JP2011094049A - 精油抽出装置 - Google Patents

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鉱一 伊藤
Yoko Umeda
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Abstract

【課題】
本発明の目的は、空冷ファンを有するマイクロ波照射装置内であっても、抽出容器からの余計な放熱を防ぎ、より省エネギーで植物バイオマスから精油を抽出できる精油抽出装置を提供することにある。
【解決手段】
空冷ファンを有するマイクロ波照射装置内でマイクロ波を用いて植物バイオマスから精油を抽出する精油抽出装置であって、植物バイオマスと溶媒とを収容するマイクロ波透過性の抽出容器と、前記抽出容器の周囲に配置された比誘電率が1.0〜5.0のマイクロ波透過性の断熱材と、前記抽出容器で抽出された精油と溶媒との混合物を回収して冷却する冷却器と、冷却された混合物から精油と溶媒とを分離する分離器と、を備えたことを特徴とする精油抽出装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロ波を用いて植物バイオマスから効率的に精油を抽出できる精油抽出装置に関し、特に抽出容器の周囲に断熱材を配置して、より省エネルギーで精油を抽出できる精油抽出装置に関する。
植物バイオマスから抽出された精油には抗菌、防虫効果などの生理活性物質が含まれており、広く利用されている。この精油は、一般に水蒸気蒸留法、有機溶媒抽出法や超臨界抽出法などにより植物バイオマスから抽出されている。
水蒸気蒸留法は、溶媒(水)をマントルヒーター等で加熱して水蒸気を生成し、水蒸気を植物バイオマスに通過させて精油を抽出するものである。主に常圧下の条件で行われるが、加圧下の条件でも行われる(その場合はオートクレーブ法と呼ばれることもある)。この方法は比較的簡易であるが、処理時間が1時間以上と長く、エネルギー消費量も多かった。
有機溶媒抽出法は、植物バイオマスに有機溶媒を浸透させ、有機溶媒中に溶出した精油を抽出する方法である。有機溶媒抽出法により抽出した精油には、熱劣化はないが、精油中に有機溶媒が微量に残留する可能性が高く、精油の用途が限定されていた。
超臨界抽出法は、植物バイオマスに超臨界状態の二酸化炭素を通過させて精油を抽出する方法である。溶剤である二酸化炭素は常圧にて気化して残留しないため質の高い精油を得ることが出来るが、非常にコストが高くなる点が問題であった。
そこで、本発明者らは、植物バイオマスをマイクロ波加熱して精油を抽出する方法(以下、マイクロ波抽出法と呼ぶ)を開発した(例えば特許文献1参照)。マイクロ波抽出法によれば、マイクロ波の選択加熱効果により反応物が非常に短時間で加熱できるため、マントルヒーターなどの外部加熱方式に比べ、1/6程度の短時間で、省エネルギーにて精油を抽出することに成功している。
さらに、電子レンジ内でマイクロ波抽出法が適用できるように小型抽出装置を開発した(例えば特許文献2、3参照)。電子レンジを用いることで、さらに簡易かつ低コストにて精油を抽出することができるようになった。
しかしながら、電子レンジ内では抽出容器の外側に空間が存在し、さらにこの空間にはマイクロ波発振器の空冷ファンによる気流があるため、マイクロ波加熱中に抽出容器が冷やされてしまい、一部のマイクロ波エネルギーが無駄に消費されていた。
特開2007−231196号公報 特開2007−272732号公報 特開2007−289916号公報
よって、これらの課題を解決するために本発明の目的は、空冷ファンを有するマイクロ波照射装置内であっても、抽出容器からの余計な放熱を防ぎ、より省エネギーで植物バイオマスから精油を抽出できる精油抽出装置を提供することにある。
本発明者らは、植物バイオマスと溶媒を収容する抽出容器の周囲にマイクロ波透過性の断熱材を配置することで、マイクロ波による加熱効率を維持したまま抽出容器からの放熱を効果的に防止できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明に係わる精油抽出装置は、空冷ファンを有するマイクロ波照射装置内でマイクロ波を用いて植物バイオマスから精油を抽出する精油抽出装置であって、植物バイオマスと溶媒とを収容するマイクロ波透過性の抽出容器と、前記抽出容器の周囲に配置された比誘電率が1.0〜5.0のマイクロ波透過性の断熱材と、前記抽出容器で抽出された精油と溶媒との混合物を回収して冷却する冷却器と、冷却された混合物から精油と溶媒とを分離する分離器と、を備えたことを特徴とする。
ここで、前記断熱材は、グラスウール製であることが好ましい。また、前記抽出容器は、ガラス製であることが好ましい。
また、前記分離器で分離された溶媒を前記抽出容器に戻すための戻り管をさらに備えることが好ましい。
本発明の精油抽出装置によれば、空冷ファンを有するマイクロ波照射装置内であっても、抽出容器からの余計な放熱を防ぎ、より省エネギーで植物バイオマスから精油を抽出することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係わる精油抽出装置の概要を表す構成図である。 本発明の第1の実施形態に係わる別の精油抽出装置の概要を表す構成図である。 本発明の第2の実施形態に係わる精油抽出装置の概要を表す構成図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。
〔第1の実施形態〕
図1に、本発明の第1の実施形態に係わる精油抽出装置の概要を表す構成図を示す。本実施形態では、空冷ファン12を有するマイクロ波照射装置10内でマイクロ波を用いて植物バイオマスから精油を抽出する精油抽出装置20を対象とする。
図中に点線で表示したマイクロ波照射装置10の一側面にはマイクロ波照射器11が設置されており、さらに、マイクロ波照射器11はマイクロ波発振器(図示しない)を有している。マイクロ波発振器としては、マグネトロン等のマイクロ波発振器や、固体素子を用いたマイクロ波発振器等を適宜用いることができる。
マイクロ波照射装置10としては、代表的には小型の電子レンジを例示できる。ただし、マイクロ波照射装置10のサイズはこれに限られず、空冷ファン12を有していれば大型、小型を問わない。
空冷ファン12は、マイクロ波照射器内のマイクロ波発信器に向かって配置され、空冷ファン12からの気流により同発信器を冷却する。冷却に用いられた気流の一部はマイクロ波照射装置10の中にも入り、装置内にも気流を発生させる。なお、空冷ファン12の位置はこれに限られず、その他電子部品を冷却するために別の位置に配置されるものもある。
第1の実施形態に係わる精油抽出装置20は、植物バイオマスAと溶媒Bとを収容する抽出容器21と、抽出容器21の周囲に配置された断熱材22と、抽出容器21から抽出された精油と溶媒との混合物を回収して冷却する冷却器23と、冷却された混合物から精油と溶媒とを分離する分離器24とから主に構成される。
抽出容器21は、下部に溶媒を収容する溶媒室26と、上部に植物バイオマスを収容する反応室25とを有し、溶媒室26と反応室25との間は多孔板27で仕切られている。抽出容器21はマイクロ波を透過しやすいようにマイクロ波透過性の材料で形成される。マイクロ波透過性の材料としては、ガラスあるいはポリプロピレン系、ポリアミド系等の樹脂材料を用いることができ、なかでも耐久性や取扱の容易さからガラスが好ましい。
多孔板27は、マイクロ波加熱により蒸発した溶媒が抵抗なく植物バイオマスを浸透できるように、多数の孔を有している。多孔板27の材質はマイクロ波透過性の材料でもよいが、その他一般的な耐熱材料でもよい。
本実施形態では、抽出容器21の周囲に比誘電率が1.0〜5.0のマイクロ波透過性の断熱材22が配置されていることに特徴がある。マイクロ波透過性の断熱材22を用いることで、空調ファンが作動してマイクロ波照射装置10内に気流が生じていても、抽出容器21からの余計な放熱を防ぐことができる。また、断熱材22をマイクロ波透過性とすることで、断熱材22によってマイクロ波が遮断されず、抽出容器21の加熱効率を維持することができる。
断熱材22の材質は所要の比誘電率を満たしているならば特に限定されないが、断熱性能、耐久性や取扱の容易さの点からグラスウールが好ましい。断熱材22の配置位置は、図1に示す通り抽出容器21の側面全周とするだけでなく、さらに断熱効果を高めるため抽出容器21の上面を覆ってもよい。また、断熱材22の厚さは必要とされる断熱性能を考慮して適宜設定すればよいが、一般に5〜10cmとするのが好ましい。
冷却器23は、マイクロ波加熱により蒸発した溶媒と精油との混合物を回収し冷却して混合液を生成するための冷却手段を備えている。冷却手段では冷媒を循環させて混合物を冷却する。冷媒の温度は、通常−20〜10℃
とし、溶媒が水の場合は−10〜5℃の範囲とするのが好ましい。
分離器24は、抽出液を収容する分離槽(図示しない)を有している。ここで、抽出液が静置され、溶媒と精油とが比重差により分離される。また、分離器24は排出弁28を有し、ここから分離された精油と溶媒とが排出される。
抽出容器21と断熱材22は、マイクロ波照射装置内に設置される。一方、冷却器23と分離器24は加熱不要であり、マイクロ波照射装置外に設置される。抽出容器21と冷却器23とが離れている場合には、図1の通り冷却器23と抽出容器21との間を蒸気管29で接続すれば良い。
次に、第1の実施形態に係わる精油抽出装置20を用いた精油抽出の手順について説明する。
まず、抽出容器21の底部の溶媒室26に溶媒Bを収容し、その後多孔板27を設置して、粉砕した植物バイオマスAを投入する。この際、植物バイオマスと溶媒との重量比を植物バイオマス/溶媒=1/0.1〜1/5.0の範囲に設定する。この範囲内であれば精油の抽出効率が高いためである。
また、溶媒は多孔板27や植物バイオマスと接触しない高さまで収容する。溶媒が植物バイオマスに接触することにより生じる熱水分解や、抽出反応後の過湿を防止するためである。
次に、抽出容器21の蓋を設置して、マイクロ波照射装置10の中に移動する。さらに、マイクロ波照射装置10の上面を貫通させた蒸気管29の下端を抽出容器21の上部に取り付け、蒸気管29の上端に冷却器23および分離器24を取り付けて精油抽出装置20のセットが完了する。
マイクロ波抽出時は、マイクロ波照射器11からマイクロ波が照射され、空冷ファン12から気流が発生する。その際、マイクロ波が植物バイオマスに均一に照射されるように、ターンテーブル等により抽出容器21を回転させるとよい。
抽出時間(マイクロ波の照射時間)は、通常30秒〜1時間、好ましくは1分〜30分である。水蒸気蒸留法では1時間以上を要するところ、マイクロ波抽出法によれば、植物バイオマスの重量が1kg以下の場合は30分間以下の短時間で十分に精油を抽出できる。
マイクロ波照射時間の経過につれて、精油及び溶媒が蒸発し、蒸気管29 を通して抽出容器21の外に出た後、冷却器23で冷却・凝縮されて抽出液となり、分離器24に収容されて、精油が分離される。
図2は、第1の実施形態に係わる別の精油抽出装置の概要を表す構成図である。
この精油抽出装置20では、蒸発した溶媒を分離器24に収容するだけでなく、分離器24に戻り管30を設け、戻り管30により抽出液から溶媒を回収して、回収した溶媒を蒸気管29を通って抽出容器内に送り、粉砕した植物バイオマスに導入して再利用する。溶媒を回収して再度溶媒として利用することで、連続的に精油を抽出することできる。
ここで、戻り管30は分離器24の下端と接続され、混合液の中でも比重の重い溶媒(水)が選択的に回収される。戻り管30は斜め上方向の管から構成されている。分離器24に回収された混合液の量が、戻り管30の頂点とほぼ同じ高さになった時点で、分離器24
から溶媒が蒸気管29を通って抽出容器内に流れ出し、分離器内水位と戻り管の出口位置高さが同じになると、大気圧が等しくなるので、この水流が停止する。この溶媒の循環工程は複数回繰り返し行われ、徐々に分離器内に収容された混合液中の精油の割合が増加していく。
植物バイオマスとしては、栽培系植物バイオマス及び廃棄物系植物バイオマスが、主に使用される。栽培系植物バイオマスとしては、木や草の葉、実、枝、根などが挙げられる。廃棄物系植物バイオマスとしては、木材、間伐材、伐採木、剪定枝、おがくず、樹皮、チップ、端材、流木、竹、笹、木質建築廃材等の木質系バイオマス;モミ殻、稲藁、麦藁、バガス、アブラヤシ(パーム油の原料)のヤシ殻等の農作物系バイオマス;食品工場や外食産業から出る食品残渣等の食物系バイオマスなどが挙げられる。
植物バイオマスを粉砕するレベルは、精油の抽出効率を高めるため、細かく(例えば10mm以下に)するのが好ましい。粉砕する手段としては、手粉砕でもよいが、粉砕レベルを均一化できるため機械粉砕が好ましい。粉砕に用いられる機械としては、分析ミル、2軸粉砕機や食物用のブレンダーなどが例示できる。なお、細かく粉砕しすぎると、破砕の過程で発熱してしまい精油成分が蒸発してしまうことがあるので、粉砕するレベルは1mm以上にするのが好ましい。
溶媒としては、水、エーテル類、メタノールやエタノールなどのアルコール類、酢酸エチル、ピリジン、テトラヒドロフラン、クロロホルム、アセトン等を挙げることができる。中でも、水は安価で、入手容易であり、スパーク時の引火性など安全性の面からも好ましい溶媒である。さらに、抽出液には植物バイオマス中の水分も含まれるため、同じ水を溶媒として用い、抽出液中の成分を水と精油の2種類に限定することで、精油の分離が容易となる。
抽出時の抽出容器内の温度は、35℃〜160℃ に保持されていることが好ましく、より好ましくは75℃〜120℃である。反応温度をこの範囲に保持することにより、抽出される精油の分解を防止し、抽出効率を高めることができる。なお、この温度は、温度計(図示しない)等で計測され、計測位置は、抽出容器21だけでなく、蒸気管29に設定してもよい。
マイクロ波照射器11から照射するマイクロ波の出力や周波数、照射方法は、特に限定されるものではなく、反応温度が上述の範囲に保持できるよう電気的に制御すればよい。出力が低すぎる場合は溶媒蒸気発生量が少なくなり、出力が高すぎる場合は過加熱によるバイオマスの焦げ付き、溶媒の突沸や急激な蒸発が起こるため、電気的に制御しながら10W〜20kWの範囲とするのがよい。その中でも、精油抽出効率の点からマイクロ波の出力を500W〜1000Wの範囲とするのが好ましい。
また、マイクロ波の周波数は0.5〜10GHzが好ましい。0.5GHz未満の周波数では溶媒分子が電界の向きに追従可能で加熱効率が悪く、又、10GHzを超える周波数では、ガラス等の抽出容器21まで加熱されてしまい効率的でない。マイクロ波の照射は連続照射、間欠照射のいずれの方法であってもよいが、電気的に制御しながら連続照射するのが好ましい。
以上説明の通り、第一の実施形態に係わる精油抽出装置20によれば、空冷ファン12を有するマイクロ波照射装置内であっても、抽出容器21からの余計な放熱を防ぎ、より省エネギーで植物バイオマスから精油を抽出することが可能となる。
〔第2の実施形態〕
図3に、本発明の第2の実施形態に係わる精油抽出装置の概要を表す構成図を示す。第2の実施形態では、第1の実施形態と比較して、冷却器23、分離器24および戻り管30を抽出容器21の中央部に配置した点が異なっている。
本実施形態では、冷却器23、分離器24および戻り管30の周囲に植物バイオマスAを充填する。植物バイオマスがマイクロ波遮蔽効果を有するため、冷却器23、分離器24および戻り管30がマイクロ波加熱されることを防止できる。
冷却器23は円筒形容器からなり、その下部には、精油及び溶媒の混合物が通気出来るように、複数の穴が開いている。冷却器23には、通気した混合物を冷却するため冷却材が充填されている。冷却材には、氷やアルミナボールが用いられる。このうち、安価、入手容易であることから氷を用いるのが好ましい。
分離器24は円管形状で冷却器23の下部に配置され、さらに戻り管30は逆U字形状で分離器24の下部から抽出容器内まで配置されている。それぞれの機能は第一の実施形態と同様である。
以上説明の通り、第2の実施形態の精油抽出装置20によれば、冷却器23、分離器24および戻り管30を抽出容器内に配置することで、マイクロ波照射装置10内に精油抽出装置全体を収めることができ、装置のコンパクト化が図れる。また、マイクロ波照射装置10の上面に蒸気管29を貫通するための穴を設ける必要が無くなり、一般の電子レンジでも汎用的に精油を抽出することができる。
10 マイクロ波照射装置
11 マイクロ波照射器
12 空冷ファン
20 精油抽出装置
21 抽出容器
22 断熱材
23 冷却器
24 分離器
25 反応室
26 溶媒室
27 多孔板
28 排出弁
29 蒸気管
30 戻り管

Claims (4)

  1. 空冷ファンを有するマイクロ波照射装置内でマイクロ波を用いて植物バイオマスから精油を抽出する精油抽出装置であって、
    植物バイオマスと溶媒とを収容するマイクロ波透過性の抽出容器と、
    前記抽出容器の周囲に配置された比誘電率が1.0〜5.0のマイクロ波透過性の断熱材と、
    前記抽出容器で抽出された精油と溶媒との混合物を回収して冷却する冷却器と、
    冷却された混合物から精油と溶媒とを分離する分離器と、
    を備えたことを特徴とする精油抽出装置。
  2. 前記断熱材は、グラスウール製であることを特徴とする請求項1に記載の精油抽出装置。
  3. 前記抽出容器は、ガラス製であることを特徴とする請求項1または2に記載の精油抽出装置。
  4. 前記分離器で分離された溶媒を前記抽出容器に戻すための戻り管をさらに備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の精油抽出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015505331A (ja) * 2011-12-05 2015-02-19 デラウェア バリー カレッジ オブサイエンス アンド アグリカルチャー 煙草植物からのバイオ燃料の生産
JP2015192997A (ja) * 2014-03-24 2015-11-05 兼松エンジニアリング株式会社 マイクロ波を利用したバイオマス再資源化装置
CN113499601A (zh) * 2021-06-09 2021-10-15 林秀华 一种浮沉自振式超声波植物萃取装置
RU2814253C1 (ru) * 2023-10-30 2024-02-28 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Воронежский государственный университет инженерных технологий" (ФГБОУ ВО "ВГУИТ") Лабораторный СВЧ-экстрактор

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