JP2011092419A - 収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】上下複数の移動収納体を一緒に前方に出しての利用、あるいは、個々の移動収納体をそれぞれ単独で前方に出しての利用が簡単に選択できて使い勝手がよい。
【解決手段】前面が開口した格納部1内に、上下に複数の移動収納体2を設け、複数の移動収納体2を連結手段3で連結自在とする。連結手段3で連結していない状態で上記複数の移動収納体2が格納部1の前面開口4よりそれぞれ単独で出没可能となり、且つ、連結手段3で連結した状態で複数の移動収納体2が格納部1の前面開口4より連動して出没可能となっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、出し入れ自在な移動収納体を備えた収納装置に関する。
従来から、収納キャビネットに、ラック棚を上下多段に一体に設けた回動ラックを枢支手段により回動自在に取付け、回動ラックの格納位置よりも後方に棚を設けた収納装置が特許文献1により知られている。
この特許文献1に示された収納装置は、通常、収納キャビネットの前面開口に回動ラックが位置して該回動ラックに設けた上下多段のラック棚が露出しており、前面開口に位置して露出している上下多段のラック棚から物品を取り出したり、あるいは、上下多段のラック棚に物品を収納したりする。また、回動ラックが収納キャビネット内に格納されている状態のままで、上下多段のラック棚からの物品の取り出しや、各段のラック棚への収納がし難い場合は、回動ラックを回動して収納キャビネットの前面開口から前方に突出させて、物品の取り出しや、収納を行うことができる。
一方、奥の棚に収納している物品を取り出したり、奥の棚に物品を収納したりする場合は、回動ラックを回動して収納キャビネットの前面開口を開放することで、奥の棚の物品の取り出しや、収納を行うことができる。
しかし、この特許文献1に示された従来例にあっては、上下多段のラック棚が回動ラックに一体に形成してあるので、各ラック棚を単独で回動できない。このため任意のラック棚への物品の出し入れや、収納整理を行う場合、物品の形状、大きさ、あるいは収納位置等によっては、他のラック棚が邪魔になって、出し入れや収納整理がし難く、使い勝手が悪いという問題がある。
また、ラック棚が汚れた際に掃除をする場合、上下多段のラック棚が回動ラックに一体に形成してあるので、他のラック棚が邪魔になって掃除がし難く、この点でも使い勝手が悪い。
更に、上下複数段のラック棚のうち任意のラック棚の奥に位置する特定の棚への物品の出し入れを頻繁に行うような使用形態をする場合があるが、このような使用形態の場合でも、上下多段のラック棚を一体に形成した回動ラックを回動して収納キャビネットの前面開口を全部開放させる必要があり、このような場合は、前方に突出させる必要のないラック棚まで一緒に回動させて前方に突出させなければならず、邪魔になり、この点でも使い勝手が悪いという問題がある。
また、他の従来例として特許文献2が知られている。この従来例は、前方が開口したキャビネットに、主引出しと、内引き出しとを設け、主引出しの前板の裏面に設けた掛止装置を内引出しの前端に掛止自在としたものである。
このため、特許文献2にあっては、掛止装置で掛止している状態では、主引出しを引き出すことで、同時に内引出しを引出すことができ、また、掛止装置で掛止していない状態では、内引出しを引き出すことなく主引出しのみを単独で引き出すことができる。
しかしながら、内引出しは、主引出しを引き出した状態でなければ、引き出すことはできず、主引出しから独立して単独で引き出すことはできない。したがって、内引出しのみへの物品の出し入れを行う場合、主引出しを必ず引き出した状態で行わなければならず、出し入れ操作が煩わしく、また、前方に引き出した主引出しが邪魔になる等、使い勝手が悪いという問題がある。
特公平7−75568号公報 特開2003−164343号公報
本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて発明したもので、上下複数の移動収納体を一緒に前方に出しての利用、あるいは、個々の移動収納体をそれぞれ単独で前方に出しての利用を簡単に選択できて使い勝手がよい収納装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、以下のような構成になっている。
本発明の収納装置は、前面が開口した格納部1内に、上下に複数の移動収納体2を設け、上記複数の移動収納体2を連結手段3で連結自在とする。本発明の特徴は、連結手段3で連結していない状態で上記複数の移動収納体2が格納部1の前面開口4よりそれぞれ単独で出没可能となり、且つ、連結手段3で連結した状態で複数の移動収納体2が格納部1の前面開口4より連動して出没可能となっていることである。
このような構成とすることで、上下複数の移動収納体2を連結手段3で連結すると、上下複数の移動収納体2を一緒に格納部1の前面開口4より出没させるという使用形態にでき、また、連結手段3による連結を解除すると、上下複数の移動収納体2をそれぞれ他の移動収納体2から独立して単独で格納部1の前面開口4より出没させるという使用形態にできる。そして、これらの使用形態の選択が連結手段による連結又は連結解除により簡単に行える。
また、移動収納体2が回動により格納部1の前面開口4より出没するものであることが好ましい。
このように移動収納体2を回動して格納部1の前面開口4より出没する構造とすることで、移動収納体2を回動操作により簡単に前面開口4から前方に出すことができると共に、複数の移動収納体2をまとめて、あるいは個別に、使用者に適した任意の方向を向くように突出させることができて、使い勝手がよくなる。
また、格納部1に、移動収納体2を格納した状態で該移動収納体2より後方位置に後収納部5を設けることが好ましい。
このような構成とすることで、複数の移動収納体2をまとめて、あるいは個別に回動して突出させることで、格納部1の後方の後収納部5への物品の出し入れが容易に行える。この場合、ある特定の移動収納体2の後方の後収納部5に頻繁に使用する物品を収納している場合、連結手段3による連結を解除し、頻繁に使用するある特定の後収納部5に対応した特定の移動収納体2のみを単独で回動してこの部分のみ前面開口4を開放することで、簡単な操作で目的とする後収納部5への物品の出し入れができる。
また、連結手段3に、該連結手段3で移動収納体2を連結した状態で移動収納体2の外面のうち少なくとも一面の略延長位置に位置するガード部6を設けることが好ましい。
このような構成とすることで、移動収納体2から物品が外にこぼれ落ちるのを連結手段3に設けたガード部6で防止することができる。
また、移動収納体2が前後方向の直動により格納部1の前面開口4より出没するものであることが好ましい。
このように移動収納体2を前後方向の直動により格納部1の前面開口4より出没する構造とすることで、移動収納体2を引き出し操作、押し込み操作により簡単に前面開口4から前方に出したり、格納したりできると共に、複数の移動収納体2をまとめて、あるいは個別に、その時々の必要な任意の引き出し長さに突出させることができて、使い勝手がよくなる。
本発明は、上記のように、構成したので、上下複数の移動収納体を一緒に前方に出しての利用、あるいは、個々の移動収納体をそれぞれ単独で前方に出しての利用ができ、これにより使用者の多様な使用形態に応じて、上下複数の移動収納体の前面開口からの出没形態を選択して最も適した出没形態にでき、使い勝手が良くなる。しかも、上下複数の移動収納体を一緒に前方に出しての使用形態、あるいは、個々の移動収納体をそれぞれ単独で前方に出しての使用形態を選択するに当たり、連結手段により上下複数の移動収納体の連結あるいは、連結解除を行うことで、簡単に上記異なる使用形態を選択できるので、更に使い勝手が向上する。
本発明の収納装置の一実施形態を示し、上下複数の移動収納体を連結手段で連結した使用形態において上下複数の移動収納体を格納部に格納した状態を示す斜視図である。 同上の上下複数の移動収納体を連結手段で連結した使用形態において上下複数の移動収納体を一緒に格納部から手前に出した状態を示す斜視図である。 同上の連結手段による連結を解除した使用形態において任意の移動収納体を他の移動収納体から独立して単独で手前に出した状態を示す斜視図である。 同上の連結棒を上下の移動収納体に設けた連結孔に上方から挿入している途中の斜視図である。 同上の係止部と被係止部とを係止した状態を示す要部拡大斜視図である。 本発明の他の実施形態を示し、上下複数の移動収納体をガード部を有する連結手段で連結した使用形態において上下複数の移動収納体を一緒に格納部から手前に出した状態を示す斜視図である。 (a)(b)は同上のガード部を有する連結手段により上下の移動収納体をけんどん式に類する保持構成で連結する連結順序を示す説明図である。 本発明の更に他の実施形態を示し、上下複数の移動収納体をガード部付の連結手段で連結した使用形態において上下複数の移動収納体を一緒に格納部から手前に出した状態を示す斜視図である。 同上の正面図である。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
収納装置7としては、家具、建物に形成された物入れなどの格納用の凹所等を挙げることができるが、格納部1を有するものであれば、特に上記の例示のものにのみ限定されるものではない。
添付図面には家具として形成された収納装置7の例を示しており、家具の主体を構成するキャビネット7aは、側板8、天板9、底板10、背板11を箱状に組み立てることで構成されており、このキャビネット7aは内部が格納部1となり且つ前面が開口している。
格納部1内には上下に複数の移動収納体2が設けてあり、移動収納体2は格納部1の前面開口4から出没可能となっている。
図1乃至図5に示す実施形態では、移動収納体2は一側面の前端を、一方の側板8の内面前端部に軸支部材12で回動自在に軸支してあり、該軸支部材12を中心に移動収納体2を回動することで、移動収納体2が格納部1内に格納している状態から、移動収納体2を格納部1の前面開口4から手前側に飛び出させることができ、また逆に回動することで再び移動収納体2を格納部1内に格納することができるようになっている。
また、下の移動収納体2の上端部と上の移動収納体2の下面との間の隙間は、この間に手を入れて下の移動収納体2に収納した物品の出し入れできるような上下寸法が確保された出し入れ用間隔15となっている。
移動収納体2は、網かご、容器、棚板などにより構成してあり、添付図面に示す実施形態では線材で形成した網かごの例を示している。
上下複数の移動収納体2は、連結手段3で連結自在となっている。図1乃至図5に示す実施形態では連結手段3を連結棒3aで構成した例であり、図4の矢印に示すように各移動収納体2に設けた連結孔13に連結棒3aを上方から差し込むことで上下複数の移動収納体2を連結するようになっている。ここで、連結棒3aの上部に連結棒3aの外面から突出する抜け止め部14を設けて、上に位置する移動収納体2の連結孔13に抜け止め部14を係止することで、連結棒3aが下方に抜け落ちないようにしてある。なお、下に位置する移動収納体2の連結孔13の下端又は下方位置に連結棒3aの下端が当たる下ストッパを設けて、連結棒3aが下方に抜け落ちないようにしてもよい。
上記連結棒3aは上方に引き抜くことで上下の移動収納体2の連結を簡単に解除できる。
図1乃至図5に示す実施形態では移動収納体2の前部と、軸支部材12で軸支する側と反対側の側面とのなすコーナ部分またはその付近に連結孔13を設けた連結具16を取付け、連結棒3aで移動収納体2の前部と、軸支部材12で軸支する側と反対側の側面とのなすコーナ部分を連結するように構成している。
このように、連結棒3aが前面と、軸支部材12で軸支する側と反対側の側面とのなすコーナ部分に位置する構成にした場合、図2に示すように、上下の移動収納体2を同時に回動して手前に突出させると、上下の移動収納体2の側面間若しくは後面間に出し入れ用間隔15が形成され、連結棒3aに邪魔されることなく上下の移動収納体2の側面間、後面間に形成された出し入れ用間隔15から手を差し入れて、側面側、後面側からの物品の出し入れが容易にできる。また、上下複数の移動収納体2を一緒に回動するに当たり、連結棒3aを連結手段兼把手として手で掴んで回動操作することができて操作性が向上し、しかも、連結棒3a部分が最も手前に突出する部分となるため連結棒3aを手で掴んでの回動操作が容易に行える。
移動収納体2の前後寸法(奥行き寸法)は格納部1の前後寸法(奥行き寸法)よりも短くなっており、移動収納体2を格納した状態で、移動収納体2の後端と背板11との間にスペースが形成されるように構成してあり、このスペース部分に後収納部5が設けてある。添付図面の実施形態では、格納部1内には上下方向に複数の棚板17が設けてあり、この棚板17のうち上記複数の移動収納体2の後方に対応する位置にある棚板17aが上記後収納部5を構成している。
この移動収納体2の後方に対応する位置にある棚板17aの前端位置は、移動収納体2を格納部1内に格納した状態で移動収納体2が棚板17a又は棚板17aに収納した物品に当たらないように、他の棚板17の前端位置よりも後方にずらしている。
また、図1乃至図3においては、キャビネット7aに前面開口4を開閉自在とした扉18を回動自在に取付けているが、上記移動収納体2は扉18に対して独立しており、扉18を閉じている状態で扉18を開けると、移動収納体2が格納部1内に格納されたまま残るように構成してある。したがって、扉18を開けると、移動収納体2が格納部1の前面開口4に露出していているので、移動収納体2を手前に回動して出さなくても移動収納体2内に収納した物品を目で確認でき、また、移動収納体2内の前側に収納した物品の出し入れができるようになっている。
もちろん、本発明においては扉18を設けないものであってもよい。
上記のような構成の収納装置7は、上下複数の移動収納体2を連結手段3で連結すると、図2のように上下複数の移動収納体2を一緒に回動して格納部1の前面開口4より手前に突出させて前面開口4の後収納部5の前方に対応する部分を開放することができ、また、逆に回動して図1のように上下複数の移動収納体2を一緒に回動して格納部1内に格納することができる。
ここで、図1のように移動収納体2を格納部1に格納した状態では、移動収納体2内の前部に収納した物品の出し入れは容易であるが、移動収納体2内の後部又は側部に収納した物品の出し入れはし難い。しかし、図2のように、連結手段3で連結した上下複数の移動収納体2を一緒に回動して格納部1の前面開口4より手前に突出させると、各移動収納体2内の後部、側部に収納した物品の出し入れが容易に行える。
また、上下複数の移動収納体2を一緒に回動して格納部1の前面開口4より手前に突出させることで、前面開口4における複数の後収納部5の前方に対応する部分を開放し、複数の移動収納体2の後方に位置する複数の後収納部5への物品の出し入れができる。
一方、連結手段3による上下複数の移動収納体2の連結を解除すると、各移動収納体2をそれぞれ他の移動収納体2から独立して単独で回動して前面開口4より手前に突出させたり、格納したりできる。
例えば、図3のように任意の移動収納体2を単独で前面開口4より手前に突出させることで、他の移動収納体2に邪魔されることなく、移動収納体2への物品の出し入れができ、特に、背の高い物品や平面積の広い物品であっても、単独で手前に突出させることで容易に出し入れができる。
また、ある特定の移動収納体2の後方の後収納部5に頻繁に使用する物品を収納するという使い方をしている場合(例えば、図3のように下の移動収納体2の後方の後収納部5に頻繁に使用する物品を収納するという使い方をしている場合)、この頻繁に使用するある特定の後収納部5に対応した特定の移動収納体2のみを単独で回動して(例では図3のように、下の移動収納体2のみを単独で回動して)この部分のみ前面開口4を開放することで、複数の移動収納体2を一緒に回動しなくても、一つの移動収納体2のみを回動するという簡単な操作で目的とする後収納部5への物品の出し入れができる。
また、移動収納体2の掃除をする場合、上下複数の移動収納体2を個別に回動して手前に突出させることで、他の移動収納体2に邪魔されることなく、隅々まで容易に掃除することができる。
このように、本発明によれば、使用者の多様な使用形態に応じて、連結手段3による連結又は連結解除を選択するだけで、上下複数の移動収納体2を一緒に前方に出しての利用、あるいは、個々の移動収納体2をそれぞれ単独で前方に出しての利用を選択でき、使い勝手が向上する。
なお、図5に示すように、各移動収納体2の軸支部材12で軸支した側の一側面に被係止部19を設けると共に、キャビネット7aの側板8内面に係止部21を備えた保持部材22を取付けることで、上下複数の移動収納体2を収納した状態で、各移動収納体2の一側面に設けた被係止部19を、それぞれ対応する係止部21に着脱自在に係止して、移動収納体2の格納状態を保持するようにするのが好ましい。
添付図面に示す実施形態では移動収納体2である網かごを形成する線材のうち移動収納体2の一側面に位置する線材の一部が被係止部19を構成しており、移動収納体2を格納部1内に格納したした際に、上記線材よりなる被係止部19が断面略半円状をした係止部21に着脱自在に係止するように構成してある。
図6、図7には連結手段3の他の実施形態が示してある。この実施形態においては、連結手段3にガード部6が設けてあり、上下の移動収納体2を連結手段3で連結することで、移動収納体2の前後、左右の外面のうち少なくとも一面の略延長位置に上記ガード部6を位置させ、ガード部6で移動収納体2に収納している物品が外にこぼれ落ちるのを防止している。
図6の実施形態では、連結棒3aを複数左右方向に並設すると共に複数の連結棒3aの上下方向の略中間部分にわたるようにガード部6を架設して連結手段3を構成している。
各連結棒3aのガード部6よりも上方に突出する部分が上棒部3bとなり、ガード部6よりも下方に突出する部分が下棒部3cとなっている。
下段の移動収納体2の前面及び後面の上端部外面と下端部外面にそれぞれ上横桟23と下横桟24を設け、上横桟23の長手方向の複数個所に連結孔13を設けており、下横桟24の上記各連結孔13の直下の部位を下ストッパ25としている。
また、上段の移動収納体2の前面及び後面の外面(図6では下端部外面)に横桟26を設け、該横桟26の長手方向の複数個所に連結孔13を設けている。
ガード部6を設けた連結手段3で上下の移動収納体2を連結するには、まず、複数の連結棒3aの上棒部3bを図7(a)の矢印のように、上段の移動収納体2の横桟26の各連結孔13に下方より差込み、複数の連結棒3aの下棒部3cの下端を下段の移動収納体2の上横桟23の直ぐ上に位置させる。次に、図7(b)の矢印のように、複数の連結棒3aを下方に移動させて下棒部3cを上横桟23の各連結孔13に挿通すると共に下棒部3cをそれぞれ下横桟24の下ストッパ25に当接させる。この下棒部3cが下ストッパ25に当接した状態で上棒部3bは横桟26の連結孔13内に挿通された状態となっていて、連結手段3により上下の移動収納体2が連結される。この場合、移動収納体2の前面又は後面の略延長位置にガード部6が位置し、移動収納体2に収納した物品が移動収納体2の前面又は後面を越えて外に落下するのをガード部6で防止できる。
上記のガード部6を設けた連結手段3の上下の移動収納体2への取付けは、上記の説明のように、いわゆる「けんどん式」に類する保持構成により連結しており、取り外しは上記と逆の順序で行うことで、取り外しできる。
なお、ガード部6を設けた連結手段3の上下の移動収納体2への取付けは、上記のような「けんどん式」に類する保持構成のみに限定されないのはもちろんである。例えば、図示を省略しているが、一部がガード部6となる平網状又は板状のガード部6を有する連結手段3の内面の上下にフックを設け、上下のフックを上下の移動収納体2に設けた引掛け部に着脱自在に引掛けることで上下の移動収納体2を着脱自在に連結手段3で連結し、同時に、連結手段3に設けたガード部6を移動収納体2の前面又は後面の略延長位置に配置するようにしてもよい。
図6に示す実施形態では、ガード部6を設けた連結手段3で上下の移動収納体2の前面側の連結又は後面側の連結を選択できるので、前面の略延長位置又は後面の略延長位置にガード部6を位置させるのを選択でき、使用者の使い勝手に応じて前面側へのガード部6の配置、後面側へのガード部6の配置を選択できる。
また、図6の実施形態では、ガード部6を設けた連結手段3で上下の移動収納体2の前面側又は後面側を連結してガード部6を前面側又は後面側に配置する例を説明したが、ガード部6を設けた連結手段3で上下の移動収納体2の左右いずれかの側面側を連結してガード部6を側面側に配置してもよい。
また、上記各例では、ガード部6を設けた連結手段3で上下の移動収納体2の前面側又は後面側又は左側面側又は右側面側のいずれか一面を連結してガード部6を前面側又は後面側又は左側面側又は右側面側のいずれか一面の略延長位置に配置した例を示したが、上下の移動収納体2の前面側又は後面側又は左側側又は右側面側のうち複数面を複数のガード部6を設けた連結手段3で着脱自在に連結し、複数のガード部6を前面側又は後面側又は左側面側又は右側面側のうち複数面の略延長位置に配置してもよい。
なお、前述の図1乃至図3、図6に示す実施形態では、連結手段3で連結自在とした上下複数の移動収納体2が片開きとなった例を示しているが、格納部1内の左側に連結手段3で連結自在となった上下複数の移動収納体2を回動自在に配置すると共に、格納部1内の右側に連結手段3で連結自在となった上下複数の移動収納体2を回動自在に配置した両開きのものであってもよいのはもちろんである。
次に、本発明の他の実施形態を図8、図9に基づいて説明する。本実施形態は、キャビネット7aの内部の格納部1内に上下複数の移動収納体2を配置し、移動収納体2を前後方向の直動により格納部1の前面開口4より出没するように構成している。各移動収納体2はそれぞれスライドレール20により前後に移動自在に取付けている。
スライドレール20は、前後方向に長い固定レール20aと、該固定レール20aに対して前方に出没自在となった前後方向に長い可動レール20bで構成してあり、固定レール20aをキャビネット7aの側板8に固定し、可動レール20bを移動収納体2の底面の側端又は側面に固定してある。
上下複数の移動収納体2は、連結手段3で連結及び連結解除自在となっている。図8、図9の実施形態では、上下複数の移動収納体2の側面同士を連結手段3で連結してある。この連結手段3にはガード部6が設けてあり、本実施形態においてガード部6を有する連結手段3は、前述の実施形態と同様「けんどん式」に類する保持構成により上下の移動収納体2を着脱自在に連結するようになっている。なお、図8、図9の実施形態では、下の移動収納体2に連結孔13を有する上桟22を設けることなく、コーナ部分にまたはその付近に連結孔13を設けた連結具16を設けている。
図8、図9の実施形態において、上下複数の移動収納体2の左側面側又は右側面側を連結手段3で連結して左側面又は左側面の略延長位置にガード部6を配置するのが選択できる。
もちろん、本実施形態においても、ガード部6を設けた連結手段3で上下の直動式の移動収納体2の前面側又は後面側を連結してガード部6を前面側又は後面側の延長上に配置してもよい。また、上下の直動式の移動収納体2の前面、後面、左側側、右側面のうち複数面をガード部6を設けた複数の連結手段3で着脱自在に連結し、複数のガード部6を前面又は後面又は左側面又は右側面のうち複数面の略延長位置に配置してもよい。
上記のような構成の収納装置7は、上下複数の移動収納体2を連結手段3で連結すると、図8のように上下複数の移動収納体2を一緒に直動して手前側に引き出すことができ、また、逆に押し込むことで上下複数の移動収納体2を一緒に後方に直動して格納部1内に格納することができる。
一方、連結手段3による上下複数の移動収納体2の連結を解除すると、各移動収納体2をそれぞれ他の移動収納体2から独立して単独で直動して手前側に引き出すことができ、逆に押し込むことで単独で直動して格納することができる。
このように、本実施形態においても、使用者の多様な使用形態に応じて、連結手段3による連結又は連結解除を選択するだけで、上下複数の移動収納体2を一緒に前方に出しての利用、あるいは、個々の移動収納体2をそれぞれ単独で前方に出しての利用を選択でき、使い勝手が向上する。
なお、収納装置7を構成する家具が机やテーブルのようなものの場合、引き出し又は天板の下方の空間が格納部1となり、該格納部1内に、上下に複数の移動収納体2を出没自在に設け、上記複数の移動収納体2を連結手段3で連結自在とし、結手段3で連結することで上記複数の移動収納体2を格納部1から一緒に出没させたり、連結手段3による連結を解除した状態で複数の移動収納体2をそれぞれ単独で格納部1から出没させたりすることを選択できるように構成してもよい。
1 格納部
2 移動収納体
3 連結手段
4 前面開口
5 後収納部
6 ガード部

Claims (5)

  1. 前面が開口した格納部内に、上下に複数の移動収納体を設け、上記複数の移動収納体を連結手段で連結自在とし、連結手段で連結していない状態で上記複数の移動収納体が格納部の前面開口よりそれぞれ単独で出没可能となり、且つ、連結手段で連結した状態で複数の移動収納体が格納部の前面開口より連動して出没可能となっていることを特徴とする収納装置。
  2. 移動収納体が回動により格納部の前面開口より出没するものであることを特徴とする請求項1記載の収納装置。
  3. 格納部に、移動収納体を格納した状態で該移動収納体より後方位置に後収納部を設けたことを特徴とする請求項2記載の収納装置。
  4. 連結手段に、該連結手段で移動収納体を連結した状態で移動収納体の外面のうち少なくとも一面の略延長位置に位置するガード部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の収納装置。
  5. 移動収納体が前後方向の直動により格納部の前面開口より出没するものであることを特徴とする収納装置。
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JP2006087742A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Sun Wave Ind Co Ltd 収納家具

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