JP2011092817A - 油水分離前処理装置タンク - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で設置スペースが小さく、かつ、油水分離効果の確認を乗組員が目視で行う必要が無い油水分離前処理装置タンクを提供することを目的とする。
【解決手段】タンクは一層式タンクからなり、当該タンクにはタンク寸法に比し、タンクに流入するビルジの流速を遅くし、かつ、タンク内のビルジの攪拌を抑えるためタンクのビルジ流入口の口径より大きい口径を有し、タンクの内壁に向かって折れ曲がるグースネック状の流入管と、タンク内壁に配置される油分検知センサーと、タンク底部に設ける電磁弁とからなり、前記油分検知センサーが所定値を検出した場合に前記電磁弁を開放してタンク内のビルジをタンク外へ排出可能とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、船舶の油水分離前処理装置タンクに関する。
従来、船舶の船底に溜まるビルジは、配管類から漏れ出た水や各箇所で結露した水等が船底に汚水として溜まったものであり、一般的にグリース等の油分を含んでいるため、環境保護の観点からそのまま海洋に廃棄することが厳しく禁じられている。そこで、船舶に装備した油水分離器によりビルジから油分を除去して該ビルジを浄化することが行われているが、船底のビルジを直接的に油水分離器に投入してしまうと、該油水分離器にかかる負担が大きすぎて、短期間に油水分離器のフィルタ類が目詰まりするといった問題が起こってしまうため、ビルジを油水分離器に投入する前に油水分離前処理タンクに先に投入し、該油水分離前処理タンクで比重差により油分を概ね分離処理し、残った分離水だけを本格的な油水分離器へ投入するようにしていた。ここで、油水分離前処理タンク本体の内部空間に油水混合液の投入に伴う循環流が形成されないようにして、タンク本体下部での分離水の攪拌を防ぐことを目的とした油水分離前処理タンクとしては、例えば、特開2000−153102号公報に掲示ものもが知られている。
当該特開2000−153102号公報に開示のものは、発明名称「油水分離前処理タンク」に係り、「油水分離前処理タンクに関し、タンク本体の内部空間に油水混合液の投入に伴う循環流が形成されないようにして、タンク本体下部での分離水の撹拌を防ぐこと」を目的として(同公報明細書段落番号0014)、「タンク本体の内部空間に、該内部空間を上部空間と下部空間とに区画し得るよう斜めに中仕切板を配設すると共に、該中仕切板の少くとも最上部と最下部とに、上部空間及び下部空間の相互を連通せしめる流通口を穿設し、前記上部空間の上側域に、油水混合液の投入口と分離油の排出口とを夫々開口せしめ、前記下部空間の下側域には、分離水の排出口を開口せしめた」構成を取ることにより(同公報明細書段落番号0015)、「タンク本体の内部空間に油水混合液の投入に伴う循環流の形成を抑制することができ、これによりタンク本体下部での分離水の撹拌を防ぐことができるので、タンク規模の大小に関わらず確実に油水を分離することができ、従来より油水の分離効果を大幅に向上することができる」等の効果を奏するものである(同公報明細書段落番号0034等)。
図3は、当該特開2000−153102号公報に開示の発明を実施する形態の一例を概略的に示す正面図であり、符号101は、タンク本体、102は、ビルジ(油水混合液)、103は、分離油、104は、分離水、105は、内部空間、105Aは、上部空間、105Bは、下部空間、108は、排出口、114は、排出口、119は、中仕切板、120は、流通口、121は、流通口、122は、投入口、123は、トレイである。
当該特開2000−153102号公報に開示の油水分離前処理タンク101は、タンク本体101の内部空間105にビルジ102の投入に伴う循環流の形成を抑制し、これによりタンク本体101下部での分離水104の撹拌を防ぎ、その結果、確実に油水を分離するというものであるが(同公報明細書段落番号0030)、当該特開2000−153102号公報に開示の油水分離前処理タンク101では油分状況を目視で確認するための手動操作の油分チェックバルブ等の配置ができないため、油水分離効果の確認ができないという問題がある。
そこで、通常用いられる油水分離前処理タンクとしては、図2に示されるような二層式の油水分離前処理タンク201が知られている。図2は、この種の通常の船舶に搭載される二層式の油水分離前処理タンク201の概略を示す概略図である。図2において、201は、二層式油水分離前処理タンク、202は、一層目のタンク、203は、二層目のタンク、204は、中仕切板、205は、油分・水分からなるビルジ流入口、206、207、208は、それぞれ一層目のタンク202内の油分が溜まる層の上部域、中部域、下部域のそれぞれの位置に設けられるチェック弁、209は、油分注入口、210は、ビルジ分離油タンク(図示外)へ油分を送出するオイリーウォータードレインパイプ、211は、オーバーフローパイプ、212は、ビルジタンク(図示外)へ水分を送出する水分排出パイプ、213は、ビルジ内の油滴(油分)、214は、ビルジ内の水分、215は、排出電磁弁、216は、配水管である。
水分と油分となからなるビルジは、前記ビルジ流入口205から、一層目のタンク202内に流入され、ここで、水と油の比重の違いから、油分は、自然に分離浮上し、タンク202の上部に、その結果、水分は、タンク下部に滞留することとなる。そして、滞留する水分214は、中仕切板204の下方を通って、前記二層目のタンク203にも滞留することとなる。
油分の自然分離が進行すると、次第に、タンク2020内は、上部から油分領域が増える。
そこで、タンク202内で、油分がどの程度、分離されているかを前記チェック弁206、207、208をいずれかから試料を取り出し、その光透過の具合から目視でそのチェック弁位置の領域の油分の分離度を推定する。すなわち、チェックは、通常、1日に2回程度行われ、油分が多く含まれるビルジは、黒色を呈し、油分が少ないビルジは、褐色を呈する。したがって、例えば、前記チェック弁206は、黒色であるが、チェック弁207は、いまだ、さほどの黒色ではないと目視チェックされるときには、当該タンク202においては、油分は、チェック弁206位置までしか達していないこととなり、そこで、チェック弁208位置から採取の試料が黒色に呈していることを目視した場合には、油分分離が達成されたとして、タンク203の底部に配置された前記排出電磁弁215を開けて、油分を含むビルジをタンク202、203内から抜き、ビルジタンク(図示外)に還流させる。
ところが、この通常用いられる二層式油水分離前処理タンク201は、二層式のタンクであるためにタンクが大型となり、設置スペースに余裕の無い小型船の機関室内に設置することは困難であった。また、この二層式のタンクからなる油水分離前処理タンク201には、一層目の油分状況を目視で確認するための手動操作のチェック弁が、前述するように、タンク外側側壁に3個を取付けておかなければならず、このため、タンク201本体の構造が複雑でタンク設置等の工作時間が掛かるという問題があった。
特開2000−153102号公報
そこで、本願発明は、上記の従来技術上の課題に鑑み、小型で設置スペースが小さく、かつ、油水分離効果の確認を乗組員が目視で行う必要が無い油水分離前処理装置タンクを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願請求項1に係る発明は、船舶の油水分離前処理装置タンクにおいて、タンクは一層式タンクからなり、当該タンクにはタンク寸法に比し、タンクに流入するビルジの流速を遅くし、かつ、タンク内のビルジの攪拌を抑えるためタンクのビルジ流入口の口径より大きい口径を有し、タンクの内壁に向かって折れ曲がるグースネック状の流入管と、タンク内壁に配置される油分検知センサーと、タンク底部に設ける電磁弁とからなり、前記油分検知センサーが所定値を検出した場合に前記電磁弁を開放してタンク内のビルジをタンク外へ排出可能としたことを特徴とする。
また、本願請求項2に係る発明は、前記請求項1に係る船舶の油水分離前処理装置タンクにおいて、前記タンクの内壁に向かって折れ曲がるグースネック状の流入管出口におけるビルジ通過速度(V2)がタンク内の油滴がストークの法則に基づく油滴浮上速度(V1)以下であることを特徴とする。
さらに、本願請求項3に係る発明は、前記請求項1に係る船舶の油水分離前処理装置タンクにおいて、前記タンクのビルジ流入口の口径とタンクの内壁に向かって折れ曲がるグースネック状の流入管の口径の口径比は、タンク内のビルジ通過速度(V2)が油滴浮上速度(V1)以下となる口径比であることを特徴とする。
そして、本願請求項4に係る発明は、前記請求項1に係る船舶の油水分離前処理装置タンクにおいて、前記油分検知センサーは、ビルジ内の油分の静電容量を計測する油分検知センサーからなり、当該センサー位置におけるビルジ内の油分濃度が30%以上となったときに、前記排出電磁弁を開にすることを特徴とする。
本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
(1)従来の二層式タンクと同等の機能を一層式のタンクで達成することができ、その分、設置スペースに余裕の無い小型船の機関室内に設置することが可能となる効果がある。
また、タンクが一層式となりさらに、油分状況を確認するためのチェック弁が不要となり構造が簡単でタンク工作時間の短縮という効果があり、チェック弁による油分濃度チェックを乗組員が行う必要が無く、自動運転が可能となり乗組員の負担軽減効果がある。
本実施例1に係る船舶の油水分離前処理装置タンク1の概略を示す図、 船舶に搭載される従来の二層式の油水分離前処理タンク201の概略を示す概略図図、 特開2000−153102号公報に開示の発明を実施する形態の一例を概略的に示す正面図である。
本発明を実施するための形態として油水分離前処理装置タンクの一実施例を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本実施例1に係る船舶の油水分離前処理装置タンク1の概略を示す図であり、符号1は、油水分離前処理装置タンク、2は、静電式油分検知センサー、3は、ケーブル、4は、電磁石(ソレノイド)、5は、排出電磁弁、6は、配水管、7は、ビルジ流入口、8は、流入官、9は、油分注入口、10は、オイリーウォータードレインパイプ、11は、オーバーフローパイプ、12は、水分排出パイプであり、13は、油滴である。
まず、本実施例1に係る船舶の油水分離前処理装置タンク1の大きさは、例えば、幅×奥行き×高さが、900mm×1200mm×1500mm程度のサイズで、タンク1の底部の近傍位置にタンク外口径が25mm程度のビルジ流入口7にビルジポンプにより、ビルジを流入させ、該ビルジ流入口7は、タンク内口径が75mm程度のグースネック状の流入管8から内に流入させる。
このように、タンク1内に配置される流入管8の口径をタンク外のビルジ流入口7の口径より大きなものとし、かつ、当該流入官8の形状をグースネック状とすることにより、流入管8内及び流入管8からのタンク1に流れ込むビルジの流速を従来と比べて遅くすることができ、かつ、その流入速度が遅くなるので、タンク1内のビルジの移動や攪拌を防ぐことが可能となり、タンク1内ビルジ通過速度(V2)を油滴浮上速度(V1)以下に抑えることができるようにタンクの大きさ、流入管8およびグースネックの大きさ、前記外形と内径の口径比を適宜選択する。
すなわち、前記タンク1は一層式タンクからなり、当該タンク1にはタンク寸法に比し、タンクに流入するビルジの流速を遅くし、かつ、タンク1内のビルジの攪拌を抑えるためタンク1のビルジ流入口7の口径より大きい口径を有し、タンク1の内壁に向かって折れ曲がるグースネック状の流入管8を備える一方、前記タンク1の内壁には前記油分検知センサー2が配置され、前記タンク1の底部には排出電磁弁5を設け、前記油分検知センサー2が所定値を検出した場合に前記排出電磁弁5を開放してタンク1内のビルジをタンク外へ排出可能としたものである。
なお、V1は、前記タンク1内ビルジ通過速度であり、V2は、タンク1内で油分からなる油滴13の油滴浮上速度である、当該油滴浮上速度V1は、ストークスの法則に従い、油分の混在率によって変化することとなる。
したがって、前記の例でいえば、本実施例1に係る船舶の油水分離前処理装置タンク1においては、前記タンク1の内壁に向かって折れ曲がるグースネック状の流入管8の出口におけるビルジ通過速度(V2)が、タンク1内の油滴がストークの法則に基づいて浮上する速度である油滴浮上速度(V1)以下となるように前記流入管8の大きさ・長さ・折れ曲がり程度等を決定する。そして、他方、前記口径比でいえば、本実施例1に係る船舶の油水分離前処理装置タンク1においては、前記タンクのビルジ流入口の口径とタンクの内壁に向かって折れ曲がるグースネック状の流入管の口径の口径比は、タンク内のビルジ通過速度(V2)が油滴浮上速度(V1)以下となる口径比を取り、この口径比において、タンク1内のビルジの移動・攪拌が防止されるように構成したものである。
また、本実施例1に係る油水分離前処理装置タンク1は、従来の二層式油水分離前処理タンク201の一層目のタンク202に設けていたチェック弁206、207、208の代わりにビルジ内の油分の静電容量を計測する油分検知センサー2と排出用電磁弁5をタンク1に設置し、高濃度の油分や大量の油分がタンク1に流入した場合には、タンク1内のビルジ(油分と水分の混合物)を自動的に船内の船底(図示外)又はビルジ分離油タンク(図示外)へ排出するように構成したものであり、その際に、タンク1内の油分がストークスの法則により上昇分離される油滴浮上速度V1よりタンク1内にビルジが流入されるビルジ通過速度V2を大幅に遅くする構成とすることによって、油分と水分の分離速度に対応するような流入管8の口径とタンクのビルジ流入口の口径より大きくし、かつ、タンク1側壁側ヘグースネック状に曲げてタンク内のビルジ流入速度を遅くしてタンク1内のビルジの移動・攪拌が防止される速度を取る構成とする。
すなわち、本実施例1に係る油水分離前処理装置タンク1は、タンク1の下部に流入するビルジ(油分と水分の混合物)のタンク1内ビルジ通過速度V2を油滴浮上速度V1以下に抑えることによって、油分がタンク上部に滞留する度合いを高め、さらに、タンク1の上部に前記オーバーフローパイプ11を設け、ここで分離された油分を外部に排出させるように構成される。
また、本実施例1に係る油水分離前処理装置タンク1は、大量の油分を含む高濃度の油分がタンク1内に流入した場合には、前記油分検知センサー2の検知結果によって自動的に前記排出電磁弁5を開にしてタンク1内のビルジ(油分と水分の混合物)を船内の船底又はビルジ分離油タンク(図示外)へ排出するための排水管6を設けた構造である。
ここで、前記油分検知センサー2は、例えば、兵神機械工業製のセンサーを使用し、上記ビルジ内の油分の静電容量を検知し出力するものであり、ビルジ内の油分濃度が約30%以上となった場合に、当該センサー2の検知結果に基づいて、前記自動的に前記排出電磁弁5を開にしてタンク1内のビルジ(油分と水分の混合物)を船内の船底又はビルジ分離油タンク(図示外)へ排出する。
このような構成とすることにより、従来の二層式タンクと同等の機能を一層式のタンクで達成することができ、その分、設置スペースに余裕の無い小型船の機関室内にも油水分離前処理装置タンク1を設置することが可能となり、また、タンクが一層式となり、さらに、油分状況を確認するためのチェック弁が不要となるので、構造が簡単でタンク工作時間を短縮することができ、乗組員にとっては、チェック弁から試料を抽出してビルジの油分濃度チェック作業の必要がなくなり、ビルジの油分分離を含む操船の自動運転が可能となり乗組員の負担が軽減される。
本発明は、船舶の油水分離前処理装置タンクに利用される。
1 油水分離前処理装置タンク
2 油分検知センサー
3 ケーブル
4 電磁石(ソレノイド)
5 排出電磁弁
9 油分注入口
10 オイリーウォータードレインパイプ
11 オーバーフローパイプ
12 水分排出パイプ
13 油滴
101 油水分離前処理タンク
102 ビルジ
103 分離油
104 分離水
105 内部空間
105A 上部空間
105B 下部空間
108 排出口
114 排出口
119 中仕切板
120 流通口
121 流通口
122 投入口
123 トレイ
201 油水分離前処理タンク
202 一層目のタンク
203 二層目のタンク
204 中仕切板
205 ビルジ流入口
206、207、208 チェック弁
209 油分注入口
210 オイリーウォータードレインパイプ
211 オーバーフローパイプ
212 水分排出パイプ
213 ビルジ内の油滴(油分)
214 ビルジ内の水分
215 排出電磁弁
216 配水管
V1 滴浮上速度
V2 ビルジ通過速度

Claims (4)

  1. 船舶の油水分離前処理装置タンクにおいて、
    タンクは一層式タンクからなり、
    当該タンクにはタンク寸法に比し、タンクに流入するビルジの流速を遅くし、かつ、タンク内のビルジの攪拌を抑えるためタンクのビルジ流入口の口径より大きい口径を有し、タンクの内壁に向かって折れ曲がるグースネック状の流入管と、
    タンク内壁に配置される油分検知センサーと、
    タンク底部に設ける電磁弁とからなり、
    前記油分検知センサーが所定値を検出した場合に前記電磁弁を開放してタンク内のビルジをタンク外へ排出可能としたことを特徴とする船舶の油水分離前処理装置タンク。
  2. 前記タンクの内壁に向かって折れ曲がるグースネック状の流入管出口におけるビルジ通過速度(V2)がタンク内の油滴がストークの法則に基づく油滴浮上速度(V1)以下であることを特徴とする請求項1に記載の船舶の油水分離前処理装置タンク。
  3. 前記タンクのビルジ流入口の口径とタンクの内壁に向かって折れ曲がるグースネック状の流入管の口径の口径比は、タンク内のビルジ通過速度(V2)が油滴浮上速度(V1)以下となる口径比であることを特徴とする請求項1に記載の船舶の油水分離前処理装置タンク。
  4. 前記油分検知センサーは、ビルジ内の油分の静電容量を計測する油分検知センサーからなり、当該センサー位置におけるビルジ内の油分濃度が30%以上となったときに、前記排出電磁弁を開にすることを特徴とする請求項1に記載の船舶の油水分離前処理装置タンク。
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