JP2011087734A - フォームチャンバ - Google Patents

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Abstract

【課題】遮断部材がタンク内圧や地震等の揺れによる外力によって破損することがなく、又、遮断部材が遮断位置から意図せず外れたとしても、遮断部材を遮断位置に確実に戻すことができるフォームチャンバを得る。
【解決手段】発泡器と、貯蔵タンク内に発泡器で発泡された消火用泡を放出する泡放出口と、発泡器と泡放出口の間に介在する遮断部7を備えているフォームチャンバ1において、遮断部7は、金属製等の非破壊性の弁体10を含む弁機構であって、逆止弁式の弁機構を備え、弁機構は、弁体10を遮断位置と開放位置の間で一定の軌道に沿って移動させる移動機構を含んでいる。
【選択図】図3

Description

この発明は、泡消火設備に用いられるフォームチャンバに関する。
石油等の危険物を貯蔵する貯蔵タンクが備えた各種施設等には一般に泡消火設備が設けられているが、その様な泡消火設備において貯蔵タンクに固定して設けられる所謂フォームチャンバを備えているものがある。
フォームチャンバは、発泡器と、貯蔵タンク内に発泡器で発泡された消火用泡を放出する泡放出口を備え、発泡器の一次側が泡水溶液の供給管に接続されると共に泡放出口が貯蔵用タンクに接続されて設けられるものである。
このフォームチャンバは、一般に、常時は石油等の危険物の気化ガス等が貯蔵タンク内からフォームチャンバを通じて漏れ出ない様にしつつ、火災時は供給管から供給される泡水溶液を消火用泡にして貯蔵タンク内に放出することができる様にするために、常時は発泡器と泡放出口の間を遮断し、火災時はその間を連通させる遮断手段を備えている。
前記の遮断手段としては、例えば実公昭57−42454号公報(特許文献1)に記載の封板状ガラス体による技術の様に、ガラス製の板体を利用して、常時はそのガラス製の板体により発泡器と泡放出口の間を遮断し、火災時は消火用泡の圧力でそのガラス製の板体を破壊して発泡器と泡放出口の間を連通させる技術を用いるのが一般的であるが、この技術の場合、板体がガラス製であることから、貯蔵タンクの内圧の上昇や、地震等の揺れによる外力によって、意図せず板体が破壊されてしまう可能性があり、石油等の危険物の気化ガス等が貯蔵タンク内からフォームチャンバを通じて漏れ出てしまう可能性があるという問題がある。
そこで、例えば実公昭57−50051号公報(特許文献2)に記載の金属製等の非破壊性の封板による遮断手段の技術の様に、ガラス製のものに代えて金属製等の破壊され難い材質の板体を利用し、常時はその破壊され難い材質の板体で発泡器と泡放出口の間を遮断して、その板体が意図せず破壊されるのを防ぎ、火災時は消火用泡の圧力で板体を破壊するのではなく、それを浮動させて開方向に移動させ、それにより発泡器と泡放出部を連通させる技術が提案されている。
実公昭57−42454号公報 実公昭57−50051号公報
しかしながら、前記の非破壊性の板体による遮断手段の技術の場合、例えば直下型地震等による縦方向の強い外力を受けると、板体は遮断位置から外れてしまう可能性があるが、板体は遮断位置から外れれば移動フリーになっており、板体を遮断位置に戻す機構は備えてはおらず、遮断位置から外れた板体が確実に遮断位置に戻る構成にはなっていない。即ち、前記の非破壊性の板体による遮断手段の技術には、板体が意図せず遮断位置から外れてしまう可能性があり、そうなってしまうと板体は遮断位置には戻らずに外れたままになってしまう可能性があり、この技術にも石油等の危険物の気化ガス等が貯蔵タンク内からフォームチャンバを通じて漏れ出てしまう可能性があるという問題がある。
又、前記の非破壊性の板体による遮断手段の技術の場合、前記の通り板体は遮断位置から外れれば移動フリーになっており、消火用泡の圧力により遮断位置から外れて開方向に移動した後でも、消火用泡の圧力の低下等により閉方向へ移動してしまう可能性のあるものとなっている。即ち、前記の非破壊性の板体による遮断手段の技術には、消火用泡の放出中に板体の開度が変化してしまう可能性があり、消火用泡の通路が不安定なものになってしまう可能性があり、それが発泡性能に悪く影響し、消火用泡が規定の倍率から変化してしまう可能性があるという問題がある。
この発明は、前記の事情に鑑み、発泡器と泡放出口の間の遮断部材として破壊され難い非破壊性の材質のものを利用していながら、遮断部材が遮断位置から意図せず外れたとしても、遮断部材を遮断位置に確実に戻すことができるフォームチャンバを得ることを目的とし、又、発泡器と泡放出口の間の遮断部材として破壊され難い非破壊性の材質のものを利用していながら、遮断部材が所定の開放位置まで移動したら、その開度が変化しない様にできるフォームチャンバを得ることを目的とする。
この発明は、危険物が貯蔵され、大気圧以上の内圧の貯蔵タンクに設けられる泡消火設備に用いられ、発泡器と、前記貯蔵タンク内に前記発泡器で発泡された消火用泡を放出する泡放出口と、前記発泡器と前記泡放出口の間に介在する遮断部を備えているフォームチャンバにおいて、前記遮断部は、金属製等の非破壊性の弁体を含む弁機構であって、常時は前記弁体を前記発泡器と前記泡放出口の間を遮断する遮断位置に位置させて、前記泡放出口側から前記発泡器側への流れを遮断し、火災時は消火用泡の圧力によって前記弁体を前記発泡器と前記泡放出口の間を連通させる開放位置に位置させて、前記発泡器側から前記泡放出口側への流れを許容する逆止弁式の弁機構を備えており、前記弁機構は、前記弁体を前記遮断位置と前記開放位置の間で一定の軌道に沿って移動させる移動機構を含むことを特徴とするフォームチャンバである。
又、この発明は、前記弁機構は、前記弁体を所定の前記開放位置に保持して、前記弁体の開度を一定に保持する保持手段を含むことを特徴とするフォームチャンバである。
又、この発明は、前記移動機構は、前記弁体が移動する時に、弁体の脱落を防止することを特徴とするフォームチャンバである。
又、この発明は、前記弁機構は、前記弁体を常時閉方向に付勢する付勢部材を含むことを特徴とするフォームチャンバである。
又、この発明は、前記弁体の表面に腐食を防止し、且つ固着を防止するコーティング層が形成されていることを特徴とするフォームチャンバである。
尚、前記移動機構は前記弁体に対し垂直に設けられたガイド部材により前記弁体を前記遮断位置と前記開放位置の間で垂直移動させるものとすることができ、前記移動機構は前記弁体に対し水平のスイング軸により前記弁体を前記遮断位置と前記開放位置の間でスイング移動させるものとすることができ、前記保持手段は前記弁体を所定の開放位置で停止させる停止部に磁着させる磁石を利用したものとすることができ、前記保持手段は前記スイング軸と前記軸支部間に設けられたラッチ機構を利用したものとすることができ、前記保持手段は、前記弁体に対し垂直に形成された貫通孔とその貫通孔に挿通されて設けられたガイド部材の間に設けられ、前記貫通穴を画定する前記弁体の内端面に形成された弁体側凹部内に位置し、ガイド部材の外周に装着されて、ガイド部材を締め付ける方向に常時バネ力を作用させるリングスプリングであって、前記弁体が前記ガイド部材に沿って前記開放位置に移動したときに、前記弁体側凹部内に部分的に位置しながら、前記ガイド部材の外側面に形成されたガイド部材側凹部内にも部分的に位置するリングスプリングを利用したものとすることができる。
この発明は、発泡器と泡放出口の間を遮断する部材として金属製等の非破壊性の材質の弁体を利用するものであるが、弁体を遮断位置と開放位置との間で一定の軌道に沿って移動させる移動機構を備えていることで、弁体が意図せず遮断位置から外れたとしても、その移動機構によって弁体を確実に遮断位置に戻すことができるものとなっている。
したがって、この発明によれば、発泡器と泡放出口の間の遮断部材として破壊され難い材質のものを利用しているので、タンク内圧の上昇や、地震等の揺れによる外力によって破損することがなく、遮断部材が遮断位置から意図せず外れたとしても、遮断部材を遮断位置に確実に戻すことができるフォームチャンバを得ることができる。
又、この発明は、弁体を所定の開放位置に保持して、弁体の開度を一定に保持する保持手段を含むものとすることで、発泡器と泡放出口の間を遮断する部材として金属製等の非破壊性の材質の弁体を利用していながら、弁体が所定の開放位置まで移動したら、その開度が変化しない様にすることができる。
したがって、この発明によれば、発泡器と泡放出部の間の遮断部材として破壊され難い材質のものを利用していながら、遮断部材が所定の開放位置まで移動したら、その開度が変化しない様にできるフォームチャンバを得ることができる。
この発明のフォームチャンバが貯蔵タンクに設置されている状態を示した側面図である。 この発明のフォームチャンバ(第1の実施の形態)の遮断部等の要部を示したもので、弁体が閉止位置にある時の断面図である。 同上を示したもので、弁体が開放位置にある時の断面図である。 同上のコーティング層が形成される弁体部分を拡大して示したもので、弁体が閉止位置にある時の断面図である。 この発明のフォームチャンバ(第2の実施の形態)の遮断部等の要部を示したもので、弁体が閉止位置にある時の断面図(部分拡大図含む)である。 同上を示したもので、弁体が開放位置にある時の断面図である。 同上の弁体の移動機構部分を拡大して示したもので、弁体が閉止位置にある時の断面図である。 同上の弁体の移動機構部分を拡大して示したもので、弁体が閉止位置にある時の図7とは異なる面の断面図である。 この発明のフォームチャンバ(第3の実施の形態)の遮断部等の要部を示したもので、弁体が閉止位置にある時の断面図(部分拡大図含む)である。 同上を示したもので、弁体が開放位置にある時の断面図である。 図9のA−A線矢視図である。 同上の弁体の移動機構部分を拡大して示したもので、(a)が弁体が閉止位置にある時と開放位置にある時双方の断面図で、(b)が一部部材(リングスプリング)のみを示した平面図である。
先ず、この発明の第1の実施の形態を図1乃至4に基づき説明する。
フォームチャンバ1は泡消火設備に用いられるものであり、図1に示される様に、基端部側に発泡器2を有する筒状の本体3と、泡放出口4aを有する泡室4を備えており、本体3の基端部3bが泡水溶液の供給管Pに接続され、泡室4の泡放出口4aが石油等の危険物が貯蔵される貯蔵タンクTに接続されるものとなっており、供給管Pから本体3に供給される泡水溶液を発泡器2によって消火用泡にして、泡室4を経て泡放出口4aから貯蔵タンクT内に放出できるものとなっている。尚、2aは発泡器2の泡水溶液の発泡に必要な空気の取込口であり、4bは泡放出口4aの前方に貯蔵タンクT内に位置して設けられたデフレクタである。
又、フォームチャンバ1は貯蔵タンクTに固定して設けられるものであるが、本実施の形態においては、図1に示される様に、貯蔵タンクTの外壁に沿って縦方向に延在する供給管Pの上方に本体3が縦方向に接続されて貯蔵タンクTの上部に固定して設けられるものとなっている。
図2及び3に示される様に、本体3の先端部側が泡室4内に貫入されており、泡室4内に位置する本体3の先端流出口6に遮断部7が設けられている。
遮断部7は、例えば金属製等の破壊され難い材質の非破壊性の弁体10と、本体3の先端流出口6の口縁部に設けられた弁座11からなる弁機構を備えているが、この弁機構は、常時は、図2に示される様に、弁体10を弁座11に着座させて先端流出口6を閉止し、発泡器2と泡放出口4aの間を遮断する遮断位置に位置させて、泡放出口4a側から発泡器2側への流れ、具体的には泡貯蔵タンクT内の危険物の気化ガス等の流れを遮断し、火災時は、発泡器2で発泡された消火用泡の圧力によって弁体10を開方向に移動させて、弁座11から離間させ、先端流出口6を開放し、図3に示される様に、弁体10を発泡器2と泡放出口4aの間を連通させる開放位置に位置させて、発泡器2側から泡放出口4a側への流れ、具体的には消火用泡等の流れを許容する逆止弁式の機構となっている。尚、弁体10としては、鉄やステンレス鋼等の金属材料で形成したものを用いることができるが、金属材料のものに限らず、強化ガラスや強化プラスチック等で形成したものを用いてもよい。
遮断部7の弁機構において、弁体10は、常時はその自重や二次側の圧力(貯蔵タンクTの内圧)によって閉方向に押されており、又弁体10を閉方向に付勢する閉止スプリング12によっても閉方向に押されており、弁座10へ着座した閉止状態が保持される様になっている。尚、弁体10の自重や二次側の圧力によって閉止状態が十分に保持できる場合は、閉止スプリング12は設ける必要はない。
そして、遮断部7は、弁体10を遮断位置と開放位置の間で一定の軌道に沿って移動可能にする移動機構として、弁体10の下面に垂設され、先端流出口6の内周側の当接面と当接する外側面を有するガイド体16(例えば棒状)が設けられており、弁体10はガイド体16の外側面を先端流出口6の当接面に摺接させながら遮断位置と開放位置の間を移動する様になっており、このガイド体16にガイドされて弁体10は遮断位置と開放位置の間で一定の軌道に沿って移動する様になっている。
従って、フォームチャンバ1は、弁体10を遮断位置と開放位置との間で一定の軌道に沿って移動させる移動機構も備えていることで、弁体10が意図せず遮断位置から外れたとしても、その移動機構によって弁体10を確実に遮断位置に戻すことができるものとなっている。
尚、本実施の形態の移動機構において、ガイド体16は複数(例えば4本)均等の配置で設けられており、弁体10が移動する際に、その水平が保たれ易い様になっている。
更に、フォームチャンバ1は、弁体10の開方向の移動軌跡上に弁体10が当接可能に停止部材14が泡室4の上部にある点検口蓋部13より弁体10の移動軌跡に臨んで設けられており、この停止部材14によって弁体10の開方向への移動を所定の位置で停止できる様になっており、又、この停止部材14には、弁体10の開度を一定に保持する保持手段として磁石15が設けられており、停止部材14によって停止された弁体10はその位置で保持できる様になっている。即ち、フォームチャンバ1は、弁体10を所定の開放位置で保持して、弁体10の開度を一定に保持することができる様になっている。
尚、磁石15に磁着される弁体10は全部を磁性体としてもよいが、一部を磁性体としたものとしてもよく、磁性体としては例えば鉄を利用することができ、更に、弁体10側に磁石を設ける様にしてもよく、弁体10と停止部材14の双方に磁石を設ける様にしてもよい。
ここで、ガイド体16は、その長さが弁体10と停止部14の間の長さよりも長くなっており、磁石15がなかったとしても、弁体10が本体3から脱落するのを防ぐことができる様になっている。
更に、弁体10には、図4に示される様に、腐食及び弁座との固着を防ぐためコーティング層17(例えばフッ素系樹脂のコーティング層)を形成してもよく、その様にすることで、沿岸にある貯蔵タンクに設けられることの多いフォームチャンバ1において、弁体10が塩害によって、或いはタンク内容物が気化した腐食性ガスによって腐食しない様にすることができ、又弁体10が弁座11に固着しない様にすることができる。
次に、この発明の第2の実施の形態を図5乃至8に基づき説明する。尚、第2の実施の形態は弁体の移動機構と保持機構が第1の実施形態のものと異なるものとなっている。
第2の実施の形態の移動機構は、弁体20をスイング移動させる機構となっており、具体的には、弁座21の外方に設けられている軸支部24と、弁体20に対し水平の向きで軸支部24に弁体20と共に軸支されたスイング軸22とを備え、先端流出口6を閉止している遮断位置と、先端流出口6を開放している開放位置の間で弁体20をスイング移動させるものとなっており、弁体20は遮断位置と閉止位置の間で一定の軌道に沿って移動する様になっている。尚、23は弁体20を閉方向に付勢する様弁体20の上面と軸支部24との間に設けられたねじりバネである。
又、第2の実施の形態の保持機構は、ラッチ機構25を利用した機構となっており、具体的には、図7に示される様に、ラッチ機構25は、軸支部24に設けられているラッチ本体26と、スイング軸22に設けられたラッチ受け27からなり、ラッチ本体26は尖端ラッチ部26aと戻りバネ26bを有し、ラッチ受け27は係止面27aと滑り面27bが形成された受け部27cを複数有し、尖端ラッチ部26aは受け部27cと係合可能になっており、ラッチ受け27はスイング軸22に固定され、スイング軸22は固定ピン28により弁体20に固定され(図8参照)、弁体20の移動とラッチ受け27は連動する様になっている。
従って、ラッチ機構25は、弁体20の開方向に移動に対しては、受け部27cの滑り面27bがラッチ本体26の尖端ラッチ部26aを押しながら回転し、ラッチ本体26も戻りバネ26bを縮めながら回転し、ラッチ尖端部26aは滑り面27b上を滑動して受け部27cから一旦開放された後に、戻りバネ26bの作用によりラッチ本体26は元の位置に戻りながら、尖端ラッチ部26aは次の受け部27cと係合し、この動きが繰り返される様になっているので、弁体20を所定の開放位置まで移動できる様にし、逆に、弁体20の閉方向の移動に対しては、それに連動する方向へのラッチ本体26の回転はストッパー26cに規制されてできない様になっているので、弁体20を閉方向には移動できない様にするものとなっている。
次に、この発明の第3の実施の形態を図9乃至12に基づき説明する。尚、第3の実施の形態も弁体の移動機構と保持機構が第1の実施形態のものと異なるものとなっている。
第3の実施の形態の移動機構は、弁体30に対し垂直に形成された貫通孔に挿通されて設けられているガイドロッド33によって、弁体30をガイドロッド33に沿って垂直移動可能にするものとなっている。尚、このガイドロッド33は弁体30の一次側に設けられているガイドロッド支持部32(ガイドロッド支持部32は支持棒31により弁座34に支持されている)により本体3に支持されている。
第3の実施の形態の保持機構は、ガイドロッド33の外周に周回する様に装着され、ガイドロッド33を締め付ける方向にバネ力を作用させるリングスプリング36を利用するものとなっている。尚、リングスプリング36としては、径方向に拡縮可能なスプリングを用いることができ、例えば12(b)に示される様なC字状のリングスプリングを用いることができる。
リングスプリング36は、ガイドロッド33が挿通される貫通穴を画定する弁体30の内端面に環状に形成された弁体側凹部38に位置している。弁体側凹部38は上方が開放されたものとなっているが、保持蓋39によりリングスプリング36を弁体側凹部38内に保持することができる様になっている。尚、35は弁体30とガイドロッド33の間をシールするOリングである。
ガイドロッド33の上部にはその外側部に環状にガイドロッド側凹部37が形成されている。図12(a)は中心線を境に左側が弁体が遮断位置にある時の状態を示し、右側が弁体が開放位置にある時の状態を示したものであるが、同図に示される様に、弁体30がガイドロッド33に沿って開方向へ移動して所定の開放位置に至った時に、リングスプリング36が径を小さくして、弁体側凹部38内に部分的に位置しながら、このガイドロッド側凹部37にも部分的に位置する様になっており、それにより本実施の形態の保持機構は弁体30を所定の開放位置に保持することができる様になっている。
本実施の形態において、ガイドロッド側凹部37は複数上下に連続して設けられているが、各々、ガイドロッド33の軸心に対し垂直の係止面37aとその係止面37aから開方向に鋭角に傾斜した滑り面37bを有しており、リングスプリング36が凹部37に位置している状態にあると、弁体30の開方向への移動に対しては、リングスプリング36は滑り面37b上を滑動して次の凹部37に移動することができるので、弁体30は開方向へ移動できる様になっているが、弁体30の閉方向への移動に対しては、リングスプリング36は係止面37aがストッパとなって移動することができないので、弁体30は閉方向へは移動できない様になっている。
以上この発明の実施の形態を第1乃至3のものに分けて説明したが、第1乃至3の実施の形態は、何れも、所定の開放位置で保持されている弁体を閉止位置に戻すことができる様にもなっている。即ち、第1の実施の形態の場合は、点検口蓋部13を開けて、弁体10を停止部材14の磁石15から外し、弁体10を閉方向に移動可能にすれば、弁体10をガイド体16にガイドさせつつ閉方向に弁座11に着座するまで移動させて、閉止位置に戻すことができる様になっており、第2の実施の形態の場合は、点検口蓋部を開けて、ラッチ機構25のラッチ本体26を回動させて、ラッチ受け27をラッチ本体から開放して(受け部27cから尖端ラッチ部26aを開放させる)、弁体20を閉方向に移動可能にすれば、弁体20をその自重やねじりバネ23によりスイング軸22を軸として閉方向に弁座21に着座する移動させて、閉止位置に戻すことができる様になっており、第3の実施の形態の場合は、点検口蓋部13を開けて、弁体30はガイドロッド33に沿って上方に引き上げてガイドロッド33から引き抜き、ガイドロッド33はガイドロッド支持部32から上方に引き抜いて(ガイドロッド33はガイドロッド支持部32に引き抜き可能に支持されている)、一旦、弁体30をガイドロッド33から分離すると共に、ガイドロッド33を支持部32から分離してから、それらを弁体30が閉止位置に位置する様に再度組み立てれば、弁体30を閉止位置に戻すことができる様になっている。
1 フォームチャンバ 2 発泡器
3 本体 4 泡室
4a 泡放出口 6 先端流出口
7 遮断部 10 弁体
11 弁座 12 閉止スプリング
13 点検口蓋部 14 停止部材
15 磁石 16 ガイド体
17 コーティング層 20 弁体
21 スイング軸 22 ねじりバネ
24 軸支部 25 ラッチ機構
26 ラッチ本体 26a 尖端ラッチ部
26b 戻りバネ 26c ストッパ
27 ラッチ受け 27a 係止面
27b 滑り面 27c 受け部
28 スイング軸固定ピン 30 弁体
31 支持棒 32 ガイドロッド支持部
33 ガイドロッド 34 弁座
35 Oリング 36 リングスプリング
37 ガイドロッド側凹部 37a 係止面
37b 滑り面 38 弁体側凹部

Claims (5)

  1. 危険物が貯蔵され、大気圧以上の内圧の貯蔵タンクに設けられる泡消火設備に用いられ、発泡器と、前記貯蔵タンク内に前記発泡器で発泡された消火用泡を放出する泡放出口と、前記発泡器と前記泡放出口の間に介在する遮断部を備えているフォームチャンバにおいて、
    前記遮断部は、金属製等の非破壊性の弁体を含む弁機構であって、常時は前記弁体を前記発泡器と前記泡放出口の間を遮断する遮断位置に位置させて、前記泡放出口側から前記発泡器側への流れを遮断し、火災時は消火用泡の圧力によって前記弁体を前記発泡器と前記泡放出口の間を連通させる開放位置に位置させて、前記発泡器側から前記泡放出口側への流れを許容する逆止弁式の弁機構を備えており、
    前記弁機構は、前記弁体を前記遮断位置と前記開放位置の間で一定の軌道に沿って移動させる移動機構を含むことを特徴とするフォームチャンバ。
  2. 前記弁機構は、前記弁体を所定の前記開放位置に保持して、前記弁体の開度を一定に保持する保持手段を含むことことを特徴とする請求項1記載のフォームチャンバ。
  3. 前記移動機構は、前記弁体が移動する時に、弁体の脱落を防止することを特徴とする請求項1又は2記載のフォームチャンバ。
  4. 前記弁機構は、前記弁体を常時閉止方向に付勢する付勢部材を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のフォームチャンバ。
  5. 前記弁体の表面に腐食を防止し、且つ固着を防止するコーティング層が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のフォームチャンバ。
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