JP2011097249A - 増幅器及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力信号が小さいときに出力信号に現れる歪を低減できると共に、回路の大型化を抑制できる増幅器及びその制御方法を提供する。
【解決手段】被増幅信号を増幅するRFアンプと、被増幅信号の振幅成分を増幅しRFアンプに電源として供給する電源変調器とを有する増幅器に、電源変調器の出力信号の振幅に応じて電源変調器の電源を切り替えるための制御信号を生成する振幅検知回路と、電源変調器の電源となる少なくとも一種類の電圧源または電流源を備え、振幅検知回路から出力される制御信号にしたがって電源変調器の電源を切り替える電源回路とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は高周波信号を増幅するための増幅器及びその制御方法に関する。
図21は背景技術の増幅器の構成例を示すブロック図である。
一般に、高周波信号を増幅するためのRFアンプ1027には、図21に示すように直流電源1019から一定の直流電圧が供給される。RFアンプ1027は、該直流電圧を電源に用いて入力された高周波信号(被増幅信号)を増幅する。
図22は図21に示したRFアンプの構成例を示す回路図である。
図22に示すように、RFアンプ1027には、例えばソースが接地され、ドレインにインダクタ1017を介して直流電圧が供給される電界効果トランジスタ(FET)1016が用いられる。被増幅信号はFET1016のゲートに入力され、増幅後の信号はFET1016のドレインから出力される。図22に示す回路のRFアンプ1027は、一般にAB級増幅器と呼ばれる。図22では、FET1016のドレインにインダクタ1017を介して直流電圧が供給される構成例を示しているが、インダクタ1017に代えて抵抗素子や伝送線路を用いてもよい。
図23は、図21に示したRFアンプ1027の出力信号の包絡線1105と直流電源1019から供給される電源電圧1106の関係を示している。
図23に示すように、図21に示した背景技術の増幅器(RFアンプ1027)では、直流電源1019から供給される電源電圧1106が一定であり、RFアンプ1027の出力信号の振幅(出力信号の包絡線1105の振幅と等しい)が小さい場合、その電圧差に応じた電力がRFアンプ1027の内部で消費される。そのため、図21に示す背景技術の増幅器は電力効率が低いという問題がある。
このような問題を解決する技術として、図24に示すエンベロープトラッキング増幅器(ET増幅器)が知られている。
図24に示すように、ET増幅器は、被増幅信号から抽出された、該被増幅信号の包絡線を結んだ振幅成分(AM(Amplitude Modulation)成分)を増幅する電源変調器1018を備え、電源変調器1018の出力電圧を電源に用いてRFアンプ1027により被増幅信号を増幅する。
例えば、被増幅信号が位相成分(PM(Phase Modulation)成分)と振幅成分(AM成分)とを含む変調波信号である場合、電源変調器1018にはエンベロープデテクタ(包絡線検出器:不図示)を用いて変調波信号から抽出された振幅成分(AM成分)の信号が入力され、RFアンプ1027には被増幅信号である変調波信号が入力される。
なお、被増幅信号の振幅成分(AM成分)は、エンベロープデテクタを用いて抽出する構成に限定されるものではなく、例えば被増幅信号をベースバンド部より入手できる場合は、該ベースバンド部より入手した信号を処理する信号処理部によって被増幅信号のAM成分が抽出される構成もある。
図25は、図24に示したET増幅器の出力信号の包絡線1108とRFアンプ1027に供給される電源電圧1107の関係を示している。
図25に示すように、ET増幅器では、RFアンプ1027に供給される電源電圧1107がET増幅器の出力信号の包絡線1108と同様に変化し、出力信号の振幅(出力信号の包絡線1108と等しいが小さければ電源電圧1107も低くなり、出力信号が大きければ電源電圧1107も高くなる。したがって、ET増幅器では、出力信号の包絡線1108と電源電圧1107との差が小さく、RFアンプ1027の内部で消費する電力が低減して電力効率が向上する。
なお、図24に示したET増幅器において、RFアンプ1027への入力信号は位相成分(PM成分)と振幅成分(AM成分)とを含む変調波信号である場合を考えているが、該入力信号は位相成分(PM成分)のみでもよい。位相成分(PM成分)のみを入力する場合を、一般にポーラ変調型増幅器と呼び、振幅成分(AM成分)と位相成分(PM成分)両方を入力する場合をエンベロープトラッキング型増幅器と呼ぶ。本明細書では、RFアンプ1027の入力信号にAM成分が含まれているか否かによる影響がほとんどないため、どちらもエンベロープトラッキング増幅器(ET増幅器)と呼ぶものとする。
ところで、ET増幅器全体の電力効率は、RFアンプ1027の電力効率と電源変調器1018の電力効率の積に等しいため、ET増幅器全体の電力効率を向上させるためには電源変調器1018の電力効率も向上させる必要がある。そのため、電源変調器1018には、通常、電力効率が高いデジタル増幅器が用いられる。そのような電源変調器1018の回路例を図26に示す。
図26に示すように、背景技術の電源変調器1018は、線形アンプ1021、比較器1022、ゲートドライバ1024、スイッチングアンプ1025及び低域通過フィルタ1026を備えている。
線形アンプ1021の出力と電源変調器1018の出力とは抵抗素子1023を介して接続されている。
線形アンプ1021には被増幅信号のAM成分が入力される。
比較器1022は、線形アンプ1021の出力電圧と電源変調器1018の出力電圧とを比較し、例えば電源変調器1018の出力電圧が大きい場合はロウ(Low)レベルを出力し、線形アンプ1021の出力電圧が大きい場合はハイ(High)レベルを出力する。
ゲートドライバ1024は、比較器1022の出力信号にしたがってスイッチングアンプ1025を駆動する。
スイッチングアンプ1025は、ゲートドライバ1024から出力される信号を増幅し、低域通過フィルタ1026にパルス状の信号を出力する。スイッチングアンプ1025は、大きな電流を出力できる点を除けば、ゲートドライバ1024と同様にインバータとして動作するため、スイッチングアンプ1025の出力信号は比較器1022の出力信号と同じになる。
低域通過フィルタ1026は、スイッチングアンプ1025の出力信号を平滑化し、RFアンプ1027の電源電圧として出力する。このような構成の電源変調器1018により、RFアンプ1027には、被増幅信号のAM成分と同じ波形の電源電圧が供給される。
一般に、図26に示すような電源変調器1018として用いるデジタル増幅器の電力効率は、70〜90%程度であり、比較的高い電力効率が得られる。しかしながら、図26に示すような電源変調器1018では、パルス状の信号を低域通過フィルタ1026でフィルタリングすることでRFアンプ1027に供給する電源波形を生成するため、出力振幅に依存しない一定の量子化雑音が発生し、これが歪の要因になるという問題がある。
図27は、図24に示したET増幅器における、出力パワーとACPR(Adjacent Channel Power Ratio)歪との関係を示すグラフである。
通常、RFアンプ1027がAB級で動作している場合、その出力信号に現れる歪は出力パワーに比例し、出力パワーが小さければ小さく、出力パワーが大きければ大きくなる。
一方、ET増幅器では、上述したように入出力パワーに依存しない一定の量子化雑音が発生するが、この量子化雑音は、電源変調器1018の出力電圧が大きい場合は、ほとんど問題になることはない。しかしながら、入力パワーが小さいと相対的に雑音成分が大きくなり、図27に示すようにACPR歪も増大する。このようなET増幅器の問題を解決する手法が、例えば特許文献1で提案されている。
図28は、特許文献1に記載されたET増幅器の構成を簡易に示したブロック図である。
特許文献1に記載されたET増幅器は、RFアンプ1027、電源変調器1018及び電源選択スイッチS2を備え、電源変調器1018の出力電圧が所定のレベル以下のとき、電源選択スイッチS2によりRFアンプ1027に供給する電源電圧を一定の電圧に切り替える構成である。
特許文献1では、ET増幅器に対する入力信号が小さい場合に、RFアンプ1027に供給する電源電圧を一定の電圧に切り替え、RFアンプ1027をAB級で動作させることで歪を低減している。
特表2006-518955号公報
上述したように、背景技術のET増幅器では入力信号が小さいときに出力信号に現れる歪が大きくなるという問題がある。
一方、特許文献1に記載されたET増幅器は、入力信号が小さいときの出力信号の歪を低減できるが、RFアンプに供給する電源電圧を切り替えるためのスイッチが大型になり、コストが増大する問題がある。
特許文献1のET増幅器が備えるスイッチは、消費電流が比較的大きいRFアンプへ供給する電源を切り替えるために、インピーダンスが非常に小さく、かつ寄生容量を小さくする必要がある。このような条件を満たすスイッチをシリコンデバイスで実現するのは困難であり、該スイッチにはGaAsやSOI(Silicon-On-Insulator)等を用いる必要がある。また、スイッチに要求される抵抗値や最大通過電力等の条件を満たすには、スイッチを非常に大きな面積で形成する必要がある。そのため、スイッチが大型となり、コストが増大してしまう。
本発明は上記したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、入力信号が小さいときに出力信号に現れる歪を低減できると共に、回路の大型化を抑制できる増幅器及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の増幅器は、被増幅信号を増幅するRFアンプと、
前記被増幅信号の振幅成分を増幅し、前記RFアンプに電源として供給する電源変調器と、
を有する増幅器であって、
前記電源変調器の出力信号の振幅に応じて前記電源変調器の電源を切り替えるための制御信号を生成する振幅検知回路と、
前記電源変調器の電源となる少なくとも一種類の電圧源または電流源を備え、前記振幅検知回路から出力される制御信号にしたがって前記電源変調器の電源を切り替える電源回路と、
を有する。
または、被増幅信号を増幅するRFアンプと、
前記被増幅信号の振幅成分を増幅し、前記RFアンプに電源として供給する電源変調器と、
を有する増幅器であって、
前記被増幅信号の振幅成分に応じて前記電源変調器の電源を切り替えるための制御信号を生成する振幅検知回路と、
前記電源変調器の電源となる少なくとも一種類の電圧源または電流源を備え、前記振幅検知回路から出力される制御信号にしたがって前記電源変調器の電源を切り替える電源回路と、
を有する。
一方、本発明の増幅器の制御方法は、被増幅信号を増幅するRFアンプと、
前記被増幅信号の振幅成分を増幅し、前記RFアンプに電源として供給する電源変調器と、
を有する増幅器の制御方法であって、
前記電源変調器の出力信号の振幅に応じて前記電源変調器の電源を切り替えるための制御信号を生成し、
前記電源変調器の電源となる少なくとも一種類の電圧源または電流源を備え、前記振幅検知回路から出力される制御信号にしたがって前記電源変調器の電源を切り替える方法である。
または、被増幅信号を増幅するRFアンプと、
前記被増幅信号の振幅成分を増幅し、前記RFアンプに電源として供給する電源変調器と、
を有する増幅器の制御方法であって、
前記被増幅信号の振幅成分に応じて前記電源変調器の電源を切り替えるための制御信号を生成し、
前記電源変調器の電源となる少なくとも一種類の電圧源または電流源を備え、前記振幅検知回路から出力される制御信号にしたがって前記電源変調器の電源を切り替える方法である。
本発明によれば、入力信号が小さいときに出力信号に現れる歪を低減できると共に、回路の大型化が抑制された増幅器が得られる。
第1の実施の形態の増幅器の一構成例を示すブロック図である。 図1に示した線形アンプの他の構成例を示す回路図である。 図1に示した比較器が備える特性例を示す模式図である。 図1に示したスイッチングアンプの一構成例を示す回路図である。 図1に示したスイッチングアンプの他の構成例を示す回路図である。 図1に示したゲートドライバの一構成例を示す回路図である。 図1に示したゲートドライバの他の構成例を示す回路図である。 図1に示したゲートドライバの他の構成例を示す回路図である。 図1に示したゲートドライバの他の構成例を示す回路図である。 図1に示した増幅器の要部の電圧波形または電流波形の一例を示す波形図である。 図1に示した低域通過フィルタの一構成例を示す回路図である。 図1に示した低域通過フィルタの他の構成例を示す回路図である。 図1に示した振幅検知回路及び電源回路による電源制御の一例を示すグラフである。 図1に示した振幅検知回路及び電源回路による電源制御の他の例を示すグラフである。 図1に示した振幅検知回路及び電源回路による電源制御の他の例を示すグラフである。 図1に示した増幅器の具体例を示す回路図である。 図1に示した振幅検知回路及び電源回路の一構成例を示す回路図である。 図17に示したピーク検知回路の一構成例を示す回路図である。 図17に示した振幅検知回路及び電源回路の動作例を示す波形図である。 第2の実施の形態の増幅器の一構成例を示すブロック図である。 背景技術の増幅器の構成例を示すブロック図である。 図21に示したRFアンプの構成例を示す回路図である。 図21に示したRFアンプの出力信号と直流電源から供給される電源電圧の関係を示す波形図である。 背景技術の増幅器の他の構成例を示すブロック図である。 図24に示した増幅器の出力信号とRFアンプに供給される電源電圧の関係を示す波形図である。 図24に示した増幅器が備える電源変調器の構成例を示す回路図である。 図24に示した増幅器における出力パワーとACPR歪との関係を示すグラフである。 特許文献1に記載された増幅器の構成を簡易に示したブロック図である。
次に本発明について図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は第1の実施の形態の増幅器の一構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、第1の実施の形態の増幅器は、RFアンプ1027、電源変調器1018、抵抗素子1023、振幅検知回路1028及び電源回路1029を備えた構成である。
電源変調器1018は、背景技術と同様に、線形アンプ1021、比較器1022、ゲートドライバ1024、スイッチングアンプ1025及び低域通過フィルタ1026を備えている。線形アンプ1021の出力と電源変調器1018の出力とは抵抗素子1023を介して接続されている。
RFアンプ1027には、例えば図22に示した背景技術のRFアンプ1027と同様の回路が用いられる。
線形アンプ1021には、例えば周知のオペアンプを用いることができる。図1では、線形アンプ1021の出力信号をその負入力端子に帰還することで、線形アンプ1021をボルテージフォロワとして用いる例を示しているが、線形アンプ1021は、例えば図2に示すように所要の利得を有していてもよい。図2に示す線形アンプ1021の利得は、抵抗素子1030の値をR1とし、抵抗素子1031の値をR2とした場合、(R1+R2)/R1倍となる。なお、被増幅信号のAM成分を供給する信号供給源が、比較器1022や抵抗素子1023等を動作させるのに十分な電流供給能力を備えている場合、線形アンプ1021は無くてもよい。
比較器1022は、線形アンプ1021の出力電圧と電源変調器1018の出力電圧とを比較し、例えば電源変調器1018の出力電圧が大きい場合はロウ(Low)レベルを出力し、線形アンプ1021の出力電圧が大きい場合はハイ(High)レベルを出力する。比較器1022には、例えば図3に示すようにヒステリシス特性を備えた回路を用いることが好ましい。このようなヒステリシス特性を備えた比較器1022を用いることで、ノイズ等による誤動作が防止される。
ゲートドライバ1024は、比較器1022から出力されるパルス状の出力信号にしたがってスイッチングアンプ1025を駆動する。
スイッチングアンプ1025は、RFアンプ1027の電源となるため、例えばゲート幅が広く、比較的大きな電流を出力できるpMOSトランジスタ1032及びnMOSトランジスタ1033を備えた回路(図4参照)、あるいはpMOSトランジスタ1032及びダイオード1034を備えた回路(図5参照)が用いられる。一般に、スイッチングアンプ1025のように大電流を出力する回路は、入力インピーダンスが小さく、入力容量が大きい傾向がある。そのため、比較器1022の出力信号をスイッチングアンプ1025に入力しても、スイッチングアンプ1025を駆動できずに正常に動作しない場合がある。ゲートドライバ1024は、このような問題を回避するために設けたものであり、図6及び図7に示すように1段のインバータ1035、あるいは図8に示すように直列に接続された複数のインバータ1035で構成される。
ゲートドライバ1024には、スイッチングアンプ1025が備えるpMOSトランジスタ1032とnMOSトランジスタ1033によるオン/オフの切り替え時に電源から接地電位へ流れる貫通電流を低減するため、pMOSトランジスタやnMOSトランジスタがオンするタイミングを調整するための、例えば図9に示す2つのインバータ1035、論理積回路1036及び論理和回路1037で構成される遅延回路を備えていてもよい。ゲートドライバ1024は、スイッチングアンプ1025を駆動するのに十分な駆動能力を備えていればよく、図6〜図9に示す回路に限定されるものではない。なお、比較器1022がスイッチングアンプ1025を駆動するのに十分な電流供給能力を備えている場合、ゲートドライバ1024は無くてもよい。
スイッチングアンプ1025の出力信号は、図10の1102で示すようにパルス状の信号であり、低域通過フィルタ1026は、このパルス状の信号1102を平滑化して、RFアンプ1027に電源電圧として供給する。
低域通過フィルタ1026は、例えば図11や図12に示すように、インダクタ1038やキャパシタ1039を用いて構成できる。低域通過フィルタ1026は、スイッチングアンプ1025から出力されるパルス状の信号を平滑化できれば、図11や図12に示す回路に限定されるものではない。
電源回路1029は、比較器1022、ゲートドライバ1024及びスイッチングアンプ1025に電源電圧を供給する回路である。
振幅検知回路1028は、低域通過フィルタ1026の出力信号から被増幅信号の振幅を検出し、該被増幅信号の振幅に基づき、電源回路1029から比較器1022、ゲートドライバ1024及びスイッチングアンプ1025に供給する電源電圧を切り替えるための制御信号を出力する。比較器1022、ゲートドライバ1024及びスイッチングアンプ1025に供給する電源電圧は、全て制御してもよく、いずれか一つを制御してもよい。
振幅検知回路1028は、少なくとも1つのしきい値電圧を生成するための直流電圧源を備え、該しきい値電圧と被増幅信号の振幅値とを比較し、該比較結果を示す制御信号により電源回路1029から比較器1022、ゲートドライバ1024及びスイッチングアンプ1025に供給する電源電圧を切り替える。この振幅検知回路1028及び電源回路1029による電源電圧の制御例を図13〜図15に示す。
図13は、被増幅信号の振幅値(入力振幅)が所定のしきい値電圧以下の場合に電源電圧(出力電源振幅)を0Vに切り替える例である。図14は、被増幅信号の振幅値(入力振幅)に応じて電源電圧(出力電源振幅)を5段階に切り替える例である。このとき、しきい値電圧の近傍における頻繁な電源電圧の切り替えを防止するため、例えば図15に示すように電源電圧(出力電源振幅)の切り替えにヒステリシス特性を持たせてもよい。
本実施形態の増幅器では、被増幅信号の振幅値が小さいとき、比較器1022、ゲートドライバ1024及びスイッチングアンプ1025に供給する電源電圧が低くなり、被増幅信号の振幅値が大きいとき、比較器1022、ゲートドライバ1024及びスイッチングアンプ1025に供給する電源電圧が高くなるように制御すればよく、ヒステリシス特性の有無、電源電圧の切り替え段数及びしきい値電圧は任意に設定すればよい。また、電源回路1029から比較器1022、ゲートドライバ1024及びスイッチングアンプ1025に供給する電源電圧の制御はそれぞれ同一でもよく、異なっていてもよい。
なお、電源電圧の頻繁な切り替えを防止する方法としては、上述した電源電圧の切り替えにヒステリシス特性を持たせる方法以外に、例えば予め設定した所定期間毎に被増幅信号の振幅値を保存し、該振幅値の最大値または平均値と上記しきい値電圧とを比較することで電源電圧を選択する方法がある。
次に、第1の実施の形態の増幅器の動作について図面を用いて説明する。
図16は図1に示した増幅器の具体例を示す回路図である。
図16に示す増幅器は、ゲートドライバ1024に図7に示した回路を用い、スイッチングアンプに図4に示した回路を用い、低域通過フィルタに図11に示した回路を用いた構成である。また、電源回路1029は、振幅検知回路1028の制御により、比較器1022に供給する電源電圧を2段階に切り替え、ゲートドライバ1024に供給する電源電圧を3段階に切り替え、スイッチングアンプ1025に供給する電源電圧を4段階に切り替える構成である。
線形アンプ1021には被増幅信号のAM成分が入力される。また、RFアンプ1027には、PM成分を含む被増幅信号またはPM成分とAM成分を含む被増幅信号が入力される。
比較器1022は、抵抗素子1023の両端に発生する、線形アンプ1021の出力電圧と電源変調器1018の出力電圧とを比較し、例えば電源変調器1018の出力電圧が大きい場合はロウ(Low)レベルを出力し、線形アンプ1021の出力電圧が大きい場合はハイ(High)レベルを出力する。
ゲートドライバ1024は、比較器1022の出力信号にしたがってスイッチングアンプ1025を駆動する。
スイッチングアンプ1025は、ゲートドライバ1024から出力される信号を増幅し、低域通過フィルタ1026にパルス状の信号を出力する。スイッチングアンプ1025は、大きな電流を出力できる点を除けば、ゲートドライバ1024と同様にインバータとして動作するため、スイッチングアンプ1025の出力信号は比較器1022の出力信号と同様に図10の1102で示したパルス状の信号となる。
低域通過フィルタ1026は、スイッチングアンプ1025の出力信号を平滑化し、RFアンプ1027の電源電圧として出力する。
一般に、被増幅信号のAM成分の周波数領域では、低域通過フィルタ1026のインピーダンスよりも抵抗素子1023のインピーダンスが十分に小さいため、低域通過フィルタ1026の出力電圧は線形アンプ1021の出力電圧とほぼ等しくなる。また、RFアンプ1027にはスイッチングアンプ1025から図10の1103で示すような電源電流が供給されため、線形アンプ1021からRFアンプ1027に電源電流を供給する必要はなく、線形アンプ1021の消費電流は図10の1104で示すように少なくて済む。
以上説明したET増幅器としての動作に加えて、本実施形態の増幅器では、電源変調器1018が備える比較器1022、ゲートドライバ1024及びスイッチングアンプ1025に供給する電源電圧を制御する。
一般に、スイッチング動作する回路は、電源電圧を下げても正常に動作する。したがって、スイッチング動作する比較器1022、ゲートドライバ1024及びスイッチングアンプ1025に供給する電源電圧を下げてもこれらの回路は正常に動作する。このように電源電圧を下げれば、図10の1102で示したパルス状の信号振幅が抑制され、パルス状の電圧変化に対する電流変化をより緩やかにできる。これは、出力信号の歪の源となるノイズが小さくなることを意味する。
ここで、被増幅信号のAM成分が小さい場合、スイッチング動作する比較器1022、ゲートドライバ1024及びスイッチングアンプ1025に供給する電源電圧は0Vにしてもよい。その場合、電源変調器1018ではアナログ増幅器である線形アンプ1021のみ動作するため、電源変調器1018の消費電力が抑制される。また、電源変調器1018で発生する量子化雑音が低減され、AB級増幅器とほぼ同じ程度まで歪の発生を抑制できる。
次に図1に示した振幅検知回路1028及び電源回路1029の具体例について図面を用いて説明する。
図17は図1に示した振幅検知回路及び電源回路の一構成例を示す回路図である。図18は、図17に示したピーク検知回路の一構成例を示す回路図であり、図19は、図17に示した振幅検知回路及び電源回路の動作例を示す波形図である。なお、図17は、電源電圧を4段階に切り替えるための振幅検知回路及び電源回路の構成例を示している。
図17に示すように、振幅検知回路1028は、比較器(図17では比較器1041〜1043)と、比較器の出力信号から振幅検知回路1028に入力される信号の振幅を検出するピーク検知回路1044〜1046とを有する構成である。電源回路1029は、直流電圧源1051と、電源変調器1018の比較器1022、ゲートドライバ1024またはスイッチングアンプ1025に供給する電源電圧を選択するスイッチ回路1052と、振幅検知回路1028の出力信号に基づいてスイッチ回路1052の動作を制御する論理回路1053とを有する構成である。なお、論理回路1053は振幅検知回路1028に備えていてもよい。
振幅検知回路1028は、しきい値電圧として用いる直流電圧VDC1、VDC2及びVDC3を生成する不図示の電圧源を備え、比較器1041〜1043は、直流電圧VDC1、VDC2及びVDC3と、振幅検知回路1028に入力される信号の振幅電圧とを比較し、その比較結果を出力する。なお、直流電圧VDC1、VDC2及びVDC3は、VDC1<VDC2<VDC3の関係にあるものとする。
この場合、例えば、入力信号の振幅電圧VがVDC1より高く、VDC2より低いとき、比較器1041〜1043はハイ(High)レベルを出力する。
また、入力信号の振幅電圧VがVDC2より高く、VDC3より低いとき、比較器1041はロウ(Low)レベルを出力し、比較器1042及び比較器1043はハイ(High)レベルを出力する。
また、入力信号の振幅電圧VがVDC3より高いとき、比較器1041及び比較器1042はロウ(Low)レベルを出力し、比較器1043はハイ(High)レベルを出力する。
比較器1041〜1043の出力電圧V1〜V3は、直流電圧VDC1、VDC2及びVDC3と振幅検知回路1028に入力される信号の瞬時電圧との比較結果を示し、振幅検知回路1028に入力される信号(交流信号)のピーク値を示すものではない。そこで、図17に示す振幅検知回路1028は、ピーク検知回路1044〜1046を備え、振幅検知回路1028に入力される信号のピーク値に応じた比較結果を出力する。
ピーク検知回路1044〜1046は、比較器1041〜1043の出力電圧V1、V2、V3の値から振幅検知回路1028に入力された信号のピークを検知し、その検知結果を出力する。
電源回路1029が備える論理回路1053は、ピーク検知回路1044〜1046の出力信号にしたがってスイッチ回路1052を動作させる。
論理回路1053は、例えば振幅検知回路1028の入力信号の振幅電圧V(ピーク値)が、V<VDC1の時はV0aにハイ(High)レベルを出力し、VDC1<V<VDC2の時はV1aにハイ(High)レベルを出力し、VDC2<V<VDC3の時はV2aにハイ(High)レベルを出力し、VDC3<Vの時はV3aにハイ(High)レベルを出力することで、電源変調器1018が備える比較器1022、ゲートドライバ1024またはスイッチングアンプ1025に電力を供給する電源を選択する。
スイッチ回路1052は、電源変調器1018の比較器1022、ゲートドライバ1024またはスイッチングアンプ1025に直流電圧を供給する電圧源を切り替えるための回路である。
図18に示すように、ピーク検知回路1044は、入出力端子が直列に接続された複数のDフリップフロップ(DFF)と、各Dフリップフロップ(DFF)の出力信号の論理和を出力する論理和回路とを備えている。ピーク検知回路1045及び1046も同様の構成である。
初段のDフリップフロップ(DFF)には、比較器1041、1042または1043の出力電圧V1、V2またはV3が入力される。
Dフリップフロップ(DFF)は、V1、V2またはV3がハイ(High)レベルになると、例えばクロック(CLK)の立ち上がりに同期して入力信号の値を保持して出力する。このとき、複数のDフリップフロップ(DFF)は、その出力端子が次段の入力端子に接続されることで直列に接続されているため、各Dフリップフロップ(DFF)からはクロックに同期して順次ハイ(High)レベルが出力される。そのため、論理和回路からは、初段のDフリップフロップ(DFF)からハイ(High)レベルが出力されてから、最終段のDフリップフロップ(DFF)からハイ(High)レベルが出力されるまで、出力信号がハイ(High)レベルで維持される。
ここで、振幅検知回路1028の入力信号の1周期と、クロック(CLK)の周期TCLK×Dフリップフロップ(DFF)の数とが一致していれば、ハイ(High)レベルとなったV1、V2またはV3に対応するピーク検知回路1044、1045または1046からハイ(High)レベルが出力される。
例えば、図19に示すように、振幅検知回路1028の入力信号の信号振幅VがVDC3を超えた場合、比較器1043の出力電圧V3がハイ(High)レベルになり、論理回路1053の出力信号V3aがハイ(High)レベルで維持される。
なお、上述したように、ピーク検知回路1044〜1046による入力信号の振幅電圧V(ピーク値)の検知が可能になるには、振幅検知回路1028の入力信号の1周期とクロック(CLK)の周期TCLK×Dフリップフロップ(DFF)の数とが一致していればよく、Dフリップフロップ(DFF)の数は、図18のピーク検知回路1044〜1046で例示した8個に限定されるものではない。
また、図17では、直流電圧源1051に複数の電圧源を備えた構成例を示しているが、電圧源に代えて電流原を用いることも可能である。電流源を用いる場合は、負荷(比較器1022、ゲートドライバ1024またはスイッチングアンプ1025)の電流容量に応じて電流を供給する電流源の数を増やせばよい。その場合、ピーク検知回路1044〜1046の出力信号でスイッチ回路1052の各スイッチを駆動することも可能である。すなわち、電源回路1029に電流源を備える構成では、図17に示すような論理回路1053を省略することが可能である。
また、図17では、スイッチ回路1052にSPST(Single Pole Single throw)型のスイッチを備える構成例を示しているが、SPnT(Single Pole n throw:nは電源の個数)型のスイッチを用いることも可能である。また、スイッチには、半導体スイッチ、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)スイッチ、リレー回路等を用いてもよい。
また、図17では、電源回路1029に備えるスイッチ回路1052が各電圧源で生成された直流電圧のいずれかを負荷に供給する構成例を示しているが、図16に示したように、スイッチ回路1052には負荷を接地電位と接続する構成を含んでいてもよい。
また、図17では、直流電圧源1051に備える各電圧源が、接地電位を基準にして直流電圧を生成する構成例を示しているが、各電圧源は、例えばRFアンプ1027に供給する最大の電源電位を基準に、それよりも低い直流電圧を生成する構成であってもよい。
本実施形態の増幅器によれば、電源変調器1018の入力信号の振幅が小さいとき、電源変調器1018の比較器1022、ゲートドライバ1024、スイッチングアンプ1025等に供給する電源電圧を下げることで、またはオフすることで量子化雑音が低減するため、RFアンプ1027の出力信号に現れる歪が低減する。
また、電源変調器1018の比較器1022、ゲートドライバ1024、スイッチングアンプ1025等に供給する電源電圧を下げることで、またはオフすることで、電源変調器1018の消費電力が低減する。そのため、増幅器全体の消費電力も低減する。
さらに、振幅検知回路1028に、シュミットトリガー回路に代表される比較回路1041〜1044を用いればシリコン基板上に作成することが可能であり、直流電圧源1051を制御するためのスイッチ回路1052も、消費電力がRFアンプ1027に比べて少ない電源変調器1018の比較器1022、ゲートドライバ1024、スイッチングアンプ1025等に供給する電圧源や電流源を切り替えるために用いるため、特許文献1のように大きな面積を必要としない。
したがって、入力信号が小さいときに出力信号に現れる歪を低減できると共に、回路の大型化が抑制された増幅器が得られる。
(第2の実施の形態)
図20は第2の実施の形態の増幅器の一構成例を示すブロック図である。
図20に示すように、第2の実施の形態の増幅器は、被増幅信号のAM成分を振幅検知回路1028に入力し、該AM成分のレベルに基づいて電源回路1029から比較器1022、ゲートドライバ1024及びスイッチングアンプ1025に供給する電源電圧を切り替える構成である。その他の構成は第1の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
電源変調器1018は、被増幅信号のAM成分を線形増幅する回路であり、電源変調器1018の入力信号と出力信号とはほぼ比例関係にある。また、仮に比例関係になくても、電源変調器1018の入力信号の振幅と出力信号の振幅とは1:1の関係にあるため、振幅検知回路1028に被増幅信号のAM成分を入力しても第1の実施の形態の増幅器と同様に動作する。
したがって、第2の実施の形態の増幅器も第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
なお、上述した第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、線形アンプ1021の負入力端子にその出力信号を帰還する構成例を示しているが、線形アンプ1021の負入力端子には電源変調器1018の出力信号を帰還させてもよい。その場合、抵抗素子1023が線形アンプ1021の帰還ループ内に含まれるため、RFアンプ1027に供給される電源電圧の波形が被増幅信号のAM成分により比例するようになる。
1016 FET
1017、1038 インダクタ
1018 電源変調器
1019 直流電源
1021 線形アンプ
1022、1041〜1043 比較器
1023、1030、1031 抵抗素子
1024 ゲートドライバ
1025 スイッチングアンプ
1026 低域通過フィルタ
1027 RFアンプ
1028 振幅検知回路
1029 電源回路
1032 pMOSトランジスタ
1033 nMOSトランジスタ
1034 ダイオード
1035 インバータ
1036 論理積回路
1037 論理和回路
1039 キャパシタ
1044〜1046 ピーク検知回路
1051 直流電圧源
1052 スイッチ回路
1053 論理回路

Claims (15)

  1. 被増幅信号を増幅するRFアンプと、
    前記被増幅信号の振幅成分を増幅し、前記RFアンプに電源として供給する電源変調器と、
    を有する増幅器であって、
    前記電源変調器の出力信号の振幅に応じて前記電源変調器の電源を切り替えるための制御信号を生成する振幅検知回路と、
    前記電源変調器の電源となる少なくとも一種類の電圧源または電流源を備え、前記振幅検知回路から出力される制御信号にしたがって前記電源変調器の電源を切り替える電源回路と、
    を有する増幅器。
  2. 被増幅信号を増幅するRFアンプと、
    前記被増幅信号の振幅成分を増幅し、前記RFアンプに電源として供給する電源変調器と、
    を有する増幅器であって、
    前記被増幅信号の振幅成分に応じて前記電源変調器の電源を切り替えるための制御信号を生成する振幅検知回路と、
    前記電源変調器の電源となる少なくとも一種類の電圧源または電流源を備え、前記振幅検知回路から出力される制御信号にしたがって前記電源変調器の電源を切り替える電源回路と、
    を有する増幅器。
  3. 前記電源変調器は、
    前記被増幅信号の振幅成分と前記電源変調器の出力信号の差を増幅する比較器と、
    前記比較器の出力信号を増幅するスイッチングアンプと、
    前記スイッチングアンプの出力信号を平滑化する低域通過フィルタと、
    を有する請求項1または2記載の増幅器。
  4. 前記比較器がヒステリシス特性を有する請求項3記載の増幅器。
  5. 前記電源変調器は、
    前記比較器の出力信号にしたがって前記スイッチングアンプを駆動するゲートドライバを有し、
    前記ゲートドライバは、
    前記スイッチングアンプによるオン/オフの切り替え時に電源から接地電位へ流れる貫通電流を低減するため遅延回路を備える請求項3または4記載の増幅器。
  6. 前記比較器、前記ゲートドライバ、前記スイッチングアンプの電源の切り替えに、該電源のオフを含む請求項3から5のいずれか1項記載の増幅器。
  7. 前記電源回路は、
    前記比較器、前記ゲートドライバ、前記スイッチングアンプの電源の切り替えを個別に制御する請求項3から6のいずれか1項記載の増幅器。
  8. 前記振幅検知回路は、
    予め設定された所定の期間毎に前記被増幅信号の振幅成分の値を保存し、該振幅成分の値の最大値または平均値としきい値電圧とを比較することで前記電源変調器の電源を選択する請求項1から7のいずれか1項記載の増幅器。
  9. 前記電圧源は、
    接地電位を基準に異なる直流電圧を生成する請求項1から8のいずれか1項記載の増幅器。
  10. 前記電圧源は、
    前記RFアンプに供給する最大の電源電位を基準に、それよりも低い異なる直流電圧を生成する請求項1から9のいずれか1項記載の増幅器。
  11. 被増幅信号を増幅するRFアンプと、
    前記被増幅信号の振幅成分を増幅し、前記RFアンプに電源として供給する電源変調器と、
    を有する増幅器の制御方法であって、
    前記電源変調器の出力信号の振幅に応じて前記電源変調器の電源を切り替えるための制御信号を生成し、
    前記電源変調器の電源となる少なくとも一種類の電圧源または電流源を備え、前記振幅検知回路から出力される制御信号にしたがって前記電源変調器の電源を切り替える増幅器の制御方法。
  12. 被増幅信号を増幅するRFアンプと、
    前記被増幅信号の振幅成分を増幅し、前記RFアンプに電源として供給する電源変調器と、
    を有する増幅器の制御方法であって、
    前記被増幅信号の振幅成分に応じて前記電源変調器の電源を切り替えるための制御信号を生成し、
    前記電源変調器の電源となる少なくとも一種類の電圧源または電流源を備え、前記振幅検知回路から出力される制御信号にしたがって前記電源変調器の電源を切り替える増幅器の制御方法。
  13. 予め設定された所定の期間毎に前記被増幅信号の振幅成分の値を保存し、該振幅成分の値の最大値または平均値としきい値電圧とを比較することで前記電源変調器の電源を選択する請求項11または12記載の増幅器の制御方法。
  14. 前記電源変調器が、
    前記被増幅信号の振幅成分と前記電源変調器の出力信号の差を増幅する比較器と、
    前記比較器の出力信号を増幅するスイッチングアンプと、
    前記比較器の出力信号にしたがって前記スイッチングアンプを駆動するゲートドライバと、
    前記スイッチングアンプの出力信号を平滑化する低域通過フィルタと、
    を備え、
    前記比較器、前記ゲートドライバ、前記スイッチングアンプの電源の切り替えに、該電源のオフを含む請求項11から13のいずれか1項記載の増幅器の制御方法。
  15. 前記電源変調器が、
    前記被増幅信号の振幅成分と前記電源変調器の出力信号の差を増幅する比較器と、
    前記比較器の出力信号を増幅するスイッチングアンプと、
    前記比較器の出力信号にしたがって前記スイッチングアンプを駆動するゲートドライバと、
    前記スイッチングアンプの出力信号を平滑化する低域通過フィルタと、
    を備え、
    前記比較器、前記ゲートドライバ、前記スイッチングアンプの電源の切り替えを個別に制御する請求項11から14のいずれか1項記載の増幅器の制御方法。
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