JP2011088317A - インクジェット両面記録方法 - Google Patents
インクジェット両面記録方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011088317A JP2011088317A JP2009242346A JP2009242346A JP2011088317A JP 2011088317 A JP2011088317 A JP 2011088317A JP 2009242346 A JP2009242346 A JP 2009242346A JP 2009242346 A JP2009242346 A JP 2009242346A JP 2011088317 A JP2011088317 A JP 2011088317A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- recording medium
- environment
- ink
- sides
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
Abstract
【課題】印字する温湿度環境によらず、第1面印字後のカールを低減して、安定した両面印刷を行う。
【解決手段】支持体の両面にインク受容層を設けた記録媒体に印字する記録方法で、印字を行う環境の相対湿度に応じて最初に印字する面を選択するインクジェット記録方法。相対湿度が60%以上の環境では記録媒体の凸面を最初に印字する面とし、相対湿度が60%未満の環境では記録媒体の凸面を最初に印字する面とする。記録媒体の両面に連続して印字する。
【選択図】なし
【解決手段】支持体の両面にインク受容層を設けた記録媒体に印字する記録方法で、印字を行う環境の相対湿度に応じて最初に印字する面を選択するインクジェット記録方法。相対湿度が60%以上の環境では記録媒体の凸面を最初に印字する面とし、相対湿度が60%未満の環境では記録媒体の凸面を最初に印字する面とする。記録媒体の両面に連続して印字する。
【選択図】なし
Description
本発明はインクを用いた記録方法に関する。
インクジェット記録方式の用途拡大に伴って、プリントだけでなくアルバム、ブックなどの冊子作成まで用途が拡大している。冊子作成には両面に画像形成することが必要である。一方、大量印刷を行う業務用プリントではロール状の記録媒体が用いられている。ロール状の記録媒体を用いて冊子作成まで一連の工程で行うことができるようになってきている。その中で、ロール紙の巻き癖がある記録媒体や、製造時にカールが生じた記録媒体に対して、カールの影響なく連続で両面印字を行うために、記録媒体や記録方法の改良が進められている。
従来技術としては、両面にインク受容層が形成された記録媒体で、インク受容層の厚みに差をつけて薄い面を最初に印字する記録方法が提案されている(特許文献1参照)。インク受容層を形成した時に厚みが薄い面が凸になる傾向がある。この面にインクを吸収させることによってインク受容層を収縮させている。インク受容層が厚い方が収縮は大きいため、第2回目に厚い面を印字して印字後はフラットにしている。
特許文献1に記載された記録方法は、インク受容層の厚みが異なる記録媒体を用いて、インク吸収後の収縮を制御している。しかしながら、印字する環境が高湿度の場合や、低湿度の場合は記録媒体の収縮状態が異なるため、印字後のカール制御が不十分な場合がある。
本発明は上記の問題点を解決する目的でなされたものであり、両面にインク受容層を設けた記録媒体を用いて、連続両面印刷を行う方法を提供することにある。
上記の目的は、以下の本発明によって達成される。すなわち本発明は、支持体の両面にインク受容層を設けた記録媒体に連続して両面に印字する記録方法で、印字を行う環境の相対湿度に応じて最初に印字する面を選択することを特徴とするインクジェット記録方法である。
本発明のインクジェット両面記録方法を用いることによって以下の効果がある。1、両面印字中の記録媒体の印字カールによる搬送障害や記録ヘッドとの接触を抑制することができる。2、印字する環境によらず印刷物のカールを低減することができる。
以下、好ましい実施の形態をあげて本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の両面印刷の実施形態を示す模式図である。記録媒体は支持体の両面にインク受容層を設けた構成である。記録媒体は一般的に、製造時の巻き取りなどの影響でどちらかの面にカールしている。明確にカールが見えない場合でも、記録媒体の曲げ剛性(ガーレー剛度)を両面について測定すると、曲げる方向よって剛度の差異がある場合がある。その場合はカールと同様とする。図1aに示すように、相対湿度が60%以上の高湿度環境では、カールの凸面に印字するとカールは緩和されて印字後は平らになる。逆に相対湿度60%以上の環境で凹面に印字するとカールはさらに大きくなる。図1bに示すように相対湿度60%未満の低湿度環境で印字を行う場合は、高湿度環境とは反対に凹面に印字するとカールは緩和されて平らになるが、凸面に印字を行うとカールはさらに大きくなる。そのため、本発明では印字する環境の相対湿度によって最初に印字する面を選択する。具体的には相対湿度が60%以上の環境では記録媒体の凸面を先に印字する。相対湿度が60%未満の環境では記録媒体の凹面を先に印字する。
図2は紙の吸湿、放出による構造カールを示す模式図である。紙は環境によって水分を吸収、放出している。紙の片面を乾燥すると乾燥した面は水分を放出して収縮して凹面になる。さらに反対面を乾燥させると反対面も収縮する。両面とも収縮した結果、紙は平らになる。逆に紙の片面に湿度を与えると伸びて凸面になる。さらに反対面にも湿度を与えると反対面も伸びて紙は平らになる。
図3は本発明の記録方法における第1面印字中の記録媒体のカール量変化を示す模式図である。図3aに示すように、高湿度環境で凸面に印字すると、印字直後の記録媒体はカール量が減少して平らになる。凹面に印字するとカール量が大きくなる。その理由について以下のように推測している。
高湿度環境に暴露することによって、支持体および表裏のインク受容層は吸湿して製造直後よりも伸びている。印字面のインク受容層は、インク吸収を吸収して伸びるが、直ぐにインクの拡散、蒸発が発生して収縮する。印字面のインク受容層は伸びて収縮するが、支持体と非印字面のインク受容層は伸びているので印字面は相対的に収縮している。その結果、上記のカール変化が生じている。
ここで、インク吸収によるインク受容層の伸び縮みは印字直後から発生するが、インク受容層から支持体への浸透は通常は遅いため、支持体のインク吸収による伸び縮みは印刷時のカールには影響しない。
図3bに示すように、低湿度環境では高湿度環境とは印字後カールの挙動が逆になる。凹面に印字すると記録媒体はカール量が減少して平らになる。凸面に印字するとさらにカールは大きくなる。
低湿環境に記録媒体を暴露することによって、支持体および表裏のインク受容層は水分を放出して製造時よりも縮んでいる。印字した側の受容層はインク吸収によって伸びるが、直ぐにインクの拡散、蒸発が発生して収縮する。印字面のインク受容層は伸びて収縮するが、支持体と非印字面のインク受容層は収縮しているので相対的に印字面が伸びている。その結果、上記のカール変化が生じている。
紙の水分量の環境変化は空気中の水分量や温度ではなく、環境の相対湿度に依存している。紙の製造環境の湿度よりも高い湿度環境では紙の水分量は増加する。逆に製造時の湿度よりも低い湿度環境では紙の水分量は減少する。紙は抄造および塗工後は相対湿度55−65%で調整されているので、相対湿度60%を基準として、その湿度より相対湿度が高い環境と同低い環境に分けて印字面の選択を行うことができる。
以下、本発明にかかる記録媒体の各構成材料等について更に詳細に説明する。
本発明で用いる記録媒体は支持体上にインク受容層を設けた塗工紙である。光沢性を求める場合は、インク受容層に表面の平滑化処理を行うことや、インク受容層の上に光沢発現層を設けることもできる。インク受容層は支持体の両面に形成されることが好ましい。
(支持体)
本発明の記録媒体の基材としては、適度のサイジングを施した紙、無サイズ紙、ポリエチレン等を用いたレジンコート紙などの紙類、熱可塑性フィルムのようなシート状物質及び布帛が使用でき、特に制限はない。熱可塑性フィルムの場合はポリエステル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリカーボネートなどの透明フィルムを用いることができる。また、無機粒子の充填または微細な発泡による不透明化したシートを用いることもできる。支持体の坪量は40〜300g/m2が好ましいが、特に制限されるものではない。
本発明の記録媒体の基材としては、適度のサイジングを施した紙、無サイズ紙、ポリエチレン等を用いたレジンコート紙などの紙類、熱可塑性フィルムのようなシート状物質及び布帛が使用でき、特に制限はない。熱可塑性フィルムの場合はポリエステル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリカーボネートなどの透明フィルムを用いることができる。また、無機粒子の充填または微細な発泡による不透明化したシートを用いることもできる。支持体の坪量は40〜300g/m2が好ましいが、特に制限されるものではない。
紙基材としては、LBKP、NBKP等の化学パルプ、GP、PGW、RMP、TMP、CTMP、CMP、CGP等の機械パルプ、DIP等の古紙パルプ、等の木材パルプ、ケナフ、バガス、コットン等の非木材パルプ、と従来公知の顔料を主成分として、バインダー及びサイズ剤や定着剤、歩留まり向上剤、カチオン化剤、紙力増強剤等の各種添加剤を1種以上用いて混合し、長網抄紙機、円網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機等の各種装置で製造された原紙、更に原紙に、澱粉、ポリビニルアルコール等でのサイズプレスやアンカーコート層を設けた原紙の中で選択して用いることができる。平坦化をコントロールする目的で、マシンカレンダー、TGカレンダー、ソフトカレンダー等のカレンダー装置を使用しても良い。
(インク受容層)
インク受容層は無機顔料とバインダーを主成分とする多孔質層である。本発明で用いる無機顔料としては、例えば、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、ケイソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、合成非晶質シリカ、コロイダルシリカ、アルミナ、アルミナ水和物、水酸化アルミニウム、リトポン、ゼオライト、加水ハロサイト、水酸化マグネシウム等があり、1種類または2種類以上を自由に選択して用いることができる。また、スチレン系プラスチックピグメント、アクリル系プラスチックピグメント、ポリエチレン、マイクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂等の有機顔料を併用することも可能である。
インク受容層は無機顔料とバインダーを主成分とする多孔質層である。本発明で用いる無機顔料としては、例えば、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、ケイソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、合成非晶質シリカ、コロイダルシリカ、アルミナ、アルミナ水和物、水酸化アルミニウム、リトポン、ゼオライト、加水ハロサイト、水酸化マグネシウム等があり、1種類または2種類以上を自由に選択して用いることができる。また、スチレン系プラスチックピグメント、アクリル系プラスチックピグメント、ポリエチレン、マイクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂等の有機顔料を併用することも可能である。
本発明のインク受容層のバインダーとしては、下記に挙げる水溶性高分子の中から自由に選択することができる。例えば、ポリビニルアルコール又はその変性体(カチオン変性、アニオン変性、シラノール変性)、澱粉又はその変性体(酸化、エーテル化)、ゼラチン又はその変性体、カゼイン又はその変性体、カルボキシメチルセルロース、アラビアゴム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等のセルロース誘導体、SBRラテックス、NBRラテックス、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等の共役ジエン系共重合体ラテックス、官能基変性重合体ラテックス、エチレンー酢酸ビニル系共重合体等のビニル系共重合体ラテックス、水性ウレタン系重合体、ポリビニルピロリドン、無水マレイン酸又はその共重合体、アクリル酸エステル共重合体、メタクリル酸エステル共重合体等を用いることが好ましい。これらのバインダーは、単独で或いは複数種混合して用いることができる。前記した多孔質無機顔料とバインダーとの混合比は、顔料100質量部に対して5から70部とすることが好ましい。バインダー量が上記範囲よりも少ない場合は、インク受容層の機械的強度が不足してクラックや粉落ちが発生する恐れがあり、バインダー量が上記範囲よりも多い場合は、インク受容層のインク吸収性が低下する恐れがある。
本発明の記録媒体ではさらに、必要に応じてカチオン性ポリマーを添加することができる。好ましいカチオン性ポリマーとしては、例えば、4級アンモニウム塩、ポリアミン、アルキルアミン、ハロゲン化第4級アンモニウム塩、カチオン性ウレタン樹脂、変性PVA、アミン・エピクロルヒドリン重付加体、ジハライド・ジアミン重付加体、ポリアミジン、ビニル(共)重合体、ポリジアリルジメチルアンモニウムクロライド、ポリメタクリロイルオキシエチル−β−ヒドロキシエチルジメチルアンモニウムクロライド、ポリエチレンイミン、ポリアリルアミン及びその誘導体、ポリアミド−ポリアミン樹脂、カチオン化澱粉、ジシアンジアミドホルマリン縮合物、ジメチル−2−ヒドロキシプロピルアンモニウム塩重合物、ポリアミジン、ポリビニルアミン、ジシアン系カオチン樹脂、ポリアミン系カオチン樹脂、エピクロルヒドリン−ジメチルアミン付加重合物、ジメチルジアリンアンモニウムクロリド−SO2共重合物、ジアリルアミン塩−SO2共重合物、第4級アンモニウム塩基置換アルキル基をエステル部分に有する(メタ)アクリレート含有ポリマー、第4級アンモニウム塩基置換アルキル基を有するスチリル型ポリマー、ポリアミド系樹脂、ポリアミドエピクロロヒドリン系樹脂、ポリアミドポリアミンエピクロロヒドリン系樹脂等の材料の中から適宜に選択して用いることができる。
本発明では、上記したインク受容層や表面層の構成材料に、更に、分散剤、増粘剤、pH調整剤、潤滑剤、流動性変性剤、界面活性剤、消泡剤、耐水化剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤等を、必要に応じて添加することも可能である。
(インク受容層の形成方法)
本発明のインク受容層を有する記録媒体において、支持体上にインク受容層を形成する方法としては、前記した多孔質無機顔料、バインダー及びその他の添加剤等からなる水分散液を作り、該分散液を塗工機で支持体上に塗布、乾燥する方法を用いることができる。この際に用いる塗工方法としては、一般に用いられているブレードコーター、エアナイフコーター、ロールコーターブラッシュコーター、カーテンコーター、バーコーター、グラビアコーター、スプレー装置等による塗工技術を採用することができる。分散液の塗布量は、乾燥固形分換算で、5g/m2以上、50g/m2以下が好ましい。この範囲内であればインク吸収性とコックリングの発生の抑制を満足することができる。より好ましい塗布量の範囲は、7g/m2以上、30g/m2以下である。この範囲内であれば、インク受容層の表面強度を強くすることができる。
本発明のインク受容層を有する記録媒体において、支持体上にインク受容層を形成する方法としては、前記した多孔質無機顔料、バインダー及びその他の添加剤等からなる水分散液を作り、該分散液を塗工機で支持体上に塗布、乾燥する方法を用いることができる。この際に用いる塗工方法としては、一般に用いられているブレードコーター、エアナイフコーター、ロールコーターブラッシュコーター、カーテンコーター、バーコーター、グラビアコーター、スプレー装置等による塗工技術を採用することができる。分散液の塗布量は、乾燥固形分換算で、5g/m2以上、50g/m2以下が好ましい。この範囲内であればインク吸収性とコックリングの発生の抑制を満足することができる。より好ましい塗布量の範囲は、7g/m2以上、30g/m2以下である。この範囲内であれば、インク受容層の表面強度を強くすることができる。
両面にインク受容層を設ける場合は、同じ材料、配合の塗工液を用いることが好ましい。表裏の塗工量の差は、少ない側を基準として多い側が+5%以内が好ましい。これらの範囲内であれば画像形成した時の表裏の濃度差や光沢の差を小さくすることができる。また製造時のカール量を小さくすることができる。
両面にインク受容層を設ける場合は片面ごとにインク受容層を設ける方法と両面同時にインク受容層を設ける方法が用いられる。片面ごとにインク受容層を設ける場合は、2面目に設けるインク受容層の塗工・乾燥条件で最初に設けたインク受容層が乾燥過剰になってカールやクラックが生じる場合がある。乾燥時の風をあてる方法を片面だけにするなどの方法が必要である。
本発明ではインク受容層や光沢発現層を塗工した記録媒体はカール調整処理を用いることができる。カール調整方法は水蒸気などの水分を加える方法、カールしている向きと反対方向に巻く方法などを用いることができる。
本発明ではインク受容層は単層、多層構成のどちらの形態でも用いることができる。また必要に応じてインク受容層の上に光沢発現層を設けることもできる。光沢発現層の材料はインク受容層に用いることができる無機顔料、バインダーなどの中から必要に応じて選択することができ、特に制限はない。
(平滑化処理)
本発明の表面平滑化処理としてはキャスト処理、カレンダー処理などを用いることができる。キャスト処理では直接法、凝固法、再湿潤法(リウェット法)の中で自由に選択して用いることができる。カレンダー処理ではマシンカレンダー、TGカレンダー、ソフトカレンダー等の中で自由に選択して用いることができる。
本発明の表面平滑化処理としてはキャスト処理、カレンダー処理などを用いることができる。キャスト処理では直接法、凝固法、再湿潤法(リウェット法)の中で自由に選択して用いることができる。カレンダー処理ではマシンカレンダー、TGカレンダー、ソフトカレンダー等の中で自由に選択して用いることができる。
(本発明の画像形成方法に使用するインク)
本発明にかかる画像形成方法は、インクの液滴を記録媒体が備えるインク受容層の表面に付与して印字するものであって、記録媒体として、上記した構成の本発明にかかる記録媒体を使用することを特徴とする。この場合に使用するインクは、主として、色剤(染料若しくは顔料)、水溶性有機溶剤及び水を含むものが利用できる。
本発明にかかる画像形成方法は、インクの液滴を記録媒体が備えるインク受容層の表面に付与して印字するものであって、記録媒体として、上記した構成の本発明にかかる記録媒体を使用することを特徴とする。この場合に使用するインクは、主として、色剤(染料若しくは顔料)、水溶性有機溶剤及び水を含むものが利用できる。
染料としては、例えば、直接染料、酸性染料、塩基性染料、反応性染料、食用色素等に代表される水溶性染料を用いることが好ましいが、上記した構成の本発明にかかる記録媒体との組み合わせで、定着性、発色性、鮮明性、安定性、耐光性、その他の要求される性能を満たす画像を与えるものであれば、いずれのものも使用することができる。顔料としては、カーボンブラック等を用いることができる。この場合に顔料インクを調製する方法としては、顔料と分散剤を併用する方法、自己分散型顔料を用いる方法、顔料をマイクロカプセル化する方法等を用いることが可能である。
水溶性染料は、一般に水又は水と水溶性有機溶剤からなる溶媒中に溶解して使用するものであるが、これらの溶媒成分や、上記顔料を分散させる溶媒としては、好ましくは水と水溶性の各種有機溶剤等との混合物を使用する。この際には、インク中の水分含有量が、20質量%以上、90質量%以下の範囲内となるように調整することが好ましい。
又、上記水溶性有機溶剤としては、例えば、メチルアルコール等の炭素数が1から4の範囲のアルキルアルコール類、ジメチルホルムアミド等のアミド類、アセトン等のケトン又はケトンアルコール類、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ポリエチレングリコール等のポリアルキレングリコール類、エチレングリコール等のアルキレン基が2から6個の炭素数を含むアルキレングリコール類、グリセリン、エチレングリコールメチルエーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類等が挙げられる。これらの中から選択された1種または2種以上を選択して組合せて用いることができる。
これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、特にジエチレングリコール等の多価アルコール、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類を用いることが好ましい。多価アルコール類は、インク中の水が蒸発し、水溶性染料が析出することに基づくノズルの目詰まり減少を防止するための潤滑剤としての効果が大きいため、特に好ましい。
インクには可溶化剤を加えることもできる。代表的な可溶化剤としては、含窒素複素環式ケトン類が挙げられるが、その目的とする作用は、水溶性染料の溶媒に対する溶解性を飛躍的に向上させることにある。例えば、N−メチル−2−ピロリドン、1、3−ジメチル−2−イミダゾリジノンが好ましく用いられる。更に、インク特性の改善のために、粘度調整剤、界面活性剤、表面張力調整剤、pH調整剤、比抵抗調整剤等の添加剤を加えて用いることもできる。
(印字方法)
本発明にかかる記録媒体に、上記で説明したようなインクを付与して画像形成を行なう方法としては、インクジェット記録方法が好適である。インクジェット記録方法としては、インクを微細孔(ノズル)より効果的に離脱させて、記録媒体にインクを付与し得る方法であればいかなる方法でもよい。これらの中でも特に、特開昭54−59936号公報に記載されている方法で、熱エネルギーの作用を受けたインクが急激な体積変化を生じ、この状態変化による作用力によって、インクをノズルから吐出させるインクジェット方式を特に有効に使用することができる。
本発明にかかる記録媒体に、上記で説明したようなインクを付与して画像形成を行なう方法としては、インクジェット記録方法が好適である。インクジェット記録方法としては、インクを微細孔(ノズル)より効果的に離脱させて、記録媒体にインクを付与し得る方法であればいかなる方法でもよい。これらの中でも特に、特開昭54−59936号公報に記載されている方法で、熱エネルギーの作用を受けたインクが急激な体積変化を生じ、この状態変化による作用力によって、インクをノズルから吐出させるインクジェット方式を特に有効に使用することができる。
以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。実施例、比較例の評価は以下の方法で行った。
<白紙カール評価>
210mm×297mmの大きさの記録媒体を平らな台の上に1時間静置して、ハイトゲージで四隅の反り量を測定した。最大の反り量を白紙カールとした。
210mm×297mmの大きさの記録媒体を平らな台の上に1時間静置して、ハイトゲージで四隅の反り量を測定した。最大の反り量を白紙カールとした。
<第1面印字直後のカール評価、両面印字特性>
インクジェットプリンターMP960(商品名、キヤノン社製)を記録装置として用いた。各色の印字デューティが60%になるように記録媒体に印字した。印字デューティが60%の意味はベタ印字を基準にして60%のドット数を印字するものである。プリンターから記録媒体が排出された直後のカール量を白紙カールと同じ方法で測定した。
インクジェットプリンターMP960(商品名、キヤノン社製)を記録装置として用いた。各色の印字デューティが60%になるように記録媒体に印字した。印字デューティが60%の意味はベタ印字を基準にして60%のドット数を印字するものである。プリンターから記録媒体が排出された直後のカール量を白紙カールと同じ方法で測定した。
同じプリンターを用いて、各色の印字デューティが60%の印字を両面に連続して行った。第2面印字の搬送時のジャムや記録ヘッドと記録媒体の接触による汚れを調べた。
画像形成に用いたインク、染料は下記に示すものである。
水性インク組成(合計100部)(「サーフィノール」は登録商標)
・下記染料 3部
・界面活性剤(サーフィノール465、日信化学社製) 1部
・ジエチレングリコール 5部
・ポリエチレングリコール 10部
・イオン交換水 残部
染料(インク染料)
Y:C.I.ダイレクトイエロー86
M:C.I.アシッドレッド35
C:C.I.ダイレクトブルー199
Bk:C.I.フードブラック2
(実施例1)
<支持体>
カナダ標準濾水度380mlの広葉樹さらしクラフトパルプ60部とカナダ標準濾水度420mlのLBKP20部を原料パルプとした。前記原料パルプ100質量部に対して、軽質炭酸カルシウム填料を10質量部、カオリン填料を3質量部、アルキルケテンダイマー(AKD)内添サイズ剤を0.1質量混合して抄紙原料とした。
水性インク組成(合計100部)(「サーフィノール」は登録商標)
・下記染料 3部
・界面活性剤(サーフィノール465、日信化学社製) 1部
・ジエチレングリコール 5部
・ポリエチレングリコール 10部
・イオン交換水 残部
染料(インク染料)
Y:C.I.ダイレクトイエロー86
M:C.I.アシッドレッド35
C:C.I.ダイレクトブルー199
Bk:C.I.フードブラック2
(実施例1)
<支持体>
カナダ標準濾水度380mlの広葉樹さらしクラフトパルプ60部とカナダ標準濾水度420mlのLBKP20部を原料パルプとした。前記原料パルプ100質量部に対して、軽質炭酸カルシウム填料を10質量部、カオリン填料を3質量部、アルキルケテンダイマー(AKD)内添サイズ剤を0.1質量混合して抄紙原料とした。
前記抄紙原料を用いて長網抄紙機を使用して坪量150g/m2に調整して抄紙した。さらに金属ロールとD硬度が85°である樹脂ロールからなるスーパーカレンダーを用いて、金属ロール温度70℃、線圧200Kg/cmで表面を平滑化して支持体を得た。
<インク受容層>
無機顔料として特許第2714352号公報の実施例1に記載されているベーマイト構造のアルミナ水和物用いた。バインダーとしてポリビニルアルコール(PVA117、商品名、クラレ社製)を用いた。アルミナ水和物とポリビニルアルコールを乾燥固形分比で100:10で混合した固形分濃度20質量%の塗工用分散液を作成した。
無機顔料として特許第2714352号公報の実施例1に記載されているベーマイト構造のアルミナ水和物用いた。バインダーとしてポリビニルアルコール(PVA117、商品名、クラレ社製)を用いた。アルミナ水和物とポリビニルアルコールを乾燥固形分比で100:10で混合した固形分濃度20質量%の塗工用分散液を作成した。
前記塗工用分散液を支持体の片面上に乾燥固形分で30g/m2の量をバーで塗工した。ドライオーブンに入れて100℃、5分間加熱、乾燥して表面のインク受容層を形成した。その後反対面に同じ塗工用分散液を乾燥固形分で30g/m2の量をバーで塗工した。ドライオーブンで120℃、2分間加熱して裏面のインク受容層を形成して実施例1の記録媒体を得た。記録媒体の評価は297mm×210mmの大きさに裁断して行った。
<評価>
印字前の白紙カールは表面層側を凹面に2mmのカールであった。30℃、80%RHの環境に5分間放置してから記録媒体の凸面に印字を行ってカールを測定した。印字後の記録媒体は平らでカール量は0mmであった。凸面を第1印字面にして両面の連続印字を行った。搬送時のジャムや記録媒体の汚れはなかった。
印字前の白紙カールは表面層側を凹面に2mmのカールであった。30℃、80%RHの環境に5分間放置してから記録媒体の凸面に印字を行ってカールを測定した。印字後の記録媒体は平らでカール量は0mmであった。凸面を第1印字面にして両面の連続印字を行った。搬送時のジャムや記録媒体の汚れはなかった。
15℃、10%RHの環境に5分間放置してから記録媒体の凹面に印字を行ってからカールを測定した。印字後の記録媒体は平らでカール量は0mmであった。凹面を第1印字面にして両面の連続印字を行った。搬送時のジャムや記録媒体の汚れはなかった。
(比較例1)
実施例1の記録媒体を用いた。30℃、80%RHの環境に5分間放置してから記録媒体の凹面に印字を行ってカールを測定した。印字後のカール量は増加して10mmであった。凹面を第1印字面にして両面の連続印字を行った。記録用紙の一つの角に記録ヘッドとの接触による汚れ付着が発生した。
実施例1の記録媒体を用いた。30℃、80%RHの環境に5分間放置してから記録媒体の凹面に印字を行ってカールを測定した。印字後のカール量は増加して10mmであった。凹面を第1印字面にして両面の連続印字を行った。記録用紙の一つの角に記録ヘッドとの接触による汚れ付着が発生した。
15℃、10%RHの環境に5分間放置してから記録媒体の凸面に印字を行ってからカールを測定した。印字後カール量は増加して12mmであった。両者とも平らな台の上に置くとカールが大きいことは判別できる。凸面を第1印字面にして両面の連続印字を行った。記録用紙の一つの角に記録ヘッドとの接触による汚れ付着が発生した。
(実施例2、比較例2)
実施例1のアルミナ水和物の代わりに気相法シリカ(レオロシール200、「レオロシール」は登録商標、トクヤマ社製)を用いた。気相法シリカとポリビニルアルコール、カチオン性樹脂としてポリアリルアミン(PAA−HCL−10L、商品名、日東紡社製)を乾燥固形分換算で100:20:10で混合した固形分濃度7質量%の塗工用分散液を作成した。実施例1と同じ支持体を用いて、実施例1と同じ方法で支持体の両面にインク受容層を形成した。
実施例1のアルミナ水和物の代わりに気相法シリカ(レオロシール200、「レオロシール」は登録商標、トクヤマ社製)を用いた。気相法シリカとポリビニルアルコール、カチオン性樹脂としてポリアリルアミン(PAA−HCL−10L、商品名、日東紡社製)を乾燥固形分換算で100:20:10で混合した固形分濃度7質量%の塗工用分散液を作成した。実施例1と同じ支持体を用いて、実施例1と同じ方法で支持体の両面にインク受容層を形成した。
実施例1と同じ方法で白紙カール量を測定すると6mmであった。30℃、80%RHの環境で実施例1と同様に記録媒体の凸面に印字した。印字後のカール量は3mmであった。凸面を第1印字面として両面の連続印字を行った。搬送時のジャムや記録媒体の汚れはなかった。15℃、10%RHの環境で実施例1と同様に記録媒体の凹面に印字をした。印字後のカール量は3mmであった。凹面を第1印字面にして両面の連続印字を行った。搬送時のジャムや記録媒体の汚れはなかった。
30℃、80%RHの環境で実施例1と同様に記録媒体の凹面に印字した。印字後のカール量は増加して15mmであった。凹面を第1印字面にして両面の連続印字を行った。記録用紙の一つの辺に記録ヘッドとの接触による汚れ付着が発生した。15℃、10%RHの環境で実施例1と同様に記録媒体の凸面に印字をした。印字後のカール量は増加して18mmであった。凸面を第1印字面として両面の連続印字を行った。記録用紙の一つの辺に記録ヘッドとの接触による汚れ付着が発生した。
(実施例3、比較例3)
実施例1のインク受容層の代わりに多孔質シリカ(カープレックスBS−312AM、「カープレックス」は登録商標、エボニック社製)とポリビニルアルコール、カチオン性樹脂としてポリアリルアミン(PAA−HCL−10L、商品名、日東紡社製)を乾燥固形分換算で100:40:10で混合した固形分濃度30質量%の塗工用分散液を用いた。実施例1と同じ支持体を用いて、実施例1と同じ方法で支持体の両面にインク受容層を形成した。
実施例1のインク受容層の代わりに多孔質シリカ(カープレックスBS−312AM、「カープレックス」は登録商標、エボニック社製)とポリビニルアルコール、カチオン性樹脂としてポリアリルアミン(PAA−HCL−10L、商品名、日東紡社製)を乾燥固形分換算で100:40:10で混合した固形分濃度30質量%の塗工用分散液を用いた。実施例1と同じ支持体を用いて、実施例1と同じ方法で支持体の両面にインク受容層を形成した。
前記多孔質シリカをビーズミルで粒子径が100nmまで粉砕した無機顔料を100部、バインダーとしてシラノール変性ポリビニルアルコール(R−1130、商品名、クラレ社製)を20部、離型剤としてノニオン性オレイン酸乳化物1部を水に添加、調合して光沢層用の分散液を得た。前記光沢層用分散液をエアナイフコーターで絶乾塗工量が10g/m2となるように上記インク受理層上に塗工し、表面温度が100℃に保たれた鏡面ロールに10秒圧接・乾燥して直接法キャストコーティング法により光沢発現層を得た。表面の光沢発現層を形成した後で裏面も同様に光沢発現層を形成した。
実施例1と同じ方法で白紙カール量を測定すると5mmであった。30℃、80%RHの環境で実施例1と同様に記録媒体の凸面に印字した。印字後のカール量は2mmであった。凸面を第1印字面として両面の連続印字を行った。搬送時のジャムや記録媒体の汚れはなかった。15℃、10%RHの環境で実施例1と同様に記録媒体の凹面に印字をした。印字後のカール量は2mmであった。凹面を第1印字面にして両面の連続印字を行った。搬送時のジャムや記録媒体の汚れはなかった。
30℃、80%RHの環境で実施例1と同様に記録媒体の凹面に印字した。印字後のカール量は増加して18mmであった。凹面を第1印字面として両面の連続印字を行った。カール量が大きいためジャムが発生して搬送できなかった。15℃、10%RHの環境で実施例1と同様に記録媒体の凸面に印字をした。印字後のカール量は増加して20mmであった。凸面を第1印字面として両面の連続印字を行った。カール量が大きいためジャムが発生して搬送できなかった。
(実施例4、比較例4)
実施例1の支持体の両面を、14重量%のアナターゼ型二酸化チタン含有する40μmのポリエチレン層で被覆した。さらにコロナ放電処理を行った。実施例1と同じ材料を用いて実施例1と同じ方法でインク受容層を支持体の両面に形成した。
実施例1の支持体の両面を、14重量%のアナターゼ型二酸化チタン含有する40μmのポリエチレン層で被覆した。さらにコロナ放電処理を行った。実施例1と同じ材料を用いて実施例1と同じ方法でインク受容層を支持体の両面に形成した。
実施例1と同じ方法で白紙カール量を測定すると6mmであった。30℃、80%RHの環境で実施例1と同様に記録媒体の凸面に印字した。印字後のカール量は4mmであった。凸面を第1印字面として両面の連続印字を行った。搬送時のジャムや記録媒体の汚れはなかった。15℃、10%RHの環境で実施例1と同様に記録媒体の凹面に印字をした。印字後のカール量は4mmであった。凹面を第1印字面として両面の連続印字を行った。搬送時のジャムや記録媒体の汚れはなかった。
30℃、80%RHの環境で実施例1と同様に記録媒体の凹面に印字した。印字後のカール量は増加して13mmであった。凹面を第1印字面にして両面の連続印字を行った。記録用紙の一つの角に記録ヘッドとの接触による汚れ付着が発生した。15℃、10%RHの環境で実施例1と同様に記録媒体の凸面に印字をした。印字後のカール量は増加して15mmであった。凸面を第1印字面にして両面の連続印字を行った。記録用紙の一つの角に記録ヘッドとの接触による汚れ付着が発生した。
(実施例5、比較例5)
実施例4と同じ支持体を用いた。実施例2と同じ材料を用いて実施例2と同じ方法でインク受容層を支持体の両面に形成した。
実施例4と同じ支持体を用いた。実施例2と同じ材料を用いて実施例2と同じ方法でインク受容層を支持体の両面に形成した。
実施例1と同じ方法で白紙カール量を測定すると5mmであった。30℃、80%RHの環境で実施例1と同様に記録媒体の凸面に印字した。印字後のカール量は1mmであった。凸面を第1印字面として両面の連続印字を行った。搬送時のジャムや記録媒体の汚れはなかった。15℃、10%RHの環境で実施例1と同様に記録媒体の凹面に印字をした。印字後のカール量は1mmであった。凹面を第1印字面として両面の連続印字を行った。搬送時のジャムや記録媒体の汚れはなかった。
30℃、80%RHの環境で実施例1と同様に記録媒体の凹面に印字した。印字後のカール量は増加して14mmであった。凹面を第1印字面にして両面の連続印字を行った。記録用紙の一つの角に記録ヘッドとの接触による汚れ付着が発生した。15℃、10%RHの環境で実施例1と同様に記録媒体の凸面に印字をした。印字後のカール量は増加して16mmであった。凸面を第1印字面にして両面の連続印字を行った。記録用紙の一つの角に記録ヘッドとの接触による汚れ付着が発生した。
Claims (4)
- 支持体の両面にインク受容層を設けた記録媒体に印字する記録方法で、印字を行う環境の相対湿度に応じて最初に印字する面を選択することを特徴とするインクジェット記録方法。
- 相対湿度が60%以上の環境では記録媒体の凸面を最初に印字する面とすることを特徴とする請求項1のインクジェット記録方法。
- 相対湿度が60%未満の環境では記録媒体の凹面を最初に印字する面とすることを特徴とする請求項1のインクジェット記録方法。
- 記録媒体の両面に連続して印字することを特徴とする請求項1のインクジェット記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009242346A JP2011088317A (ja) | 2009-10-21 | 2009-10-21 | インクジェット両面記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009242346A JP2011088317A (ja) | 2009-10-21 | 2009-10-21 | インクジェット両面記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011088317A true JP2011088317A (ja) | 2011-05-06 |
Family
ID=44107037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009242346A Pending JP2011088317A (ja) | 2009-10-21 | 2009-10-21 | インクジェット両面記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011088317A (ja) |
-
2009
- 2009-10-21 JP JP2009242346A patent/JP2011088317A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009107256A (ja) | インクジェット記録媒体及び該インクジェット記録媒体を用いたインクジェット記録方法 | |
US11007807B2 (en) | Printable recording media | |
EP2055498B1 (en) | Inkjet-recording medium and inkjet-recording method using same | |
US20040185193A1 (en) | Ink-jet recording sheet | |
JP5324186B2 (ja) | インクジェット記録用紙 | |
JP4098267B2 (ja) | インクジェット用記録シート | |
JP2004276519A (ja) | 両面インクジェット記録用シートおよびその使用 | |
JP4560555B2 (ja) | インクジェット記録シート及びその製造方法 | |
JP2002219851A (ja) | インクジェット記録媒体及びその製造方法 | |
JP2011088317A (ja) | インクジェット両面記録方法 | |
JP3756011B2 (ja) | インクジェット記録シート | |
JP3988581B2 (ja) | インクジェット記録シートの製造方法 | |
JP2000263926A (ja) | インクジェット記録用紙 | |
JP2006248121A (ja) | インクジェット記録用シート | |
JP3976144B2 (ja) | インクジェット記録媒体 | |
JP3996019B2 (ja) | インクジェット用記録シートの製造方法 | |
JP2007296649A (ja) | インクジェット記録用紙 | |
JP6890462B2 (ja) | 印刷用塗工紙 | |
JP2006256020A (ja) | インクジェット記録媒体 | |
JP2006198856A (ja) | インクジェット記録用紙 | |
JP2007168378A (ja) | 被記録媒体、及び該被記録媒体を用いた画像形成方法 | |
JP2006264226A (ja) | インクジェット記録媒体及びインクジェット記録方法 | |
JP2011051309A (ja) | インクジェット記録媒体の製造方法、及びインクジェット記録媒体 | |
JP4039078B2 (ja) | 印刷校正用インクジェット記録媒体の製造方法 | |
JP2005280095A (ja) | インクジェット記録用紙 |