JP2011091147A - 撮像ユニットの実装構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】接着剤を介してプリント配線基板に固体撮像素子を接着する際にプリント配線基板の開口部から接着剤が流出することを防止できることを目的とする。
【解決手段】本発明の一態様にかかる撮像ユニットは、受光部2aの周辺に複数の外側突起電極2cおよび内側突起電極2dを有する固体撮像素子2と、受光部2aに対向する開口部3aが形成され、外側突起電極2cを接続する複数の外側電極パッド3cと、内側突起電極2dを接続する複数の内側電極パッド3dとを有するプリント配線基板3と、固体撮像素子2とプリント配線基板3とを接着する接着剤4と、を備える。複数の内側電極パッド3dと開口部3aとの最短距離は、複数の外側電極パッド3cと開口部3aとの最短距離に比して長い。
【選択図】図1

Description

本発明は、CCDまたはCMOS等の固体撮像素子を備えた撮像ユニットの実装構造に関するものである。
従来から、デジタルカメラおよびデジタルビデオカメラを始め、被検体の臓器内部を観察するための内視鏡、撮像機能を備えた携帯電話機など、各種態様の電子撮像装置が登場している。電子撮像装置は、CCDまたはCMOSイメージセンサ等の固体撮像素子を備えた撮像ユニットを内蔵し、レンズ等の光学系によって固体撮像素子の受光部に被写体の光学像を結像し、この固体撮像素子の光電変換処理によって被写体の画像を撮像する。
一般に、撮像ユニットは、固体撮像素子の受光部に合わせて開口部が形成されたプリント配線基板に対し、この開口部と受光部とを対向させた態様にして固体撮像素子をフリップチップ実装して製造される。その後、このプリント配線基板には、固体撮像素子の実装面の反対側から開口部を塞ぐように、カバーガラス等の透光性部材が取り付けられる。
また、プリント配線基板と固体撮像素子とを電気的に接続するための固体撮像素子の各突起電極は、通常、固体撮像素子の外周部分と受光部との間に単列に形成される。このため、固体撮像素子の各突起電極を接続するプリント配線基板の各電極パッドは、この固体撮像素子における各突起電極の配置に対応して、開口部の周辺部分に単列に形成される。
ここで、プリント配線基板の各電極パッドは、このプリント配線基板の開口部から所定の距離以上に離間している。これによって、接着剤を介してプリント配線基板に固体撮像素子をフリップチップ実装した場合に、この開口部から接着剤が流出することを防止している。
なお、このような撮像ユニットとして、例えば、固体撮像素子上に形成されたマイクロレンズ領域端部とプリント配線基板の開口端部との距離を、プリント配線基板と固体撮像素子との間隔の2.5倍以上且つ10倍以下としたものがある(特許文献1参照)。
特開2002−124654号公報
ところで、固体撮像素子には、上述したように各突起電極が単列に形成されたものもあれば、固体撮像素子の外周部分と受光部との間に各突起電極が二列に形成された二列タイプのものもある。二列タイプの固体撮像素子の各突起電極は、一般に、固体撮像素子の外周部分の近傍に形成された突起電極である外側突起電極と、この外側突起電極に比して受光部に近い位置に形成された突起電極である内側突起電極とに種別される。
固体撮像素子が二列タイプのものである場合、プリント配線基板には、上述した各外側突起電極および各内側突起電極の配置に対応して、開口部の周囲に外側電極パッドおよび内側電極パッドが形成される。ここで、外側電極パッドは、固体撮像素子の外側突起電極を接続する電極パッドである。また、内側電極パッドは、固体撮像素子の内側突起電極を接続する電極パッドであって、外側電極パッドに比してプリント配線基板の開口部側に形成される。
このようなプリント配線基板に二列タイプの固体撮像素子をフリップチップ実装する場合、プリント配線基板に単列タイプの固体撮像素子をフリップチップ実装する場合と同様に、各外側電極パッド上および各内側電極パッド上に接着剤を塗布し、この塗布した接着剤に対して固体撮像素子を押圧しなければならない。
しかしながら、各内側電極パッド上の接着剤は、固体撮像素子に押圧された際、各外側電極パッド上の接着剤と同時に流動し、この外側の接着剤によって、固体撮像素子の外周側への流動進路が阻まれる。このため、各内側電極パッド上の接着剤は、固体撮像素子の外周側に比して受光部側に流動する傾向が高く、この結果、プリント配線基板の開口部内に流出しやすいという問題がある。
なお、このようなプリント配線基板の開口部内への接着剤の流出は、撮像ユニットの製造工程において、プリント配線基板を載置するステージに接着剤が付着してプリント配線基板内の意図しない基板部分に接着剤が付着するという事態を招来する可能性がある。さらには、プリント配線基板上の固体撮像素子の受光部にまで接着剤が濡れ広がることから、受光部を汚染するという事態を招来する可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、接着剤を介してプリント配線基板に固体撮像素子を接着する際にプリント配線基板の開口部から接着剤が流出することを防止できる撮像ユニットの実装構造を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる撮像ユニットの実装構造は、受光部の周辺に、複数列に形成された突起電極を有する固体撮像素子と、前記受光部に対向する開口部が形成され、前記複数列の突起電極のうち最も前記固体撮像素子の外周側に形成された外側突起電極を接続する複数の外側電極端子と、前記外側突起電極に比して前記受光部側に形成された内側突起電極を接続する複数の内側電極端子とを有するプリント配線基板と、前記外側電極端子上および前記内側電極端子上に塗布され、前記固体撮像素子と前記プリント配線基板とを接着する接着剤と、を備え、前記複数の内側電極端子と前記開口部との最短距離は、前記複数の外側電極端子と前記開口部との最短距離に比して長いことを特徴とする。
また、本発明にかかる撮像ユニットの実装構造は、上記の発明において、双方の前記最短距離は、互いに同方向の距離であることを特徴とする。
また、本発明にかかる撮像ユニットの実装構造は、上記の発明において、前記内側突起電極は、前記固体撮像素子の隅部分に形成されることを特徴とする。
また、本発明にかかる撮像ユニットの実装構造は、上記の発明において、前記複数の外側電極端子と前記開口部との各距離は、前記外側電極端子から前記開口部に向かう方向への前記接着剤の流動距離以上であることを特徴とする。
本発明にかかる撮像ユニットの実装構造によれば、接着剤を介してプリント配線基板に固体撮像素子を接着する際に、プリント配線基板の開口部から接着剤が流出することを防止できるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる実装構造を備えた撮像ユニットの一構成例を示す模式図である。 図2は、図1に示す方向Aから見た撮像ユニットを示す模式図である。 図3は、本発明の実施の形態にかかる固体撮像素子の一構成例を示す模式図である。 図4は、本発明の実施の形態にかかるプリント配線基板の一構成例を示す模式図である。 図5は、プリント配線基板における開口部と各電極パッドとの距離関係を示す模式図である。 図6は、本発明の実施の形態にかかる撮像ユニットの製造方法の一例を示すフローチャートである。 図7は、プリント配線基板の各電極パッド上に接着剤を塗布した状態を示す模式図である。 図8は、接着剤を介してプリント配線基板に固体撮像素子をフリップチップ実装する状態を示す模式図である。 図9は、プリント配線基板に透光性部材を接着する状態を示す模式図である。 図10は、プリント配線基板と固体撮像素子とのフリップチップ実装における接着剤の流動を説明するための模式図である。 図11は、本発明の実施の形態にかかるプリント配線基板の変形例1を示す模式図である。 図12は、本発明の実施の形態にかかるプリント配線基板の変形例2を示す模式図である。
以下、図面を参照して、本発明にかかる撮像ユニットの実装構造の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態にかかる実装構造を備えた撮像ユニットの一構成例を示す模式図である。図2は、図1に示す方向Aから見た撮像ユニットを示す模式図である。図1,2に示すように、この実施の形態にかかる撮像ユニット1は、被写体の画像を撮像する固体撮像素子2と、固体撮像素子2をフリップチップ実装するプリント配線基板3と、固体撮像素子2とプリント配線基板3とを固定する接着剤4と、この固体撮像素子2に対して被写体からの光の透過する透光性部材5と、透光性部材5とプリント配線基板3とを固定する接着剤6とを備える。
固体撮像素子2は、CCDまたはCMOSイメージセンサ等に例示されるベアチップ状の半導体素子であり、被写体からの光を受光して被写体の画像を撮像する撮像機能を有する。図3は、本発明の実施の形態にかかる固体撮像素子の一構成例を示す模式図である。固体撮像素子2は、サブストレート等のチップ基板上に、受光部2aと、駆動回路部2bと、複数列に形成された突起電極とを備える。
具体的には、受光部2aは、格子形状等の所定の形状に配置される画素群およびマイクロレンズ等を用いて実現され、図3に示すように、固体撮像素子2のチップ基板上の所定位置、例えば中央部分に形成される。駆動回路部2bは、撮像動作を実行するための駆動回路であり、受光部2aの周辺に形成される。
一方、この受光部2aおよび駆動回路部2bの周辺には、図3に示すように、複数列の突起電極が形成される。これら複数列の突起電極は、固体撮像素子2の外周側に形成された外側突起電極2cと、外側突起電極2cに比して受光部2a側に形成された内側突起電極2dとに分類される。
外側突起電極2cは、図3に示すように、受光部2aおよび駆動回路部2bを包囲するように、固体撮像素子2の外周に沿って複数形成される。一方、内側突起電極2dは、例えば固体撮像素子2の隅部分であって、外側突起電極2cに比して受光部2a側に複数(図3では隅毎に2つずつ、合計8つ)形成される。これら複数の外側突起電極2cおよび内側突起電極2dは、固体撮像素子2のチップ基板上に形成された電極パッド等(図示せず)を介して駆動回路部2bと電気的に接続される。
なお、外側突起電極2cおよび内側突起電極2dは、ワイヤボンディング方式によって形成された金または銅等のスタッドバンプであってもよいし、めっき方式によって形成された金、銀、銅、インジウムまたは半田等の金属バンプであってもよい。または、外側突起電極2cおよび内側突起電極2dは、金属ボールであってもよいし、表面に金属めっきを施した樹脂ボールであってもよいし、印刷等によってパターン形成された導電性接着剤であってもよい。
上述したような構成を有する固体撮像素子2は、図1,2に示すように、接着剤4を介してプリント配線基板3にフリップチップ実装される。このフリップチップ実装において、固体撮像素子2の受光部2aは、プリント配線基板3の開口部3aと対向する。また、固体撮像素子2の各外側突起電極2cは、プリント配線基板3の外側電極パッド3cと電気的に接続され、固体撮像素子2の各内側突起電極2dは、プリント配線基板3の内側電極パッド3dと電気的に接続される。
このようにプリント配線基板3にフリップチップ実装された固体撮像素子2において、受光部2aは、透光性部材5等を介して被写体からの光を受光し、この受光した光を光電変換処理する。駆動回路部2bは、受光部2aによって光電変換処理された信号をもとに被写体の画像信号を生成し、この生成した画像信号を外側突起電極2cおよび内側突起電極2dを介してプリント配線基板3側に出力する。
プリント配線基板3は、上述した固体撮像素子2の撮像機能を実現するための開口部3aと、回路配線3bと、外側電極パッド3cと、内側電極パッド3dとを有する回路基板である。図4は、本発明の実施の形態にかかるプリント配線基板の一構成例を示す模式図である。なお、図4には、図1に示す方向Aから見たプリント配線基板3が図示されている。
図4の斜線部分に示すように、プリント配線基板3には、上述した固体撮像素子2の受光部2aの大きさと、外側突起電極2cおよび内側突起電極2dに対する距離関係とを考慮して設計された開口部3aが形成される。開口部3aは、受光部2aに比して大きい開口寸法を有する。また、開口部3aは、外側電極パッド3cおよび内側電極パッド3dに対する距離関係が所定の関係(後述する)を満足するような形状、例えば図4の斜線部のような十字形状に形成される。このような開口部3aは、図1に示したように、受光部2aと対向し、この受光部2aに対する被写体からの光の入射を可能にする。
また、図4に示すように、開口部3aの周辺には、複数の回路配線3bがパターン形成され、これら複数の回路配線3bの各端部には、図3に示した外側突起電極2cおよび内側突起電極2dの各配置に対応して、外側電極パッド3cまたは内側電極パッド3dが形成される。
外側電極パッド3cおよび内側電極パッド3dは、図4に示すように、開口部3aの端部である開口端部3eに沿って、外側および内側の二列に形成された複数列の電極端子である。外側電極パッド3cは、図3に示した固体撮像素子2の外側突起電極2cの配置に対応して開口部3aの周辺に複数形成され、プリント配線基板3と固体撮像素子2とのフリップチップ実装によって、外側突起電極2cと接続する。
内側電極パッド3dは、図3に示した固体撮像素子2の内側突起電極2dの配置に対応して、外側電極パッド3cに比して開口部3a側に、内側突起電極2dと同数形成される。これら複数の内側電極パッド3dは、プリント配線基板3と固体撮像素子2とのフリップチップ実装によって内側突起電極2dと接続する。
なお、プリント配線基板3は、外力の印加によって容易に変形可能である柔軟なフレキシブル回路基板であってもよいし、フレキシブル回路基板に比して変形し難いリジッド回路基板であってもよい。また、プリント配線基板3の材質は、ガラス繊維強化エポキシまたはポリイミド等の樹脂であってもよいし、金属であってもよい。
一方、接着剤4は、図1,2に示すように、固体撮像素子2とプリント配線基板3との間に介在して、固体撮像素子2とプリント配線基板3とを接着する。具体的には、接着剤4は、開口部3aを包囲するように、各外側電極パッド3c上に無端状に塗布される。さらに、接着剤4は、各内側電極パッド3c上に塗布される。その後、この塗布後の接着剤4は、プリント配線基板3への固体撮像素子2の押圧によって放射状に流動し、最終的に、開口部3aの周辺の基板面と固体撮像素子2との間に濡れ広がり、固体撮像素子2の外周に沿って裾野形状を形成した状態になる。
このように固体撮像素子2とプリント配線基板3との間に介在した状態の接着剤4は、所定の硬化処理によって硬化し、この結果、固体撮像素子2とプリント配線基板3との間隙を閉塞して、固体撮像素子2とプリント配線基板3とを接着、固定する。なお、接着剤4は、エポキシ系、フェノール系、シリコン系、ウレタン系またはアクリル系等の絶縁性接着剤であってもよいし、異方導電性接着剤であってもよい。
透光性部材5は、被写体からの光に対して透明な光学部材であり、ガラス、アクリル等の樹脂、ローパスフィルタ、IRカットフィルタ、レンズまたはプリズム等を用いて実現される。透光性部材5は、図1に示すように、プリント配線基板3を挟んで固体撮像素子2の反対側から、接着剤6を介してプリント配線基板3に固定される。
このようにプリント配線基板3上に固定された透光性部材5は、開口部3aを閉塞して固体撮像素子2の受光部2aを気密封止し、この結果、受光部2aへの光透過性を損なうことなく、プリント配線基板3の開口部3a側からの異物混入を防止する。
接着剤6は、プリント配線基板3に透光性部材5を固定するためのものである。具体的には、接着剤6は、プリント配線基板3の開口部3aの周囲に塗布され、この開口部3a周囲の基板面と透光性部材5との間に介在する。その後、接着剤6は、所定の硬化処理によって硬化し、この結果、プリント配線基板3と透光性部材5とを接着、固定する。
つぎに、上述したプリント配線基板3の開口部3aと、外側電極パッド3cおよび内側電極パッド3dとの距離関係について説明する。図5は、プリント配線基板における開口部と各電極パッドとの距離関係を示す模式図である。
図5に示すように、外側電極パッド3cと開口部3aとの距離(以下、外側距離という)L1,L2は、外側電極パッド3cの中心と開口端部3eとの離間距離である。また、内側電極パッド3dと開口部3aとの距離(以下、内側距離という)L3,L4は、内側電極パッド3dの中心と開口端部3eとの離間距離である。なお、外側距離L1と内側距離L3とは、互いに同方向の距離であり、外側距離L2と内側距離L4は、互いに同方向の距離である。
ここで、外側距離L1,L2は、上述したように外側電極パッド3c上に塗布された接着剤4が固体撮像素子2の押圧によって流動する距離(以下、接着剤4の流動距離という)以上の長さに設定される。なお、接着剤4は、プリント配線基板3に固体撮像素子2をフリップチップ実装する際に、固体撮像素子2によって押圧される。
プリント配線基板3上の全外側電極パッド3cは、外側距離L1,L2が接着剤4の流動距離以上であるという条件を満足するように、開口部3aの周辺に形成される。すなわち、各外側電極パッド3cと開口部3aとの最短外側距離は、図5に示す外側距離L1,L2に例示されるように、接着剤4の流動距離以上である。
一方、内側距離L3,L4は、上述した最短外側距離以上の長さに設定される。プリント配線基板3上の全内側電極パッド3dは、内側距離L3,L4が最短外側距離以上であるという条件を満足するように、開口部3aの周辺に形成される。すなわち、各内側電極パッド3dと開口部3aとの最短内側距離は、図5に示す内側距離L3,L4に例示されるように、外側電極パッド3cの最短外側距離以上である。
具体的には、図5において、内側距離L3,L4のうちの最短内側距離は、外側距離L1,L2のうちの最短外側距離に比して長い。また、このような最短外側距離および最短内側距離は、互いに同方向の距離であることが望ましい。すなわち、外側電極パッド3cおよび内側電極パッド3dと開口部3aとの距離関係は、内側距離L3,L4>外側距離L1,L2の関係であり、さらには、最短の内側距離L3>最短の外側距離L1であること、または、最短の内側距離L4>最短の外側距離L2であることが望ましい。
つぎに、本発明の実施の形態にかかる撮像ユニット1の製造方法について説明する。図6は、本発明の実施の形態にかかる撮像ユニットの製造方法の一例を示すフローチャートである。図7は、プリント配線基板の各電極パッド上に接着剤を塗布した状態を示す模式図である。図8は、接着剤を介してプリント配線基板に固体撮像素子をフリップチップ実装する状態を示す模式図である。図9は、プリント配線基板に透光性部材を接着する状態を示す模式図である。
本発明の実施の形態にかかる撮像ユニット1は、上述した固体撮像素子2、プリント配線基板3、および透光性部材5を撮像ユニット1の構成部品として予め準備し、接着剤4,6を用いて、これらの各構成部品を組み合わせることによって製造される。
すなわち、図6に示すように、まず、プリント配線基板3に接着剤4を塗布する(ステップS101)。このステップS101において、接着剤4は、図7に示すように、プリント配線基板3内における固体撮像素子2の実装面に塗布される。
具体的には、接着剤4は、全外側電極パッド3cを覆い且つ開口部3aを包囲するように、開口部3aの周辺に無端状に塗布される。さらに、接着剤4は、固体撮像素子2の実装面(図7に示す二点鎖線によって囲まれる領域)の隅部分毎に全内側電極パッド3dを覆うように、開口部3aの周辺に塗布される。
なお、以下では、図7に示すように塗布された接着剤4のうち、全外側電極パッド3cを覆う無端状の接着剤部分を外側接着剤4aと定義し、固体撮像素子2の実装面の隅部分毎に全内側電極パッド3dを覆う接着剤部分を内側接着剤4bと定義する。
つぎに、上述したように接着剤4を塗布したプリント配線基板3に固体撮像素子2を実装する(ステップS102)。このステップS102において、接着剤4を介してプリント配線基板3の実装面に固体撮像素子2をフリップチップ実装する。
具体的には、図8に示すように、プリント配線基板3の開口部3aと固体撮像素子2の受光部2a(図2参照)とを対向させて、プリント配線基板3上の接着剤4に固体撮像素子2を押圧する。これによって、固体撮像素子2の実装面全域に接着剤4を広げつつ、外側接着剤4aを介して各外側突起電極2cと各外側電極パッド3cとを接着し、且つ、内側接着剤4bを介して各内側突起電極2dと各内側電極パッド3dとを接着する。
その後、所定の硬化処理によって、この接着剤4を硬化し、この結果、接着剤4を介してプリント配線基板3と固体撮像素子2とを固定する。なお、ステップS102における接着剤4は、加熱処理によって硬化してもよいし、紫外線照射処理によって硬化してもよい。
続いて、接着剤6を介してプリント配線基板3に透光性部材5を取り付けて(ステップS103)、このプリント配線基板3の開口部3aを封止する。このステップS103において、図9に示すように、まず、プリント配線基板3における固体撮像素子2の実装面とは反対側の基板面に、開口部3aを囲むように接着剤6を塗布し、次いで、このプリント配線基板3上の接着剤6に透光性部材5を押圧する。
その後、所定の硬化処理によって、この接着剤6を硬化し、この結果、接着剤6を介してプリント配線基板3と透光性部材5とを固定する。このようにプリント配線基板3に固定された透光性部材5は、開口部3aを気密に閉塞する。なお、ステップS103における接着剤6は、加熱処理によって硬化してもよいし、紫外線照射処理によって硬化してもよい。
上述したステップS101〜S103の各製造工程を順次行うことによって、図1に示した実装構造を有する撮像ユニット1を製造することができる。このように製造された撮像ユニット1は、デジタルカメラおよびデジタルビデオカメラを始め、被検体の臓器内部を観察するための内視鏡、撮像機能を備えた携帯電話機等、各種態様の電子撮像装置に内蔵することができる。
つぎに、上述したステップS102において、プリント配線基板3に固体撮像素子2をフリップチップ実装する際の接着剤4の流動について説明する。図10は、プリント配線基板と固体撮像素子とのフリップチップ実装における接着剤の流動を説明するための模式図である。なお、図10の破線矢印は、接着剤4の流動を示す。
ステップS102においてプリント配線基板3に固体撮像素子2をフリップチップ実装する場合、図8に示したように、接着剤4が塗布されたプリント配線基板3の実装面に固体撮像素子2を押圧する。この場合、接着剤4は、固体撮像素子2の押圧によって放射状に流動し、最終的に、固体撮像素子2とプリント配線基板3との実装面の全域に行き渡る。
詳細には、プリント配線基板3上の外側接着剤4aおよび内側接着剤4b(図7参照)は、固体撮像素子2の押圧によって同時に流動し、このうち、外側接着剤4aは、プリント配線基板3の開口部3a側および固体撮像素子2の外周側の各方向に流動する。最終的には、外側接着剤4aは、開口端部3eの際まで流動し、且つ、固体撮像素子2の外周にまで流動して、固体撮像素子2の外周に沿って裾野形状を形成した状態になる。
ここで、外側電極パッド3cと開口部3aとの最短外側距離は、例えば図5に示した外側距離L1,L2に例示されるように、接着剤4の流動距離以上の長さである。このため、外側接着剤4aは、固体撮像素子2とプリント配線基板3とのフリップチップ実装の際に開口部3aまで到達しない。この結果、外側接着剤4aは、固体撮像素子2によって押圧されても、開口部3aの内部に流出しない。
一方、内側接着剤4bは、固体撮像素子2の押圧によって外側接着剤4aと同時に流動し始めるが、無端状に広がる外側接着剤4aと固体撮像素子2の外側突起電極2c等に流動進路を阻まれる。このため、内側接着剤4bは、固体撮像素子2の外周側の方向に比して開口部3a側の方向に流動する傾向が高い。このような内側接着剤4bは、図10に示すように、内側電極パッド3dから開口端部3eに向けて逐次流動する。
ここで、内側電極パッド3dと開口部3aとの最短内側距離は、図10に示す内側距離L3,L4に例示されるように、外側電極パッド3cと開口部3aとの最短外側距離に比して長い。すなわち、内側電極パッド3dと開口部3aとの最短内側距離は、上述した外側電極パッド3cの最短外側距離以上に、接着剤4の流動距離に比して長い。
このため、内側電極パッド3dと開口端部3eとの間の基板面には、外側電極パッド3cと開口端部3eとの間の基板面に比して十分広い流動許容スペースを確保できる。これによって、内側接着剤4bは、たとえ開口部3a側の方向への流動性が高くとも、図10に示すように開口端部3eを越えず、開口部3aの内部に流出しない。
以上、説明したように、本発明の実施の形態では、固体撮像素子の受光部と対向するプリント配線基板の開口部の周辺に、固体撮像素子の外側突起電極を接続する複数の外側電極パッドと、固体撮像素子の内側突起電極を接続する複数の内側電極パッドとを形成し、その際、複数の外側電極パッドと開口部との最短外側距離に比して、複数の内側電極パッドと開口部との最短内側距離を長くするように構成した。
このため、所望の塗布条件によってプリント配線基板上に塗布した接着剤に固体撮像素子を押圧した際の接着剤の流動距離以上に、外側電極パッドと開口部との最短外側距離を長くすれば、内側電極パッドと開口端部との間の基板面に、外側電極パッドと開口端部との間の基板面に比して十分広い接着剤の流動許容スペースを確保できる。この結果、接着剤を介して固体撮像素子とプリント配線基板とをフリップチップ実装した際に、外側電極パッド上の接着剤が開口部内に流出することを防止できるとともに、内側電極パッド上の接着剤が開口部内に流出することを防止できる。
これによって、接着剤を介してプリント配線基板に固体撮像素子をフリップチップ実装する際にプリント配線基板を載置するステージに接着剤が付着することを防止できる。この結果、撮像ユニットの製造工程において、プリント配線基板内の意図しない基板部分に接着剤が付着するという不具合を防止できるとともに、プリント配線基板上の固体撮像素子の受光部が接着剤によって汚染されるという不具合を防止できる。これによって、撮像ユニットの製造不良率の低減(歩留まり向上)を図ることができる。
また、上述した最短外側距離および最短内側距離を互いに同方向の距離にすることによって、プリント配線基板に対する接着剤の塗布量等の塗布条件を容易に設定することができ、この結果、撮像ユニットの容易に製造することができる。
なお、上述した実施の形態では、図4に示したように、外側電極パッド3cおよび内側電極パッド3dの各配置に合わせて十字形状の開口部3aをプリント配線基板3に形成していたが、これに限らず、プリント配線基板3に形成される開口部3aの形状は、上述したように固体撮像素子2の受光部2aの大きさと、外側突起電極2cおよび内側突起電極2dに対する距離関係とが考慮されていれば、矩形状、円形状等の所望の形状であってもよい。
例えば図11に示すように、所望の曲率半径の円弧形状に開口端部3eの各角部を変形した開口部3aをプリント配線基板3に形成してもよい。この場合、開口端部3eは、図11に示すように、外側電極パッド3cの配置部分を直線形状にし、内側電極パッド3dの配置部分を円弧形状にしたものであってもよい。
また、上述した実施の形態では、図3に示したように、固体撮像素子2の隅部分に内側突起電極2dを形成していたが、これに限らず、固体撮像素子2の辺部分に所望数の内側突起電極2dを形成してもよいし、固体撮像素子2の隅部分および辺部分の双方に所望数の内側突起電極2dを形成してもよい。
一方、プリント配線基板3には、固体撮像素子2に形成された外側突起電極2cおよび内側突起電極2dの各配置に対応して、各外側電極パッド3cおよび各内側電極パッド3dが形成されればよい。例えば、固体撮像素子2の辺部分に内側突起電極2dを形成した場合、プリント配線基板3は、図12に示すように、この固体撮像素子2に形成された外側突起電極2cおよび辺部分の内側突起電極2dの各配置に対応して、各外側電極パッド3cおよび各内側電極パッド3dを備えればよい。この場合も、図11に例示したように、開口端部3eの所望部分(例えば角部分)を円弧形状にしてもよい。
また、上述した実施の形態では、固体撮像素子2の各隅部分に内側突起電極2dを2つずつ形成していたが、これに限らず、固体撮像素子2の隅部分または辺部分には、単一または3つ以上の内側突起電極2dが形成されてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、固体撮像素子2の各隅部分に単列の内側突起電極2dを形成していたが、これに限らず、固体撮像素子2の隅部分または辺部分には、複数列の内側突起電極2dが形成されてもよい。すなわち、固体撮像素子2には、最外周に位置する単列の外側突起電極2cと、受光部2aと外側突起電極2cとの間に位置する複数列の内側突起電極2dとを含む3列以上の突起電極が形成されてもよい。
以上のように、本発明にかかる撮像ユニットの実装構造は、接着剤を介したプリント配線基板と固体撮像素子とのフリップチップ実装に有用であり、特に、複数列の突起電極を有する固体撮像素子とプリント配線基板とを接着剤を介してフリップチップ実装する際に、プリント配線基板の開口部から接着剤が流出することを防止できる撮像ユニットの実装構造に適している。
1 撮像ユニット
2 固体撮像素子
2a 受光部
2b 駆動回路部
2c 外側突起電極
2d 内側突起電極
3 プリント配線基板
3a 開口部
3b 回路配線
3c 外側電極パッド
3d 内側電極パッド
3e 開口端部
4,6 接着剤
4a 外側接着剤
4b 内側接着剤
5 透光性部材

Claims (4)

  1. 受光部の周辺に、複数列に形成された突起電極を有する固体撮像素子と、
    前記受光部に対向する開口部が形成され、前記複数列の突起電極のうち最も前記固体撮像素子の外周側に形成された外側突起電極を接続する複数の外側電極端子と、前記外側突起電極に比して前記受光部側に形成された内側突起電極を接続する複数の内側電極端子とを有するプリント配線基板と、
    前記外側電極端子上および前記内側電極端子上に塗布され、前記固体撮像素子と前記プリント配線基板とを接着する接着剤と、
    を備え、
    前記複数の内側電極端子と前記開口部との最短距離は、前記複数の外側電極端子と前記開口部との最短距離に比して長いことを特徴とする撮像ユニットの実装構造。
  2. 双方の前記最短距離は、互いに同方向の距離であることを特徴とする請求項1に記載の撮像ユニットの実装構造。
  3. 前記内側突起電極は、前記固体撮像素子の隅部分に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像ユニットの実装構造。
  4. 前記複数の外側電極端子と前記開口部との各距離は、前記外側電極端子から前記開口部に向かう方向への前記接着剤の流動距離以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の撮像ユニットの実装構造。
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