JP2011081294A - カラーフィルタ基板の修正突起異物判定方法及び突起異物修正装置 - Google Patents

カラーフィルタ基板の修正突起異物判定方法及び突起異物修正装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011081294A
JP2011081294A JP2009234981A JP2009234981A JP2011081294A JP 2011081294 A JP2011081294 A JP 2011081294A JP 2009234981 A JP2009234981 A JP 2009234981A JP 2009234981 A JP2009234981 A JP 2009234981A JP 2011081294 A JP2011081294 A JP 2011081294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
defect
foreign matter
color filter
filter substrate
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009234981A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryota Masuda
良太 増田
Shinji Sonoda
真司 園田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2009234981A priority Critical patent/JP2011081294A/ja
Publication of JP2011081294A publication Critical patent/JP2011081294A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Optical Filters (AREA)

Abstract

【課題】自動欠陥検査装置で検出したカラーフィルタ基板内の欠陥の中から、カラーフィルタ基板を欠陥修正機投入する前に突起異物を判定することによって欠陥修正機で確認する欠陥数を減少させ、最小限の修正装置で効率的な欠陥修正作業を行うことを可能とするカラーフィルタ基板の修正突起異物判定方法を提供するを提供する。
【解決手段】自動欠陥検査装置で検出されたカラーフィルタ基板内の欠陥のうち、欠陥修正装置で修正する突起異物を判別するカラーフィルタ基板の修正突起異物判定方法であって、自動欠陥検査装置によって検出された欠陥の欠陥画像をエッジ抽出フィルタ処理を行って欠陥のエッジを抽出したのち、2値化処理し、2値化処理後の欠陥画像の面積が予め設けられた設定値を超えた場合に該欠陥画像を修正を行う突起異物として判定することを特徴とするカラーフィルタ基板の修正突起異物判定方法。
【選択図】図8

Description

本発明は、カラー液晶表示装置に用いるカラーフィルタ基板を製造する工程で発生する欠陥を自動検査装置検出した後、検出した欠陥のうち修正したい突起異物欠陥を選別するカラーフィルタ基板の修正突起異物判定方法に関するものである。
図1はカラー液晶表示装置に用いられるカラーフィルタの一例を断面で示した図である。カラーフィルタ1は、ガラス基板2上にブラックマトリックス(以下、BM)3、レッドRの着色画素(以下、R画素)4−1、グリーンGの着色画素(以下、G画素)4−2、ブルーBの着色画素(以下、B画素)4−3、透明電極5、及びフォトスペーサー(Photo Spacer)(以下、PS)6、バーテイカルアライメント(Vertical Alignment)(以下、VA)7が順次形成されたものである。
上記構造のカラーフィルタの製造方法は、フォトリソグラフィー法、印刷法、インクジェット法が知られているが、図2は一般的に用いられているフォトリソグラフィー法の工程を示すフロー図である。カラーフィルタは、先ず、ガラス基板上にBMを形成処理する工程(C−1)、ガラス基板を洗浄処理する工程(C−2)、着色フォトレジストを塗布および予備乾燥処理する工程(C−3)、着色フォトレジストを乾燥、硬化処理するプリベーク工程(C−4)、露光処理する工程(C−5)、現像処理する工程(C−6)、着色フォトレジストを硬化処理する工程(C−7)、透明電極を成膜処理する工程(C−8)、PS、VAを形成処理する工程(C−9)がこの順に行われ製造される。
例えば、R画素、G画素、B画素の順に画素が形成される場合には、カラーフィルタ用ガラス基板を洗浄処理する工程(C−2)から、着色フォトレジストを硬化処理する工程間(C−7)ではレッドR、グリーンG、ブルーBの順に着色レジストを変更して3回繰り返されてR画素、G画素、B画素が形成される。
ガラス基板2上へのBM3の形成は、例えば、ガラス基板2上に金属薄膜を形成し、この金属薄膜にフォトレジストを塗布した後、フォトリソグラフィー法によってBM形状を有したパターンを露光、現像、エッチングをして形成するといった方法や、または、ガラス基板2上に黒色のフォトレジスト樹脂を塗布し、この樹脂塗膜をフォトリソグラフィー法によってBM形状を有したパターンを露光、現像して、いわゆる樹脂BMと称するパターンを形成する方法がとられている。
製造されるカラーフィルタ基板には高い信頼性が必要であるが、前記のようにカラーフィルタの製造工程には多くの工程があり、その途中でゴミや樹脂カス、金属などの異物の付着や混入、ピンホール、パターン欠け等による欠陥が発生する場合がある。これらの欠陥は自動欠陥検査装置によって検出される。
図3に示す。自動欠陥検査装置は、カラーフィルタ基板20を矢印25の方向に搬送するための搬送部(コロやエア浮上搬送を用いたエアスライダ)23、カラーフィルタ基板20を照明する反射光源部21aと透過光源部21b、照明されたカラーフィルタ基板20を撮像する撮像部22、及び画像比較処理部を備えた制御ユニット24とを有している。反射光源部21aと透過光源部21b、撮像部22、搬送部23は制御ユニット24に接続され制御される。
反射光源部21aと透過光源部21bはカラーフィルタ基板20の搬送方向と直交する
方向の全幅に対して均一な照明を行えるように設置され、例えばLEDやハロゲンランプやキセノンランプ等の光源が用いられる。撮像部22はカラーフィルタ基板20の搬送方向と直交する方向の全幅に対して複数台2次元CCDカメラが並べられる。ここで用いられる2次元CCDカメラはモノクロ用で良く、撮像された画像データは画像データ処理部(図示せず)で例えば256階調のデジタルデータに変換される。搬送部23は、例えば搬送用コロ26でカラーフィルタ基板20を搬送しても良く、または搬送用にステージを設けてステージ上にカラーフィルタ基板20を載置し、ステージを移動させて搬送される。更にはカラーフィルタ基板20を静止する載置台に載置したまま反射光源部21aと透過光源部21bと撮像部22を駆動させて撮像する。
撮像画像と欠陥の一例を図4に示す。カラーフィルタのBM3、R画素4−1、G画素4−2、B画素4−3は、繰り返しパターンであることを利用して、欠陥9の検出には格子間隔(セルピッチ)を基に左右上下の繰り返しパターンを、撮像部22で撮像した画像の濃度の差を比較処理し(一般的には画像のアナログ信号を例えば256階調のデジタル信号に変換し、その信号値を比較処理し)、設定された閾値で2値化して欠陥部分が抽出される。抽出された欠陥9はパソコンを含むコンピュータによりその欠陥情報(カラーフィルタ基板内の欠陥が存在する座標や欠陥のサイズ)がファイル及びデータベース(以下、DB)に保存される。
欠陥のサイズは、欠陥を撮像したCCDラインセンサカメラの画素数(以下、ピクセル数:単位PIX)に置き換えたものであり、このピクセル数が欠陥のサイズの代用値としてファイル及びデータベース(以下、DB)に保存される。
図5(a)は、撮像された欠陥10aを示す。図5(b)は、2値化された欠陥部のCCDラインセンサカメラのピクセル10bの一例を示す。図5(b)の場合は、CCDラインセンサカメラのピクセル数はX方向、Y方向共に7ピクセルの計49ピクセルであって、欠陥部のピクセル10bが11PIXであることを示している。
上記欠陥のうち10μmΦ(78.5μm)以上で高さ3μm以上の欠陥を突起異物と称するが、自動欠陥検査装置にて検出した欠陥のうち上記突起異物を、欠陥修正装置(テープによる研磨修正やレーザ光をあてて異物を除去するレーザリペア修正)で欠陥を修正している。
欠陥修正装置によって欠陥を修正する場合は、欠陥検査完了後のカラーフィルタ基板を欠陥修正装置へ投入し、ネットワークを利用して、自動欠陥検査装置より欠陥の座標情報を読み込み、CCDエリアセンサを装備した顕微鏡ユニットをCCDエリアセンサの視野内にはいる範囲で欠陥位置に移動し、CCDエリアセンサで撮像された欠陥に対し、欠陥検査装置とほぼ同様の画像の比較処理を行うことにより欠陥の位置を同定したのち、欠陥を修正可能位置にカラーフィルタ基板を移動し、欠陥修正処理を行う。また、この画像処理時の欠陥抽出データも、パソコンを含むコンピュータにより、欠陥情報をファイル及びDBデータとして抽出保存される。
一般的に用いられているテープ研磨修正機の修正機構部分一例を図6に示す。表面に一定の粗さを持った研磨テープ30を巻き出しロール33から巻き出し、2本のガイドロール35に沿って走行させ、巻き取りロール34で巻き取る。この時、突起異物31に研磨ヘッド32によって研磨テープ30を突起異物31へ押し付け、研磨テープ30を走行させながら突起異物を削るものである。
特開平4−350546号公報 特開2009−8563号公報
欠陥検査装置で検出した欠陥のうち、実際に修正を行うべき突起異物である欠陥は一部(検出した全欠陥の5%程度)でしかない。自動欠陥検査装置で検出した欠陥のうちから、現状の突起異物の選択する方法は、自動欠陥検査装置によって検出された欠陥を有するカラーフィルタ基板を一度欠陥修正機に投入し、欠陥毎にCCDエリアセンサで欠陥部を撮像し、撮像した画像を確認した後、修正可否を判断しているために、修正可否判断に要する時間がかかっており、稼働率を上げるために修正装置を多数台導入するがあり、設備費用が高価なものになっている。
突起異物である欠陥は上記した様に10μmΦ(78.5μm)以上で高さ3μm以上の欠陥を突起異物と称するが、欠陥の大きさは上記自動欠陥検出装置によって検出されるが、一方突起異物の高さは、上記自動欠陥検出装置では検出できない。近年自動欠陥検出装置に焦点深度を利用した高さ判別の機能を持たせた自動欠陥検出装置も開発されているが、高さ判別に要する時間がネックとなって採用には至っていない。
そこで本発明は係る問題点に鑑みて、自動欠陥検査装置で検出したカラーフィルタ基板内の欠陥の中から、カラーフィルタ基板を欠陥修正機投入する前に突起異物を判定することによって欠陥修正機で確認する欠陥数を減少させ、最小限の修正装置で効率的な欠陥修正作業を行うことを可能とするカラーフィルタ基板の修正突起異物判定方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る発明は、自動欠陥検査装置で検出されたカラーフィルタ基板内の欠陥のうち、欠陥修正装置で修正する突起異物を判別するカラーフィルタ基板の修正突起異物判定方法であって、自動欠陥検査装置によって検出された欠陥の欠陥画像をエッジ抽出フィルタ処理を行って欠陥のエッジを抽出したのち、2値化処理し、2値化処理後の欠陥画像の面積が予め設けられた設定値を超えた場合に該欠陥画像を修正を行う突起異物として判定することを特徴とするカラーフィルタ基板の修正突起異物判定方法である。
本発明の請求項2に係る発明は、自動欠陥検査装置によって検出された欠陥の欠陥画像のうち、予め設定されたサイズ以上の大きさの欠陥画像に対してエッジ抽出フィルタ処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ基板の修正突起異物判定方法である。
本発明の請求項3に係る発明は、エッジ抽出フィルタ処理は微分フィルタ、ラプラシアンフィルタ、Prewittフィルタ、Sobelフィルタを単独あるいは複合で行われることを特徴とする請求項1または2に記載のカラーフィルタ基板の修正突起異物判定方法である。
本発明の請求項4に係る発明は、自動欠陥検査装置で検出されたカラーフィルタ基板内の欠陥のうち、欠陥修正装置で修正する突起異物を判別するカラーフィルタ基板の修正突起異物判定手段を有する突起異物修正装置であって、自動欠陥検査装置によって検出された欠陥の欠陥画像をエッジ抽出フィルタ処理を行って欠陥のエッジを抽出する機能と、2値化処理し、2値化処理後の欠陥画像の面積が予め設けられた設定値を超えた場合に該欠陥画像を修正を行う突起異物として判定する機能と、を備えたことを特徴とするカラーフィルタ基板の突起異物修正装置である。
欠陥修正機に検査済みのカラーフィルタ基板を投入する前に、自動欠陥検査装置で検出した欠陥の中から10μmΦ以上の大きさで、高さ3μm以上の欠陥を突起異物として判定することによって、従来行っていた欠陥修正機で確認する作業を省くことが出来、その結果、欠陥修正装置の台数を減らし、効率的な欠陥修正作業を行う事が可能となる。
カラー液晶表示装置に用いられるカラーフィルタの一例を断面で示した図。 一般的に用いられているフォトリソグラフィー法の工程のフロー図。 一般的に用いられている自動欠陥検査装置の一例を示す図。 撮像画像と欠陥の一例をしめす図。 撮像された欠陥と2値化された欠陥部のCCDラインセンサカメラのピクセル数との関係を示す図。 (a)は、撮像された欠陥を示す図。 (b)は、CCDラインセンサカメラのピクセル数を示す図。 一般的に用いられているテープ研磨修正機の修正機構部分一例を図6に示す。 本発明の実施形態に係わるカラーフィルタ基板内に存在する欠陥の一例を示す模擬図。 本発明の実施形態に係わる突起異物ではない欠陥と突起異物欠陥を示す図。 (a−1)は、検査結果Aに記録されている欠陥画像で突起異物ではない欠陥を示す図。 (b−1)は、検査結果Aに記録されている欠陥画像で、突起異物欠陥を示す図。 (a−2)は、(a−1)の欠陥の濃度変化を取出したグラフを示す図。 (b−2)は、(b−1)の突起異物欠陥の濃度変化を取出したグラフを示す図。 (a−3)は、(a−2)の濃度変化のグラフに微分フィルタのエッジ抽出処理を行った結果を示すグラフ。 (b−3)は、(b−2)の濃度変化のグラフに微分フィルタのエッジ抽出処理を行った結果を示すグラフ。 本発明の実施形態に係わるエッジ抽出処理画像を示す図。 本発明の実施形態に係わるテープ研磨修正機の修正機構部を示す図。
以下、図面を参照して本発明に係るカラーフィルタ基板の修正突起異物判定方法の実施形態を説明する。
カラーフィルタの生産工程の途中または工程後に行われる検査工程で、自動欠陥検査装置によって欠陥が検出される。検出された欠陥の情報がファイル及びDBに保存記録される。この保存記録を検査結果Aとする。
ファイル及びDBに保存される保存記録(検査結果A)は、
カラーフィルタ基板のIDデータ:IDデータ
欠陥の座標情報、即ち欠陥発生のX座標とY座標:(X,Y)
欠陥の面積としての欠陥画素数:(PIX)
X方向の欠陥サイズ:(PIX)とY方向の欠陥サイズ:(PIX)
欠陥画像ファイル名:(ファイル名)が含まれる。
例えばカラーフィルタ基板の撮像表面10μmあたりCCDカメラの1PIXで撮像した場合に欠陥面積が100μmであれば、上記欠陥の面積としての欠陥画素数:(PIX)は10PIXが保存記録される。
上記検査結果Aのうち、10μmΦ以上の大きさの欠陥が先ず選択される。10μmΦ(=78.5μm)の欠陥画素数は8PIXに相当する。欠陥の面積としての欠陥画素数が8PIX以下の欠陥は、突起異物の候補ではないため8PIX以上の欠陥が選択される。
図7はカラーフィルタ基板内に存在する欠陥の一例を示した模擬図である。カラーフィルタ基板40はカラーフィルタ41が9面付け配置されたもので、カラーフィルタ基板40には欠陥が10μmΦ以上であるが、高さ3μm以下で突起異物欠陥ではない欠陥42と10μmΦ以上で、高さ3μm以上の突起異物欠陥43が存在していることを示している。
図8は図7に示した突起異物欠陥ではない欠陥42と突起異物欠陥43を拡大して示した図である。図8(a)は突起異物ではない欠陥42を示し、図8(b)は突起異物欠陥43示し、図8(a−1)は検査結果Aに記録されている欠陥画像で、突起異物ではない欠陥42、及び図8(b−1)は、同じく検査結果Aに記録されている欠陥画像で、突起異物欠陥43を示す。
上記検査結果Aのうち、選択された10μmΦ以上の大きさの欠陥画像全てに対し、一般的な画像処理技法のうち、「微分フィルタ」「ラプラシアンフィルタ」「Prewittフィルタ」「Sobelフィルタ」のエッジ抽出フィルタを単独もしくは複合でエッジ処理を行い、エッジ抽出処理画像を得る。
図8(a−2)及び図8(b−2)は、図8(a−1)の突起異物ではない欠陥42、及び図8(b−1)の突起異物欠陥43の線分46及び線分47上の欠陥の濃度変化を取出したグラフを示した図である。図8(a−1)の突起異物ではない欠陥42は濃度が薄く、図8(b−1)の突起異物欠陥43は欠陥42に比較して濃度が高いことを示している。
図8(a−3)及び図8(b−3)は、図8(a−2)及び図8(b−2)の濃度変化のグラフに微分フィルタのエッジ抽出処理を行った結果を示すグラフである。上記微分フィルタのエッジ抽出処理を図8(a−1)の突起異物ではない欠陥42及び図8(b−1)の突起異物欠陥43のX方向、Y方向の全領域に対して上記微分フィルタのエッジ抽出処理を行う。この結果得られたエッジ抽出処理画像を図9(a−1)及び図9(b−1)に示す。
更に上記エッジ処理後の図9(a−1)及び図9(b−1)のエッジ抽出処理画像に対し、設定した数値(スレッシュレベル)によって2値化処理を行う。2値化処理を行って得られた画像を図9(a−2)及び図9(b−2)に示す。ここで例えば図9(a−2)の画素数は50及び図9(b−2)の画素数は130であったとし、また設定閾値を100画素とした場合には、図9(a−2)の2値化画像は突起異物欠陥とは判定されず、一方、図9(b−2)の2値化画像は突起異物欠陥と判定される。この結果、図8(a)に示される欠陥は突起異物ではない欠陥と判定され、図8(b)に示される欠陥は突起異物欠陥と判定される。
上記微分フィルタのエッジ抽出処理は例示であって、ラプラシアンフィルタ、Prewittフィルタ、Sobelフィルタのエッジ抽出フィルタを単独もしくは複合でエッジ処理を行い、エッジ抽出処理画像を得ても良い。
上記2値化処理終了後、下記の情報を保存した検査結果データ(以下、検査結果B)を
保存する。検査結果Bは、
カラーフィルタ基板のIDデータ:IDデータ
欠陥の座標情報、即ち欠陥発生のX座標とY座標:(X,Y)
欠陥の面積としての欠陥画素数:(PIX)
X方向の欠陥サイズ:(PIX)とY方向の欠陥サイズ:(PIX)
判定結果:(0または1)ここで0は突起異物以外の異物、1は:突起異物)が含まれる。
次に、欠陥検査完了後のカラーフィルタ基板を欠陥修正装置へ投入し、ネットワークを利用し、検査結果Bのカラーフィルタ基板のIDデータ、欠陥の座標情報及び判定結果を読み込み、判定結果が1となる欠陥を突起異物欠陥とて修正を行う。
上記突起異物欠陥と判定された欠陥は、例えば図10に示される修正機構を有するテープ研磨修正機によって修正される。表面に一定の粗さを持った研磨テープ60を巻き出しロール63から巻き出し、2本のガイドロール65に沿って走行させ、巻き取りロール64で巻き取る。この時、微小突起61に研磨ヘッド62によって研磨テープ60を突起異物61へ押し付け、研磨テープ60を走行させながら突起異物を削るものである。
上記テープ研磨修正機は修正装置の一例であって、レーザリペア修正機であっても良い。
以上のように、本発明によるカラーフィルタ基板の欠陥修正機に検査済みのカラーフィルタ基板を投入する前に、自動欠陥検査装置で検出した欠陥の中から10μmΦ以上の大きさで、高さ3μm以上の欠陥を突起異物として判定することによって、従来行っていた欠陥修正機で確認する作業を省くことが出来、その結果、欠陥修正装置の台数を減らし、効率的な欠陥修正作業を行う事が可能となる。
1・・・カラーフィルタ
3・・・ガラス基板
3・・・ブラックマトリックス(BM)
4−1・・・レッドRの着色画素(R画素)
4−3・・・グリーンGの着色画素(G画素)
4−3・・・ブルーBの着色画素(B画素)
5・・・透明電極
6・・・フォトスペーサー(PS)
7・・・バーテイカルアライメント(VA)
9・・・欠陥
10a・・・撮像された欠陥
10b・・・CCDラインセンサカメラのピクセル
21a・・・反射光源部
21b・・・透過光源部
22・・・撮像部
23・・・搬送部
24・・・制御ユニット
25・・・カラーフィルタ基板を搬送する方向を示す矢印
26・・・搬送用コロ
30・・・研磨テープ
31・・・突起異物
32・・・研磨ヘッド
33・・・巻き出しロール
34・・・巻き取りロール
35・・・ガイドロール
40・・・カラーフィルタ基板
41・・・カラーフィルタ
42・・・突起異物ではない欠陥
43・・・突起異物欠陥
46・・・欠陥画像内の線分
47・・・欠陥画像内の線分
60・・・研磨テープ
61・・・突起異物
62・・・研磨ヘッド
63・・・巻き出しロール
64・・・巻き取りロール
65・・・ガイドロール

Claims (4)

  1. 自動欠陥検査装置で検出されたカラーフィルタ基板内の欠陥のうち、欠陥修正装置で修正する突起異物を判別するカラーフィルタ基板の修正突起異物判定方法であって、自動欠陥検査装置によって検出された欠陥の欠陥画像をエッジ抽出フィルタ処理を行って欠陥のエッジを抽出したのち、2値化処理し、2値化処理後の欠陥画像の面積が予め設けられた設定値を超えた場合に該欠陥画像を修正を行う突起異物として判定することを特徴とするカラーフィルタ基板の修正突起異物判定方法。
  2. 自動欠陥検査装置によって検出された欠陥の欠陥画像のうち、予め設定された値以上の大きさの欠陥画像に対してエッジ抽出フィルタ処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ基板の修正突起異物判定方法。
  3. エッジ抽出フィルタ処理は微分フィルタ、ラプラシアンフィルタ、Prewittフィルタ、Sobelフィルタを単独あるいは複合で行われることを特徴とする請求項1または2に記載のカラーフィルタ基板の修正突起異物判定方法。
  4. 自動欠陥検査装置で検出されたカラーフィルタ基板内の欠陥のうち、欠陥修正装置で修正する突起異物を判別するカラーフィルタ基板の修正突起異物判定手段を有する突起異物修正装置であって、自動欠陥検査装置によって検出された欠陥の欠陥画像をエッジ抽出フィルタ処理を行って欠陥のエッジを抽出する機能と、2値化処理し、2値化処理後の欠陥画像の面積が予め設けられた設定値を超えた場合に該欠陥画像を修正を行う突起異物として判定する機能と、を備えたことを特徴とするカラーフィルタ基板の突起異物修正装置。
JP2009234981A 2009-10-09 2009-10-09 カラーフィルタ基板の修正突起異物判定方法及び突起異物修正装置 Pending JP2011081294A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009234981A JP2011081294A (ja) 2009-10-09 2009-10-09 カラーフィルタ基板の修正突起異物判定方法及び突起異物修正装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009234981A JP2011081294A (ja) 2009-10-09 2009-10-09 カラーフィルタ基板の修正突起異物判定方法及び突起異物修正装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011081294A true JP2011081294A (ja) 2011-04-21

Family

ID=44075384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009234981A Pending JP2011081294A (ja) 2009-10-09 2009-10-09 カラーフィルタ基板の修正突起異物判定方法及び突起異物修正装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011081294A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101328204B1 (ko) * 2012-03-27 2013-11-14 주식회사 포스코 열간 슬라브의 스크래치 검출 장치 및 방법
JP2016127567A (ja) * 2015-01-08 2016-07-11 キヤノン株式会社 画像処理装置、情報処理方法及びプログラム
TWI597549B (zh) * 2016-08-08 2017-09-01 Alignment membrane repair method that saves repair costs

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101328204B1 (ko) * 2012-03-27 2013-11-14 주식회사 포스코 열간 슬라브의 스크래치 검출 장치 및 방법
JP2016127567A (ja) * 2015-01-08 2016-07-11 キヤノン株式会社 画像処理装置、情報処理方法及びプログラム
US10116809B2 (en) 2015-01-08 2018-10-30 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, control method, and computer-readable storage medium, which obtains calibration image information with which to correct image data
TWI597549B (zh) * 2016-08-08 2017-09-01 Alignment membrane repair method that saves repair costs

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI484161B (zh) 缺陷檢查系統及使用於該缺陷檢查系統之缺陷檢查用攝影裝置、缺陷檢查用畫像處理裝置、缺陷檢查用畫像處理程式、記錄媒體及缺陷檢查用畫像處理方法
US10886504B2 (en) Systems, devices and methods for the quality assessment of OLED stack films
JP2007278928A (ja) 欠陥検査装置
JP2009198485A (ja) カラーフィルタの製造方法
JP2016145887A (ja) 検査装置および検査方法
JP2011081294A (ja) カラーフィルタ基板の修正突起異物判定方法及び突起異物修正装置
TW201432252A (zh) 基板之缺陷檢查方法、基板之缺陷檢查裝置、程式及電腦記憶媒體
JP2014109436A (ja) 基板の欠陥検査方法、基板の欠陥検査装置、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP2007093330A (ja) 欠陥抽出装置及び欠陥抽出方法
KR20150126939A (ko) 이미지 기반 서펀틴 벨트 마모 평가를 위한 향상된 분석
JP5387319B2 (ja) シート状の連続体の検査方法
JP2006275802A (ja) 欠陥検査方法及び装置
JP2012237585A (ja) 欠陥検査方法
JP2012088139A (ja) 塗工膜の欠陥検査装置及び検査方法
JP6666171B2 (ja) 欠陥検査装置
JP2006184125A (ja) 膜厚差検出装置、膜厚差検出方法、カラーフィルタ検査装置、カラーフィルタ検査方法
JP2011209113A (ja) 検査システム
JP6419062B2 (ja) 段成形検査方法
JP2004117290A (ja) 周期性パターンの検査方法及び装置
JP2010210475A (ja) カラーフィルタ汚れ欠陥の選別方法
JP2013096971A (ja) 検査方法および検査装置
Pereira et al. Key issues in automatic classification of defects in post-inspection review process of photomasks
JP2004125471A (ja) 周期性パターンのムラ検査方法及び装置
JP5353564B2 (ja) 判定条件設定方法及び欠陥検査装置
JP2006145261A (ja) 検版装置