JP2011098005A - 介護用ストレッチャー - Google Patents

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俊雄 島崎
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Abstract

【課題】簡単な構造で、要介護者を確実かつ円滑に移乗させ、労力の軽減と移乗時間の短縮を図る。
【解決手段】ベースフレームと、支持台とを備えた介護用ストレッチャーにおいて、支持台の上にコンベア装置を設置し、前記コンベア装置は、当該コンベア装置の端部を前記支持台の長手方向と交差する方向に向けて送り手段を介して進退可能に、かつ傾動手段を介して下方に傾動可能に設置され、要介護者の移乗に際して、当該介護用ストレッチャーをベッドの方へ移動させながらコンベア装置4を回転駆動し、コンベア装置の端部を要介護者が仰臥するベッドの接触面と要介護者の身体との間に潜り込ませて、当該要介護者をコンベア装置上に引き上げるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は介護用ストレッチャー、特に老人や身体不自由な患者を介護するのに介護者の労力を軽減させることができる介護用ストレッチャーに関する。
近時、医療や薬の進歩により人間の長寿命化、高齢化が進むにしたがい、要介護者が増加し、介護者(介護する人)に対する責任および労力が増大してきている。特に、例えば入浴のために要介護者を運搬するときのベッドとストレッチャーとの間で要介護者を移乗させる場合などでは、介護者一人で行うことが難しく、複数の介護者によって行う必要がある。このような状況に直面して介護者の労力を軽減するための介護用ストレッチャーが各種提案され、その一例としては特許文献1などに記載されたものがある。
この文献1の介護用ストレッチャーは、特許文献1の図3に示すように、テーブルと、このテーブル上に載置されるマットとを備えている。マットは、芯材と、芯材を覆い芯材の外周面を滑動可能なベルトカバーに固着される把手とを備える。ベルトはカバーに局所的に固着されている。そして、患者をベッドなどの上からテーブル3の上へ移乗させるときは、まず、ベッドの傍にストレッチャー本体部を並べ、テーブルの高さをベッドの高さに合わせる。そして、マット1を押してマットをテーブルの上からベッドの上へ移す。次に、患者に半身の姿勢をとらせた後、マットの端に仰臥させる。次に、把手をストレッチャー本体部側へ引っ張ることによって患者をマットの中央まで移動させる。この操作のとき、介護者が大きな力を加えなくてもカバーは芯材の外周面をキャタピラーのように円滑に移動する。次に、患者をマットの中央に保ちながら把手をストレッチャー本体部側へ引張り、マットをテーブルの上に乗せる。このとき、ベルトはマットの移動に伴いテーブルの周囲を移動する。以上の動作は特許文献1の図4(A)〜図4(C)に図示されている。
このようにして、介護者に大きな労力をかけることなく要介護者の移乗を行うことができる。
特開2003−645号公報
しかしながら、上記従来の介護用ストレッチャーでは、マットをベッドの上へ移した後、要介護者をマットの端に仰臥させ、カバーを芯材の外周面に沿ってキャタピラーのように動作させて要介護者をマットの中央まで円滑に移動させたり、要介護者をマットの中央に保ちながら把手をストレッチャー本体部側へ引張り、マットをテーブルの上に乗せたりすることにより、比較的楽に要介護者の移乗行うことができるが、要介護者をマットの上に仰臥させる場合、及びマットをテーブルの上に乗せる場合は要介護者を横臥させたり、要介護者を乗せたマットをストレッチャー側へ引っ張ったりするときには大きな力を加える必要があり、誰でも簡単に操作できるものとはいえない。
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、この種の介護用ストレッチャーにおいて、特に老人や身体不自由な患者を介護するのに介護者の労力を軽減させ、要介護者の移乗時間の短縮を図り得る介護用ストレッチャーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、介護用ストレッチャーにおいて、ベースフレームと、前記ベースフレーム上に略水平に設置され、要介護者を載せるための支持台とを備え、ベッドに対してほぼ平行に並列配置されて当該ベッドとの間で要介護者を移乗可能な介護用ストレッチャーにおいて、前記支持台は長手方向に複数の支持区画に分割されており、前記支持区画のそれぞれにはコンベア装置が設置されており、前記コンベア装置は、当該コンベア装置の端部を前記支持台の長手方向と交差する方向に向けて送り手段を介して進退可能に、かつ傾動手段を介して下方に傾動可能に設置され、要介護者の移乗に際して、前記各コンベア装置を前記支持台の長手方向に対して交差する方向に向けて並列に前進傾動させ、前記ストレッチャーのベッドに対する側方からの接近、離間運動とともに前記コンベア装置を前記支持台の前記接近または離間運動方向とは反対方向に回転駆動し、前記コンベア装置の端部を要介護者が横臥する部位のベッドの面と要介護者の身体との間に潜り込ませて、当該要介護者を前記コンベア装置とベッドとの間で引き上げ、または降ろすようにしたことを要旨とする。
そして、上記発明において、
(1)前記支持台は、ベースフレームに対して昇降可能に取り付けられていることが好ましい。
(2)支持台の各支持区画に設置されたコンベア装置は、互いに連携して回転駆動及び進退駆動されることが好ましい。
(3)支持台の各支持区画は他の支持区画に対して相対的に横臥状態と起立状態、または横臥状態と垂下状態との間で回動可能に連結されていることが好ましい。
(4)ベースフレームにはストレッチャーをその長手方向と交差する方向に向けて走行させる走行手段が設けられていることが好ましい。
(5)走行手段、コンベア装置、送り手段、及び傾動手段を制御する制御手段を備え、当該制御手段は前記走行手段及びコンベア装置を同期して駆動制御することが好ましい。
(6)制御手段は遠隔操作用の操作手段と無線又は有線により接続されることが好ましい。
(7)支持台の各支持区画を他の支持区画に対して相対的に横臥状態と起立状態、または横臥状態と垂下状態に回動させることにより、椅子構造に構成されることが好ましい。
本発明の介護用ストレッチャーでは、上記の構成により、要介護者の移乗に際して、当該介護用ストレッチャーをベッドの傍らに併置し、コンベア装置をベッドの方へ、支持台の長手方向に対して交差する方向に向けて前進傾動させ、介護用ストレッチャーをベッドの方へ移動させるとともにコンベア装置を支持台の長手方向に対して交差する方向でベッドが移動する方向とは反対方向に回転駆動し、コンベア装置の端部を要介護者が仰臥するベッドの接触面と要介護者の身体との間に潜り込ませて、当該要介護者をコンベア装置上に引き上げるようにしたので、簡単な操作で介護者は殆ど労力を要することなく、要介護者を確実かつ円滑に救助することができる。これにより、要介護者の移乗作業における労力の軽減と作業時間の短縮を図ることができる、という格別な効果を奏する。
本発明の一実施の形態に係る介護用ストレッチャー(不使用時)の全体構成を示す斜視図 上記実施の形態に係る介護用ストレッチャー(使用時)の全体構成を示す斜視図 上記実施の形態に係る介護用ストレッチャーのベースフレームと支持台との連結構成を示す正面図 上記実施の形態に係る介護用ストレッチャーに用いられるコンベア装置の機構部分を斜め前方上部からみた斜視図 上記実施の形態に係る介護用ストレッチャーに用いられるコンベア装置、送りガイド及び送り装置の各構成を側方から透視して示す側面図 上記実施の形態に係る介護用ストレッチャーに用いられるコンベア装置、送りガイド及び送り装置の各構成を側方からさらに内奥まで透視して示す側面図 上記実施の形態に係る介護用ストレッチャーに用いられるコンベア装置、送りガイド及び送り装置の各構成をモデル化しコンベア装置の後退位置を示す側面図 上記実施の形態に係る介護用ストレッチャーに用いられるコンベア装置、送りガイド及び送り装置の各構成をモデル化しコンベア装置送り出しの途中位置を示す側面図 上記実施の形態に係る介護用ストレッチャーに用いられるコンベア装置、送りガイド及び送り装置の各構成をモデル化しコンベア装置送り出しの最前進位置を示す側面図 上記実施の形態に係る介護用ストレッチャーを組み立て変更して椅子の構成とした例を示す側面図 図10に示す椅子を斜め前方上部からみた斜視図
次に、この発明を実施するための形態について図を用いて説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る介護用ストレッチャーの不使用時(移乗などの操作を行わない時)の全体構成を示す斜視図であり、図2は同じ介護用ストレッチャーの使用時(移乗などの操作を行う時)の全体構成を示す斜視図である。また、図3は介護用ストレッチャーのベースフレームと支持台との連結構成を示す正面図である。
図1乃至図3に示すように、この介護用ストレッチャーは、土台となるベースフレーム1と、ベースフレーム1に昇降装置2を介して支持連結される支持台3と、支持台3の上に設置されたコンベア装置4とから構成されている。
ベースフレーム1は、平面方向に広がる略四角形の枠体から成り、その4隅の各部分には走行手段としてのキャスター5が合計4個取り付けられている。このベースフレーム1の長手方向枠6の一つには当該長手方向枠6に沿って延びる溝7が形成されている。一方、上記長手方向枠6に対応する支持台3の枠体8には当該枠8に沿って延びる溝9が形成されている。また、ベースフレーム1と支持台3との間には昇降装置2を構成するためのXフレーム10が設けられている。Xフレーム10は下側2点のうち一点11がベースフレーム1の長手方向枠6にピン結合される一方、他点12が溝7に可動係合されている。また、Xフレーム10は上側2点のうち一点13が支持台3の上記枠体8にピン結合される一方、他点14が溝9に可動係合されている。ベースフレーム1とXフレーム10との間には昇降アクチュエータ15が連結されている。昇降アクチュエータ15には油圧ポンプ或いは電動モータを用いた駆動機構が用いられる。この昇降アクチュエータ15とXフレーム10により昇降装置2が構成されている。
支持台3は、介護用ストレッチャーの長手方向に複数の支持区画に分割されている。この実施の形態においては、支持台3は3個の支持区画3a、3b、3cに分割されている。支持区画3a、3b、3cのうち、中央部分に位置する支持区画3bが支持台3の中心的構成を成し、上述した昇降装置2を介してベースフレーム1に連結している。支持区画3aは支持区画3bに対してヒンジ16により相互に回転可能に連結されており、さらに支持区画3aと支持区画3bとの間には両支持区画3a、3bを水平に又は所定の角度関係に稼動し保持するための回動アクチュエータ17が設けられている。また、支持区画3cは支持区画3bに対してヒンジ18により相互に回転可能に連結されており、さらに支持区画3cと支持区画3bとの間には両支持区画3b、3cを水平に又は所定の角度関係に稼動し保持するための回動アクチュエータ19が設けられている。
支持台3の上に設置されたコンベア装置4は支持区画3a、3b、3cにそれぞれ1台ずつ、合計3台設置される。本実施の形態では、3台のコンベア装置4はいずれも同じ構成を有するものとする。よって、1台のコンベア装置4について、構成を説明する。
図4は上記コンベア装置4の機構部分(ベルトを外してある)を斜め前方上部から透視してみた斜視図である。図5はコンベア装置、送りガイド及び送り装置の各構成を側方から透視して示す図である。図6はコンベア装置、送りガイド及び送り装置の各構成を側方からさらに内奥まで透視して示す側面図である。このコンベア装置4は、コンベア装置4としての主要機構部分を有するコンベア本体20と、このコンベア本体20の両側に設けられた第1段ガイド部材21と、第1段ガイド部材21の両側に設けられた第2段ガイド部材22とから成る。第1段ガイド部材21は幅寸法が比較的小さな略矩形状の板状部材から成っている。第2段ガイド部材22は幅寸法(高さ寸法)が比較的大きな略矩形状の板状部材から成り、コンベア装置4の筐体も構成する。図4乃至図6において各図の右方をコンベア装置4の前方、左方を後方とする。コンベア本体20は、躯体となるフレーム体23と、コンベア本体20の最後方位置においてフレーム体23に回転可能に支持された駆動ローラ24と、駆動ローラ24に作動連結された駆動モータ25と、コンベア本体20の最前方位置においてフレーム体23に回転可能に支持された従動ローラ26と、駆動ローラ24と従動ローラ26との間に平行に且つ所定の間隔をおいて配置され且つフレーム体23に回転可能に支持された第1フリーローラ27、第2フリーローラ28、及び第3フリーローラ29と、これらのローラ24,26,27,28,29を周回して配置されたベルト30とを有する。各ローラ24,26,27,28,29はベアリング31を介してフレーム体23に支持されている。また、従動ローラ26の下側位置にはカバー32が設けられてシーツなどの異物が巻き込まれないようにしている。
コンベア本体20と第1段ガイド部材21とは、第1段ガイド部材21に沿ってコンベア本体20が前後方向に進退可能に係合している。そのために第1段ガイド部材21の内側面には略直線状の第1ガイド溝33が形成されている。他方、コンベア本体20のフレーム体23の外側面には第1ガイド溝33に嵌合する摺動用ベアリング(図6の符号34)が設けられている。摺動用ベアリング34はフレーム体23の外側面において、前後方向中間部分に1基と、後端部分に1基の合計2基が設けられている。そして、摺動用ベアリング34を第1ガイド溝33に嵌合させることによりコンベア本体20は第1段ガイド部材21に対して進退運動することができる。
また、第1段ガイド部材21と第2段ガイド部材22とは、第2段ガイド部材22に沿って第1段ガイド部材21が前後方向に進退可能に係合している。そのために第2段ガイド部材22の内側面には第2ガイド溝35が形成されている。この第2ガイド溝35は図5及び図6に示すように、コンベア装置4の後側から前側にかけて下方に傾斜するよう、への字形、または弧状に形成されている。他方、第1段ガイド部材21外側面には第2ガイド溝35に嵌合する摺動用ベアリング(図5及び図6の符号36)が設けられている。摺動用ベアリング36は第1段ガイド部材21外側面において、前後方向中間部分に1基と、後端部分に1基の合計2基が設けられている。そして、摺動用ベアリング36を第2ガイド溝35に嵌合させることにより第1段ガイド部材21は第2段ガイド部材22に対して進退運動することができる。
さらに、コンベア本体20と第2段ガイド部材22との間には繰出アクチュエータ37が連結されている。繰出アクチュエータ37には油圧ポンプ或いは電動モータを用いた駆動機構が用いられる。この繰出アクチュエータ37と第1段ガイド部材21及び第2段ガイド部材22によりコンベア装置4の送り手段が構成されている。また、第1段ガイド部材21の摺動用ベアリング36と第2段ガイド部材22の第2ガイド溝35によりコンベア装置4の傾動手段が構成されている。
なお、上記各種アクチュエータ15,17,19,37やコンベア装置4を駆動させるための電源装置、制御装置及び操作部が介護用ストレッチャーに取り付けられているがこれらの装置については図示を省略する。また、上記制御装置及び操作部については介護用ストレッチャーとは別体(例えばモバイル構成)となし、無線などにより遠隔操作、遠隔制御できるようにすることもできる。
上述のような構成を有する介護用ストレッチャーについて、以下動作を説明する。
(移乗動作)
要介護者の移乗に際しては、まず、ベッド(図示せず)の傍に介護用ストレッチャーを並べて設置し、昇降装置を作動させてコンベア装置4の先端がベッドの面に到達するよう支持台3の高さを合わせる。次に、繰出アクチュエータ37をコンベア装置4を前進させる方向へ作動させて各コンベア装置4を前記支持台3の長手方向に対して交差する方向、すなわちベッドの方に向けて並列に前進させる(図2参照)。そして、各コンベア装置4を回転駆動する。このコンベア装置4の前進動作中におけるコンベア装置4自体の回転駆動方向は、コンベア装置4の前進(つまり要介護者への接近)運動方向とは反対の、前側から後側へベルト30が移動する方向であり、要介護者をコンベア装置4に引き上げる方向である。
このときのコンベア装置4の前進動作を図7乃至図9を用いて説明する。コンベア装置4は最初図7に示されるような後退位置にある。コンベア装置4の前進させようとして繰出アクチュエータ37が駆動されると、図8に示されるように、先ず繰出アクチュエータ37によりコンベア本体20が前進し第1段ガイド部材21から引き出される。このとき、第1段ガイド部材21には直線状の第1ガイド溝33が形成されているから、コンベア本体20はこの第1ガイド溝33に沿って直線状の軌道を描いて前進する。そして、コンベア本体20が第1段ガイド部材21から完全に引き出されると、次に、図9に示されるように、コンベア本体20と一緒に第1段ガイド部材21が前進し第2段ガイド部材22から引き出される。第2段ガイド部材22はコンベア装置4の後側から前側にかけて下方に傾斜するよう、への字形、または弧状の第2ガイド溝35が形成されているから、第1段ガイド部材21はこの第2ガイド溝35に沿って下方に傾斜するよう前進(すなわち、傾動)する。3個のコンベア装置4が前進することにより介護用ストレッチャーは図2に示すようになる。この状態で介護用ストレッチャーをベッド側へ移動させる。コンベア装置4は前に傾いた姿勢をとっているから、介護用ストレッチャーをベッドに近づけることによりコンベア装置4の先端部が要介護者とベッドの面の間に潜り込み、且つコンベア装置4の回転駆動と相俟って要介護者をコンベア装置4の上に引き上げる。コンベア装置4の上記前進運動とコンベア装置4の回転駆動とは制御装置により同期制御され、要介護者の引き上げに最適な回転駆動に調整される。これにより要介護者はベッドからコンベア装置4へ引き上げられる。
その後、繰出アクチュエータ37を後退方向へ作動させて各コンベア装置4を後退させることにより、介護用ストレッチャーは図1に示すようになる。このとき、介護用ストレッチャーの上には要介護者が仰臥しており、移乗動作は完了する。
要介護者を介護用ストレッチャーの上からベッドの上へ降ろす操作は、要介護者をベッドの上から介護用ストレッチャーの上へ移す際の上述したような一連の動作とは逆の動作を行うことで要介護者をベッドの上へ戻すことができる。なお、制御装置は、コンベア装置4の前進運動とコンベア装置4の回転駆動とを同期制御するのみならず、介護用ストレッチャーの移動動作も考慮した同期制御を行うこともできる。この場合は、走行手段であるキャスター5にエンコーダを取り付けて介護用ストレッチャーのベッドへの接近運動または離間運動におけるキャスター5の回転数を計測し、その計測結果を制御装置に取り込んでコンベア装置4の前進又は後退運動の結果と合わせ、その結果とコンベア装置4の回転駆動とを同期制御して、要介護者の引き上げに最適な回転駆動に調整する。コンベア装置4の回転駆動は、当該コンベア装置4のベルト30の周速を、その移動速度を打ち消す方向に制御される。
(椅子構成動作)
要介護者を椅子に座らせる場合は、まず、回動アクチュエータ17,19を駆動して介護用ストレッチャーを椅子の形に組み直す。そのために、支持台3において、支持区画3aと支持区画3bとの間に設置された回動アクチュエータ17を作動させて支持区画3aをヒンジ16を中心に所定の角度だけ起立する方向へ回動させる。他方、支持区画3cと支持区画3bとの間に設置された回動アクチュエータ19を作動させて支持区画3cをヒンジ18を中心に所定の角度だけ垂下する方向へ回動させる。なお、支持区画3bは、Xフレーム10を含む昇降装置2を介してベースフレーム1に連結しているから水平状態に維持されている。これにより図10及び図11に示されるような椅子が組み上がる。したがって、要介護者は椅子構造となった介護用ストレッチャーに座った状態で支持される。
本発明の介護用ストレッチャーでは、上記の構成により、要介護者の移乗に際して、当該介護用ストレッチャーをベッドの方へ移動させながらコンベア装置4を回転駆動し、コンベア装置の端部を要介護者が仰臥するベッドの接触面と要介護者の身体との間に潜り込ませて、当該要介護者をコンベア装置上に引き上げるようにしたので、簡単な操作で介護者は殆ど労力を要することなく、要介護者を確実かつ円滑に救助することができるという利点がある。
1 ベースフレーム
2 昇降装置
3 支持台
4 コンベア装置
5 キャスター
10 Xフレーム
15 昇降アクチュエータ
17、19 回動アクチュエータ
20 コンベア本体
21 第1段ガイド部材
22 第2段ガイド部材
23 フレーム体
24 駆動ローラ
25 駆動モータ
26 従動ローラ
30 ベルト
33 第1ガイド溝
35 第2ガイド溝

Claims (8)

  1. ベースフレームと、前記ベースフレーム上に略水平に設置され、要介護者を載せるための支持台とを備え、ベッドに対してほぼ平行に並列配置されて当該ベッドとの間で要介護者を移乗可能な介護用ストレッチャーにおいて、
    前記支持台は長手方向に複数の支持区画に分割されており、
    前記支持区画のそれぞれにはコンベア装置が設置されており、
    前記コンベア装置は、当該コンベア装置の端部を前記支持台の長手方向と交差する方向に向けて送り手段を介して進退可能に、かつ傾動手段を介して下方に傾動可能に設置され、
    要介護者の移乗に際して、前記各コンベア装置を前記支持台の長手方向に対して交差する方向に向けて並列に前進傾動させ、前記ストレッチャーのベッドに対する側方からの接近、離間運動とともに前記コンベア装置を前記支持台の前記接近または離間運動方向とは反対方向に回転駆動し、前記コンベア装置の端部を要介護者が横臥する部位のベッドの面と要介護者の身体との間に潜り込ませて、当該要介護者を前記コンベア装置とベッドとの間で引き上げ、または降ろす、
    ことを特徴とする介護用ストレッチャー。
  2. 前記支持台は、ベースフレームに対して昇降可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の介護用ストレッチャー。
  3. 前記支持台の各支持区画に設置されたコンベア装置は、互いに連携して回転駆動及び進退駆動されることを特徴とする請求項1記載の介護用ストレッチャー。
  4. 前記支持台の各支持区画は他の支持区画に対して相対的に横臥状態と起立状態、または横臥状態と垂下状態との間で回動可能に連結されていることを特徴とする請求項1記載の介護用ストレッチャー。
  5. 前記ベースフレームにはストレッチャーをその長手方向と交差する方向に向けて走行させる走行手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の介護用ストレッチャー。
  6. 走行手段、コンベア装置、送り手段、及び傾動手段を制御する制御手段を備え、当該制御手段は前記走行手段及びコンベア装置を同期して駆動制御することを特徴とする請求項5記載の介護用ストレッチャー。
  7. 前記制御手段は遠隔操作用の操作手段と無線又は有線により接続される請求項6記載の介護用ストレッチャー。
  8. 前記支持台の各支持区画を他の支持区画に対して相対的に横臥状態と起立状態、または横臥状態と垂下状態に回動させることにより、椅子構造に構成されることを特徴とする請求項4記載の介護用ストレッチャー。
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