JP2011084261A - 車輪型走行ユニット及びこれを用いた車輪型走行機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明の車輪型走行ユニットは、別途アクチュエータを有した走行補助機器等を用いずに大きな障害物を乗り越える。通常の車輪型走行機構では、その直径の1/3の高さの障害物までしか乗り越えることができないが、本発明では直径とほぼ同じ、もしくはそれ以上の障害物をも乗り越えることが可能である。
【解決手段】 本発明の車輪型走行ユニット1は、第1駆動輪10と第2駆動輪11、それらを駆動する電動モータ13とからなり、この電動モータの出力軸に設けられたモータ歯車22が第1駆動輪10と第2駆動輪11の第1と第2歯車と回転自在に歯合する。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば危険な作業現場や作業者の作業困難な場所での作業を行う作業用ロボットの車輪型走行機構に関し、特に床下や災害現場におけるガレキ上を走行する事を目的としたロボットの、車輪型走行ユニット及びこれを用いた車輪型走行機構に関するものである。
危険な作業現場、例えば地震等の災害時に人命の救助のためにレスキューロボットが開発されている。(特開2004−350889号公報)さらに最近、それらの技術を民生転用し、一般建物の床下等の定期点検や、シロアリや腐朽等の被害状況を調査、それらの防除を行うための作業用ロボットが開発されている。
従来のレスキューロボットは、対象物を認識するCCDカメラや周辺の環境を測定する各種センサ類に照明装置等を装備し、例えばクローラ式の走行機構だけではなく、ロボットの前方や後方に、アームのように動かせるクローラ等のアクチュエータを有した走行補助機構を複数備えることにより、不整地を走行する能力を向上させている。
特開2004−350889号公報 特開2008−143354号公報
走行補助機構を備えた作業用ロボットやレスキューロボットの問題点として、ロボット本体が複雑化した走行および走行補助機構により高コスト化、操作・制御難度の上昇、故障の際の修理が難しいものになっていることが挙げられる。
また安全と言う観点から見た場合、アクチュエータを有する走行補助機構は、その使用用途から、大きな駆動力を発するものであり、また動作範囲も大きいため挟みこみ等に対する安全への対策が困難となっている。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、走行補助機構を用いないことによる構造および操作の単純化や、挟み込み等に対する安全を考慮した作業用ロボット向けの車輪型走行ユニット及びこれを用いた走行機構を提供することを目的とするものである。
本発明の車輪型走行ユニットは、第1駆動輪と、前記第1駆動輪と所定の間隔を開けて配置された第2駆動輪と、前記第1と第2駆動輪を駆動するモータと、前記モータの出力軸に設けられ、第1と第2駆動輪の第1と第2歯車に歯合するモータ歯車と、前記モータの出力軸に対して回転自在で、前記第1と第2駆動輪が回転自在に設けられたフレームと、から構成されている。
また、本発明の車輪型走行機構は、基礎フレームに、前記記載の車輪型走行ユニットを複数台配置したことを特徴とする。
本発明の車輪型走行ユニットは、駆動源となる電動モータの出力軸回転方向が駆動輪とは同回転となっており、駆動輪に負荷が掛かった場合、車輪型走行ユニットの進行方向前方側駆動輪を上に持ち上げる方向に回転させるため、行補助機構を使わずに障害物を乗り越えることができる。
本発明の車輪型走行機構は、別途アクチュエータを有した走行補助機器等を用いずに障害物を乗り越えることができる。
以下に図面を用いて本件の実施の形態を説明する。
図1は本発明の車輪型走行ユニットの平面図(半断面図)、図2は車輪型走行ユニットの側面図、図3は車輪型走行ユニットの正面図、図4は車輪型走行機構を有する作業用ロボットの平面図、図5は車輪型走行ユニットを有する作業用ロボットの側面図である。
本実施の形態の車輪型走行ユニット1は、第1駆動輪10と第2駆動輪11とから構成されている。これらの駆動輪10,11はゴム製であってもよいし、用途に応じてその他の材料、例えば合成樹脂や金属で制作されたものであってもよく、その材料は問わない。また、駆動輪10,11の表面にはトレッドを形成してもよい。
前記駆動輪10,11の背面には、第1歯車20、第2歯車21がそれぞれ固定され、これらの第1歯車20と第2歯車21間にモータ歯車22が歯合する。モータ歯車22の中心部には電動モータ12の出力軸が挿入され、モータ歯車22を介して第1歯車20と第2歯車21を回転する。
駆動輪10,11の中心部には、第1車軸23、第2車軸24が挿通され、これらの第1車軸23、第2車軸24がフレーム13に軸支されている。このフレーム13は、略楕円形状の2枚の板体が駆動輪10,11を両側から挟み込むように配置されたものであって、このフレーム13の内側の板体の中央部に電動モータ12を固定するための接続部品14が固定されている。接続部品14については図8にその一例を示す。接続部品14は、電動モータ12の一端部に嵌まり込む蓋状の基礎フレーム側固定部品30と、この基礎フレーム側固定部品30にベアリング32を介して回転自在に取り付けられたフレーム側固定部品31とからなり、前記フレーム13の内側の板体の中央部に穿たれた円孔に、前記フレーム側固定部品31の端部が嵌め込まれて固定されている。前記フレーム13の内側の板体の円孔から電動モータ13の出力軸が外側に突出し、この出力軸に前記モータ歯車22が外側から嵌め込まれている。図8において、符号の33はベアリング内輪押さえ金具、34はベアリング外輪押さえ金具を示しており、ベアリング32を基礎フレーム側固定部品30やフレーム側固定部品31に固定するための介在部品を示している。
本発明の車輪型走行ユニットの動作に関しては、図6、図7を用いて説明する。
まず図6は動作説明に必要な最低限の要素のみを書き出したものである。
中央のモータ歯車22を固定した出力軸の中心を通る直線上に、第1車軸23と、第2車軸24の中心が位置するように配置されている。フレーム13は接続部品14を介して電動モータ12に回転自在に軸支すると共に、フレーム13は電動モータの出力軸に対しても回転自在である。第1車軸23、第2車軸24はフレーム13の両端部に固定されている。
駆動輪10,11が接地していない状態で電動モータ12を動作させた場合、出力軸を中心としてフレーム13は出力軸と同じ方向に回転しようとする。進行方向を図6の左とし、電動モータ12の出力軸が時計回りに回転した場合、フレーム13も時計回りの回転運動をする。つまり進行方向前方側の第1駆動輪10が持ち上げられる方向に回転しようとする力が働くこととなる。
作業用ロボット2の車輪型走行機構は、図4に示すように基礎フレーム3の左右に前記の車輪型走行ユニット1を2ユニットずつ、前後に配置した物を基本形とする。図7は作業用ロボット2を走行させた場合の車輪型駆動機構の動きの流れを側面から見たものを順に示したものである。
本発明の車輪型走行機構は、その動力伝達方法の影響で各車輪型走行ユニット1の進行方向の前側を上に持ち上げる方向に回転しようとするが、基礎フレーム3の重量等の影響により、図7の1に示すようにほぼ全駆動輪が接地した状態で走行する。
通常の車輪型走行機構であれば図7の2の状態になれば動けなくなるが、本発明のものでは、進行方向前方側を持ち上げようとする力が常に発生しているために、図7の3に示すように車輪型走行ユニット1の前方側駆動輪は障害物表面にならって登り始め、4に示すように後ろ側の車輪型走行ユニット1の推力も用いて乗り上げ、5に示すように前後車輪型走行ユニット1ともに障害物に乗り上げたあと、そのまま乗り越えて走行を続けることができる。
上記実施の形態においては、通常の車輪型走行機構では、その直径の1/3の高さの障害物までしか乗り越えることができないが、本発明の車輪型走行ユニットは直径とほぼ同じ、もしくはそれ以上の障害物をも乗り越えることが可能であった。
また、本発明の車輪型走行機構を用いた作業用ロボットは、走行補助機構を使用することなく、瓦礫や床下配管類、段差等を乗り越えることが可能な走行機構を備えたロボットとなる。また、走行補助機構を使用したロボットと比べアクチュエータ数を減らすことができ、結果として生産コストを押さえることも可能となった。
なお、車輪型走行機構は、車輪型走行ユニット1の数を前記のように基礎フレーム3の左右に2ユニット配置したものに限定されず、それ以上の数を配置してもよいことは言うまでもない。
本発明は、通常の車輪型では不可能な、大きな障害物を乗り越えることができる作業用ロボットを提供することができる
本発明の車輪型走行ユニットの平面図(半断面図)である。 同車輪型走行ユニットの側面図である。 同車輪型走行ユニットの正面図である。 車輪型走行機構を有する作業用ロボットの平面図である。 車輪型走行機構を有する作業用ロボットの側面図である。 車輪型走行ユニットの構造概略図である。 車輪型走行機構の動作の流れの説明図である。 接続部品14の構造の一例を示す断面図である。
1 車輪型走行ユニット
2 作業用ロボット
3 基礎フレーム
10 第1駆動輪
11 第2駆動輪
12 電動モータ
13 フレーム
14 接続部品
20 第1歯車
21 第2歯車
22 モータ歯車
23 第1車軸
24 第2車軸
30 基礎フレーム側固定部品
31 フレーム側固定部品
32 ベアリング
33 ベアリング内輪押さえ金具
34 ベアリング外輪押さえ金具

Claims (3)

  1. 第1駆動輪と、
    前記第1駆動輪と所定の間隔を開けて配置された第2駆動輪と、
    前記第1と第2駆動輪を駆動するモータと、
    前記モータの出力軸に設けられ、第1と第2駆動輪の第1と第2歯車に歯合するモータ歯車と、
    前記モータの出力軸に対して回転自在で、前記第1と第2駆動輪が回転自在に設けられたフレームと、
    から構成されていることを特徴とする車輪型走行ユニット。
  2. 第1と第2の駆動輪の第1と第2車軸がモータ歯車の中心を通る一直線上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車輪型走行ユニット。
  3. 基礎フレームに、前記請求項1に記載の車輪型走行ユニットを複数台配置したことを特徴とする車輪型走行機構。
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