JP2011094306A - 遮音シートおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無機繊維クロスからなる基材11と、前記基材11の両面11a,11b上に、接着層を介して設けられた砂鉄からなる砂鉄層12,13と、砂鉄層12,13上に、接着層を介して設けられた金属箔14,15とを有するようにした。
【選択図】図1
Description
無機繊維クロスからなる基材と、
前記基材の片面または両面上に、接着層を介して設けられた砂鉄からなる砂鉄層と、
前記砂鉄層上に、接着層を介して設けられた金属箔とを有する
ことを特徴とする。
第1の発明に係る遮音シートであって、
前記無機繊維クロスは、ガラスクロスである
ことを特徴とする。
第2の発明に係る遮音シートであって、
前記無機繊維クロスの厚さが0.45mm以上3mm以下である
ことを特徴とする。
第2または第3の発明に係る遮音シートであって、
前記無機繊維クロスの単位面積当たりの質量が、300g/m2以上1000g/m2以下である
ことを特徴とする。
第1乃至第4の発明の何れか一つに係る遮音シートであって、
前記砂鉄の平均粒径は、150μm以上450μm以下である
ことを特徴とする。
第1乃至第5の発明の何れか一つに係る遮音シートであって、
前記金属箔は、アルミニウム箔または銅箔からなる
ことを特徴とする。
第6の発明に係る遮音シートであって、
前記金属箔の厚さが、25μm以上100μm以下である
ことを特徴とする。
第1乃至第7の発明の何れか一つに係る遮音シートであって、
前記基材と前記砂鉄層との間の接着層は、接着用シートと接着剤とで構成される
ことを特徴とする。
第1乃至第8の発明の何れか一つに係る遮音シートであって、
前記砂鉄層と前記金属箔との間の接着層は、接着シートで構成される
ことを特徴とする。
第8または第9の発明に係る遮音シートであって、
前記接着シートは、オレフィン系樹脂シートである
ことを特徴とする。
第10の発明に係る遮音シートであって、
前記接着シートの厚さは、30μm以上150μm以下である
ことを特徴とする。
第8の発明に係る遮音シートであって、
前記接着剤は、クロロブチレン変性樹脂系接着剤である
ことを特徴とする。
第12の発明に係る遮音シートであって、
前記クロロブチレン変性樹脂系接着剤は、30〜35質量部のクロロブチレン変性樹脂と、16〜18質量部のノルマルへキサンおよび60〜65質量部トルエンの溶剤とからなる
ことを特徴とする。
第13の発明に係る遮音シートであって、
前記接着剤の塗布量は、120g/m2以上150g/m2以下である
ことを特徴とする。
第1乃至第14の何れか一つの発明に係る遮音シートを製造する方法であって、
前記基材の片面または両面上に、接着用シートを積層し、熱プレスにより基材上に接着用シートを融着し、
仮融着した接着用シート上に、接着剤を塗布した後、砂鉄を散布し、
余分な砂鉄を除去した後、砂鉄上に、金属箔に接着用シートを積層したシート状物を積層し、熱プレスして得た
ことを特徴とする。
まず、基材11である無機繊維クロス(ガラスクロス)の一方の面上に、接着用シートを積層し、約200℃で熱プレスすることにより、基材11上に接着用シートを仮融着する(接着用シート仮融着工程)。
以上により、製造された遮音シート10を所定の寸法に切断し、巻き取って、施工現場へ輸送する。
<試験体の作製>
ガラスクロスに接着フィルムを仮融着しその上に接着剤を塗布し平均粒径230μmの砂鉄を散布し接着し、余分な砂鉄を除去し、接着フィルムを用いて厚さ50μmのアルミニウム箔を融着して、試験体A1〜A3を作製した。ここで、試験体A1は、ガラスクロスの厚さを1.6mmとし、ガラスクロスの両面に砂鉄層を設けたものであり、その単位面積当たりの質量を2.63kg/m2としたものである。試験体A2は、ガラスクロスの厚さを0.8mmとし、ガラスクロスの両面に砂鉄層を設けたものであり、その単位面積当たりの質量を2.17kg/m2としたものである。試験体A3は、ガラスクロスの厚さを1.6mmとし、ガラスクロスの片面に砂鉄層を設けたものであり、その単位面積当たりの質量を1.81kg/m2としたものである。なお、比較のため、比較体B1,B2も併せて作製した。比較体B1は、厚さ1.55mmの塩化ビニルで作製したものであり、その単位面積当たりの質量を2.55kg/m2としたものである。比較体B2は、厚さ0.3mmの鉛で作製したものであり、その単位面積当たりの質量を3.40kg/m2としたものである。
作製した前記試験体A1〜A3及び前記比較体B1,B2に対して、簡易的な測定装置にてそれぞれの空気音遮断性能を測定した。
<試験内容及び結果>
前記確認試験Aで作製した試験体A1,A2,A3をそれぞれ80mm×80mmの試験片とし、電気炉に入れ炉内温度を200℃,190℃,180℃,170℃,160℃,150℃に維持しつつ各試験片の状態を15分毎に観察したところ、各試験片の状態は以下に示すようになった。
層間の剥離については加熱の初期に層間の開きが見られたものの、剥離の進行はなく、又、層間の開きについても角にのみ僅かなものであった。
11 無機繊維クロス
12,13 砂鉄層
14,15 金属箔
Claims (15)
- 無機繊維クロスからなる基材と、
前記基材の片面または両面上に、接着層を介して設けられた砂鉄からなる砂鉄層と、
前記砂鉄層上に、接着層を介して設けられた金属箔とを有する
ことを特徴とする遮音シート。 - 請求項1に記載の遮音シートであって、
前記無機繊維クロスは、ガラスクロスである
ことを特徴とする遮音シート。 - 請求項2に記載の遮音シートであって、
前記無機繊維クロスの厚さが0.45mm以上3mm以下である
ことを特徴とする遮音シート。 - 請求項2または請求項3に記載の遮音シートであって、
前記無機繊維クロスの単位面積当たりの質量が、300g/m2以上1000g/m2以下である
ことを特徴とする遮音シート。 - 請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の遮音シートであって、
前記砂鉄の平均粒径は、150μm以上450μm以下である
ことを特徴とする遮音シート。 - 請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の遮音シートであって、
前記金属箔は、アルミニウム箔または銅箔からなる
ことを特徴とする遮音シート。 - 請求項6に記載の遮音シートであって、
前記金属箔の厚さが、25μm以上100μm以下である
ことを特徴とする遮音シート。 - 請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の遮音シートであって、
前記基材と前記砂鉄層との間の接着層は、接着用シートと接着剤とで構成される
ことを特徴とする遮音シート。 - 請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の遮音シートであって、
前記砂鉄層と前記金属箔との間の接着層は、接着シートで構成される
ことを特徴とする遮音シート。 - 請求項8または請求項9に記載の遮音シートであって、
前記接着シートは、オレフィン系樹脂シートである
ことを特徴とする遮音シート。 - 請求項10に記載の遮音シートであって、
前記接着シートの厚さは、30μm以上150μm以下である
ことを特徴とする遮音シート。 - 請求項8に記載の遮音シートであって、
前記接着剤は、クロロブチレン変性樹脂系接着剤である
ことを特徴とする遮音シート。 - 請求項12に記載の遮音シートであって、
前記クロロブチレン変性樹脂系接着剤は、30〜35質量部のクロロブチレン変性樹脂と、16〜18質量部のノルマルへキサンおよび60〜65質量部のトルエンの溶剤とからなる
ことを特徴とする遮音シート。 - 請求項13に記載の遮音シートであって、
前記接着剤の塗布量は、120g/m2以上150g/m2以下である
ことを特徴とする遮音シート。 - 請求項1乃至請求項14の何れか一項に記載の遮音シートの製造方法であって、
前記基材の片面または両面上に、接着用シートを積層し、熱プレスにより基材上に接着用シートを融着し、
仮融着した接着用シート上に、接着剤を塗布した後、砂鉄を散布し、
余分な砂鉄を除去した後、砂鉄上に、金属箔に接着用シートを積層したシート状物を積層し、熱プレスして得た
ことを特徴とする遮音シートの製造方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0667677A (ja) * | 1992-06-19 | 1994-03-11 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | 遮音カーテン用材料 |
JP3014359U (ja) * | 1995-02-03 | 1995-08-08 | 王子化工株式会社 | コンクリート穴埋め用粘着シート |
JP2001303691A (ja) * | 2000-04-19 | 2001-10-31 | Sekisui Chem Co Ltd | 制振遮音材及び床構成体 |
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- 2009-10-27 JP JP2009246281A patent/JP5386300B2/ja not_active Expired - Fee Related
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