JP2011087239A - Gnss信号受信装置およびgnss信号受信装置の製造方法 - Google Patents

Gnss信号受信装置およびgnss信号受信装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】小型化した構造であっても、演算処理部で発生する高調波がアンテナ素子で受信されることを大幅に抑圧できるGNSS信号受信装置を実現する。
【解決手段】GNSS受信装置100は積層基板101を備える。積層基板101の一方主面にはアンテナ素子10が実装され、他方主面にはダウンコンバータ用IC201、CPUチップ301およびフラッシュメモリ302等の実装回路素子が実装されている。CPUチップ301とフラッシュメモリ302とは、積層基板101に形成されたスルーホール621,622を含む伝送線路620により接続される。この際、スルーホール621,622は、積層基板101の両主面から露出しない形状で形成されている。さらに、積層基板101のアンテナ素子10の実装面には、略全面にグランド電極120が形成されている。
【選択図】 図3

Description

この発明は、GPS衛星等のGNSS衛星から放送されるGNSS信号を受信し、所定の処理演算を実行するGNSS信号受信装置に関するものである。
現在、GPS衛星等のGNSS衛星からのGNSS信号を受信して測位を行い、各種のアプリケションを実行する携帯端末が多く利用されている。このような携帯端末では、GNSS信号を受信してコード捕捉やコード追尾および擬似距離を算出する等の各種処理を実行するGNSS信号受信装置が組み込まれている。
GNSS信号受信装置は、アンテナ、ダウンコンバータ、演算処理部を有する。そして、このようなGNSS信号受信装置は、アンテナ素子、ダウンコンバータ用ICおよび演算処理部を実現するCPUを、誘電体基板等の実装用基板上に実装することで、実現される。そして、従来では、例えば、特許文献1に示すように、実装用基板上の一方の実装面に、アンテナ素子と当該アンテナ素子に接続するダウンコンバータ用ICが実装されていた。
ところが、上述のように、携帯端末に利用することから、このようなGNSS信号受信装置は、小型化が求められており、特許文献1の構成に代わり、図6に示すような構成のGNSS信号受信装置も利用されている。
図6は、従来のGNSS信号受信装置100Pの構成を示す側面断面図である。なお、本図では、内層電極パターンは、省略している。
図6に示すように、従来のGNSS信号受信装置100Pは、両面実装基板101Pを備える。両面実装基板101Pの一方主面(図における上面)には、アンテナ素子10が実装されており、他方主面(図における下面)には、ダウンコンバータ用IC201と、演算処理部を構成するCPU301およびフラッシュメモリ302とが実装されている。
アンテナ素子10とダウンコンバータ用IC201とは、アンテナ素子10に取り付けられたアンテナ用電極610により接続される。ダウンコンバータ用IC201とCPU301とは、図示しない内層電極等により接続される。
そして、CPU301とフラッシュメモリ302とは、両面実装基板101Pに形成された貫通スルーホール621P,622Pおよび、アンテナ素子10の実装面側の配線パターン624Pからなる伝送経路620Pを介して接続される。
特開2004−260786号公報
しかしながら、上述の図6に示すような構成を用いた場合、演算処理部のCPU301とフラッシュメモリ302との間で通信されるデジタル信号の高調波が、貫通スルーホール621P,622Pを介して、両面実装基板101Pのアンテナ素子10の実装面側に伝搬されてしまう。ここで、通常、アンテナ素子10の実装面側には、グランド電極120Pが形成されているが、当然ながら貫通スルーホール621P,622Pの形成位置には、グランド電極120Pは形成されない。
このため、高調波はアンテナ素子10で受信され、GNSS信号受信装置100PとしてのGNSS信号に対する受信感度が低下してしまう。
したがって、この発明の目的は、小型化した構造であっても、演算処理部で発生する高調波がアンテナ素子で受信されることを大幅に抑圧できるGNSS信号受信装置を実現することにある。
この発明は、電極パターンが形成された複数の誘電体層が積層されてなる積層基板と、該積層基板の一方主面に実装されたGNSS信号を受信するためのアンテナ素子と、積層基板の他方主面に実装されたGNSS信号に基づく各種の処理を実行するためのアンテナ素子の後段回路を構成する複数のIC素子と、積層基板内に形成されたスルーホールを含み複数のIC素子間を接続する接続配線パターンと、を備えるGNSS信号受信装置に関するものである。そして、このGNSS信号受信装置の接続配線パターンに用いられるスルーホールは、積層基板の一方主面に露出しない形状のスルーホールのみからなる。
この構成では、複数のIC素子間を接続するスルーホールの端部が、アンテナ素子を実装した実装面上に露出しない。したがって、複数のIC素子間を伝送される信号や当該信号の高調波が実装面側に殆ど漏洩しない。これにより、これらの信号(特に高調波)がアンテナ素子で受信されることを抑圧できる。なお、本発明におけるスルーホールとは、複数の誘電体層を、積層方向に連続して直線状に延びるように貫通して形成されたものを示し、さらには上述のように信号を伝送するためのスルーホールであり、グランド接続用のスルーホールとは異なる。
また、この発明のGNSS信号受信装置では、積層基板の一方主面には、スルーホールの形成位置に対応する領域を含むように、略全面に亘りグランド電極が形成されている。
この構成では、グランド電極を形成することで、スルーホールとアンテナ素子との間のアイソレーションがさらに高まり、上述の高調波等の不要信号がアンテナ素子で受信されることを、さらに抑圧できる。
また、この発明のGNSS受信装置では、スルーホールを含む接続配線パターンにより接続される複数のIC素子は、GNSS信号を利用して測位演算用のデジタル演算処理を行うCPUとこれに接続するフラッシュメモリである。
この構成では、具体的な複数のIC素子として、デジタル演算処理用のCPUとFLASHメモリの場合を示す。そして、このような場合では、これらの素子間で高速に伝送される信号の高調波がアンテナ素子で受信されることを抑圧できる。
また、この発明は、上述のGNSS信号受信装置を製造する製造方法に関するものである。当該製造方法おける積層基板を形成する工程は、スルーホールが形成された内層基板を形成する工程と、内層基板の最外層に誘電体層をビルドアップする工程と、を有する。
この製造方法を用いることで、上述のようなスルーホールの形状に特徴を有する積層基板を容易に製造することができる。
この発明によれば、誘電体基板の対向する一方面にアンテナ素子を実装し、他方面にアンテナ素子から後段の各ICやCPU等を実装するような構造であっても、後段の回路で発生する高調波がアンテナ素子で殆ど受信されない。これにより、小型の形状であっても、高いC/Noを有するGNSS信号受信装置を実現することができる。
本発明の実施形態に係るGNSS信号受信装置100の主要構成を示す回路ブロック図である。 本発明の実施形態に係るGNSS信号受信装置100の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るGNSS信号受信装置100の構成を示す側面断面図である。 本発明の実施形態のGNSS信号受信装置100と従来のGNSS信号受信装置100PのC/No測定結果を示す図である。 本発明の実施形態に係る他の構成のGNSS信号受信装置100’の構成を示す側面断面図である。 従来のGNSS信号受信装置100Pの構成を示す側面断面図である。
本発明の実施形態に係るGNSS信号受信装置について、図を参照して説明する。なお、以下の説明では、GNSSにおけるどのシステムの構成であるかを特に言及していないが、GPSやGalileo等のいずれのシステムに対する受信装置についても、以下の構成や製造方法を適用することができる。
まず、本実施形態のGNSS信号受信装置100の機能的な主要構成について、図1を用いて説明する。図1は本実施形態のGNSS信号受信装置100の主要構成を示す回路ブロック図である。
図1に示すように、GNSS信号受信装置100は、アンテナ素子10、ダウンコンバータ20、演算処理部30、フィルタ40、発振器50を備える。
アンテナ素子10は、GNSS衛星から放送されるGNSS信号を受信して、伝送パターン61を介してフィルタ40へ出力する。フィルタ40は、GNSS信号の周波数を通過帯域内に含むSAWフィルタ等からなり、フィルタ処理後のGNSS信号をダウンコンバータ20へ出力する。
ダウンコンバータ20は、発振器50で生成された局部周波数信号を用いて、GNSS信号をベースバンドへダウンコンバートし、所定サンプリングタイミングでアナログ−デジタル変換(A/D変換)して、演算処理部30へ出力する。
演算処理部30は、CPU31と、フラッシュメモリからなるメモリ32とを備える。CPU31は、伝送経路62を介してメモリ32とデータ通信を行いながら、次に示す処理を実行する。
CPU31は、上記局部周波数信号に基づく基準周波数信号を用いて、A/D変換されたGNSS信号を相関処理して、当該GNSS信号の捕捉・追尾を実行する。また、CPU31は、追尾結果からGNSS信号に重畳された航法メッセージを復調するとともに、擬似距離やキャリア位相誤差を算出する。そして、CPU31は、これら擬似距離、キャリア位相誤差、航法メッセージを用いて測位演算を行い、自装置位置を推定算出する。
このような構成のGNSS信号受信装置100は、図2、図3に示すような構造により実現される。
なお、上述の説明では、詳細に説明していないが、GNSS信号受信装置100は、上述の各機能ブロック間には整合回路等が設けられている。
また、本実施形態でスルーホールと称するものは、複数の誘電体層を、積層方向に連続して直線状に延びるように貫通して形成されたものを示す。
図2は本実施形態のGNSS信号受信装置の部分分解斜視図である。また、図3はGNSS信号受信装置100の構成を示す側面断面図である。なお、図3では、説明上図示が必要な内層電極パターンのみを示し、他の内層電極パターンは図示を省略している。
GNSS信号受信装置100は、アンテナ素子10と、積層基板101と、金属カバー102とを備える。
まず、図2を用いて、GNSS信号受信装置100の概略的構成を示す。積層基板101の一方主面には、アンテナ素子10が実装されている。この一方主面に対向する、積層基板101の他方主面には、ダウンコンバータ用IC201、CPUチップ301、フラッシュメモリ302が実装されるとともに、GNSS信号受信装置100を構成するアンテナ素子10を除く、他の実装回路素子も実装されている。また、積層基板101の他方主面には、外部接続用のピン端子が実装されている。なお、ここではピン端子を例に説明したが、コネクタであってもよい。
このように、各実装回路素子が実装された積層基板101の他方主面側には、金属カバー102が設置される。このような金属カバー102を設置することで、他方主面側の角実装回路素子と金属カバー102の外部とのアイソレーションを確保することができる。
次に、図3を用いて、GNSS信号受信装置100の具体的な構成について説明する。
積層基板101は、内層基板110と、当該内層基板110の両主面上に設置されたビルトアップ誘電体層111,112を備える。
内層基板110は、それぞれに所定の電極パターンが形成された複数枚の誘電体層からなる。また、内層基板110には、対向する両主面間を貫通するスルーホール621およびスルーホール622が形成されている。また、内層基板110には、当該スルーホール621とスルーホール622とを導通する内層電極パターン624や、スルーホール621の当該内層電極パターン624と反対側の端部を所定位置に引き回す内層電極パターン625が形成されている。
内層基板110の一方主面上には、ビルドアップ誘電体層111がビルドアップ形成されている。当該ビルドアップ誘電体層111の表面、すなわち積層基板101の一方主面には、グランド電極120が形成されている。グランド電極120は、アンテナ用電極610の貫通孔の外周から所定距離離間するように非形成領域が設定されており、当該非形成領域を除く略全面に形成されている。
内層基板110の他方主面上には、ビルドアップ誘電体層112がビルドアップ形成されている。当該ビルドアップ誘電体層112の表面、すなわち積層基板101の他方主面には、アンテナ素子10を除く各実装回路素子の実装用ランドおよび必要最小限の引き回し電極が形成されている。また、ビルドアップ誘電体層112には、上述の内層電極パターン625に接続するビアホール631や、図示しない内層電極パターンを介してスルーホール622に接続するビアホール632が形成されている。ビアホール631は、CPUチップ301の実装用ランドに接続するように形成され、ビアホール632は、フラッシュメモリ302の実装用ランドに接続するように形成されている。
なお、ここで、このような積層基板110は、次に示す工程を経て製造される。
まず、所定厚みからなる誘電体材料のコア材を複数有するとともに、当該コア材よりも薄い誘電体層とが積層形成された基板を製造する。この際、コア材や他の誘電体層間には、上述の内層電極パターン624,625を含む所定の電極パターンが形成されている。
次に、当該基板における所定位置に貫通孔を形成し、当該貫通孔に対して電極パターンを形成することで、スルーホール621、スルーホール622とを有する内層基板110を製造する。
次に、当該内層基板110の両主面上に、ビルドアップ用誘電体層111,112をビルドアップ形成する。そして、当該ビルドアップ誘電体層111,112の所定位置に、当該ビルドアップ誘電体層111,112のみを貫通するビアホールを形成し、当該ビアホールに電極パターンを形成する。これにより、上述のビアホール631,632等の導電性のビアホールが形成される。
このような製造方法を用いれば、上述のような両主面にスルーホール621、622が露出しない積層基板101を、容易に製造することができる。
このように製造された積層基板101の一方主面には、アンテナ素子10が実装される。この際、アンテナ素子10は、アンテナ用電極610が上記積層基板101の当該電極用の貫通孔に挿嵌されるように、実装される。なお、アンテナ用電極610のアンテナ素子10と反対側の端部は、積層基板101の他方主面にまで達しており、当該他方主面の所定のランドに接続される。
一方、積層基板101の他方主面には、所定のランドに対して、ダウンコンバータ用IC201、CPUチップ301、フラッシュメモリ302や他の実装回路素子が実装されている。この際、CPUチップ301の所定バンプは、上述のビアホール631が接続する実装用ランドへ実装され、フラッシュメモリ302の所定バンプは、上述のビアホール632が接続する実装用ランドへ実装される。
このような構成とすることで、図2に示したCPU31とメモリ32とを接続する伝送経路62は、ビアホール631、内層電極パターン625、スルーホール621、内層電極パターン624、スルーホール622、図示しない内層電極パターン、およびビアホール632からなる伝送線路620として実現される。
そして、このような構成とすることで、CPUチップ301(CPU31)とフラッシュメモリ302(メモリ32)とを接続する伝送線路620が、積層基板110におけるアンテナ素子10の実装面側に露出しない。これにより、積層基板に対する実装回路部品の両面実装を用いてGNSS信号受信装置100を小型に形成しても、伝送線路620を伝搬するデータ通信信号および当該データ通信信号の高調波が、積層基板110におけるアンテナ素子10の実装面側へ漏洩することを抑圧できる。この結果、アンテナ素子10のGNSS信号に対する受信感度、すなわちGNSS信号の受信に対するC/Noを高く確保することができる。
なお、ここで、積層基板101内に形成するグランド用の配線パターンやスルーホールは、図示しておらず、グランド電極120に接続するスルーホールは、本実施形態の特徴である上述のスルーホール621,622とは別に存在し、当該グランドライン用のスルーホールは、積層基板101の一方主面に当然のように露出する。しかしながら、グランドライン用のスルーホールは、当然にグランド電極に接続しており、上述のような高調波の漏洩には寄与しない。したがって、グランド電極120に接続するスルーホールは、特に存在しても問題にはならない。
さらに、本実施形態の構成では、スルーホール621,622の形成位置および当該スルーホール621,622を接続する内層電極パターン624の形成位置に対応する積層基板110の一方主面にグランド電極120が形成されている。これにより、これらスルーホール621,622および内層電極パターン624とアンテナ素子10との間のアイソレーションを確保でき、さらにC/Noを向上することができる。
また、さらに、本実施形態の構成では、積層基板101の一方主面の略全面にグランド電極120が形成されているので、上述のスルーホール621,622および内層電極パターン624とアンテナ素子10との間のアイソレーションをより確実に確保でき、さらにアンテナ素子10の受信特性を向上することができる。これにより、より一層C/Noを向上することができる。
図4は、本発明の実施形態のGNSS信号受信装置100と従来のGNSS信号受信装置100PのC/No測定結果を示す図である。図4は、横軸がGNSS信号の受信に対するC/Noを示し、縦軸が頻度である。本実験は、積層基板のみを従来と本実施形態とで置き換え、各回路素子は同じ種類のものを用いて行っている。
そして、図4に示すように、本実施形態の構成を用いることで、従来の構成(図5の構成)と比較して、高いC/Noを確保できる。また、本実施形態の構成を用いることで、装置毎のバラツキも小さくすることができる。
なお、上述の説明では、グランド電極を積層基板のアンテナ素子10の実装面側にのみ形成する例を示したが、他の内層にグランド電極を形成してもよい。
また、上述の説明では、スルーホールが積層基板の両主面に露出しない構造を説明したが、少なくともアンテナ素子が実装される面に露出しない形状であれば良く、他の実装回路素子が実装される面に露出しても構わない。
また、上述の説明では、CPUとメモリとの間の伝送経路に形成されたスルーホールについて示したが、他の実装回路素子間の伝送経路に形成されたスルーホールに対しても同様の構造を用いることができる。そして、このような構造を適用することで、アンテナ素子と、当該アンテナ素子の後段回路の回路素子間や伝送経路とのアイソレーションを向上することができる。
また、上述の説明では、積層基板の両主面側の最外層には達しないスルーホールを形成した例を示したが、より内層に複数の誘電体層を貫通するスルーホールを形成するような構成であってもよい。例えば、上述の説明のように6層の内層基板の両面にそれぞれ1層の誘電体層をビルドアップする構造のみではなく、4層の内層基板の両面にそれぞれ2層の誘電体層をビルドアップし、4層の内層基板にのみ上述のスルーホールを形成する構造を用いてもよい。
例えば、図5は、本実施形態の他の構成からなるGNSS信号受信装置100’の構成を示す側面断面図である。図5に示すように、内層基板110’には、貫通するスルーホール621’、622’が形成されているが、当該スルーホール621’,622’は、ビルドアップ用誘電体層111A,111Bにより、積層基板101’のアンテナ素子10の実装面側には露出していない。このような構成であっても、上述の作用効果を奏することができる。
100,100’,100P−GNSS信号受信装置、10−アンテナ素子、20−ダウンコンバータ、30−演算処理部、31−CPU、32−メモリ、40−フィルタ、50−発振器、101,101’−積層基板、102−ケース、201−ダウンコンバータ用IC、301−CPUチップ、302−フラッシュメモリ、610−アンテナ用電極、620−配線パターン、621,622−スルーホール、631,632−ビアホール、624,625−内層電極パターン、101P−両面実装基板、111,112−ビルドアップ層、110,110’−内層基板

Claims (4)

  1. 電極パターンが形成された複数の誘電体層が積層されてなる積層基板と、
    該積層基板の一方主面に実装された、GNSS信号を受信するためのアンテナ素子と、
    前記積層基板の他方主面に実装された、前記GNSS信号に基づく各種の処理を実行するための前記アンテナ素子の後段回路を構成する複数のIC素子と、
    前記積層基板内に形成されたスルーホールを含み複数のIC素子間を接続する接続配線パターンと、を備えるGNSS信号受信装置であって、
    前記接続配線パターンに用いられる前記スルーホールは、前記積層基板の一方主面に露出しない形状のスルーホールのみからなる、GNSS信号受信装置。
  2. 請求項1に記載のGNSS信号受信装置であって、
    前記積層基板の前記一方主面には、前記スルーホールの形成位置に対応する領域を含むように、略全面に亘りグランド電極が形成されている、GNSS信号受信装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のGNSS信号受信装置であって、
    前記スルーホールを含む接続配線パターンにより接続される前記複数のIC素子は、前記GNSS信号を利用して測位演算用のデジタル演算処理を行うCPUとこれに接続するフラッシュメモリである、GNSS信号受信装置。
  4. 請求項1乃至請求項3に記載のGNSS信号受信装置を製造する製造方法であって、
    前記積層基板を形成する工程は、
    前記スルーホールが形成された内層基板を形成する工程と、
    該内層基板の最外層に誘電体層をビルドアップする工程と、を有する、GNSS信号受信装置の製造方法。
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