JP2011086515A - Led照明装置及びリフレクタ - Google Patents

Led照明装置及びリフレクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2011086515A
JP2011086515A JP2009238850A JP2009238850A JP2011086515A JP 2011086515 A JP2011086515 A JP 2011086515A JP 2009238850 A JP2009238850 A JP 2009238850A JP 2009238850 A JP2009238850 A JP 2009238850A JP 2011086515 A JP2011086515 A JP 2011086515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reflector
optical axis
led
light
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009238850A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuki Ono
雄樹 小野
Toshiyuki Kojima
俊之 小嶋
Mitsuru Mimori
満 三森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Opto Inc
Original Assignee
Konica Minolta Opto Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Opto Inc filed Critical Konica Minolta Opto Inc
Priority to JP2009238850A priority Critical patent/JP2011086515A/ja
Publication of JP2011086515A publication Critical patent/JP2011086515A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】単純な構成を有しながら、配光角を抑え光の利用効率を高めることができるLED照明装置及びリフレクタを提供する。
【解決手段】配線基板HCを介して供給された電力により、LEDチップCPが青色の発散光を照射すると、かかる発散光は蛍光体層YELを透過して白色光に変換され、出射角が大きな一部の光は断面が四角形状の反射面RL1m、RL2mで1回又は複数回反射しながら出射端側に向かい、出射角が小さい残りの光は直接出射する。これにより光の利用効率を高めると共に、配光角を小さく抑えることが出来、自動車のヘッドライトに用いるのに好適である。
【選択図】図1

Description

本発明は、LED(発光ダイオード)照明装置及びそれに用いるリフレクタに関する。
近年、高輝度の白色LEDが開発され、その薄さ、長寿命、省電力効果などから、自動車のヘッドライト分野等でハロゲンランプやディスチャージランプに置き換わることが期待されている。しかるに、例えば白色LEDを自動車のヘッドライトとして用いる問題点として、従来のハロゲンランプやディスチャージランプに比べ個々の光源の照度が小さいということがある。従って、白色LEDから出射された光の利用効率を極力高める必要があるといえる。一方、自動車のヘッドライトは進行する車両の前方を照明できればよいので、配光角は狭くて足りるという実情もある。
ここで特許文献1には、配光角を抑えることにより光の利用効率を高めることができる、LEDを用いた照明装置が開示されている。
特開2009−123758号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、レンズとリフレクタとを用いているので構成が複雑となるという問題がある。これに対し、リフレクタのみで配光角を抑えようとすると、リフレクタの形状が深いものとなり、その内面における反射膜の蒸着等が困難になるという問題がある。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、単純な構成を有しながら、配光角を抑え光の利用効率を高めることができるLED照明装置及びリフレクタを提供することを目的とする。
請求項1に記載のLED照明装置は、
LED光源と、
前記LED光源から出射される光を反射するリフレクタと、を有し、
前記リフレクタは、前記LED光源の光軸を挟むようにして互いに接合される第1のリフレクタ部及び第2のリフレクタ部を備え、前記第1のリフレクタ部及び前記第2のリフレクタ部は、それぞれ光軸を向いた面に反射膜を形成しており、前記反射膜を形成した複数の面により画成される前記リフレクタ部の光軸直交断面がN角形(Nは3以上の整数)であり、
前記リフレクタの光軸方向の長さをL(mm)とし、前記反射膜を形成した複数の面により画成される前記LED光源側端部における光軸直交断面の最大寸法をΔ1(mm),前記反射膜を形成した複数の面により画成される前記出射側端部における光軸直交断面の最大寸法をΔ2(mm)としたときに、以下の式を満たすことを特徴とする。
1.5 ≦ L≦ 20 (1)
1.5 ≦ Δ2/Δ1 ≦ 5.0 (2)
本発明によれば、(1)、(2)式を満たすような深い形状のリフレクタを形成することで、単純な構成でありながら配光角を抑えることにより光の利用効率を高めることができるが、その反射面の形成が困難なことに鑑みて、かかるリフレクタを、LED光源の光軸を挟むようにして第1のリフレクタ部及び第2のリフレクタ部を接合して形成したものである。このとき、第1のリフレクタ部及び第2のリフレクタ部における、それぞれ光軸を向いた面に反射膜を形成して、LED光源から出射された光を反射するようにしているが、反射膜を形成した複数の面により画成される前記リフレクタ部の光軸直交断面がN角形(Nは3以上の整数)とすることで、別個に形成された第1のリフレクタ部及び第2のリフレクタ部の面に反射膜を形成しやすくなり、これにより製造容易性を確保できる。より好ましくは、以下の式を満たすことである。
5.0≦L≦10 (1’)
2.0≦Δ2/Δ1≦3.0 (2’)
請求項2に記載のLED照明装置は、請求項1に記載の発明において、前記リフレクタの光軸直交断面において、前記反射膜を形成した複数の面の周方向端部が前記N角形の頂点となるように接合されていることを特徴とする。
請求項3に記載のLED照明装置は、請求項1又は2に記載の発明において、前記反射膜はAl又はAgの粒子を飛散させることにより形成されていることを特徴とする。但し、反射膜はAl又はAg以外の金属を用いても良い。更に、「粒子を飛散させる」処理には、蒸着処理、PVD(Physical Vapor Deposition)処理、スパッタ処理、イオンプレーティング処理、CVD(Chemical Vapor Deposition)処理等がある。
請求項4に記載のLED照明装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、Nは3,4,6のいずれかであることを特徴とする。
請求項5に記載のLED照明装置は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記リフレクタは、前記反射膜を形成した複数の面を内面とする開口を、複数個有することを特徴とする。
請求項6に記載のリフレクタは、LED光源と、前記LED光源から出射される光を反射するリフレクタと、を有するLED照明装置に用いるリフレクタであって、
前記リフレクタは、前記LED光源の光軸を挟むようにして互いに接合される第1のリフレクタ部及び第2のリフレクタ部を備え、前記第1のリフレクタ部及び前記第2のリフレクタ部は、それぞれ光軸を向いた面に反射膜を形成しており、前記反射膜を形成した複数の面により画成される前記リフレクタ部の光軸直交断面がN角形(Nは3以上の整数)であり、
前記リフレクタの光軸方向の長さをL(mm)とし、前記反射膜を形成した複数の面により画成される前記LED光源側端部における光軸直交断面の最大寸法をΔ1(mm),前記反射膜を形成した複数の面により画成される前記出射側端部における光軸直交断面の最大寸法をΔ2(mm)としたときに、以下の式を満たすことを特徴とする。本発明の効果は請求項1の発明と同様である。
1.5 ≦ L≦ 20 (1)
1.5 ≦ Δ2/Δ1 ≦ 5.0 (2)
請求項7に記載のリフレクタは、請求項6に記載の発明において、前記リフレクタの光軸直交断面において、前記反射膜を形成した複数の面の周方向端部が前記N角形の頂点となるように接合されていることを特徴とする。
請求項8に記載のリフレクタは、請求項6又は7に記載の発明において、前記反射膜はAl又はAgの粒子を飛散させることにより形成されていることを特徴とする。
請求項9に記載のリフレクタは、請求項6〜8のいずれかに記載の発明において、Nは3,4,6のいずれかであることを特徴とする。
請求項10に記載のリフレクタは、請求項6〜9のいずれかに記載の発明において、前記反射膜を形成した複数の面を内面とする開口を、複数個有することを特徴とする。
本発明に係るLED(Light Emitting Diode)照明装置は、LED光源と、LED光源から出射される光を反射するリフレクタと、を有するものである。
LED光源としては、様々なものを用いることが出来るが、白色LEDが好ましく用いられる。
白色LEDとしては、青色LEDチップと青色LEDチップから発せられた青色光線によって黄色に発光するYAG蛍光体等の蛍光体を組み合わせたものが好ましく用いられるが、青色LEDチップ、緑色LEDチップ及び赤色LEDチップとを組み合わせて白色光を形成する白色LEDであってもよい。白色LEDとしては、例えば特開2008−231218号公報に記載されたものを用いることができるが、これに限られない。
リフレクタは、LED光源から出射される光を反射するものである。
リフレクタの素材としては、ガラスや、環状ポリオレフィン、ポリカーボネート等の熱可塑性の樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、UV硬化性樹脂、シリコンなどがある。環状ポリオレフィンやポリカーボネート等の熱可塑性の樹脂を用いる場合、射出成形により製造できるため、製造コストを大幅に低減させることができる。これらの素材によってリフレクタの形状に成形し、その後、表面にアルミニウムや銀等の金属を付着させて反射面を形成するようにしてもよい。
リフレクタは、LED光源から出射された光が、レンズに向かうように反射する反射面を有する。尚、LED光源の光軸とは、便宜上、LED光源のLEDチップの平面に対して垂直な線としてよい。
光軸方向から見たリフレクタの形状は、多角形状に反射面を設けるような形状が好ましい。この場合、リフレクタの本体を含め、全面にアルミニウムや銀を蒸着してもよいし、多角形状の反射面部分にのみ、アルミニウムや銀を蒸着してもよい。
本発明によれば、単純な構成を有しながら、配光角を抑え光の利用効率を高めることができるLED照明装置及びリフレクタを提供することができる。
第1の実施の形態にかかるLED照明装置EMT1の断面図である。 LED照明装置EMT1を一部削除した状態を示す斜視図である。 リフレクタRLを、成形する金型M1,M2とともに示す斜視図である。 (a)は本実施の形態のリフレクタRLに対して反射膜を成膜する状態を示す図であり、(b)は比較例のリフレクタRL’に対して反射膜を成膜する状態を示す図である。 第2の実施の形態にかかるLED照明装置EMT2の断面図である。 第3の実施の形態にかかるLED照明装置EMT3の断面図である。 光軸直交断面が四角形状のリフレクタに好適な反射面の実施例を示す図である。 光軸直交断面が六角形状のリフレクタに好適な反射面の実施例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかるLED照明装置EMT1を、光軸を含む断面で切断して示す断面図である。図2は、LED照明装置EMT1を一部削除した状態で内部を示す斜視図である。LED照明装置EMT1は自動車のヘッドライトに用いられると好適である。
図1において、LED照明装置EMT1は、3つのLED光源LEDを、配線基板HC上に等間隔で固定して設けている。各LED光源LEDは、LEDチップCPと、LEDチップCPが実装された円筒状の実装基板(パッケージ)PCと、LEDチップCPを封止した透光性の封止材からなる封止部SLと、LEDチップCPから放射された光によって励起されてLEDチップCPの発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体を含有した透光性材料(例えば、シリコーン樹脂など)により形成され封止部SLの光出射面側に配置された蛍光体層YELとを有している。
実装基板PCは、LEDチップCPを収納する収納凹所PCaが上面側に設けられたセラミック基板により形成されており、蛍光体層YELは、収納凹所PCaの上端近傍において収納凹所PCaを閉塞する形で配置されている。
又、配線基板HCには、3つの開口APの端部内にLED光源LEDを嵌め込むようにして、リフレクタRLが取り付けられている。外観が筐体状のリフレクタRLは、図2に示すようにLED光源LEDの光軸を開口APの中心に挟む形で、同一形状の第1リフレクタ部RL1と第2リフレクタ部RL2とを向かい合わせで接合させて接着することで形成され、これにより形成される3つの開口APは、LED光源LEDから遠ざかるに連れて断面が大きくなる四角錐形状となっている。より具体的には、第1リフレクタ部RL1は、光軸側に向いた台形状の2つの互いに等しい反射面RL1mを有し、第2リフレクタ部RL2も、光軸側に向いた台形状の互いに等しい2つの反射面RL2mを有している。互いに90度で交差する反射面RL1m、RL2mは、後述するようにAl又はAgの蒸着等で形成されると好ましいが、メッキにより形成されて良い。
リフレクタの光軸方向の長さをL(mm)とし、反射面RL1m、RL2mのLED光源側端部における最大寸法をΔ1(mm),反射面RL1m、RL2mの出射側端部における最大寸法をΔ2(mm)としたときに、以下の式を満たす。
1.5 ≦ L≦ 20 (1)
1.5 ≦ Δ2/Δ1 ≦ 5 (2)
本実施の形態における白色LED光源は、具体的には、LEDチップCPと、LEDチップCPを覆うようにして(図2参照)その上に形成された蛍光体層YELから構成されている。LEDチップCPは、第1の所定波長の光を出射するものであり、本実施の形態においては青色光を出射するようになっている。但し、本発明のLEDチップCPの波長及び蛍光体の出射光の波長は限定されず、LEDチップCPによる出射光の波長と、蛍光体による出射光の波長とが補色関係にあり合成された光が白色光となる組合せであればものであれば、使用可能である。
なお、このようなLEDチップCPとしては、公知の青色LEDチップを用いることができる。青色LEDチップとしては、InxGa1-xN系をはじめ既存のあらゆるものを使用することができる。青色LEDチップの発光ピーク波長は440〜480nmのものが好ましい。また、LEDチップの形態としては、基板上にLEDチップを実装し、そのまま上方または側方に放射させるタイプ、又は、サファイア基板などの透明基板上に青色LEDチップを実装し、その表面にバンプを形成した後、裏返して基板上の電極と接続する、いわゆるフリップチップ接続タイプなど、どのような形態のLEDチップでも適用することが可能である。
蛍光体層YELは、LEDチップCPから出射される第1の所定波長の光を第2の所定波長に変換する蛍光体を有している。本実施の形態では、LEDチップCPから出射される青色光を黄色光に変換するようになっている。
このような蛍光体層に用いられる蛍光体は、Y、Gd、Ce、Sm、Al、La及びGaの原料として酸化物、又は高温で容易に酸化物になる化合物を使用し、それらを化学量論比で十分に混合して原料を得る。又は、Y、Gd、Ce、Smの希土類元素を化学量論比で酸に溶解した溶解液を蓚酸で共沈したものを焼成して得られる共沈酸化物と、酸化アルミニウム、酸化ガリウムとを混合して混合原料を得る。これにフラックスとしてフッ化アンモニウム等のフッ化物を適量混合して加圧し成形体を得る。成形体を坩堝に詰め、空気中1350〜1450℃の温度範囲で2〜5時間焼成して、蛍光体の発光特性を持った焼結体を得ることができる。
本実施の形態の動作について説明する。配線基板HCを介して供給された電力により、LEDチップCPが青色の発散光を照射すると、かかる発散光は蛍光体層YELを透過して白色光に変換され、出射角が大きな一部の光は、開口AP内において細長い角筒状に配置形成された反射面RL1m、RL2mで1回又は複数回反射しながら出射端側(図1で左方)に向かい、出射角が小さい残りの光は直接出射する。これにより光の利用効率を高めると共に、配光角を小さく抑えることが出来、自動車のヘッドライトに用いるのに好適である。例えばレンズを用いた場合など、全反射・透過率などで光利用効率は低下してしまう。更に、配光を狭くしようとした場合、レンズのパワーを大きくする、もしくはレンズの径を大きくする必要があり、レンズ成形が困難になり、さらに色ムラ、輝度ムラが発生しやすくなる。本実施の形態ではレンズを用いていないため、かかる不具合を回避できる。但し、更にレンズを設けることは任意である。
次に、リフレクタRLの製造方法について説明する。まず図3に示すように2つの金型M1,M2を用意する。金型M1は、第1リフレクタ部RL1の外観形状に対応した矩形浅皿状の凹部M1aを上面に有する。一方、金型M2は、第1リフレクタ部RL1の反射面RL1mを転写するための山脈状の3つの突起M2aを下面に有する。
ここで、金型M1に対向するようにして金型M2をセットする。更に金型M1と金型M2とを不図示のヒータにより加熱することにより、凹部M1a、突起M2aを所定温度まで加熱する。
その後、金型M1に対して金型M2を相対的に接近させ密着させて、所定の保圧にて型締めを行った後、ノズルからランナー及びゲート(不図示)を介して任意の圧力に加圧された状態で型温度よりも更に高温に加熱されたポニフェニレンサルファイド(PPS)樹脂を供給する。
次に、溶融した樹脂が、凹部M1a、突起M2aの形状が転写した状態で固化するまで所定の時間待機して樹脂を冷却させる。
その後、凹部M1a、突起M2a相対的に移動させて型開きを行うことで、図3に示すように、第1リフレクタ部RL1を取り出すことができる。尚、同じ凹部M1a、突起M2aを用いて同様に射出形成を行うことで、同一形状の第2リフレクタ部RL2を形成できる。
次に、第1リフレクタ部RLに対して反射面の形成を行う。図4(a)は、射出成形後の第1リフレクタ部RL1の概略拡大断面図である。図4(a)において、第1リフレクタ部RL1の上面(合わせ面ABPとなる)にはマスクMSを配置する。更に、上方のターゲットTからAlまたはAgの粒子を飛散させると、かかる金属粒子が放射状に進行し、ターゲットTに対向して露出した断面三角状面TLP上に付着し堆積する。これにより反射膜を成膜して反射面RL1mを形成できる。同様に第2リフレクタ部RL2に反射膜の成膜を行うことができる。
ここで、比較例として第1リフレクタ部の反射面が断面半円形状である場合について、図4(b)を参照して考察する。比較例としての第1リフレクタ部RL1’の場合、反射膜を形成しようとする断面半円形の縁の部分(E)が、ターゲットTから直線的に飛散する金属粒子に対して影となりやすく、即ち金属粒子が堆積しにくい為、長時間の処理を行っても良好な反射面RL1m’を形成しにくい。これに対し本実施の形態の場合、リフレクタRLの開口部APの断面が四角形状であるから、第1リフレクタ部RL1の反射膜を形成する面TLPが必ずターゲットTに対向して露出した状態になり、すなわち影ができず、これにより短時間で均一な成膜を行うことが可能になる。
このようにして反射面RL1mを形成した第1リフレクタ部RL1を、同様に反射面RL2mを形成した第2リフレクタ部RL2に対して向かい合わせに接合し、合わせ面ABPを接着することで、開口AP内で反射面RL1m、RL2mの接合した周方向端部がそれぞれ断面四角形の頂点となり、図1,2に示すリフレクタRLを製造することができる。
図5は、第2の実施の形態にかかるLED照明装置EMT2の斜視図である。本実施の形態においては、リフレクタRLの開口APの光軸直交断面が正六角形状となっており、即ち第1リフレクタ部RL1は、同一形状の台形状の3つの反射面RL1mを有し、第2リフレクタ部RL2の反射面RL2mは、同一形状の台形状の3つの反射面RL2mを有しており、反射面RL1m、RL2mにより六角錐状の内側反射面を形成し、開口AP内で反射面RL1m、RL2mの接合した周方向端部がそれぞれ断面六角形の頂点となっている。それ以外の構成については、上述した実施の形態と同様であるため説明を省略する。
図6は、第3の実施の形態にかかるLED照明装置EMT3の斜視図である。本実施の形態においては、リフレクタRLの開口APの光軸直交断面が三角形状(正三角形が望ましい)となっている。第1リフレクタ部RL1は、第1の実施の形態に類似した台形状の2つの反射面RL1mを有するのに対し、これに接合した平行平板状の第2リフレクタ部RL2は、台形状の1つの反射面RL2mのみを有する。反射面RL1m、RL2mにより三角錐状の内側反射面を形成し、開口AP内で反射面RL1m、RL2mの接合した周方向端部がそれぞれ断面三角形の頂点となっている。それ以外の構成については、上述した実施の形態と同様であるため説明を省略する。
図7は、光軸直交断面が四角形状のリフレクタに好適な反射面の実施例を示す図である。図7において、リフレクタの全長L=10mmであり、LED側端部断面は一辺が1.1mmの正方形であり、出射側端部断面は一辺が3.0mmの正方形であり、従ってそれぞれ断面最大寸法は、Δ1=1.6mm、Δ2=4.2mmである。
図8は、光軸直交断面が六角形状のリフレクタに好適な反射面の実施例を示す図である。図8において、リフレクタの全長L=10mmであり、LED側端部断面は一辺が0.55mmの正六角形であり、出射側端部断面は一辺が1.5mmの正六角形であり、従ってそれぞれ断面最大寸法は、Δ1=1.1mm、Δ2=3.0mmである。
本発明のLED照明装置は、自動車のヘッドライトに限らずディスプレイようのダウンライト等としても勿論用いることができる。又、リフレクタRLの外側形状は任意であり、例えば反射面RL1m、RL2mに対して等しく薄い肉厚で形成しても良い。
ABP 合わせ面
AP 開口
CP LEDチップ
EMT1 照明装置
EMT2 照明装置
EMT3 照明装置
HC 配線基板
LED LED光源
M1 金型
M1a 凹部
M2 金型
M2a 突起
MS マスク
PC 実装基板
PCa 収納凹所
RL リフレクタ
RL1 リフレクタ部
RL1m 反射面
RL2 リフレクタ部
RL2m 反射面
SL 封止部
T ターゲット
TLP 断面三角状面
YEL 蛍光体層

Claims (10)

  1. LED光源と、
    前記LED光源から出射される光を反射するリフレクタと、を有し、
    前記リフレクタは、前記LED光源の光軸を挟むようにして互いに接合される第1のリフレクタ部及び第2のリフレクタ部を備え、前記第1のリフレクタ部及び前記第2のリフレクタ部は、それぞれ光軸を向いた面に反射膜を形成しており、前記反射膜を形成した複数の面により画成される前記リフレクタ部の光軸直交断面がN角形(Nは3以上の整数)であり、
    前記リフレクタの光軸方向の長さをL(mm)とし、前記反射膜を形成した複数の面により画成される前記LED光源側端部における光軸直交断面の最大寸法をΔ1(mm),前記反射膜を形成した複数の面により画成される前記出射側端部における光軸直交断面の最大寸法をΔ2(mm)としたときに、以下の式を満たすことを特徴とするLED照明装置。
    1.5 ≦ L≦ 20 (1)
    1.5 ≦ Δ2/Δ1 ≦ 5.0 (2)
  2. 前記リフレクタの光軸直交断面において、前記反射膜を形成した複数の面の周方向端部が前記N角形の頂点となるように接合されていることを特徴とする請求項1に記載のLED照明装置。
  3. 前記反射膜はAl又はAgの粒子を飛散させることにより形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のLED照明装置。
  4. Nは3,4,6のいずれかであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のLED照明装置。
  5. 前記リフレクタは、前記反射膜を形成した複数の面を内面とする開口を、複数個有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のLED照明装置。
  6. LED光源と、前記LED光源から出射される光を反射するリフレクタと、を有するLED照明装置に用いるリフレクタであって、
    前記リフレクタは、前記LED光源の光軸を挟むようにして互いに接合される第1のリフレクタ部及び第2のリフレクタ部を備え、前記第1のリフレクタ部及び前記第2のリフレクタ部は、それぞれ光軸を向いた面に反射膜を形成しており、前記反射膜を形成した複数の面により画成される前記リフレクタ部の光軸直交断面がN角形(Nは3以上の整数)であり、
    前記リフレクタの光軸方向の長さをL(mm)とし、前記反射膜を形成した複数の面により画成される前記LED光源側端部における光軸直交断面の最大寸法をΔ1(mm),前記反射膜を形成した複数の面により画成される前記出射側端部における光軸直交断面の最大寸法をΔ2(mm)としたときに、以下の式を満たすことを特徴とするリフレクタ。
    1.5 ≦ L≦ 20 (1)
    1.5 ≦ Δ2/Δ1 ≦ 5.0 (2)
  7. 前記リフレクタの光軸直交断面において、前記反射膜を形成した複数の面の周方向端部が前記N角形の頂点となるように接合されていることを特徴とする請求項6に記載のリフレクタ。
  8. 前記反射膜はAl又はAgの粒子を飛散させることにより形成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載のリフレクタ。
  9. Nは3,4,6のいずれかであることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のリフレクタ。
  10. 前記反射膜を形成した複数の面を内面とする開口を、複数個有することを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載のリフレクタ。
JP2009238850A 2009-10-16 2009-10-16 Led照明装置及びリフレクタ Pending JP2011086515A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009238850A JP2011086515A (ja) 2009-10-16 2009-10-16 Led照明装置及びリフレクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009238850A JP2011086515A (ja) 2009-10-16 2009-10-16 Led照明装置及びリフレクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011086515A true JP2011086515A (ja) 2011-04-28

Family

ID=44079310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009238850A Pending JP2011086515A (ja) 2009-10-16 2009-10-16 Led照明装置及びリフレクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011086515A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013038010A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Stanley Electric Co Ltd 車両用前照灯用の光源ユニット及びこれを用いた車両用前照灯
WO2013051623A1 (ja) * 2011-10-03 2013-04-11 シャープ株式会社 発光体、照明装置および前照灯
JP2013089469A (ja) * 2011-10-18 2013-05-13 Sharp Corp 照明装置および前照灯
WO2013073701A1 (ja) * 2011-11-18 2013-05-23 シャープ株式会社 照明装置、車両用前照灯、およびダウンライト
US9918069B2 (en) 2008-12-19 2018-03-13 Koninklijke Philips N.V. Method and device for overlaying 3D graphics over 3D video

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9918069B2 (en) 2008-12-19 2018-03-13 Koninklijke Philips N.V. Method and device for overlaying 3D graphics over 3D video
US10158841B2 (en) 2008-12-19 2018-12-18 Koninklijke Philips N.V. Method and device for overlaying 3D graphics over 3D video
JP2013038010A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Stanley Electric Co Ltd 車両用前照灯用の光源ユニット及びこれを用いた車両用前照灯
WO2013051623A1 (ja) * 2011-10-03 2013-04-11 シャープ株式会社 発光体、照明装置および前照灯
JP2013089469A (ja) * 2011-10-18 2013-05-13 Sharp Corp 照明装置および前照灯
WO2013073701A1 (ja) * 2011-11-18 2013-05-23 シャープ株式会社 照明装置、車両用前照灯、およびダウンライト
JP2013109928A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Sharp Corp 照明装置、車両用前照灯、およびダウンライト

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101214135B1 (ko) 광 엔진
TWI380465B (en) High performance led lamp system
JP5624592B2 (ja) 出射角を向上できる小サイズ発光ダイオードパッケージの改良構造
EP2357677B1 (en) Light-emitting module, method for producing light-emitting module, and lighting unit
KR101337492B1 (ko) 다수의 반사면을 갖는 발광 구조체
JP2006521667A (ja) 投光装置及び投光素子
WO2012144325A1 (ja) Led照明装置及びled照明装置用レンズ
JP2015015485A (ja) 発光モジュールおよび灯具ユニット
TWI449862B (zh) 平面發光二極體照明(二)
JP2010287777A (ja) 発光モジュールおよび車両用前照灯
JPWO2010082286A1 (ja) 発光モジュールおよび灯具ユニット
JP2016536798A (ja) 発光デバイス
US20120098017A1 (en) Light emitting module, method of producing light-emitting module, and lighting fixture unit
TWI469383B (zh) A light emitting device and a manufacturing method thereof
JP2011086515A (ja) Led照明装置及びリフレクタ
US10014453B2 (en) Semiconductor light-emitting device emitting light mixtures with substantially white tone
WO2015098258A1 (ja) 発光装置
JP2011065946A (ja) Led照明装置
JP2010219163A (ja) 発光モジュール、および灯具ユニット
US10125950B2 (en) Optical module
JP2013045530A (ja) 発光装置及び照明器具
JP5860325B2 (ja) Led発光装置
JP2011065766A (ja) Led照明装置
CN104296068A (zh) 用于照明装置的透镜和具有该透镜的照明装置
JP2011014852A (ja) 発光装置