JP2011091067A - ボンディング装置およびボンディング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置における端子ピッチが小さくなった場合において、ICチップのバンプと端子の間に異物が存在することによる、表示装置とICチップとの接続不良を防止する。
【解決手段】複数のICチップ50がバンプを上にしてチップトレイ500に載置されている。この状態で、チップ清掃機100によって、ICチップ50に空気を吹き付けてICチップ50のバンプを清掃する。バンプが清掃されたICチップ50は、吸引ノズルによって吸引され、表示装置の端子部付近に移動し、異方性導電フィルムを介して表示装置の端子とボンディングされる。ボンディング直前にICチップ50のバンプを清掃するので、バンプと端子の間に異物が存在する確率は激減する。
【選択図】図7

Description

本発明はボンディング装置およびボンディング方法に係り、特に、端子ピッチが小さい表示装置に対して異方性導電フィルム(Anisotropic Coductive Film)を用いて集積回路チップ(ICチップ)を接続するボンディング装置およびボンディング方法に関する。
液晶表示装置では画素電極および薄膜トランジスタ(TFT)等を有する画素がマトリクス状に形成されたTFT基板と、TFT基板に対向して、TFT基板の画素電極と対応する場所にカラーフィルタ等が形成された対向基板が配置され、TFT基板と対向基板の間に液晶が挟持されている。そして液晶分子による光の透過率を画素毎に制御することによって画像を形成している。
液晶表示装置はフラットで軽量であることから、色々な分野で用途が広がっている。携帯電話やDSC(Digital Still Camera)等には、小型の液晶表示装置が広く使用されている。小型の液晶表示装置では、液晶を駆動するためのICチップ(ICドライバ)をガラスで形成されているTFT基板に直接ボンディングするCOG(Chip On Glass)方式が用いられている。
COG方式では、TFT基板に形成された端子部とICチップに形成されたバンプを、異方性導電フィルムを介して接続する。「特許文献1」には、このようなCOGを行うためのボンディング装置が記載されている。
特開2007−35988号公報
最近は、小型の液晶表示装置においても、VGA(Video Graphics Array、640×480ドット)のような高精細画面が要求されている。ここで、ドットとは、赤画素、緑画素、青画素の3ピクセルがセットになったものであるから、ピクセル数でいうと1920×480になる。3インチの画面でVGAを可能にするには、ピクセルの短径は32μmというように、非常に小さなものになる。
このような高精細の表示を可能とするためには、各画素に供給する映像信号線、走査線等の数が多くなり、したがって、ICチップと接続する端子数も多くなる。ICチップに形成されたバンプと液晶表示パネルの端子が接続する。接続のための面積には限りがあるので、バンプあるいは端子の面積およびピッチは非常に小さくなる。
ICチップのバンプ面積が小さくなると、バンプと端子の間に微細な絶縁性の異物が存在した場合、ICチップと端子の接続が取れなくなる。一方、ICチップのバンプのピッチが小さくなると、ICチップのバンプ間に微細な導電性の異物が存在するような場合、端子間のショート不良を引き起こす。
本発明の課題は、端子あるいはICチップのバンプの面積あるいはピッチが小さくなっても、接続不良あるいはショート不良を生じさせないボンディング装置およびボンディング方法を実現することである。
本発明は上記問題を克服するものであり、具体的な手段は次のとおりである。
(1)複数のICチップを収容したチップトレイから、吸着ノズルによって前記ICチップを取り出し、表示装置の端子に接続するボンディング装置であって、前記チップトレイは前記ICチップをバンプを上にして収容し、前記ICチップが前記吸引ノズルによって前記チップトレイから取り出される前に、空気を吹き付けることによって、前記ICチップの前記バンプを清掃するチップ清掃機を具備していることを特徴とするボンディング装置。
(2)前記チップ清掃機は、前記ICチップに対して空気を吹き付けるとともに、空気を吸引する機構を備えることを特徴とする(1)に記載のボンディング装置。
(3)表示装置の端子にICチップのバンプを異方性導電フィルムを介して接続するボンディング方法であって、複数の前記ICチップをチップトレイにバンプを上にして載置し、前記ICチップの前記バンプをチップ清掃機によって、空気を吹き付けることによって清掃し、前記清掃したICチップを吸引ノズルによって吸引し、前記ICチップを前記表示装置の端子付近に移動させ、前記ICチップを前記異方性導電フィルムを介して前記表示装置に接続することを特徴とするボンディング方法。
(4)前記チップ清掃機は、前記ICチップの前記バンプに対し、空気を吹き付けるとともに、空気を吸引することによって前記ICチップの前記バンプを清掃することを特徴とする(3)に記載のボンディング方法。
複(5)数のテープキャリアパッケージを収容したチップトレイから、吸着ノズルによって前記テープキャリアパッケージを取り出し、表示装置の端子に接続するボンディング装置であって、前記チップトレイは前記テープキャリアパッケージを端子を上にして収容し、前記テープキャリアパッケージが前記吸引ノズルによって前記チップトレイから取り出される前に、空気を吹き付けることによって、前記テープキャリアパッケージの前記端子を清掃するチップ清掃機を具備していることを特徴とするボンディング装置。
(6)表示装置の端子にテープキャリアパッケージの端子を異方性導電フィルムを介して接続するボンディング方法であって、複数の前記テープキャリアパッケージをチップトレイに端子を上にして載置し、前記テープキャリアパッケージの前記端子をチップ清掃機によって、空気を吹き付けることによって清掃し、前記清掃したテープキャリアパッケージを吸引ノズルによって吸引し、前記テープキャリアパッケージを前記表示装置の端子付近に移動させ、前記テープキャリアパッケージを前記異方性導電フィルムを介して前記表示装置に接続することを特徴とするボンディング方法。
(7)複数のフレキシブル配線基板を収容したフレキシブル配線基板トレイから、吸着ノズルによって前記フレキシブル配線基板を取り出し、表示装置の端子に接続するボンディング装置であって、前記フレキシブル配線基板トレイは前記フレキシブル配線基板を端子を上にして収容し、前記フレキシブル配線基板が前記吸引ノズルによって前記フレキシブル配線基板トレイから取り出される前に、空気を吹き付けることによって、前記フレキシブル配線基板の前記端子を清掃するチップ清掃機を具備していることを特徴とするボンディング装置。
(8)表示装置の端子にフレキシブル配線基板端子を異方性導電フィルムを介して接続するボンディング方法であって、複数の前記フレキシブル配線基板をチップトレイに端子を上にして載置し、前記フレキシブル配線基板の前記端子をチップ清掃機によって、空気を吹き付けることによって清掃し、前記清掃したフレキシブル配線基板を吸引ノズルによって吸引し、前記フレキシブル配線基板を前記表示装置の端子付近に移動させ、前記フレキシブル配線基板を前記異方性導電フィルムを介して前記表示装置に接続することを特徴とするボンディング方法。
本発明によれば、表示装置が高精細になり、端子ピッチが小さくなった場合でも、ICドライバ(ICチップ)と表示領域の端子との接続不良を防止することができる。本発明は、ICチップを直接表示装置の端子にCOGによって接続する場合にも、テープキャリアパッケージされたICを接続する場合にも適用することができる。さらに、フレキシブル配線基板を表示装置の端子に接続する場合にも適用することが出来る。
本発明が適用される液晶表示装置の平面図である。 ICチップのバンプの平面配置図である。 液晶表示パネルの端子部の断面図である。 COG接続の模式図である。 異方性導電フィルム内の導電性粒子の断面図である。 本発明によるボンディング装置の概略図である。 本発明によるICチップ清掃の模式図である。 本発明によるICチップ清掃の詳細図である。 ICチップ清掃後のボンディングプロセスの説明図である。 テープキャリアボンディングを使用した液晶表示装置の例である。 テープキャリアの端子部の平面図である。
以下、実施例によって本発明の内容を詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される製品の例である、携帯電話等に使用される小型の液晶表示装置の平面図である。図1において、TFT基板10の上に対向基板20が配置されている。TFT基板10と対向基板20の間に図示しない液晶層が挟持されている。TFT基板10と対向基板20とは周辺部に形成された図示しないシール材によって接着している。図1においては、液晶は滴下方式によって封入されるので、封入孔は形成されていない。
図1において、対向基板20の上には上偏光板21が接着して配置されている。TFT基板10の裏側には、図示しない下偏光板が接着して配置されている。図1の点線の内側が表示領域2となっている。表示領域には走査線が横方向に、映像信号線が縦方向に延在している。
TFT基板10は対向基板20よりも大きく形成されており、TFT基板10が対向基板20よりも大きくなっている部分には、液晶表示パネル1に電源、映像信号、走査信号等を供給するための端子部30が形成されている。端子部30には、走査信号線、映像信号線等を駆動するためのICドライバ50が設置されている。
端子部30には走査線、あるいは映像信号線と接続している引出し線35が表示領域から延在して形成されており、引出し線35の終端が端子となっている。多くの端子がICチップに形成されたバンプと接続しているので、端子ピッチあるいはバンプのピッチは非常に小さくなる(以後バンプのピッチで代表させる)。
図2は、ICチップ50のバンプ51の形状および配置を示す平面図である。図2において、バンプ51の横径BXは12μm、横ピッチBPXは20μm。縦径BYは20μm、縦ピッチBPYは28μmである。バンプ51と接続するTFT基板10に形成された端子のサイズおよびピッチは、ICチップのバンプ51と同等である。バンプの面積が小さいため、バンプ51と端子の間に微小ではあっても絶縁性の異物が存在するとバンプと端子の接続が取れなくなり、不良となる。またバンプピッチが小さいため、バンプ51とバンプ51の間に微小ではあっても導電性の異物が存在するとバンプ51とバンプ51の間がショートし、不良となる。
図3は、端子部30付近における液晶表示パネル1の断面図である。TFT基板10と対向基板20の間には図示しない液晶層が挟持されている。対向基板20の上には上偏光板21が配置され、TFT基板10の下には下偏光板11が配置されている。端子部30にはICチップ50がバンプを下向きにしてCOG接続している。液晶表示パネル1の端子とICチップ50のバンプ51は図示しない異方性導電フィルムによって接続している。
図4は、ICチップ50と液晶表示パネル1を接続する様子を示す模式図である。図4Aに示すように、ICチップ50に形成されたバンプ51と液晶表示パネル1に形成された端子31を位置決めする。バンプ51と端子31の間には異方性導電フィルム40が配置される。
異方性導電フィルム40は基材41と導電性粒子43が分散された接着材42とから構成されている。導電性粒子43の構造を図5に示す。導電性粒子43は樹脂ボール431と、樹脂ボール431を覆う金メッキ432と、さらに金メッキ432を覆う絶縁膜433の3層から形成されている。導電性粒子43の径Dは例えば4μmである。
ICチップ50のバンプ51と液晶表示パネル1の端子31を位置決めした後、図4Bに示すように、圧着ヘッド210によって加熱しながらICチップ50のバンプ51を液晶表示パネル1の端子31に押し付ける。このとき、バンプ51と端子31の間に存在する導電性粒子43は押しつぶされて変形する。
図4Cに、導電性粒子43が圧縮されて変形している状態を示す。図4Cにおいて、導電性粒子43が変形することによって最外周の絶縁膜433が破壊され、金メッキ432によってバンプ51と端子31が接続する様子が示されている。つまり、図4Bに示すように、圧着ヘッド210によって導電性粒子43がバンプ51と端子31の間で押しつぶされることによって導通が取れる。
圧着ヘッド210にはヒータが装着されており、異方性導電フィルム40を圧縮すると同時に過熱する。異方性導電フィルム40の接着材42は熱硬化性の接着材なので、加熱されると接着し、硬化するので、バンプ51と端子31の間の導電性粒子433は圧縮され、変形されたままの状態が維持される。したがって、バンプ51と端子31間の導通も維持される。
図2に示すように、バンプ51の面積は12μm×20μmと小さいため、バンプ51に非導電性の微粒子が存在すると、バンプ51と端子31の導通はとれなくなってしまう。また、バンプ51とバンプ51の間隔は8μm程度と小さいので、この間隔に導電性の微粒子が存在すると、バンプ間で容易にショートをおこしてしまう。
したがって、ボンディング前のICチップ50のバンプ51には異物は存在せず、清浄な状態が保たれている必要がある。しかし、ICチップ50には、輸送中、あるいは、保管中には常に異物が付着する確率を有している。ICチップ50に異物がまったく付着しないように輸送、保管等するプロセスはコストがかかり現実的ではない。したがって、ICチップ50のバンプ51と液晶表示パネル1の端子31間の接続不良、ショート不良は、従来はある確率で存在していた。
図6に示す本発明によるボンディング装置200、あるいはボンディング方法は、このような問題を解決するものである。図6のボンディング装置200は、左側のフィードステージ2001と右側のボンディングステージ2002に別れている。フィードステージ2001はICチップ50を供給する部分であり、右側のボンディングステージ2002はICチップ50を液晶表示パネル1にCOGによって接続する部分である。
図6のフィードステージにおいて、チップトレイ500に多数の凹部が設けられ、この凹部にICチップ50がセットされている。チップトレイ500は多段重ねとなっている。チップトレイ500に収容されたICチップ50は吸着ノズル220によって吸着され、ボンディングステージ2002に送られる。本発明の特徴は、ICチップ50が吸着ノズル220によって吸着される前に、チップ清掃機100によってICチップ50のバンプ51を清掃するものである。
図7は、チップ清掃機100によってICチップ50を清掃する状態を示す模式図である。図7において、チップトレイ500には多数のICチップ50が収容され、チップトレイ500は多段に重ねられている。ICチップ50は上側のチップトレイ500から順番にボンディングステージ2002に供給され、チップトレイ500は空になると除去され、下側のチップトレイ500が入れ替わる。チップトレイ500にはICチップ50がバンプを上にして配置されている。
図7において、チップ清掃機100はダクト110とフード120から構成されている。ダクト110は吹き付けダクト111と吸引ダクト112を有している。吹き付けダクト111からICチップ50のバンプ部51を清掃するための空気を供給し、吸引ダクト112から清掃を終わった空気を吸引する。吹き付けと吸引とは同時に行われる。
図7のフード120はチップトレイ500全体を覆うように形成されている。フード120には仕切り121が設けられ、各ICチップ50毎に吹きつけと吸引が同時に行われるようになっている。この様子を図8に示す。図8において、チップトレイ500の凹部にICチップ50がセットされている。ICチップ50はバンプ51を上側にしてセットされている。
ICチップ50に対してチップ清掃機100のフード120からICチップ50のバンプ部51を清掃するための空気が吹き付けられ、この空気は再びフード120から吸引される。ICチップ50の清掃はフード120に設けられた仕切りによってICチップ1個ずつ行われるので、特定のICチップ50を清掃した異物を含む空気が他のICチップ50を汚すということは無い。清掃のための空気の吹き付けと吸引の時間は1秒〜2秒であり、1個のチップトレイ500上のICチップ50を全てを同時に清掃するので、タクト時間には、ほとんど影響がない、
図6に戻り、チップトレイ500にあるICチップ50の清掃が完了すると、チップ清掃機100のフード120は上側に上昇し、各ICチップ50は吸引ノズル220によって吸引され、ボンディングステージ2002に運ばれる。図6において、点線は、吸引ノズル220の移動を示す。図6では、ICチップ50を清掃後、チップ清掃機100のフード120が上昇するとしているが、フード120はそのままにして、チップトレイ500を移動させ、チップトレイが移動した場所からICチップ50を吸引ノズルによって吸引してもよい。
ICチップ50は、チップトレイ500から吸引ノズル220によって吸引された状態では、バンプ51が上向きになっている。吸引ノズル220は回転機構230を有しており、ボンディングステージ2002に移動すると吸引ノズル220は180度上側に回転する。そうすると、ICチップ50はバンプ51が下向きになる。この状態のICチップ50を仮圧着ノズル240によって吸引する。
ICチップ50を吸引した仮圧着ノズル240は点線のように移動して、圧着ステージ250に載置されている液晶表示パネル1の端子部付近に来る。液晶表示パネル1の端子部には別工程で異方性導電フィルムが配置されている。仮圧着ノズル240は下降してICチップ50を異方性導電フィルムを介して液晶表示パネル1の端子に圧着する。
図9は、ICチップ50の移動を示す詳細図である。図9Aはチップ清掃機によってバンプ51が清掃されたICチップ50がチップトレイ500内に載置されており、このICチップ50に向かって吸引ノズル220が下降している状態を示している。図9Bは、ICチップ50が吸引ノズル220によって吸引されている状態を示している。この状態では、ICチップ50はバンプ51が上向きになっている。
図9Cは、吸引ノズル220がフィードステージ2001からボンディングステージ2002に移動した後、吸引ノズル220が回転機構230によって180度上向きに回転している状態を示している。吸引ノズル220が回転することによってICチップ50のバンプ51が下向きになる。図9Dは、仮圧着ノズル240が下降してバンプ51が下向きになったICチップ50に近づいている状態を示している。
図9Eは、仮圧着ノズル240がバンプ51が下向きになった状態のICチップ50を吸引して上昇している状態を示している。その後、仮圧着ノズル240は液晶表示パネル1の存在している場所に移動する。図9Fは、仮圧着ノズル240が液晶表示パネル1の端子部に移動した後、ICチップ50のバンプ51と液晶表示パネル1の端子を接続するために、仮圧着ノズル240が下降している状態を示している。
その後、図4に示すように、ICチップ50を液晶表示パネル1の端子部30に圧着し、同時に加熱することによって、ICチップ50と液晶表示パネル1を電気的に接続する。
以上説明したように、本発明では、ICチップ50を液晶表示パネル1に配置する直前にバンプ51を清掃し、バンプ51に存在する絶縁性、あるいは、導電性の異物を除去するので、ICチップ50と液晶表示パネル1との接続不良あるいはショート不良を激減させることができる。本発明では、既存のボンディング装置に対して、チップ清掃機100を付加するだけなので、既存のプロセスの変更は最小限で済ませることができる。
清掃のための空気の吹きつけと吸引を同時に行い、このための時間は1〜2秒である。また、1個のチップトレイ500に存在するICチップ50を同時に清掃することができるので、ICチップ50を液晶表示パネル1に接続するためのプロセスのタクト時間の上昇は極めて僅かである。このように、本発明を適用する効果は非常に大きい。
実施例1では、ICチップ50をTFT基板10等のガラス基板に直接ボンディングするCOGタイプの接続方法について本発明を適用する場合を説明した。一方液晶表示パネル1には、図10に示すように、ICチップ50を直接ガラス基板に接続するのではなく、テープキャリア60(テープキャリアパッケージ、以後特に断らない限りテープキャリアという)に配置されたICチップ50を基板に接続する方法もある。
図10において、TFT基板10の上に対向基板20が載置されている。TFT基板10と対向基板20の間には図示しない液晶層が挟持されている。TFT基板10は対向基板20よりも2辺において大きく形成されており、この部分が端子部30となっている。端子部30には、表示領域から走査線、信号線等が延在している。走査線、映像信号線は端子部においてテープキャリア60と接続する。テープキャリア60にはICチップ50が配置されている。
画面の精細度が上がると配線ピッチも小さくなり、配線の終端部における端子ピッチも小さくなる。図11はテープキャリア60の端子部61付近の裏面図である。図11において、端子ピッチFPは例えば60μmであり、端子61の幅FXは30μmである。図11の例では、配線は端子部を除いてオーバーレイ62によってコートされているが、コートされていない部分の端子部の長さFYは、例えば、300μmである。
テープキャリア60の端子61と液晶表示パネル1の端子1とは異方性導電フィルム40によって接続する。したがって、端子ピッチが小さくなると、実施例1で説明したようなCOGにおける接続不良と同様な問題が生ずる。すなわち、テープキャリアの端子部61に絶縁性の異物が存在すると接続不良となり、端子間に導電性の異物が存在するとショート不良になる。
テープキャリア60のボンディングもICチップ50のボンディングと同様な装置、あるいはプロセスによって行うことができる。すなわち、図6、図7、図8等に示すICチップ50の代わりにICチップ50を搭載したテープキャリア60が存在し、チップトレイ500にはICチップ50の代わりにICチップ50を搭載したテープキャリア60が存在している状態になっている。
端子が存在しているテープキャリア60の裏側に空気を吹きつけ、同時に吸引することによって清掃し、その後、吸引ノズル220によってテープキャリア60を吸引する。吸引ノズル220の回転機構230によってテープキャリア60を反転して端子を下側に向ける。その後、仮圧着ノズル240によってテープキャリア60を液晶表示パネル1の端子部に移動して、異方性導電フィルムを介してボンディングする。
このように、テープキャリア60の場合にも本発明を適用することができ、実施例1で説明したと同様な効果を得ることができる。
実施例1ではICチップ50をガラス基板に直接ボンディングするCOG方式、実施例2では、ICチップ50を搭載したテープキャリアボンディングの場合について説明したが、本発明はこれに限らず、異方性導電フィルムを介して接続を行う他のボンディング方式についても適用することができる。例えば、液晶表示パネル1では、フレキシブル配線基板を介してホストと接続することが多用されている。この場合も、フレキシブル配線基板の端子ピッチが小さくなると、COGあるいはテープキャリアボンディングにおいて説明したのと同様な、異物による接続不良あるいはショート不良が発生する。このような場合にも本発明を適用することができる。
以上の説明では、液晶表示装置に本発明を適用する場合について説明した。本発明のボンディング装置あるいはボンディング方法は、液晶表示装置のみでなく、有機EL表示装置へのICチップの接続についても適用することができる。有機EL表示装置においても、TFTを使用し、表示領域から走査線線が端子部に延在している点は同じであり、また、高精細になると、端子数が増加し、端子ピッチが小さくなる点も液晶表示装置の場合と同様である。本発明によるボンディング装置あるいはボンディング方法を適用することによって有機EL表示装置におけるICチップと端子の接続不良、ショート不良を低減することができる。
1…液晶表示パネル、 2…表示領域、 10…TFT基板、 20…対向基板、 30…端子部、 40…異方性導電フィルム、 41…異方性導電フィルムの基材、 42…接着材、 43…導電性粒子、50…ICチップ、 51…バンプ、 60…テープキャリアパッケージ、 61…テープキャリア端子、 62…オーバーレイ、 100…チップ清掃機、 110…ダクト、 111…吹き付けダクト、 112…吸引ダクト、 120…フード、 121…仕切り、 200…ボンディング装置、 210…圧着ヘッド、 220…吸引ノズル、 230…回転機構、 240…仮圧着ノズル、 250…圧着ステージ、 431…樹脂ボール、 432…金メッキ、 433…絶縁膜、 2001…フィードステージ、 2002…ボンディングステージ。

Claims (8)

  1. 複数のICチップを収容したチップトレイから、吸着ノズルによって前記ICチップを取り出し、表示装置の端子に接続するボンディング装置であって、
    前記チップトレイは前記ICチップをバンプを上にして収容し、
    前記ICチップが前記吸引ノズルによって前記チップトレイから取り出される前に、空気を吹き付けることによって、前記ICチップの前記バンプを清掃するチップ清掃機を具備していることを特徴とするボンディング装置。
  2. 前記チップ清掃機は、前記ICチップに対して空気を吹き付けるとともに、空気を吸引する機構を備えることを特徴とする請求項1に記載のボンディング装置。
  3. 表示装置の端子にICチップのバンプを異方性導電フィルムを介して接続するボンディング方法であって、
    複数の前記ICチップをチップトレイにバンプを上にして載置し、
    前記ICチップの前記バンプをチップ清掃機によって、空気を吹き付けることによって清掃し、
    前記清掃したICチップを吸引ノズルによって吸引し、前記ICチップを前記表示装置の端子付近に移動させ、前記ICチップを前記異方性導電フィルムを介して前記表示装置に接続することを特徴とするボンディング方法。
  4. 前記チップ清掃機は、前記ICチップの前記バンプに対し、空気を吹き付けるとともに、空気を吸引することによって前記ICチップの前記バンプを清掃することを特徴とする請求項3に記載のボンディング方法。
  5. 複数のテープキャリアパッケージを収容したチップトレイから、吸着ノズルによって前記テープキャリアパッケージを取り出し、表示装置の端子に接続するボンディング装置であって、
    前記チップトレイは前記テープキャリアパッケージを端子を上にして収容し、
    前記テープキャリアパッケージが前記吸引ノズルによって前記チップトレイから取り出される前に、空気を吹き付けることによって、前記テープキャリアパッケージの前記端子を清掃するチップ清掃機を具備していることを特徴とするボンディング装置。
  6. 表示装置の端子にテープキャリアパッケージの端子を異方性導電フィルムを介して接続するボンディング方法であって、
    複数の前記テープキャリアパッケージをチップトレイに端子を上にして載置し、
    前記テープキャリアパッケージの前記端子をチップ清掃機によって、空気を吹き付けることによって清掃し、
    前記清掃したテープキャリアパッケージを吸引ノズルによって吸引し、前記テープキャリアパッケージを前記表示装置の端子付近に移動させ、前記テープキャリアパッケージを前記異方性導電フィルムを介して前記表示装置に接続することを特徴とするボンディング方法。
  7. 複数のフレキシブル配線基板を収容したフレキシブル配線基板トレイから、吸着ノズルによって前記フレキシブル配線基板を取り出し、表示装置の端子に接続するボンディング装置であって、
    前記フレキシブル配線基板トレイは前記フレキシブル配線基板を端子を上にして収容し、
    前記フレキシブル配線基板が前記吸引ノズルによって前記フレキシブル配線基板トレイから取り出される前に、空気を吹き付けることによって、前記フレキシブル配線基板の前記端子を清掃するチップ清掃機を具備していることを特徴とするボンディング装置。
  8. 表示装置の端子にフレキシブル配線基板端子を異方性導電フィルムを介して接続するボンディング方法であって、
    複数の前記フレキシブル配線基板をチップトレイに端子を上にして載置し、
    前記フレキシブル配線基板の前記端子をチップ清掃機によって、空気を吹き付けることによって清掃し、
    前記清掃したフレキシブル配線基板を吸引ノズルによって吸引し、前記フレキシブル配線基板を前記表示装置の端子付近に移動させ、前記フレキシブル配線基板を前記異方性導電フィルムを介して前記表示装置に接続することを特徴とするボンディング方法。
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