JP2011089934A - 保温装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】保温装置における容器の固着の問題を解決する。
【解決手段】保温装置は、支柱とトッププレートとボトムプレートと保温体と支持バネとを有する。保温体の穴に装着された容器に押し付け力を印加するとき、支持バネが圧縮され、保温体は支柱に沿って下方に移動し、押し付け力を解除すると支持バネの弾性力によって、保温体はトッププレートに当接するまで上方に移動する。
【選択図】図3A

Description

本発明は、生体試料を分析する分析装置に用いて好適な保温装置に関する。
近年、遺伝子の増幅、検出及び判定を自動的に行う遺伝子分析装置が開発されている。このような分析装置では、生体試料は、保温装置によって所定の温度サイクルに保持される。近年、生体試料の分析装置では、処理速度の高速化、及び、試料及び試薬の低容量化と共に、温度変化時間の短縮化が要求されている。そのために、保温装置において、生体試料を収納する容器と保温体の間の熱伝達特性を向上させる必要がある。
特開6-153901号公報には、試薬を収納した容器を加温体の穴に密接状態で挿入することができる恒温装置の例が記載されている。特開平7-151764公報には、容器に密栓を装着する例が記載されている。特開平6-23203号公報には、試験管ラックに対してスプリングストッパを設けた試験管エバポレータの例が記載されている。実開平2-121134号公報には栓つきピペットの例が記載されている。
特開平6-153901号公報 特開平7-151764号公報 特開平6-23203号公報 実開平2-121134号公報
分析装置に用いる保温装置では、容器と保温装置の間の熱伝達特性を向上させるために、容器は保温装置に密着した状態で保持される。そのため、容器が保温装置に固着する問題がある。例えば、容器に密栓を装着するときに、容器に押し付け力を印加する。この押し付け力によって、容器が保温装置に固着することがある。容器が保温装置に固着すると、容器の取り外しが困難になり、多種多様な工程を自動化する装置においては、容器を次の工程へ移設する際の障害となる。また、保温装置に固着した容器を無理に引き抜くと、容器の表面に傷が生じる可能性がある。容器の表面に傷が生じると、容器に収納された試料の光学的検出が困難となり、正確な分析ができなくなる。
本発明の目的は、保温装置において、容器の固着の問題を解決することにある。
本発明によると、保温装置は、支柱とトッププレートとボトムプレートと保温体と支持バネとを有し、保温体は支柱に沿って可動である。保温体の穴に装着された容器に押し付け力を印加するとき、支持バネが圧縮され、保温体は支柱に沿って下方に移動する。押し付け力を解放すると支持バネの弾性力によって、保温体はトッププレートに当接するまで上方に移動する。
本発明によると、保温装置において、容器の固着の問題を解決することができる。
本発明による分析装置の概略を示す図である。 本発明による反応容器に用いる容器の例を示す図である。 本発明による分析装置の保温装置の第1の例を示す図である。 本発明による分析装置の保温装置の第1の例を示す図である。 本発明による分析装置の保温装置の保温体の移動を説明する図である。 本発明による分析装置の保温装置の保温体の移動を説明する図である。 本発明による分析装置の保温装置の保温体の移動を説明する図である。 本発明による分析装置の保温装置の保温体の傾斜を説明する図である。 本発明による分析装置の保温装置の保温体の傾斜を説明する図である。 本発明による分析装置の保温装置の第2の例を示す図である。 本発明による分析装置の保温装置の第2の例を示す図である。 本発明による分析装置の保温装置の第3の例を示す図である。 本発明による分析装置の保温装置の第3の例を示す図である。 本発明による分析装置の保温装置の第4の例を示す図である。 本発明による分析装置の保温装置の第4の例を示す図である。 本発明による分析装置の保温装置の第5の例を示す図である。 本発明による分析装置の保温装置の第5の例を示す図である。 本発明による分析装置の保温装置の第5の例を示す図である。 本発明による分析装置の保温装置の第5の例を示す図である。 本発明による分析装置の保温装置の第6の例を示す図である。 本発明による分析装置の保温装置の第6の例を示す図である。 本発明による分析装置の保温装置の第6の例を示す図である。 本発明による分析装置の保温装置の第6の例を示す図である。
図1を参照して、本発明による分析装置の例を説明する。分析装置100は、未使用の反応容器101を保管する反応容器保管部102、使用済の反応容器を収納する反応容器廃棄部103、未使用のチップ105を保管するチップ保管部106、使用済のチップを収納するチップ廃棄部107、試薬容器108を保管する試薬容器保管部109、検体容器110を保管する検体容器保管部111、及び、ロボットアーム205を有する。ロボットアーム205には、分注装置207及び反応容器把持装置208が設けられている。
分析装置100は、更に、反応容器101を保温する保温装置201、反応容器に密栓を装着する密栓装着装置202、反応容器101に収納された生体試料を含む混合液を攪拌する攪拌装置203、及び、反応容器101に収納された反応生成物を検出する検出装置204を有する。本例では、密栓装着装置202は、保温装置201に隣接して設けられているが、他の場所に設けてもよく、例えば、攪拌装置203に隣接して設けられてよく、又は、ロボットアーム205に設けてもよい。保温装置201及び検出装置204は中心軸線周りに回転可能な回転型であってよい。回転型の保温装置201及び検出装置204では、反応容器を保持する部分は円筒形、又は、円柱形に形成されてよい。
ロボットアーム205には、分注装置207及び反応容器把持装置208を、分析装置100内の任意の位置に移動させるための駆動機構が設けられている。ロボットアーム205は、レール206に沿って可動である。また、分注装置207及び反応容器把持装置208は、ロボットアーム205に沿って可動であり、更に、上下方向に可動である。従って、分注装置207及び反応容器把持装置208は、ロボットアーム205に設けた駆動機構によって、3次元方向に自由に移動することができる。
本例の分析装置の動作を説明する。先ず、チップを交換する操作を説明する。ロボットアーム205を用いて、分注装置207を、チップ廃棄部107の上まで搬送し、使用済のチップを分注装置207より除去する。分注装置207を、チップ保管部106の上まで搬送し、未使用のチップの1つを分注装置207に装着する。
試料を分注する操作を説明する。ロボットアーム205を用いて、分注装置207を、検体容器保管部111に保管された検体容器110の上まで搬送させる。そこで、分注装置207に装着されたチップに、試料である検体を吸引する。分注装置207を、反応容器保管部102に保管された未使用の反応容器101の上まで搬送させる。そこで、チップに保持された検体を、反応容器101に排出する。こうして試料の分注が終わったら、上述のように、ロボットアーム205を用いて、分注装置207に装着された使用済のチップを未使用のチップと交換する。
次に、試薬を分注する操作を説明する。ロボットアーム205を用いて、分注装置207を、試薬容器保管部109に保管された試薬容器108の上まで搬送する。そこで、分注装置207に装着されたチップに、試薬を吸引する。分注装置207を、反応容器保管部102に保管された反応容器101の上まで搬送する。そこで、チップに保持された試薬を、反応容器101に排出する。こうして、反応容器101内には生体試料と試薬の混合液が収納される。
複数の試薬を分注する場合には、試薬の分注操作を繰り返せばよい。試薬を分注する毎に、チップを交換してもよいが、チップを交換しないで、同一のチップで複数の試薬を分注してもよい。また、試料の分注と試薬の分注の順序は適宜変更されることがある。
次に、ロボットアーム205に設けた反応容器把持装置208を用いて、生体試料と試薬の混合液が収納された反応容器101を、密栓装着装置202の下に搬送する。本例では、密栓装着装置202は、保温装置201に隣接して設けられている。従って、反応容器101は、保温装置201に装着する。密栓装着装置202によって反応容器101に密栓を装着する。保温装置201によって反応容器10内の混合液は保温される。反応容器101は、更に、攪拌装置203に搬送される。攪拌装置203によって反応容器10内の混合液は攪拌される。尚、保温装置201による保温と攪拌装置203による攪拌の順序は適宜変更してよく、また、両者を適宜、繰り返してもよい。最後に、ロボットアーム205に設けた反応容器把持装置208を用いて、反応容器101は検出装置204に搬送される。検出装置204によって反応生成物が検出される。検出装置204は、例えば光学的に反応生成物を検出するように構成してよい。
図2を参照して、反応容器101として用いる容器10の構造を説明する。容器10は円筒部10aと円錐部10bを有し、円筒部10aには2つのフランジ部10c、10dが設けられている。上側のフランジ部10cは容器の上縁に設けられている。容器10は、樹脂等によって形成されてよく、好ましくは、ポリプロピレンによって形成される。
図3A及び図3Bを参照して本発明の保温装置の第1の例を説明する。本例の保温装置は、支柱21と、その上端に固定されたトッププレート23と、その下端に固定されたボトムプレート25と、支柱21に沿って上下に移動可能な保温体27を有する。保温体27とボトムプレート25の間には、支持バネ31が設けられている。
トッププレート23には複数の孔23aが設けられている。保温体27の上面には、孔23aと同数の複数の穴27aが設けられている。穴27aの底には孔27bが形成されている。孔27bは保温体27を貫通し保温体27の下側まで延びている。
本例では、トッププレート23及びボトムプレート25は円板からなり、保温体27は円柱の形状を有するものとして説明する。しかしながら、本発明によると、トッププレート23及びボトムプレート25は円板以外の形状であってよく、保温体27は円柱以外の形状であってもよい。本例の保温装置は、支柱21の中心を通る回転軸線の周りに回転可能に構成されてよい。
保温体27には図示しない発熱要素又は吸熱要素、例えば、ペルチエ素子が設けられている。これらの要素は、図示しない温度調節装置に接続されている。保温体27は、熱伝導率が高い金属、例えば、銅、アルミニウム等によって形成される。トッププレート23及びボトムプレート25も同様に、熱伝導率が高い金属によって形成されてよく、保温体27と同一の材料によって形成されてよい。
図3Aは、保温体27の穴27aに容器10を配置した状態を示す。図示のように、支持バネ31の弾性力によって、保温体27は持ち上げられている。従って、保温体27の上面はトッププレート23に当接している。保温体27の穴27aの内面は、容器10の円錐部10bの外面と同一形状を有する。従って、容器10が保温体27の穴27aに収納されているとき、容器の円錐部10bと保温体の穴27aの内面は面接触する。図3Bは、密栓装着装置14によって、密栓12を容器10に押し込んだ状態を示す。密栓12は、弾性変形可能な材料、例えば、ゴム、樹脂等によって形成されたボールである。密栓装着装置14から密栓12への押し付け力は、容器10を経由して、保温体27に作用し、保温体27を押し下げる。それによって、支持バネ31は圧縮する。密栓装着装置14から密栓12への押し付け力を解除すると、支持バネ31の弾性力によって、保温体27は持ち上げられ、元の位置に戻る。そのため、図3Aに示すように、保温体27の上面は、再度、トッププレート23に当接する。
図4Aから図4Cを参照して、保温体27に作用する力について説明する。図4Aは、保温体27の穴27aに容器10を配置する前の状態を示す。支持バネ31の弾性力によって、保温体27は持ち上げられ、保温体27の上面はトッププレート23に当接している。このときの支持バネ31の圧縮量、即ち、初期圧縮量をd0とする。保温体27の下面とボトムプレート25の間の間隙の寸法をDとする。図4Bは、保温体27の穴27aに容器10を配置した状態を示す。この状態では、保温体27は未だ下降していない。従って、保温体27の上面はトッププレート23に当接している。保温体27の下面とボトムプレート25の間の間隙の寸法Dは変化していない。トッププレート23の孔23aの内径は、容器10の円筒部10aの外径より大きく、且つ、フランジ部10dの外径より小さい。
図4Cは、密栓装着装置14によって密栓12を容器10に押し込んだ状態を示す。密栓装着装置14から密栓12への押し付け力は、容器10を経由して、保温体27に作用し、保温体27を押し下げる。容器10が下降し、容器のフランジ部10dがトッププレート23に当接すると、容器10はそれより下方に移動することができない。また、保温体27もそれより下方に移動することはない。このとき、保温体27の上面とトッププレート23の間の間隙の寸法をd1、保温体27の下面とボトムプレート25の間の間隙の寸法をd2とする。d1+d2=Dである。保温体27の下面とボトムプレート25の間の間隙の寸法はD−d2=d1だけ減少している。保温体27が下降することにより、支持バネ31はd1だけ圧縮したことになる。支持バネ31の圧縮量はd0+d1となる。この圧縮量d0+d1に相当する弾性力Fmaxが、保温体27から容器10に作用する。それによって、容器10の円錐部10bの外面(円錐面)は、穴27aの内面(円錐面)に全面的に接触する。こうして本例では、支持バネ31の弾性力によって容器10に保温体27が押し付けられ、両者に密着する。
密栓装着装置14から密栓12への押し付け力を解除すると、支持バネ31の弾性力によって、保温体27は持ち上げられ、元の位置に戻る。図4Bに示すように、保温体27の上面は、再び、トッププレート23に当接する。このとき、保温体27は、支持31の初期圧縮量d0の相当する弾性力によってトッププレート23に押し付けられる。しかしながら、容器10には、支持バネ31に起因した力は作用していない。
本例によると、密栓装着装置14によって密栓12を容器10にゆっくりと押し込むとき、容器には、支持バネ31の弾性力Fmaxに相当する力のみが作用する。容器には、この弾性力Fmaxより大きい力は作用しない。容器に作用する弾性力Fmaxは、上述のように、支持バネ31の圧縮量d0+d1によって決まる。即ち、容器に作用する弾性力Fmaxは、支持バネ31の初期圧縮量d0とバネ常数によって決まる。支持バネ31の初期圧縮量d0とバネ常数を、適当な値に選択することによって、容器に作用する力を所望の値に設定することができる。
図5A及び図5Bを参照して保温体27の傾斜について説明する。本例の保温体27には複数の容器を保持することができる。図5Aは、保温体27に2つの容器10A、10Bが保持された状態を示す。第1の容器10Aには、既に密栓12が装着されている。これから第2の容器10Bに密栓12を装着する。図5Bは、密栓装着装置14によって、密栓12を第2の容器10Bに押し込んだ状態を示す。密栓装着装置14から密栓12への押し付け力は、第2の容器10Bを経由して、保温体27に作用し、保温体27を押し下げる。
図5Aに示すように、保温体27が下降する前の状態において、第1の容器10Aのフランジ部10dとトッププレート23の上面と間の間隙の寸法をh1、第2の容器10Bのフランジ部10dとトッププレート23の上面と間の間隙の寸法をh2とする。保温装置が製造誤差無しに正確に製造されたなら、h1=h2である。従って、保温体27が、傾斜しないでそのまま下降すると、第1の容器10Aのフランジ部10dがトッププレート23に当接すると、同時に、第2の容器10Bのフランジ部10dがトッププレート23に当接する。しかしながら、製造誤差等に起因して、h1≠h2となることがある。ここで、例えば、h1<h2とする。保温体27が傾斜しないでそのまま下降すると、第2の容器10Bのフランジ部10dがトッププレート23に当接する前に、第1の容器10Aのフランジ部10dがトッププレート23に当接する。従って、第2の容器10Bのフランジ部10dがトッププレート23に当接するまで、保温体27を下降させると、第1の容器10Aは、保温体27の穴27aより外れることになる。
そこで、本例では、保温体27が下降するとき傾斜するように構成されている。支柱21は保温体27の中心孔27cを貫通している。支柱21の外径は、保温体27の孔27cの内径より小さい。従って、支柱21と保温体27の孔27cの間に隙間ができる。この隙間の寸法だけ、保温体27の中心軸線は支柱21の中心軸線に対して傾斜することができる。第1の容器10Aの周辺における保温体27の上面とトッププレート23の間の間隔の寸法をd3とし、第2の容器10Bの周辺における保温体27の上面とトッププレート23の間の間隔の寸法をd4ととする。密栓12を第2の容器10Bに装着するとき、保温体27は傾斜し、d3<d4となる。保温体27は傾斜しながら下降するから、第2の容器10Bのフランジ部10dがトッププレート23に当接するときは、第1の容器10Aのフランジ部10dがトッププレート23に当接していない。即ち、第2の容器10Bのフランジ部10dがトッププレート23に当接するまで、保温体27を下降させても、第1の容器10Aが、保温体27の穴27aより外れることはない。
図6A及び図6Bを参照して、本発明の保温装置の第2の例を説明する。本例の保温装置は、支柱21と、その上端に固定されたトッププレート23と、その下端に固定されたボトムプレート25と、支柱21に沿って上下に移動可能な保温体27を有する。保温体27とボトムプレート25の間には、支持バネ31が設けられている。
トッププレート23には複数の孔23aが設けられている。保温体27には、弾性体35が設けられている。保温体27の上面と弾性体35の上面が共面となるように、弾性体35が設けられる。弾性体35の上面には、孔23aと同数の複数の穴35aが設けられている。弾性体35は、トッププレート23の孔23aに対応して、孔23aと同数個設けてもよいが、1つのリング状の弾性部材により形成してもよい。図示しないが、穴35aの底から保温体27の下側まで延びる孔を形成してよい。弾性体35は、熱伝導性が高い弾性材料によって形成される。
図6Aは、弾性体35の穴35aに容器10を配置した状態を示す。図示のように、支持バネ31の弾性力によって、保温体27は持ち上げられ、保温体27及び弾性体35の上面はトッププレート23に当接している。弾性体35の穴35aの内面は、容器10の円錐部10bの外面と同一形状を有する。従って、容器10が弾性体35の穴35aに収納されているとき、容器の円錐部10bと弾性体の穴35aの内面は面接触する。図6Bは、密栓装着装置14によって、密栓12を容器10に押し込んだ状態を示す。密栓装着装置14から密栓12への押し付け力は、容器10を経由して、弾性体35に作用し、保温体27を押し下げる。それによって、弾性体35と支持バネ31の少なくとも一方は圧縮する。容器のフランジ部10dがトッププレート23に当接すると、容器はそれより下方に移動することができない。本例では、弾性体35と支持バネ31の弾性力によって、容器10に弾性体35が押し付けら、両者は密着する。
密栓装着装置14から密栓12への押し付け力を解除すると、支持バネ31の弾性力によって、保温体27は持ち上げられ、元の位置に戻る。そのため、弾性体35の上面は、再度、トッププレート23に当接する。
図7A及び図7Bを参照して、本発明の保温装置の第3の例を説明する。本例の保温装置は、保温体27とその上に装着されたトッププレート23とその下に装着されたボトムプレート25を有する。保温体27には、弾性体35が設けられている。本例の保温装置では、保温体27は上下方向に移動するように構成されていない。トッププレート23、ボトムプレート25及び弾性体35は、図7A及び図7Bに示した第3の例のトッププレート23、ボトムプレート25及び弾性体35と基本的に同一の構造であってよい。
図7Aは、弾性体35の穴35aに容器10を配置した状態を示す。弾性体35の穴35aの内面は、容器10の円錐部10bの外面と同一形状を有する。従って、容器10が弾性体35の穴35aに収納されているとき、容器の円錐部10bと弾性体の穴35aの内面は面接触する。図7Bは、密栓装着装置14によって、密栓12を容器10に押し込んだ状態を示す。密栓装着装置14から密栓12への押し付け力は、容器10を経由して、弾性体35に作用する。保温体27は固定されているから、密栓装着装置14から密栓12への押し付け力は、弾性体35を圧縮する。弾性体35の圧縮量が最大となると、容器はそれより下方に移動することができない。こうして本例では、弾性体35の弾性力によって容器10に弾性体35が押し付けられ、両者に密着する。密栓装着装置14から密栓12への押し付け力を解除すると、弾性体35の弾性力によって、容器10は持ち上げられ、元の位置に戻る。
分析装置に用いる保温装置において、容器の保温機能を高めるためには、容器の円錐部10bの外面と保温体の穴27aの内面の接触性を良好にする必要がある。そのために、保温体の穴27aの内面の表面粗さは十分小さいほうがよい。保温体の穴27aの内面に表面処理を施してもよく、例えば、鏡面状に形成してよい。保温体に弾性体35を設ける場合には、弾性体35の穴35aの内面の表面粗さを十分小さくするとよく、鏡面状に形成してよい。
保温装置において、容器の円錐部10bの外面が保温体の穴27aの内面の穴35aの内面に固着することがある。容器が固着すると、容器を取り出すことが困難となる。そこで、本発明によると、容器の円錐部10bが固着しない機能を設ける。例えば、保温体の穴27aの内面に、容器の固着を防止する被膜、例えば、フッ素樹脂の被膜を形成してよい。保温体に弾性体35を設ける場合には、弾性体35の穴35aの内面に、同様に、容器の固着を防止する被膜、例えば、フッ素樹脂の被膜を形成してよい。以下に、保温装置において、固着した容器を容易に取り出すためのリリース機能について説明する。
図8A及び図8Bを参照して、本発明の保温装置の第4の例を説明する。図8Aには、保温体27の穴27aに容器10が保持されている状態が示されている。容器10は密栓12によって密閉されている。本例の保温装置には、振動又は衝撃を発生する振動衝撃装置16が設けられている。図8Bに示すように、容器を保温装置の保温体27から取り出すとき、振動衝撃装置16を作動させる。振動又は衝撃によって、容器の円錐部の外面と保温体の穴の内面の間の固着が解除される。尚、図8A及び図8Bに示した保温装置では、保温体27を上下方向に移動させる機能が設けられていない。しかしながら、本例においても、例えば、図3A及び図3Bに示した例のように、支持バネを設け、保温体27を上下方向に移動させるように構成してもよい。振動衝撃装置16は、ロボットアーム205の一部として構成してもよく、又は、ロボットアーム205に装着してもよい。
図9A〜図9Dを参照して、本発明の保温装置の第5の例を説明する。図9Aは、本例の保温装置の断面構成を示し、図9Bは、図9Aの矢印A−Aの方向から見た、本例の保温装置の断面構成を示す。本例の保温装置は、支柱21と、その下端に固定されたボトムプレート25と、支柱21に沿って上下に移動可能な保温体27を有する。保温体27とボトムプレート25の間には、支持バネ33が設けられている。
保温体27の上面には、複数の穴27aが設けられている。保温体27の底面には孔27eが形成されている。保温体27の上面の孔27aは、底面の孔27eに接続されている。孔27eは、穴27aの位置に、即ち、穴27a毎に設けてもよいが、1つのリング状の孔として形成してもよい。
ボトムプレート25には、棒37が固定されている。棒37は、保温体27の孔27e内に配置されている。保温体27の穴27aに容器10が保持されている。容器10は密栓12によって密閉されている。容器10のフランジ部10dは、保温体27の上面に接触している。容器10の下端は棒37の上端より離れている。
図9C及び図9Dは、容器10を保温装置から取り出す状態を示す。容器10を取り出すには、保温体27を下降させる。保温体27を下降させる手段は、特に記載されていない。人の手で保温体27を上から押し下げてもよく、梃子を用いた器具等を使用してもよい。
保温体27を下降させると、保温体27に収納された容器10も下降する。それによって、容器10の下端は棒37の上端に当接する。保温体27を更に下降させると、容器10は保温体27より相対的に浮き上がる。即ち、容器10は保温体27の穴27aより外れる。本例では、容器10が保温体27の穴27aに固着している場合でも、容器10を容易に保温体27より外すことができる。
保温体27を下降させる前において、容器10の下端と棒37の上端の間の間隙をh5とする。保温体27を下降させたとき、容器10のフランジ部10dと保温体27の上面の間の間隙の寸法をh6とする。保温体27の下降量はh5+h6である。こうして本例では、保温体27を下降させことにより、容器10が保温体27に固着している場合でも、容器10を容易に保温体27より外すことができる。保温体27を下降させる力を解放すると、保温体27は支持バネ33の弾性力によって元の位置に戻る。
図10A〜図10Dを参照して、本発明の保温装置の第6の例を説明する。図10Aは、本例の保温装置の断面構成を示す。図10Bは、本例の保温装置を円筒面で切断した断面構成の一部を示し、図10Aの矢印A−Aの方向から見たものである。本例の保温装置は、支柱21と、その下端に固定されたボトムプレート25と、支柱21の周りに回転可能な保温体27を有する。
保温体27の上面には、複数の穴27aが設けられている。保温体27の底面にはリング状の孔27fが形成されている。保温体27の上面の孔27aは、底面の孔27fに接続されている。
ボトムプレート25には、カム突起38が固定されている。カム突起38は、保温体27の孔27f内に配置されている。カム突起38は、両側に、又は、一方側に、スロープ状のカム面を有する。保温体27の穴27aに容器10が保持されている。容器10は密栓12によって密閉されている。容器10のフランジ部10dは、保温体27の上面に接触している。容器10の円周方向の位置は、カム突起38の円周方向の位置よりずれている。容器10の下端はカム突起38の上端より離れている。
図10C及び図10Dは、容器10を保温装置から取り出す状態を示す。容器10を取り出すには、保温体27を回転させる。保温体27を回転させる手段は特に記載されていない。人の手で保温体27を回転させてもよい。勿論、モータ等を用いてもよい。
保温体27を回転させると、容器10の下端はカム突起38のカム面に当接する。保温体27を更に回転させると、容器10の下端とカム突起38の間のカム機能により、容器10は保温体27より相対的に浮き上がる。即ち、容器10は保温体27の穴27aより外れる。本例では、容器10が保温体27の穴27aに固着している場合でも、容器10を容易に保温体27より外すことができる。
容器10が保温体27より浮き上がったとき、容器10のフランジ部10dと保温体27の上面の間の間隙の寸法をh7とする。間隙の寸法h7は、容器10の下端とカム突起38の間のカム機能により、容器10が浮き上がった量に等しい。こうして本例では、保温体27を回転させることにより、容器10が保温体27に固着している場合でも、容器10を容易に保温体27より外すことができる。本例では、カム突起38の両側に、スロープ状のカム面が設けられている。従って、保温体27を右方向と左方向のいずれの方向に回転させてもよい。カム突起38の一方側に、スロープ状のカム面を設ける場合には、保温体27の回転方向は1方向である。
尚、図10A〜図10Dを参照して説明した第6の例では、保温体27とボトムプレート25の間に支持バネが設けられていない。しかしながら、本例でも、保温体27とボトムプレート25の間に支持バネを設けてもよい。
以上本発明の例を説明したが本発明は上述の例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更が可能であることは、当業者によって容易に理解されよう。
10…容器、10a…円筒部、10b…円錐部、10c、10d…フランジ部、12…密栓、14…密栓装着装置、16…振動衝撃装置、20…保温装置、21・・・支柱、23・・・トッププレート、23a…孔、25…ボトムプレート、27…保温体、27a…穴、27b…孔、27c…中心孔、27e、27f…孔、31、33…支持バネ、35…弾性体、35a…穴、37…棒、38…カム突起、100…分析装置、101…反応容器、102…反応容器保管部、103…反応容器廃棄部、105…チップ、106…チップ保管部、107…チップ廃棄部、108…試薬容器、109…試薬容器保管部、110…検体容器、111…検体容器保管部、201…保温装置、202…密栓装着装置、203…攪拌装置、204…検出装置、205…ロボットアーム、206…レール、207…分注装置、208…反応容器把持装置

Claims (22)

  1. 試料を収納する容器を所定の温度に保持する保温装置において、
    支柱と、該支柱の上端に装着されたトッププレートと、前記支柱の下端に装着されたボトムプレートと、前記支柱に沿って移動可能な保温体と、該保温体と前記ボトムプレートの間に設けられた支持バネと、を有し、
    前記保温体の上面には、前記容器を収納するための穴が設けられ、該穴の内面の形状は、前記容器の外面の形状に対応しており、
    前記保温体の穴に収納された容器に押し付け力を印加するとき、該押し付け力によって前記支持バネが圧縮されて前記保温体は前記支柱に沿って下方に移動し、前記押し付け力を解除すると前記支持バネの弾性力によって、前記保温体は前記トッププレートに当接するまで上方に移動することを特徴とする保温装置。
  2. 請求項1記載の保温装置において、
    前記トッププレートには孔が設けられ、該孔の内径は、前記容器の胴体部の外径より大きく、前記容器のフランジ部の外径より小さいことを特徴とする保温装置。
  3. 請求項2記載の保温装置において、
    前記容器が前記保温体の穴に収納された状態で下方に押し下げられたとき、前記容器のフランジ部が前記トッププレートに押し当てられることを特徴とする保温装置。
  4. 請求項1記載の保温装置において、
    前記保温体は前記支柱が貫通する中心孔を有し、該中心孔の内径は上記支柱の外径より大きく、前記保温体を前記支柱に沿って下方に移動させるとき前記保温体は傾斜するように構成されていることを特徴とする保温装置。
  5. 請求項1記載の保温装置において、
    前記保温体の上面には、弾性体が設けられ、該弾性体の上面には前記容器を収納するための前記穴が設けられ、該穴の内面の形状は、前記容器の外面の形状に対応していることを特徴とする保温装置。
  6. 請求項1記載の保温装置において、
    前記保温体の穴の内面には、前記容器が固着することを防止するための被膜が形成されていることを特徴とする保温装置。
  7. 請求項1記載の保温装置において、
    前記保温体の穴に収納された前記容器に対して振動又は衝撃を付与する振動衝撃装置が設けられていることを特徴とする保温装置。
  8. 請求項1記載の保温装置において、
    前記ボトムプレートには棒が設けられ、前記保温体の下面には、前記保温体の上面に形成された穴に接続する孔が形成され、前記棒は前記孔に配置され、
    前記保温体を前記支柱に沿って下方に移動させると、前記保温体の穴に収納された前記容器は前記棒に当接し、それによって前記容器は前記保温体の穴より浮き上がるように構成されていることを特徴とする保温装置。
  9. 請求項1記載の保温装置において、
    前記ボトムプレートにはカム突起が設けられ、前記保温体の下面には、前記保温体の上面に形成された穴に接続する孔が形成され、前記カム突起は前記孔に配置され、
    前記保温体を前記支柱周りに回転させると、前記カム突起と前記保温体の穴に収納された前記容器の間のカム作用によって、前記容器は前記保温体の穴より浮き上がるように構成されていることを特徴とする保温装置。
  10. 試料を収納する容器を所定の温度に保持する保温装置において、
    保温体と該保温体の上面に設けられた弾性体とを有し、該弾性体の上面には、前記容器を収納するための穴が設けられ、該穴の内面の形状は、前記容器の外面の形状に対応しており、
    前記弾性体の穴に装着された容器に密栓を装着するために該密栓に押し付け力を印加するとき、該押し付け力によって前記弾性体が圧縮され、前記押し付け力を解除すると前記弾性体は元の状態に戻り、前記容器は元の位置に戻ることを特徴とする保温装置。
  11. 請求項10記載の保温装置において、
    前記弾性体の穴の内面には、前記容器が固着することを防止するための被膜が形成されていることを特徴とする保温装置。
  12. 請求項10記載の保温装置において、
    前記弾性体の穴に保持された前記容器に対して振動又は衝撃を付与する振動衝撃装置が設けられていることを特徴とする保温装置。
  13. 請求項10記載の保温装置において、
    前記ボトムプレートにはカム突起が設けられ、前記保温体の下面には、前記保温体の上面に形成された穴に接続する孔が形成され、前記カム突起は前記孔に配置され、
    前記保温体を前記支柱周りに回転させると、前記カム突起と前記保温体の穴に収納された前記容器の間のカム作用によって、前記容器は前記保温体の穴より浮き上がるように構成されていることを特徴とする保温装置。
  14. 試料を収納する容器を所定の温度に保持する保温装置において、
    支柱と、該支柱の上端に装着されたトッププレートと、前記支柱の下端に装着されたボトムプレートと、前記トッププレートと前記ボトムプレートの間に配置され前記容器の外面の形状に対応した穴を有する保温体と、
    前記保温体の穴に収納された容器を前記保温体の穴より解除するためのリリース機構と、を有する保温装置。
  15. 請求項14記載の保温装置において、
    前記リリース機構は、前記ボトムプレートに設けた棒と、前記保温体の下面に形成され、前記保温体の上面に形成された穴に接続する孔と、を有し、前記棒は前記孔に配置され、
    前記保温体を前記支柱に沿って下方に移動させると、前記保温体の穴に収納された前記容器は前記棒に当接し、それによって前記容器は前記保温体の穴より浮き上がるように構成されていることを特徴とする保温装置。
  16. 請求項14記載の保温装置において、
    前記リリース機構は、前記ボトムプレートに設けたカム突起と、前記保温体の下面に形成され、前記保温体の上面に形成された穴に接続する孔と、を有し、前記カム突起は前記孔に配置され、
    前記保温体を前記支柱周りに回転させると、前記カム突起と前記保温体の穴に収納された前記容器の間のカム作用によって、前記容器は前記保温体の穴より浮き上がるように構成されていることを特徴とする保温装置。
  17. 試料を収納する容器を所定の温度に保持する保温装置と、前記容器に密栓を装着するための密栓装着装置と、前記容器に収納された反応生成物を検出する検出装置と、を有する分析装置において、
    前記保温装置は、支柱と、該支柱の上端に装着されたトッププレートと、前記支柱の下端に装着されたボトムプレートと、前記支柱に沿って移動可能な保温体と、該保温体と前記ボトムプレートの間に設けられた支持バネと、を有し、
    前記保温体の上面には、前記容器を収納するための穴が設けられ、該穴の内面の形状は、前記容器の外面の形状に対応しており、
    前記密栓装着装置によって、前記保温体の穴に収納された容器に密栓を装着するとき、前記密栓装着装置から前記密栓に印加する押し付け力によって前記支持バネが圧縮されて前記保温体は前記支柱に沿って下方に移動し、前記押し付け力を解除すると前記支持バネの弾性力によって、前記保温体は前記トッププレートに当接するまで上方に移動することを特徴とする分析装置。
  18. 請求項17記載の分析装置において、
    前記トッププレートには孔が設けられ、該孔の内径は、前記容器の胴体部の外径より大きく、前記容器のフランジ部の外径より小さいことを特徴とする分析装置。
  19. 請求項18記載の保温装置において、
    前記容器が前記保温体の穴に収納された状態で下方に押し下げられたとき、前記容器のフランジ部が前記トッププレートに押し当てられることを特徴とする保温装置。
  20. 請求項17記載の分析装置において、
    前記保温体の穴に収納された容器を前記保温体の穴より解除するためのリリース機構と、を有する分析装置。
  21. 請求項20記載の分析装置において、
    前記リリース機構は、前記ボトムプレートに設けた棒と、前記保温体の下面に形成され、前記保温体の上面に形成された穴に接続する孔と、を有し、前記棒は前記孔に配置され、
    前記保温体を前記支柱に沿って下方に移動させると、前記保温体の穴に収納された前記容器は前記棒に当接し、それによって前記容器は前記保温体の穴より浮き上がるように構成されていることを特徴とする分析装置。
  22. 請求項20記載の分析装置において、
    前記リリース機構は、前記ボトムプレートに設けたカム突起と、前記保温体の下面に形成され、前記保温体の上面に形成された穴に接続する孔と、を有し、前記カム突起は前記孔に配置され、
    前記保温体を前記支柱周りに回転させると、前記カム突起と前記保温体の穴に収納された前記容器の間のカム作用によって、前記容器は前記保温体の穴より浮き上がるように構成されていることを特徴とする分析装置。
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