JP2011088334A - 製本方法、及び製本装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に製本可能であって、しかも見栄えの良い製本が可能な製本装置を提供する。
【解決手段】製本装置100は、用紙を挿入する挿入口18を有し、前記挿入口18から挿入される用紙を載置する載置台12と、前記載置台12に載置された用紙を前記載置台12との間で挟持するクランパ14と、前記用紙の挿入方向に移動可能であって、前記用紙の移動を規制するストッパ20と、前記載置台12に載置される複数の前記用紙が重ね合わされた用紙束3の一側縁を平綴じする平綴じ手段30と、前記挿入口18の外側上方に配置され、前記挿入口18の外側上下に移動可能な一対のローラ42、43と、前記ローラ42、43の移動にともなって、前記ストッパ20を前記挿入口18側へと移動させるストッパ移動手段21と、を具備している。
【選択図】図2

Description

本発明は、平綴された用紙束を表紙でくるんで製本する製本方法及び製本装置に関する。
近年、デジタル印刷機の普及により、写真紙を冊子状に製本した一般的にフォトブックと称されるアルバムが多く存在する。このようなアルバムは、例えば、銀塩又は昇華転写により印刷された印刷紙を複数重ね合わせて平綴じ等して製本される。
このような印刷紙を製本する製本装置として、複数の印刷紙を中綴じ、平綴じした後、その一側縁をテープ状の部材で覆って製本する製本装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−115275号公報
従来の製本装置は、複数の印刷紙を綴じてその背に背テープを貼り付けるものであるから、表紙と背テープとの間には切れ目、段差等が生じ、見栄えが悪いなどの問題がある。
本発明は、このような問題の解消を一つの課題とし、その目的の一例は、容易に製本可能であって、しかも見栄えの良い製本が可能な製本方法、及び製本装置を提供するものである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の製本方法は、複数の用紙を重ね合わせてなる用紙束を挿入口から載置台に挿入して、その用紙束の一側縁を平綴じする工程と、平綴じされた用紙束の上面に背表紙部に糊が貼着された表紙を載置する工程と、一対のローラを移動して、当該ローラを用いて当該表紙の一部を押圧して折り畳み、当該用紙束の一側縁に前記表紙を糊付けする工程と、前記ローラの移動にともなって、前記表紙を含む用紙束を挿入口側へと押し戻す工程と、前記押し戻された用紙束を前記一対のローラ間を通して外部へ突出させる工程と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、容易に製本が可能であって、しかも見栄えの良い冊子を製造することができる。
また、請求項2に記載の製本装置は、用紙を挿入する挿入口を有し、前記挿入口から挿入される用紙を載置する載置台と、前記載置台に載置された用紙を前記載置台との間で挟持するクランパと、前記用紙の挿入方向に移動可能であって、前記用紙の移動を規制するストッパと、前記載置台に載置される複数の前記用紙が重ね合わされた用紙束の一側縁を平綴じする平綴じ手段と、前記挿入口の外側上方に配置され、前記挿入口の外側上下に移動可能な一対のローラと、前記ローラの移動にともなって、前記ストッパを前記挿入口側へと移動させるストッパ移動手段と、を具備し、前記用紙束を平綴じした後、前記一対のローラを移動させて、前記挿入口から新たに挿入される表紙として機能する前記用紙を折り畳み、且つ前記用紙束の一側縁を前記表紙とともに前記一対のローラ間を通過させて外側に突出させることを特徴とする。
この発明によれば、容易に製本が可能であって、しかも見栄えの良い冊子を製造することができる。
また、請求項3に記載の製本装置は、請求項2に記載の製本装置において、前記一対のローラ間を通過する用紙に対して前記ローラで押圧する押圧手段を更に備えていることを特徴とする。
この発明によれば、用紙束の一側縁に対して表紙が押し付けられるので、表紙の裏面に貼着される糊を用紙束の一側縁に確実に貼着させることができる。
また、請求項4に記載の製本装置は、請求項2、又は3に記載の製本装置において、前記一対のローラは、カム溝を介して移動することを特徴とする。
この発明によれば、ローラを挿入口の上方から確実に挿入口の外側上下に移動することができる。
本発明によれば、写真紙を表紙として用いて容易に製本することができる。また、見栄えの良いフォトブックを容易に製造することができる。
本発明の製本装置を用いて製造された冊子の斜視図である。 実施形態1の製本装置の外観を示す斜視図である。 平綴じ機構を説明するための製本装置の外観を示す斜視図である。 実施形態1の製本装置の構成図である。 冊子の製造工程を説明するための図である。 実施形態2の製本装置の構成図である。 実施形態2の製本装置を用いて製造される冊子の製造工程を説明するための図である。 実施形態3の製本装置の構成図である。 実施形態3の製本装置を用いて製造される冊子の製造工程を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<実施形態1>
まず、本発明の製本装置によって製造される冊子について説明する。
図1に示すように、この冊子2は、一般的にフォトブックと称される冊子であって、例えば、両面印刷可能なプリンターにより所定の大きさにて印刷された本文用紙3a、又は表紙4として機能する用紙を用いて製本される。当該冊子2は、複数の本文用紙3aが重ね合わされた用紙束3がステープラーで平綴じされた後、当該表紙4で用紙束3の一側縁がくるまれて製本される。
表紙4は、表表紙部5aと裏表紙部5bで構成される表紙部5と、この表表紙部5aと裏表紙部5bとの間において当該表表紙部5aと裏表紙部5bとを折り曲げ可能に連結する背表紙6aで構成される背表紙部6と、を有している。
背表紙部6は、冊子2における略中央部において、幅方向(フォトブックの高さ方向に直交する方向)に所定の背幅を有している。この背表紙部6の裏面には糊が貼着されて、平綴じされた用紙束3の一側縁が当該背表紙部6に貼着されるようになっている。また、糊は厚み1mm程度のブチルゴム、アクリルフォーム、ポリエチレンフォームなどの弾性基材を持つ両面テープが好適に用いられる。このような両面テープを用いることで、綴針の痕を隠せ、用紙束が薄い場合には背表紙の幅を広げるため、外観品質を向上させることができる。
次に、本実施形態に係る上記冊子2を製造する製本装置100について説明する。
図2に示すように、製本装置100は、床面上に設置される製本装置本体10を備えている。製本装置本体10は、前記本文用紙3a又は表紙4として機能する用紙8を載置するための載置台12と、この載置台12上に配置されるクランパ14と、を備えている。このクランパ14は、後方部が回転軸15を介して製本装置本体10に回動可能に取り付けられており、前方部が弾性部材16を介して製本装置本体10に取り付けられている。製本装置本体10の前方部には、載置台12とクランパ14との間に所定の空間部を有し、この空間部は、用紙8を挿入する挿入口18として機能する。
載置台12の幅方向両側には、挿入口18から挿入される用紙8の両端部をガイドするためのガイド体19が設けられており、挿入口18から挿入される用紙8を載置台12の内側へと挿入可能となっている。なお、挿入口18は、用紙8の側部を挿入可能となっており、当該用紙8の端部がガイド体19によりガイドされる。
クランパ14は、図4に示すように、例えば、載置台12の前後方向に延びる3つの筐体14a〜14cを有しており、各筐体14a〜14cは、本文用紙3aの幅方向において、載置台12の中央及び両側部上方に連結して設けられている。当該筐体14〜14cは、下方に回動することで、その下端面により前記載置台12に載置される用紙8を前記載置台12との間で挟持する。
また、製本装置本体10には、下方から前記載置台12上に突出し、前記用紙8の挿入方向の移動を規制するストッパ20が設けられている。このストッパ20は、載置台12上に突出する左右一対の突出体20a、20aを備え、この突出体20aには、挿入口18から挿入される用紙8の側部が当接するようになっている。このように、挿入口18から挿入される用紙8は、上記ストッパ20、及びガイド体19により、載置台12上の規定位置に保持される。
当該ストッパ20は、前記載置台12の下側前後方向に延びる円柱状のストッパ移動用フレーム21に取り付けられる。このストッパ移動用フレーム21は、前記載置台12の前後下側に固定された支持体22a、22bによって用紙8の挿入方向に移動可能に支持されている。
また、クランパ14の上部には、挿入口18から挿入される複数の前記本文用紙3aを重ね合わせた用紙束3の一側縁を平綴じするための平綴じ機構部30を備えている。この平綴じ機構部30は、前記クランパ14を用いて前記用紙束3を前記載置台12との間で挟持した状態で、前記用紙束3の一側縁を平綴じする。なお、平綴じ機構部30は、従来から公知であるためその詳しい説明は省略するものとする。
平綴じ機構部30は、図3に示すように、平綴じするための針金(図示なし)と、当該針金を突出させる突出機構(図示なし)と、を備えた本体31と、前記本体31を幅方向に移動させるスライダ32と、を備えている。このスライダ32は、載置台12の両側上部に設けられた左右のクランパ14a、14cの上部に弾性部材33を介して掛け渡されて設けられている。本体31は、当該弾性部材33によって上下方向に移動可能となっており、用紙束3を平綴じする場合には、当該本体31を下方に移動させて、当該本体31の下端面を用紙束3の一側縁に当接させて針金によって平綴じする。
また、本体31の上部には操作レバー35が設けられており、この操作レバー35によってクランパ14と平綴じ機構部30を連動させることができる。すなわち、ユーザはこの操作レバー35を把持して、下方に操作(押圧)することで、クランパ14により用紙束3が挟持され、さらに、操作レバー35を下方に操作することで、平綴じ機構部30により用紙束3の一側縁が平綴じされる。
なお、平綴じ機構部30は、1回の綴じ動作終了後、本体31がスライダ32に沿って所定位置まで移動するようになっており、ユーザは再度操作レバー35を下方に操作することで綴じ動作を行う。これにより、例えば、用紙束3の一側縁は、2箇所でステープラーにより綴じられることとなる。
また、前記製本装置本体10の挿入口18の外側両側部には、上下方向に移動可能なローラ移動用フレーム41が鉛直方向に延びるように製本装置本体10に設けられている。このローラ移動用フレーム41には、上下一対のローラ42、43が挿入口18の上方に配置されるように掛け渡されて設けられている。また、当該ローラ移動用フレーム41の上端部には、ローラ42との間に弾性部材44を介して操作レバー45が掛け渡されて設けられており、この操作レバー45を下方向に操作することで、ローラ移動用フレーム41を下方に移動させ当該一対のローラ42、43が下方向に移動される。また、ローラ移動用フレーム41の下端部には、テーパ部46を有する略三角柱形状の下端フレーム47が掛け渡されて設けられている。
この下端フレーム47の下方には、当該下端フレーム47と係合する係合体48を備える。この係合体48は、当該テーパ部46と当接可能なテーパ部48aを有している。
係合体48は、略L字状の連結体49を介してストッパ移動用フレーム21に連結されている。このストッパ移動用フレーム21を支持している前方の支持体22aと連結体49との間にはバネなどの弾性部材50が介在して設けられており、当該弾性部材50によりストッパ20は、その移動が規制されて予め規定された位置に配置される。
当該ストッパ20は、操作レバー45を下方に操作し、下端フレーム47と係合体48に有するテーパ部46、48aを互いに係合させることによって、連結体49が弾性部材50の弾性力に抗して前方へと移動し、その連結体49の移動にともなってストッパ移動用フレーム21も前方へと移動するため、挿入口18側へと移動する。
このようなローラ42、43の移動とともにストッパ20を移動する機構を用いることで、平綴じされた用紙束3の一側縁を表紙でくるむことが可能である。すなわち、用紙束3を平綴じした後、当該用紙束3の上端部に表紙4を挿入口18から挿入した状態で、操作レバー45を下方に操作して一対のローラ42、43を下方に下げて、下方のローラ43によって表紙4を折り畳み、下端フレーム47のテーパ部46を係合体48のテーパ部48aと係合させる。この動作によって上述したように、ストッパ29が挿入口18側へと移動し、平綴じされた用紙束3が一対のローラ42、43間に突出し、その結果、前記平綴じされた用紙束3の一側端が表紙4でくるまれる。なお、平綴じされた用紙束3が外部へと押し戻される際に、弾性部材44によって、ローラ42が下方へと押圧されるため、平綴じされた用紙束3は適切な押圧力で一対のローラ42、43間でニップされる。
次に、図5を用いて本実施形態の製本装置100の作用について冊子の製本方法と共に説明する。
(1)まず、両面印刷可能なプリンターを用いて出力した本文用紙3aと、表紙4を用意する。
(2)次に、図5(a)に示すように、挿入口18から本文用紙3aを重ね合わせてなる用紙束3を挿入し、当該用紙束3を載置台12の規定位置に載置する。
(3)次に、図5(b)に示すように、操作レバー35を下方に操作し、クランパ14で用紙束3を載置台12に押圧するとともに、平綴じ機後部30を用いて用紙束3の一側縁を針金52で平綴じする。
(4)次に、図5(c)に示すように、操作レバー35から手を離し、挿入口18から表紙4を用紙束3の上に載置する。なお、この時、表紙4の略中央部分には用紙束3と貼り合わされる箇所(背表紙部6の裏面)に糊53を予め貼着しておく。
(5)次に、図5(d)に示すように、操作レバー45を押し下げて、ローラ移動用フレーム41を下方に移動させ、下方のローラ43で表紙4を下方に折り畳む。
(6)次に、図5(e)に示すように、更に、操作レバー45を押し下げると、上述したように、下端フレーム47のテーパ部46と係合体48のテーパ部48aとが係合し、連結体49の移動とともにストッパ移動用フレーム21が移動し、ストッパ20が挿入口18側へと移動して、用紙束3が挿入口18側へと押し戻される。この時、一対のローラ42、43が挿入口18の外側上下方向に配置されており、その一対のローラ42、43間から用紙束3の一側縁が表紙4によってくるまれた状態で突出する。ユーザは、当該表紙4及び用紙束3を引き出すことで図1に示すような製本された冊子2を得ることが可能となる。
以上に説明したような製本装置によれば、容易に製本が可能であって、しかも見栄えの良い冊子を製造することができる。
<実施形態2>
次に、図6及び図7を用いて、製本装置の実施形態2について説明する。なお、本実施形態において、実施形態1の部分と同じ部分には同一の符号を付して示しその詳しい説明を省略する。
本実施形態2の製本装置200は、実施形態1の製本装置と用紙束に対して表紙をくるむ機構が異なるものである。
図6に示すように、製本装置200は、床面上に設置される製本装置本体10を備えている。製本装置本体10は、前記本文用紙3a又は表紙4として機能する用紙8を載置するための載置台12と、この載置台12上に配置されるクランパ14と、を備えている。このクランパ14は、後方部が回転軸15を介して製本装置本体10に回動可能に取り付けられており、前方部が弾性部材16を介して製本装置本体10に取り付けられている。製本装置本体10の前方部には、載置台12とクランパ14との間に所定の空間部を有し、この空間部は、用紙8を挿入する挿入口18として機能する。
載置台12の幅方向両側には、挿入口18から挿入される用紙8の両端部をガイドするためのガイド体19が設けられており、挿入口18から挿入される用紙8を載置台12の内側へと挿入可能となっている。なお、挿入口18は、用紙8の側部を挿入可能となっており、当該用紙8の端部がガイド体19によりガイドされる。
クランパ14は、例えば、載置台12の前後方向に延びる3つの筐体14a〜14cを有しており、各筐体14a〜14cは、本文用紙3aの幅方向において、載置台12の中央及び両側部上方に連結して設けられている。当該筐体14〜14cは、下方に回動することで、その下端面により前記載置台12に載置される用紙8を前記載置台12との間で挟持する。
また、製本装置本体10には、下方から前記載置台12上に突出し、前記用紙8の挿入方向の移動を規制するストッパ20が設けられている。このストッパ20は、載置台12上に突出する左右一対の突出体20a、20aを備え、この突出体20aには、挿入口18から挿入される用紙8の側部が当接するようになっている。このように、挿入口18から挿入される用紙8は、上記ストッパ20、及びガイド体19により、載置台12上の規定位置に保持される。
当該ストッパ20は、前記載置台12の下側前後方向に延びる円柱状のストッパ移動用フレーム21に取り付けられる。このストッパ移動用フレーム21は、前記載置台12の前後下側に固定された支持体22a、22bによって用紙8の挿入方向に移動可能に支持されている。
また、クランパ14の上部には、挿入口18から挿入される複数の前記本文用紙3aを重ね合わせた用紙束3の一側縁を平綴じするための平綴じ機構部30を備えている。この平綴じ機構部30は、前記クランパ14を用いて前記用紙束3を前記載置台12との間で挟持した状態で、前記用紙束3の一側縁を平綴じする。なお、平綴じ機構部30は、従来から公知であるためその詳しい説明は省略するものとする。
また、平綴じ機構部30の上部には操作レバー35が設けられており、この操作レバー35によってクランパ14と平綴じ機構部30を連動させることができる。すなわち、ユーザはこの操作レバー35を把持して、下方に操作(押圧)することで、クランパ14により用紙束3が挟持され、さらに、操作レバー35を下方に操作することで、平綴じ機構部30により用紙束3の一側縁が平綴じされる。
また、前記製本装置本体10の挿入口18の外側両側部には、上下方向に移動可能なローラ移動用フレーム41が鉛直方向に延びるように製本装置本体10に設けられている。このローラ移動用フレーム41には、上下一対のローラ42、43が挿入口18の上方に配置されるように掛け渡されて設けられている。また、当該ローラ移動用フレーム41の上端部には、弾性部材44を介して操作レバー45が掛け渡されて設けられており、この操作レバー45を下方向に操作することで、ローラ移動用フレーム41を下方に移動させ当該一対のローラ42、43が下方向に移動される。
また、ローラ移動用フレーム41の下端部には、ストッパ移動用フレーム21側に突出する突出体60が弾性部材62を介して上方に付勢されるように設けられている。
一方、ストッパ移動用フレーム21の前方先端には、当該突出体60と係合する係合体65を備える。この係合体65は、下方に延びるように設けられており、ローラ移動用フレーム41の下方への移動によって、突出体60との係合を解除する。
このストッパ移動用フレーム21を支持している前方の支持体22aと係合体65との間にはバネなどの弾性部材66が介在して設けられており、当該弾性部材66によりストッパ20は、その移動が規制されて予め規定された位置に配置される一方で、係合体65がその弾性力により突出体60側に付勢される。
当該ストッパ20は、操作レバー45を下方に操作し、突出体60と係合体65との係合を解除させることによって、ストッパ移動用フレーム21が弾性部材66の弾性力によって前方へと移動するため、挿入口18側へと移動する。
このようなローラ42、43の移動とともにストッパ20を移動する機構を用いることで、平綴じされた用紙束3の一側縁を表紙4でくるむことが可能である。すなわち、用紙束3を平綴じした後、当該用紙束3の上端部に表紙4を挿入口18から挿入した状態で、操作レバー45を下方に操作して一対のローラ42、43を下方に下げて、下方のローラ43によって表紙4を折り畳み、突出体60と係合体65との係合を解除させる。この動作によって上述したように、ストッパ20が挿入口18側へと移動し、平綴じされた用紙束3が一対のローラ42、43間に突出し、その結果、前記平綴じされた用紙束3の一側端が表紙4でくるまれる。なお、平綴じされた用紙束3が外部へと押し戻される際に、弾性部材44によって、ローラ42が下方へと押圧されるため、平綴じされた用紙束3は適切な押圧力で一対のローラ42、43間でニップされる。
次に、図7を用いて、本実施形態の製本装置200の作用について冊子の製本方法と共に説明する。
(1)まず、両面印刷可能なプリンターを用いて出力した本文用紙3aと、表紙4を用意する。
(2)次に、図7(a)に示すように、挿入口18から本文用紙3aを重ね合わせてなる用紙束3を挿入し、当該用紙束3を載置台12の規定位置に載置する。
(3)次に、図7(b)に示すように、操作レバー35を下方に操作し、クランパ14で用紙束3を載置台12に押圧するとともに、平綴じ機構部30を用いて用紙束3の一側縁を針金52で平綴じする。
(4)次に、図7(c)に示すように、操作レバー35から手を離し、挿入口18から表紙4を用紙束3の一端上に載置する。なお、この時、表紙4の略中央部分には用紙束3と貼り合わされる箇所に糊53を予め貼着しておく。
(5)次に、図7(d)に示すように、操作レバー45を押し下げて、ローラ移動用フレーム41を下方に移動させ、下方のローラ43で表紙4を下方に折り畳む。
(6)次に、図7(e)に示すように、更に、操作レバー45を押し下げると、上述したように、突出体60と係合体65との係合が解除し、ストッパ移動用フレーム21が移動し、ストッパ20が挿入口18側へと移動して、用紙束3が挿入口18側へと押し戻される。この時、一対のローラ42、43が挿入口18の外側上下方向に配置されており、その一対のローラ42、43間から用紙束3の一側縁が表紙4によってくるまれた状態で突出する。ユーザは、当該表紙4及び用紙束3を引き出すことで図1に示すような製本された冊子2を得ることが可能となる。
以上に説明したような製本装置によれば、容易に製本が可能であって、しかも見栄えの良い冊子を製造することができる。
<実施形態3>
次に、図8及び図9を用いて、製本装置の実施形態3について説明する。なお、本実施形態において、実施形態1の部分と同じ部分には同一の符号を付して示しその詳しい説明を省略する。
本実施形態3の製本装置300は、上述した実施形態1及び2の製本装置と用紙束に対して表紙をくるむ機構が異なるものである。
図8に示すように、製本装置300は、床面上に設置される製本装置本体10を備えている。製本装置本体10は、前記本文用紙3a又は表紙4として機能する用紙8を載置するための載置台12と、この載置台12上に配置されるクランパ14と、を備えている。このクランパ14は、後方部が回転軸15を介して製本装置本体10に回動可能に取り付けられており、前方部が弾性部材16を介して製本装置本体10に取り付けられている。製本装置本体10の前方部には、載置台12とクランパ14との間に所定の空間部を有し、この空間部は、用紙8を挿入する挿入口18として機能する。
載置台12の幅方向両側には、挿入口18から挿入される用紙8の両端部をガイドするためのガイド体19が設けられており、挿入口18から挿入される用紙8を載置台12の内側へと挿入可能となっている。なお、挿入口18は、用紙8の側部を挿入可能となっており、当該用紙8の端部がガイド体19によりガイドされる。
クランパ14は、例えば、載置台12の前後方向に延びる3つの筐体14a〜14cを有しており、各筐体14a〜14cは、本文用紙3aの幅方向において、載置台12の中央及び両側部上方に連結して設けられている。当該筐体14〜14cは、下方に回動することで、その下端面により前記載置台12に載置される用紙8を前記載置台12との間で挟持する。
また、製本装置本体10には、下方から前記載置台12上に突出し、前記用紙8の挿入方向の移動を規制するストッパ20が設けられている。このストッパ20は、載置台12上に突出する左右一対の突出体20a、20aを備え、この突出体20aには、挿入口18から挿入される用紙8の側部が当接するようになっている。このように、挿入口18から挿入される用紙8は、上記ストッパ20、及びガイド体19により、載置台12上の規定位置に保持される。
当該ストッパ20は、前記載置台12の下側前後方向に延びる円柱状のストッパ移動用フレーム21に取り付けられる。このストッパ移動用フレーム21は、前記載置台12の前後下側に固定された支持体22a、22bによって用紙8の挿入方向に移動可能に支持されている。
また、クランパ14の上部には、挿入口18から挿入される複数の前記本文用紙3aを重ね合わせた用紙束3の一側縁を平綴じするための平綴じ機構部30を備えている。この平綴じ機構部30は、前記クランパ14を用いて前記用紙束3を前記載置台12との間で挟持した状態で、前記用紙束3の一側縁を平綴じする。なお、平綴じ機構部30は、従来から公知であるためその詳しい説明は省略するものとする。
また、平綴じ機構部30の上部には操作レバー35が設けられており、この操作レバー35によってクランパ14と平綴じ機構部30を連動させることができる。すなわち、ユーザはこの操作レバー35を把持して、下方に操作(押圧)することで、クランパ14により用紙束3が挟持され、さらに、操作レバー35を下方に操作することで、平綴じ機構部30により用紙束3の一側縁が平綴じされる。
また、左右の前記クランパ4a、4cには、枢軸71を介して回動可能な扇形のローラ移動用フレーム72が取り付けられている。このローラ移動用フレーム72と製本装置本体10には、それぞれカム溝73、74、75が形成されており、当該カム溝73、74、75には2つのローラ42、43が挿入口18の上方に配置されるように掛け渡されて設けられている。また、ローラ42は、弾性体を介して上方に付勢されて設けられている。また、当該ローラ移動用フレーム72には、操作レバー77が設けられており、この操作レバー77を前記ローラ42に設けられている弾性体に抗して下方向に操作することで、カム溝73、74、75を介してそれぞれのローラ42、43が移動される。カム溝74、75は、一方のローラ42が挿入口18の外側上部まで移動する一方で、他方のローラ43が挿入口18の外側下部まで移動するように製本装置本体10に形成されている。また、図中破線で示すローラ移動用フレーム72の周縁が移動する軌跡上であって、ローラ42、43の下方には、ストッパ移動用フレーム21側に突出する突出体80が弾性部材82を介して上方に付勢されるように設けられている。
一方、ストッパ移動用フレーム21の前方先端には、当該突出体80と係合する係合体85を備える。この係合体85は、環状体であって、前記ストッパ移動用フレーム21の先端に嵌合しており、突出体80の下方への移動によって、突出体80との係合を解除する。
このストッパ移動用フレーム21を支持している前方の支持体22aと係合体85との間にはバネなどの弾性部材86が介在して設けられており、当該弾性部材86によりストッパ20は、その移動が規制されて予め規定された位置に配置される一方で、係合体85がその弾性力により突出体80側に付勢される。
当該ストッパ20は、操作レバー77を下方に操作し、ローラ移動用フレーム72を突出体80に接触させて当該突出体80を下方に押し下げ、当該突出体80と係合体85との係合を解除させることによって、ストッパ移動用フレーム21が弾性部材86の弾性力によって前方へと移動するため、挿入口18側へと移動する。
このようなローラ42、43の移動とともにストッパ20を移動する機構を用いることで、平綴じされた用紙束3の一側縁を表紙4でくるむことが可能である。すなわち、用紙束3を平綴じした後、当該用紙束3の上端部に表紙4を挿入口18から挿入した状態で、操作レバー77を下方に操作して一対のローラ42、43を移動して、一方のローラ43によって表紙4を折り畳み、ローラ移動用フレーム72が突出体80と接触して当該突出体80を下方に押し下げ、突出体80と係合体85との係合を解除させる。この動作によって上述したように、ストッパ20が挿入口18側へと移動し、平綴じされた用紙束3が一対のローラ42、43間に突出し、その結果、前記平綴じされた用紙束3の一側端が表紙でくるまれる。なお、平綴じされた用紙束3が外部へと押し戻される際に、平綴じされた用紙束3は適切な押圧力で一対のローラ42、43間でニップされる。
次に、図9を用いて本実施形態の製本装置300の作用について冊子の製本方法と共に説明する。
(1)まず、両面印刷可能なプリンターを用いて出力した本文用紙3aと、表紙4を用意する。
(2)次に、図9(a)に示すように、挿入口18から本文用紙3aを重ね合わせてなる用紙束3を挿入し、当該用紙束3を載置台12の規定位置に載置する。
(3)次に、図9(b)に示すように、操作レバー35を下方に操作し、クランパ14で用紙束3を載置台12に押圧するとともに、平綴じ機構部30を用いて用紙束3の一側縁を針金52で平綴じする。
(4)次に、図9(c)に示すように、操作レバー35から手を離し、挿入口18から表紙4を用紙束3の一端上に載置する。なお、この時、表紙4の略中央部分には用紙束3と貼り合わされる箇所に糊53を予め貼着しておく。
(5)次に、図9(d)に示すように、操作レバー77を押し下げて、ローラ移動用フレーム72を下方に移動させ、一方のローラ43で表紙4を下方に折り畳む。
(6)次に、図9(e)に示すように、更に、操作レバー45を押し下げると、上述したように、ローラ移動用フレーム72が突出体80と接触し、当該突出体80を下方に押し下げて突出体80と係合体85との係合が解除し、ストッパ移動用フレーム21が移動し、ストッパ20が挿入口18側へと移動して、用紙束3が挿入口18側へと押し戻される。この時、一対のローラ42、43が挿入口18の外側上下方向に配置されており、その一対のローラ42、43間から用紙束3の一側縁が表紙4によってくるまれた状態で突出する。ユーザは、当該表紙4及び用紙束3を引き出すことで図1に示すような製本された冊子2を得ることが可能となる。
以上に説明したような製本装置300によれば、容易に製本が可能であって、しかも見栄えの良い冊子を製造することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々変更可能である。例えば、ストッパの移動により、用紙束を表紙とともに一対のローラ間を通過させて外部に突出させる際に、当該用紙束に対して前記ローラで押圧する押圧手段(例えば、バネなどの弾性部材を介在させる)を備えるようにしても構わない。このようにすれば、用紙束の一側縁に対して表紙が押し付けられるので、表紙の裏面に貼着される糊を用紙束の一側縁に確実に貼着させることができる。
3 用紙束
12 載置台
14 クランパ
18 挿入口
20 ストッパ
30 平綴じ機構部
42、43 ローラ
100 製本装置

Claims (4)

  1. 複数の用紙を重ね合わせてなる用紙束を挿入口から載置台に挿入して、その用紙束の一側縁を平綴じする工程と、
    平綴じされた用紙束の上面に背表紙部に糊が貼着された表紙を載置する工程と、
    一対のローラを移動して、当該ローラを用いて当該表紙の一部を押圧して折り畳み、当該用紙束の一側縁に前記表紙を糊付けする工程と、
    前記ローラの移動にともなって、前記表紙を含む用紙束を挿入口側へと押し戻す工程と、
    前記押し戻された用紙束を前記一対のローラ間を通して外部へ突出させる工程と、
    を備えたことを特徴とする製本方法。
  2. 用紙を挿入する挿入口を有し、前記挿入口から挿入される用紙を載置する載置台と、
    前記載置台に載置された用紙を前記載置台との間で挟持するクランパと、
    前記用紙の挿入方向に移動可能であって、前記用紙の移動を規制するストッパと、
    前記載置台に載置される複数の前記用紙が重ね合わされた用紙束の一側縁を平綴じする平綴じ手段と、
    前記挿入口の外側上方に配置され、前記挿入口の外側上下に移動可能な一対のローラと、
    前記ローラの移動にともなって、前記ストッパを前記挿入口側へと移動させるストッパ移動手段と、を具備し、
    前記用紙束を平綴じした後、前記一対のローラを移動させて、前記挿入口から新たに挿入される表紙として機能する前記用紙を折り畳み、且つ前記用紙束の一側縁を前記表紙とともに前記一対のローラ間を通過させて外側に突出させることを特徴とする製本装置。
  3. 前記一対のローラ間を通過する用紙に対して前記ローラで押圧する押圧手段を更に備えていることを特徴とする請求項2に記載の製本装置。
  4. 前記一対のローラは、カム溝を介して移動することを特徴とする請求項2、又は3に記載の製本装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104985944A (zh) * 2015-06-30 2015-10-21 安徽工程大学 装订设备及装订方法

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