JP2011085897A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】像担持体1に現像剤Tを供給して静電潜像を現像するための現像剤担持体25と、現像剤担持体に接触して現像剤を供給する現像剤供給部材24と、現像剤を収容した現像剤収容室と、を有する現像装置5を有し、記録媒体Pに画像を形成する画像形成装置において、現像器の使用初期から使い終わりまで、現像装置内のトナーの残量検知を行なうことを可能にした装置を提供する。
【解決手段】現像装置5の姿勢を、現像剤収容室21の現像剤Tを現像剤供給部材24へ供給可能な第1の姿勢Cと記現像剤供給部材24から現像剤収容室21へ現像剤Tが戻る第2の姿勢Eとに変化させる保持ユニット50を有し、現像装置5の第1の姿勢Cにおいて静電潜像の現像を行い、現像装置5の第2の姿勢Eにおいて現像剤の残量検知を行なう。第2の姿勢Eに転換直後から前記静電容量の検知を開始し、検知結果の時間積分値から、現像剤収容室21内の現像剤量を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式・静電記録方式等の画像形成装置のように、表面に静電潜像を担持する電子写真感光体・静電記録誘電体等の像担持体と、静電潜像を現像剤で現像する現像装置を有し、記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関するものである。
本出願人は、先に、現像装置(以下、現像器と記す)における現像剤(以下、トナーと記す)の残量を検出する方法を提案している(特許文献1)。これは、像担持体にトナーを供給して静電潜像を現像するためのトナー担持体と、トナー担持体に接触してトナーを供給するトナー供給部材とを備えた現像器におけるトナーの残量を検出する方法である。より具体的には、導電性支持体上にトナー担持体にトナーを塗布するためのトナー塗布部材を設け、現像バイアス電源により、トナー担持体に交番電圧を印加するようにする。そして、トナー塗布部材の導電性支持体に誘起される電圧を検知することでトナーの残量を検知するものである。即ち、導電性支持体上に誘起される電圧は、トナー担持体と導電性支持体間の静電容量に依存している。従って、現像器内にトナーが充分に存在し、導電性支持体とトナー担持体間がトナーで満たされた状態と、画像形成によりトナーが消費され、トナー担持体と導電性支持体間のトナーが減少した状態とでは、トナー担持体と導電性支持体間の静電容量が異なる。この為、導電性支持体に誘起される電圧も異なる。この現象を利用してトナーの残量を検出するものである。この方法によれば、スペースを格別に必要とせずにトナーの残量検知ができる。
特開平4−234777号公報
上記従来技術の残量検知においては、現像器内のトナーが消費されていないにも関らず、現像器内のトナー剤密度が変化した場合においては、得られる静電容量にばらつきが生じる場合があることが判明した。通常、画像形成時には、現像器内のトナーは、トナー担持体の回転、トナー送り部材の回転等により十分に攪拌され循環している。一方、画像形成終了後に現像器が長時間放置された場合では、現像器内のトナーは自重により、トナー容器鉛直下方に向かって密に締まっていく。結果として、トナー担持体とトナー塗布部材の導電性支持体間のトナー密度に変化が生じ、得られる静電容量の値にばらつきが生じる場合があった。これを解決しようとするならば、残量検知測定前には、予め現像器を回転駆動させて、現像器内のトナーを攪拌し、トナー密度を均一にする作業が必要となる。残量検知毎にある一定時間を要するため、画像形成装置のスループットの低下につながってしまう。また、現像器の回転駆動により、現像器が磨耗や劣化が促進し、現像器寿命にも影響を及ぼす恐れがあった。
本発明は上記従来技術のトナー残量検出について一層の機能向上を図るものである。その目的は、現像装置の使用環境や放置状態に因らず、現像装置内のトナーの残量検知を行なうことが可能な画像形成装置を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、表面に静電潜像を担持する像担持体と、現像剤を収容する現像剤収容室、前記現像剤収容室の内部に設けられ、第1の電極部材を備え前記像担持体に前記現像剤を供給して前記静電潜像を現像する現像剤担持体、前記現像剤収容室の内部に前記現像剤担持体に接触して設けられ、第2の電極部材のまわりに発泡層を備え前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する現像剤供給部材、を有する現像装置と、前記現像装置を保持し、前記現像装置を、前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材とのニップ部の上に現像剤が堆積する姿勢である第1のポジションと、前記第1のポジションにおいて前記ニップ部の上に堆積する現像剤が落下する姿勢である第2のポジションとに移動可能な保持ユニットと、前記保持ユニットによって前記現像装置を前記第1のポジションから前記第2のポジションに移動した後の所定期間における、前記第1の電極部材と前記第2の電極部材との間の静電容量の変化に基づいて、前記現像剤収容室の内部の現像剤残量を検出する検出装置とを備えることを特徴とする。
本発明によれば現像装置の使用環境や放置状態に因らず、現像装置内のトナーの残量検知を行なうことが可能な画像形成装置を提供することができる。
(a)は実施例1の画像形成装置の概略構成図である。(b)は第1のポジションにおける現像器の拡大模式図である。 (a)は第2のポジションにおける現像器の拡大模式図である。(b)塗布ローラの通気量測定方法を示す模式図である。 (a)は現像器内トナー充填量と塗布ローラのスポンジ内トナー量の関係を示すグラフである。(b)は塗布ローラのスポンジ内トナー量と静電容量の関係を示すグラフである。 (a)は現像器が第2のポジションへ遷移した直後からの残量検出装置による静電容量検知を行った結果を示す図である。(b)はトナー残量検知出力と現像剤容器内部のトナー量との推移を示す図である。 (a)はトナー残量検出装置のブロック図である。(b)は現像器内のトナー残量表示についての説明図である。 (a)は実施例2の画像形成装置において第1の姿勢にある現像器の図である。(b)は第2の姿勢にある現像器と残量検出装置の図である。 (a)は現像器が第2のポジションへ遷移した直後からの残量検出装置による静電容量検知を行った結果を示す図である。(b)はトナー残量検知出力と現像剤容器内部のトナー量との推移を示す図である。
[実施例1]
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施形態に限定する趣旨のものではない。
《画像形成装置例の全体的な概略構成》
図1の(a)は本実施例の画像形成装置の概略構成の模式図である。この画像形成装置は、電子写真プロセスを用いた、4色フルカラーの画像形成装置である。この画像形成装置はイメージリーダ(原稿画像読装置)・パソコン・ファクシミリ等のホスト装置200からコントローラ部(制御手段:CPU)100に入力する電気的画像信号に基づいて記録媒体としてのシート状の記録材Pに画像形成を行う。コントローラ部100はホスト装置200や画像形成装置の操作部300との間で各種の電気的な情報の授受をすると共に、画像形成装置の画像形成動作を所定の制御プログラムや参照テーブルに従って統括的に制御する。
この画像形成装置は、表面に静電潜像を担持する像担持体としての、回転ドラム型の電子写真感光体(以下、ドラムと記す)1を有する。及び、このドラム1に作用するプロセス手段としての、帯電手段2、画像露光手段3、現像装置5(5a・5b・5c・5d)、転写手段6、ドラムクリーニング手段7を有する。ドラム1はドラム軸線を中心に矢印R1の反時方向に所定の速度で回転駆動される。帯電手段2はドラム1の表面を所定の極性(本実施例では負極性)・電位に一様に帯電する手段であり、本実施例では接触帯電ローラを用いている。画像露光手段3はドラム1の表面に静電潜像を形成する手段であり、本実施例ではレーザースキャナユニットを用いている。このユニット3はホスト装置200からコントローラ部100に入力する各色の画像情報に対応して変調したレーザー光Lを出力して反射ミラー4を介してドラム1の帯電処理面を露光部位Aにおいて走査露光する。これにより、ドラム1の面に静電潜像が形成される。本実施例においては、静電潜像形成方式は、帯電したドラム面を画像情報部に対応して露光するイメージ露光方式としている。
現像装置5はドラム面に形成された静電潜像を現像剤像(トナー像)として可視化する手段である。本実施例の画像形成装置においては現像装置としての現像器を複数有する。即ち、第1から第4の4つの現像器5(5a・5b・5c・5d:現像カートリッジ)を有する。そして、これらの現像器を現像器保持体(保持ユニット)としてのロータリ50に保持させてある。ロータリ50は中央軸51を中心に割り出し回転可能である。各現像器5a・5b・5c・5dはロータリ50の回転方向において互いに90°間隔の割り付けにて予め決められた所定の装着部(現像装置装着部)に取外し可能に装着されている。ロータリ50はコントローラ部100で制御される駆動手段(モータ等:不図示)により矢印R2の時計方向に90°間隔で割り出し回転される。これにより、第1から第4の現像器5a・5b・5c・5dがひとつずつ順次、ドラム1に所定に対向した現像位置Cに切換え的に移動して、この位置Cにおいてドラム1の面に形成されている静電潜像をトナー像として現像する。
ここで、ロータリ50に装着されている現像器5がドラム1に所定に対向した現像位置Cに移動した現像器位置をポジションCとする。また、この現像器5がポジションCからロータリ50の90°回転により移動した現像器位置をポジションFとする。また、この現像器5がポジションFからロータリ50の更なる90°回転(ポジションCからは180°回転)により移動した現像器位置をポジションEとする。また、この現像器5がポジションEからロータリ50の更なる90°回転(ポジションCからは270°回転)により移動した現像器位置をポジションGとする。
本実施例においては、第1から第4の各現像器5a・5b・5c・5dは、それぞれ、現像剤Tとして負帯電性の非磁性トナーを用いた接触現像型の反転現像器である。そして、本実施例においては、第1の現像器5aは現像剤収容室にイエロー(Y)色のトナーを収容したイエロー現像器である。第2の現像器5bは現像剤収容室にマゼンタ(M)色のトナーを収容したマゼンタ現像器である。第3の現像器5cは現像剤収容室にシアン(C)色のトナーを収容したシアン現像器である。第4の現像器5dは現像剤収容室にブラック(Bk)色のトナーを収容したブラック現像器である。
転写手段6はドラム1の面に形成されたトナー像を記録媒体に転写する手段であり、本実施例では中間転写ベルトユニットを用いている。このユニット6は、中間転写体(第1の記録媒体)としての、誘電体製で可撓性を有するエンドレスの中間転写ベルト(以下、ベルトと記す)61を有する。そして、このベルト61を懸回張設している、1次転写ローラ62、ベルト駆動ローラ63、2次転写対向ローラ64、テンションローラ65を有する。1次転写ローラ62はドラム1に対してベルト61を挟んで圧接している。ドラム1とベルト61の接触部が1次転写ニップ部Bである。
2次転写対向ローラ64のベルト懸回部には2次転写ローラ66が対向配設されている。この2次転写ローラ66は、揺動機構(不図示)により、ベルト61を挟んで2次転写対向ローラ64に当接した作用位置と、ベルト61の表面から離間した非作用位置とに位置移動される。常時は非作用位置に保持されている。そして、所定の制御タイミングにて作用位置に移動される。2次転写ローラ66が作用位置に移動された状態において、2次転写ローラ66とベルト61の接触部が2次転写ニップ部Dである。
テンションローラ65のベルト懸回部には、ベルト61の表面をクリーニングするベルトクリーニング手段67が配設されている。このベルトクリーニング手段67は揺動機構(不図示)によりクリーニング部材がベルト61の表面に接触した作用位置と、クリーニング部材がベルト61の表面から離間した非作用位置とに位置移動される。常時は非作用位置に保持されている。そして、所定の制御タイミングにて作用位置に移動される。
ドラムクリーニング手段7は、ベルト61に対するトナー像の1次転写後のドラム1面から1次転写残トナーを除去する手段であり、クリーニングブレードを用いている。ドラム面から除去されたトナーはクリーナ容器71に収容される。
コントローラ部100は画像形成スタート信号が入力すると、メインモータ(不図示)を駆動させる。これにより、ドラム1が矢印R1の反時計方向に所定の速度で回転駆動される。また、第1の現像器5aがポジションCに移動した状態になるようにロータリ50の割り出し回転がなされる。そして、その第1の現像器5aに駆動力が伝達される。また所定の現像バイアスが印加される。レーザースキャナユニット3が駆動される。ベルト61が矢印R3の時計方向(ドラム回転に順方向)にドラム1の速度に対応した速度で回転駆動される。2次転写ローラ66とベルトクリーニング手段67は、それぞれ、ベルト61から離間した非作用位置に移動されて保持されている。帯電ローラ2に所定の帯電バイアスが印加される。これにより回転しているドラム1の表面が所定の極性(本実施例では負極性)・電位に均一に帯電される。レーザースキャナユニット3からフルカラー画像のY色成分画像信号に対応して変調されたレーザー光Lが出力されてドラム面が走査露光される。これにより、ドラム面にY色成分画像に対応した静電潜像が形成される。その静電潜像がポジションCに位置している第1の現像器5aによりY色トナー像(現像剤像)として現像される。本実施例においては、ドラム1の帯電極性(負極性)と同極性のネガトナーを用いて静電潜像を反転現像している。そのY色トナー像が1次転写ニップ部Bにおいてベルト61の面に1次転写される。1次転写ローラ62には所定の制御タイミングでトナーの帯電極性とは逆極性(正極性)で所定電位の1次転写バイアスが印加される。1次転写後のドラム面はドラムクリーニング手段7によりクリーニングされる。
Y色トナー像のベルト61に対する1次転写が終了すると、ロータリ50が時計方向に90°間欠回転される。これにより、今度は第2の現像器5bがポジションCに移動される。そして、ドラム1に対してフルカラー画像のM色成分画像に対応したM色トナー像を形成する帯電・露光・現像の工程が実行される。そのM色トナー像が1次転写ニップ部Bにおいて、ベルト61上にすでに転写されているY色トナー像に所定の位置合わせ状態にて重畳されて1次転写される。
M色トナー像のベルト61に対する1次転写が終了すると、ロータリ50が時計方向に更に90°間欠回転される。これにより、今度は第3の現像器5cがポジションCに移動される。そして、ドラム1に対してフルカラー画像のC色成分画像に対応したC色トナー像を形成する帯電・露光・現像の工程が実行される。そのC色トナー像が1次転写ニップ部Bにおいて、ベルト61上にすでに転写されているY色+M色のトナー像に所定の位置合わせ状態にて重畳されて1次転写される。
C色トナー像のベルト61に対する1次転写が終了すると、ロータリ50が時計方向に更に90°回転される。これにより、今度は第4の現像器5dがポジションCに移動される。そして、ドラム1に対してフルカラー画像のBk色成分画像に対応したBk色トナー像を形成する帯電・露光・現像の工程が実行される。そのBk色トナー像が1次転写ニップ部Bにおいて、ベルト61上にすでに転写されているY色+M色+C色のトナー像に所定の位置合わせ状態にて重畳されて1次転写される。
このようにして、ベルト61上にはY色+M色+C色+Bk色の4色フルカラーの未定着トナー像が合成形成される。即ち、駆動手段によりロータリ50を割り出し回転させて1つの現像器をドラム1に所定に対向させたポジションCに移動させ、その現像器によってドラム1に形成された静電潜像をトナー像として現像する。この動作を複数の現像器について順次に切換え的に実行させてベルト61に対するフルカラートナー像の形成を実行するのである。なお、ドラム1に対して順次に形成する色トナー像の色順は本実施例のようなY色→M色→C色→Bk色の色順に限られるものではなく、適宜の色順で行うことができる。ベルト61上に形成された4色フルカラーの未定着トナー像の画像先端部がベルト61の移動により2次転写ローラ66の位置に到達する前に、2次転写ローラ66がベルト61に接触した作用位置に移動される。また、ベルトクリーニング手段67もベルト61に対する作用位置に移動される。
一方、所定の制御タイミングで記録材給送部(不図示)から第2の記録媒体としてのシート状の記録材Pが一枚分離されて給送される。その記録材Pはレジストローラユニット(不図示)によって所定の制御タイミングにて2次転写ローラ66とベルト61との接触部である2次転写ニップ部Dに導入される。2次転写ローラ66にはトナーの帯電極性とは逆極性(正極性)で所定電位の2次転写バイアスが印加される。これにより、記録材Pが2次転写ニップ部Dを挟持搬送されていく過程で、ベルト61上の4色重畳のトナー像が記録材Pの面に順次に一括2次転写される。記録材Pはベルト61の面から分離されて定着ユニット8へ導入され、定着ニップ部で加熱・加圧される。これにより、各色トナー像の記録材Pへの定着(溶融混色)がなされる。そして、記録材Pは定着ユニット8を出て、フルカラー画像形成物として排出部(不図示)に排出される。記録材分離後のベルト61の表面に残留した2次転写残トナーはベルトクリーニング手段67によって除去される。
コントローラ部100は1枚或いは連続複数枚の画像形成ジョブが終了したら、画像形成装置を待機状態にして、次の画像形成スタート信号の入力を待つ。即ち、ドラム1、レーザースキャナユニット3、ベルト61等の駆動を停止する。2次転写ローラ66とベルトクリーニング手段67を非作用位置に移動する。モノクロ画像形成モードの場合は、ブラック用の第4の現像器5dを用いた画像形成だけが行われる。コントローラ部100は1枚或いは連続複数枚のモノクロ画像形成ジョブが終了したら、画像形成装置を待機状態に戻して、次の画像形成スタート信号の入力を待つ。
《現像器5》
本実施例において、それぞれ現像装置である第1から第4の4つの現像器5a・5b・5c・5dは、収容させている現像剤(トナー)の色が互いに異なるだけで、構成は同一である。図1の(b)はポジションCにおける現像器5の拡大模式図である。現像器5は、トナーTを収容させた現像剤収容室として現像剤容器21と、ドラム1に形成された静電潜像を現像するための現像剤担持体としての現像ローラ25と、現像ローラ25に接触してトナーを供給する現像剤供給部材としての塗布ローラ24を有する。また、現像ローラ25上のトナー層を規制する現像剤層厚規制部材としての規制ブレード27と、現像ローラ25と現像剤容器21との隙間からのトナー漏れを防止する漏れ防止シール26を有する。現像剤容器21はドラム1の軸線方向を長手とする横長の容器である。この容器21の下部に容器長手方向に沿ってドラム1に対向する開口部を有する。現像ローラ25はこの開口部に位置させて容器長手方向に並行に配置され、容器長手方向の両側にそれぞれ取り付けられた軸受部材(不図示)を介して回転自在に容器21に支持されている。塗布ローラ24は、現像ローラ25のドラム対向側とは反対側において容器21内に現像ローラ25に並行に配置され、容器長手方向の両側にそれぞれ取り付けられた軸受部材(不図示)を介して回転自在に容器21に支持されている。
本実施例において、現像ローラ25はφ13であり、φ8の導電性芯金(芯金部)28の周囲に、シリコンゴムを基層28aとし、アクリル・ウレタン系ゴムを表面にコート28bした構成で、体積抵抗は10〜1012Ω・cmである。また、塗布ローラ24は、φ6の導電性の芯金(芯金部)29の周囲に連続気泡体からなるウレタンスポンジ層29aを設けた、φ15のウレタンスポンジローラである。スポンジ層29aの体積抵抗は10〜1012Ω・cm程度である。即ち、塗布ローラ24は連続気泡体で構成されている。なお、本実施例では連続気泡体を備える部材を用いているが、塗布ローラ内にトナーが入り込めるように構成されていれば単泡のような発泡層を備える部材であっても構わない。連続気泡体の方がトナーの取り込み量が増えるため、後述する静電容量を測定する際には好適である。現像ローラ25の芯金28と塗布ローラ24の芯金29間の距離(中心間距離)は13mmであり、現像ローラ25の表面に対して、塗布ローラ24のウレタンスポンジ層29aを1.0mm侵入させている。規制ブレード27は、先端部が現像ローラ25に摺擦して、現像ローラ25に塗布されたトナーを薄層にコーティングする、リン青銅、ウレタンゴム等でできた可撓性部材である。規制ブレード27はその基部が前記開口部の上縁部に固定されて容器21に配設されている。漏れ防止シール26は、先端部が現像ローラ25に接し、現像ローラ25の下方部と現像剤容器21との隙間を覆ってトナー漏れ防止する可撓性部材である。シール26はその基部が前記開口部の下縁部に固定されて容器21に配設されている。
ドラム1に形成された静電潜像の現像器による現像は、ロータリ50の割り出し回転制御により所定の現像器5が、図1の(a)や(b)のように、ドラム1に所定に対向したポジションC(第1のポジション)に移動されて行なわれる。本実施例においては、ポジションCにおける現像器5は、現像剤容器21の天面側が上向きで底面側が下向きの正立姿勢(第1の姿勢)となってドラム1に対向している。そして、この現像器5aの現像ローラ25がドラム1に接触している。現像ローラ25はドラム1に接触した状態でドラム1に形成された静電潜像を現像する。所謂、接触現像方式を用いている。
ポジションCにおける現像器5には、画像形成実行時に画像形成装置本体側の駆動手段(不図示)と電源部Eから駆動力と現像バイアスが入力される。現像ローラ25は図1の(b)において矢印R4の時計方向に所定の速度で回転駆動される。従って、現像ローラ25のドラム接触部における回転方向はドラム1の回転方向R1に対して順方向である。また、現像ローラ25に接触して現像ローラ25にトナーを供給する塗布ローラ24は矢印R5の時計方向に所定の速度で回転駆動される。従って、塗布ローラ24の現像ローラ接触部における回転方向は現像ローラ25の回転方向R4に対して逆方向(カウンタ方向)である。回転する現像ローラ25の周上には回転する塗布ローラ24によってトナーが塗布され、塗布されたトナーが規制ブレード27により薄層にコーティングされる。そのトナー薄層が現像ローラ25の引き続く回転により現像位置Cに搬送されてドラム1の面に適用される。また、現像ローラ25には現像バイアス電源部Vから所定の現像バイアス、本実施例では、DC電圧が印加される。これにより、現像ローラ25の周上のトナー薄層がドラム面の静電潜像に対応して選択的にドラム面に転移する。これにより静電潜像がトナー像として現像される。静電潜像の現像に供されなかったトナーは現像ローラ25の引き続く回転により現像剤容器21内に戻し搬送される。そして、塗布ローラ24により現像ローラ25の面から除去されるとともに、現像ローラ25の面には再び塗布ローラ24によってトナーが塗布される。この動作が繰り返されて、ドラム面の静電潜像の現像が実行される。
ポジションCにおける現像器5の姿勢は上記のように正立姿勢(第1の姿勢)であり、現像剤容器21内のトナーTは、塗布ローラ24を配設した現像剤容器内下方部(容器底面側)に重力により鉛直下方に偏って存在している。Taは現像剤容器21に収容されているトナーTのトナー面(現像剤面)である。この現像器5の姿勢はトナーTを塗布ローラ24に供給可能な姿勢である。これにより、トナーTを現像ローラ25に塗布することが可能である。そして、前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材とのニップ部の上方の領域XにトナーTが存在する現像可能姿勢である。通常の画像形成時では、現像位置であるポジションCにおける現像器5の姿勢は正立姿勢であり、現像剤容器21内のトナーTは重力により鉛直下方に偏って存在しており、特に、領域Xの近傍のトナー密度が高い状態となっている。これは、通常画像形成時に領域Xの近傍のトナー密度が低下してしまうと、現像ローラ25へのトナーの供給が不十分となり、画像上に白抜け部などが発生してしまうことがあるためである。従って、画像形成時は、領域Xの近傍はトナーが密な状態であることが望ましい。ここで、ポジションFにおける現像器5は、現像ローラ25側が下向きとなった横向き姿勢となる。また、ポジションEにおける現像器5は、ポジションCにおける正立姿勢から天地が逆転した倒立姿勢(逆姿勢、第2の姿勢)となる。また、ポジションGにおける現像器5は、現像ローラ25側が上向きとなった横向き姿勢となる。
《現像器のトナー残量検知方法》
第1から第4の各現像器5(5a・5b・5c・5d)は、画像形成に使用されるにつれて、それぞれ、各現像器に収容されているトナーが消費される。そこで、個々の現像器のトナーの残量を検知する残量検出装置(残量検知回路部)100aを設ける。検知した残量値が、予め設定した現像器寿命予告や寿命警告のための閾値に達した場合には、コントローラ100は操作部300の表示部300aにその現像器についての寿命予告或いは寿命警告を表示させる。これにより、使用者に、交換用の現像器の準備を促す、或いは現像器の交換を促して、出力画像の品質を維持している。
現像器の新旧交換は、ロータリ50の現像器装着部から使用済みの現像器を所定の手順にて取り外し、新しい現像器を所定の手順にて装着することでなされる。本実施例では、現像器のトナー残量検知は、現像器5の姿勢を第1の姿勢(図1の(b))から第2の姿勢(図2の(a))に変化させた状態にして行う。現像器5の第1の姿勢は、ドラム1に対する現像可能な姿勢であり、トナーTを塗布ローラ24へ供給可能な姿勢である。現像器5の第2の姿勢は、第1の姿勢から現像器の姿勢を変化させて、塗布ローラ24から現像剤容器21へトナーが戻る姿勢である。現像器5の第1の姿勢は、本実施例では、ポジションC(第1のポジション)における現像器の姿勢である。第2の姿勢は、本実施例では、ポジションE(第2のポジション)における現像器の姿勢としている。
本実施例では、第2の姿勢に変化させた現像器のトナー残量検知は、残量検出装置100aによって、第2の電極部材としての塗布ローラ24の導電性の芯金29に、交流バイアスを印加する。そして、第1の電極部材としての現像ローラ25の導電性の芯金28に誘起される電圧から静電容量を算出し現像剤容器21内のトナー残量検知を行なうものである。ここで、以下の説明において、「静電容量」とは、塗布ローラ24と現像ローラ25間の静電容量のことである。具体的には、現像ローラ25の芯金部28と、塗布ローラ24の芯金部29との間の静電容量を測定することとなる。また、「静電容量」を算出するという意味においては、100pfのような静電容量そのものを算出する必要は必ずしもない。静電容量の変化に応じて変化する芯金の誘起電圧値を、検知回路において電圧値や、電流値の形で測定することで行っても良い。
トナー残量検知の基本原理について述べる。本実施例における塗付ローラ24は、連続気泡体からなるウレタンスポンジ層29aの通気量と呼ばれる物性値の最適化により、スポンジ層内部に保持できるトナー量が変化する特徴がある。この通気量という物性値は、連続気泡体からなるウレタンスポンジ層表面のセルの開口と、スポンジ内部のセルに対し、単位時間あたりに通過する空気の量を示すものである。即ち、表面のセルが小さく、内部セルの構造も細かく密になるほど、通気量は低下し、逆に、表面セルを大きく、内部セルを大きくすると、通気量は増加する傾向にある。このため、通気量の変化で、スポンジ内部に保持可能なトナー量が変化する。ここで、前述した通気量の測定方法を説明する。
図2の(b)は通気量測定方法を示すモデル図である。塗布ローラ24のウレタンスポンジ層29aの表面に、φ10mmの穴301aをあけたアクリル板301の穴部を当接する。そして、その穴301aよりも大きい径のホース302をつなげ、市販のポンプ304で吸気したときの吸気量を通気量測定器303(メーカー;大栄科学精器製作所、商品名;KZ型通気量測定器)にて測定する。ポンプ304の吸気量は、塗布ローラ24が無い状態で10.8リットル/minである。本発明者らの実験で、本実施例に即する画像形成装置においては、適応する連続気泡体からなるウレタンスポンジ層29aの通気量は、2リットル/min以上にすることが好適であった。このようにして、通気量の最適化が行なわれた塗付ローラ24を用いた場合の、塗付ローラのスポンジ層内部のトナー量と、現像剤容器内部のトナー量との推移を示す。図3の(a)に示すように、現像剤容器内トナー量が減少するにつれて、塗付ローラ24のスポンジ層内部のトナー量も減少していく傾向がわかる。この結果より、塗付ローラ24のスポンジ層内部に保持されるトナー量と、現像剤容器内のトナー総量とに相関があることがわかる。さらに、スポンジ層内のトナー量と、塗布ローラ24と現像ローラ25間の静電容量の推移を測定した。結果を図3の(b)に示す。この静電容量は、NF社製LCRメータZM2354にて測定した。図3の(b)に示すように、スポンジ層内のトナー量と静電容量は線形関係となっている。この結果から、塗布ローラのスポンジ層内部に保持されるトナー量と、塗布ローラ24と現像ローラ25間の静電容量に相関があることがわかる。つまり、塗布ローラ24と現像ローラ25間の静電容量を測定することで、現像剤容器21内のトナー量を見積もることが可能なのである。
本実施例では、現像器5の姿勢を第1のポジションにおける第1の姿勢から第2のポジションにおける第2の姿勢に変化させて、現像器5の塗布ローラ24と現像ローラ25間の静電容量の測定によるトナー残量検知を行う。即ち、現像器5を、現像器内の主にトナーを収容するトナー収容室から塗布ローラや現像ローラが存在する現像室へトナーを供給可能な第1の姿勢Cと、現像室からトナー収容室へトナーが戻る第2の姿勢Eとに姿勢を変化させる保持ユニットを設ける。そして、現像器5の第2の姿勢においてトナー残量検知を行なう。これにより、トナー密度の変化に起因する検知静電容量のばらつきの発生を抑制して、現像器の使用環境や放置状態に因らず、静電容量の変化を利用したトナー残量検出を、安定かつ精度良く行なうことが可能となる。
本実施例においては、ロータリ50が、現像器5を保持し、第1のポジションと、第2のポジションとに移動可能な保持ユニットに対応する。すなわち、現像器5を、現像ローラ25と塗布ローラ24とのニップ部の上にトナーが堆積する姿勢である第1のポジションと、第1のポジションにおいてニップ部の上に堆積するトナーが落下する姿勢である第2のポジションとに移動可能な保持ユニットである。
上記のトナー残量検知は、現像器5が第2のポジションEに移動された直後から塗付ローラ24と現像ローラ25の間の静電容量検知を開始し、所定時間における静電容量検知出力の変化を、検知時間に関する算術処理を行う。そして、これにより現像剤収容室21内の現像剤量を算出する。
以下、これについて詳述する。先ず、現像器5の現像剤容器21に収容されているトナーTの挙動について説明する。現像位置であるポジションCにおける現像器5の姿勢は正立姿勢であり、現像剤容器21内のトナーTは重力により鉛直下方に偏って存在し、現像ローラ25と塗布ローラ24とのニップ部の重力方向において上方の領域Xに多量にトナーが存在する。本実施例では、塗布ローラ24と現像ローラ25のニップ部から現像ローラ25の回転方向上流側の領域Xに多量のトナーが存在する。ロータリ50が90°回転することにより現像器5のポジションがCからF、さらに、90°回転(ポジションCからは180°回転)した位置ポジションEに遷移する。そうすると、現像器5の姿勢は倒立姿勢となり、前記領域Xに存在していたトナーTは重力により現像剤容器21に落下する。すなわち、第2のポジションにおける現像装置の姿勢は、前記第1のポジションにおいて前記ニップ部の上に堆積する現像剤が落下する姿勢となる。最終的には、図2の(a)のように塗付ローラ24の周囲にトナーが無い状態に至る。したがって、現像ローラの芯金28と供給ローラの芯金29との間の静電容量は、ポジションCとポジションEとで異なる。本実施例においては、図1の(a)におけるポジションCが第1のポジションであり、ポジションEを第2のポジションとしている。そして、ポジションEに位置している現像器について残量検出装置100aによりトナー残量検知が実施される。装置100aが「保持ユニットによって現像装置を第1のポジションから第2のポジションに移動した後の所定期間における、第1の電極部材と第2の電極部材との間の静電容量の変化に基づいて、現像剤収容室の内部の現像剤残量を検出する検出装置」に対応する。
現像器5が、ポジションEへ遷移した直後からの残量検出装置100aによる静電容量検知を行った結果を図4の(a)に示す。例えば現像器5の使用開始直後のような、現像剤容器21に収容されているトナーTが多い場合の現像器5の、ポジションEへの遷移直後のトナー残量検知出力は凡例アのようになる。即ち、領域Aで示した静電容量に対応した所定期間において、後述する塗付ローラ24のスポンジ層内部に含まれたトナー量に相当する検知出力よりも大きな値を検知する。これは、塗付ローラ24の近傍に、現像器5のポジションEへの遷移直後に現像剤容器21に落下し切れなかったトナーが存在するため、塗付ローラ24のスポンジ層内部に含まれたトナー量以上のトナー量の静電容量を検出してしまうためである。よって、トナーTが重力により現像剤容器21に落下するにつれ、徐々に検知出力も小さくなる。そして、図2の(a)のように塗付ローラ24の周囲にトナーが無い状態、現像剤容器21に収容されているトナーTのトナー面Taが塗布ローラ24にかからない状態に至り、トナー残量検知出力は安定した値を得ることができる。このように静電容量検知出力が安定した値を示す領域を図4の(a)では領域Bと示した。
これと比較し、現像器5の使用中盤においては、静電容量検知出力は凡例イのようになる。即ち、トナーTが消費されているため、領域Aの期間も短くなり、塗付ローラ24の周囲にトナーが無い状態、現像剤容器21に収容されているトナーTのトナー面Taが塗布ローラ24にかからない状態に早く至る。さらに、現像器5の使用末期においては、静電容量検知出力は凡例ウのようになる。即ち、塗付ローラ24の周囲にはそもそもトナーが少なくトナーTのトナー面Taが塗布ローラ24にかからない状態にある為、上述の領域Aに相当する出力は見当たらず、ポジションEへの遷移直後から静電容量検知出力値は安定した値を得ることができる。
上記説明したトナーTの挙動と、それに伴う静電容量検知出力値の変動を鑑みて、本実施例においては以下のように検知出力を算術処理する。1)塗付ローラ24のスポンジ層内部に含まれたトナー量からの検知出力である領域Bの検知出力を平均化処理し、トナー残量検知出力Rとする。値Rをバックグラウンド値とする。2)下記の差分値と、トナー残量検知時間とで面積積分した値Tを、トナー残量検知出力Rとする。上記の差分値は、現像剤容器21に落下し切れなかったトナーが存在するが故に、塗付ローラ24のスポンジ層内部に含まれたトナー量以上のトナー量の静電容量を検出してしまう、領域Aからの出力からバックグラウンド値を引いた値である。トナー残量検知出力Rは、第2のポジションにおける第2の姿勢である倒立姿勢に変化させることにより、塗付ローラ24の周囲に余分なトナーが存在しない。そのため、静電容量の変化もなく、塗付ローラ24のスポンジ層内部だけのトナー量を正確に見積もることができる。このトナー残量検知出力Rは、現像剤容器内トナー量が減少するにつれて、塗付ローラ24のスポンジ層内部のトナー量も減少していく傾向がある。しかしながら、現像剤容器内トナー量が多い領域においては、トナー量の減少に対する、塗付ローラ24のスポンジ層内部のトナー量の減少割合が小さい。
すなわち、スポンジ層内のトナー量と塗布ローラ24と現像ローラ25間の静電容量の推移を測定する本実施例のトナー残量検出装置では、現像剤容器内トナー量検知精度が低い。そこで、トナー残量検知出力Tを検出することで、現像剤容器内トナー量が多い状態においても現像剤容器内トナー量検知精度を向上させる。トナー残量検知出力Tと現像剤容器内部のトナー量との推移を示す。図4の(b)に示すように、所定の量までは、現像剤容器内トナー量が減少するにつれて、トナー残量検知出力Tも減少していく傾向がわかった。つまり、現像剤容器内トナー量が多い状態においては、トナー残量検知出力Tと現像剤容器内のトナー総量とに相関する部分を用いる。そして、トナー残量検知出力Rおよびトナー残量検知出力Tを相補的に算術処理し、現像器の使用初期から使い終わりまで、精度の高いトナー残量検知を行うことが可能となる。
本実施例においては、トナー残量検知出力をトナー残量検知時間によって面積積分した値とトナー量との相関関係を利用している。しかし、例えば、静電容量の変化率すなわち静電容量の時間微分等、トナー量との相関関係を示すような算術処理を用いることで、同様な効果を得ることが出来る。例えば、静電容量の時間微分値に基づいてトナー残量を検出する場合について以下に説明します。トナー残量が減ってくると、すなわち、静電容量が図4(a)における凡例アから凡例ウへと変化すると、領域Aにおける静電容量の時間微分値が0に近づく。したがって、静電容量の時間微分値が閾値を越えた場合にトナーが所定量を下回ったことを検知する、といったように、静電容量の時間微分値に基づいてトナー残量を検知することも可能である。本実施例では、現像器5が第2のポジションEに転換された直後から現像剤供給部材24と現像剤担持体25の間の静電容量検知を開始し、静電容量検知出力の時間積分値を用いて、現像剤収容室内の現像剤量を算出する。
次に、残量検出装置100aを構成している、検出器30、積分器31について述べる。図5の(a)は、コンデンサC1で示される塗布ローラ24と現像ローラ25、検出器30、積分器31、トナー残量検知用バイアス電源33、現像バイアス電源34の等価回路を示したものである。トナー残量検知用バイアス電源33より、交流バイアスであるトナー残量検知用バイアスが供給される。検出器30は抵抗RとダイオードDから成り、コンデンサC1の出力は、抵抗Rの電圧として取り出され、ダイオードDで半波整流される。半波整流された電圧は、コンデンサC2で示される積分器31により積分され、直流電圧化される。検知電圧はCPU32において上述した算術処理を行い、トナー残量検知出力Rおよびトナー残量検知出力Tを得ることができる。本実施例において、トナー残量検知用バイアス電源33から現像器5への交流バイアス印加、および、検出器30、積分器31、CPU32によるトナー残量検知は、現像器5のポジションがFからEに遷移した直後から実行される。
本実施例における、現像器内のトナー残量表示について図5の(b)を用いて説明する。現像器5の使用初期は当然、トナー残量100%を表示するものである。画像形成動作を行い、現像容器内のトナーTを消費するに従って、トナー残量検知トナー残量検知出力Tは上述のように減少し、トナー残量表示もトナー残量%を減少させる。本実施例では、トナー残量40%近傍において、トナー残量検知出力Tはゼロ値となる。つまり、塗付ローラ24の周囲にトナーが無い状態、現像剤容器21に収容されているトナーTのトナー面Taが塗布ローラ24にかからない状態に至る。これ以降は、トナー残量検知出力Rによるトナー残量%を表示し、所定の値において、0%、操作部300の表示部300aに、当該現像器についての「トナー無」等の警告表示を行う。画像形成を中止する制御をさせても良い。また、現像器の交換時期を知らせるようにしても良い。
上記説明したように、本実施例の画像形成装置は、現像剤容器内のトナー残量を正確に検知し、使用者に対してその情報を伝えることが可能となる。なお、上記実施例では、トナー残量検知は、現像器5のポジションがFからEに遷移した直後から実行されているがこれに限られるものではない。トナーの静電容量変化が検出できる範囲であればトナー残量検知のタイミングはポジションの遷移が移動した直後から前後してもよい。
[実施例2]
本実施例においては、実施例1にて説明した画像形成装置および現像器に対して、トナー残量検知出力Tを検知する専用のアンテナを設けた構成においても、実施例1において説明したのと同様な効果を為し得ることを説明する。
《現像器5》
本実施例において、それぞれ現像装置である第1から第4の4つの現像器5a・5b・5c・5dは、収容させている現像剤(トナー)の色が互いに異なるだけで、構成は同一である。かつ、実施例1にて説明した構成と同一である為、同一の符号を用いる。図6の(b)はポジションCにおける現像器5の拡大模式図である。現像器5は、トナーTを収容させた現像剤収容室として現像剤容器21と、ドラム1に形成された静電潜像を現像するための現像剤担持体としての現像ローラ25と、現像ローラ25に接触してトナーを供給する現像剤供給部材としての塗布ローラ24を有する。また、現像ローラ25上のトナー層を規制する現像剤層厚規制部材としての規制ブレード27と、現像ローラ25と現像剤容器21との隙間からのトナー漏れを防止する漏れ防止シール26を有する。そして、現像ローラ25と、現像ローラ25に接触してトナーを供給する現像剤供給部材としての塗布ローラ24の近傍に、電極部材としてのアンテナ40を有する。アンテナ40は、後述する領域Xを現像容器長手に貫くように配置される。
《アンテナによるトナー残量検知方法》
本実施例においては、実施例1にて説明した画像形成装置および現像器に対して、トナー残量検知出力Tを検知する専用のアンテナを設けた構成であるため、実施例1にて説明したトナー残量検知方法が実施可能である。加えて、アンテナ40によるトナー残量検知が可能な構成となっている。アンテナ40によるトナー残量検知も、現像器5の姿勢を第1の姿勢(図6の(a))から第2の姿勢(図6の(b))に変化させた状態にして行う。本実施例においても、ポジションC(第1のポジション)における現像器の姿勢である。第2の姿勢は、ポジションE(第2のポジション)における現像器の姿勢としている。
アンテナ40によるトナー残量検知は、残量検知手段100aによって、現像ローラ25の導電性の芯金28に、交流バイアスを印加する。そして、導電性のアンテナ40に誘起される電圧、静電容量から現像剤容器21内のトナー残量検知を行なうものである。このアンテナにより検知された静電容量検知出力を、静電容量検知出力Sとする。上記の静電容量検知は、現像器5が第2のポジションEに転換された直後から現像ローラ25とアンテナ40間の静電容量検知を開始し、所定時間における静電容量検知出力Sの変化を、検知時間に関する算術処理を行う。
以下、現像剤収容室21内の現像剤量の算出について詳述する。先ず、現像器5の現像剤容器21に収容されているトナーTの挙動について説明する。現像位置であるポジションCにおける現像器5の姿勢は正立姿勢であり、現像剤容器21内のトナーTは重力により鉛直下方に偏って存在し、現像ローラ25と塗布ローラ24とのニップ部の重力方向において上方の領域Xに多量にトナーが存在する。本実施例では、塗布ローラ24と現像ローラ25のニップ部から現像ローラ25の回転方向上流側の領域Xに多量のトナーが存在する。アンテナ40は、この領域Xを長手に貫くよう配置される。ロータリ50が90°回転することにより現像器5のポジションがCからF、さらに、90°回転(ポジションCからは180°回転)した位置ポジションEに遷移する。そうすると、現像器5の姿勢は倒立姿勢となり、前記領域Xに存在していたトナーTは重力により現像剤容器21に落下する。最終的には、図6の(b)のようにアンテナ40の周囲にトナーが無い状態に至る。本実施例においては、図6の(a)におけるポジションCが第1のポジションであり、ポジションEを第2のポジションとしている。
そして、ポジションEに位置している現像器について残量検出装置100aによりトナー残量検知が実施される。現像器5が、ポジションEへ遷移した直後からの残量検出装置100aによる静電容量検知を行った結果を図7の(a)に示す。例えば現像器5の使用開始直後のような、現像剤容器21に収容されているトナーTが多い場合の現像器5の、ポジションEへの遷移直後の静電容量検知出力Sは凡例アのようになる。即ち、領域Aで示したトナー量に対応した所定期間において、アンテナ40の近傍に、現像器5のポジションEへの遷移直後に現像剤容器21に落下し切れなかったトナーが存在するからである。よって、トナーTが重力によりアンテナ棒40の近傍から現像剤容器21に落下するにつれ、徐々に検知出力も小さくなる。そして、図6の(b)のようにアンテナ40の周囲にトナーが無い状態に至り、静電容量検知出力は安定した値を得る。
このように静電容量検知出力Sが安定した値を示す領域を図7の(a)では領域Bと示した。これと比較し、現像器5の使用中盤においては、静電容量検知出力Sは凡例イのようになる。即ち、トナーTが消費されているため、領域Aの期間も短くなり、アンテナ40の周囲にトナーが無い状態に早く至る。さらに、現像器5の使用末期においては、静電容量検知出力Sは凡例ウのようになる。即ち、アンテナ40の周囲にはそもそもトナーが少ない為、上述の領域Aに相当する出力は見当たらず、ポジションEへの遷移直後から静電容量検知出力値Sは安定した値を得ることができる。
上記説明したトナーTの挙動と、それに伴う静電容量検知出力値Sの変動を鑑みて、本実施例においては以下のように検知出力を算術処理する。そもそもアンテナ40の周囲にトナーが無い状態における検知出力である領域Bの検知出力は、現像器の使用状況、すなわちトナー使用量にかかわらず一定である。よってこれを平均化処理し、バックグラウンド値Uとする。静電容検出力Sからバックグラウンド値Uを引いた差分値を、静電容量検知時間とで面積積分し、トナー残量検知出力Vとする。上述したようなトナーTの挙動が故、トナー残量検知出力Vは、所定のトナー残量まで、現像剤容器内トナー量が減少するにつれて減少していく。所定のトナー残量とは、アンテナ40の周囲にはそもそもトナーがない状態となるトナー残量である。つまり、静電容量検知出力値Sは安定してバックグラウンド値Uを出力し、よって、トナー残量検知出力Vは所定値、本実施例においては、ゼロを出力する。トナー残量検知出力Vが、ゼロを出力した後、画像形成装置は第二のトナー残検検出装置を動作させる。
もう一つのトナー残検検出装置とは実施例1にて説明したトナー残量検出装置であり、第二のトナー残検検出装置は、残量検出装置100aによって、塗布ローラ24の導電性の芯金29に、交流バイアスを印加する。そして、現像ローラ25の導電性の芯金28に誘起される電圧、静電容量から現像剤容器21内のトナー残量検知を行なうものである。第二のトナー残検検出装置により、トナー検知出力Wが得られる。トナー残量検知出力Wは、トナー残量検知出力Vがゼロを出力する。つまり、アンテナ40の周囲にはそもそもトナーが存在しないトナー残量における出力である。第2のポジションにおける第2の姿勢である倒立姿勢に変化させることにより、塗付ローラ24の周囲に余分なトナーが存在しない。そのため、静電容量の変化もなく、塗付ローラ24のスポンジ層内部だけのトナー量を正確に見積もることができる。このトナー残量検知出力Wは、現像剤容器内トナー量が減少するにつれて、塗付ローラ24のスポンジ層内部のトナー量も減少していく傾向がある。しかしながら、現像剤容器内トナー量が多い領域においては、トナー量の減少に対する、塗付ローラ24のスポンジ層内部のトナー量の減少割合が小さい。すなわち、現像剤容器内トナー量検知精度が低い。そこで、導電性アンテナを設け、静電容量検知出力Sを検出することで、現像剤容器内トナー量が多い状態においても現像剤容器内トナー量検知精度を向上させる。
図7の(b)に示すように、現像剤容器内トナー量が多い領域においては、トナー量の減少に対する塗付ローラ24のスポンジ層内部のトナー量の減少割合が小さく現像剤容器内トナー量検知精度が低いので、トナー残量検知出力Vの減少からトナー残量を算出する。トナー残量が所定の量(本実施例においては35%)となった後、すなわち、トナー残量検知出力Vが本実施例においてゼロとなった後には、次のようにトナー残量を算出する。すなわち、トナー量の減少に対する、塗付ローラ24のスポンジ層内部のトナー量の減少割合であるトナー残量検知出力Wを用いて、トナー残量を算出する。つまり、トナー残量検知出力Vおよびトナー残量検知出力Wを相補的に算術処理し、現像器の使用初期から使い終わりまで、精度の高いトナー残量検知を行うことが可能となる。本実施例においては、静電容量検知出力を静電容量検知時間によって面積積分した値とトナー量との相関関係を利用している。しかし、例えば、静電容量検知出力の変化率を示す時間微分等、トナー量との相関関係を示すような算術処理を用いることで、同様な効果を得ることが出来る。即ち、現像器5が第2のポジションEに転換された直後からアンテナ電極40と現像剤担持体25の間の静電容量検知を開始し、静電容量検知出力の時間積分値を用いて、現像剤収容室内の現像剤量を算出する。
残量検出装置100aの構成を図6(b)に示す。トナー残量検知用バイアス電源33より、交流バイアスであるトナー残量検知用バイアスが供給される。トナー残量検知用バイアスは、現像ローラ25および塗付ローラ24の導電性芯金に対して、選択的に供給可能な構成となっている。また、検出器30等一連のトナー残量検出回路は、アンテナ40および現像ローラ25の導電性芯金に対して、選択的に接続可能となっている。本実施例においては、図6(b)で示したように、トナー残量検知用バイアスが現像ローラ25に、トナー残量検出回路がアンテナ40に接続されている状態アにスイッチング可能となっている。また、トナー残量検知用バイアスが塗付ローラ24に、トナー残量検出回路が現像ローラ25に接続されている状態イにスイッチング可能となっている。なお、このようにスイッチング可能に設けている理由としては、現像器の使用終わりまで残量検知を可能とするためである。現像ローラ25とアンテナ40との間の静電容量を測定する場合においては、アンテナ40にトナーの保持の機能が少ない。そのため、トナーの残量が少なくなってきた場合においては、ポジションを変更するとすぐにアンテナ40の周りに存在するトナーがなくなり静電容量の変化を検知しづらくなる。
これに対し、現像ローラ25と塗布ローラ24との間の静電容量を測定する場合においては、塗布ローラが発泡層を備えるためある程度トナーの保持機能を備えている。そのため、トナー残量が少なくなってきた場合にも、ポジション変更をした後の静電容量の変化がゆるやかになり、静電容量の測定が可能になる。
このように、トナー残量に応じて静電容量を測定するための電極を切り替えても良い。切り替えを行う理由としては、塗布ローラ24を電極として用いた場合、塗布ローラ24の内部に含まれるトナーが存在するため図4(a)に記載の領域Bの静電容量がトナー残量に応じて変化する。領域Bの静電容量はバックグラウンド値としてキャンセルするようにしているが、ある程度測定精度に影響を与えるおそれがある。そこで、トナー残量の多い場合は、アンテナ40と現像ローラ25との間の静電容量を測定することでバックグラウンド値を考慮する必要がなく(図7(a)の領域B参照)、測定精度を上げることができる。そして、アンテナ40と現像ローラ25との間の静電容量からトナーが所定値よりも少なくなったと判断した場合は、塗布ローラ24を静電容量を測定するための電極として用いる。なお、現像ローラ25とアンテナ40との間の静電容量の測定で、現像器使用末期まで現像剤残量の検知精度が十分に得られるのであるならば、スイッチング可能に設ける必要はない。また、現像器内のトナー残量表示についても実施例1にて説明したのと同様であり説明を省略する。
上記説明したように、本実施例の画像形成装置は、現像剤容器内のトナー残量を正確に検知し、使用者に対してその情報を伝えることが可能となる。なお、上記実施例では、トナー残量検知は、現像器5のポジションがFからEに遷移した直後から実行されているがこれに限られるものではない。トナーの静電容量変化が検出できる範囲であればトナー残量検知のタイミングはポジションの遷移が移動した直後から前後してもよい。なお、本実施例では、アンテナ40と、現像ローラ25との間の静電容量を測定する構成となっているがこれに限られるものではない。現像器5のポジションを変化させることで静電容量の値が変化するのであれば、アンテナ40と塗布ローラ24との間の静電容量を測定する構成としてもよい。また、現像ローラ25や、塗布ローラを電極の一つとして用いるのではなく、例えばアンテナ電極を別途2つ以上設けて、アンテナ電極間の静電容量を測定してもよい。また、「静電容量」を算出するという意味においては、100pfのような静電容量そのものを算出する必要は必ずしもない。静電容量の変化に応じて変化する芯金の誘起電圧値を、検知回路において電圧値や、電流値の形で測定することで行っても良い。
[その他の事項]
1)画像形成装置は実施例の電子写真方式のものに限られない。像担持体として静電記録誘電体を用いた静電記録方式の画像形成装置や、像担持体として磁気記録磁性体を用いた磁気記録方式の画像形成装置であってもよい。
2)また、現像装置5は、現像剤として非磁性トナーを用いた非接触式の現像器、現像剤として磁性トナーを用いた接触式又は非接触式の現像器であってもよい。
1・・像担持体(電子写真感光体ドラム)、5・・現像装置(現像器)、21・・現像剤収容室、24・・現像剤供給部材(塗布ローラ)、25・・現像剤担持体(現像ローラ)、T・・現像剤(トナー)、50・・保持ユニット(ロータリ)、100a・・検出手段、P・・記録媒体(記録材)、C・・第1の姿勢(第1のポジション)、E・・第2の姿勢(第2のポジション)、X・・現像剤担持体と現像剤供給部材とのニップ部の上方の領域

Claims (9)

  1. 表面に静電潜像を担持する像担持体と、
    現像剤を収容する現像剤収容室と、前記現像剤収容室の内部に設けられ、第1の電極部材を備え前記像担持体に前記現像剤を供給して前記静電潜像を現像する現像剤担持体と、前記現像剤収容室の内部に前記現像剤担持体に接触して設けられ、第2の電極部材のまわりに発泡層を備え前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する現像剤供給部材と、を有する現像装置と、
    前記現像装置を保持し、前記現像装置を、前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材とのニップ部の上に現像剤が堆積する姿勢である第1のポジションと、前記第1のポジションにおいて前記ニップ部の上に堆積する現像剤が落下する姿勢である第2のポジションとに移動可能な保持ユニットと、
    前記保持ユニットによって前記現像装置を前記第1のポジションから前記第2のポジションに移動した後の所定期間における、前記第1の電極部材と前記第2の電極部材との間の静電容量の変化に基づいて、前記現像剤収容室の内部の現像剤残量を検出する検出装置と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検出装置は、前記保持ユニットによって前記現像装置を前記第1のポジションから前記第2のポジションに移動した後の所定期間における、前記第1の電極部材と前記第2の電極部材との間の静電容量の時間積分値に基づいて、前記現像剤収容室の内部の現像剤残量を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検出装置は、前記保持ユニットによって前記現像装置を前記第1のポジションから前記第2のポジションに移動した後の所定期間における、前記第1の電極部材と前記第2の電極部材との間の静電容量の時間微分値に基づいて、前記現像剤収容室の内部の現像剤残量を検出する請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記検出装置は、前記保持ユニットによって前記現像装置を前記第1のポジションから前記第2のポジションに移動した直後から前記第1の電極部材と前記第2の電極部材との間の静電容量の検出を開始することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 表面に静電潜像を担持する像担持体と、
    現像剤を収容し、前記現像剤によって前記静電潜像を現像する現像装置と、
    前記現像装置の内部に設けられた、第1の電極部材と第2の電極部材と、
    前記現像装置を保持し、現像可能な姿勢である第1のポジションと、前記第1の電極部材と前記第2の電極部材との間の静電容量が第1のポジションとは異なる姿勢である第2のポジションと、に移動可能な保持ユニットと、
    前記保持ユニットによって前記現像装置を前記第1のポジションから前記第2のポジションに移動した後の所定期間における、前記第1の電極部材と前記第2の電極部材との間の静電容量の変化に基づいて、前記現像装置の内部の現像剤残量を検出する検出装置と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記検出装置は、前記保持ユニットによって前記現像装置を前記第1のポジションから前記第2のポジションに移動した後の所定期間における、前記第1の電極部材と前記第2の電極部材との間の静電容量の時間積分値に基づいて、前記現像装置の内部の現像剤残量を検出することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記検出装置は、前記保持ユニットによって前記現像装置を前記第1のポジションから前記第2のポジションに移動した後の所定期間における、前記第1の電極部材と前記第2の電極部材との間の静電容量の時間微分値に基づいて、前記現像装置の内部の現像剤残量を検出することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 前記検出装置は、前記保持ユニットによって前記現像装置が前記第1のポジションから前記第2のポジションに移動した直後から前記第1の電極部材と前記第2の電極部材との間の静電容量に関する情報の検出を開始することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記現像装置は、前記現像剤を担持し前記静電潜像を現像する現像剤担持体と、芯金のまわりに発泡層を備え、前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材とを備え、前記現像剤残量が所定量より少なくなった場合は、前記第1の電極部材又は前記第2の電極部材として、前記現像剤供給部材の前記芯金を用いることを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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