JP2011086805A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】工程数や製造コストを増やすことなく絶縁基板を冷却器の天板に位置決めしたコンパクトな半導体装置及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】半導体装置1は、冷却器2の上に絶縁基板3を介して半導体素子4を設けている。冷却器2は、天板12を含むケース13と、ケース13に収容され、天板12の方へ向いた複数のフィン部14aを有する冷却フィン14とを含む。絶縁基板3は天板12上に接合される。冷却フィン14の複数のフィン部14aのうち、天板12上の絶縁基板3の配置に整合する部分のフィン部14aが他の部分のフィン部14aより丈が短いことで冷却フィン14の上側に凹部16が形成される。天板12上に絶縁基板3を接合するときに、天板12を絶縁基板3を介して加圧しながら軟化させて冷却フィン14の凹部16に倣って天板12を沈み込ませ、天板12に生じた沈み込み部分17に絶縁基板3を嵌め込むことで、絶縁基板3を天板12上にて位置決めしている。
【選択図】 図2
【解決手段】半導体装置1は、冷却器2の上に絶縁基板3を介して半導体素子4を設けている。冷却器2は、天板12を含むケース13と、ケース13に収容され、天板12の方へ向いた複数のフィン部14aを有する冷却フィン14とを含む。絶縁基板3は天板12上に接合される。冷却フィン14の複数のフィン部14aのうち、天板12上の絶縁基板3の配置に整合する部分のフィン部14aが他の部分のフィン部14aより丈が短いことで冷却フィン14の上側に凹部16が形成される。天板12上に絶縁基板3を接合するときに、天板12を絶縁基板3を介して加圧しながら軟化させて冷却フィン14の凹部16に倣って天板12を沈み込ませ、天板12に生じた沈み込み部分17に絶縁基板3を嵌め込むことで、絶縁基板3を天板12上にて位置決めしている。
【選択図】 図2
Description
この発明は、冷却器の上に絶縁基板を介して半導体素子を設けた半導体装置及びその製造方法に関する。
従来、この種の半導体装置では、半導体素子が、絶縁基板を介して冷却器の天板にロウ付けにより接合されている。ここで、絶縁基板を天板に密着させるために、接合治具に設けられるバネにより絶縁基板を加圧する。一般に、冷却器はアルミ製のため、接合温度(600℃)では、治具との線膨張差により治具と天板との間に位置ズレが生じる。このため、接合治具のバネに横向きの力が発生し、天板上に位置決め手段がない場合は、絶縁基板に位置ズレが生じるおそれがあった。
そこで、例えば、下記の特許文献1には、冷却器に位置決め手段を備えたパワーモジュール(半導体装置)が提案されている。この半導体装置は、絶縁基板の一方の面に回路層が形成され、他方の面に金属層が設けられ、金属層が冷却器に接合される。冷却器は、複数のフィン部と、それらフィン部のベース部となる厚肉な天板とを備える。この天板には、金属層の少なくとも一部が収容される収容凹部が予め形成される。そして、収容凹部に金属層を収容した状態で、金属層の表面と収容凹部の底面とが接合される。これにより、絶縁基板を冷却器の天板に位置決めしながら接合している。
ところが、特許文献1に記載の半導体装置では、冷却器の天板に収容凹部を予め形成するための加工が必要となり、その加工の分だけ工程数が増え、製造コストが増すことになった。また、収容凹部を設けるために天板が厚肉に形成されるので、その分だけ半導体装置が嵩張ることとなった。
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、工程数や製造コストを増やすことなく絶縁基板を冷却器の天板に位置決めしたコンパクトな半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、冷却器の上に絶縁基板を介して半導体素子を設けた半導体装置であって、冷却器は、天板を含むケースと、ケースに収容され、天板の方へ向いた複数のフィン部を有する冷却フィンとを含むことと、絶縁基板は天板の上に接合されることと、半導体素子は、絶縁基板の上に設けられることと、冷却フィンの複数のフィン部のうち、天板の上の絶縁基板の配置に整合する部分のフィン部が他の部分のフィン部より丈が短いことで冷却フィンの上側に凹部が形成されることとを備え、天板の上に絶縁基板を接合するときに、天板を絶縁基板を介して加圧しながら軟化させて冷却フィンの凹部に倣って天板を沈み込ませ、天板に生じた沈み込み部分に絶縁基板
を嵌め込むことにより、絶縁基板を天板の上にて位置決めしたことを趣旨とする。
を嵌め込むことにより、絶縁基板を天板の上にて位置決めしたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、半導体素子を設けた絶縁基板は、冷却器の天板の沈み込み部分に嵌め込まれて位置決めされる。天板の沈み込み部分は、絶縁基板を接合するときに天板を絶縁基板を介して加圧しながら軟化させて沈み込ませることで形成されるので、特別な加工工程を要しない。また、天板の沈み込み部分は、冷却フィンの凹部に倣って沈み込むので、嵩張らない。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、冷却器の上に絶縁基板を介して半導体素子を設けた半導体装置の製造方法であって、冷却器は、天板を含むケースと、ケースに収容され、天板の方へ向いた複数のフィン部を有する冷却フィンとを含むことと、冷却フィンは、複数のフィン部のうち、一部のフィン部を他のフィン部より丈を短くすることで上側に凹部が予め形成されており、冷却器の天板の上に絶縁基板を接合するために、天板を絶縁基板を介して加圧しながら軟化させて冷却フィンの凹部に倣って天板の一部を沈み込ませ、天板に生じた沈み込み部分に絶縁基板を嵌め込むことにより、絶縁基板を天板の上にて位置決めし、次に、絶縁基板の上に半導体素子を接合することを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、冷却器の天板の上に絶縁基板を接合するために、天板を絶縁基板を介して加圧しながら軟化させて冷却フィンの凹部に倣って天板の一部を沈み込ませ、天板に生じた沈み込み部分に絶縁基板を嵌め込むことにより、絶縁基板が天板に位置決めされる。従って、天板に沈み込み部分を形成するのに、特別な加工工程を要しない。また、天板の沈み込み部分は、冷却フィンの凹部に倣って沈み込むので、嵩張らない。
請求項1に記載の発明によれば、冷却器の上に絶縁基板を介して半導体素子を設けた半導体装置につき、工程数や製造コストを増やすことなく絶縁基板を冷却器の天板に位置決めして接合することができ、全体をコンパクトにすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、工程数や製造コストを増やすことなく絶縁基板を冷却器の天板に位置決めしたコンパクトな半導体装置を製造することができる。
<第1実施形態>
以下、本発明の半導体装置及びその製造方法を具体化した第1実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
以下、本発明の半導体装置及びその製造方法を具体化した第1実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図1に、この実施形態の半導体装置1を斜視図により示す。図2に、半導体装置1を分解斜視図により示す。図3に、半導体装置1をその幅方向に垂直に切断して断面図により示す。図1〜3に示すように、この半導体装置1は、冷却器2の上に絶縁基板3を介して半導体素子としてのIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)4が設けられる。絶縁基板3は、冷却器2の上に接合され、IGBT4は、絶縁基板3の上に接合される。
冷却器2は、ケース本体11及び天板12を含むケース13と、ケース13に収容され、天板12の方へ向いた複数のフィン部14aを有する櫛形タイプの冷却フィン14とを含む。ケース本体11は、前側、後側及び上側を開放した有底の樋形をなす。天板12は、ケース本体11の上側開放部を塞ぐようにケース本体11に固定される。絶縁基板3は、この天板12の上面に接合される。ケース本体11は、底壁11aと、一対の側壁11bとを含む。ケース13は、その長手方向の両端、すなわち冷却フィン14のフィン部14aが延びる方向の前後両端が開口する。その一方の開口部が冷却水の入口となり、その他方の開口部が冷却水の出口となる。冷却フィン14は、複数のフィン部14aを上向きにしてケース本体11の中に収容され、フィン部14aの上から天板12により覆われる。この収容状態で、各フィン部14aの間の隙間15がそれぞれ冷却水の通路となる。
冷却フィン14は、複数のフィン部14aが、互いに隙間15を置いて平行に形成され、かつ平板状のベース部14bから垂直に突き出して形成される。冷却フィン14の複数のフィン部14aのうち、天板12上の絶縁基板3の配置に整合する部分のフィン部14aは、他の部分のフィン部14aより丈が短く形成される。これにより、冷却フィン14の上側に凹部16が予め形成される。
天板12には、冷却フィン14の凹部16に整合するように、絶縁基板3が配置される部分に位置決め用の沈み込み部分17が形成される。この沈み込み部分17は、天板12の上に絶縁基板3を接合するときに、天板12を絶縁基板3を介して加圧しながら軟化させて冷却フィン14の凹部16に倣って天板12を沈み込ませることにより形成される。このように形成される沈み込み部分17に、絶縁基板3を嵌め込ませることにより、絶縁基板3を天板12の上にて位置決めするようになっている。
この実施形態では、天板12は、ケース本体11の上面にハンダ等の接合剤により接合される。絶縁基板3は、天板12の沈み込み部分17にハンダ等の接合剤により接合される。IGBT4は、絶縁基板3の上面に、接合剤により接合される。絶縁基板3は、IGBT4からの発熱を拡散して天板12及び冷却フィン14等に伝えるようになっている。
この半導体装置1の冷却器2の入口には、冷却水が導入される。導入された冷却水は、ケース13の中の複数のフィン部14aの間の隙間15を流れ、冷却器2の出口から導出される。このとき、IGBT4で発生する熱は、絶縁基板3、天板12及び冷却フィン14を介して冷却水に奪われ、IGBT4が冷却される。
次に、この実施形態の半導体装置1の製造方法について説明する。図4〜図8は、この製造方法の各工程を断面図により示す。
この製造に先立って、冷却フィン14は、一部のフィン部14aを他のフィン部14aより丈を短くすることで、図2に示すように、上側に凹部16を予め形成しておく。この実施形態で、冷却フィン14は、予め鍛造により一体成形される。このように上側に凹部16を有する冷却フィン14は、金型の構成を凹部16ができるように変更するだけで従来と同様の工程に一体成形することができる。
先ず、第1の工程では、図4に示すように、ケース本体11を水平に配置する。第2の工程では、図5に示すように、ケース本体11の中に、上記のように成形された冷却フィン14を収容して接合剤により接合する。具体的には、冷却フィン14のベース部14bをケース本体11の底壁11aの上に接合する。
次に、第3の工程では、図6に示すように、冷却フィン14を収容したケース本体11の上に平板状の天板12を接合する。
次に、第4の工程では、図7に示すように、天板12の上面に絶縁基板3を載せて、接合する。天板12の上に絶縁基板3を接合するときには、図8に示すように、天板12を絶縁基板3を介して接合治具(図示略)により加圧しながら軟化させて冷却フィン14の凹部16に倣って天板12を部分的に沈み込ませる。そして、天板12に生じた沈み込み部分17に絶縁基板3を嵌め込むことにより、絶縁基板3を天板12の上にて位置決めすると共に接合する。この絶縁基板3の接合時には、加圧は、絶縁基板3を天板12に密着させるために行う。このときの接合温度(約600℃)では、アルミ製の天板12が軟化するため、天板12は加圧により変形する。この結果、絶縁基板3と共に天板12の一部が沈み込み、冷却フィン14の凹部16に入り込む。このように天板12を変形させるために、絶縁基板3を天板12に接合する接合温度や加圧を利用しているだけなので、特別な加工工程を別途設定する必要がない。
その後、絶縁基板3の上面にIGBT4を接合剤により接合することにより、図1,3に示すような半導体装置1が得られる。
以上説明したこの実施形態の半導体装置1によれば、IGBT4を設けた絶縁基板3が、冷却器2の天板12の沈み込み部分17に嵌め込まれて位置決めされる。このため、絶縁基板3を天板12に対して接合治具により加圧するときには、横向きの力によって絶縁基板3に位置ズレが生じることがない。
また、この実施形態では、天板12の沈み込み部分17は、絶縁基板3を天板12に接合するときに、天板12を絶縁基板3を介して加圧しながら軟化させて沈み込ませることにより形成されるので、特別な加工工程を別途追加する必要がない。このため、工程数や製造コストを増やすことなく絶縁基板3を冷却器2の天板12に位置決めすることができる。また、天板12の沈み込み部分17は、冷却フィン14の凹部16に倣って沈み込むので、嵩張らない。このため、半導体装置1の全体をコンパクトにすることができる。
この実施形態の半導体装置1によれば、冷却器2の冷却フィン14のうち、凹部16に対応する部分の各フィン部14aの丈が他の部分のそれに比べて短くなっている。このため、冷却フィン14の隙間15を冷却水が流れるときに、その流れ方向に対してフィン部14aの高さが途中で変化する構成となる。従って、冷却水の流れが、凹部16の部分で乱れ、乱流が発生する。このため、冷却水との熱交換を促進することができ、冷却器2の冷却性能を向上させることができる。
また、この実施形態の半導体装置1の製造方法によれば、冷却器2の天板12の上に絶縁基板3を接合するために、天板12を絶縁基板3を介して加圧しながら軟化させて冷却フィン14の凹部16に倣って天板12の一部を沈み込ませ、天板12に生じた沈み込み部分17に絶縁基板3を嵌め込むことにより、絶縁基板3が天板12に位置決めされる。従って、天板12に沈み込み部分17を形成するのに、特別な加工工程を要しない。また、天板12の沈み込み部分17は、冷却フィン14の凹部16に倣って沈み込むので、嵩張らない。その後、絶縁基板3の上にIGBT4を接合することで、半導体装置1が得られる。このため、工程数や製造コストを増やすことなく絶縁基板3を冷却器2の天板12に位置決めしたコンパクトな半導体装置1を製造することができる。
<第2実施形態>
次の、本発明の半導体装置及びその製造方法を具体化した第2実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
次の、本発明の半導体装置及びその製造方法を具体化した第2実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明においては、前記第1実施形態と同等の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に説明する。
この実施形態では、冷却フィン14の構成の点で第1実施形態の半導体装置1と構成が異なる。図9に、この実施形態の冷却フィン14を分解斜視図により示す。この冷却フィン14は、凹部16を有する第1ブロック14Aと、凹部16を有しない第2ブロック14B及び第3ブロック14Cとを組み合わせることで、図2に示すと同等の形状を有する一つの冷却フィン14が構成される。具体的には、第1ブロック14Aの両端面に対して第2及び第3のブロック14B,14Cの一端面をそれぞれ接合することにより、一つの冷却フィン14を形成することができる。この実施形態では、各ブロック14A〜14Cは、2種類の押し出し型を使用するだけで成形される。
従って、この実施形態では、2種類の押し出し型を使用するだけで、従来と同様の工程で、2種類のブロック14A〜14Cを容易に押し出し成形することができる。このため、成形型構成の変更のみで、凹部16を上面中央に有する冷却フィン14を容易に成形することができる。この意味で、冷却フィン14の成形コストを抑えることができる。
<第3実施形態>
次の、本発明の半導体装置及びその製造方法を具体化した第3実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
次の、本発明の半導体装置及びその製造方法を具体化した第3実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
この実施形態では、一つのケースに対して、複数の絶縁基板及び複数のIGBT等を設けるように構成した点で前記各実施形態と異なる。図10に、この実施形態の半導体装置21をその長手方向に垂直に切断して断面図により示す。この実施形態のケース13は、一つのケース本体11と、複数(この実施形態では3つ)の天板12とにより構成される。冷却フィン24は、第2実施形態で説明した第1〜第3のブロック14A〜14Cをそれぞれ2つずつ交互に直列に組み合わせることで構成される。これにより、図10に矢印で示す冷却水の流れ方向において、冷却フィン24の上側には、凹部16のある部分とない部分が複数交互に並ぶこととなる。
このため、この実施形態の半導体装置21によれば、冷却フィン24の隙間を冷却水が流れるとき、その流れ方向においてフィン部14aの高さが各凹部16の部分で変化する構成となる。従って、冷却水が、複数の凹部16を通過する過程で複数回乱れ、複雑な乱流が発生することとなる。この結果、冷却水との熱交換をより一層促進することができ、冷却器2の冷却性能を向上させることができる。
なお、この発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で以下のように実施することができる。
(1)前記各実施形態では、冷却器2のケース13につき、ケース本体11と天板12を別体に構成したが、ケース本体と天板を一体に構成してもよい。
(2)前記各実施形態では、一つの天板12に一つの絶縁基板3を設けるように構成したが、一つの天板に複数の絶縁基板を設けるように構成してもよい。
この発明は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等のにおいて、高電流、高電圧を制御するための半導体装置に適用することができる。
1 半導体装置
2 冷却器
3 絶縁基板
4 IGBT(半導体素子)
12 天板
13 ケース
14 冷却フィン
14a フィン部
16 凹部
17 沈み込み部分
21 半導体装置
24 冷却フィン
2 冷却器
3 絶縁基板
4 IGBT(半導体素子)
12 天板
13 ケース
14 冷却フィン
14a フィン部
16 凹部
17 沈み込み部分
21 半導体装置
24 冷却フィン
Claims (2)
- 冷却器の上に絶縁基板を介して半導体素子を設けた半導体装置であって、
前記冷却器は、天板を含むケースと、前記ケースに収容され、前記天板の方へ向いた複数のフィン部を有する冷却フィンとを含むことと、
前記絶縁基板は前記天板の上に接合されることと、
前記半導体素子は、前記絶縁基板の上に設けられることと、
前記冷却フィンの複数のフィン部のうち、前記天板の上の前記絶縁基板の配置に整合する部分の前記フィン部が他の部分の前記フィン部より丈が短いことで前記冷却フィンの上側に凹部が形成されることと
を備え、前記天板の上に前記絶縁基板を接合するときに、前記天板を前記絶縁基板を介して加圧しながら軟化させて前記冷却フィンの前記凹部に倣って前記天板を沈み込ませ、前記天板に生じた沈み込み部分に前記絶縁基板を嵌め込むことにより、前記絶縁基板を前記天板の上にて位置決めしたことを特徴とする半導体装置。 - 冷却器の上に絶縁基板を介して半導体素子を設けた半導体装置の製造方法であって、
前記冷却器は、天板を含むケースと、前記ケースに収容され、前記天板の方へ向いた複数のフィン部を有する冷却フィンとを含むことと、
前記冷却フィンは、前記複数のフィン部のうち、一部のフィン部を他のフィン部より丈を短くすることで上側に凹部が予め形成されており、
前記冷却器の前記天板の上に前記絶縁基板を接合するために、前記天板を前記絶縁基板を介して加圧しながら軟化させて前記冷却フィンの前記凹部に倣って前記天板の一部を沈み込ませ、前記天板に生じた沈み込み部分に前記絶縁基板を嵌め込むことにより、前記絶縁基板を前記天板の上にて位置決めし、
次に、前記絶縁基板の上に前記半導体素子を接合する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009239242A JP2011086805A (ja) | 2009-10-16 | 2009-10-16 | 半導体装置及びその製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013024483A (ja) * | 2011-07-21 | 2013-02-04 | Mitsubishi Electric Corp | プレート積層型冷却器 |
-
2009
- 2009-10-16 JP JP2009239242A patent/JP2011086805A/ja not_active Withdrawn
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