JP2011081237A - 定着装置 - Google Patents

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Naohiro Nakane
直広 中根
Izumi Narita
泉 成田
Tadashi Furuya
正 古屋
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Abstract

【課題】 画像のブレや光沢の不均一が無い安定した画像の定着を行う。
【解決手段】 定着ベルトを、少なくとも2本のベルトで懸架し、この2本のローラを、上流ヒートローラ、下流ヒートローラとし、上流ヒートローラには、加圧ローラが加圧当接していて、下流ヒートローラには、コロが加圧当接している。この上流ヒートローラと下流ヒートローラとの間に、弾性体パッドを設けて、未定着画像の搬送を安定化させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、画像形成部を有する装置である複写機、プリンタ及びファクシミリ等の画像形成装置において、未定着画像を形成担持させた記録材(用紙)を加圧・加熱して、記録材上に固着像を形成する画像定着装置(定着器)として用いて好適な加熱装置に関する。
複写機やプリンタ、ファクシミリ等に用いられる電子写真方式の画像形成装置において、近年重要性を増してきた課題として、省エネという問題がある。その一方で、高速化という要求も、最近では高まってきている。
上記画像形成装置で用いられている加熱装置としての定着装置は、トナーを融解して用紙に定着させるために電力を直接熱エネルギーとして消費しており、本体全体で使用される電力消費の大きな要因を占めている。
これを低減するための一つの重要な方向性として、オンデマンド化がはかられている。定着部材を薄肉ローラ化あるいは薄いベルト形状もしくはフィルム状にすることで、熱容量を小さくして立ち上がりを早くすると同時に、その間の加熱消費電力を抑えるものである。
オンデマンド化をはかることで、プリント信号を受け取ると待ち時間もほとんどなく、すぐにプリント開始がなされるため、非プリント時には定着部材をプリント温度近辺の高温で保温しておく必要がなく、常温かせいぜい適度に低温に保てばよい。定着装置の保温時の放熱は、環境温度と定着部材の設定温度の温度差に比例して大きくなり、これらはプリントしていない状態でも常時電力を消費する。したがって、間欠的にプリントを繰り返すような状況下では、オンデマンド化が非常に大きな節電効果をもたらす。
さて、一般的には定着部材の内面からヒータ加熱を行う方法が主である。ハロゲンランプ加熱の定着ローラを用いた場合ではランプのガラス表面が200℃をはるかに越える高温に達するが、実際の温調はローラの表面温度を検知して180℃前後で行っている。
近年製品化されているセラミックヒータ等の発熱体と定着フィルムを用いたいわゆるオンデマンド定着装置の構成では、ヒータ温度は190〜200℃程度の低温で前者と同等の定着性を得ていることから、トップ温度をほぼ定着温度まで下げることが出来る後者のシステムはより放熱ロスが少なく、効率的であると言える(例えば、特許文献1参照)。
同様に、定着部材自体が自己発熱する方式、例えば自己発熱体や磁気誘導加熱を用いる方式(例えば、特許文献2参照)はトップ温度を下げることができ、高効率なシステムである。また、定着部材の表面近傍を直接加熱することが可能であることから熱応答性が向上し、通常のハロゲンランプ加熱によるローラ定着と比べてリップルの小さい安定した温調が可能であり、高温オフセット領域と低温オフセット領域の間のラチチュードを有効にとることができる。結果として光沢ムラのない定着性の高い安定した画像を得るものである。
近年製品化されている発熱体と薄肉定着フィルムによるオンデマンド定着構成においては、一般的にセラミックもしくは金属等のヒータを定着フィルム背面に当接させ、相対する加圧部材との間に被定着転写体を挟時搬送させつつ、定着フィルムを介して定着ニップ間で画像表面に直接熱流を送り込み加熱する伝熱方式となっている。
特開平4−44075号公報 特開2001−42670号公報
最近のビジネス文書は、カラー化されたドキュメントが多くなってきており、さらにその光沢の均一性や、高い光沢度をもった画像への要求が非常に高くなってきている。
上記画像の光沢均一性は、定着フィルムにゴム層を付加することで、トナーを圧力ムラの少ない均一な圧力で、記録紙に定着することができるため、その光沢の均一性を保つことが可能になっている。
しかしながら、記録紙上に定着されたトナー層の光沢を、その均一性だけではなく、より高い光沢を持つ画像として定着を行うことは困難であった。
本発明は、
トナーを記録紙に加熱及び加圧を行い定着をする定着装置であって、この定着装置は、無端状の定着ベルトを用いており、この定着ベルトは、少なくとも2本のローラによって懸架されている。
上記2本のローラは、記録紙の搬送方向の上流と下流に配置され、上流ローラは、定着ベルトを介して加圧ローラが加圧当接している。
下流ローラは、定着ベルトを介してコロが加圧当接してあり、上流ローラと下流ローラとの間の定着ベルトが、略水平に保持されている定着装置となっている。
上記定着装置において、上流ローラと下流ローラとの間に、弾性体パッドが配置してなることを特徴とする定着装置、である。
上記の弾性体パッドは、定着ベルトに当接しており、定着ベルトと弾性体パッドとの当接部に、記録紙が通過する様に配置していることを特徴とする弾性体パッド、である。
さらに、上記弾性体パッドは、フレーム部とパッド部とからなることを特徴とする、弾性体パッド、である。
また、上記の弾性体パッドのパッド部は、少なくとも2つの弾性率の異なる弾性体からなることを特徴とする、弾性体パッド、である。
上記の弾性体パッドの少なくとも2つの弾性体のうち、第1の弾性体のベルトへの当接方向の面積が、第2の弾性体のベルトへの当接方向の面積よりも小さいことを特徴とする弾性体パッド、である。
上記の第1の弾性体は、紙通紙方向上流に紙の通行を補助する入り口ガイド部を設けたことを特徴とする弾性体パッド、である。
上記の第1の弾性体は、上記ベルトと当接する面に、潤滑手段を設けたことを特徴とする弾性体パッド、である。
上記第1の弾性体のベルト当接方向の剛性は、上記第2の弾性体のベルト当接方向の剛性よりも大きいことを特徴とする弾性体パッド、である。
上記第1の弾性体の材質は、金属及び非鉄金属であることとし、上記第2の弾性体の材質は、ゴムあるいはエラストマーであることを特徴とする弾性体パッド、である。
上記の定着装置において、該弾性体パッドが、該ベルトを介して対向したベルト内側に、第2のパッドを設けたことを特徴とするパッド、である。
上記の第2のパッドは、該ベルトの内側に当接していることを特徴とするパッド、である。
上記の第2のパッドは、該ベルトに当接する部位に、潤滑手段を設けたことを特徴とするパッド、である。
また、
トナーを記録紙に加熱及び加圧を行い定着をする定着装置であって、この定着装置は、無端状の定着ベルトを用いており、この定着ベルトは、少なくとも2本のローラによって懸架されている。
上記2本のローラは、記録紙の搬送方向の上流と下流に配置され、上流ローラは、定着ベルトを介して加圧ローラが加圧当接している。
下流ローラは、定着ベルトを介してコロが加圧当接してあり、上流ローラと下流ローラとの間の定着ベルトが、略水平に保持されている定着装置において、
上記第1の定着ベルトの略水平部に、第2の定着ベルトが当接し、前記第2の定着ベルトは、上記コロに巻回してあり、少なくともさらに1本のローラーによって懸架されていて、これにより第2の定着ベルトは、略水平部を構成され、上記第1の定着ベルトの略水平部とが、当接していることを特徴とする定着装置、である。
上記定着装置をもちいることで、記録紙上に定着されたトナー層の光沢を、その均一性を良好に保ち、かつ、より高い光沢を持つ画像として定着を行うことを実現することが出来る。
1)上流ローラと下流ローラとの間に定着ベルトを略水平に配して、その上流ローラと下流ローラとの間に、弾性体パッドを配置することで、水平ニップ内で記録紙の搬送を安定して行うことが出来、これにより画像ブレ等の不具合がない画像の定着を行うことができる。
2)上記により、上流ヒートローラに定着ベルトを介した加圧ローラとのニップ部を通過した記録紙は、左記ニップにより定着が行われるが、その後、下流にある上記弾性体パッドを通過するときは、定着ベルトが蓄熱状態にあるので、記録紙とトナー温度を維持しつつ搬送され、さらに下流にある、下流ヒートローラに定着ベルトを介した下流コロろのニップ部を通過する。この搬送において、上流ヒートローラにて加熱及び定着され、その温度を維持しながら弾性体パッドに下流に搬送され、さらに下流コロにて加圧されることで、記録紙上のトナーを再加圧することになり、これにより、光沢の均一性と、高い光沢度を得ることが出来る。
3)弾性体パッドは、剛体としたフレーム部と弾性部とに、部材を分けることで、記録紙の搬送位置に対してイコライズ機能を有し、これにより、画像ブレ等の不具合をより防止することが出来る。
4)弾性体パッドのパッド部は、少なくとも2つの弾性率の異なる弾性体から構成することにより、その弾性率の小さい方の部材で、パッドを記録紙に当接させ、弾性率の大きい方の部材で、パッドを記録紙に当接させた力を均一にすることが出来、これにより、画像ブレ等の不具合の防止と、より安定して記録紙を搬送することができる為、定着性の向上を得ることが出来る。
5)弾性体パッドの上流に、入り口ガイド部を設けることで、上流ヒートローラと定着ベルトと加圧ローラとからのニップ部を出た記録紙、弾性体パッド部への突入がし易くなり、ジャム等の記録紙の搬送不具合を防ぐことが出来る。
6)弾性体パッドが、記録紙が通過しない時に、定着ベルトと摺擦する部分に、潤滑手段を設けることで、定着ベルトの耐久性を維持することが出来る。
7)弾性体パッドの、第1の弾性体のベルト当接方向の剛性は、第2の弾性体のベルト当接方向の剛性よりも大きく設定することで、パッドを記録紙に当接させた力を均一にすることが出来、これにより、画像ブレ等の不具合の防止と、より安定して記録紙を搬送することができる為、定着性の向上を得ることが出来る。
8)上記構成において、定着ベルト内側に、第2のパッドとして中板を設けることで、定着ベルトの走行が安定し、これにより、画像ブレ等の不具合の防止と、より安定して記録紙を搬送することができる為、定着性の向上を得ることが出来る。
9)上記中板の定着ベルトと摺擦する部分に、潤滑手段を設けることで、定着ベルトの耐久性を維持することが出来る。
10)上流ローラと下流ローラとの間に定着ベルトを略水平に配して、その上流ローラと下流ローラとの間に、第2の搬送ベルトを配置することで、水平ニップ内で記録紙の搬送をより安定して行うことが出来、これにより画像ブレ等の不具合がない画像の定着を行うことができることと、定着ベルトの摺動部分が無くなることから、定着ベルトの耐久性を飛躍的に向上させることが出来る。
第1の実施例の画像定着装置の構成説明図 第1の実施例の弾性体パッド 定着ベルトの断面図 加圧ローラの構成図 下流コロの構成図 第2の実施例の画像定着装置の構成説明図 第2の実施例の中板 第3の実施例の画像定着装置の構成説明図 第4の実施例の画像定着装置の構成説明図
(第1の実施例)
図1に第1の実施例を示す。図1は、本実施例の定着装置としての画像定着装置を示す。
1は、画像定着装置全体を示す。構成は、定着ベルト2、上流ヒートローラ4、下流ヒートローラ5、テンショナー機能を兼ね備えたステアリングローラ6がある。定着ベルト2は、上流ヒートローラ4、下流ヒートローラ5、テンショナー機能を兼ね備えたステアリングローラ6とによって、懸架されていて、上流ヒートローラ4と下流ヒートローラ5との間の定着ベルト2は、ステアリングローラ6のテンショナー機能によって、略水平になるように懸架されている。
上流ヒートローラ4の円筒面の一部に、図のように定着ベルトが巻回してあり、その下部に加圧ローラ3が、所定の加圧力発生機構によって加圧当接できる構成になっている。
下流ヒートローラ5は、その円筒面の一部に、図のように定着ベルトが巻回してあり、その下部にコロ10が、所定の加圧力発生機構によって加圧当接できる構成になっている。
加圧ローラ3には、外部加熱ローラ8が当接していて、その中には、ヒータ9が設けられている。
上流ヒートローラ4は、図からわかるように薄肉の円筒状になっており、その中には、ヒータ7が設けられている。下流ヒートローラ5は、図からわかるように薄肉の円筒状になっており、熱容量が小さい構成になっている。
ステアリングローラ6は、その回転方向を、図中矢印6a方向に、移動可能になっており、回転駆動された定着ベルトの位置を補正する事が出来る。
加圧ローラ3は、芯金3aとゴム層3bからなり、ゴム層3bは、シリコン系のゴムを用いており、耐熱性を得ている。そのゴム硬度は、30度(アスカC)となっており、上流ヒートローラ4と定着ベルト2との接触によって、ゴム層3bが変形し、所定のニップ幅を得るようになっている。
コロ10は、芯金10aとゴム層10bからなり、ゴム層10bは、シリコン系のゴムを用いており、耐熱性を得ている。そのゴム硬度は、70度(JIS-A6301)となっており、上流ヒートローラ5と定着ベルト2との接触によって、ゴム層10bが変形し、所定のニップ幅を得るようになっている。
また、外部加熱ローラ8が加圧ローラ3に当接して配置しており、外部加熱ローラ8には、ヒータ9が用いられている。この外部加熱ローラ8により、加圧ローラ3の表面加熱を行い、定着温度までの立ち上がり時間の短縮を行う様になっている。
上記構成において、図からわかるように、上流ヒートローラ4と下流ヒートローラ5との間に、弾性体パッド11が配置している。
次に図2において、弾性体パッド11について、説明を行う。
弾性体パッド11は、フレーム12の上に、第1の弾性体として弾性プレート14と、第2の弾性体としての弾性ゴム13と、により構成されている。
図からわかるように、弾性プレート14と弾性ゴム13は、定着ベルトへの当接方向の面積が、弾性プレート14の方が大きくなっている。
弾性プレート14は、その上流には紙ガイド部14aが設けられていて、記録紙が安定して突入出来るようになっている。さらに、弾性プレートの水平部14bには、その表面に、潤滑効果のあるフッ素コートが施されている。
弾性ゴム13は、耐熱性があるゴム弾性体として、シリコンゴムを用いている。ゴム硬度は30度(JIS-A6301)の物を用いている。
下流ヒートローラ5を、不図示の駆動手段によって、回転駆動することで、未定着画像を持った記録紙Pが、上流から搬送できるようになる。
弾性体パッド11は、上記の構成によって、記録紙Pが上流ヒートローラ4と加圧ローラ3とのニップ部を、定着ベルト2によって搬送されて行き、記録紙Pの先端が、弾性体パッドの弾性プレートの入り口ガイド部4aによって、スムースに導かれて、弾性プレートの水平部4b上を搬送されるようになる。
記録紙Pが、上記水平部4b上を搬送されるとき、弾性プレート11と弾性ゴム13が変形して、定着ベルト2に軽圧で当接するようになり、これにより、記録紙Pを安定した状態で、定着ベルトに押しつけながら、下流ヒートローラとコロとのニップ部に搬送することができる。
以上により、記録紙上のトナーは、上流ヒートローラと下流ヒートローラとのニップ部の間を、安定して搬送することが出来、これにより、記録紙上の定着画像品位の安定性と、定着性の向上を得ることができる。
次に、図3を用いて、定着ベルト2について、詳細に説明する。
図3は、定着ベルト2の断面の一部を示す図である。定着ベルトは、基材2c、ゴム層2b、表層2aの三層から構成されている。
基材2cの材質は、ニッケルを圧延して、厚み50μmとしたものを用いている。ゴム層2bは、シリコンゴムを用いており、厚み320μmとしている。表層2aは、PFAコートが施されており、コート厚みは30μm程度になっている。
次に、図4を用いて、加圧ローラ3について、詳細に説明する。
図4は、加圧ローラ3の断面図である。加圧ローラ3は、芯金3cに、軸受けの位置を決めるための段付部3dがあり、芯金の外周部には、シリコンゴム3bがある。このシリコンゴムは、スポンジ状になっており、定着ベルトを介した上流ヒートローラとの当接幅が大きくなるようになっている。さらに、上記シリコンゴム3bの外周部には、表層3aとして、チューブ状のPFAが被せられている。上記、シリコンゴム3bのゴム硬度は、上記ローラ状態での硬度が、40度(ASKER−C)程度になるようにして使用している。
次に、図5を用いて、加圧ローラ3について、詳細に説明する。
図5は、下流コロ10の断面図である。下流コロ10は、芯金10bに、軸受けの位置を決めるための段付部10cがあり、芯金の外周部には、シリコンゴム層10aがある。このシリコンゴム層によって、定着ベルトを介した下流ヒートローラとの当接幅を持つようになっている。上記、シリコンゴム層10aのゴム硬度は、上記ローラ状態での硬度が、30度(JIS-A6301)程度になるようにして使用した。外径は15〜25程度、シリコンゴム層の厚みは1〜2mm程度で使用している。
以上が、本発明を実施した一例であるが、上記の各ゴム材質のゴム硬度、外径、厚みは一例であって、これ以外の数値を用いても良い。
また、加圧ローラの総圧は、10〜40Kgf、下流コロの総圧は、10〜50Kgfにて用いると、記録紙上のトナーの光沢度の均一性が良くなり、さらに従来よりも高い光沢度を得ることが出来る。
(第2の実施例)
図6に第2の実施例を示す。本実施例の画像定着装置20は、第1の実施例の画像定着装置に中板21を追加した構成になっている。その他の構成要素は、第1の実施例と同様であるので、その構成要素には同じ番号を付している。
上記、中板21に関して、図7を用いて説明する。図において、中板21は、フランジ22があって、そこに穴22aが開けられており、ここに不図示のシャシーに固定可能になっている。中板21の水平部21aは、平滑に仕上げられていて、定着ベルトとの摺動性がよくなっている。また、上記水平部21aには、潤滑効果のあるフッ素コートを施しても良い。
再び図6において、記録紙Pは、上流ヒートローラ4と定着ベルト2を介して、加圧ローラ3とによって、一旦定着され、その後弾性体パッド11と定着ベルトとの間に保持されて、下流ヒートローラ5と下流コロ10とのニップ内に搬送されるわけであるが、本実施例のように、弾性体パッドの定着ベルトを介した上部に中板を配置することによって、上流ヒートローラと下流ヒートローラとの間の記録紙の搬送及び、定着ベルトをより安定させて搬送することが出来るようになるため、記録紙上の定着画像品位の安定性と、定着性のより向上を得ることができる。
(第3の実施例)
図8に第3の実施例を示す。図8は、本実施例の定着装置としての画像定着装置を示す。
30は、画像定着装置全体を示す。構成は、定着ベルト31、上流ヒートローラ33、下流ヒートローラ34、テンショナー機能を兼ね備えたステアリングローラ35がある。定着ベルト31は、上流ヒートローラ33、下流ヒートローラ34、テンショナー機能を兼ね備えたステアリングローラ35とによって、懸架されていて、上流ヒートローラ33と下流ヒートローラ34との間の定着ベルト31は、ステアリングローラ35のテンショナー機能によって、略水平になるように懸架されている。
上流ヒートローラ33の円筒面の一部に、図のように定着ベルトが巻回してあり、その下部に加圧ローラ32が、所定の加圧力発生機構によって加圧当接できる構成になっている。
下流ヒートローラ34は、その円筒面の一部に、図のように定着ベルトが巻回してあり、その下部にコロ41が、所定の加圧力発生機構によって加圧当接できる構成になっている。
加圧ローラ32には、外部加熱ローラ37が当接していて、その中には、ヒータ38が設けられている。これにより、加圧ローラ32の表面加熱を行い、定着温度までの立ち上がり時間の短縮を行う様になっている。
したがって、上記の構成は、第1及び第2の実施例と同じものを用いているが、本実施例では、下流コロ41には、第2のベルト39が巻回しており、その他方が、ローラ40によって支持されている。
上記構成において、下流ヒートローラ34が、不図示の駆動系によって、回転駆動されると、第2のベルト39も従動し、記録紙Pを搬送可能になる。これによって、未定着画像を持った記録紙Pは、定着ベルト31と第2のベルト39との間に搬送され、これにより上流ヒートローラと下流ヒートローラとの間の記録紙の搬送及び、定着ベルトをより安定させて搬送することが出来るようになるため、記録紙上の定着画像品位の安定性と、定着性のより向上を得ることができることと、第2のベルトによって、記録紙を定着ベルト31に安定して当接させつつ搬送することが出来るので、ベルトを摺動させることなく搬送駆動することができるため、定着ベルトの耐久性を向上させることが出来る。
(第4の実施例)
図9に第4の実施例を示す。本実施例の画像定着装置50は、第3の実施例の画像定着装置30に中板51を追加した構成になっている。その他の構成要素は、第3の実施例と同様であるので、その構成要素には同じ番号を付している。
上記、中板51に関して、説明する。図において、中板51は、フランジ52があって、そこに穴52aが開けられており、ここに不図示のシャシーに固定可能になっている。中板51の水平部は、平滑に仕上げられていて、定着ベルトとの摺動性がよくなっている。また、上記水平部には、潤滑効果のあるフッ素コートを施しても良い。
したがって、図において、上記中板51を設けたことで、定着ベルト31の駆動が安定し、定着ベルトのトナーに接する側には、摺動部を設けること無しに、上流ヒートローラと下流ヒートローラとの間の記録紙の搬送及び、定着ベルトをより安定させて搬送することが出来るようになるため、記録紙上の定着画像品位の安定性と、定着性のより向上を得ることができるため、良好な画像と耐久性を両立させることが出来る。
以上、第1、第2、第3、第4の実施した例を示したが、左記構成の詳細に限定される物ではなく、また、各材質も上記の例に限定される物ではない。
例えば、上記4例では、上流及び下流ヒートローラは、アルミニウム製を用い、その肉厚は1.5mmの物をもちいたが、これげ限定されるものではなくて、鉄(Fe)を用いても同じ効果が得られ、その肉厚が異なる場合でも、定着温度への立ち上がり時間が異なるが、効果は同様な物が得られることはいうまでもない。
さらに、加圧ローラのゴム硬度も、上記に限定されるものではなく、下流コロの外径やゴム肉厚によって、定着後の画像の光沢度の値が異なる場合があり、本実施例で示した形状であれば、好適することが実験によってわかっている。
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
(実施態様1)
トナーを記録紙に加熱及び加圧を行い定着せしめる定着装置において、該定着装置は、無端状の定着ベルトを用いた定着装置であって、該定着ベルトは、少なくとも2本のローラによって懸架され、前記2本のローラは、記録紙の搬送方向の上流と下流に配置され、該上流ローラは、該定着ベルトを介して加圧ローラが加圧当接してあって、該下流ローラは、該定着ベルトを介してコロが加圧当接してあって、該上流ローラと該下流ローラとの間の定着ベルトが、略水平に保持されている定着装置であって、上記上流ローラと下流ローラとの間に、弾性体パッドが配置してなることを特徴とする、定着装置。
(実施態様2)
実施態様1に記載の弾性体パッドは、該定着ベルトに当接し、前記定着ベルトと弾性体パッドとの当接部に、上記記録紙が通過する様に配置していることを特徴とする弾性体パッド。
(実施態様3)
実施態様2に記載の弾性体パッドは、フレーム部とパッド部とからなることを特徴とする、弾性体パッド。
(実施態様4)
実施態様3に記載の弾性体パッドのパッド部は、少なくとも2つの弾性率の異なる弾性体からなることを特徴とする、弾性体パッド。
(実施態様5)
実施態様4に記載の弾性体パッドの少なくとも2つの弾性体のうち、第1の弾性体のベルトへの当接方向の面積が、第2の弾性体のベルトへの当接方向の面積よりも小さいことを特徴とする弾性体パッド。
(実施態様6)
実施態様5に記載の第1の弾性体は、紙通紙方向上流に紙の通行を補助する入り口ガイド部を設けたことを特徴とする、弾性体パッド。
(実施態様7)
実施態様5及び6記載の第1の弾性体は、上記ベルトと当接する面に、潤滑手段を設けたことを特徴とする、弾性体パッド。
(実施態様8)
上記第1の弾性体のベルト当接方向の剛性は、上記第2の弾性体のベルト当接方向の剛性よりも大きいことを特徴とする、弾性体パッド。
(実施態様9)
上記第1の弾性体の材質は、金属及び非鉄金属であることとし、上記第2の弾性体の材質は、ゴムあるいはエラストマーであることを特徴とする、弾性体パッド。
(実施態様10)
実施態様1の定着装置において、該弾性体パッドが、該ベルトを介して対向したベルト内側に、第2のパッドを設けたことを特徴とする、パッド。
(実施態様11)
実施態様10に記載の第2のパッドは、該ベルトの内側に当接していることを特徴とする、パッド。
(実施態様12)
実施態様11に記載の第2のパッドは、該ベルトに当接する部位に、潤滑手段を設けたことを特徴とする、パッド。
(実施態様13)
トナーを記録紙に加熱及び加圧を行い定着せしめる定着装置において、該定着装置は、無端状の第1の定着ベルトを用いた定着装置であって、該第1の定着ベルトは、少なくとも2本のローラによって懸架され、前記2本のローラは、記録紙の搬送方向の上流と下流に配置され、該上流ローラは、該定着ベルトを介して加圧ローラが加圧当接してあって、該下流ローラは、該第1の定着ベルトを介してコロが加圧当接してあって、該上流ローラと該下流ローラとの間の定着ベルトが、略水平に保持されている定着装置であって、上記第1の定着ベルトの略水平部に、第2の定着ベルトが当接し、前記第2の定着ベルトは、上記コロに巻回してあり、少なくともさらに1本のローラーによって懸架されていて、これにより第2の定着ベルトは、略水平部を構成され、上記第1の定着ベルトの略水平部とが、当接していることを特徴とする、定着装置。
1,20,30,50 画像定着装置
2、31 定着ベルト
3、32 加圧ローラ
4、33 上流ヒートローラ
5、34 下流ヒートローラ
6、35 ステアリングローラ
8、37 外部加熱ローラ
10、41 下流コロ
11 弾性体パッド
21、51 中板
39 第2のベルト

Claims (13)

  1. トナーを記録紙に加熱及び加圧を行い定着せしめる定着装置において、
    該定着装置は、無端状の定着ベルトを用いた定着装置であって、
    該定着ベルトは、少なくとも2本のローラによって懸架され、
    前記2本のローラは、記録紙の搬送方向の上流と下流に配置され、該上流ローラは、該定着ベルトを介して加圧ローラが加圧当接してあって、
    該下流ローラは、該定着ベルトを介してコロが加圧当接してあって、
    該上流ローラと該下流ローラとの間の定着ベルトが、水平に保持されている定着装置であって、
    上記上流ローラと下流ローラとの間に、弾性体パッドが配置してなることを特徴とする、定着装置。
  2. 請求項1記載の弾性体パッドは、該定着ベルトに当接し、前記定着ベルトと弾性体パッドとの当接部に、上記記録紙が通過する様に配置していることを特徴とする弾性体パッド。
  3. 請求項2記載の弾性体パッドは、フレーム部とパッド部とからなることを特徴とする、弾性体パッド。
  4. 請求項3記載の弾性体パッドのパッド部は、少なくとも2つの弾性率の異なる弾性体からなることを特徴とする、弾性体パッド。
  5. 請求項4の弾性体パッドの少なくとも2つの弾性体のうち、第1の弾性体のベルトへの当接方向の面積が、第2の弾性体のベルトへの当接方向の面積よりも小さいことを特徴とする弾性体パッド。
  6. 請求項5記載の第1の弾性体は、紙通紙方向上流に紙の通行を補助する入り口ガイド部を設けたことを特徴とする、弾性体パッド。
  7. 請求項5及び6記載の第1の弾性体は、上記ベルトと当接する面に、潤滑手段を設けたことを特徴とする、弾性体パッド。
  8. 上記第1の弾性体のベルト当接方向の剛性は、上記第2の弾性体のベルト当接方向の剛性よりも大きいことを特徴とする、弾性体パッド。
  9. 上記第1の弾性体の材質は、金属及び非鉄金属であることとし、上記第2の弾性体の材質は、ゴムあるいはエラストマーであることを特徴とする、弾性体パッド。
  10. 請求項1の定着装置において、該弾性体パッドが、該ベルトを介して対向したベルト内側に、第2のパッドを設けたことを特徴とする、パッド。
  11. 請求項10記載の第2のパッドは、該ベルトの内側に当接していることを特徴とする、パッド。
  12. 請求項11記載の第2のパッドは、該ベルトに当接する部位に、潤滑手段を設けたことを特徴とする、パッド。
  13. トナーを記録紙に加熱及び加圧を行い定着せしめる定着装置において、
    該定着装置は、無端状の第1の定着ベルトを用いた定着装置であって、
    該第1の定着ベルトは、少なくとも2本のローラによって懸架され、
    前記2本のローラは、記録紙の搬送方向の上流と下流に配置され、該上流ローラは、該定着ベルトを介して加圧ローラが加圧当接してあって、
    該下流ローラは、該第1の定着ベルトを介してコロが加圧当接してあって、
    該上流ローラと該下流ローラとの間の定着ベルトが、水平に保持されている定着装置であって、
    上記第1の定着ベルトの水平部に、第2の定着ベルトが当接し、前記第2の定着ベルトは、上記コロに巻回してあり、少なくともさらに1本のローラーによって懸架されていて、これにより第2の定着ベルトは、水平部を構成され、上記第1の定着ベルトの水平部とが、当接していることを特徴とする、定着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016161864A (ja) * 2015-03-04 2016-09-05 富士ゼロックス株式会社 定着器および画像形成装置

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