JP2011091581A - 通信装置、通信システム、その中継方法及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、その中継方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2011091581A
JP2011091581A JP2009242785A JP2009242785A JP2011091581A JP 2011091581 A JP2011091581 A JP 2011091581A JP 2009242785 A JP2009242785 A JP 2009242785A JP 2009242785 A JP2009242785 A JP 2009242785A JP 2011091581 A JP2011091581 A JP 2011091581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
error
remodulated
generate
modulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009242785A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011091581A5 (ja
JP5480589B2 (ja
Inventor
Tetsuo Kanda
哲夫 神田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2009242785A priority Critical patent/JP5480589B2/ja
Priority to EP09799747A priority patent/EP2382719A1/en
Priority to CN2009801529753A priority patent/CN102265528A/zh
Priority to PCT/JP2009/071714 priority patent/WO2010074278A1/en
Priority to US13/141,750 priority patent/US8514950B2/en
Publication of JP2011091581A publication Critical patent/JP2011091581A/ja
Publication of JP2011091581A5 publication Critical patent/JP2011091581A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5480589B2 publication Critical patent/JP5480589B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Abstract

【課題】
中継データの誤りの発生確率を低減することを目的とする。
【解決手段】
通信装置は、無線信号を復調して復調データを生成し、当該復調データを誤り訂正符号を用いて復号し、当該復号データを符号化して再符号化データを生成する。ここで、誤り訂正符号の訂正能力を超える誤りが無線信号に含まれている場合、復調データを変調して再変調データを生成し、誤り訂正符号の訂正能力を超える誤りが無線信号に含まれていない場合、符号化データを変調して前記再変調データを生成し、それを送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信装置、通信システム、その中継方法及びプログラムに関する。
一般に、無線通信システムは、ケーブルに拘束されない柔軟性を持っているが、その反面、受信に際してデータ誤りが発生する確率が高く、有線通信に比して信頼性が低い。例えば、データ受信に際しては、受信信号(以下、受信データと呼ぶ場合もある)の減衰により無線信号の信号強度が、非常に微弱となり、信号対雑音比(SN比)が小さくなる。そのため、復調誤りが発生する確率が高くなる。また、様々な物体に反射した電波が直接波から遅延して受信ノードへ到達するため、受信ノードにおいては、遅延時間と強度とが異なるこれら複数の電波を合成する必要がある。そのため、受信データに信号歪が発生してしまう場合があり、これもまた、データ誤りを引き起こす原因となる。このように受信ノード側において、SN比が小さく、また、歪を受けた信号を復調する場合には、データ誤りの発生する確率が高い。そのため、例えば、誤り訂正符号によりデータ保護を行なう場合もある。
送受信ノード間の距離がある程度離れていれば、受信ノード側において必要なSN比を確保できないため、送信ノードと受信ノードとの間に中継装置を設ける場合がある(特許文献1)。中継装置は、送信ノードから送信されたデータ(無線信号)を受信し、そのデータに対して復調及び誤り訂正符号を用いた復号を実施する。そして、再符号化及び再変調を施し、当該再変調後のデータを受信ノードへ向けて送信する。これにより、雑音や歪の影響が除去されるため、送信ノードから送信された元のデータと同程度の品質のデータを受信ノード側に中継送信できる。
この他、無線通信の信頼性を向上させる技術として、ダイバーシチによる冗長伝送が知られている。冗長伝送は、送信ノードから受信ノードへの通信路を複数設け、送信ノードから送信されたデータと同じデータをこれら異なる複数の通信路を用いて受信ノードへ伝送する技術である。
複数の通信路(以下、伝送パスと呼ぶ場合もある)を用いた場合、いずれかの通信路における通信が遮断されたときでも、残りの通信路を経由してデータを送受できるため、送信ノードから受信ノードへの通信品質を維持できる。そのため、冗長伝送を用いれば、通信路が遮断されることを起因とした伝送データの損失がなくなり、また、データ損失を回復するための再送制御処理なども不要となる。
そのため、冗長伝送は、極めて高い信頼性を必要とするシステムや、再送処理を用いることの許されない同期データ転送システム等で用いられることが多い。また、冗長伝送の場合、受信ノード側においては、複数の通信路を経た複数のデータを受信し、それらを合成復号するため、ダイバーシチ効果が得られる。
特開2006−54675号公報
A Practical Scheme for Wireless Network Operation, IEEE Trans. on Comm., VOL. 55, NO. 3, MARCH 2007
データ誤りの発生を低減するため、誤り訂正符号によるデータ保護が行なわれたとしても、受信データ内に、誤り訂正符号の訂正能力を超える数の誤りが含まれていた場合、中継装置は、全ての誤りを訂正できない。この場合、誤りが含まれた状態のデータを受信ノード側へ向けて中継送信することになる。
ここで、図10(a)を用いて、無線通信におけるデータ誤りの発生原理について説明する。図10(a)には、2相位相変調方式(Binary Phase Shift Keying:BPSK)における変調信号の概要が示される。
BPSK方式では、例えば、変調すべきデータシンボルが”0”の場合には搬送波信号の位相が0度(A点)、データシンボルが”1”の場合には搬送波信号の位相が180度(B点)となるように位相変調される。受信ノードは、受信したBPSKに対してその変調点を同相軸上に写像し、当該同相軸上での位置をメトリック値として取得する。メトリック値が正であれば、受信したデータシンボルを”0”とし、メトリック値が負であれば”1”として取得する。
送信ノードによって変調された直後のBPSK変調信号は、雑音成分をほとんど含まない。そのため、当該変調信号においては、データシンボル”0”及び”1”のメトリック値は、それぞれほぼ+1.0及び−1.0となる。しかし、通信路を経由した無線信号には、雑音が重畳されたり、また、歪が生じたりする。この場合、受信ノード(又は中継装置)においては、雑音の影響により、図10(a)に示すようなガウス分布状に分散されたメトリック値を生成してしまう。受信データ(受信信号)に含まれる雑音成分が大きいほど、この分布の広がりも大きくなる。例えば、メトリック値の符号が正となる領域における分布の広がりがメトリック値0を超えて負の領域に入り込んでしまうと、受信ノードにおいては、データシンボル”0”を”1”として誤判定してしまう。また、これと逆の事象も生じる。このような不具合は、受信ノードにおいて、データ誤りを引き起こしてしまう。
次に、図10(b)を用いて、3つの通信路を用いた冗長伝送の概要について説明する。なお、図中に付記された数値は、各点におけるメトリック値を示す。通信路における雑音や歪の影響は、時間的に変動するため、同図に示されたメトリック値は、ある伝送ビットに着目した瞬時的な値を表している。
伝送データビットが”0”である場合、送信ノード50は、このビット”0”をメトリック値+1.0として変調し送信する。送信ノード50から送信された信号は、通信路上において減衰や歪の影響を受け、各中継装置で受信される時には送信時のメトリック値+1.0から変動する。例えば、中継装置51は、メトリック値+0.4の信号を受信し、中継装置52は、メトリック値+0.5を受信し、中継装置53は、メトリック値−0.1を受信している。ここで、中継装置51及び52では、メトリック値が正であるため、正常(ビット”0”)に復号し、それを変調した後、中継送信している。これに対して、中継装置53では、メトリック値−0.1を受信しており、このデータビットを誤ったメトリック値−1.0で中継送信してしまう。
送信ノードから各中継装置への通信路同様に、各中継装置から受信ノードへの通信路においても、無線信号は雑音や歪の影響を受ける。受信ノード54は、各中継装置からの受信データとしてそれぞれメトリック値+0.3、+0.4、−1.1を受信し、これらを合成復号する。ここで、例えば、受信ノード54において、メトリック値加算による合成復号が実施されたとする(3つのメトリック値を合計し、それを合成メトリック値とする)。この場合、合成メトリック値が−0.4、すなわち、負の数になり、受信ノード54は、合成した受信データシンボルを”1”として誤判定してしまう。
このように中継装置において、誤りの含まれるデータを再符号化した場合、誤りを重ねたデータが中継送信されてしまう。その結果、受信ノードでは、合成復号を行なったとしても、データ誤りが生じ、合成復号によるダイバーシチ効果を十分に得られない。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、中継データの誤りの発生確率を低減することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様による通信装置は、無線信号を復調して復調データを生成する復調手段と、前記復調データを誤り訂正符号を用いて復号する復号手段と、前記復号手段により生成された復号データを符号化して再符号化データを生成する符号化手段と、前記誤り訂正符号の訂正能力を超える誤りが前記無線信号に含まれているか否かに基づいて、前記再符号化データ又は前記復調データのいずれかを変調して再変調データを生成する変調手段と、前記変調手段により再変調された再変調データを送信する送信手段とを具備し、前記変調手段は、前記誤り訂正符号の訂正能力を超える誤りが前記無線信号に含まれている場合、前記復調データを変調して前記再変調データを生成し、前記誤り訂正符号の訂正能力を超える誤りが前記無線信号に含まれていない場合、前記符号化データを変調して前記再変調データを生成することを特徴とする。
本発明によれば、中継データの誤りの発生確率を低減できる。
本発明の一実施の形態に係わる中継装置の構成の一例を示す図。 本実施形態に係わる受信ノード40の構成の一例を示す図。 中継送信の概要の一例を示す図。 図1に示す中継装置10の動作の一例を示すフローチャート。 実施形態2に係わる中継装置の構成の一例を示す図。 実施形態2に係わる中継装置10の動作の一例を示すフローチャート。 実施形態3に係わる中継装置10の構成の一例を示す図。 実施形態3に係わるデータ(パケット)のフォーマットの一例を示す図。 実施形態3に係わる受信ノード40の構成の一例を示す図。 従来技術の一例を示す図。
以下、本発明の一実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の一実施の形態に係わる中継装置の構成の一例を示す図である。
中継装置10は、受信処理に係わる構成として、受信アンテナ11と、無線受信部12と、復調部13と、アナログ・デジタル変換器(AD変換器)14と、波形メモリ15と、サンプリング部16と、復号部17と、誤り検出部18とを具備して構成される。また、中継装置10は、中継送信に係わる構成として、再符号化部19と、中継データ選択部20と、デジタル・アナログ変換器(DA変換器)21と、変調部22と、無線送信部23と、送信アンテナ24とを具備して構成される。
まず、受信処理に係わる構成について説明する。受信アンテナ11は、送信ノードから送信された無線信号を受信データとして受信する。無線受信部12は、受信アンテナ11により受信された無線信号を高周波数帯信号から中間周波数帯信号に変換する。また、無線受信部12には、自動利得回路が設けられており、自動利得回路において、当該変換した信号を更に適正な信号レベルに調整する。
復調部13は、無線受信部12により適正レベルに調整された中間周波数信号を復調する。具体的には、同相チャネル(Iチャネル)及び直交チャネル(Qチャネル)のアナログ受信用ベースバンド信号に復調する。
AD変換器14は、当該ベースバンド信号をデジタルデータ(受信デジタル信号)に変換する。受信デジタルデータは、波形メモリ15に格納されるとともにサンプリング部16に送られる。波形メモリ15に格納された受信デジタルデータは、時間軸上における各データビットのメトリック値である。
サンプリング部16は、データクロックに従って受信デジタルデータからデータビット列を抽出する。当該抽出されたデータビット列は、復号部17へ送られる。復号部17は、データビット列に対して誤り訂正符号を用いた復号処理を実施し、復号データを生成する。なお、誤り訂正には、畳み込み符号、(RS)符号、低密度パリティ検査符号(LDPC)など各種誤り訂正符号を採用することができ、その方法は特に問わない。ここで、復号データには、誤り訂正符号とは別に、送信ノードからの送信時に予め誤り検出用のチェックサムが付加されている。
誤り検出部18は、復号データに付加されたチェックサムを検証し、復号データ内に未訂正の誤りビットが含まれているか否かを検出する。チェックサムとしては、巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check:CRC)符号などを用いればよい。なお、このようなチェックサムは、個々の誤りデータを訂正する能力は持たないが、データパケット全体として誤りデータが含まれているか否かを検出することができる。そのため、仮に、復号部17による処理によっても、データ誤りが完全に訂正されず復号データ内に未訂正の誤りが含まれていたとしても、誤り検出部18において、データ誤りを検出できる。
次に、中継送信処理に係わる構成について説明する。再符号化部19は、送信ノード(送信装置)と同じ方式による誤り訂正符号化処理を実施し、復号データを再度符号化する。
中継データ選択部20は、誤り検出部18からの制御信号(誤り検出結果)に基づいて、再符号化部19により再符号化された再符号化データか、波形メモリ15に格納された受信デジタルデータかのいずれか一方を選択する。そして、当該選択したデータを、送信デジタルデータとしてDA変換器21に出力する。例えば、誤り検出部18により復号データ内に未訂正の誤りビットが含まれていない旨判定された場合、中継データ選択部20は、再符号化データを選択し、それをDA変換器21に出力する。これに対して、誤り検出部18により復号データ内に未訂正の誤りビットが含まれている旨判定された場合、中継データ選択部20は、誤り訂正処理前の受信データである受信デジタルデータを選択し、それをDA変換器21に出力する。上述した通り、受信デジタルデータは、中継装置10が受信した際のメトリック値である。
DA変換器21は、送信デジタルデータをアナログ送信用ベースバンド信号に変換する。変調部22は、アナログ送信用ベースバンド信号を中間周波数帯信号に変調し、再変調データを生成する。無線送信部23は、中間周波数帯信号を高周波帯信号に変換する。送信アンテナ24は、無線信号を中継データとして受信ノード(受信装置)に向けて送信する。
次に、図2を用いて、本実施形態に係わる受信ノード40の構成の一例について説明する。
受信ノード40は、受信アンテナ41と、無線受信部42と、復調部43と、AD変換器44と、サンプリング部45と、複数のメトリック記憶部46(46a〜46c)と、メトリック合成部47とを具備して構成される。なお、メトリック記憶部46及びメトリック合成部47以外の構成は、図1で説明した中継装置10における構成と同様の機能を果たすため、ここでは説明を省略する場合もある。具体的には、受信アンテナ41は受信アンテナ11に対応し、無線受信部42は無線受信部12に対応し、復調部43は復調部13に対応し、AD変換器44はAD変換器14に対応し、サンプリング部45はサンプリング部16に対応する構成部である。
メトリック記憶部46には、サンプリング部45によりデータクロックに従って抽出されたメトリック値が格納される。各メトリック記憶部46には、複数の通信路(異なる中継装置10)を経由して送られてきたメトリック値がそれぞれ格納される。なお、この場合、3つのメトリック記憶部46a〜46cが設けられており、3つの中継装置10からそれぞれ送られてきた受信メトリック値が各々に格納される。
メトリック合成部47は、複数の通信路を経て受信したデータを合成復号する。すなわち、各データビットに対するメトリック値を合成する。本実施形態に係わるメトリック合成部47においては、3つの通信路から送られてきたデータを合成復号する場合を例に挙げて説明するため、3つのメトリック記憶部46a〜46cが設けられる。
以上、図1及び図2を用いて、中継装置10及び受信ノード40における構成の一例についての説明である。なお、中継装置10及び受信ノード40には、コンピュータが内蔵されている。コンピュータには、CPU等の主制御手段、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶手段が具備される。また、コンピュータにはその他、キーボード、マウス、ディスプレイ、ボタン又はタッチパネル等の入出力手段、等も具備される。これら各構成手段は、バス等により接続され、主制御手段が記憶手段に記憶されたプログラムを実行することで制御される。
次に、図3を用いて、中継送信の一例について説明する。ここでは、図1で説明した中継装置10が3台配される通信システムにおいて、冗長伝送により中継送信する場合について説明する。
送信ノード30から送信されたデータは、中継装置各々(第1の中継装置10a、第2の中継装置10b、第3の中継装置10c)において、中継送信され、最終的に、受信ノード40において合成復号される。図3には、各点におけるメトリック値と、それぞれの通信路において生じる雑音や歪などの影響の大きさが示される。これらの値は、ある伝送ビットに着目した瞬時的なものである。
第1の中継装置10a及び第2の中継装置10bは、送信ノード30から送られてきた受信データ(無線信号)を受信し、それを正確に復号し、誤りの含まれないデータを中継送信する。これに対して、第3の中継装置10cは、復号データに訂正できなかった誤りビットが含まれているものとする。すなわち、第3の中継装置10cにおいて受信した受信データ内には、誤り訂正符号の訂正能力を超える数の誤りが含まれている。
この場合、第1及び第2の中継装置10においては、再符号化データを中継送信する。すなわち、中継データ選択部20において、再符号化部19により生成された再符号化データが選択され、そのデータが中継送信される。これに対して、第3の中継装置10cにおいては、復号データに誤りビットが含まれているため、受信データをそのまま中継送信する。すなわち、中継データ選択部20において、波形メモリ15に格納されたデータが選択され、そのデータが中継送信される。
受信ノード40は、第1の中継装置10aから送られてきた受信データ(無線信号)を受信すると、受信データ内に含まれる各データビットのメトリック値をメトリック記憶部46aに格納する。同様に、第2の中継装置10bから受信した受信データ内に含まれる各データビットのメトリック値をメトリック記憶部46bに格納し、第3の中継装置10cから受信した受信データ内に含まれる各データビットのメトリック値をメトリック記憶部46cに格納する。
受信ノード40は、これら3つの中継装置10からのデータ全ての受信を終えると、メトリック合成部47において、合成復号を実施する。ここで、送信ノード30からメトリック値+1.0として送信されたデータシンボル”0”は、第1の中継装置10a及び第2の中継装置10bでは、正常に復号される。そのため、これら2つの中継装置からは、メトリック値+1.0として中継送信が行なわれる。これに対して、第3の中継装置10cでは、復調データをそのまま中継送信する。つまり、第3の中継装置10cは、送信ノード30から受信したメトリック値と同じメトリック値−0.1で中継送信する。
それぞれの中継装置10から中継送信されたデータは、受信ノード40までの通信路上において雑音や歪の影響を受ける。その結果として、受信ノード40は、第1〜第3の中継装置10からの受信データを、メトリック値+0.3、+0.4、−0.2としてそれぞれ受信する。
ここで、受信ノード40は、メトリック値加算による合成復号を行なう。すなわち、3つのメトリック値を合計して合成メトリック値+0.5を算出する。これにより、算出されたメトリック値は、正の数であるため、受信ノード40は、合成した受信データシンボルを”0”として取得する。すなわち、受信ノード40において、送信ノード30が送信したデータシンボルと同じ値を正常に受信できることになる。
次に、図4を用いて、図1に示す中継装置10における動作の一例について説明する。ここでは、中継送信を行なう場合の動作を例に挙げて説明する。
中継装置10が、受信アンテナ11において、データ(無線信号)を受信すると、この処理は開始する(S101でYES)。この処理が開始すると、中継装置10は、まず、無線受信部12において、当該受信したデータの周波数帯を変換するとともに、復調部13において、当該変換したデータをアナログ受信用ベースバンド信号に復調する(S102)。
続いて、中継装置10は、AD変換器14において、当該ベースバンド信号を受信デジタルデータに変換し、当該受信デジタルデータをサンプリング部16に出力するとともに、波形メモリ15に格納する(S103)。
そして、中継装置10は、サンプリング部16において、サンプリングを行なうとともに、復号部17において、サンプリングされたデータビット列に対して誤り訂正符号を用いた復号処理を実施する(S104)。上述した通り、復号データには、検出用のチェックサムが付加されている。
ここで、中継装置10は、誤り検出部18において、チェックサムを検証し、復号データ内に未訂正の誤りビットが含まれているか否かを検出するとともに、再符号化部19において、復号データを再度符号化し、再符号化データを生成する(S105)。誤り検出部18による誤り検出の結果、復号データ内に未訂正の誤りビットが含まれていなければ(S106でNO)、中継装置10は、中継データ選択部20において、再符号化データを選択し、それをDA変換器21に出力する(S108)。一方、復号データ内に未訂正の誤りビットが含まれていれば(S106でYES)、中継装置10は、中継データ選択部20において、波形メモリ15に格納されたデータを選択し、それをDA変換器21に出力する(S107)。すなわち、復号データ内に未訂正の誤りビットが含まれている場合、誤り訂正処理前のデータがDA変換器21に出力される。
その後、中継装置10は、DA変換器21において、DA変換を実施し、デジタルデータをアナログ送信用ベースバンド信号に変換する(S109)。そして、変調部22において、当該ベースバンド信号を中間周波数帯信号に変調し、無線送信部23において、中間周波数帯信号を高周波帯信号に変換する(S110)。その後、中継装置10は、送信アンテナ24において、当該変換後のデータ(無線信号)を受信ノード40に向けて送信する(S111)。
以上説明したように実施形態1によれば、誤り訂正符号の訂正能力を超える数の誤りを含んだデータを中継する場合、誤り訂正処理後の復号データではなく、誤り訂正処理前のデータをそのまま中継送信する。
従来、誤り訂正処理後の復号データ内に、未訂正の誤りが含まれるか否かを検出し、その結果に基づいてデータを切り替えて中継送信する構成がなかった。そのため、誤りに誤りを重ねた結果、受信ノード側でデータ誤りが発生する場合があったが、本実施形態によれば、そのような事態を起因としたデータ誤りの発生を低減できる。
(実施形態2)
次に、実施形態2について説明する。実施形態1においては、訂正できなかった誤りビットが含まれるか否かを基準にして中継データの切り替えを行なっていた。これに対して実施形態2においては、受信データ(受信信号)の信号対雑音比(SN比)を推定し、この推定値を基準として中継データの切り替えを行なう場合について説明する。なお、受信信号のSN比が小さくなると、受信ノードにおける復調メトリックの分布が広がり、ビット誤りが発生する確率が高くなる。このように受信データに誤りビットが含まれる確率や、誤りビットの発生個数などは、受信データのSN比から推測することができる。
図5は、実施形態2に係わる中継装置10の構成の一例を示す図である。なお、実施形態1を説明した図1と同様の機能を果たす構成には、同一の符号を付しており、その説明を省略する場合もある。
中継装置10には、実施形態1の構成に加えて、SN比推定部25が新たに設けられる。SN比推定部25は、無線受信部12から受け取った中間周波数帯信号から受信信号のSN比を推定する。そして、推定したSN比と、予め設定された閾値とを比較する。ここで、この閾値は、誤り訂正符号の訂正能力を超える数の誤りが含まれているか否かの判定基準として用いられる。そのため、それに適した値を経験則等に基づいて設定しておく。
比較の結果、推定したSN比が閾値を越えていれば、受信データに含まれる誤りは少ないと判定し、その旨を中継データ選択部20に向けて出力する。また、推定したSN比が閾値を越えていなければ、受信データに含まれる誤りが多いと判定し(誤り訂正符号による訂正能力を超えている)、その旨を中継データ選択部20に向けて出力する。
中継データ選択部20は、SN比推定部25からの制御信号(SN比の推定結果)に基づいて、再符号化部19により再符号化された再符号化データか、波形メモリ15に格納された受信デジタルデータかのいずれか一方を選択する。そして、当該選択したデータを、送信デジタルデータとしてDA変換器21に出力する。例えば、SN比推定部25により受信データ(中間周波数帯信号)内に含まれる誤りビットが少ない旨判定された場合(SN比が閾値を越えている)、中継データ選択部20は、中継データとして再符号化データを選択し、それをDA変換器21に出力する。
これに対して、SN比推定部25により受信データ内に含まれる誤りビットが多い旨判定された場合(SN比が閾値を越えていない)、中継データ選択部20は、誤り訂正処理前の受信データである波形メモリ15に格納された受信デジタルデータを選択する。そして、それをDA変換器21に出力する。上述した通り、受信デジタルデータは、中継装置10が受信した際のメトリック値である。
以上が、実施形態2に係わる中継装置10の構成についての説明である。なお、受信ノード40の構成は、実施形態1を説明した図2と同様であるため、ここではその説明については省略する。
次に、図6を用いて、実施形態2に係わる中継装置10における動作の一例について説明する。ここでは、中継送信を行なう場合の動作を例に挙げて説明する。
中継装置10が、受信アンテナ11において、データ(無線信号)を受信すると、この処理は開始する(S201でYES)。この処理が開始すると、中継装置10は、まず、無線受信部12において、当該受信したデータの周波数帯を変換する(S202)。そして、SN比推定部25において、当該変換された中間周波数帯信号から受信信号のSN比を推定するとともに、復調部13において、アナログ受信用ベースバンド信号に復調する(S203)。
続いて、中継装置10は、AD変換器14において、当該ベースバンド信号をデジタルデータに変換し、その変換後の受信デジタルデータをサンプリング部16に出力するとともに、波形メモリ15に格納する(S204)。
そして、中継装置10は、サンプリング部16において、サンプリングを行なうとともに、復号部17において、サンプリングされたデータビット列に対して誤り訂正符号を用いた復号処理を実施する(S205)。その後、中継装置10は、再符号化部19において、復号データを再度符号化し、再符号化データを生成する(S206)。
ここで、中継装置10は、中継データ選択部20において、SN比推定部25からのSN比の推定結果に基づいて、再符号化部19により再符号化された再符号化データか、波形メモリ15に格納された受信デジタルデータかのいずれか一方を選択する。SN比の推定の結果、推定したSN比が閾値を越えていれば(S207でYES)、中継装置10は、中継データ選択部20において、再符号化データを選択し、それをDA変換器21に出力する(S209)。一方、推定したSN比が閾値を越えていなければ(S207でNO)、中継装置10は、中継データ選択部20において、波形メモリ15に格納されたデータを選択し、それをDA変換器21に出力する(S208)。すなわち、誤り訂正処理前のデータがDA変換器21に出力される。
その後、中継装置10は、DA変換器21において、DA変換を実施し、デジタルデータをアナログ送信用ベースバンド信号に変換する(S210)。そして、変調部22において、当該ベースバンド信号を中間周波数帯信号に変調し、無線送信部23において、中間周波数帯信号を高周波帯信号に変換する(S211)。その後、中継装置10は、送信アンテナ24において、当該変換後のデータ(無線信号)を受信ノード40に向けて送信する(S212)。
以上説明したように実施形態2によれば、受信信号のSN比に基づいて中継データを切り替える。この場合にも、実施形態1同様の効果が得られる。
(実施形態3)
次に、実施形態3について説明する。上述した実施形態1及び2においては、BPSK変調方式を用いた単一搬送波による通信方式を例に挙げて説明した。これに対して、実施形態3においては、直交周波数分割多重(OFDM)通信方式やスペクトラム拡散(SS)通信方式等の二次変調を伴う通信方式である場合について説明する。ここでは、2次変調を伴う通信方式の一例として、OFDM通信方式を採用した場合を例に挙げて説明する。
図7を用いて、実施形態3に係わる中継装置10の構成の一例について説明する。なお、実施形態1を説明した図1と同様の機能を果たす構成には、同一の符号を付しており、その説明を省略する場合もある
中継装置10には、実施形態1の構成に加えて、FFT処理部26と、等化器27と、逆FFT処理部28と、プリアンブル付加部29とが新たに設けられる。
ここで、AD変換器14は、復調部13による処理により得られたアナログ受信用ベースバンド信号を受信デジタルデータに変換する。当該変換された受信デジタルデータは、波形メモリ15に格納されるとともにサンプリング部16に送られる。なお、実施形態3に係わる受信デジタルデータは、時間領域としてのOFDM信号であり、サブキャリアにおけるデータビットのメトリック値を保持している。
サンプリング部16は、受信デジタルデータ列の中からフーリエ変換(FFT)に必要なサンプリング点のデータサンプルを抽出する。なお、OFDM信号フォーマットとして各OFDMシンボルにガードインターバルが含まれる場合には、サンプリング部16は、ガードインターバルを除去する。
FFT処理部26は、時間領域のOFDM信号に対してフーリエ変換処理を実施し、周波数領域のOFDM信号(周波数領域信号)に変換する。等化器27は、FFT処理部26から出力された周波数領域信号に対して、通信路特性によって被った位相及び振幅の変動を補正する。ここで、実施形態3に係わるデータ(パケット)のフォーマットは、図8に示す構成となる。当該フォーマットに従ったOFDM信号では、アプリケーションデータが保持されるデータペイロード部の前に、プリアンブル部(通信制御に係わる信号)が付加される。等化器27では、当該プリアンブル部を用いて通信路特性を推定する。そして、推定した通信路特性を基準にしてデータペイロード部を補正する。
復号部17は、等化器27から出力された信号に対して誤り訂正処理を実施する。但し、OFDM通信方式におけるチャネル符号化では、単なる誤り訂正符号化以外にスクランブルやインターリーブ処理を併用することが多い。そのため、復号部17では、これらの処理に必要となるデスクランブラやデインターリーバなどの処理を、必要に応じて実施する。
再符号化部19は、復号部17により生成された復号データに対して、送信ノードと同じ方式による誤り訂正符号化処理を実施し、復号データを再度符号化する。誤り訂正符号化処理以外にスクランブルやインターリーブ処理を行なう場合には、復号部17同様に、再符号化部19においても、スクランブラやインターリーバなどの処理を、必要に応じて実施する。なお、再符号化部19により生成される再符号化データは、周波数領域のOFDM信号である。
逆FFT処理部28は、逆フーリエ変換処理を実施し、周波数領域のOFDM信号を、時間領域のOFDM信号に処理する。プリアンブル付加部29は、当該OFDM信号に対して、その先頭部分にプリアンブル部を付加する。これにより、図8に示すフォーマットを有するデータが得られる。
中継データ選択部20は、誤り検出部18からの制御信号(誤り検出結果)に基づいて、再符号化部19により再符号化された再符号化データか、波形メモリ15に格納された受信デジタルデータかのいずれか一方を選択する。なお、実施形態2のようにSN比を推定し、その推定結果に基づいて中継データを選択するようにしてもよい。
ここで、中継データ選択部20において、中継データとして再符号化データが選択された場合について検討してみる。この場合、中継装置10から受信ノード40に向けて中継送信されるデータ(無線信号)は、送信ノード30から送信された直後の通信路特性の影響を受けていない信号と同等の波形となる。言い換えれば、中継装置10から中継送信される無線信号は、送信ノード30から中継装置10に至るまでの通信路特性が除去されており、受信ノード40が受信する信号には、中継装置10から受信ノード40までの通信路特性のみが含まれることになる。
上述した通り、中継装置10が再符号化データを中継送信する場合、当該中継送信されるデータのプリアンブル部は、プリアンブル付加部29により生成されたものである。そして、プリアンブル部は、送信ノード30から送信された直後のOFDM信号に含まれるプリアンブル部と同じである。そのため、受信ノード40が受信したプリアンブル部に含まれる通信路特性は、中継装置10から受信ノード40までの特性のみが含まれる。従って、受信ノード40においては、同じ通信路特性を受けたデータペイロード部及びプリアンブル部を受信することになる。これにより、受信ノード40(後述する等化器49)においては、受信したプリアンブル部の参照に基づいて、データペイロード部が受けた通信路特性の影響を正確に補正できることになる。
また、中継データ選択部20において、波形メモリ15に格納された受信デジタルデータが中継データとして選択された場合について検討してみる。この場合、波形メモリ15には、データペイロード部だけでなくプリアンブル部も時間波形として格納されている。ここで、波形メモリ15に格納されているプリアンブル部及びデータペイロード部の波形は共に、送信ノード30から中継装置10に至るまでの通信路特性を含んでいる。そのため、これらプリアンブル部及びデータペイロード部が中継送信されると、当該中継データには、中継装置10から受信ノード40に至るまでの通信路特性が更に重畳される。この場合にも、受信ノード40においては、同じ通信路特性を受けたデータペイロード部及びプリアンブル部を受信することになる。これにより、受信ノード40(後述する等化器49)においては、受信したプリアンブル部の参照に基づいて、データペイロード部が受けた通信路特性の影響を正確に補正できることになる。
次に、図9を用いて、実施形態3に係わる受信ノード40の構成の一例について説明する。なお、実施形態1を説明した図2と同様の機能を果たす構成には、同一の符号を付しており、その説明を省略する場合もある。
受信ノード40には、実施形態1の構成に加えて、OFDM受信に必要な機能として、FFT処理部48と、等化器49とが新たに設けられる。
FFT処理部48は、時間領域のOFDM信号に対してフーリエ変換処理を実施し、周波数領域のOFDM信号に変換する。等化器49は、FFT処理部48により変換された周波数領域のOFDM信号に対して補正を行なう。具体的には、通信路特性によって被った位相及び振幅の変動を補正する。このとき、等化器49においては、プリアンブル部を用いて通信路特性を推定し、その推定した通信路特性を基準にしてデータペイロード部を補正する。
以上説明したように実施形態3によれば、中継送信に付加されるプリアンブル部を適切に選択できる。これにより、OFDM方式のような二次変調を伴う通信方式においても、実施形態1同様の効果が得られる。
以上が本発明の代表的な実施形態の一例であるが、本発明は、上記及び図面に示す実施形態に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。例えば、実施形態2と、実施形態3とを組み合わせて実施してもよい。すなわち、誤りが検出されるか、又はSN比が閾値を越えているかのいずれかを満たせば、波形メモリ15内のデータを中継送信し、そうでなければ、再符号化データを中継送信するように構成してもよい。
また、上述した実施形態においては、通信路が3つある場合を例に挙げて説明したが、これに限られない。例えば、受信ノード40におけるメトリック記憶部46(又は記憶領域)の数を増減させることにより、種々の通信路の数に対応できる。
また、上述した実施形態においては、中継装置、受信ノード、送信ノードを別個の装置として説明したが、これに限られない。例えば、中継装置と送信ノードとが同一の装置として実現され、当該装置が、送信データを送信する送信機能と中継機能とを併せ持っていてもよい。また、中継装置と受信ノードとが同一の装置(通信装置)として実現されてもよい。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施態様を採ることもできる。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (8)

  1. 無線信号を復調して復調データを生成する復調手段と、
    前記復調データを誤り訂正符号を用いて復号する復号手段と、
    前記復号手段により生成された復号データを符号化して再符号化データを生成する符号化手段と、
    前記誤り訂正符号の訂正能力を超える誤りが前記無線信号に含まれているか否かに基づいて、前記再符号化データ又は前記復調データのいずれかを変調して再変調データを生成する変調手段と、
    前記変調手段により再変調された再変調データを送信する送信手段と
    を具備し、
    前記変調手段は、
    前記誤り訂正符号の訂正能力を超える誤りが前記無線信号に含まれている場合、前記復調データを変調して前記再変調データを生成し、前記誤り訂正符号の訂正能力を超える誤りが前記無線信号に含まれていない場合、前記符号化データを変調して前記再変調データを生成する
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記復号データに付加されたチェックサムを検証し、該復号データに含まれる誤りを検出する検出手段
    を更に具備し、
    前記変調手段は、
    前記検出手段により前記誤りが検出された場合、前記復調データを変調して前記再変調データを生成し、前記検出手段により前記誤りが検出されなかった場合、前記符号化データを変調して前記再変調データを生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記誤り訂正符号の訂正能力を超える誤りが前記無線信号に含まれているか否かの判定基準となる閾値と、前記無線信号における信号対雑音比を推定した結果とを比較する推定手段
    を更に具備し、
    前記変調手段は、
    前記推定により雑音比が前記閾値を越えていれば、前記復調データを変調して前記再変調データを生成し、前記推定により雑音比が前記閾値を越えていなければ、前記符号化データを変調して前記再変調データを生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 前記変調手段により前記符号化データを変調する場合、該符号化データにプリアンブル部を新たに付加するプリアンブル付加手段
    を更に具備し、
    前記変調手段は、
    前記符号化データを変調する場合、前記プリアンブル付加手段により前記新たなプリアンブルが付加された前記符号化データを変調して前記再変調データを生成する
    ことを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の通信装置。
  5. 複数の中継装置と、受信装置とを具備する通信システムであって、
    前記複数の中継装置各々は、
    無線信号を復調して復調データを生成する復調手段と、
    前記復調データを誤り訂正符号を用いて復号する復号手段と、
    前記復号手段により生成された復号データを符号化して再符号化データを生成する符号化手段と、
    前記誤り訂正符号の訂正能力を超える誤りが前記無線信号に含まれている場合、前記復調データを変調して再変調データを生成し、前記誤り訂正符号の訂正能力を超える誤りが前記無線信号に含まれていない場合、前記符号化データを変調して前記再変調データを生成する変調手段と、
    前記変調手段により再変調された再変調データを送信する送信手段と
    を具備し、
    前記受信装置は、
    前記複数の中継装置各々から前記再変調データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された複数の中継装置各々からの前記再変調データを合成復号する合成手段と
    を具備することを特徴とする通信システム。
  6. 前記再変調データは、
    プリアンブル部とデータペイロード部とを含み、
    前記受信装置は、
    前記プリアンブル部に基づいて前記データペイロード部を補正する補正手段
    を更に具備し、
    前記合成手段は、
    前記補正手段により補正された前記再変調データを前記合成復号する
    ことを特徴とする請求項5記載の通信システム。
  7. 中継装置における中継方法であって、
    復調手段が、無線信号を復調して復調データを生成する工程と、
    復号手段が、前記復調データを誤り訂正符号を用いて復号する工程と、
    符号化手段が、前記復号手段により生成された復号データを符号化して再符号化データを生成する工程と、
    変調手段が、前記誤り訂正符号の訂正能力を超える誤りが前記無線信号に含まれている場合、前記復調データを変調して再変調データを生成し、前記誤り訂正符号の訂正能力を超える誤りが前記無線信号に含まれていない場合、前記符号化データを変調して前記再変調データを生成する工程と、
    送信手段が、前記変調手段により再変調された再変調データを送信する工程と
    を含むことを特徴とする中継装置の中継方法。
  8. 中継装置に内蔵されたコンピュータを、
    無線信号を復調して復調データを生成する復調手段、
    前記復調データを誤り訂正符号を用いて復号する復号手段、
    前記復号手段により生成された復号データを符号化して再符号化データを生成する符号化手段、
    前記誤り訂正符号の訂正能力を超える誤りが前記無線信号に含まれている場合、前記復調データを変調して再変調データを生成し、前記誤り訂正符号の訂正能力を超える誤りが前記無線信号に含まれていない場合、前記符号化データを変調して前記再変調データを生成する変調手段、
    前記変調手段により再変調された再変調データを送信する送信手段
    として機能させるためのプログラム。
JP2009242785A 2008-12-25 2009-10-21 通信装置、その中継方法及びプログラム Expired - Fee Related JP5480589B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009242785A JP5480589B2 (ja) 2009-10-21 2009-10-21 通信装置、その中継方法及びプログラム
EP09799747A EP2382719A1 (en) 2008-12-25 2009-12-18 Communication apparatus, relay method thereof, and computer-readable storage medium
CN2009801529753A CN102265528A (zh) 2008-12-25 2009-12-18 通信设备及其中继方法和计算机可读存储介质
PCT/JP2009/071714 WO2010074278A1 (en) 2008-12-25 2009-12-18 Communication apparatus, relay method thereof, and computer-readable storage medium
US13/141,750 US8514950B2 (en) 2008-12-25 2009-12-18 Communication apparatus, relay method thereof, and computer-readable storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009242785A JP5480589B2 (ja) 2009-10-21 2009-10-21 通信装置、その中継方法及びプログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011091581A true JP2011091581A (ja) 2011-05-06
JP2011091581A5 JP2011091581A5 (ja) 2012-12-06
JP5480589B2 JP5480589B2 (ja) 2014-04-23

Family

ID=44109422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009242785A Expired - Fee Related JP5480589B2 (ja) 2008-12-25 2009-10-21 通信装置、その中継方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5480589B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20210194567A1 (en) * 2016-02-05 2021-06-24 Institut National Des Sciences Appliquees De Rennes (Insa De Rennes) Spatial modulation method and receiver device therefor

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007102344A1 (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 無線通信装置および中継送信方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007102344A1 (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 無線通信装置および中継送信方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20210194567A1 (en) * 2016-02-05 2021-06-24 Institut National Des Sciences Appliquees De Rennes (Insa De Rennes) Spatial modulation method and receiver device therefor
US11637614B2 (en) * 2016-02-05 2023-04-25 Institut National Des Sciences Appliquées De Rennes (Insa De Rennes) Spatial modulation method and receiver device therefor

Also Published As

Publication number Publication date
JP5480589B2 (ja) 2014-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4245602B2 (ja) デジタル復調装置、デジタル受信装置、デジタル復調装置の制御方法、デジタル復調装置の制御プログラム、及び、この制御プログラムを記録した記録媒体
US7809048B2 (en) On-channel repeating apparatus and method for terrestrial digital television broadcasting service
US9461765B2 (en) Method and system for providing scrambled coded multiple access (SCMA)
US8514950B2 (en) Communication apparatus, relay method thereof, and computer-readable storage medium
JP2010213309A (ja) 無線通信システムのためのデータ検出および復調
KR20080048584A (ko) 광대역 무선통신시스템에서 중계 장치 및 방법
JP5706527B2 (ja) 誤り制御符号化コードブックのサブコードブックの生成及び適用
JP4857330B2 (ja) マルチキャリア無線通信システム及びマルチキャリア無線通信方法
JP2006041980A (ja) ダイバーシティ型受信装置、ダイバーシティ型受信装置を用いた受信方法および受信プログラム、ダイバーシティ型受信装置を用いた受信プログラムを格納した記録媒体
JP2018107700A (ja) 受信装置および受信方法
JP5480589B2 (ja) 通信装置、その中継方法及びプログラム
Ullah et al. Compress-and-forward relaying: Prototyping and experimental evaluation using SDRs
JP6909015B2 (ja) 送信装置及び受信装置
JP2005286362A (ja) デジタル受信機
EP2418813B1 (en) Wireless communications device with multiple demodulators and related method
US20230412244A1 (en) Receiving apparatus, transmitting apparatus, control circuit, storage medium, reception method, and transmission method
US11336387B2 (en) Wireless communication apparatus, data reception method, and program
JP5084690B2 (ja) 無線中継システム、無線中継方法、中継局、及び送受信局
JP7137922B2 (ja) 伝送システム、受信装置及び伝送方法
JP6253121B2 (ja) 誤り制御符号化コードブックのサブコードブックの生成及び適用
WO2009113763A1 (en) Cooperative reception diversity apparatus and method based on signal point rearrangement or superposition modulation in relay system
JP5886993B2 (ja) 誤り制御符号化コードブックのサブコードブックの生成及び適用
JP3356329B2 (ja) 受信装置
Fang et al. Soft bits based fading correction for coded physical layer network coding
JP4180082B2 (ja) デジタル受信機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121017

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131028

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140214

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5480589

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees