管理情報ではない(S302のNO)。そのため、管理情報取得モジュール23は、次に、他のホストコンピューター10に対して、有効な管理情報を保持しているかどうかを問い合わせる(S303)。
一方、ホストコンピューター10は、プリンター40の管理情報15−2「2009/08/26 16:42:00」を保持しており、管理情報15−2は150秒未満の期間(約80秒前)にプリンター40から取得された有効な管理情報である。そのため、管理情報取得モジュール23は、ホストコンピューター10から有効な管理情報15−2を取得し(S307)、取得した管理情報15−2を機器管理モジュール22に渡すと共に、管理情報25としてRAM等に保持する(S305)。機器管理モジュール22は、管理アプリケーション11と同様に、管理情報25として保持している管理情報15−2に基づいて紙詰まりエラーが発生していることを検知し、例えば、報知する等の所定の管理処理を行う。
以降、同様に、上記の例では、プリンター40に対して、管理アプリケーション11の90秒毎の管理情報の取得要求のみが行われ、管理アプリケーション21からの管理情報の取得要求は行われない。管理アプリケーション21は、150秒毎に、プリンター40に管理情報の取得要求を行う代わりに、ホストコンピューター10から有効な管理情報を取得して用いる。
このように、本実施の形態例の管理アプリケーションは、ネットワーク機器に管理情報の取得要求を行う前に、他のホストコンピューターに有効な管理情報を保持しているかどうか問い合わせて、他のホストコンピューターが有効な管理情報を保持している場合は、他のホストコンピューターから管理情報を取得することによって、自機器の管理アプリケーションからネットワーク機器への管理情報の取得要求を抑制することができる。これにより、ネットワーク機器への管理情報の取得処理が効率化され、ネットワーク機器を省電力モードに移行し易くすることができると共に、省電力モードをより長く維持できる。
また、管理アプリケーションは、他のホストコンピューターが有効な管理情報を保持している場合は他のホストコンピューターから管理情報を取得し、他のホストコンピューターが有効な管理情報を保持していない場合はネットワーク機器から管理情報を取得するため、自機器からネットワーク機器への管理情報の取得処理を効率化しながら、必要とする管理情報を取得することができる。
さらに、管理アプリケーションは、自機器に有効な管理情報がある場合は当該管理情報を利用し、有効な管理情報がない場合に他のホストコンピューターに有効な管理情報を保持しているか否か問い合わせるため、さらに、自機器から他のホストコンピューターへの管理情報の取得処理を効率化することができる。
また、別の効果として、本実施の形態例では、ネットワーク機器側に変更を加える必要がないため、その環境の構築が容易である。一般的に、プリンター等のネットワーク機器に対して変更を加えることは容易ではないのに対し、コンピューターに搭載された管理アプリケーション側に変更を加えることは比較的容易である。そのため、複数の新旧のネットワーク機器が導入されているネットワーク環境においては、特にその効果は顕著であり、また、管理対象のネットワーク機器の追加や、仕様の変更等があった際のメンテナンスも比較的容易である。
また、上記の実施の形態例では、管理情報取得モジュール(13、23等)が、他のホストコンピューター(10、20、30)から取得した管理情報を自機器に保持しているが(S307、S305)、管理情報取得モジュール(13、23等)は、取得した管理情報を機器管理モジュール(12、22等)に渡せば、必ずしも保持しておく必要はない。ただし、さらに、同じネットワーク機器を管理し、管理情報の取得のタイミングが異なる他の管理アプリケーションが自機器に搭載されている場合は、自機器に管理情報を保持しておくことにより、当該他の管理アプリケーションから利用可能となるため、有効である。
ところで、図2の管理情報15には、プリンター40の管理情報のみが保持されているが、通常は、プリンター40以外のネットワーク機器(例えば、プリンター50)の管理情報も保持される。そこで、管理情報15、25のデータ量の肥大化を防ぐために、一定の条件に従って定期的に古い管理情報を削除しても良い。管理情報15、25のデータ量を抑えることにより、管理アプリケーション11、21は、有効な管理情報が保持されているか否かをより迅速に判定できる。
なお、本実施の形態例では、管理アプリケーション11は90秒毎に、管理アプリケーション21は150秒毎に管理情報を取得しているため、本実施の形態例のプリンター40は最大で90秒間省電力モードを維持することが可能となるが、電力供給の抑制対象のパーツや、ネットワーク機器の種類によって、省電力モードはその期間が90秒間程度であっても十分に効果的である。
具体的には、次の通りである。プリンター40の印刷エンジン43は定着部(図示せず)を有するため、印刷エンジン43を省電力モードから通常モードに移行する場合、定着部が加熱されるまで待機する必要があり、電力と移行時間を要する。それに対し、プリンター40のコントローラー42を省電力モードから通常モードに移行する場合は、電源の供給を通常に戻すだけであり、即座に移行が可能である。そのため、モードが即座に移行可能なコントローラー42等については、90秒毎にモード変換しても電力と移行時間を要することがないため、省電力モードの期間が少しでも長いことにより、より消費電力を抑えることができる。
また、インクジェットプリンターは印刷エンジン43に定着部を有していないため、印刷エンジン43を省電力モードから通常モードに移行する際に、定着部を加熱する必要がない。そのため、インクジェットプリンターでは、印刷エンジン43とコントローラー42とを一緒にモード変換する態様であっても、モード移行時に電力と移行時間を要することがない。そのため、省電力モードが90秒間程度であっても、その省電力モードの期間が少しでも長いことにより、より消費電力を抑えることができる。
なお、上記の実施の形態例では、管理アプリケーション11、21が定期的に管理情報を取得する管理サーバーである態様について述べたが、管理アプリケーション11、21が管理情報を随時取得するステータスモニターである態様でも、管理情報の取得処理を効率化することができる。
以下に、管理アプリケーション11、21がステータスモニターであって、ユーザーの操作に応答して、随時プリンター40の消耗品の管理情報が要求される例を、ホストコンピューター10、20に絞って説明する。また、消耗品の管理情報は、短時間に大きく変化することがないため、取得後6時間は有効な情報であるとする。
まず、管理アプリケーション11は、ユーザーによるプリンター40の消耗品情報の取得要求に従って、管理情報取得モジュール13に消耗品の管理情報の取得指示を行う(S301のYES)。この時、ホストコンピューター10、20は、共に、消耗品の有効な管理情報を保持していないものとする。
自機器に有効な管理情報が保持されていないため(S302のNO)、管理情報取得モジュール13は、他のホストコンピューター20に有効な管理情報を保持しているかどうか問い合わせる(S303)。この時、他のホストコンピューター20も有効な管理情報を保持していないため(S303のNO)、管理情報取得モジュール13は、プリンター40から管理情報を取得し(S304)、機器管理モジュール12に渡すと共に、管理情報15としてRAM等に保持する(S305)。
これにより、この後6時間の期間、ホストコンピューター10には、プリンター40の有効な管理情報が保持されていることになる。このため、この後6時間の期間、管理アプリケーション11に消耗品の管理情報の要求があった場合は、管理アプリケーション11は自機器に保持された有効な管理情報15を用いることができ、管理アプリケーション21に同様の要求があった場合でも、管理情報取得モジュール23はホストコンピューター10から有効な管理情報を取得できる。そのため、管理アプリケーション11、21は、この後6時間の期間、共にプリンター40へ管理情報を要求する必要がない。
このように、管理アプリケーション11、21が管理情報を随時取得する態様の場合も、管理情報の取得処理を効率化することができる。
以上、省電力モードの機能を有するプリンター40ついて述べてきたが、本実施の形態例の管理アプリケーションは、省電力モード機能を備えていないプリンターに対しても有効である。省電力モードを備えていないプリンターの場合は、管理情報の取得処理が効率化されることにより、プリンターにおけるコントローラーの管理情報の要求に対応する処理の負荷が軽減される。これにより、コントローラーは、他の処理にCPUを割くことができる。
[第2の実施の形態例]
第2の実施の形態例に係るシステムでは、プリンターのSNMP Trap機能を利用してひとつのホストコンピューターに管理情報を通知し、その通知先以外のホストコンピューターの管理アプリケーションは、プリンターに管理情報を要求する代わりにSNMP Trap機能の通知先であるホストコンピューターに管理情報を要求することにより、ホストコンピューターの管理アプリケーションからプリンターへの管理情報の取得要求を抑え、ネットワーク機器の管理情報の取得処理を効率化しようとするものである。
第2の実施の形態例に係るシステムでは、プリンターのSNMP Trap機能を利用してひとつのホストコンピューターに管理情報を通知し、その通知先以外のホストコンピューターの管理アプリケーションは、プリンターに管理情報を要求する代わりにSNMP Trap機能の通知先であるホストコンピューターに管理情報を要求することにより、ホストコンピューターの管理アプリケーションからプリンターへの管理情報の取得要求を抑え、ネットワーク機器の管理情報の取得処理を効率化しようとするものである。
図4は、第2の実施の形態例に係るネットワーク機器の管理システム110の構成図である。第2の実施の形態例に係るシステム110は、SNMP Trap機能を備えたネットワーク機器(プリンター60、70)と、管理アプリケーション(81、91等)が搭載されたホストコンピューター(80、90、100)によって構成され、プリンター60、70とホストコンピューター80、90、100はネットワークを介して接続されている。また、ここでは、3台のホストコンピューター80、90、100が接続されるが、複数台であれば、これに限定されるものではない。
第2の実施の形態例に係るシステム110は、第1の実施の形態例に係るシステムと、プリンター60の通信インターフェイス61(SNMP Trap機能)、管理アプリケーションの管理情報取得モジュール(81、91等)の処理内容、及び、管理情報(85、95等)の内容について異なる。
また、第1の実施の形態例に係るシステムでは、ホストコンピューター(10、20、30)の管理アプリケーション(11、21等)が同じ処理を行うのに対し、第2の実施の形態例に係るシステムでは、プリンター60の管理情報の通知先としてホストコンピューター80が特定されていることにより、管理情報が通知されるホストコンピューター80の管理アプリケーション81と、その他のホストコンピューター(90、100)の管理アプリケーション(91等)とでは処理が異なる。具体的な内容については、後述する。
ホストコンピューター80の構成は、第1の実施の形態例のホストコンピューター10と同様である。ただし、管理アプリケーション81の情報取得モジュール83の処理(図7)については、第1の実施の形態例の情報取得モジュール13の処理(図3)と異なる。ホストコンピューター80のハードウェアは、第1の実施の形態例のホストコンピューター10と同様に、一般的なパーソナルコンピューター等で構成することができる。
ホストコンピューター90、100の構成も、ホストコンピューター80と同様である。
プリンター60は、第1の実施の形態例のプリンター40と同様に、印刷エンジン65と、コントローラー64、通信インターフェイス61等を備える。ただし、第1の実施の形態例のプリンター40と異なり、プリンター60の通信インターフェイス61は、SNMP Trap機能として、管理情報通知モジュール62とSNMP Trapの通知先情報63とを備える。
SNMP Trap機能とは、前述したとおり、ネットワーク機器において予め指定した一定の条件の状態を検知した時に、予め指定した通知先63に対してその状態の表す情報を通知するイベント通知機能である。一定の条件の状態とは、例えば、設定情報の変更や、エラー、警告状態が発生した状態を示す。本実施の形態例では、SNMP Trapの通知先63にホストコンピューター80が指定されているものとする。
プリンター60の通信インターフェイス61は、ハードウェアとして、図示しないが、CPU、RAM、ROM等を備える。管理情報通知モジュール62はROMに格納されるプログラムと、その指示に従って処理を実行するCPU等で構成される。通知先情報63は、RAM等に格納される。
また、本実施の形態例の管理アプリケーションは、第1の実施の形態例の管理アプリケーションと同様に、共にプリンター60の管理サーバーとして利用され、管理アプリケーション81は90秒毎に、管理アプリケーション91は150秒毎に、定期的にプリンター60の管理情報を取得するものとする。
図5は、第2の実施の形態例のSNMP Trap機能の通知先であるホストコンピューター80における管理情報の通知、取得の処理を表すフローチャート図である。
まず、はじめに、管理アプリケーション81は、プリンター60の起動時に、その管理情報を取得しておく。その処理について、以下に述べる。
プリンター60はその起動時に、プリンター60が起動したことを表す情報をSNMP Trap機能によって、通知先63に指定されたホストコンピューター80に通知する。そして、管理アプリケーション81は、プリンター60から通知された情報に基づいて、プリンター60が起動したことを検知する。
管理アプリケーション81は、プリンター60の起動を検知すると、管理情報取得モジュール83にプリンター60の管理情報の取得を指示する。管理情報取得モジュール83は、プリンター60に対して管理情報を要求し、プリンター60のコントローラー64はその要求に対応し、ホストコンピューター80に管理情報を送信する。管理情報取得モジュール83は、プリンター60から受信した管理情報を機器管理モジュール82に渡すと共に、管理情報85としてRAM等に保持する。これにより、ホストコンピューター80は、プリンター60の起動時の管理情報を取得することができる。
そして、プリンター60において、設定情報の変更や、エラー、警告状態等の一定の状態が発生すると、プリンター60の管理情報通知モジュール62は、その状態を表す管理情報を通知先63であるホストコンピューター80に自発的に送信する(S501のYES)。
ホストコンピューター80は、受信したプリンター60の管理情報を、管理情報85としてRAM等に保持する(S502)。具体的には、ホストコンピューター80は、受信した管理情報を、保持しているプリンター60の起動時の管理情報に更新する。これにより、ホストコンピューター80には、常にプリンター60の最新の管理情報を保持することになる。
図6は、第2の実施の形態例における管理情報85の一例である。管理情報85−1、85−2は、ホストコンピューター80の保持するそれぞれ異なる時点の管理情報である。例えば、管理情報85−1は、プリンター60の起動後、プリンター60から管理情報85aが通知された時の管理情報であり、プリンター60の起動時の管理情報「2009/08/27 08:15:00」が当該通知された管理情報85a「2009/08/27 09:40:30」で更新されている。
管理アプリケーション81から90秒毎に管理情報の取得指示があると、管理情報取得モジュール83は、上記のように、最新の状態である管理情報85から取得対象の管理情報を用いて、機器管理モジュール82に渡す。
以上がSNMP Trap機能の通知先であるホストコンピューター80の処理であるが、第2の実施の形態例に係るシステムでは、上記の通知先のホストコンピューター80と通知先以外のホストコンピューター90、100とは、異なる処理を行う。
図7は、第2の実施の形態例におけるSNMP Trap機能の通知先以外のホストコンピューター90、100における管理アプリケーション(91等)の管理情報の取得処理を表すフローチャート図である。以下、管理アプリケーション91の処理として説明しているが、ホストコンピューター100の管理アプリケーション(図示せず)も、同様の処理を行う。
まず、はじめに、図7に点線で表示されているS702、S705の処理を行わない場合について説明する。
管理アプリケーション91は、150秒毎にプリンター60の管理情報を取得するため、前回取得後150秒が経過すると、管理情報取得モジュール93にプリンター60の管理情報の取得指示を行う(S701のYES)。前述したとおり、通知先であるホストコンピューター80は常にプリンター60の最新の管理情報を保持しているため、管理情報取得モジュール93は、ホストコンピューター80に管理情報を要求する(S703)。
ホストコンピューター80は、管理情報の要求を受けてホストコンピューター90に、プリンター60の最新の管理情報を送信する。管理情報取得モジュール93は、ホストコンピューター80から取得した管理情報を機器管理モジュール92に渡すと共に、ホストコンピューター90のRAM等に管理情報95として保持する(S704)。
なお、管理情報取得モジュール93は、通知先のホストコンピューター80から管理情報を取得する(S703)際に、取得対象の管理情報を全て取得してもよいし、前回、管理情報を取得後、新たに更新された管理情報があるか否か問い合わせて、新たに更新された管理情報のみを取得してもよい。その場合、管理情報取得モジュール93は、前回、管理情報取得時に問い合わせた150秒前の時点より後に更新された管理情報のみを取得する。このように、新たに更新された差分の管理情報のみを取得することにより、管理情報を取得する際の通信データのサイズを小さく抑えられる。
一方、通知先のホストコンピューター80から管理情報を取得する(S703)際に取得対象の管理情報を全て取得する場合、管理情報取得モジュール93が機器管理モジュール92に渡す管理情報は、その都度全て取得される。そのため、管理情報取得モジュール93は、ホストコンピューター80から取得した管理情報を保持しておかなくてもよい。
次に、図7に点線で表示されているS702、S705の処理を行う場合について説明する。この場合、管理情報取得モジュール93は、管理アプリケーション91から管理情報の取得の指示を受けた(S701のYES)後、ホストコンピューター80から管理情報を取得する(S703)前に、自機器の管理情報95内に有効な管理情報が保持されていると判定できるか否かを確認する(S702)。
管理アプリケーション91の場合、有効な管理情報とは、取得対象の管理情報であって上記取得指示以前150秒未満の期間に取得された管理情報を示す。しかし、本実施の形態例のプリンター60は、SNMP Trap機能を利用して変更のあった管理情報のみをホストコンピューター80に通知するため、図6の管理情報85−1の設定情報(印刷書式設定、プリンター設定)のように、変更頻度の低い管理情報は、最新の管理情報でありながらその取得時間は古いままである。ホストコンピューター80から取得されるホストコンピューター90の管理情報95も、同様である。
そこで、管理情報取得モジュール93は、当該管理情報について、前回ホストコンピューター80に取得要求した問い合わせ時間、即ち、当該管理情報が最新の情報であると判定された時間に基づいて、有効な管理情報を保持していると判定できるか否かを判断する。つまり、自機器に保持している取得対象の管理情報の問い合わせ時間が上記取得指示以前150秒未満の期間の場合、当該管理情報が150秒未満の期間に最新の情報であると判定されたことを意味するため、管理情報取得モジュール93は、自機器に有効な管理情報を保持していると判定できることになる。
図7に戻り、ホストコンピューター90が有効な管理情報を保持していると判定できる場合(S702のYES)、即ち、プリンター60の管理情報であって、その問い合わせ時間が現在から150秒未満の期間の管理情報が保持されている場合、管理情報取得モジュール93は、ホストコンピューター80に管理情報を要求せずに、保持している有効な管理情報を用いて機器管理モジュール92に渡す。
一方、ホストコンピューター90が有効な管理情報を保持していると判断できない場合(S702のNO)、即ち、プリンター60の管理情報を保持しているものの、その管理情報の問い合わせ時間が150秒以前である場合、または、プリンター60の管理情報を保持していない場合、管理情報取得モジュール93は、通知先であるホストコンピューター80から管理情報を取得する(S703)。管理情報取得モジュール93は、取得した管理情報を機器管理モジュール92に渡して、保持する(S704)。そして、さらに、管理情報取得モジュール93は、管理情報を取得するためにホストコンピューター80に問い合わせた(S703)時間である問い合わせ時間を保持する(S705)。
この時、上述したように、管理情報をホストコンピューター80から取得する際に(S703)、取得対象の全ての管理情報ではなく新たに更新された管理情報のみを取得する場合、管理情報取得モジュール93は、更新されていたために取得した管理情報だけでなく、非更新のため取得しなかった管理情報についても問い合わせ時間を保持する。一方、取得対象の管理情報を全て取得する場合は、管理情報取得モジュール93は、それぞれの管理情報に対してではなく、管理情報95全体に対してひとつの問い合わせ時間を保持すればよい。
以下、上記の処理を、ホストコンピューター80、90に絞り、図6の管理情報85−1、85−2と合わせてより具体的に説明する。
下記の説明では、ホストコンピューター80に管理情報が通知されてから約10秒後に管理アプリケーション81が管理情報を取得し、約20秒後に管理アプリケーション91が管理情報を取得する状況を例とする。また、下記の説明ではS702、S705の処理を行い、はじめに管理アプリケーション91が管理情報の取得を指示する時点では、ホストコンピューター90は、プリンター60の起動時の管理情報を保持しているものの、有効な管理情報は保持していないものとする。
さらに、図7S701の状態では、プリンター60は省電力モードではなく通常のモードであり、プリンター60が省電力モードに移行するまでの節電移行時間は、第1の実施の形態例と同様に、5秒に設定されているものとする。
例えば、プリンター60でKトナーの不足エラーが発生して、SNMP Trap機能によって、通知先63であるホストコンピューター80に、自動的に、図6の管理情報85a「2009/08/27 09:40:30」が通知される(S501のYES)。ホストコンピューター80は、保持している管理情報85に受信した管理情報85aを更新して、管理情報85−1のようにして保持する(S502)。
この後、プリンター60に対してパネル操作や他の機器からの印刷要求、通信がないまま5秒が経過し、プリンター60は省電力モードに移行するものとする。
ホストコンピューター80に管理情報85aが通知されてから約10秒(管理アプリケーション81が前回管理情報を取得してから90秒)が経過すると、管理アプリケーション81は、管理情報取得モジュール83にプリンター60の管理情報の取得指示を行う。管理情報取得モジュール83は、保持しているプリンター60の管理情報85−1を用いて機器管理モジュール82に渡す。機器管理モジュール82は、管理情報85aに基づいてKトナーが不足していることを検知し、例えば、報知する等の所定の管理処理を行う。
そして、さらに10秒が経過し、ホストコンピューター80に管理情報85aが通知されてから約20秒(管理アプリケーション91が前回管理情報を取得してから150秒)が経過すると、管理アプリケーション91は、管理情報取得モジュール93にプリンター60の管理情報の取得指示を行う(S701のYES)。上述したとおり、この時、ホストコンピューター90は有効な管理情報を保持しておらず、有効な管理情報を保持していると判定できないため(S702のNO)、管理情報取得モジュール93はホストコンピューター80に管理情報を要求する(S703)。また、この時、管理情報取得モジュール93は、取得対象の管理情報全てではなく、前回、管理情報を取得後に更新された管理情報のみを取得するものとする。
そこで、管理情報取得モジュール93は、前回、管理情報を要求した150秒前の時点より後に更新された管理情報85aのみを取得し、機器管理モジュール92に渡すと共に、管理情報95に更新して保持する(S704)。そして、管理情報85aと取得対象だが非更新のため取得しなかった管理情報95について問い合わせ時間を保持する(S705)。また、機器管理モジュール92は、管理アプリケーション81と同様に、管理情報85aに基づいてKトナーが不足していることを検知し、例えば、報知する等の所定の管理処理を行う。
ここで、管理アプリケーション81、91によるKトナーが不足している旨の報知に基づいて、ユーザーがKトナーを交換すると、プリンター60の状態が、印刷不可から印刷可能に変わる。この変化により、プリンター60は通知先63であるホストコンピューター80に、自発的に、図6の管理情報85b「2009/08/27 09:42:30」を通知する(S501のYES)。ホストコンピューター80は、保持している管理情報85に受信した管理情報85bを更新して、管理情報85−2のようにして保持する(S502)。
続いて、管理アプリケーション81が前回管理情報を取得してから90秒が経過すると、再び、管理アプリケーション81は、管理情報取得モジュール83にプリンター60の管理情報の取得指示を行う。管理情報取得モジュール83は、保持しているプリンター60の管理情報85−2を用いて機器管理モジュール82に渡し、機器管理モジュール82は、管理情報85bに基づいて印刷可能状態となったことを検知し、例えば、報知する等の所定の管理処理を行う。
さらに、時間が経過して、管理アプリケーション91が前回管理情報を取得してから150秒が経過すると、管理アプリケーション91は、再び、管理情報取得モジュール93にプリンター60の管理情報の取得を指示する(S701のYES)。そこで、管理情報取得モジュール93は、管理情報95に有効な管理情報が保持されていると判定できるか否かを確認する(S702)。
この時、ホストコンピューター90は、問い合わせ時間が150秒前の管理情報95を保持しているが、問い合わせ時間が現在から150秒未満の期間の有効な管理情報は保持していない(S702のNO)。そのため、管理情報取得モジュール93はホストコンピューター80にプリンター60の管理情報を要求する(S703)。
そこで、管理情報取得モジュール93は、前回問い合わせた150秒前の時点より後に更新された管理情報85bのみを取得し、機器管理モジュール92に渡すと共に、管理情報95に更新して保持する(S704)。続いて、管理情報85bと取得対象だが非更新のため取得しなかった管理情報95について問い合わせ時間を保持する(S705)。機器管理モジュール92は、同様に、管理情報95として保持している管理情報85bに基づいて印刷可能状態となったことを検知し、例えば、報知する等の所定の管理処理を行う。
以上、述べてきたように、本実施の形態例に係るシステムでは、SNMP Trap機能を利用することにより、プリンター60で一定の条件が検知されると、変更された管理情報が自動的にホストコンピューター80に通知される。そのため、管理アプリケーション81は、プリンター60に管理情報を要求することなく、プリンター60の最新の管理情報を得ることができる。また、本実施の形態例の管理アプリケーション91も同様にして、最新の管理情報を保持するホストコンピューター80から管理情報を取得することによって、プリンター60に管理情報を要求することなく、プリンター60の最新の管理情報を得ることができる。
従って、管理アプリケーション81、91はプリンター60に対して管理情報の要求を行わないため、プリンター60が省電力モードに移行した後、プリンター60は、ユーザーによるパネル操作や印刷処理の要求がない限り省電力モードを維持することができる。
このように、本実施の形態例に係るシステムは、ネットワーク機器のSNMP Trap機能を利用してひとつのホストコンピューターに管理情報を通知し、その通知先以外のホストコンピューターの管理アプリケーションは、ネットワーク機器に管理情報を要求する代わりにSNMP Trap機能の通知先であるホストコンピューターに管理情報を要求することにより、ホストコンピューターの管理アプリケーションからのネットワーク機器への管理情報の取得要求を抑制することができる。これにより、ネットワーク機器への管理情報の取得処理が効率化され、ネットワーク機器を省電力モードに移行し易くすることができると共に、省電力モードを最大限に長く維持できる。
また、管理アプリケーションはネットワーク機器に管理情報を要求しないものの、最新の管理情報を保持する通知先のホストコンピューターから管理情報を取得するため、管理アプリケーションからネットワーク機器への管理情報の取得処理を抑えて効率化しながら、必要とする管理情報を取得することができる。
さらに、管理アプリケーションは、自機器に有効な管理情報が保持されていると判定できる場合は自機器の管理情報を用い、有効な管理情報が保持されていると判定できない場合に通知先のホストコンピューターに管理情報を要求するため、自機器からの通知先のホストコンピューターへの管理情報の取得処理を抑えて効率化しながら、必要とする管理情報を取得することができる。
これは、特に、同じネットワーク機器を管理し管理情報の取得のタイミングが異なる別の管理アプリケーションが自機器に搭載されている場合や、消耗品情報のように短時間に大きく変化することのない管理情報を、通知先であるホストコンピューターから取得後一定期間は有効な管理情報であるとして、自機器に保持する場合に効果的である。
また、この時、管理アプリケーションは、管理情報について通知先のホストコンピューターに取得要求した問い合わせ時間を保持する。これにより、管理アプリケーションは、当該管理情報が前回、最新の情報であることが確認された時間である問い合わせ時間に基づいて、有効な管理情報を保持していると判定できるか否かを判断できる。
また、別の効果として、ネットワーク機器のメンテナンスが容易になる。従来のSNMP Trap機能だけを利用した管理情報の取得方法では、SNMP Trap機能の通知先が複数あった場合、通知先のホストコンピューターが変わると、その度に複数の通知先を変更する必要がありネットワーク機器側のメンテナンスの負荷が高かった。それに対し、本実施の形態例に係るシステムでは、SNMP Trapの通知先はひとつであるため、通知先のホストコンピューターが変わっても、ネットワーク機器側のメンテナンスは容易となる。
10、20、30:ホストコンピューター(端末装置、他の端末装置、第1、2の端末装置)
11、21:管理アプリケーション(管理情報取得手段、情報管理処理実行手段、制御手段、管理情報保持手段、第1、2の情報管理処理実行手段)
12、22:機器管理モジュール(情報管理処理実行手段、制御手段、第1、2の情報管理処理実行手段)
13、23:管理情報取得モジュール(管理情報取得手段、制御手段、管理情報保持手段)
40、50、60、70:プリンター(管理対象の機器)
80:ホストコンピューター(第1の端末装置)
90、100:ホストコンピューター(第2の端末装置)
81:管理アプリケーション(管理情報保持手段、第1の情報管理処理実行手段)
82:機器管理モジュール(第1の情報管理処理実行手段)
83:管理情報取得モジュール(管理情報保持手段)
91:管理アプリケーション(管理情報取得手段、第2の情報管理処理実行手段、制御手段)
92:機器管理モジュール(第2の情報管理処理実行手段、制御手段)
93:管理情報取得モジュール(管理情報取得手段、制御手段)
11、21:管理アプリケーション(管理情報取得手段、情報管理処理実行手段、制御手段、管理情報保持手段、第1、2の情報管理処理実行手段)
12、22:機器管理モジュール(情報管理処理実行手段、制御手段、第1、2の情報管理処理実行手段)
13、23:管理情報取得モジュール(管理情報取得手段、制御手段、管理情報保持手段)
40、50、60、70:プリンター(管理対象の機器)
80:ホストコンピューター(第1の端末装置)
90、100:ホストコンピューター(第2の端末装置)
81:管理アプリケーション(管理情報保持手段、第1の情報管理処理実行手段)
82:機器管理モジュール(第1の情報管理処理実行手段)
83:管理情報取得モジュール(管理情報保持手段)
91:管理アプリケーション(管理情報取得手段、第2の情報管理処理実行手段、制御手段)
92:機器管理モジュール(第2の情報管理処理実行手段、制御手段)
93:管理情報取得モジュール(管理情報取得手段、制御手段)
Claims (11)
- 管理対象の機器と1以上の他の端末装置とネットワークで接続される端末装置に、前記管理対象の機器の情報管理処理を実行させるネットワーク機器の管理プログラムであって、
有効な前記管理情報を保持しているか否かを前記他の端末装置に問い合わせて、前記他の端末装置が前記有効な管理情報を保持している場合は前記他の端末装置から当該有効な管理情報を取得し、前記他の端末装置が保持していない場合は前記管理対象の機器から前記管理情報を取得すると共に当該端末装置に保持する管理情報取得工程と、
前記取得した管理情報に基づいて前記情報管理処理を実行する情報管理処理実行工程と、を前記端末装置に実行させることを特徴とするネットワーク機器の管理プログラム。 - 請求項1において、さらに、
前記管理情報取得工程の前に、前記情報管理処理実行工程で用いられる有効な前記管理情報が自端末装置に保持されているか否かを判定する制御工程を前記端末装置に実行させ、
前記制御工程において前記有効な管理情報が保持されていると判定された場合は、前記管理情報取得工程を実行させず、前記情報管理処理実行工程では前記保持されている有効な管理情報に基づいて前記情報管理処理を実行させることを特徴とするネットワーク機器の管理プログラム。 - 請求項1または2において、
前記有効な管理情報とは、所定の期間内に前記管理対象の機器から取得された前記管理情報であることを特徴とするネットワーク機器の管理プログラム。 - 管理対象の機器と1以上の他の端末装置とネットワークで接続され、前記管理対象の機器の情報管理処理を実行するネットワーク機器の管理装置であって、
有効な前記管理情報を保持しているか否かを前記他の端末装置に問い合わせて、前記他の端末装置が前記有効な管理情報を保持している場合は前記他の端末装置から当該有効な管理情報を取得し、前記他の端末装置が保持していない場合は前記管理対象の機器から前記管理情報を取得すると共に当該端末装置に保持する管理情報取得手段と、
前記取得した管理情報に基づいて前記情報管理処理を実行する情報管理処理実行手段と、を有することを特徴とするネットワーク機器の管理装置。 - 請求項4において、さらに、
前記管理情報取得手段による処理の前に、前記情報管理処理実行手段で用いられる有効な前記管理情報が自端末装置に保持されているか否かを判定する制御手段を有し、
前記制御手段が前記有効な管理情報が保持されていると判定した場合は、前記管理情報取得手段は処理を行わず、前記情報管理処理実行手段は前記保持されている有効な管理情報に基づいて前記情報管理処理を行うことを特徴とするネットワーク機器の管理装置。 - 請求項4または5において、
前記有効な管理情報とは、所定の期間内に前記管理対象の機器から取得された前記管理情報であることを特徴とするネットワーク機器の管理装置。 - 管理対象の機器と第1の端末装置と1以上の第2の端末装置とを有し、前記管理対象の機器と前記第1の端末装置と前記第2の端末装置とがネットワークで接続され、前記第1の端末装置及び第2の端末装置が前記管理対象の機器の情報管理処理を実行するネットワーク機器の管理システムであって、
前記管理対象の機器は、
前記管理対象の機器の状態を表す管理情報を前記第1の端末装置に送信する管理情報通知手段を有し、
前記第1の端末装置は、
前記管理対象の機器から送信された前記管理情報を保持する管理情報保持手段と、前記送信された管理情報に基づいて前記情報管理処理を実行する第1の情報管理処理実行手段とを有し、
前記第2の端末装置は、
前記第1の端末装置から管理情報を取得する管理情報取得手段と、前記取得した管理情報に基づいて前記情報管理処理を実行する第2の情報管理処理実行手段とを有することを特徴とするネットワーク機器の管理システム。 - 請求項7において、
前記管理対象の機器の前記管理情報通知手段は、
前記管理対象の機器において所定の状態が発生した時に、前記所定の状態を表す管理情報を送信することを特徴とするネットワーク機器の管理システム。 - 請求項8において、
前記第2の端末装置の前記管理情報取得手段は、取得対象の前記管理情報のうち、前回、前記第1の端末装置に前記管理情報の取得の問い合わせを行った後に更新された前記管理情報を取得し、更新されていない前記管理情報は取得しないことを特徴とするネットワーク機器の管理システム。 - 請求項8または9において、
前記第2の端末装置の前記管理情報取得手段は、前記第1の端末装置から取得した管理情報を保持し、
さらに、前記第2の端末装置は、
前記管理情報取得手段による処理の前に、前記第2の情報管理処理実行手段で用いられる有効な前記管理情報が自端末装置に保持されていると判定できるか否かを判断する制御手段を有し、
前記制御手段が前記有効な管理情報が保持されていると判定できると判断した場合は、前記管理情報取得手段は取得及び保持を行わず、前記第2の情報管理処理実行手段は前記保持されている有効な管理情報に基づいて前記情報管理処理を行うことを特徴とするネットワーク機器の管理システム。 - 請求項10において、
前記第2の端末装置の前記管理情報取得手段は、前記管理情報の取得を問い合わせた時間である問い合わせ時間を保持し、
前記第2の端末装置の前記制御手段は、前記管理情報の前記問い合わせ時間に基づいて、前記有効な管理情報が保持されていると判定できるか否かを判断することを特徴とするネットワーク機器の管理システム。
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JP2009248466A JP2011095945A (ja) | 2009-10-29 | 2009-10-29 | ネットワーク機器の管理プログラム、装置、及びシステム |
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JP2019006119A (ja) * | 2018-07-31 | 2019-01-17 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置及び制御方法 |
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- 2009-10-29 JP JP2009248466A patent/JP2011095945A/ja active Pending
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