JP2011091954A - 電力供給装置、電力受電装置、電力供給システム及び電力供給方法 - Google Patents

電力供給装置、電力受電装置、電力供給システム及び電力供給方法 Download PDF

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    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power

Abstract

【課題】電力の供給及び情報の送受信を行うシステムにおいて、情報の通信経路を無線として、デバイス間で情報の授受を行うことが可能な、電力供給装置を提供すること。
【解決手段】電力供給についての合意を確立した他の装置へ、周期的に繰り返される予め定めた電力供給区間において該他の装置と合意した電力を供給する電力供給部と、前記電力供給部が電力を供給する前記他の装置との間で情報を表す情報信号を無線で送受信する情報通信部と、を備え、前記情報送信部は、前記電力供給部による他の装置への電力の供給前に該他の装置との間で電力供給についての合意を確立するための情報を無線通信し、合意が確立した後は前記電力供給区間において電力の供給元を特定するための情報を無線通信し、前記電力供給部は、該合意が確立した他の装置に対して前記電力供給区間において電力を供給する、電力供給装置が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力供給装置、電力受電装置、電力供給システム及び電力供給方法に関する。
パーソナルコンピュータやゲーム機のような電子機器の多くは、機器の動作やバッテリの充電のために、商用電源より交流(AC)の電力を入力して機器に合わせた電力を出力するACアダプタが用いられている。通常、電子機器では直流(DC)によって動作するが、電圧や電流はそれぞれの機器で異なる。従って、機器に合わせた電力を出力するACアダプタの規格も、機器毎に異なることになり、同じような形状を有するACアダプタであっても互換性を有しないことになる、機器の増加に伴ってACアダプタの数も増加してしまう問題があった。
このような問題に対して、バッテリやACアダプタ等の機器に電力を供給する電源供給ブロックと、当該電源供給ブロックから電力が供給される電源消費ブロックとを、直流の1つの共通バスラインに接続した電源バスシステムが提案されている(例えば特許文献1、特許文献2)。かかる電源バスシステムにおいては直流の電流がバスラインを流れている。また、かかる電源バスシステムにおいては、各ブロックは自らがオブジェクトとして記述されており、各ブロックのオブジェクトがバスラインを介して相互に情報(状態データ)の送受信を行っている。また各ブロックのオブジェクトは、他のブロックのオブジェクトからの要求に基づいて情報(状態データ)を生成し、回答データとして送信している。そして、回答データを受信したブロックのオブジェクトは、受信した回答データの内容に基づいて電力の供給や消費を制御することができる。
特開2001−306191号公報 特開2008−123051号公報
例えば特許文献1、特許文献2に開示されている電源バスシステムにおいては、サーバ、クライアント間の通信は全てバスラインを介して行われていた。一方、電力送電の方式として、磁力線等を用いるワイヤレス電力伝送があり、このようなワイヤレス電力のような電力送電方式を電源バスシステムに組み込むにあたっては、有線通信を前提とするのは不適当である。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、かかる電源バスシステムにおいて、情報の通信経路を無線として、デバイス間で情報の授受を行うことが可能な、新規かつ改良された電力供給装置、電力受電装置、電力供給システム及び電力供給方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、電力供給についての合意を確立した他の装置へ、周期的に繰り返される予め定めた電力供給区間において該他の装置と合意した電力を供給する電力供給部と、前記電力供給部が電力を供給する前記他の装置との間で情報を表す情報信号を無線で送受信する情報通信部と、を備え、前記情報通信部は、前記電力供給部による他の装置への電力の供給前に該他の装置との間で電力供給についての合意を確立するための情報を無線通信し、合意が確立した後は前記電力供給区間において電力の供給元を特定するための情報を無線通信し、前記電力供給部は、該合意が確立した他の装置に対して前記電力供給区間において電力を供給する、電力供給装置が提供される。
前記電力供給部は、前記他の装置へバスラインを通じて有線で電力を供給してもよい。
前記電力供給部が電力を供給しない区間において、所定のマーカ電圧を前記バスラインに出力するマーカ電圧出力部をさらに備えていてもよい。
前記情報通信部は、前記他の装置に対する電力供給のために、電力の供給元を特定するための情報として予め定めたID情報を用いて該他の装置と無線通信してもよい。
前記電力供給部は、前記他の装置へ無線によって電力を供給してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、電力供給についての合意を確立した他の装置から、周期的に繰り返される予め定めた電力供給区間において該他の装置と合意した電力を受電する電力受電部と、前記電力受電部が電力を受電する前記他の装置との間で情報を表す情報信号を無線で送受信する情報通信部と、を備え、前記情報通信部は、前記電力受電部による他の装置からの電力の受電前に該他の装置との間で電力供給についての合意を確立するための情報を無線通信し、合意が確立した後は前記電力供給区間において電力の供給元を特定するための情報を受信し、前記電力受電部は、該合意が確立した他の装置から前記電力供給区間において電力を受電する、電力受電装置が提供される。
前記電力受電部は、前記他の装置からバスラインを通じて有線で電力を受電してもよく、前記電力受電部は、前記他の装置から無線によって電力を受電してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、電力を供給する電力供給装置と、前記電力供給装置からの電力を受電する電力受電装置と、を備え、前記電力供給装置は、電力供給についての合意を確立した他の装置へ、周期的に繰り返される予め定めた電力供給区間において該他の装置と合意した電力を供給する電力供給部と、前記電力供給部が電力を供給する前記他の装置との間で情報を表す情報信号を無線で送受信する第1情報通信部と、を備え、前記第1情報通信部は、前記電力供給部による他の装置への電力の供給前に該他の装置との間で電力供給についての合意を確立するための情報を無線通信し、合意が確立した後は前記電力供給区間において電力の供給元を特定するための情報を無線通信し、前記電力供給部は、該合意が確立した他の装置に対して前記電力供給区間において電力を供給し、前記電力受電装置は、電力供給についての合意を確立した他の装置から、周期的に繰り返される予め定めた電力供給区間において該他の装置と合意した電力を受電する電力受電部と、前記電力受電部が電力を受電する前記他の装置との間で情報を表す情報信号を無線で送受信する第2情報通信部と、を備え、前記第2情報通信部は、前記電力受電部による他の装置からの電力の受電前に該他の装置との間で電力供給についての合意を確立するための情報を無線通信し、合意が確立した後は前記電力供給区間において電力の供給元を特定するための情報を受信し、前記電力受電部は、該合意が確立した他の装置から前記電力供給区間において電力を受電する、電力供給システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、電力供給についての合意を確立した他の装置へ、周期的に繰り返される予め定めた電力供給区間において該他の装置と合意した電力を供給する電力供給ステップと、前記電力供給ステップで電力を供給する前記他の装置との間で情報を表す情報信号を無線で送受信する情報通信ステップと、備え、前記情報通信ステップは、前記電力供給ステップによる他の装置への電力の供給前に該他の装置との間で電力供給についての合意を確立するための情報を無線通信し、合意が確立した後は前記電力供給区間において電力の供給元を特定するための情報を無線通信し、前記電力供給ステップは、該合意が確立した他の装置に対して前記電力供給区間において電力を供給する、電力供給方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、電力の供給と共に情報を送受信する電源バスシステムにおいて、情報の通信経路を無線として、デバイス間で情報の授受を行うことが可能な、新規かつ改良された電力供給装置、電力受電装置、電力供給システム及び電力供給方法を提供することができる。
本発明の第1の実施形態にかかる電力供給システムの構成について示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる電力供給システム1による電力供給処理について説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる電源サーバ100の構成について示す説明図である。 バスライン10で観測される電圧の変化を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる電力供給システム1における、同期パケットを受信したサーバやクライアントでの電圧検出処理について示す流れ図である。 本発明の第2の実施形態にかかる電力供給システム2について示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
<1.本発明の第1の実施形態>
[1−1.電力供給システムの構成]
[1−2.電力供給システムによる電力供給処理]
[1−3.電源サーバの構成例]
[1−4.電源サーバの動作例]
<2.本発明の第2の実施形態>
[2−1.電力供給システムの構成]
[2−2.電力供給システムの動作]
<3.まとめ>
<1.本発明の第1の実施形態>
[1−1.電力供給システムの構成]
まず、本発明の第1の実施形態にかかる電力供給システムの構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態にかかる電力供給システムの構成について示す説明図である。以下、図1を用いて本発明の第1の実施形態にかかる電力供給システムの構成について説明する。
図1に示したように、本発明の一実施形態にかかる電力供給システム1は、電源サーバ100と、クライアント200と、を含んで構成される。電源サーバ100とクライアント200とは、バスライン10を介して接続されている。
電源サーバ100は、クライアント200に対して直流電力を供給するものである。また、電源サーバ100は、クライアント200との間で情報信号を送受信する。本実施形態においては、電源サーバ100とクライアント200との間の直流電力の供給および情報信号の送受信は、バスライン10で共用されている。
電源サーバ100は、情報信号の送受信のための通信用モデム、電力の供給を制御するためのマイクロプロセッサ、直流電力の出力を制御するスイッチ等を含んで構成されている。
クライアント200は、電源サーバ100から直流電力の供給を受けるものである。また、クライアント200は、電源サーバ100との間で情報信号を送受信する。図1では、2つのクライアント200を図示している。以下では説明の便宜上、2つのクライアント200をそれぞれCL1、CL2と区別する。
クライアント200は、情報信号の送受信のための通信用モデム、電力の供給を制御するためのマイクロプロセッサ、直流電力の出力を制御するスイッチ等を含んで構成されている。
なお、図1に示した電力供給システム1では、1つの電源サーバ100と、2つのクライアント200とを図示しているが、本発明においては、電源サーバの数とおよびクライアントの数はかかる例に限定されないことは言うまでも無い。
図1に示した電力供給システム1、2における電力の供給方法については、上記特許文献2(特開2008−123051号公報)において説明されているので、ここでは詳細な説明は省略するが、以下において、本発明の一実施形態にかかる電力供給システム1による電力供給処理について簡単に説明する。
[1−2.電力供給システムによる電力供給処理]
図2は、本発明の一実施形態にかかる電力供給システム1による電力供給処理について説明する説明図である。以下、図2を用いて、本発明の上記各実施形態にかかる電力供給システム1による電力供給処理について説明する。
図2に示したように、電源サーバ100は、バスライン10に対して定期的に同期パケットA1、A2、A3、・・・を出力する。また、電源サーバ100は、クライアント200に電力を供給するために、クライアント200との間で送受信される情報信号である情報パケットB1、B2、B3、・・・および電力エネルギーをパケット化した電力パケットC1、C2、C3、・・・を出力する。一方、クライアント200は、電源サーバ100から電力の供給を受けるために、電源サーバ100との間で送受信される情報信号である情報パケットD1、D2、D3、・・・を出力する。
電源サーバ100は、所定の間隔(例えば1秒間隔)のタイムスロットの開始時に、同期パケットA1、A2、A3、・・・を出力する。タイムスロットは、情報パケットが送信される情報スロットと、電力パケットが送信される電力スロットとからなる。情報スロットIS1、IS2、IS3、・・・は、電源サーバ100とクライアント200との間で情報パケットのやり取りが行われる区間である。また電源スロットPS1、PS2、PS3、・・・は、電源サーバ100からクライアント200へ供給される電力パケットC1、C2、C3、・・・が出力される区間である。情報パケットは、情報スロットIS1、IS2、IS3、・・・の区間においてのみ出力可能なパケットである。従って、1つの情報スロットにおいて情報パケットの送受信が完了しない場合には複数の情報スロットに渡って情報パケットが送信される。一方、電力パケットは、電源スロットPS1、PS2、PS3、・・・の区間においてのみ出力可能なパケットである。
電源サーバ100は、自身が供給可能な電力仕様を示すサーバ電源プロファイルを1または2以上有しており、クライアント200は、自身の仕様に適合する電力を供給可能な電源サーバ100から、電力の供給を受けるものとする。このとき、クライアント200は、電源サーバ100からサーバ電源プロファイルを取得して、自身に対する電源サーバ100の仕様(サーバ電源プロファイル)を決定する。このためにまず、クライアント200は、電源サーバ100が出力する同期パケットA1を検出して、同期パケットA1に含まれる電源サーバ100のアドレスを取得する。アドレスは、例えばMACアドレスとすることができる。次いで、クライアント200は、電源サーバ100に対して、電源サーバ100が有するサーバ電源プロファイルの数の送信を要求する情報パケットD1を送信する。
情報パケットD1を受信した電源サーバ100は、情報パケットB1において、電源サーバ100が有するサーバ電源プロファイルの数であるサーバ電源プロファイル数を送信する。情報パケットB1を受信したクライアント200は、電源サーバ100のサーバ電源プロファイルの数だけサーバ電源プロファイルの内容を電源サーバ100から取得する。例えば電源サーバ100が2つのサーバ電源プロファイルを有する場合、クライアント200は、まず、1つめのサーバ電源プロファイルを取得する。1つめのサーバ電源プロファイルを取得したクライアント200は、電源の使用を要求する情報パケットD2として電源サーバ100に送信する。
情報パケットD2を受信した電源サーバ100は、電源サーバ100の内部に設けられた記憶部(図示せず)に記憶された第1のサーバ電源プロファイルを、情報パケットB2としてクライアント200に送信する。電源サーバ100から情報パケットB2を受信したクライアント200は、第2のサーバ電源プロファイルを取得するための情報パケットを送信する。しかし、この時点では情報スロットIS1が終了し、電源パケットを送信するための電源スロットPS1が開始している。従って、かかる情報パケットは次の情報スロットIS2において送信される。また、電源スロットPS1においては、クライアント200が電源サーバ100から供給を受ける電源仕様が確定していないため、電力の供給は行われない。
電源スロットPS1が終了し、次のタイムスロットの開始を示す同期パケットA2が電源サーバ100から出力される。その後、電源サーバ100から情報パケットB2を受信したクライアント200は、第2のサーバ電源プロファイルを取得するための情報を情報パケットD3として送信する。
情報パケットD3を受信した電源サーバ100は、電源サーバ100の内部に設けられた記憶部(図示せず)に記憶された第2のサーバ電源プロファイルを、情報パケットB3としてクライアント200に送信する。情報パケットB3を受信して電源サーバ100の有する2つのサーバ電源プロファイルを取得したクライアント200は、自身に適合する電源仕様のサーバ電源プロファイルを選択する。そして、クライアント200は、電源サーバ100に対して選択したサーバ電源プロファイルを確定させるための情報パケットD4を送信する。
情報パケットD4を受信した電源サーバ100は、クライアント200に対して第1のサーバ電源プロファイルを確定したことを通知するため、情報パケットB4として電源仕様が確定した旨の応答を表す情報を、クライアント200に送信する。その後、情報スロットIS2が終了して電源スロットPS2が開始すると、電源サーバ100はクライアント200に対して電源パケットC1を出力し、電源供給を行う。なお、電力パケットの送信のタイミングについては、送信開始時間設定リクエストを表す情報を用いることにより、電力供給開始時間をクライアント200から電源サーバ100に指定することができる。
以上、本発明の上記各実施形態にかかる電力供給システム1による電力供給処理について説明した。
このように、電力供給システム1では、システムを全体的にまとめる同期サーバがあり、この同期サーバがバスラインに対して同期パケットを出力し始め、これを検出した他のサーバやクライアントがシステムのメンバーとして登録されていき、次に、クライアント、サーバ間で配電される電力仕様についてバスラインを通じてネゴシエーションを行う。以下においては、同期サーバからのパケットの送出や、クライアント、サーバ間のネゴシエーションを無線通信によって実行する場合を説明する。
例えば特許文献2で開示されたシステムにおいては、信号と電力とが同一のバスライン上を流れるので、クライアントやサーバは、同期サーバからの同期パケットを受信すれば、それがある特定のシステム上にあることが自動的に分かる。一方、通信経路が無線である場合、例えクライアントやサーバが同期パケットを受信したとしても、それが電力を配電する同一の電力系統に接続されている同期サーバから送信されたものであるかどうか不明である。
そこで本実施形態では、無線通信を使用しながら、各デバイスが同一電源ライン上にあることを検出する方式について述べる。なお、電力の供給は有線で行われることを前提とする。まず、本発明の第1の実施形態にかかる電源サーバの構成例について説明する。
[1−3.電源サーバの構成例]
図3は、本発明の第1の実施形態にかかる電源サーバ100の構成について示す説明図である。以下、図3を用いて本発明の第1の実施形態にかかる電源サーバ100の構成について説明する。
図3に示したように、本発明の第1の実施形態にかかる電源サーバ100は、コネクタ101と、接続線102、106と、主スイッチ103と、モデム104と、マイクロプロセッサ105と、電力供給源107と、ヒューズ109と、アンテナ110と、副スイッチ111と、抵抗112と、副電圧源113と、を含んで構成される。
コネクタ101は、コネクタ11に接続することで電源サーバ本体とバスライン10とを接続するものである。接続線102は、コネクタ101と、電源サーバ本体とを接続するためのものである。主スイッチ103は、電力の出力を制御するものであり、主スイッチ103がオンになっていれば、電源サーバ100は電力供給源107からの電力をバスライン10へ供給することができる。一方、主スイッチ103がオフになっていれば、電源サーバ100は電力供給源107からの電力の供給を停止することができる。
モデム104は、バスライン10に接続されている他の電源サーバやクライアントとの間で情報の送受信を行うためのものであり、モデム104からはアンテナ110に対して通信信号を送出し、またアンテナ110が無線で受信した通信信号を受信する。
マイクロプロセッサ105は、電源サーバ100の動作を制御するものである。電源サーバ100とクライアント(例えば図1のクライアント200)との間でネゴシエーションが完了すると、マイクロプロセッサ105は電力供給源107から電力を供給するために主スイッチ103をオンにすることで、電力をバスライン10に供給することができる。
接続線106は、電源サーバ本体と電力供給源107とを接続するためのものである。電力供給源107は、直流電圧からなる電力を供給することができるものであり、電源サーバ100の主スイッチ103がオンになっていると、直流の電力をバスライン10に供給することができる。ヒューズ109は、大電流から回路を保護するためのものであり、定格以上の電流が流れると自ら発する熱で切断し大電流が流れるのを防ぐ。
アンテナ110は、無線によって信号を送受信するものである。アンテナ110は、他のサーバ(同期サーバや電源サーバ)やクライアントから無線で送信されてくる信号を受信し、また他のサーバやクライアントに対して無線で信号を送信する。アンテナ110が他のサーバやクライアントから信号を無線で受信すると、その信号はモデム104に送られて、モデム104において復調処理が施される。また、モデム104において変調処理が施された信号は、アンテナ110から無線送信され、他のサーバやクライアントの元に届けられる。
副スイッチ111は、接続線102と抵抗112との間の接続を切り替えるものであり、マイクロプロセッサ105の制御によりオンとオフとが切り替わるように構成されている。抵抗112は、及び副電圧源113は、副スイッチ111の接続により副電圧源113からの所定のDC電圧Vをバスライン10へ供給するためのものである。なお、この所定の電圧Vは、固定であってもよく、可変であってもよい。また、抵抗112は電源サーバ100の内部で短絡が生じても、電源サーバ100の内部のデバイスが破壊されないようにするために設けられるものである。
以上、図3を用いて本発明の第1の実施形態に係る電源サーバ100の構成に付いて説明した。次に、本発明の第1の実施形態に係る電源サーバ100の動作について説明する。なお、以下の説明では、電源サーバ100が同期サーバとしても機能する場合の動作について説明する。
[1−4.電源サーバの動作例]
電力供給システム1において、クライアント、サーバ間のネゴシエーションが完了すると、電源サーバは電力の供給を開始し、クライアントは電力の供給を受けられる状態となる。なお、ネゴシエートの際には、電力供給システムを一義的に特定するためのユニークIDの情報をクライアント、サーバ間で共有してもよい。ここで、電源サーバ100が同期サーバとして機能する場合には、マイクロプロセッサ105は、同期パケットをモデム104、アンテナ110を経由してワイヤレス送信する。そして、マイクロプロセッサ105は、ある適当な時間(例えば、電力供給システム1で定義される電力パケット間のガード時間)の間、副スイッチ111を投入する。副スイッチ111はある、特定のインピーダンス(抵抗112)を経由して、ある所定の電圧Vを出力する副電圧源113に接続される。そのため、上記時間の間、バスライン10には副電圧源113からの所定の電圧Vが現れることになる。
従って、電力供給システム1に接続されているかのどうかの判定は、同期パケットを無線で受信しているタイミングに、副電圧源113からの電圧Vが検出できるか否かで判定することができる。この電圧Vの値は、アンテナ110から無線によって送信される同期パケットのパラメータとしてブロードキャストされる。また電圧Vの値は、同期パケットの送信タイミング毎に変化させるようにしてもよい。
この副電圧源113からの電圧Vがバスライン10に現れることにより、バスライン10に繋がっている各サーバやクライアントは、複数の無線同期パケットが存在する時でも、どの送配電系統に接続されたか、または接続されていないかを特定することができる。なお、同期サーバとして機能している電源サーバ100が送信する同期パケットには、電源サーバ100が属している電力供給システム1のユニークIDを含めて送信する。従って、電源サーバ100からの同期パケットを受信した各サーバやクライアントは、送配電系統を一義的に特定することができる。
図4は、バスライン10で観測される電圧の変化を示す説明図である。図4(a)は、副電圧源113からの電圧Vが存在しない(従来の)電力供給システムにおけるバスライン上の電圧の変化を示している。図4(a)に示したように、例えば特許文献2で開示されたシステムにおいては、電源サーバからの電力が供給されるスロット間に、電圧が存在しない無電区間(ガード区間)が存在していた。
図4(b)は、本発明の第1の実施形態にかかる電力供給システム1における、バスライン10で観測される電圧の変化を示している。図4(b)では、時間軸を同じくして、同期サーバ(電源サーバ100)からワイヤレス送信される同期パケットについても併せて示している。図4(b)に示したように、本発明の第1の実施形態にかかる電力供給システム1においては、ガード区間において同期サーバ(電源サーバ100)から供給される所定の電圧Vが観測される。また同期サーバ(電源サーバ100)からワイヤレス送信される同期パケットには、この電圧Vの情報と、電力供給システム1のユニークIDとが含まれている。従って、図4(b)に示したような電圧が観測されるバスラインに繋がっているサーバやクライアントは、バスラインに電圧Vが現れたタイミングで受信した同期パケットに、バスラインに現れた電圧Vの電圧値と、受信した同期パケットに含まれている電圧値の情報と一致していれば、どの電力供給システムの配下にあるかどうかを特定することができる。
図5は、本発明の第1の実施形態にかかる電力供給システム1における、同期パケットを受信したサーバやクライアントでの電圧検出処理について示す流れ図である。以下、図5を用いて同期パケットを受信したサーバやクライアントでの電圧検出処理について説明する。なお、以下の説明では、同期サーバを無線で受信するサーバやクライアントを単に「デバイス」と称する。
まず、電力供給システム1の配下にあるデバイスは、同期サーバから無線送信される同期パケットを受信する(ステップS101)。同期パケットを受信すると、デバイスは受信した同期パケットをモデムで復調し、マイクロプロセッサで解読することでシステムIDの情報を取得する(ステップS102)と共に、同期パケットに含まれる電圧データを取得する(ステップS103)。
そして、デバイスは同期パケットを受信したタイミングでバスライン10に現れる電圧を測定し(ステップS104)、測定結果が上記ステップS103で取得した電圧データと一致するかどうかを判定する(ステップS105)。ステップS105の判定の結果、測定結果が上記ステップS103で取得した電圧データと一致していなければ、上記ステップS101に戻って、デバイスは同期サーバから無線送信される同期パケットを受信する。一方、ステップS105の判定の結果、測定結果が上記ステップS103で取得した電圧データと一致していれば、デバイスは電力供給システムのIDを上記ステップS102で取得したもので確定する(ステップS106)。
特許文献2等の従来の発明では、電力供給システムに、一義的に特定するためのIDは設けられていなかった。これは、従来例では情報と電力とが同一のバスライン上を有線で流れており、一つのバスライン上には原則として1つの電力供給システムしか存在していないので、システムを一義的に特定する情報が必要無かったからである。これに対して、本実施形態では、同期パケットをワイヤレス送信するため、同期パケットを受信したサーバやクライアントでは、どの同期サーバから送信された同期パケットなのかを特定する必要がある。
従って本実施形態では、バスライン10にはガード期間の間、同期サーバ(電源サーバ100)から出力された適当なDC電圧が、あるインピーダンス(抵抗112)を持って出力される。DC電圧を検出するサーバやクライアント側は、高い入力インピーダンスを持ち、バスライン10に存在する電圧の判定を実行する。
なお、複数のデバイスが同時にバスライン10の電圧をモニターし、複数のデバイスの合計インピーダンスのために、若干の電圧低下が起こる可能性がある。この場合であっても、検出電圧パルスの電圧は同期サーバから送信される同期パケットに記述されているので、同期パケットに記述されている電圧値の推移をみれば、電圧値の判定は容易に行うことができる。他のサーバやクライアントでは、ガード区間においてバスライン10に現れる電圧の検出手段を用意することにより、通信系統が完全にワイヤレスである場合であっても、各電源サーバやクライアントが一つの送配電系統に接続されているか、また接続されていないかを判別することができる。
このような方式により、各デバイスは無線によるコネクションを用いた、有線での電力的なコネクションのグループが特定可能となり、同期サーバの決定からシステム上に存在する電源サーバや電源クライエントの特定、サーバ、クライエント間ネゴシエーション、電力の送電、受電等、上記特許文献2等で示した方式が使用できることになる。
なお、上記説明では、サーバとクライアントとが同一の有線バスラインに存在することを知るために、同期サーバから電力スロット間のガード期間にある適当なDC電圧を送り、他のサーバやクライアントにおいてこのDC電圧を検出する方式を示した。続いては、このようなガード期間でのDC電圧の出力は行わずに、電力供給システムを一義的に識別するIDのみを用い、これを無線通信リンクで送受する方式について説明する。
この方式は、電力供給システムにIDを用意し、このIDがパラメータとして無線送信によってブロードキャストされるシステムを想定する。このパラメータは、同期パケットのパラメータとするのが適切であり、同期パケットを受信するサーバやクライアントは、自身が所属する電源バスシステムのIDを常に認識することができる。このIDに関しては、全世界でユニークとなるような設定であっても、近傍で重複しない程度の設定であってもよい。
このようにIDが用意された電力供給システムに接続されるサーバやクライアントは、システムを構築するにあたり、人間(例えばシステムの管理者)によって予めこのIDを設定するものとする。即ち、複数の無線信号リンクを持つ電力供給システムが存在した時に、どのシステムに接続するかはマニュアルで設定するものとする。このように構成することで、サーバ−クライアント間に実際の電力伝送がなされなくても、同一のIDであれば同一システムである確定することができる。
従って、IDのみを無線で送受信する方式においては、無線送信される同期パケットにパラメータとして電力供給システムのIDを用意すること、及びIDをマニュアルで設定可能とする点以外については、上記特許文献2等で示した電力供給システムの仕組みとの違いはない。
このIDのみを無線で送受信する方式を用いた電力供給システムにおいて、仮にサーバやクライアントに対してIDの設定ミスがあると、サーバ−クライエント間で電力伝送が不可能となる。この場合には、IDの設定ミスがあった該当のサーバやクライエントは、上記特許文献2等で示した電力供給システムで示されたプロトコルの中でシステムに存在しないという判定がなされることになり、該当のサーバまたはクライアントはシステムから自動的に切り離される。従って、この場合には、該当のサーバまたはクライアントは「システムに接続されない」旨を表示してユーザに通知ことでトラブルを知ることができる。
<2.本発明の第2の実施形態>
以上の説明では、電力の供給は有線で行われるが、情報の送受信は無線で行われる電力供給システムについて説明した。続いては、電力の供給及び情報の送受信のいずれもが無線で行われる電力供給システムについて説明する。なお、以下の説明では、電力供給システムのIDはマニュアルで設定することを前提とする。
電力伝送ラインがバスラインではなく空間であるため、伝送可能な電力は直流ではなく交流となる。なお、本発明においては電力の形態を問わないので交流であっても構わない。しかし、交流の場合においても、一つのバスラインと、電力を送受したい別のバスラインが存在するだけでは、それらの間に効率的な電力伝送のメカニズムを構築することは困難である。そこで、本実施形態では、電力の授受に電力カプラを用いて、無線による電力の供給及び情報の送受信を実現する場合について説明する。
[2−1.電力供給システムの構成]
図6は、本発明の第2の実施形態にかかる電力供給システム2について示す説明図である。以下、図6を用いて本発明の第2の実施形態にかかる電力供給システム2の構成について説明する。
図6に示したように、本発明の第2の実施形態にかかる電力供給システム2は、電源サーバ300と、クライアント400と、を含んで構成されている。
電源サーバ300は、コネクタ301と、接続線302、306と、主スイッチ303と、モデム304と、マイクロプロセッサ305と、電力供給源307と、ドライバ309と、アンテナ310と、カップリングコイル311と、無線送受信回路312と、を含んで構成される。
またクライアント400は、コネクタ401と、接続線402、406と、主スイッチ403と、モデム404と、マイクロプロセッサ405と、負荷407と、AC/DCコンバータ408と、バッテリ409と、アンテナ410と、カップリングコイル411と、無線送受信回路412と、を含んで構成される。
まず電源サーバ300の各部の構成に付いて説明する。コネクタ301は、電源サーバ本体とバスライン30とを接続するものである。接続線302は、コネクタ301と、電源サーバ本体とを接続するためのものである。主スイッチ303は、電力の出力を制御するものであり、主スイッチ303がaのポジションにあればバスライン30への有線による電力供給が可能となり、cのポジションにあれば電力カプラを介した無線による電力供給が可能となる。主スイッチ303がbのポジションにあれば、有線及び無線での電力の供給を停止する。なお、主スイッチ303は、メカニカルスイッチを用いてもよい。
モデム304は、他の電源サーバやクライアントとの間で有線による情報の送受信を行うためのものである。また、無線送受信回路312は、他の電源サーバやクライアントとの間でアンテナ310を介した無線による情報の送受信を行うためのものである。無線送受信回路312からはアンテナ310に対して通信信号を送出し、またアンテナ310が無線で受信した通信信号を受信する。
マイクロプロセッサ305は、電源サーバ300の動作を制御するものである。例えば、電源サーバ300とクライアント400との間でネゴシエーションが完了すると、マイクロプロセッサ305は電力供給源307から電力を供給するために主スイッチ303をcのポジションにセットすることで、カップリングコイル311、411を介して電力をクライアント400に供給することができる。
接続線306は、電源サーバ本体と電力供給源307とを接続するためのものである。電力供給源307は、交流電圧からなる電力を供給することができるものであり、電源サーバ300の主スイッチ403がaまたはcのポジションにセットされていると、電力を有線または無線で供給することができる。
ドライバ309は、電力供給源307からの電力をカップリングコイル311に最適化された周波数で駆動するものである。ドライバ309によってカップリングコイル311に最適化された周波数の交流電力がカップリングコイル311へ出力される。
アンテナ310は、無線によって信号を送受信するものである。アンテナ310は、他のサーバ(同期サーバや電源サーバ)やクライアントから無線で送信されてくる信号を受信し、また他のサーバやクライアントに対して無線で信号を送信する。アンテナ310が他のサーバやクライアントから信号を無線で受信すると、その信号は無線送受信回路312に送られて、無線送受信回路312において復調処理が施される。また、無線送受信回路312において変調処理が施された信号は、アンテナ310から無線送信され、他のサーバやクライアントの元に届けられる。
以上、電源サーバ300の各部の構成に付いて説明した。続いてクライアント400の構成に付いて説明する。コネクタ401は、クライアント本体とバスライン40とを接続するものである。接続線402は、コネクタ401と、クライアント本体とを接続するためのものである。主スイッチ403は、電力の入力を制御するものであり、主スイッチ403がaのポジションにあればバスライン20からの有線による電力供給を受けることが可能となり、cのポジションにあれば電力カプラを介した無線による電力供給を受けることが可能となる。主スイッチ403がbのポジションにあれば、有線及び無線での電力の供給が停止されることになる。なお、主スイッチ403は、メカニカルスイッチを用いてもよい。
モデム404は、他の電源サーバやクライアントとの間で情報の送受信を行うためのものである。また、無線送受信回路412は、他の電源サーバやクライアントとの間でアンテナ410を介した無線による情報の送受信を行うためのものである。無線送受信回路412からはアンテナ410に対して通信信号を送出し、また無線送受信回路412はアンテナ410が無線で受信した通信信号を受信する。
マイクロプロセッサ405は、クライアント400の動作を制御するものである。例えば、電源サーバ300とクライアント400との間でネゴシエーションが完了すると、マイクロプロセッサ405は電源サーバ300から電力の供給を受けるために主スイッチ403をcのポジションにセットすることで、電源サーバ300からカップリングコイル311、411を介して供給された電力を受けることができる。
接続線406は、クライアント本体と負荷407とを接続するためのものである。負荷407は電源サーバから供給された電力を消費するブロックである。AC/DCコンバータ408は、カップリングコイル311、411を介して電源サーバ300から供給される交流電流から電圧の異なる直流電流へと変換するための整流回路である。バッテリ409は、電源サーバから供給された電力を蓄えるものである。なお図6には図示しないが、クライアント400には、バッテリ409の充放電を制御するチャージ制御回路を備えていても良い。
アンテナ410は、無線によって信号を送受信するものである。アンテナ410は、他のサーバ(同期サーバや電源サーバ)やクライアントから無線で送信されてくる信号を受信し、また他のサーバやクライアントに対して無線で信号を送信する。アンテナ410が他のサーバやクライアントから信号を無線で受信すると、その信号は無線送受信回路412に送られて、無線送受信回路412において復調処理が施される。また、無線送受信回路412において変調処理が施された信号は、アンテナ410から無線送信され、他のサーバやクライアントの元に届けられる。
カップリングコイル411は、カップリングコイル311と対になって設けられるものである。このカップリングコイル311とカップリングコイル411とで電力カプラが構成される。
以上、クライアント400の構成について説明した。次に、図6で示したような構成を有する電源サーバ300及びクライアント400の動作について説明する。ここでは、既にクライアント400に適当なアドレスが割り当てられ、電源サーバ300からの電力を受け取れる状態になっているものとする。
[2−2.電力供給システムの動作]
電源サーバ300は、動作を開始すると、ワイヤレス信号リンク(例えばアンテナ310)を通して同期パケットを受信し、バスライン20側に存在する同期サーバに対して、自身を電源サーバとして登録する。すなわち、電源サーバ300は、アンテナ310から同期サーバに対する登録パケットを送信し、アンテナ410で電源サーバ300からの登録パケットを受信したクライアント400は、モデム404、マイクロプロセッサ405を通じて、電源サーバ300からの登録パケットを同期サーバに送信する。
電源サーバ300にアドレスが振られ、新たな電源サーバ300がバスライン20に接続されたという情報が、バスライン20に接続されているサーバやクライアントに対して、同期サーバからブロードキャストされる。この情報は、アンテナ310を通して電源サーバ300にも通知されるが、電源サーバ300はこの情報に反応する必要はない。この結果、クライアント400は新たな電源サーバ300の追加を知ることができる。そしてクライアント400は、今までに電力供給をされていなかったので、この登録された電源サーバ300に対するネゴシエーションを開始する。
電源サーバ300とクライアント400との間でネゴシエーションが成功すると、電源サーバ300及びクライアント400は、それぞれ主スイッチ303、403をcの側にセットし、電力カプラによる無線での電力供給が可能な状態に設定する。そして、電源サーバ300とクライアント400との間で、カップリングコイル311、カップリングコイル411を経由して電力が送られる。電力の送受電タイミングは、バスライン20に接続されている同期サーバ(図示せず)によって制御されるので、バスライン20の電力スロットを割り当て、この電力スロットの時間を使用する。
なお、カップリングコイル311、411の結合状況によっては、電源サーバ300とクライアント400との間でネゴシエーションしたものと同等のスペックを持つ電力が得られるとは限らない。従って、クライアント400は電源サーバ300からの受電電力の内容を(例えばマイクロプロセッサ405で)チェックするようにしてもよい。そして、チェックの結果、電力を調整する必要があるならば、電源サーバ300と再度ネゴシエーションを実行し、電源サーバ300が電力を調整する手段を有していれば、受電端で最適な電力となるように、電源サーバ300側で電力仕様を変更してもよい。もちろん、電源サーバ300が電力を調整する手段を有していないならば、クライアント400は若干の電力を受電した後、電源サーバ300からの受電を断念してもよい。しかし、ワイヤレスで電力を供給することができる電源サーバにおいては、ワイアレスリンクによる電力状況の変動に対応するため、電力を調整する手段を用意しておくことが望ましい。
以上、電源サーバ300及びクライアント400の動作について説明した。なお、図6に示したような構成を有する電源サーバ300やクライアント400は、主スイッチ303、403を切り替えることにより、有線での電力の送受電が可能となり、既存の電力供給システムにそのまま接続することが可能である。
なお、上述した本発明の第2の実施形態では、電力リンクが使用するタイムスロット、はバスライン20を中心とした電力供給システムの完全な管理下にあった。しかし、カップリングコイル311、411による電力リンクは、バスライン20を中心とした電力供給システムとは全く独立に常時動作可能である。従って、ワイヤレス電力リンクを持つ、一対のサーバ、クライアント間では、ネゴシエーションによる合意が取れた後においては、電力カプラによる電力リンクを接続したままとする使用方法が可能である。
このような使用方法に対応するため、本実施形態では、サーバやクライアントのプロファイルの中に、「無線電力リンク」、「接続可能リンク数」というパラメータを用意する。そして、これらワイヤレス電力リンクを持つ、一対のサーバ、クライアント間のネゴシエーション条件に、「常時接続」、あるいは「サーバ、クライアント間の合意により接続、切断する」といった拡張を行う。なお、この場合の「常時接続」とはあくまでマイクロプロセッサ305、405の管理下での話であり、電力線同士を永久接続したものではない。つまり「常時接続」とは、電力リンクはマイクロプロセッサ305、405の意思でいつでも切断できるが、当面は連続して使用するということである。
また、上述した本発明の第2の実施形態では、無線電力リンクは一対であり、一対一の無線電力リンクが存在する場合を示した。しかし、磁界を用いた電力リンクでは、効率を若干妥協すれば、1対多、多対多というリンクが構成できる。また、無線電力リンクが1対多(送電側1、受電側多)の場合、タイムスロットを設けて、複数のクライアントに対して時分割で送ることも、また同時に電力を送ることもできる。時分割で電力を送る場合には、上述したような動作を実行するプロトコルを用いることで、サーバ、クライアント間で合意がとれた電力仕様とすることが可能である。一方、複数のクライエントに対する常時送電に対しては、クライアント毎の最適化はできないが、全てのクライエントが使用可能となるような電力仕様とすることも可能である。また、電力仕様が合わないクライエントに対しては、クライエント側で電力を受電しないようにすることも可能である。
<3.まとめ>
以上説明したように本発明の各実施形態によれば、通信を電力伝送とは別にし、かつ通信をワイヤレスにしたサーバ、クライアント及びこれらを備えた電力供給システムを構成することができる。また、電力を有線で伝送する場合に限らず、無線によって伝送することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、電力供給装置、電力受電装置、電力供給システム及び電力供給方法に適用可能であり、特に電力と共に電力に関する情報の伝送が行われる電力供給装置、電力受電装置、電力供給システム及び電力供給方法に適用可能である。
1、2 電力供給システム
100 電源サーバ
101 コネクタ
102 接続線
103 主スイッチ
104 モデム
105 マイクロプロセッサ
106 接続線
107 電力供給源
109 ヒューズ
110 アンテナ
111 副スイッチ
112 抵抗
113 副電圧源
200 クライアント
300 電源サーバ
301 コネクタ
302、306 接続線
303 主スイッチ
304 モデム
305 マイクロプロセッサ
307 電力供給源
309 ドライバ
310 アンテナ
311 カップリングコイル
312 無線送受信回路
400 クライアント
401 コネクタ
402、406 接続線
403 主スイッチ
404 モデム
405 マイクロプロセッサ
407 負荷
408 AC/DCコンバータ
409 バッテリ
410 アンテナ
411 カップリングコイル
412 無線送受信回路

Claims (10)

  1. 電力供給についての合意を確立した他の装置へ、周期的に繰り返される予め定めた電力供給区間において該他の装置と合意した電力を供給する電力供給部と、
    前記電力供給部が電力を供給する前記他の装置との間で情報を表す情報信号を無線で送受信する情報通信部と、
    を備え、
    前記情報通信部は、前記電力供給部による他の装置への電力の供給前に該他の装置との間で電力供給についての合意を確立するための情報を無線通信し、合意が確立した後は前記電力供給区間において電力の供給元を特定するための情報を無線通信し、
    前記電力供給部は、該合意が確立した他の装置に対して前記電力供給区間において電力を供給する、電力供給装置。
  2. 前記電力供給部は、前記他の装置へバスラインを通じて有線で電力を供給する、請求項1に記載の電力供給装置。
  3. 前記電力供給部が電力を供給しない区間において、所定のマーカ電圧を前記バスラインに出力するマーカ電圧出力部をさらに備える、請求項2に記載の電力供給装置。
  4. 前記情報通信部は、前記他の装置に対する電力供給のために、電力の供給元を特定するための情報として予め定めたID情報を用いて該他の装置と無線通信する、請求項2に記載の電力供給装置。
  5. 前記電力供給部は、前記他の装置へ無線によって電力を供給する、請求項1に記載の電力供給装置。
  6. 電力供給についての合意を確立した他の装置から、周期的に繰り返される予め定めた電力供給区間において該他の装置と合意した電力を受電する電力受電部と、
    前記電力受電部が電力を受電する前記他の装置との間で情報を表す情報信号を無線で送受信する情報通信部と、
    を備え、
    前記情報通信部は、前記電力受電部による他の装置からの電力の受電前に該他の装置との間で電力供給についての合意を確立するための情報を無線通信し、合意が確立した後は前記電力供給区間において電力の供給元を特定するための情報を受信し、
    前記電力受電部は、該合意が確立した他の装置から前記電力供給区間において電力を受電する、電力受電装置。
  7. 前記電力受電部は、前記他の装置からバスラインを通じて有線で電力を受電する、請求項6に記載の電力受電装置。
  8. 前記電力受電部は、前記他の装置から無線によって電力を受電する、請求項6に記載の電力受電装置。
  9. 電力を供給する電力供給装置と、前記電力供給装置からの電力を受電する電力受電装置と、を備え、
    前記電力供給装置は、
    電力供給についての合意を確立した他の装置へ、周期的に繰り返される予め定めた電力供給区間において該他の装置と合意した電力を供給する電力供給部と、
    前記電力供給部が電力を供給する前記他の装置との間で情報を表す情報信号を無線で送受信する第1情報通信部と、
    を備え、
    前記第1情報通信部は、前記電力供給部による他の装置への電力の供給前に該他の装置との間で電力供給についての合意を確立するための情報を無線通信し、合意が確立した後は前記電力供給区間において電力の供給元を特定するための情報を無線通信し、
    前記電力供給部は、該合意が確立した他の装置に対して前記電力供給区間において電力を供給し、
    前記電力受電装置は、
    電力供給についての合意を確立した他の装置から、周期的に繰り返される予め定めた電力供給区間において該他の装置と合意した電力を受電する電力受電部と、
    前記電力受電部が電力を受電する前記他の装置との間で情報を表す情報信号を無線で送受信する第2情報通信部と、
    を備え、
    前記第2情報通信部は、前記電力受電部による他の装置からの電力の受電前に該他の装置との間で電力供給についての合意を確立するための情報を無線通信し、合意が確立した後は前記電力供給区間において電力の供給元を特定するための情報を受信し、
    前記電力受電部は、該合意が確立した他の装置から前記電力供給区間において電力を受電する、電力供給システム。
  10. 電力供給についての合意を確立した他の装置へ、周期的に繰り返される予め定めた電力供給区間において該他の装置と合意した電力を供給する電力供給ステップと、
    前記電力供給ステップで電力を供給する前記他の装置との間で情報を表す情報信号を無線で送受信する情報通信ステップと、
    を備え、
    前記情報通信ステップは、前記電力供給ステップによる他の装置への電力の供給前に該他の装置との間で電力供給についての合意を確立するための情報を無線通信し、合意が確立した後は前記電力供給区間において電力の供給元を特定するための情報を無線通信し、
    前記電力供給ステップは、該合意が確立した他の装置に対して前記電力供給区間において電力を供給する、電力供給方法。
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