JP2011091029A - スイッチ構造及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチ構造において発生する障害を抑制した超小型電気機械システム(MEMS)を提供する。
【解決手段】超小型電気機械システム(MEMS)のスイッチ構造100は接点102及び導電性素子104を含み、導電性素子104は接点102から離間される第1の位置と、接点102と接触する第2の位置との間で変形可能なように構成され、また、導電性素子104は、クリープとよばれる時間依存変形を抑止するための金属材料から形成される。この耐クリープ金属材料は、小さな定常状態塑性歪み速度を示す材料であり、例えば、ニッケルータングステン合金を含む。耐クリープ材料により導電素子104を形成することにより、導電素子104と接点102間距離を長期間一定に維持することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般に電流を切り替える装置に関し、特に、超小型電気機械スイッチ構造に関する。
回路遮断器は、回路の障害によって起こる損傷から電気機器を保護するように設計された電気装置である。従来の多くの回路遮断器は、大形の(マクロ)電気機械スイッチを含む。従来の回路遮断器は大型であるので、切り替え機構を作動するのに大きな力を必要とするという欠点がある。更に、従来の回路遮断器のスイッチは、一般に相対的に低速で動作する。また、回路遮断器を製造する方法は複雑であり、そのため、製造コストは高い。加えて、従来の回路遮断器の切り替え機構の接点が物理的に離間した場合、接点の間でアークが形成されることがある。回路内の電流が停止するまで、このアークはスイッチを介して電流を流し続ける。更に、アークと関連するエネルギーは、接点に重大な損傷を与え且つ/又は操作員にやけどを負わせる危険がある。
高速切り替えを必要とする用途で、低速電気機械スイッチに代わり相対的に高速の固体スイッチが採用されてきた。固体スイッチは、電圧又はバイアスの印加を制御することにより導通状態と非導通状態との間で切り替わる。しかし、固体スイッチが非導通状態に切り替えられる場合に接点の間に物理的間隙が形成されないので、名目上は非導通状態であっても、漏れ電流が発生する。更に、導通状態での動作中、固体スイッチは内部抵抗に起因する電圧降下を受ける。正常な動作状況の下で、電圧降下及び漏れ電流は共に電力消散及び過剰な熱の発生を招く。そのような電力消散と過熱は、スイッチの性能及び寿命に悪影響を及ぼすと考えられる。また、固体スイッチと関連する固有の漏れ電流は、回路遮断器において固体スイッチを使用できないことの少なくとも1つの原因である。
超小型電気機械システム(MEMS)系の切り替え装置は、ある特定の電流切り替え用途に対して、上述したマクロ電気機械スイッチ及び固体スイッチに代わる有用な装置であるといえる。MEMS系スイッチは、電流を導通するように設定された場合の抵抗は低く且つ電流の流れを遮断するように設定された場合の漏れは小さい(0になる)という傾向を示す。更に、MEMS系スイッチは、マクロ電気機械スイッチより速い応答時間を示すことが予想される。
米国特許第6699379号明細書 米国特許第7126220号明細書 米国特許第7247035号明細書 米国特許第7393594号明細書 米国特許出願公開第2004/0154925号明細書 米国特許出願公開第2007/0215448号明細書 米国特許出願公開第2009/0127082号明細書 HAJ-TALEB et al., "Thermal Stability of Electrodeposited LIGA Ni-W Alloys for High Temperature MEMS Applications", Midcrosyst Technol, Volume 14, pp. 1531-1536, 2008. HASEEB et al., "Friction and Wear Characteristics of Electrodeposited Nanocrystalline Nickel-Tungsten Alloy Films", ScienceDirect, Wear, Volume 264, pp. 106-112, 2008. SLAVCHEVA et al., "Electrodeposition and Properties of NiW Films for MEMS Application", ScienceDirect, Electrochimica Acta, Volume 50, 5573-5580, 2005. NAMBURI, "Electrodeposition of NiW Alloys Into Deep Recesses, A Theseis Submitted to the Graduate Faculty of the Louisiana State University and Agricultural and Mechanical College in partial fulfillment of the requirements for the degree of Master of Science in Chemical Engineering in The Department of Chemical Engineering, 50 pages, December 2001.
1つの態様において、スイッチ構造のような装置が提供される。装置は、接点及び導電性素子を含み、導電性素子は、導電性素子が接点から離間される第1の位置と、導電性素子が接点と接触し、接点との間に電気的接続を成立させることができる第2の位置との間で変形可能であるように構成される。例えば、導電性素子は、片持ち梁、両持ち梁、ねじり素子及び/又はダイアフラムを含んでもよい。装置は、導電性素子を第2の位置に向かって付勢するための静電力を加えるために充電されるように構成された電極を更に含んでもよい。
接点及び導電性素子(及び電極)は、超小型電気機械装置又はナノ電気機械装置の一部であってもよい。例えば、導電性素子は約103-1以上の表面積対体積比を有する。接点及び導電性素子の各々は基板の上に配設されてもよく、基板は金属酸化物半導体電界効果トランジスタを含んでもよい。
導電性素子は、外部からの力が加わらない場合に導電性素子に第1の位置をとらせるのに十分なエネルギーを変形中に蓄積するように構成されてもよい。更に、導電性素子は、導電性素子がほぼ第1の位置をとっている場合の接点からの離間距離の変化率が約40%未満であり且つ力が加えられたときに第2の位置に向かって動かされ、力が加えられなくなった時点で第1の位置までほぼ戻るように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、第2の位置をとっている場合、導電性素子は、少なくとも約10000秒の累積時間の間に少なくとも約100MPaの応力を受けるように構成されてもよい。
導電性素子は、例えば、約40℃を超える温度での時間依存変形を抑止するための金属材料から実質的に形成されてもよい。例えば、金属材料の降伏強さの少なくとも約25%の応力及び金属材料の溶融温度の約1/2以下の温度にさらされた場合に10-12-1未満の最大定常状態塑性歪み速度を示すように、金属材料は構成されてもよい。いくつかの実施形態において、金属材料は、少なくともニッケル及びタングステンから成る合金、例えば、少なくとも65原子%のニッケル及び少なくとも1原子%のタングステンから成る合金を含んでもよい。ニッケル及びタングステンの合金は、約1μm以下の平均粒径を有してもよい。他の実施形態において、金属材料は非晶質金属を含んでもよい。更に別の実施形態において、金属材料は、700℃以上の溶融温度を有してもよい。更なる実施形態において、金属材料は非磁性であってもよい。
装置は、異なる電位にある第1の側及び第2の側を有する回路を更に含んでもよい。例えば、金属材料の溶融温度の30%未満の周囲温度で導電性素子が第1の位置と第2の位置との間で変形することにより、導電性素子に電流が流されるか又は導電性素子を流れる電流が遮断されるように、接点及び導電性素子のうち一方は、回路の第1の側及び第2の側のうち一方の側に接続されてもよく且つ接点及び導電性素子のうち他方は、回路の他方の側に接続されてもよい。第1の側は、少なくとも1mAの大きさ及び約1kHz以下の振動周波数を有する電流を供給するように構成された電源を含んでもよい。いくつかの実施形態において、装置は、時間依存変形を抑止するための金属材料から実質的に形成される第2の導電性素子を更に含んでもよい。第2の導電性素子は、第2の導電性素子が第2の接点から離間される第1の位置と、第2の導電性素子が第2の接点と接触する第2の位置との間で変形可能であるように構成されてもよい。導電性素子及び第2の導電性素子は、基板上に配設される回路の一部として直列及び並列のアレイを形成するように配列されてもよい。
別の態様において、基板を提供することと、基板上に接点を形成することとを含む方法が提供される。導電性素子は基板上に形成されてもよく、導電性素子は、少なくともニッケル及びタングステンの合金(例えば、電気めっきにより)から実質的に形成され且つ導電性素子が接点から離間する第1の位置と、導電性素子が接点と接触する第2の位置との間で変形可能であるように構成される。基板上に電極が更に形成されてもよく、電極は、導電性素子を第2の位置に向かって動かすのに十分な静電力を発生するように構成される。次に、導電性素子は少なくとも300℃の温度にさらされてもよい。更に、接点及び導電性素子は基板と保護キャップとの間に封入されてもよい。
接点及び導電性素子のうち一方は、回路の一方の側に接続されてもよく且つ接点及び導電性素子のうち他方は、回路の他方の側に接続されてもよい。回路の2つの側は、互いに遮断された場合に異なる電位を有する。例えば、少なくとも1mAの振幅及び約1kHz以下の振動周波数を有する電流を導電性素子に流すか又は導電性素子を流れる電流を遮断するように、導電性素子は、第1の位置と第2の位置との間で選択的に変形されてもよい。いくつかの実施形態において、導電性素子に電流を流すか又は導電性素子を流れる電流を遮断するように、導電性素子は、少なくとも40℃以上、250℃未満である使用温度で選択的に変形されてもよい。いくつかの実施形態において、導電性素子に電流を流すか又は導電性素子を流れる電流を遮断するように導電性素子を第1の位置と第2の位置との間で選択的に変形させる前に、使用温度を超える処理温度に導電性素子はさらされてもよい。
本発明の上記の特徴、態様及び利点並びに他の特徴、態様及び利点は、添付の図面を参照して以下の詳細な説明を読むことにより更によく理解されるだろう。図面中、同じ図中符号は、一貫して同じ部分を示す。
図1は一実施形態に従って構成されたスイッチ構造を示した概略斜視図である。 図2は図1のスイッチ構造を示した概略側面図である。 図3は図1のスイッチ構造を示した概略部分斜視図である。 図4は開成位置にある図1のスイッチ構造を示した概略側面図である。 図5は閉成位置にある図1のスイッチ構造を示した概略側面図である。 図6A〜図6Eは一実施形態に従って構成されるスイッチ構造を製造する方法を示した概略側面図である。
以下に、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図面中、同じ図中符号は、一貫して同じ部分を示す。以下に説明される実施形態のうちいくつかは、先に示された課題及び他の課題のうちいくつかに対処してもよい。
図1〜図3を参照すると、一実施形態に従って構成されたスイッチ構造100のいくつかの概略図が示される。スイッチ構造100は接点102を含んでもよく、接点102は、例えば、少なくとも一部が導電性材料(例えば、金属)から形成されたパッドであってもよい。スイッチ構造100は、少なくとも一部が導電性材料(例えば、金属)から形成された片持ち梁104などの導電性素子を更に含んでもよい。いくつかの実施形態において、導電性素子は、例えば、梁104の保護(場合によっては非導電性の)被膜及び/又は接点102(以下に更に説明されるように)と接触すべき梁の一部分に配設された接点パッドなどの他の構造を更に含んでもよい。梁104はアンカー106により支持されてもよい。アンカー106は、梁と一体に形成されてもよく且つ基板108などの下部支持構造に梁を接続する働きをしてもよい。接点102は基板108により更に支持されてもよい。
接点102及び梁104を基板108の上に配設することにより、従来の超小型装置製造技術(例えば、電気めっき、蒸着、フォトリソグラフィ、ウェットエッチング及び/又はドライエッチングなど)によりスイッチ構造100の製造を容易にしてもよい。その趣旨に沿って、スイッチ構造100は、超小型電気機械装置又はナノ電気機械装置又は超小型電気機械システム(MEMS)の一部を構成してもよい。例えば、接点102及び梁104は、数μm又は数十μm及び/又は数nm又は数十nm程度の寸法を有してもよい。一実施形態において、梁104は、108-1以上の表面積対体積比を有してもよく、別の実施形態において、その比は103-1に近くてもよい。スイッチ構造100を製造するために使用可能な方法に関しては、以下に更に詳細に説明する。
基板108は、例えば、金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)及び基板108と他の部分とを電気的に接続する働きをする導電層パターン(図示せず)などの従来の半導体デバイス及び/又は素子を更に含むか又は支持してもよい。そのような導電層パターンは、接点102及び梁104への電気的接続を実現する働きもする(梁104への接続は、例えば、アンカー106を介して実現される)。それらの電気的接続は図1及び図2に示され、以下に説明される。スイッチ構造100の構成要素のような半導体デバイス及び導電層は、従来の超小型デバイス製造技術を使用して製造されてもよい。一実施形態において、基板108は、1つ以上のMOSFETを含むように処理された半導体ウェハであってもよく、ウェハの面にスイッチ構造100及び他の回路網が形成される。スイッチ構造100は、MOSFETのうち1つの上に配設されてもよく(例えば、ウェハの面に対する垂線は、MOSFET及びスイッチ構造の双方と交差すると考えられる)且つMOSFETと共に動作可能であってもよい(以下に更に説明する)。
図1〜図5を参照すると、梁が接点102から離間距離dだけ離間する第1の非接触位置、すなわち、「開成」位置(例えば、図4)と、梁が接点と接触し、接点との電気的接続が成立する第2の接触位置、すなわち、「閉成」位置(例えば、図5)との間で選択的に運動自在であるように、梁104は構成されてもよい。例えば、梁104が自然な状態(すなわち、外部から力が加えられない状態)では非接触位置にあり且つ機械的エネルギーを蓄積しながら接触位置へ動くために変形されるように、梁104は、接触位置と非接触位置との間で動く場合に変形を受けるように構成されてもよい。他の実施形態において、梁104が変形されていない場合の位置は、接触位置であってもよい。
スイッチ構造100は電極110を更に含んでもよい。電極110と梁104との間に電位差が生じるように、電極110が適切に充電された場合、梁を電極に向かって(更には接点102に向かって)引っ張るように静電力が作用する。電極110に印加される電圧を適切に選択することにより、非接触位置(すなわち、開成又は非導通位置)から接触位置(すなわち、閉成又は導通位置)へ梁104を動かすのに十分な静電力が発生され、その静電力によって梁104は変形されてもよい。従って、電極110は、スイッチ構造100に関する「ゲート」として作用してもよく、電極に印加される電圧(「ゲート電圧」と呼ばれる)は、スイッチ構造の開閉を制御する働きをする。電極110はゲート電圧源112と接続していてもよく、ゲート電圧源は電極に選択ゲート電圧VGを印加してもよい。
接点102及び梁104は回路114の一部として動作してもよい。例えば、回路114は第1の側116及び第2の側118を有してもよい。第1の側116及び第2の側118は、互いに遮断されている場合、互いに対して異なる電位を有する(片方の側のみが電源120に接続されているような場合)。梁104が第1の位置と第2の位置との間で変形することにより、電流が梁104を流れるか又は梁104を流れる電流が遮断されるように、接点102は、回路114の第1の側116及び第2の側118のうちいずれか一方に接続されてもよく且つ梁104は、他方の側に接続されてもよい。梁104は、スイッチ構造100が利用される用途に応じて判定される頻度(均一又は不均一のいずれであってもよい)で接点102に対して接離を繰り返してもよい。接点102及び梁104が互いに離間している場合、接点と梁との間に電位差及び電圧差が存在すると考えられ、この電圧差を「隔離電圧」と呼ぶ。
一実施形態において、梁104は、電源120と接続(例えば、アンカー106を介して)していてもよく、接点102は、例えば、負荷抵抗RLを示す電気的負荷122と接続していてもよい。電源120は、電圧源として動作される場合と、電流源として動作される場合があってもよい。従って、梁104が接触位置にある場合、梁104は、負荷電流(例えば、約1mA以上の振幅及び約1kHz以下の振動周波数を有する電流)を電源120から梁及び接点102を介して電気的負荷122へ流し、梁104が非接触位置にある場合には、その電気経路を遮断し、電源から負荷への電流の流れを阻止する電気的スイッチとして機能してもよい。ここで説明したような電流及び切り替え周波数は、相対的に大きな電力を分配する用途で利用されてもよい。スイッチ構造100が信号送信に利用される(多くの場合、相対的に低い電力で動作する)用途のような他の実施形態において、電源120は、100mA以下(1μAの範囲まで)の大きさ及び1kHzを超える振動周波数を有する電流を供給してもよい。
回路全体の電流容量及び電圧容量を増加するために、以上説明したスイッチ構造100を類似の構造を有する他のスイッチ構造又は異なる構造を有する他のスイッチ構造を含む回路の一部として利用することは可能だろう。例えば、スイッチ構造が開成している場合は隔離電圧を均一に分配し且つスイッチ構造が閉成している場合は電流を均一に分配するのを容易にするために、スイッチ構造を直列及び並列の双方の配列で配置することは可能だろう。
スイッチ構造100の動作中、上述の電極110により発生される静電力のような外部から加えられる力に梁104がさらされてもよい。この力は、梁を第1の位置と第2の位置との間で変形させる(すなわち、接点102と接離する)。この力は、室温から約40℃の範囲であるが、多くの場合に梁を実質的に形成している材料の溶融温度の50%、更に低い場合は30%を超えない周囲温度(使用温度)で加えられてもよく、且つそのような温度でスイッチ構造100は動作してもよい。更に、スイッチ構造100が数年程度の耐用年数を有することを期待されるような用途(相対的に大きな電力を分配する用途)において、梁104は、少なくとも104秒の累積時間にわたり接点102と接触する状態を保ってもよく、場合によっては106秒、更には108秒を超える時間接触したままであってもよい。更に、接点102と接触するように変形される場合、梁104は相対的に大きな応力を受けてもよく、応力の大きさは、スイッチ構造100の幾何学形状及び梁を実質的に形成している材料によって決まる。
上記の構造の一例として、スイッチ構造100は、約100μmの長さL、約25対1の縦横比(長さL対厚さtの比)及び約5μmの接点102からの離間距離dを有するニッケル(Ni)‐12原子%タングステン(W)から成る片持ち梁104を含んでもよく、接点は、梁の自由端部に対向するように配置され且つ距離Loだけ梁と重なり合う。そのような形状の場合、梁104が接点102と接触するように変形された場合、梁104及び/又はアンカー106の相当の部分に、100MPaを超え、600MPa以上の大きさになる応力が存在してもよい。先に述べた通り、用途によっては、梁104及び/又はアンカー106は、使用条件の下で104秒以上の長さの時間にわたり障害なくこの応力を維持することを要求される場合がある。この応力は、凹凸形状及び表面突起などの応力集中領域の周囲に存在すると考えられる極めて局所的で、過渡状態にある場合が多い応力とは別であると予想される。
片持ち梁(又は他の変形可能な接触構造)及びそれに関連する接点を含むスイッチ構造(スイッチ構造100など)を適正に動作させるために、梁を接点と接触させるように動かす外部力の有無(例えば、電極110と関連するゲート電圧及びそれに対応する静電力の有無)により指定される接触位置又は非接触位置のいずれかの位置を梁がとることが多くの場合に意図される。しかし、多くの研究者の観察によれば、μmサイズの金属製片持ち梁(又は他の変形可能な接触構造)を含むスイッチ構造は誤動作しやすく、その結果、スイッチ構造は意図通りに動作しなくなる。そのような誤動作は、一般に表面の接着に関連する問題に起因する。特に、μmサイズの梁(又は他の変形可能な接触構造)の表面積対体積比は大きいため、関連する接点パッドと梁が接触する自由表面がなくなることと関連して起こるエネルギーの減少は、変形中に梁に蓄積される機械的エネルギーと比較して小さくはなく、機械的エネルギーを上回る場合さえある。そのため、理論上、片持ち梁と関連する接点とを接触させる外部力が取り除かれた後になっても、梁の内部歪みエネルギーは梁を接点から離間させるには不十分であるので、梁と接点は接着したままになる。
以上の有力な理論とは対照的に、小型金属製片持ち梁を含むスイッチ構造の障害は、多くの場合、梁と関連する接点との接着によるのではなく、主に梁の変形前の形状の変化によって起こることに本出願人は気づいた。すなわち、梁を関連する接点と接触させるために外部力が加えられるにつれて、梁は、「クリープ」とも呼ばれる時間依存塑性変形を受ける。この時間依存塑性変形と関連して、梁は、繰り返し加えられる負荷に反応して疲労を生じる場合もあることが観察されている。疲労は、時間依存塑性変形の関数であると考えられ、梁及びアンカーに沿った応力集中場所で最も多く起こる。
梁が時間依存塑性変形を受けるにつれて、変形していない状態にある梁の形状(すなわち、外部からの負荷が加わっていない場合の梁の形状)は、非接触位置にあるときの梁の形状から梁が接触位置にあるときの形状へと変化する。同様に、接触位置にある場合の梁と関連していた当初の機械的歪みエネルギーは減少し、0になることもある。梁と関連する接点との接着と、接触位置にあるときの梁と関連していた機械的歪みエネルギーの減少とによって、スイッチ構造は最後には故障するが、梁と接点との接着による故障メカニズムは二次的な原因といってもよい。梁を形成している金属材料の溶融温度の50%未満の周囲温度、更に低い場合には30%未満の温度でスイッチ構造は動作している場合が多いことを考慮すると、スイッチ構造と関連する梁の時間依存塑性変形は驚くべきものである。
本出願人の発見を考慮すれば、室温から40℃以上の範囲であり且つ梁を実質的に形成している材料の溶融温度(梁が複数の異なる金属材料から形成されている場合、それらの金属のうち梁の大部分を構成する1つの金属と関連する最低溶融温度)の50%未満である温度などで起こる時間依存塑性変形を抑止するための金属材料から梁104は実質的に形成されてもよい。更に、金属材料は、700℃以上の溶融温度を有してもよい。時間依存変形を抑止するための材料(「耐クリープ材料」)は、例えば、連続する負荷/歪みにさらされた場合に相対的に小さな定常状態塑性歪み速度を示す材料である。尚、クリープが起こる状況に応じて「小さな」塑性歪み速度が生じる。本出願に関しては、耐クリープ材料は、一般に、材料の降伏強さの約25%までの応力及びクリープ材料の溶融温度の1/2未満の温度に対して約10-12-1以下の定常状態塑性歪み速度を示す材料である。更に、梁104の機械的挙動が成分金属材料の機械的挙動により一般に又は大部分判定される場合、梁は、時間依存変形を抑止するための金属材料から「実質的に形成」されると考えられてもよい。
材料の溶融温度の約1/2〜1/3未満の温度で利用される場合、耐クリープ金属材料として種々の化合物が使用されてもよく、動作可能な多様な超小型構造を製造するために、それらの材料は種々の方法で合成されてもよい。例えば、溶融温度の上昇の結果、クリープ抵抗が発生することはありえるが、その結果、所定の動作条件に対して拡散による回復過程は遅くなる。あるいは、クリープ抵抗は超小型構造の操作の結果であるとも考えられる。例えば、小さな粒径で結晶質材料を形成することにより、転位運動に関連するクリープを制限できる。あるいは、結晶格子に溶解されることにより固溶体を強化し且つ/又は例えば、粒界で及び/又は結晶格子の中で析出することにより別の相を形成する添加剤が材料に添加されてもよい。添加剤は、転位運動を阻止し、拡散を抑止し且つ/又は結晶格子中の空隙に対するトラップとして作用する働きをする個別の粒子として作用してもよい。いくつかの実施形態において、添加剤として酸化物及び/又は炭化物が利用されてもよい。一般に、耐クリープ材料の例は、Ni基超合金及び/又はコバルト(Co)基超合金を含む超合金、Ni‐W合金、Ni‐マンガン(Mn)合金、少量のNi及び/又はCoを含有する金(「硬金」)、W、金属間化合物、微小粒を含む材料、固溶体及び/又は第2相強化にさらされる材料、並びに六方晶構造又は低い積層欠陥エネルギーを有する材料などの、塑性変形が抑止される結晶構造を有する材料を含んでもよい。
相対的に高い溶融温度を有する耐クリープ材料から実質的に梁104を形成することにより、使用中の大きなクリープは回避され、それにより、1年以下の使用期間、場合によっては20年を超える期間(いくつかの用途における必要条件)の間に、梁と接点102との離間距離dをかなり一定に維持することができ、例えば、初期値の24〜40%の値に維持できることが本出願人により認められた。言い換えれば、力が加えられることによって梁104が非接触位置(梁が接点102から距離dだけ離間されている位置)から接触位置に向かって動かされ、その後に加えられていた力が除去されるというサイクルごとに、梁は、距離dだけ接点から離間される非接触位置にほぼ戻ることになり、dの値の変化は40%未満であり、場合によっては20%未満である。
耐クリープ金属材料は少なくともNiとWの合金を含んでもよい。少なくとも65原子%のNi及び少なくとも1原子%のWを含有する合金は、合金のクリープ抵抗を向上させる傾向にあると本出願人は判断した。そのように高いクリープ抵抗を示すことが本出願人により認められた合金の特定の一例は、Ni‐4原子%Wである。しかし、先に説明したように、かなりの部分がNiから形成され且つ約1原子%程度の少量のWを含む合金は、クリープ抵抗の向上を示すと予想され、示されるクリープのレベルはWの含有量に従って増減する。
NiとWの合金は、約1μm以下の平均粒径を有し(例えば、直流条件の下で電気めっきされた場合)、場合によっては、10nm程度まで粒径は小さくなる。約10〜100nmの平均粒径を有するNi‐W材料の膜を製造するために、例えば、96原子%のNi及び4原子%のWから成る合金が、直流条件の下で電気めっきされてもよい。その後、材料のクリープ抵抗を更に向上するために、例えば、300〜450℃の温度で30分間熱処理することにより、Ni‐W膜を高温にさらしてもよい。一般に、相対的に低い温度ではあるが、使用中の条件で材料が受ける温度(大きな電力を分配する用途では、約250℃以下になる場合が多い)よりは高い温度でのNi‐W膜の熱処理が、熱処理済みNi‐W膜から形成される構造が受ける時間依存変形の大きさを制限するように作用することを本出願人は見い出した。
先に示した通り、時間依存変形を抑止するための金属材料から実質的に形成される前述のスイッチ構造100の製造と関連する処理温度は適切であり、通常は450℃未満である。これは、従来の不純物添加手順を採用した場合にシリコンから導体を形成するために要求される通常は900℃を超える温度とは対照的である。スイッチ構造100と関連する処理温度が低いことにより、例えば、MOSFETなどの温度の影響を受けやすい素子とスイッチ構造との集積が容易になる。
耐クリープ金属材料は非晶質金属を含んでもよい。非晶質金属の例は、少なくともNi、W及び鉄(Fe)から成る合金を含み、この合金は、約80原子%以上のNi、約1〜20原子%のW及び約1原子%以下のFeを含む。このような材料は、長周期原子規則性の欠如を特徴とし、一般に、塑性変形に対する耐性が相対的に高いと考えられる。多くの場合に多様な原子サイズを有する多くの異なる元素を混合することにより、多くの非晶質合金が形成される。従って、液体状態からの冷却中、成分原子が平衡結晶状態に配位されることはありえない。非晶質金属の他の例には、55原子%のパラジウム(Pd)、22.5原子%の鉛及び22.5原子%のアンチモン;41.2原子%のジルコニウム(Zr)、13.8原子%のチタン(Ti)、12.5原子%の銅(Cu)、10原子%のNi及び22.5原子%のベリリウム;及びZr系、Pd系、Fe系、Ti系、Cu系又はマグネシウム系の非晶質合金があるが、それらに限定されない。
耐クリープ金属材料は非磁性であってもよい。例えば、梁104は、アルミニウム、プラチナ、銀及び/又はCuから形成されてもよい。梁104を非磁性材料から形成することにより、強磁界が存在する場所でスイッチ構造100が動作することが期待される磁気共鳴の撮影用途などの環境におけるスイッチ構造の使用が容易になる。
先に説明した図1のスイッチ構造100のようなスイッチ構造は、従来の超小型デバイス製造技術を使用して基板上に製造されてもよい。例えば、図6A〜図6Eを参照すると、例示的な一実施形態に従って構成されるスイッチ構造を製造する方法の概略図が示される。まず、電極210及び接点202が配設された基板208が提供されてもよい。次に、例えば、蒸着により二酸化ケイ素230がその上に堆積されてもよく、更に電極210及び接点202を封入するように二酸化ケイ素230のパターンが形成されてもよい(図6A)。次に、電気めっきにより、薄い接着層232(例えば、チタン)、シード層234(例えば、金)及び金属層236(例えば、Ni‐4原子%W)が堆積されてもよい(図6B)。更に、フォトレジスト238が塗付され、従来のフォトリソグラフィ技術を使用してパターンが形成されてもよいだろう(図6C)。その後、梁204を形成するために、金属層236、シード層234及び接着層232がエッチングにより除去され、続いて、フォトレジストが除去されてもよいだろう(図6D)。最後に、梁204を支持し且つ電極210及び接点202を封入する二酸化ケイ素230が除去されてもよいだろう。その後、例えば、約300〜450℃の温度で、梁204は保護キャップにより封入されてもよい。
本発明のある特定の特徴のみを図示し且つ説明したが、当業者には多くの変形及び変更が明らかだろう。例えば、図1のスイッチ構造100の導電性素子は片持ち梁として例示されたが、例えば、両持ち梁、ねじり素子及び/又はダイアフラムを含む他の変形可能な接点構造も可能である。更に、時間依存変形を抑止するように構成された1つの非晶質金属層を有する梁が説明されたが、他の実施形態は、各層(又は大部分の層)が時間依存変形を抑止するように構成されている複数の金属材料層から実質的に形成される梁を含んでもよい。従って、添付の特許請求の範囲は、本発明の真の精神の範囲内に入るそのような変形及び変更のすべてを含むことを意図すると理解されるべきである。
100 スイッチ構造
102 接点
104 片持ち梁
106 アンカー
108 基板
110 電極
112 ゲート電圧源
114 回路
116 第1の側
118 第2の側
120 電源
122 電気的負荷
202 接点
204 梁
208 基板
210 電極
230 二酸化ケイ素
232 接着層
234 シード層
236 金属層
238 フォトレジスト

Claims (11)

  1. 接点(102)と;
    実質的に金属材料から形成され且つ時間依存変形を抑止するように構成された導電性素子(104)とを具備し、前記導電性素子は、前記導電性素子が前記接点から離間される第1の位置と、前記導電性素子が前記接点と接触する第2の位置との間で変形可能であるように構成される装置。
  2. 前記金属材料は、前記金属材料の降伏強さの少なくとも約25%の応力及び前記金属材料の溶融温度の1/2以下の温度にさらされた場合に10-13-1未満の最大定常状態塑性歪み速度を示すように構成される、請求項1記載の装置。
  3. 前記導電性素子は、片持ち梁、両持ち梁、ねじり素子及びダイアフラムより成る群から選択された構造を含む、請求項1記載の装置。
  4. 前記接点及び前記導電性素子は、超小型電気機械装置又はナノ電気機械装置の一部である、請求項1記載の装置。
  5. 前記金属材料が700℃以上の溶融温度を有する、請求項1記載の装置。
  6. 前記金属材料が40℃を超える温度で時間依存変形を抑止するように構成される、請求項1記載の装置。
  7. 基板(108)を更に具備し、前記接点及び前記導電性素子の各々は、前記基板の上に配設される、請求項1記載の装置。
  8. 前記金属材料が少なくともニッケル及びタングステンの合金を含む、請求項1記載の装置。
  9. 異なる電位の第1の側(116)及び第2の側(118)を有する回路(114)を更に具備し、前記導電性素子が第1の位置と第2の位置との間で変形することにより、前記導電性素子に電流を流すか又は前記導電性素子を流れる電流を遮断するように、前記接点及び前記導電性素子のうち一方は、前記回路の第1の側及び第2の側のうち一方の側に接続され且つ前記接点及び前記導電性素子のうち他方は、前記回路の第1の側及び第2の側のうち他方の側に接続される、請求項1記載の装置。
  10. 第1の側は、1mA以上の大きさ及び約1kHz以下の振動周波数を有する電流を供給するように構成された電源(120)を含む、請求項9記載の装置。
  11. 前記導電性素子は、前記金属材料の溶融温度の30%未満の周囲温度で前記導電性素子に電流を流すか又は前記導電性素子を流れる電流を遮断するために第1の位置と第2の位置との間で変形されるように構成される、請求項9記載の装置。
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