JP2011084316A - タンクのマンホール構造体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タンクのマンホール構造体であって、マンホール胴部1の内周に設けられたリブ板5と、そのリブ板5のフランジ蓋板3側に載置されるシール板6と、そのシール板6及びフランジ蓋板3間に設けられる充填材7とを備える。
【選択図】図2
Description
このマンホール構造体は、マンホール胴部と、マンホール蓋板とを有している。そして、マンホール胴部は、一端側がタンク外に位置し、他端側がタンク内に位置するようにタンクの屋根や側壁を貫通して設けられている。また、マンホール胴部の一端側にはフランジが設けられており、マンホール蓋板は、パッキンを介してフランジに設けられている。
より詳細には、上記提案に係るマンホール構造体では、マンホール胴部内にシール部材を受けるリブ板を設け、そのリブ板上に、厚さが30mm程度の鋼板からなるシール部材を溶接により取り付けて所定の圧力に耐える構造を呈している。このため、構造が複雑でコスト高になる欠点があった。
このようなことから、シール部材の構成が簡単で、かつ、低コストに気密性を向上させることができるマンホール構造体が望まれていた。
また、充填材をポリウレタンフォームとしたときは、容易に実施することができる。
そして、マンホール胴部の内周面壁に断熱材を設けたときは、マンホール胴部の断熱効果を高めることができる。
さらに、タンクが液化天然ガス等の流体を貯留するものであるときは、液化天然ガス等の流体を貯留する大型のタンクのマンホールを構造が簡単で、かつ、低コストに実現することができる。
ここで、タンクTは、可燃性流体の一例である液化天然ガス(LNG)流体を貯留する大型のタンクとして示している。また、マンホール構造体Mは、そのタンクTの屋根Taに設けられている。
また、タンクTは、周知の液化天然ガス用タンクと同様に、外槽と内槽との間に断熱材を挿入した二重殻タンクで構成されている。
なお、図示しないが、このフランジ2の周囲には、等間隔を保って、ボルトの挿入される複数の孔が設けられている。
つまり、この状態で所定の気密状態が保たれているか否かが判定される。もし所定の気密状態が保たれないときは、パッキンの交換やボルト・ナットの締め直し等の手直しが行われる。いずれにしても、フランジ2及びフランジ蓋板3間にパッキン4を介在させてボルト・ナットを用いて締結された状態で所定の気密状態が保たれていることが確認される。
そして、このリブ板5は、フランジ蓋板3の位置から所定距離離れたマンホール胴部1に溶接により固定されている。この固定は、リブ板5の外周とマンホール胴部1の内壁との間に間隙が無いように行われる。
なお、従来のシール板の厚さは、30mm前後であるのに対し、ここで用いられるシール板6の厚さは3mm程度である。
また、従来のシール板はリブ板に溶接により固定されていたが、このシール板6は、リブ板5上に載置されるだけでよく、載置位置を保持するためにアルミ粘着テープを用いるようにしてもよい。
このポリウレタンフォーム7は、シール板6がタンクTの内圧によって圧力を受けた場合に、このシール板6が受ける押圧力をフランジ蓋板3に伝達する。
また、ポリウレタンフォーム7は、押圧されることによって変形することができ、シール板6がタンクTの内圧によって押圧された場合に変形することで、シール板6に作用する押圧力の一部を吸収することができる。
また、ポリウレタンフォーム7は、シール板6に作用する押圧力の一部を吸収可能とするために、適度に弾性変形することが好ましい。
したがって、本実施形態のマンホール構造体Mによれば、シール部の構成を簡単にでき、低コストのマンホール構造体となる。
このため、LNGタンクのマンホール構造体が簡単な構造体で低コストなものとすることができる。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の充填材として他の合成樹脂からなるフォームを用いることもできる。
さらには、本発明においては、充填材として、フォーム以外の材料を用いることも可能である。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、マンホール構造体がタンクTの側壁(筐体)に取り付けられる構成を採用することもできる。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、タンクの貯留する液体が他のLPG等の可燃性流体であっても良い。
Claims (3)
- タンクの筐体を貫通して設けられるマンホール胴部と、該マンホール胴部の外側の端部に設けられるフランジと、該フランジにパッキンを介在して前記マンホール胴部を閉止するフランジ蓋板とを備えるタンクのマンホール構造体であって、
前記マンホール胴部の内周に設けられたリブ板と、
前記リブ板の前記フランジ蓋板側に載置されるシール板と、
前記シール板及び前記フランジ蓋板間に設けられる充填材と、
を備えることを特徴とするタンクのマンホール構造体。 - 前記充填材は、ポリウレタンフォームであることを特徴とする請求項1記載のタンクのマンホール構造体。
- 前記タンクは、可燃性流体を貯留するものであることを特徴とする請求項1または2記載のタンクのマンホール構造体。
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JP2009239126A JP2011084316A (ja) | 2009-10-16 | 2009-10-16 | タンクのマンホール構造体 |
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2009
- 2009-10-16 JP JP2009239126A patent/JP2011084316A/ja active Pending
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