JP2011093372A - ハイブリッド自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の触媒暖機運転を実行している最中に内燃機関に対する燃料供給を停止すると共に内燃機関を第1電動機でモータリングすることに起因した浄化触媒の温度低下をより適正に抑制する。
【解決手段】エンジン22の触媒暖機運転を実行している最中にアクセルペダル83の踏み込みが解除されたときには、エンジン22に対する燃料供給を停止すると共に、エンジン22に対する燃料供給の停止中に浄化触媒133の浄化性能を低下させないエンジン22の回転数として設定される上限回転数Nemaxでエンジン22の回転数を制限しながらモータMG1によるエンジン22のモータリングを伴って要求トルクTr*に基づく制動力が駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力されるようエンジン22とモータMG1およびMG2とを制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ハイブリッド自動車に関する。
従来、この種のハイブリッド自動車としては、排ガスを浄化するための触媒を含む浄化装置を有するエンジンと、第1のモータおよび車軸に接続された遊星歯車機構と、当該車軸に接続された第2のモータと、第1および第2のモータと電力のやり取りが可能なバッテリとを備え、触媒の温度とバッテリの残容量とに基づいて触媒の活性化を促進させるエンジンの触媒暖機運転を実行するか否かを判定するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド自動車では、触媒の温度が所定温度以下であると共にバッテリの残容量が所定値以上であるときに触媒暖機運転を実行すべきと判定することにより、バッテリの残容量を確保しながら触媒暖機運転を実行してエミッションの悪化を抑制している。
特開2008−238965号公報
ところで、上述のようなハイブリッド自動車では、運転者によりアクセルペダルの踏み込みが解除されたときには、エンジンに対する燃料供給を停止すると共に第1のモータでエンジンをモータリングすることによりエンジンからフリクショントルクを車軸に作用させることができる。しかしながら、エンジンのフリクションは個体差によりエンジン毎に異なるため、エンジンによっては所望のフリクショントルクを得るためにモータリングにより予め定められた設計値よりもエンジン回転数を高める必要が生じることもある。このような場合には、エンジン回転数の増加に伴い多量の空気が燃焼を伴わずに浄化装置へと送られるため、エンジンの触媒暖機運転が実行されているときであっても触媒の温度が低下してしまい、触媒を良好に暖機できなくなるおそれがある。
本発明のハイブリッド自動車は、内燃機関の触媒暖機運転を実行している最中に内燃機関に対する燃料供給を停止すると共に内燃機関を第1電動機でモータリングすることに起因した浄化触媒の温度低下をより適正に抑制することを主目的とする。
本発明のハイブリッド自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド自動車は、内燃機関と、該内燃機関の排気を浄化する浄化触媒を有する浄化装置と、動力を入出力可能な第1電動機と、車軸に連結された駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記第1電動機の回転軸とに3つの回転要素が接続された遊星歯車機構と、前記駆動軸に動力を入出力可能な第2電動機と、前記駆動軸に要求される制動力である要求制動力を設定する要求制動力設定手段と、
を備えたハイブリッド自動車であって、
前記浄化触媒の活性化を促進させる前記内燃機関の触媒暖機運転を実行している最中に運転者によりアクセルペダルの踏み込みが解除されたときには、前記内燃機関に対する燃料供給を停止すると共に、前記内燃機関に対する燃料供給の停止中に前記浄化触媒の浄化性能を低下させない該内燃機関の回転数として設定される上限回転数で該内燃機関の回転数を制限しながら前記第1電動機による該内燃機関のモータリングを伴って前記要求制動力に基づく制動力が前記駆動軸に出力されるよう該内燃機関と前記第1および第2電動機とを制御するアクセルオフ時制御手段、
を備えることを要旨とする。
本発明のハイブリッド自動車では、浄化触媒の活性化を促進させる内燃機関の触媒暖機運転を実行している最中に運転者によりアクセルペダルの踏み込みが解除されたときには、内燃機関に対する燃料供給を停止すると共に、内燃機関に対する燃料供給の停止中に浄化触媒の浄化性能を低下させない当該内燃機関の回転数として設定される上限回転数で内燃機関の回転数を制限しながら第1電動機による内燃機関のモータリングを伴って要求制動力に基づく制動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と前記第1および第2電動機とを制御する。これにより、内燃機関のフリクションが個体差により内燃機関毎に異なっていたとしても、所望のフリクショントルクを得るためにモータリングにより内燃機関の回転数が過度に高められてしまうことを抑制し、アクセルペダルの踏み込みが解除された際に浄化装置に送られる空気量の増加を抑制することができる。従って、このハイブリッド自動車では、内燃機関の触媒暖機運転を実行している最中に内燃機関に対する燃料供給を停止すると共に内燃機関を第1電動機でモータリングすることに起因した浄化触媒の温度低下をより適正に抑制することが可能となる。
また、前記上限回転数は、前記浄化触媒の温度が高いほど大きく設定されるものであってもよい。これにより、内燃機関に対する燃料供給を停止すると共に第1電動機により内燃機関をモータリングすることで駆動軸に出力される内燃機関のフリクショントルクを浄化触媒の暖機の程度に応じて大きくすることができるため、浄化触媒の温度低下を抑制しながらできるだけ内燃機関のフリクションを利用して車両に制動力を付与することができる。
本発明の実施例に係る車両としてのハイブリッド自動車20の概略構成図である。 エンジン22の概略構成図である。 ハイブリッドECU70により実行されるアクセルオフ時駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る車両としてのハイブリッド自動車20の概略構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、ガソリンや軽油などを燃料とするエンジン22と、エンジン22を駆動制御するエンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介してキャリア34が接続されたプラネタリギヤ30と、プラネタリギヤ30のサンギヤ31に接続された発電可能なモータMG1と、プラネタリギヤ30のリングギヤ32に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに連結された減速ギヤ35と、この減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに接続されたモータMG2と、リングギヤ軸32aにギヤ機構37およびディファレンシャルギヤ38を介して接続された駆動輪39a,39bと、モータMG1と電力ライン54との間に介設されたインバータ41と、モータMG2と電力ライン54との間に介設されたインバータ42と、インバータ41,42を介してモータMG1およびMG2を駆動制御するモータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40と、電力ライン54に接続された例えばリチウムイオン二次電池あるいはニッケル水素二次電池であるバッテリ50と、バッテリ50を管理するバッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52と、エンジンECU24やモータECU40、バッテリECU52と通信しながら車両全体を制御するハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「ハイブリッドECU」という)70とを備える。
エンジン22は、図2に示すように、エアクリーナ122により洗浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸入すると共に燃料タンク125からの燃料を燃料噴射弁126から噴射して混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃焼室に吸入し、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動によってクランクシャフト26の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化触媒(三元触媒)133を有する浄化装置134を介して外気へ排出される。
エンジンECU24は、CPU24を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU24aの他に処理プログラムを記憶するROM24bと、データを一時的に記憶するRAM24cと、図示しない入出力ポートとを備える。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号が図示しない入力ポートを介して入力されている。例えば、エンジンECU24には、クランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ140からのクランクポジションやスロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットルバルブ124のスロットル開度、エンジン22に吸入される空気の質量流量を検出するエアフローメータ148からの吸入空気量Qa、エンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ149からの冷却水温Tw、浄化触媒133の温度を検出する触媒温度センサ150からの触媒床温Tcatなどが入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号が図示しない出力ポートを介して出力されている。例えば、エンジンECU24からは、燃料噴射弁126への駆動信号やスロットルバルブ124のスロットル開度を調節するスロットルモータ136への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。また、エンジンECU24は、ハイブリッドECU70と通信しており、ハイブリッドECU70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。さらに、エンジンECU24は、所定の触媒暖機条件が成立したときに、浄化触媒133の活性化を促進させるために、エンジン22の間欠運転を禁止すると共に、例えばエンジン22の回転数Neを所定回転数(例えばアイドル時の回転数)に保持しつつ点火時期を通常時よりも大幅に進角させながらエンジン22を運転する触媒暖機運転を実行する。ここで、触媒暖機条件としては、バッテリ50の残容量SOCが所定の暖機実行残容量(例えば30%程度)以上であると共に浄化触媒133の触媒床温Tcatが所定の暖機実行温度以下であること等が挙げられる。
モータECU40は、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号に基づくモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2といったモータMG1,MG2に関するデータを計算する。バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために、バッテリ50の残容量SOCを算出したり、残容量SOCと所定の充放電制約とに基づいてバッテリ50の充放電要求パワーを算出したり、バッテリ50の残容量SOCとバッテリ50の温度とに基づいてバッテリ50の充電に許容される電力である許容充電電力Winとバッテリ50の放電に許容される電力である許容放電電力Woutとを算出したりする。
次に、上述のように構成された実施例のハイブリッド自動車20において、アクセルペダル83の踏み込みが解除されている際の動作について説明する。図3は、アクセルペダル83の踏み込みが解除されている際にハイブリッドECU70により所定時間毎(例えば数msec毎)に実行されるアクセルオフ時駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
図3のアクセルオフ時駆動制御ルーチンの開始に際して、ハイブリッドECU70の図示しないCPUは、アクセルペダルポジションセンサ82からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2、バッテリ50の許容充電電力Winおよび許容放電電力Wout、浄化触媒133の触媒床温Tcat,触媒暖機運転フラグFの値といった駆動制御に必要なデータを入力する(ステップS100)。ここで、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、モータECU40から通信により入力されるものであり、バッテリ50の許容充電電力Winおよび許容放電電力Woutは、バッテリECU52から通信により入力されるものであり、浄化触媒133の触媒床温Tcatは触媒温度センサ150により検出されると共にエンジンECU24から通信により入力されるものである。ただし、触媒床温Tcatは、エンジン22の始動後における吸入空気量Qaの積算値とエンジン22の始動時における冷却水温Twとに基づいてエンジンECU24により演算されたものであってもよい。また、触媒暖機運転フラグFは、エンジンECU24によりエンジン22の触媒暖機運転が実行されていないときには値0に設定されると共に、エンジン22の触媒暖機運転が実行されているときには値1に設定されるフラグであり、エンジンECU24から通信により入力されるものである。
ステップS100のデータ入力処理の後、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて車両に要求されるトルクとして駆動輪39a,39bに連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*を設定する(ステップS110)。実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTr*との関係が予め定められて図示しない要求トルク設定用マップとして図示しないROMに記憶されており、与えられたアクセル開度Accと車速Vとに対応した要求トルクTr*が当該マップから導出・設定される。そして、実施例において、アクセルペダル83の踏み込みが解除されているとき、すなわち、アクセル開度Accが値0であるときには、極低速域を除いて要求トルクTr*として負の値である制動トルクが設定される。
続いて、車速Vに基づいてエンジン22の目標回転数の仮の値である仮目標回転数Netmpを設定する(ステップS120)。実施例では、アクセルオフ状態での車速Vとエンジン22の仮目標回転数Netmpとの関係が予め定められて図示しないアクセルオフ時目標回転数設定用マップとしてROM74に記憶されており、与えられた車速Vに対応したものが仮目標回転数Netmpとして当該マップから導出・設定される。アクセルオフ時目標回転数設定用マップは、エンジン22の回転数と燃料カットされた状態のエンジン22から得られるフリクショントルクとの関係を予め実験・解析等により定めたものであり、基本的に車速Vが大きいほど仮目標回転数Netmpを大きな値に規定するものとして作成される。
次に、触媒暖機運転フラグFが値1であるか否かを判定し(ステップS130)、触媒暖機運転フラグFが値1であると判定されたとき、すなわち、エンジンECU24によりエンジン22の触媒暖機運転が実行されているときには、モータMG1でエンジン22をモータリングする際のエンジン22の回転数の上限値である上限回転数Nemaxを浄化触媒133の触媒床温Tcatに基づいて設定する(ステップS140)。上限回転数Nemaxは、エンジン22に対する燃料供給を停止すると共にモータMG1でエンジン22をモータリングしたときに浄化触媒133の浄化性能を低下させない回転数として実験・解析等により予め定められるものであり、上限回転数Nemaxと触媒床温Tcatとの関係を規定するように予め定められた図示しない上限回転数設定用マップを用いて浄化触媒133の触媒床温Tcatが高いほど大きく設定される。そして、ステップS130で設定したエンジン22の仮目標回転数Netmpと上限回転数Nemaxとの小さいほうをエンジン22の目標回転数Ne*として設定する(ステップS150)。これに対して、ステップS130にて触媒暖機運転フラグFが値1でないと判定されたとき、すなわち、エンジン22の触媒暖機運転が実行されていないときには、浄化触媒の温度低下を抑制するためにモータMG1でエンジン22をモータリングするときの回転数を制限する必要がないため、ステップS120で設定した仮目標回転数Netmpをエンジン22の目標回転数Ne*として設定する(ステップS160)。
エンジン22の目標回転数Ne*を設定したならば、バッテリ50の許容充電電力Win,許容放電電力Woutの範囲内で、エンジン22の回転数が目標回転数Ne*となるようにするための回転数フィードバック制御によりモータMG1から出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm1*を設定し、要求トルクTr*からモータMG1をトルク指令Tm1*で駆動したときにプラネタリギヤ30を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクを減じて得られるトルクをモータMG2のトルク指令Tm2*として設定する(ステップS170)。そして、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*およびTm2*をモータECU40に送信すると共にエンジン22の燃料カット指令をエンジンECU24に送信して(ステップS180)、本ルーチンを一旦終了する。
燃料カット指令を受け取ったエンジンECU24は、エンジン22の燃料噴射を停止するよう燃料噴射弁126を制御する。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受け取ったモータECU40は、トルク指令Tm1*、Tm2*に基づいてインバータ41,42を制御する。こうした制御により、実施例のハイブリッド自動車20は、クランクシャフト26が目標回転数Ne*で回転するように燃料カットされた状態のエンジン22をモータMG1によってモータリングすることでエンジン22のフリクショントルクを駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すると共に、要求トルクTr*に対するフリクショントルクの過不足分に相当するトルクをモータMG2から駆動軸としてのリングギヤ軸32aに入出力することが可能となる。なお、ステップS150において上限回転数Nemaxがエンジン22の目標回転数Ne*とされたときに、許容充電電力Winが充電電力として小さい場合、モータMG2から十分な回生制動力を出力することができずに制動力が不足するおそれがあるが、このような場合には、図示しない電子制御式油圧ブレーキユニットから不足分の制動力を出力すればよい。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、浄化触媒133の活性化を促進させるエンジン22の触媒暖機運転を実行している最中に運転者によりアクセルペダル83の踏み込みが解除されたときには、エンジン22に対する燃料供給を停止すると共に、エンジン22に対する燃料供給の停止中に浄化触媒133の浄化性能を低下させないエンジン22の回転数として設定される上限回転数Nemaxでエンジン22の回転数を制限しながらモータMG1によるエンジン22のモータリングを伴って要求トルクTr*に基づく制動力が駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力されるようエンジン22とモータMG1およびモータMG2とを制御する。これにより、エンジン22のフリクションが個体差によりエンジン毎に異なっていたとしても、所望のフリクショントルクを得るためにモータリングによりエンジン回転数が過度に高められてしまうことを抑制し、浄化装置134に送られる空気量の増加を抑制することができる。従って、実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の触媒暖機運転を実行している最中にエンジン22に対する燃料供給を停止すると共にエンジン22をモータMG1でモータリングすることに起因した浄化触媒133の温度低下をより適正に抑制することが可能となる。
また、上限回転数Nemaxは、浄化触媒133の触媒床温Tcatが高いほど大きく設定される。これにより、エンジン22に対する燃料供給を停止すると共にモータMG1によりエンジン22をモータリングすることで駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力されるエンジン22のフリクショントルクを浄化触媒133の暖機の程度に応じて大きくすることができるため、浄化触媒133の温度低下を抑制しながらできるだけエンジン22のフリクションを利用して車両に制動力を付加することができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業に利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジンECU、24a CPU、24b ROM、24c RAM、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 プラネタリギヤ、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、37 ギヤ機構、38 ディファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、40 モータECU、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、52 バッテリECU、54 電力ライン、70 ハイブリッドECU、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、125 燃料タンク、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、132 ピストン、133 浄化触媒、134 浄化装置、136 スロットルモータ、140 クランクポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 エアフローメータ、149 水温センサ、150 触媒温度センサ、MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. 内燃機関と、該内燃機関の排気を浄化する浄化触媒を有する浄化装置と、動力を入出力可能な第1電動機と、車軸に連結された駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記第1電動機の回転軸とに3つの回転要素が接続された遊星歯車機構と、前記駆動軸に動力を入出力可能な第2電動機と、前記駆動軸に要求される制動力である要求制動力を設定する要求制動力設定手段と、
    を備えたハイブリッド自動車であって、
    前記浄化触媒の活性化を促進させる前記内燃機関の触媒暖機運転を実行している最中に運転者によりアクセルペダルの踏み込みが解除されたときには、前記内燃機関に対する燃料供給を停止すると共に、前記内燃機関に対する燃料供給の停止中に前記浄化触媒の浄化性能を低下させない該内燃機関の回転数として設定される上限回転数で該内燃機関の回転数を制限しながら前記第1電動機による該内燃機関のモータリングを伴って前記要求制動力に基づく制動力が前記駆動軸に出力されるよう該内燃機関と前記第1および第2電動機とを制御するアクセルオフ時制御手段、
    を備えるハイブリッド自動車。
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