JP2011084959A - ドアハンドル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】過大な外力を受けても内部の電気部品ユニットの損傷を防ぐことができるドアハンドル装置を提供すること。
【解決手段】ハンドル本体2と、該ハンドル本体2に取り付けられたハンドルカバー5と、該ハンドルカバー5と前記ハンドル本体2との間に形成された空間S内に収容された電気部品ユニット10を有するドアハンドル装置1において、前記ハンドル本体2と前記ハンドルカバー5に支持部2d,2eと5a,5bをそれぞれ形成し、該支持部2dと5a及び2eと5bによって前記電気部品ユニット10の長手方向両端部をその長手方向中央部が前記ハンドル本体2及び前記ハンドルカバー5の各内面に接触しないように支持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナや回路基板等の電気部品を内蔵して成るドアハンドル装置に関するものである。
近年、車両用ドアの開閉操作の利便性を高めるため、無線装置を携帯したユーザーが車両に接近/離間するだけで車両のドアロック装置のロック/アンロックが行われるスマートエントリシステムが開発され、既に実用に供されている。
斯かるスマートエントリシステムを採用する車両のドアハンドル装置には、低周波アンテナやタッチセンサ等の電気部品がハンドル本体とこれを覆うハンドルカバーとの間に形成される空間に収容されているが、これらの電気部品は、ガタが吸収されるようにハンドル本体又はハンドルカバーの何れか一方の内面側に押し付けられるように取り付けられていた。
例えば、特許文献1には、低周波アンテナ上に発泡ウレタンから成る弾性部材を介して静電容量センサ電極板を配置し、弾性部材の弾性力によって静電容量センサ電極板をハンドルカバーに押し当てる構成が開示されている。
特開2007−191917号公報
ところで、車両のドアハンドル装置には操作時に通常でも大きな力が作用するが、例えば寒冷地において凍結した状態のドアを開ける場合等には、通常の力以上の大きな力でドアを開けなければならず、このとき、ドアハンドル装置には瞬間的に例えば50kgf程度の過大な力が作用する。
上述のようにドアハンドル装置に過大な力が作用すると、ハンドル本体やこれを覆うハンドルカバーが変形し、これらの内部に収容された回路基板やコイルアンテナの鉄心(フェライト等)が破損してしまい、操作不良が発生する可能性があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、過大な外力を受けても内部の電気部品ユニットの損傷を防ぐことができるドアハンドル装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ハンドル本体と、該ハンドル本体に取り付けられたハンドルカバーと、該ハンドルカバーと前記ハンドル本体との間に形成された空間内に収容された電気部品ユニットを有するドアハンドル装置において、前記ハンドル本体と前記ハンドルカバーに支持部をそれぞれ形成し、該支持部によって前記電気部品ユニットの長手方向両端部をその長手方向中央部が前記ハンドル本体及び前記ハンドルカバーの各内面に接触しないように支持したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記電気部品ユニットに、長手方向両端部に形成された収容部を弾性変形可能な連結部によって連結して成るケースを設け、該ケースの一方の収容部にアンテナを収容し、他方の収容部に回路基板を収容したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記電気部品ユニットは、前記ハンドルカバーの内壁に対向して配設されたロックセンサプレートと、前記ハンドル本体の内壁に対向して配設されたアンロックセンサプレートを有し、前記回路基板に、前記ロックセンサプレートと前記アンロックセンサプレートを電気的に接続するための接続孔を形成し、該接続孔に前記ロックセンサプレートと前記アンロックセンサプレートにそれぞれ形成された接続部を互いに逆側から通すことによって該ロックセンサプレートとアンロックセンサプレートを前記回路基板に電気的に接続することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記接続孔を前記回路基板の長手方向一端部に形成したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、前記電気部品ユニットを弾性を有する樹脂材料によって一体化したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ハンドル本体とハンドルカバーにそれぞれ形成された支持部によって電気部品ユニットの長手方向両端が支持されるが、該電気部品ユニットはその長手方向中央部がハンドル本体及びハンドルカバーの各内面に接触しないよう支持されるため、電気部品ユニットの長手方向中央部とハンドル本体の内面及びハンドルカバーの内面との間にそれぞれ隙間を形成することができる。従って、過大な外力によってハンドル本体やハンドルカバーが変形しても、隙間が狭まるだけで済み、これらの内部の空間に収容された電気部品ユニットに外力が直接及ぶことがなく、該電気部品ユニットの損傷が確実に防がれる。
請求項2記載の発明によれば、ケースの弾性変形可能な連結部によって連結された収容部に電気部品ユニットのアンテナと回路基板を収容したため、過大な外力によってハンドル本体やハンドルカバーが変形した場合、その変形に応じてケースが連結部を起点として弾性変形し、これに収容されたアンテナや回路基板に外力が直接及ぶことがなく、これらの損傷が確実に防がれる。
請求項3記載の発明によれば、回路基板に形成された接続孔にロックセンサプレートとアンロックセンサプレートの接続部を互いに逆側から通すことによって該ロックセンサプレートとアンロックセンサプレートをリード線等を用いることなく回路基板に簡単な構成で作業性良く電気的に接続することができる。
請求項4記載の発明によれば、接続孔を回路基板の長手方向一端部に形成したため、ロックセンサプレートとアンロックセンサプレートの回路基板への接続部を長手方向一端に集約的に配置することができ、しかも、その一端はハンドル本体とハンドルカバーに形成された支持部によって支持されていて変形が小さく抑えられるため、ロックセンサプレートとアンロックセンサプレートの回路基板への電気的な接続が常に確実になされ、当該ドアハンドル装置の安定した動作が可能となる。
請求項5記載の発明によれば、電気部品ユニットを弾性を有するポリエステル等の樹脂材料によるモールド等によって一体化することによって、外力によってハンドル本体やハンドルカバーが変形した場合には電気部品ユニットが弾性変形するためにその損傷が防がれ、当該ドアハンドル装置の耐荷重性が高められる。
本発明に係るドアハンドル装置の平断面図である。 本発明に係るドアハンドル装置をドア外側から見た分解斜視図である。 本発明に係るドアハンドル装置をドア内側から見た分解斜視図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るドアハンドル装置の平断面図、図2は同ドアハンドル装置をドア外側から見た分解斜視図、図3は同ドアハンドル装置をドア内側から見た分解斜視図である。
図1に示すドアハンドル装置1は、車両のドアに取り付けられるものであって、車両前後方向(図1の左右方向)に長いハンドル本体2と、該ハンドル本体2をドアパネル3に固定するためのハンドルベース4と、ハンドル本体2の表面を覆うハンドルカバー5及び不図示のシリンダ錠等が固定される外部取付部材6によって構成されている。ここで、ハンドル本体2、ハンドルベース4、ハンドルカバー5及び外部取付部材6は何れも樹脂で構成されている。
上記ハンドル本体2は、平面視コの字状に一体成形され、図2に示すように、その外面側には外側方に向かって開口する凹部2aが長手方向に沿って形成され、この凹部2aが前記ハンドルカバー5によって覆われることによって、これらの間には空間S(図1参照)が形成されている。尚、ハンドルカバー5は、不図示のビスによってハンドル本体2に締結されている。
又、ハンドル本体2の前端(図1の右端)と後端(図1の左端)からはアーム2Aと作動部2Bが内側(図1の下側)に向かって略直角に突設されており、平面視L字状を成すアーム2Aの先端には軸孔2bが形成されている。そして、この軸孔2bには前記ハンドルベース4の前端部に形成された支軸4aが嵌合しており、ハンドル本体2は、ハンドルカバー5と共に支軸4aを中心として図1の矢印方向に回動することができる。
ハンドル本体2の後端部に突設された前記作動部2Bには係合凹部2cが形成されており、この係合凹部2cにはハンドルレバー7が係合している。尚、ハンドルレバー7は、車体に組み込まれた不図示のドアロック装置を作動させるためのものであって、ハンドル本体2をハンドルベース4の支軸4aを中心として図1の矢印方向に回動操作すると、該ハンドル本体2の作動部2Bの移動に伴ってハンドルレバー7も同方向に移動し、これによってドアロック装置が作動してドアのロックが解除(アンロック)される。
前記ハンドルベース4は、図1に示すように、ドアパネル3の内側の面に取り付けられるものであって、これにはドアパネル3の凹形状3aに沿う凹形状部4bが形成され、この凹形状部4bとハンドル本体2の間にはユーザーが手を差し込むための空間(隙間)S1が形成されている。このハンドルベース4の内部にはハンドル本体2の前記アーム2Aと作動部2Bが図示のように挿入されるが、該ハンドルベース4の前端部にはハンドル本体2のアーム2Aを挿入するための挿入孔4cが形成されている。
又、前記外部取付部材6は、ネジ8によってドアパネル3に取り付けられており、その外面は外部カバー9によって覆われている。
ところで、図1に示すように、ハンドル本体2とこれを覆うハンドルカバー5の間に形成される空間Sには一体化された電気部品ユニット10が収容されるが、この電気部品ユニット10は、その長手方向両端部(前端部と後端部)がハンドル本体2とハンドルカバー5の長手方向両端部(前端部と後端部)の内面にそれぞれ突設された支持部2dと5a及び2eと5bによって挟持されるように支持されており、その長手方向中央部はハンドル本体2及びハンドルカバー5の各内面に接触しないよう、これらの間には隙間がそれぞれ形成されている。即ち、電気部品ユニット10は、その長手方向中央部がハンドル本体2とハンドルカバー5の各内面に接触しないように、ハンドル本体2とハンドルカバー5にそれぞれ形成された支持部2dと5a及び2eと5bによってその長手方向両端部(前端部と後端部)がそれぞれ支持されている。
ここで、図2に示すように、ハンドル本体2の凹部2aの長手方向両端部に支持部2d,2eが一体に突設され、一方(前端側)の支持部2dの前後には挿通部2fと位置決め孔2gがそれぞれ形成されている。又、図3に示すように、ハンドルカバー5の内面の長手方向両端部(ハンドル本体2の支持部2d,2eに対応する箇所)には支持部5a,5bが一体に突設されている。
電気部品ユニット10は、図2及び図3に示すように、車両前後方向に沿って配列されたアンテナ11と回路基板12、金属製のロックセンサプレート13及びアンロックセンサプレート14を備えているが、アンテナ11と回路基板12は車両前後方向に細長い樹脂製のケース15に収容されている。
図2に示すように、上記ケース15の長手方向両端部には収容部15A,15Bがそれぞれ形成されており、これらの収容部15A,15Bは弾性変形可能な連結部15Cによって連結されている。そして、ケース15の収容部15A,15Bにはアンテナ11と回路基板12がそれぞれ収容されており、アンテナ11は、これに形成された2つのケース取付部11aをケース15に形成された2つのアンテナ取付部15に組み込むことによってケース15に取り付けられる。又、ケース15のハンドル本体2に対向する面の前端部近傍(ハンドル本体2に形成された前記位置決め孔2gに対応する位置)には、図2に示すように、円柱状の位置決めピン15bが一体に突設されている。
ここで、回路基板12からはアンテナ11の上下面に沿ってハーネス16が車両前方へと延びており、このハーネス16は、図1に示すように、車両内側へと略直角に折り曲げられ、ハンドル本体2のアーム部2Aに形成された前記挿通部2f及びハンドルベース4の挿入孔4cを通ってドア内部へと引き込まれている。そして、図2及び図3に示すように、ハーネス16の端部にはコネクタ17が接続されており、このコネクタ17には車体に搭載された不図示のECU(Engine Control Unit )に連なる不図示のコネクタが接続され、回路基板12はハーネス16を介してECUに電気的に接続されている。
前記ロックセンサプレート13は、ハンドルカバー5にユーザーの手が触れたことを静電容量の変化によって電磁気的に検知するものであって、その上下端縁にケース15側に向かって略直角に折り曲げられたフランジ状の係止片13aをケース15の後端部の上下面に嵌め込んで係止することによってケース15に取り付けられる。ここで、図3に示すように、ロックセンサプレート13の後端縁にはケース15側に向かって略直角に折り曲げられた接続部13bが形成されている。
前記アンロックセンサプレート14は、ユーザーがドアを開くためにハンドル本体2とハンドルベース4の間の空間S1に手を差し込んでハンドル本体2とハンドルカバー5をつかむと、そのことを静電容量の変化によって電磁気的に検知するものであって、その上下端縁にはケース15側に向かって略直角に折り曲げられた複数の係止爪14aとフランジ状の係止片14b,14cがそれぞれ形成されている。又、このアンロックセンサプレート14の後端片には、ケース15側に向かって略直角に折り曲げられた接続部14dが切り起こしによって一体に形成されており、ケース15の後端部には、接続部14dが貫通するためのスリット状の貫通孔15cが縦方向に長く形成されている。
他方、図2及び図3に示すように、回路基板12の後端部には縦方向に長いスリット状の2つの接続孔12a,12bが上下に並んで形成されている。
次に、電気部品ユニット10の組付手順について説明する。
先ず、アンテナ11と回路基板12をケース15の収容部15A,15Bにそれぞれ組み込んで収容し、アンテナ11に形成されたケース取付部11aをケース15側のアンテナ取付部15aに組み付けることによってアンテナ11をケース15に固定する。
次に、ロックセンサプレート13に形成された接続部13bを回路基板12に形成された上側の接続孔12aに車両外側方から内側に向かって通し、ロックセンサプレート13に形成された係止片13aをケース15に嵌め込んで係止すれば、該ロックセンサプレート13がケース15に固定されるとともに、回路基板12に電気的に接続される。
同様に、アンロックセンサプレート14に形成された接続部14dをケース15に形成された貫通孔15cに通すとともに、回路基板12に形成された下側の接続孔12bに接続部14dを車両内側から外側に向かって通し、アンロックセンサプレート14に形成された係止爪14aと係止片14b,14cをケース15に嵌め込んで係止すれば、該アンロックセンサプレート14がケース15に固定されるとともに、回路基板12に電気的に接続される。尚、ロックセンサプレート13とアンロックセンサプレート14のケース15への取り付けの順序はどちらが先でも構わない。
以上の要領で電気部品ユニット10が組み付けられると、該電気部品ユニット10は、弾性を有するポリエステル等の樹脂材料18(図1参照)によってケース15と共にモールドされて一体化され、ハンドル本体2の凹部2aに収容される。このとき、ケース15に突設された位置決めピン15bがハンドル本体2に形成された位置決め孔2gに嵌合することによって、一体化された電気部品ユニット10がハンドル本体2に対して位置決めされる。そして、ハンドル本体2にハンドルカバー5が図1に示すように取り付けられることによって、その長手方向中央部がハンドル本体2とハンドルカバー5の各内面に接触しない状態で、ハンドル本体2とハンドルカバー5に形成された支持部2dと5a及び2eと5bによってその長手方向両端部(前端部と後端部)が支持される。
ここで、樹脂材料18によって一体化された電気部品ユニット10は、図1に示すように長手方向中央部の厚みが薄く形成されており、その他の部分は厚肉に形成されている。これは、電気部品ユニット10が変形するような外力が加わった場合に、アンテナ11や回路基板12を収容するケース15が収容部15A,15bを起点として変形してしまうことを防ぐためである。尚、ハンドル本体2やハンドルカバー5が変形しても電気部品ユニット10に外力が伝わらないほど充分な隙間を形成することができる場合は、電気部品ユニット10の厚みを均一に形成しても問題はない。
このように組み付けられた本実施の形態に係るドアハンドル装置1においては、ハンドル本体2とハンドルカバー5にそれぞれ形成された支持部2dと5a及び2eと5bによって電気部品ユニット10の長手方向両端が支持されるが、本実施の形態では、電気部品ユニット10はその長手方向中央部がハンドル本体2及びハンドルカバー5の各内面に接触しないよう隙間を形成して支持されている。
ここで、本実施の形態に係るドアハンドル装置1に空間S1から車両外方向に向けて過大な外力が作用した場合、外力に耐え切れないでハンドル本体2及びハンドルカバー5の中央付近が車両外方向へ変形する。このとき、変形したハンドル本体2又はハンドルカバー5と電気部品ユニット10とはすぐには当接せず、電気部品ユニット10の長手方向中央部とハンドル本体2及びハンドルカバー5との各内面に形成した隙間が無くなるまでは互いの接触を免れることができる。従って、過大な外力によってハンドル本体2やハンドルカバー5が変形しても、これらの内部の空間Sに収容された電気部品ユニット10に外力が直接及ぶことがなく、該電気部品ユニット10の損傷が確実に防がれる。
外力によってハンドル本体2及びハンドルカバー5の中央付近が更に大きく変形すると、変形したハンドル本体2又はハンドルカバー5と電気部品ユニット10とが当接して干渉する。更に、ハンドル本体2及びハンドルカバー5の変形が進むと、電気部品ユニット10はその変形に応じてケース15が連結部15Cを起点として弾性変形し、これに収容されたアンテナ11や回路基板12に外力が直接及ぶことがなく、これらの損傷が確実に防がれる。
而して、本実施の形態に係るドアハンドル装置1においては、ハンドル本体2とハンドルカバー5にそれぞれ形成された支持部2dと5a及び2eと5bによって電気部品ユニット10の長手方向両端が支持されるが、本実施の形態では、電気部品ユニット10はその長手方向中央部がハンドル本体2及びハンドルカバー5の各内面に接触しないよう支持されるため、電気部品ユニット10の長手方向中央部とハンドル本体2の内面及びハンドルカバー5の内面との間にそれぞれ隙間を形成することができる。従って、過大な外力によってハンドル本体2やハンドルカバー5が変形しても、隙間が狭まるだけで済み、これらの内部の空間Sに収容された電気部品ユニット10に外力が直接及ぶことがなく、該電気部品ユニット10の損傷が確実に防がれる。
そして、本実施の形態では、ケース15の弾性変形可能な連結部15Cによって連結された収容部15A,15Bに電気部品ユニット10のアンテナ11と回路基板12をそれぞれ収容したため、過大な外力によってハンドル本体2やハンドルカバー5が変形した場合、その変形に応じてケース15が連結部15Cを起点として弾性変形するため、該ケース15に収容されたアンテナ11や回路基板12に外力が直接及ぶことがなく、これらの損傷が確実に防がれる。
又、本実施の形態では、回路基板12に形成された接続孔12a,12bにロックセンサプレート13とアンロックセンサプレート14の接続部13b,14dを互いに逆側から通すことによって該ロックセンサプレート13とアンロックセンサプレート14をリード線等を用いることなく回路基板12に簡単な構成で作業性良く電気的に接続することができる。この場合、接続孔12a,12bを回路基板12の長手方向一端部(後端部)に形成したため、ロックセンサプレート13とアンロックセンサプレート14の回路基板12への接続部を長手方向一端に集約的に配置することができ、しかも、その一端はハンドル本体2とハンドルカバー5に形成された支持部2e,5bによって支持されていて変形が小さく抑えられるため、ロックセンサプレート13とアンロックセンサプレート14の回路基板12への電気的な接続が常に確実になされ、当該ドアハンドル装置1の安定した動作が可能となる。
更に、本実施の形態では、電気部品ユニット10を弾性を有するポリエステル等の樹脂材料18によるモールドによって一体化したため、外力によってハンドル本体2やハンドルカバー5が変形した場合には電気部品ユニット10が弾性変形するためにその損傷が防がれ、当該ドアハンドル装置1の耐荷重性が高められるという効果が得られる。尚、ハンドル本体2やハンドルカバー5が変形しても電気部品ユニット10に外力が伝わらないほど充分な隙間を形成することができる場合は、ポリエステル等の弾性を有する樹脂材料18を用いる必要はない。
1 ドアハンドル装置
2 ハンドル本体
2A ハンドル本体のアーム
2B ハンドル本体の作動部
2a ハンドル本体の凹部
2b ハンドル本体の軸孔
2c ハンドル本体の係合凹部
2d,2e ハンドル本体の支持部
2f ハンドル本体の挿通部
2g ハンドル本体の位置決め孔
3 ドアパネル
3a ドアパネルの凹形状
4 ハンドルベース
4a ハンドルベースの支軸
4b ハンドルベースの凹形状部
4c ハンドルベースの挿入孔
5 ハンドルカバー
5a,5b ハンドルカバーの支持部
6 外部取付部材
7 ハンドルレバー
8 ネジ
9 外部カバー
10 電気部品ユニット
11 アンテナ
11a アンテナのケース取付部
12 回路基板
12a,12b 回路基板の接続孔
13 ロックセンサプレート
13a ロックセンサプレートの係止片
13b ロックセンサプレートの接続部
14 アンロックセンサプレート
14a アンロックセンサプレートの係止爪
14b,14c アンロックセンサプレートの係止片
14d アンロックセンサプレートの接続部
15 ケース
15A,15B ケースの収容部
15C ケースの連結部
15a ケースのアンテナ取付部
15b ケースの位置決めピン
15c ケースの貫通孔
16 ハーネス
17 コネクタ
18 樹脂材料
S,S1 空間

Claims (5)

  1. ハンドル本体と、該ハンドル本体に取り付けられたハンドルカバーと、該ハンドルカバーと前記ハンドル本体との間に形成された空間内に収容された電気部品ユニットを有するドアハンドル装置において、
    前記ハンドル本体と前記ハンドルカバーに支持部をそれぞれ形成し、該支持部によって前記電気部品ユニットの長手方向両端部をその長手方向中央部が前記ハンドル本体及び前記ハンドルカバーの各内面に接触しないように支持したことを特徴とするドアハンドル装置。
  2. 前記電気部品ユニットに、長手方向両端部に形成された収容部を弾性変形可能な連結部によって連結して成るケースを設け、該ケースの一方の収容部にアンテナを収容し、他方の収容部に回路基板を収容したことを特徴とする請求項1記載のドアハンドル装置。
  3. 前記電気部品ユニットは、前記ハンドルカバーの内壁に対向して配設されたロックセンサプレートと、前記ハンドル本体の内壁に対向して配設されたアンロックセンサプレートを有し、前記回路基板に、前記ロックセンサプレートと前記アンロックセンサプレートを電気的に接続するための接続孔を形成し、該接続孔に前記ロックセンサプレートと前記アンロックセンサプレートにそれぞれ形成された接続部を互いに逆側から通すことによって該ロックセンサプレートとアンロックセンサプレートを前記回路基板に電気的に接続することを特徴とする請求項2記載のドアハンドル装置。
  4. 前記接続孔を前記回路基板の長手方向一端部に形成したことを特徴とする請求項3記載のドアハンドル装置。
  5. 前記電気部品ユニットを弾性を有する樹脂材料によって一体化したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のドアハンドル装置。

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