JP2011085100A - ベーンポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】キャビテーションの発生を防止することができるベーンポンプを提供すること。
【解決手段】吸込通路11からの作動流体をポンプ室7に導く2つの吸込ポート8a,8bと、ポンプ室7から吐出された作動流体を吸込通路11へと還流させるリターン通路31と、吸込通路11とリターン通路31とを連通するリターンポート32とを備え、吸込通路11は、合流通路22と、合流通路22から2つの吸込ポート8a,8bへと作動流体を導く2つの分岐通路23a,23bと、ポンプカバー5に形成され合流通路22を流れて突き当たる作動流体を2つの分岐通路23a,23bへと分流する分岐部25とを備え、リターンポート32は、ロータ2の中心軸と合流通路22の中心軸C2とを通る基準線Xに対して、作動流体の流れ方向がロータ2の回転方向と同一となる分岐通路23aとは反対側に中心軸C1がずれて配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、油圧機器の油圧供給源として用いられるベーンポンプに関するものである。
従来のベーンポンプとして、特許文献1には、ポンプから吐出され油圧機器にて使用された作動油を戻し通路を通じて吸込通路へと戻すものが開示されている。タンクから吸引される作動油と戻し通路を通じて還流する作動油とは、合流した後、ポンプカバーの壁面にて2方向へと均等に分流されてポンプカバー内を流れ、ポンプ室内へ流入する。
特開2007−278258号公報
ここで、分流された作動油のうち、ロータの回転方向と同方向に流れる作動油は、ポンプ室の移動速度に対する流れの相対速度が小さいため、ポンプ室へと流入し難い。また、ロータの回転方向と逆方向に流れる作動油は、ポンプ室の移動速度に対する流れの相対速度が大きいため、ポンプ室へと流入し易い。
このため、ロータの回転方向と同方向に流れる作動油をポンプ室へと導く吸込ポートでは、キャビテーションが発生し易い。キャビテーションの発生はポンプの吸込性能の低下を招く。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、キャビテーションの発生を防止することができるベーンポンプを提供することを目的とする。
本発明は、駆動軸に連結されたロータと、前記ロータに対して径方向に往復動自在に設けられる複数のベーンと、前記ロータを収容し当該ロータの回転に伴って内周面に前記ベーンの先端部が摺動するカムリングと、前記カムリングの内周面と隣り合う前記ベーンによって区画されたポンプ室と、前記カムリングを収容するポンプ収容凹部が形成されたポンプボディと、前記ポンプ収容凹部を封止するポンプカバーと、前記ポンプ室へと作動流体を導く吸込通路と、前記カムリングの2つの吸込領域に対応して開口し、前記吸込通路からの作動油を前記ポンプ室に導く2つの吸込ポートと、前記ポンプ室から吐出された作動流体を前記吸込通路へと還流させるリターン通路と、前記吸込通路と前記リターン通路とを連通するリターンポートと、を備え、前記吸込通路は、前記リターンポートからの作動油が合流する直線状の合流通路と、前記合流通路から枝分かれして形成され、前記2つの吸込ポートへと作動流体を導く2つの分岐通路と、前記ポンプカバーに形成され、前記合流通路を流れて突き当たる作動流体を前記2つの分岐通路へと分流する曲面状の分岐部と、を備え、前記リターンポートは、前記合流通路と直線状に接続され、かつ前記ロータの中心軸と前記合流通路の中心軸とを通る基準線に対して、作動流体の流れ方向が前記ロータの回転方向と同一となる分岐通路とは反対側に中心軸がずれて配置されることを特徴とする。
本発明によれば、リターンポートは、ロータの中心と合流通路の中心とを通る基準線に対して、作動流体の流れ方向がロータの回転方向と同一となる分岐通路とは反対側に中心軸がずれて配置されるため、リターンポートから合流通路へ流入する作動流体は、ポンプカバーに形成された曲面状の分岐部に案内されて、2つの分岐通路のうち作動流体の流れ方向がロータの回転方向と同一となる分岐通路の方へと多く流入する。つまり、合流通路を流れる作動流体は、2つの分岐通路のうちポンプ室の移動速度に対する流れの相対速度が小さい分岐通路の方へと多く流入する。したがって、ロータの回転方向と同方向に流れる作動流体をポンプ室へと導く吸込ポートにおいて、充填効率が高まりキャビテーションの発生を防止することができる。
本発明の実施の形態に係るベーンポンプの断面図であり、駆動軸に平行な断面を示す図である。 本発明の実施の形態に係るベーンポンプの平面図であり、ポンプカバーを取り除いた状態を示す図である。 ポンプカバーの平面図であり、ポンプボディと相対する面を示す図である。 図1におけるA−A線に沿う断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
まず、図1〜図4を参照して、本発明の実施の形態に係るベーンポンプ100の全体構成について説明する。
ベーンポンプ100は、車両に搭載される油圧機器、例えば、パワーステアリング装置や変速機等の油圧供給源として用いられるものである。
ベーンポンプ100は、駆動軸1の端部にエンジン(図示せず)の動力が伝達され、駆動軸1に連結されたロータ2が回転するものである。ロータ2は、図2において反時計回りに回転する。
図2に示すように、ベーンポンプ100は、ロータ2に対して径方向に往復動自在に設けられる複数のベーン3と、ロータ2を収容すると共にロータ2の回転に伴って内周のカム面4aにベーン3の先端部が摺動するカムリング4とを備える。
ロータ2には、外周面に開口部を有するスリット16が所定間隔をおいて放射状に形成され、そのスリット16にはベーン3が摺動自在に挿入される。スリット16の基端側には、ポンプの吐出圧が導かれる背圧室17が画成される。ベーン3は、背圧室17の圧力によって、スリット16から抜け出る方向に押圧され、先端部がカムリング4の内周のカム面4aに当接する。これにより、カムリング4の内部には、ロータ2の外周面、カムリングのカム面4a、及び隣り合うベーン3によって複数のポンプ室7が区画される。
図2に示すように、カムリング4は、内周のカム面4aが略長円形状をした環状の部材であり、ロータ2の回転に伴ってカム面4aを摺動する各ベーン3間によって区画されるポンプ室7の容積を拡張する吸込領域4bと、ポンプ室7の容積を収縮する吐出領域4cとを有する。このように、各ポンプ室7は、ロータ2の回転に伴って拡縮する。本実施の形態では、カムリング4は、2つの吸込領域4b及び2つの吐出領域4cを有する。
図1に示すように、ロータ2及びカムリング4の一側面(図1では左側面)にはポンプカバー5が当接して配置され、他側面(図1では右側面)にはサイドプレート6が当接して配置される。このように、ポンプカバー5とサイドプレート6は、ロータ2及びカムリング4の両側面を挟んだ状態で配置され、ポンプ室7を密閉する。なお、駆動軸1はサイドプレート6を挿通している。
駆動軸1は、ブッシュ19を介してポンプボディ10に回転自在に支持される。ポンプボディ10には、ロータ2、カムリング4、及びサイドプレート6が収容されるポンプ収容凹部10aが形成される。
ポンプ収容凹部10a内には、サイドプレート6とカムリング4とが積層して収容される。ポンプボディ10の環状のスカート10bの端面10cに、ポンプカバー5の端面5aが当接した状態で、ポンプボディ10とポンプカバー5とは締結される。このように、ポンプボディ10のポンプ収容凹部10aはポンプカバー5によって封止される。
図3に示すように、ポンプカバー5におけるロータ2が摺動する端面5aには、カムリング4の2つの吸込領域4b(図2参照)に対応して開口し、ポンプ室7に作動油(作動流体)を導く円弧状の2つの吸込ポート8a,8bが形成される。
図1に示すように、サイドプレート6には、カムリング4の吐出領域4c(図2参照)に対応して開口し、ポンプ室7が吐出する作動油を高圧室12へと導く円弧状の2つの吐出ポート9a,9bが貫通して形成される。高圧室12は、ポンプ収容凹部10aの底部に形成される環状溝15と、ポンプ収容凹部10aの底部に配置されるサイドプレート6とによって区画される。
各ポンプ室7は、ロータ2の回転に伴って、カムリング4の吸込領域4bにて吸込ポート8a,8bを通じて作動油を吸込み、カムリング4の吐出領域4cにて吐出ポート9a,9bを通じて作動油を吐出する。このように、各ポンプ室7は、ロータ2の回転に伴う拡縮によって作動油を給排する。
サイドプレート6には、2つの位置決めピン14が立設して結合される。図2に示すように、位置決めピン14は、カムリング4の外周面に形成された凹部4dを挿通すると共に、ポンプカバー5のピン穴5b(図3参照)に挿入される。位置決めピン14によって、カムリング4に対するポンプカバー5とサイドプレート6の相対回転が規制され、カムリング4の吸込領域4bとポンプカバー5の吸込ポート8a,8bとの位置決め、及びカムリング4の吐出領域4cとサイドプレート6の吐出ポート9a,9bとの位置決めが行われる。
図1に示すように、ポンプボディ10及びポンプカバー5には、タンク(図示せず)と吸込ポート8a,8bとを連通し、タンクの作動油を吸込ポート8a,8bを通じてポンプ室7へと導く吸込通路11が形成される。ポンプボディ10には、高圧室12に連通し高圧室12の作動油を外部の油圧機器へと供給する吐出通路13(図4参照)が形成される。また、ポンプボディ10には、ポンプ室7から吐出された作動油を吸込通路11へと還流させるリターン通路31が形成される。具体的には、吐出通路13を通じて油圧機器に供給され、油圧機器にて使用された作動油がリターン通路31を通じて吸込通路11へと還流する。
次に、吸込通路11及びリターン通路31について詳しく説明する。
図1に示すように、吸込通路11は、ポンプボディ10に形成されタンクから作動油を吸い込むメイン通路21と、メイン通路21からの作動油にリターン通路31からの作動油が合流する合流通路22と、合流通路22から枝分かれして形成され2つの吸込ポート8a,8bへと作動油を導く2つの分岐通路23a,23b(図3参照)とを備える。
メイン通路21は、ポンプボディ10に形成され、駆動軸1に対して垂直方向に延在して設けられる。
合流通路22は、ポンプボディ10とポンプカバー5に渡って形成され、駆動軸1の軸方向に直線状に設けられる。合流通路22を流れる作動油は、ポンプカバー5に形成された曲面状の分岐部25に突き当たることによって流れ方向を90度変化させた後、ポンプカバー5内に形成された2つの分岐通路23a,23bに分流する。図3に示すように、合流通路22は、2つの分岐通路23a,23bの長さが同じとなるように、吸込ポート8aと8bから等距離に設けられる。
図1に示すように、リターン通路31は、ポンプボディ10に形成され、駆動軸1に対して垂直方向に延在して設けられる。吸込通路11の合流通路22とリターン通路31とは、リターンポート32を通じて連通する。
リターンポート32は、駆動軸1の軸方向に直線状に設けられ、合流通路22と直列に直線状に接続される。リターンポート32は、リターン通路31の径と比較して小さく、絞り通路として形成される。そのため、リターン通路31から合流通路22へと流入する作動油は、リターンポート32にて流速を増した状態で合流通路22を通過する。したがって、メイン通路21における合流通路22との接続部近傍には負圧が発生するため、タンクからの作動油の吸込性能が向上する。
ここで、図3に示す2つの分岐通路23a,23bのうち分岐通路23aの作動油は、ロータ2の回転方向と同方向へ流れる。そのため、分岐通路23aを流れる作動油は、ポンプ室7の移動速度に対する相対速度が小さく、吸込ポート8aを通じてポンプ室7へと流入し難い。これに対して、分岐通路23bの作動油は、ロータ2の回転方向と逆方向へ流れる。そのため、分岐通路23bの作動油は、ポンプ室7の移動速度に対する相対速度が大きく、吸込ポート8bを通じてポンプ室7へと流入し易い。このように、分岐通路23aの作動油はポンプ室7へと流入し難く、分岐通路23bの作動油はポンプ室7へと流入し易い。
このため、合流通路22を流れる作動油がポンプカバー5の分岐部25に突き当たり、分岐通路23aと23bに均等に分流した場合には、分岐通路23aの作動油をポンプ室7へと導く吸込ポート8aでは、キャビテーションが発生し易くなる。
そこで、ベーンポンプ100では、図2及び図4に示すように、リターンポート32は、中心軸C1が合流通路22の中心軸C2からずれて配置される。具体的には、図2に示すように、リターンポート32は、ロータ2の中心軸と合流通路22の中心軸C2とを通る基準線Xに対して、作動油の流れ方向がロータ2の回転方向と同一となる分岐通路23aとは反対側に中心軸C1がずれて配置される。なお、図3に示すように、分岐通路23aと23bは、基準線Xを境にしてほぼ線対称に形成される。
リターンポート32が合流通路22とずれて配置されることによって、図4に示すように、リターンポート32から合流通路22へと流入した作動油は、合流通路22の中心軸C2からずれて直進してポンプカバー5の分岐部25に突き当たる。分岐部25は、曲面状に窪んで形成され、最も窪んだ最深部25aは、合流通路22の中心軸C2の延長線上に位置する。このため、リターンポート32から合流通路22へと流入し、ポンプカバー5の分岐部25に突き当たった作動油は、分岐部25の曲面に案内されて分岐通路23aへと流入し易くなる。このように、リターンポート32が合流通路22とずれて配置されることによって、分岐通路23bよりも分岐通路23aの方へより多くの作動油が流入する。つまり、作動油の流れ方向がロータ2の回転方向と同一であるためポンプ室7へと作動油が流入し難い分岐通路23aの方へとより多くの作動油が流入する。このように、ベーンポンプ100は、2つの分岐通路23aと23bのうち、ロータ2の回転方向との関係で作動油がポンプ室7へと流入し難い分岐通路23aへと積極的に作動油を導くものである。
これにより、分岐通路23bよりも分岐通路23aの圧力が高くなるため、分岐通路23aの作動油をポンプ室7へと導く吸込ポート8aにおいてキャビテーションの発生が防止される。キャビテーションの発生が防止されることによって、吸込性能の低下が防止される。
以上に示す本実施の形態によれば、以下に示す効果を奏する。
リターンポート32は、ロータ2の中心軸と合流通路22の中心軸C2とを通る基準線Xに対して、作動油の流れ方向がロータ2の回転方向と同一となる分岐通路23aとは反対側に中心軸C1がずれて配置されるため、リターンポート32から合流通路22へ流入する作動油は、ポンプカバー5に形成された曲面状の分岐部25に案内されて、2つの分岐通路23aと23bのうち作動油の流れ方向がロータ2の回転方向と同一となる分岐通路23aの方へと多く流入する。つまり、合流通路22を流れる作動流体は、2つの分岐通路23aと23bのうちポンプ室7の移動速度に対する流れの相対速度が小さい分岐通路23aの方へと多く流入する。したがって、ロータ2の回転方向と同方向に流れる作動油をポンプ室7へと導く吸込ポート8aにおいてキャビテーションの発生を防止することができる。
特に、分岐通路23aと23bに均等に作動油が分流される従来のベーンポンプでは、ロータ2の回転数が高い運転状態では、吸込ポート8aにおいてキャビテーションが発生し易かった。しかし、ベーンポンプ100では、分岐通路23aへと積極的に作動油を導くことによって分岐通路23aの圧力を高くするものであるため、ロータ2の回転数が高い運転状態においても、吸込ポート8aにおいてキャビテーションの発生を防止することができる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
例えば、吐出通路13に、油圧機器に供給される作動油の流量を制御する流量制御弁を設けてもよい。その場合には、流量制御弁にて排出される作動油はリターン通路31へと導かれて合流通路22へと流入する。
本発明に係るベーンポンプは、車両用のパワーステアリング装置や変速機等の油圧供給源に適用することができる。
100 ベーンポンプ
1 駆動軸
2 ロータ
3 ベーン
4 カムリング
5 ポンプカバー
6 サイドプレート
7 ポンプ室
8a,8b 吸込ポート
10 ポンプボディ
11 吸込通路
21 メイン通路
22 合流通路
23a,23b 分岐通路
25 分岐部
31 リターン通路
32 リターンポート
X 基準線
C1 リターンポートの中心軸
C2 合流通路の中心軸

Claims (3)

  1. 駆動軸に連結されたロータと、
    前記ロータに対して径方向に往復動自在に設けられる複数のベーンと、
    前記ロータを収容し当該ロータの回転に伴って内周面に前記ベーンの先端部が摺動するカムリングと、
    前記カムリングの内周面と隣り合う前記ベーンによって区画されたポンプ室と、
    前記カムリングを収容するポンプ収容凹部が形成されたポンプボディと、
    前記ポンプ収容凹部を封止するポンプカバーと、
    前記ポンプ室へと作動流体を導く吸込通路と、
    前記カムリングの2つの吸込領域に対応して開口し、前記吸込通路からの作動流体を前記ポンプ室に導く2つの吸込ポートと、
    前記ポンプ室から吐出された作動流体を前記吸込通路へと還流させるリターン通路と、
    前記吸込通路と前記リターン通路とを連通するリターンポートと、を備え、
    前記吸込通路は、
    前記リターンポートからの作動流体が合流する直線状の合流通路と、
    前記合流通路から枝分かれして形成され、前記2つの吸込ポートへと作動流体を導く2つの分岐通路と、
    前記ポンプカバーに形成され、前記合流通路を流れて突き当たる作動流体を前記2つの分岐通路へと分流する曲面状の分岐部と、を備え、
    前記リターンポートは、前記合流通路と直線状に接続され、かつ前記ロータの中心軸と前記合流通路の中心軸とを通る基準線に対して、作動流体の流れ方向が前記ロータの回転方向と同一となる分岐通路とは反対側に中心軸がずれて配置されることを特徴とするベーンポンプ。
  2. 前記リターンポートは、絞り通路であることを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
  3. 前記分岐部の最深部は、前記合流通路の中心軸の延長線上に位置することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベーンポンプ。
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