JP2011081177A - カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法およびそれを備える液晶表示装置 - Google Patents

カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法およびそれを備える液晶表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カラーフィルタの生産工程において工程数が削減されながら、カラーフィルタと液晶駆動側基板との間で導通しないカラーフィルタなどを提供する。
【解決手段】透明基板と、前記透明基板上の画素領域と周縁領域に形成される複数の色の着色層と、前記画素領域の前記着色層の一部の上と、前記周縁領域の前記着色層の少なくともスペーサ形成箇所の上に形成される黒色着色層と、前記画素領域内の、前記黒色着色層が形成されていない前記着色層の上に形成される透明電極層と、複数の色の前記着色層と前記黒色着色層との積層部により構成され、少なくとも前記黒色着色層の上部が撥液性のスペーサと、を具備し、前記画素領域内の前記黒色着色層が、格子状に形成され、ブラックマトリクスを構成することを特徴とするカラーフィルタである。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置などに用いられるカラーフィルタおよびそのカラーフィルタ製造方法に関する。
液晶表示装置は、液晶表示パネルと、液晶表示パネルに所定の信号や電圧を供給する駆動回路とを有する。液晶表示パネルは、カラーフィルタ等の表示側基板と液晶駆動側基板とを対向させた一対の基板と、これら一対の基板の間に液晶層とを有する。更に、透過型または半透過型の液晶表示装置は、バックライトなどの照明装置を有する。液晶表示装置の駆動回路は、液晶駆動側基板により液晶層内の液晶分子の配列を電気的に制御して表示側基板の透過光又は反射光の量を選択的に変化させ、表示を行う。更に、液晶テレビは、液晶表示装置とTV受信装置とを備える。
表示側基板には、表示側基板と液晶駆動側基板との間のギャップを保持するスペーサが設けられている。従来では、スペーサを形成するためのフォトリソグラフィー工程を、着色層を形成するためのフォトリソグラフィー工程とは別に行う必要があった。しかしながら、独立したスペーサ形成工程を設けるとカラーフィルタの生産に必要な工程が増え、生産効率が低下し、さらには生産コストの上昇に至る。
そこで、カラーフィルタの生産効率を向上させる等の目的から、ブラックマトリクス上に着色層を積層し、積層した着色層をスペーサとする方法が提案されている。(特許文献1を参照)
特開2008−26812号公報
しかしながら、図9に示すように、着色層形成後にスパッタリング法などによりITOなどの透明電極層43を形成すると、メインスペーサ45、サブスペーサ47の上に透明電極が形成されることとなり、カラーフィルタ41と液晶駆動側基板との間で電気的に接続してしまい、液晶層内の液晶分子の配列を電気的に制御することができなくなってしまうという問題がある。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、カラーフィルタの生産工程において工程数が削減されながら、カラーフィルタと液晶駆動側基板との間で導通しないカラーフィルタなどを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するための本発明は、以下のとおりである。
(1)透明基板と、前記透明基板上の画素領域と周縁領域に形成される複数の色の着色層と、前記画素領域の前記着色層の一部の上と、前記周縁領域の前記着色層の少なくともスペーサ形成箇所の上に形成される黒色着色層と、前記画素領域内の、前記黒色着色層が形成されていない前記着色層の上に形成される透明電極層と、複数の色の前記着色層と前記黒色着色層との積層部により構成され、少なくとも前記黒色着色層の上部が撥液性のスペーサと、を具備し、前記画素領域内の前記黒色着色層が、格子状に形成され、ブラックマトリクスを構成することを特徴とするカラーフィルタ。
(2)前記スペーサは、前記画素領域にあるメインスペーサ、前記画素領域にあり、前記ブラックマトリクスよりも高く、前記メインスペーサよりも低いサブスペーサ、前記周縁領域にあり、前記ブラックマトリクスよりも高く、前記メインスペーサよりも低い額縁スペーサのうちのいずれかであり、前記メインスペーサと前記サブスペーサと前記額縁スペーサとを有することを特徴とする(1)に記載のカラーフィルタ。
(3)前記画素領域内の前記黒色着色層が、切れ目を有する格子状であることを特徴とする(1)に記載のカラーフィルタ。
(4)前記周縁領域には、前記透明基板上に形成される黒色着色層によりブラックマトリクスが形成されることを特徴とする(1)に記載のカラーフィルタ。
(5)前記周縁領域には、前記透明基板上のスペーサ形成箇所以外の箇所に形成される着色層と、前記着色層上に積層される黒色着色層とによりブラックマトリクスが形成されることを特徴とする(1)に記載のカラーフィルタ。
(6)前記周縁領域には、前記透明基板上に異なる色の着色層が積層されてブラックマトリクスが形成されることを特徴とする(1)に記載のカラーフィルタ。
(7)透明基板上の画素領域と周縁領域に、複数の色の着色層を形成する工程と、前記画素領域の前記着色層の一部の上と、前記周縁領域の前記着色層の少なくともスペーサ形成箇所の上とに、撥液剤が添加された黒色感光性樹脂を塗布・露光して黒色着色層を形成する工程と、前記画素領域内の、前記黒色着色層が形成されていない前記着色層の上に透明電極層形成用の塗布液を塗布・乾燥して、透明電極層を形成する工程と、を有することを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
(8)透明基板上の画素領域と周縁領域に、複数の色の着色層を形成する工程と、前記画素領域の前記着色層の一部の上と、前記周縁領域の前記着色層の少なくともスペーサ形成箇所の上とに、黒色感光性樹脂を塗布・露光して黒色着色層を形成する工程と、前記画素領域と前記周縁領域とのスペーサ形成箇所の前記黒色着色層に撥液処理を施す工程と、前記画素領域内の、前記黒色着色層が形成されていない前記着色層の上に透明電極層形成用の塗布液を塗布・乾燥して、透明電極層を形成する工程と、を有することを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
(9)複数の色の前記着色層と前記黒色着色層とを積層することで、メインスペーサとサブスペーサと額縁スペーサとを形成することを特徴とする(7)または(8)に記載のカラーフィルタの製造方法。
(10)前記画素領域内の前記黒色着色層を、切れ目を有する格子状に形成することを特徴とする(7)または(8)に記載のカラーフィルタの製造方法。
(11)前記透明電極層形成用の塗布液が、π電子共役型の導電性高分子溶液または透明導電性物質のナノ粒子分散であることを特徴とする(7)または(8)に記載のカラーフィルタの製造方法。
(12)(1)から(6)のいずれかに記載のカラーフィルタを備える液晶表示装置。
上記構成のカラーフィルタによれば、スペーサの上部が電気を通さない樹脂製の黒色着色層であるため、カラーフィルタと液晶駆動側基板との間が導通することを防ぐことができる。また、独立したスペーサ形成工程を設けずに、スペーサを形成可能である。
本発明により、カラーフィルタの生産工程において工程数が削減されながら、カラーフィルタと液晶駆動側基板との間で導通しないカラーフィルタなどを提供することができる。
(a)第1の実施形態に係るカラーフィルタ1の(b)でのA‐A´断面を示す部分断面図、(b)カラーフィルタ1の部分平面図、(c)カラーフィルタ1の簡略平面図。 (a)第1の実施形態に係るカラーフィルタ1の製造工程の赤色着色層5Rの作製を説明する部分断面図、(b)(a)の続きの製造工程における(c)でのB−B´断面を示す部分断面図、(c)(a)の続きの製造工程を説明する部分平面図。 (a)カラーフィルタ1の製造工程の青色着色層5Bの作製を説明する部分断面図、(b)(a)の続きの製造工程における(c)でのC−C´断面を示す部分断面図、(c)(a)の続きの製造工程を説明する部分平面図。 (a)カラーフィルタ1の製造工程の緑色着色層5Gの作製を説明する部分断面図、(b)(a)の続きの製造工程における(c)でのD−D´断面を示す部分断面図、(c)(a)の続きの製造工程を説明する部分平面図。 (a)カラーフィルタ1の製造工程の黒色着色層7の作製を説明する部分断面図、(b)(a)の続きの製造工程における(c)でのE−E´断面を示す部分断面図、(c)(a)の続きの製造工程を説明する部分平面図。 (a)カラーフィルタ1の製造工程の透明電極層9の作製を説明する(b)でのF−F´断面を示す部分断面図、(b)カラーフィルタ1の製造工程の透明電極層9の作製を説明する部分平面図。 (a)第2の実施形態に係るカラーフィルタ33の(b)でのG‐G´断面を示す部分断面図、(b)カラーフィルタ33の部分平面図。 (a)第3の実施形態に係るカラーフィルタ35の(b)でのH‐H´断面を示す部分断面図、(b)カラーフィルタ35の部分平面図。 (a)従来のカラーフィルタ41の部分断面図、(b)第1の実施形態に係るカラーフィルタ1の部分断面図。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明の第1の実施形態について説明する。本発明のカラーフィルタの実施形態は、カラーフィルタと、共通電極と画素電極を設けた液晶駆動側基板(不図示)と、カラーフィルタと液晶駆動側基板との間に形成される液晶層(不図示)とを具備し、カラーフィルタと液晶駆動側基板に対し垂直な方向に電界を発生させ、液晶を駆動させる液晶表示装置(不図示)におけるカラーフィルタとして説明する。
(カラーフィルタ1の構成)
まず、図1を参照して、第1の実施形態に係るカラーフィルタ1について説明する。なお、各図面は、各構成要素を模式的に示したもので、実際の大きさや相対的な大きさの比率を正確に示したものではない。図1(a)はカラーフィルタ1の図1(b)でのA−A´断面を示す部分断面図であり、図1(b)はカラーフィルタ1の部分平面図であり、図1(c)はカラーフィルタ1の隅部における画素配置の例を示す概略平面図である。なお、図1(b)においては、透明電極層9を省略して図示している。また、図1(b)は、図1(c)の点線で囲まれた領域に相当する。
カラーフィルタ1は、透明基板3上に赤色着色層5R、青色着色層5B、緑色着色層5G、黒色着色層7、透明電極層9などが設けられる。また、カラーフィルタ1は、画素領域2aと周縁領域2bに分けることができ、各色の着色層5R,5B,5Gは、画素領域2a内にある。画素領域2aは、液晶表示装置で画像を表示するために用いられる領域であり、周縁領域2bは、液晶表示装置の額縁部分に対応する領域である。
透明基板3は特に限定されるものではなく、カラーフィルタに一般的に用いられるものを使用することができる。例えば、ホウ珪酸ガラス、アルミノホウ珪酸ガラス、無アルカリガラス、石英ガラス、合成石英ガラス、ソーダライムガラス、ホワイトサファイアなどの可撓性のない透明なリジット材、あるいは、透明樹脂フィルム、光学用樹脂フィルムなどの可撓性を有する透明なフレキシブル材を用いることができる。前記フレキシブル材としては、ポリメチルメタクリレート等のアクリル、ポリアミド、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、トリアセチルセルロース、シンジオタクティック・ポリスチレン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、フッ素樹脂、ポリエーテルニトリル、ポリカーボネート、変性ポリフェニレンエーテル、ポリシクロヘキセン、ポリノルボルネン系樹脂、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリアリレート、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、熱可塑性ポリイミド等からなるものを挙げることができるが、一般的なプラスチックからなるものも使用可能である。特に、無アルカリガラスは、熱膨脹率の小さい素材であり、寸法安定性および高温加熱処理における特性に優れており、好ましい。
赤、青、緑の各着色層5R、5B、5Gは、各色の着色剤を含む感光性樹脂で形成され、0.5μm〜3μm程度の厚さを有し、透明基板3上にストライプ状に配置される。各着色層5R、5B、5Gがブラックマトリクス17の開口部に配置される部分では、図1(c)に示す赤(R)、青(B)、緑(G)の画素がカラーフィルタ1に形成される。
黒色着色層7は、遮光性粒子を含む感光性樹脂で形成され、0.5μm〜2μm程度の厚さを有し、透明基板3上に、複数の開口部を有するように配置される。各開口部は、各画素R、B、Gの位置に対応する。
赤、青、緑の各着色層5R、5B、5G、黒色着色層7等は、感光性樹脂を塗布した後、所定の適切なパターンを有するフォトマスクを用いて露光し、現像してパターニングすることにより形成される。赤、青、緑の各着色層5R、5B、5G、黒色着色層7については、各色に応じた適切な着色剤等を分散し含有させた感光性樹脂を用いる。
上記の感光性樹脂としては、ネガ型感光性樹脂およびポジ型感光性樹脂のいずれも用いることができる。本実施形態では、ネガ型感光性樹脂を用いるものとして説明する。
ネガ型感光性樹脂は特に限定されることはなく、一般的に使用されるネガ型感光性樹脂を用いることができる。例えば、架橋型樹脂をベースとした化学増幅型感光性樹脂、具体的にはポリビニルフェノールに架橋剤を加え、さらに酸発生剤を加えた化学増幅型感光性樹脂等が挙げられる。また、アクリル系ネガ型感光性樹脂として、紫外線照射によりラジカル成分を発生する光重合開始剤と、分子内にアクリル基を有し、発生したラジカルにより重合反応を起こして硬化する成分と、その後の現像により未露光部が溶解可能となる官能基(例えば、アルカリ溶液による現像の場合は酸性基をもつ成分)とを含有するものを用いることができる。上記のアクリル基を有する成分のうち、比較的低分子量の多官能アクリル分子としては、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(DPPA)、テトラメチルペンタトリアクリレート(TMPTA)等が挙げられる。また、高分子量の多官能アクリル分子としては、スチレン‐アクリル酸‐ベンジルメタクリレート共重合体の一部のカルボン酸基部分にエポキシ基を介してアクリル基を導入したポリマーや、メタクリル酸メチル‐スチレン‐アクリル酸共重合体等が挙げられる。
なお、ポジ型感光性樹脂も特に限定されるものではなく、一般的に使用されるものを用いることができる。具体的には、ノボラック樹脂をベース樹脂とした化学増幅型感光性樹脂等が挙げられる。
また、感光性樹脂の塗布方法としては、例えばスピンコート法、キャスティング法、ディッピング法、バーコート法、ブレードコート法、ロールコート法、グラビアコート法、フレキソ印刷法、スプレーコート法、ダイコート法等がある。
赤、緑、青の各着色層5R、5G、5Bや黒色着色層7に用いる感光性樹脂に含有させる着色剤も特に限定されるものではなく、一般的に使用される顔料を始めとして、種々の公知のものを適切に選択し用いることができる。黒色着色層7に添加する遮光性粒子としては、酸化チタンや四酸化鉄などの金属酸化物粉末、金属硫化物粉末、金属粉末、カーボンブラックの他に、赤、青や緑などの顔料の混合物を用いることができる。
透明電極層9は、酸化スズ、酸化インジウムおよびITO(Indium Tin Oxide)と呼ばれるこれらの複合酸化物または酸化亜鉛が使用できる。また、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリピロールなどのπ電子共役系の導電性高分子を使用できる。透明電極層9の厚みは、5nm〜500nm程度である。
メインスペーサ11は、赤色着色層5R、青色着色層5B、緑色着色層5G、黒色着色層7が積層して形成され、1μm〜5μm程度の高さを有する。図1(b)では、メインスペーサ11は、縦と横のブラックマトリクス17が交差する箇所に配置される。メインスペーサ11は、サブスペーサ13、額縁スペーサ15、ブラックマトリクス17よりも高い。メインスペーサ11は、カラーフィルタ1と、カラーフィルタ1の着色層側で液晶層を挟んで設けられる液晶駆動側基板とが接しないように両者の間に適切な間隔を設ける役割を果たす。この空隙には液晶分子が充填され、液晶層が形成される。
サブスペーサ13は、青色着色層5B、緑色着色層5G、黒色着色層7が積層して形成される。図1(b)では、サブスペーサ13は、ブラックマトリクス17の交点に配置される。サブスペーサ13は、カラーフィルタ1と液晶駆動側基板とが接しないように両者の間に適切な間隔を設ける役割を果たすものであり、例えば液晶表示装置がカラーフィルタ1の中央部より押圧されたときでも、サブスペーサ13があることによりカラーフィルタ1と液晶駆動側基板とが接しない。
額縁スペーサ15は、赤色着色層5R、青色着色層5B、緑色着色層5G、黒色着色層7が積層して、周縁領域に形成される。図1(b)では、サブスペーサ11は、ブラックマトリクス17の交点に配置される。メインスペーサ11は、額縁スペーサ15やサブスペーサ13よりも高い。
メインスペーサ11、サブスペーサ13、額縁スペーサ15の上部は黒色着色層7で覆われており、少なくとも頂部は撥液性を有する。
ここで、上記「撥液性」とは、透明電極層形成用の塗布液との接触角が大きいことを意味するものである。
各スペーサの少なくとも頂部が有する撥液性としては、着色層形成用の感光性樹脂との接触角が相対的に高いものであれば特に限定されるものではない。なかでも本態様においては、40mN/mの液体との接触角が、10°以上となる程度であることが好ましく、特に表面張力30mN/mの液体との接触角が約10°以上であることが好ましく、さらには表面張力20mN/mの液体との接触角が約10°以上であることが好ましい。
ブラックマトリクス17は、透明基板3、赤色着色層5R、青色着色層5B、緑色着色層5Gの上に黒色着色層7が積層して形成される。カラーフィルタ1では、ブラックマトリクス17は格子状に配置されるが、これに限るものではない。なお、黒色着色層7の格子の一部に切れ目18を設け、各画素の領域の表面の透明電極層9が孤立せずに、互いに電気が通るようにする。切れ目18は、幅が5μm程度である。
この他、カラーフィルタ1においてR、G、Bの画素が形成されない周縁領域2bにおいて、額縁スペーサ15とブラックマトリクス17とが設けられる。額縁スペーサ15は、カラーフィルタ41と液晶駆動側基板とが額縁部において接しないように両者の間に適切な間隔を設けるとともに、液晶駆動側基板の適切な形状を維持するためのものである。額縁スペーサ15は、メインスペーサ11よりも薄く形成される。
なお、メインスペーサ11やサブスペーサ13を設ける部分は、本実施形態のようにブラックマトリクス17が十字状に交わる箇所に限ることはない。画素領域2a内のブラックマトリクス17が形成される箇所のいずれでも良い。着色剤等の溶出物を溶出しない限りにおいて、他の着色層の上面に設けることも可能である。また、全てのブラックマトリクス17の十字状に交わる箇所にスペーサを設ける必要もない。スペーサの間隔は、適宜調整することができる。
なお、各着色層の色は、限定されるものではなく、赤色着色層5Rに代えて、赤色着色層5Rの形状の青色着色層を用い、青赤緑の順で着色層を積層してもよく、同様に赤緑青、青緑赤、緑青赤、緑赤青などの順で着色層を積層してもよい。
なお、カラーフィルタ1は、赤色層、青色層、緑色層の三色の着色層のみを有するが、黄色やシアンなどの他色の着色層を設けてもよい。その際に、他色の着色層をスペーサの形成に加えても良いし、加えなくてもよい。
(カラーフィルタ1の製造方法)
続いて、図2〜図6を用いて、図1に示したカラーフィルタ1を形成するカラーフィルタ製造方法について説明する。
まず、図2(a)に示すように、透明基板3上に、赤色着色層形成用の赤色の感光性樹脂4Rを塗布する。
続いて、赤色着色層5Rの形成位置に対応する部分に透過部23を有し、その他の部分に遮光部21を有するフォトマスク19を用いて露光、現像して感光性樹脂4Rのパターニングを行い、赤色着色層5Rを形成する。図2(b)と(c)に示すように、赤色着色層5Rは、画素領域2a内でストライプ状に形成され、周縁領域2b内の額縁スペーサ15が形成される箇所にドット状に形成される。
次に、赤色着色層5Rが形成された基板3上に青色着色層形成用の青色の感光性樹脂4Bを塗布した後、図3(a)に示すように、青色着色層5Rの形成位置に対応する部分に透過部23を有し、その他の部分に遮光部21を有するフォトマスク27を用いて露光、現像して感光性樹脂4Bのパターニングを行い、青色着色層5Bを形成する。図3(b)と(c)に示すように、青色着色層5Bは、画素領域2a内に、赤色着色層5Rと隣接するようにストライプ状に形成され、赤色着色層5Rの上に、メインスペーサ11を形成される箇所にドット状に形成され、周縁領域2b内の額縁スペーサ15が形成される箇所にドット状に形成される。
続いて、緑色着色層用の感光性樹脂4Gを塗布した後、図4(a)に示すように、緑色着色層5Gの形成位置に透過部23を有し、その他の部分に遮光部21を有するフォトマスク29を用いて露光、現像して感光性樹脂4Gのパターニングを行い、緑色着色層5Gを形成する。図4(b)と(c)に示すように、緑色着色層5Gは、画素領域2a内に、青色着色層5Rと隣接するようにストライプ状に形成され、赤色着色層5Rの上のメインスペーサ11を形成される箇所にドット状に形成され、青色着色層5Bの上のサブスペーサ13を形成される箇所にドット状に形成され、周縁領域2b内の額縁スペーサ15が形成される箇所にドット状に形成される。
更に、黒色着色層用の感光性樹脂6を塗布したのち、上記と同様、図5(a)に示すように、黒色着色層7の形成位置に透過部23を有し、その他の部分に遮光部21を有するフォトマスク31を用いて露光、現像して当該感光性樹脂のパターニングを行い、黒色着色層7を形成する。図5(b)と(c)に示すように、黒色着色層7は、画素領域2a内に格子状に形成され、周縁領域2bの全面に形成される。
スペーサの上部を撥液性にする方法には、黒色感光性樹脂6に撥液剤を添加する方法と、黒色感光性樹脂6の形成後に撥液処理により撥液性を付与する方法である。
黒色感光性樹脂6に添加する撥液剤としては、各スペーサの表面に所定の撥液性を付与できるものであれば特に限定されるものではない。このような撥液剤としては、例えば、フッ素含有高分子化合物およびフッ素含有物質の微粒子等を挙げることができる。
ここで、上記フッ素含有高分子化合物としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、パーフルオロエチレンプロピレン樹脂、パーフルオロアルコキシ樹脂等を挙げることができる。
また、上記フッ素含有物質の微粒子としては、例えば、ポリフッ化ビニリデン、フルオロオレフィンビニルエーテル系共重合体、3フッ化エチレン−フッ化ビニリデン共重合体等からなる微粒子を挙げることができる。
なお、用いられる撥液剤は1種類のみであってもよく、または、2種類以上で
あってもよい。
感光性樹脂に上記撥液剤を添加する場合、添加する上記撥液剤の量としては、使用する撥液剤の種類等に応じて、上記スペーサの表面に所望の撥液性を付与できる範囲内であれば特に限定されるものではない。なかでも本発明においては、上記感光性樹脂に0.005質量%〜50質量%の範囲内であることが好ましく、特に0.01質量%〜25質量%の範囲内であることが好ましい。
撥液性を付与する撥液処理方法としては、メインスペーサ11、サブスペーサ13、額縁スペーサ15の上部にフッ素化合物を導入ガスとしたプラズマを照射し、各スペーサの上部のみ撥液性を付与する方法が挙げられる。
続いて、図6(a)、(b)に示すように、基板の全面に透明電極層形成用の塗布液を塗布・乾燥し、透明電極層9を形成する。この際、透明電極層形成用の塗布液は撥液性の黒色着色層7のある箇所からはじかれ、黒色着色層7のある箇所以外を覆うように透明電極層9が形成される。なお、周縁領域2bの黒色着色層7上は、高さが低いため、透明電極層形成用の塗布液のレベリング作用により塗布液がはじかれにくく、透明電極層9が形成される。
透明電極層形成用の塗布液としては、特に限られるものではないが、例えば、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリピロールなどのπ電子共役型の導電性高分子溶液や、酸化スズナノ粒子、酸化インジウムナノ粒子、ITOナノ粒子、酸化亜鉛ナノ粒子などの透明導電性酸化物のナノ粒子を分散させた微粒子分散液が挙げられる。
(フォトマスクの説明)
各フォトマスクについて説明する。フォトマスク19、27、29、31は、透明基板上に遮光膜が積層され、透明基板上に遮光膜が設けられた遮光部21と、透明基板上に遮光膜が設けられていない透過部23とを有する。
前記透明基板は、透明基板3に用いられる基板を使用することができる。特に、石英ガラスは、熱膨脹率の小さい素材であり、寸法安定性および高温加熱処理における特性に優れている。
遮光膜は、実質的に露光光を透過しないものであり、露光波長における平均透過率が0.1%以下であることが好ましい。遮光膜としては、一般にフォトマスクに用いられる遮光膜を用いることができ、例えばクロム、酸化クロム、窒化クロム、酸化窒化クロム、モリブデンシリサイド、タンタル、アルミニウム、ケイ素、酸化ケイ素、酸化窒化ケイ素などの膜が挙げられる。中でも、クロム、酸化クロム、窒化クロム、酸化窒化クロム等のクロム系膜が好適に用いられる。このようなクロム系膜は、最も使用実績があり、コスト、品質の点で好ましいからである。このクロム系膜は、単層であってもよく、2層以上が積層されたものであってもよい。
遮光膜の膜厚としては、特に限定されるものではなく、例えばクロム膜の場合には50nm〜150nm程度とすることができる。
遮光膜の成膜方法としては、例えばスパッタリング法、イオンプレーティング法、真空蒸着法などの物理蒸着法(PVD)が用いられる。成膜後、遮光膜のパターニングを行う。パターニング方法は特に限定されないが、通常はリソグラフィー法が用いられる。
(第1の実施形態の効果)
以上説明したように、第1の実施形態によれば、独立したスペーサ形成工程を設けずに、各色の着色層と黒色の着色層とを積層することで、メインスペーサや額縁スペーサ、サブスペーサを形成可能であるため、カラーフィルタの製造工程の削減が可能である。
また、第1の実施形態によれば、スペーサの上部が黒色着色層で覆われているため、カラーフィルタと液晶駆動側基板との間で通電することがない。
(第2の実施形態)
次に、本発明のカラーフィルタの第2の実施形態について図7を用いて説明する。図7は、第2の実施形態に係るカラーフィルタ33について説明する図である。以下の実施形態で第1の実施形態と同一の様態を果たす要素には同一の番号を付し、重複した説明は避ける。
図7(a)はカラーフィルタ33の(b)でのG−G´断面を示す部分断面図である。図7(b)は、カラーフィルタ33の一部を示す部分平面図である。第2の実施形態においては、周縁領域2bのブラックマトリクス17が赤色着色層5Rと青色着色層5Bと黒色着色層7とが積層して構成されている。
カラーフィルタ33を製造するためには、赤色着色層5Rを形成する際、半透過部を有する階調マスクをフォトマスクに用いる。周縁領域2bにおいて、半透過部を介して露光し、薄い赤色着色層5Rをストライプ状に形成する。また、額縁スペーサ15を形成する箇所には、透過部を介して露光し、厚い赤色着色層5Rをドット状に形成する。また、画素領域2aにおいて、赤色着色層5Rを第1の実施形態と同様に形成する。
青色着色層5Bは、半透過部を有しないフォトマスクを介して露光する。周縁領域2bにおいて、青色着色層5Bをストライプ状に形成する。また、画素領域2aにおいて、青色着色層5Bを第1の実施形態と同様に形成する。
緑色着色層5Gは、第1の実施形態と同様に形成する。
階調マスクは、透明基板と、遮光膜と、透過率調整機能を有する半透明膜とが順不同に積層され、透明基板上に遮光膜が設けられた遮光部と、透明基板上に半透明膜のみが設けられた半透過部と、透明基板上に遮光膜および半透明膜のいずれも設けられていない透過部とを有する。
半透明膜は、特に限定されるものではなく、例えばクロム、モリブデンシリサイド、タンタル、アルミニウム、ケイ素等の酸化物、窒化物、炭化物などの膜が挙げられる。半透明膜および遮光膜を同一エッチング設備、工程でパターニングし得るという利点から、半透明膜と遮光膜が同系の材料からなる膜であることが好ましい。前述するように遮光膜がクロム系膜であることが好ましいことから、半透明膜も、酸化クロム、窒化クロム、酸化窒化クロム、酸化窒化炭化クロムなどのクロム系膜であることが好ましい。また、これらのクロム系膜は、機械的強度に優れており、さらには安定しているため、長時間の使用に耐えうるマスクとすることができる。
また、半透明膜は、単層であってもよく、複数の層で構成されていてもよい。これにより、複数の透過率を有する多階調のマスクとすることができる。
半透明膜の膜厚としては、例えばクロム膜の場合は5nm〜50nm程度とすることができ、また酸化クロム膜の場合は5nm〜150nm程度とすることができる。半透明膜の透過率はその膜厚により変わるので、膜厚を制御することで所望の透過率とすることができる。また、半透明膜が酸素、窒素、炭素などを含む場合は、その透過率は組成により変わるので、膜厚と組成とを同時にコントロールすることで所望の透過率を実現できる。
半透明膜の成膜方法としては、例えばスパッタリング法、イオンプレーティング法、真空蒸着法などの物理蒸着法(PVD)が用いられる。例えばスパッタリング法を用いて酸化窒化炭化クロム膜を成膜する場合は、Arガス等のキャリアガス、酸素(炭酸)ガス、窒素ガスを反応装置内に導入し、Crターゲットを用いた反応性スパッタリング法にて酸化窒化炭化クロム膜を成膜することができる。この際、酸化窒化炭化クロム膜の組成の制御は、Arガス、酸素(炭酸)ガス、窒素ガスの流量の割合を制御することにより行うことができる。成膜後、パターニングを行い、半透明膜を形成する。
第2の実施形態によれば、黒色着色層7の光学密度が低く、黒色着色層7のみでは、遮光が不十分である場合、赤色着色層5Rと青色着色層5Bとが積層して周縁領域2bのブラックマトリクス17を形成し、ブラックマトリクス17の光学密度を高めることができるという効果を有する。
(第3の実施形態)
次に、本発明のカラーフィルタの第3の実施形態について図8を用いて説明する。図8は、第3の実施形態に係るカラーフィルタについて説明する図である。
図8(a)はカラーフィルタ35のH−H´断面を示す部分断面図である。図8(b)は、カラーフィルタ35の一部を示す部分平面図である。第2の実施形態においては、周縁領域2bのブラックマトリクス17が赤色着色層5Rと青色着色層5Bと緑色着色層5Gとが積層して構成されている。
カラーフィルタ35を製造するためには、第2の実施形態と同様、赤色着色層5Rを形成する際、半透過部を有する階調マスクをフォトマスクに用いる。周縁領域2bにおいて、半透過部を介して露光し、薄い赤色着色層5Rをストライプ状に形成する。また、額縁スペーサ15を形成する箇所には、透過部を介して露光し、厚い赤色着色層5Rをドット状に形成する。また、画素領域2aにおいて、赤色着色層5Rを第1の実施形態と同様に形成する。
青色着色層5Bは、半透過部を有しないフォトマスクを介して露光する。画素領域2aだけでなく、周縁領域2bにおいて、青色着色層5Bをストライプ状に形成する。また、画素領域2aにおいて、青色着色層5Bを第1の実施形態と同様に形成する。
緑色着色層5Gは、半透過部を有しないフォトマスクを介して露光する。画素領域2aだけでなく、周縁領域2bにおいて、青色着色層5Gをストライプ状に形成する。また、画素領域2aにおいて、緑色着色層5Gを第1の実施形態と同様に形成する。
第3の実施形態は、赤色着色層5Rと青色着色層5Bと緑色着色層5Gとを積層することで、遮光をするのに十分な光学密度が得られる場合に用いられる。
第3の実施形態によれば、黒色着色層7を用いずに周縁領域2bのブラックマトリクス17を形成することができる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係るカラーフィルタ等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本実施形態のカラーフィルタは、透明電極層に代えて透明な感光性樹脂を用いた保護層を用いることにより、IPS方式等の液晶表示装置のカラーフィルタとして用いることも可能であり、上述したものと同様の効果を有する。
1………カラーフィルタ
2a………画素領域
2b………周縁領域
3………透明基板
4………感光性樹脂
5R………赤色着色層
5B………青色着色層
5G………緑色着色層
6………黒色感光性樹脂
7………黒色着色層
9………透明電極層
11………メインスペーサ
13………サブスペーサ
15………額縁スペーサ
17………ブラックマトリクス
18………切れ目
19、27、29、31………フォトマスク
21………遮光部
23………透過部
25………露光光
33、35………カラーフィルタ
41………カラーフィルタ
43………透明電極層
45………メインスペーサ
47………サブスペーサ

Claims (12)

  1. 透明基板と、
    前記透明基板上の画素領域と周縁領域に形成される複数の色の着色層と、
    前記画素領域の前記着色層の一部の上と、前記周縁領域の前記着色層の少なくともスペーサ形成箇所の上に形成される黒色着色層と、
    前記画素領域内の、前記黒色着色層が形成されていない前記着色層の上に形成される透明電極層と、
    複数の色の前記着色層と前記黒色着色層との積層部により構成され、少なくとも前記黒色着色層の上部が撥液性のスペーサと、
    を具備し、
    前記画素領域内の前記黒色着色層が、格子状に形成され、ブラックマトリクスを構成することを特徴とするカラーフィルタ。
  2. 前記スペーサは、
    前記画素領域にあるメインスペーサ、
    前記画素領域にあり、前記ブラックマトリクスよりも高く、前記メインスペーサよりも低いサブスペーサ、
    前記周縁領域にあり、前記ブラックマトリクスよりも高く、前記メインスペーサよりも低い額縁スペーサ
    のうちのいずれかであり、
    前記メインスペーサと前記サブスペーサと前記額縁スペーサとを有することを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ。
  3. 前記画素領域内の前記黒色着色層が、切れ目を有する格子状であることを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ。
  4. 前記周縁領域には、前記透明基板上に形成される黒色着色層によりブラックマトリクスが形成されることを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ。
  5. 前記周縁領域には、前記透明基板上のスペーサ形成箇所以外の箇所に形成される着色層と、前記着色層上に積層される黒色着色層とによりブラックマトリクスが形成されることを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ。
  6. 前記周縁領域には、前記透明基板上に異なる色の着色層が積層されてブラックマトリクスが形成されることを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ。
  7. 透明基板上の画素領域と周縁領域に、複数の色の着色層を形成する工程と、
    前記画素領域の前記着色層の一部の上と、前記周縁領域の前記着色層の少なくともスペーサ形成箇所の上とに、撥液剤が添加された黒色感光性樹脂を塗布・露光して黒色着色層を形成する工程と、
    前記画素領域内の、前記黒色着色層が形成されていない前記着色層の上に透明電極層形成用の塗布液を塗布・乾燥して、透明電極層を形成する工程と、
    を有することを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  8. 透明基板上の画素領域と周縁領域に、複数の色の着色層を形成する工程と、
    前記画素領域の前記着色層の一部の上と、前記周縁領域の前記着色層の少なくともスペーサ形成箇所の上とに、黒色感光性樹脂を塗布・露光して黒色着色層を形成する工程と、
    前記画素領域と前記周縁領域とのスペーサ形成箇所の前記黒色着色層に撥液処理を施す工程と、
    前記画素領域内の、前記黒色着色層が形成されていない前記着色層の上に透明電極層形成用の塗布液を塗布・乾燥して、透明電極層を形成する工程と、
    を有することを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  9. 複数の色の前記着色層と前記黒色着色層とを積層することで、メインスペーサとサブスペーサと額縁スペーサとを形成することを特徴とする請求項7または請求項8に記載のカラーフィルタの製造方法。
  10. 前記画素領域内の前記黒色着色層を、切れ目を有する格子状に形成することを特徴とする請求項7または請求項8に記載のカラーフィルタの製造方法。
  11. 前記透明電極層形成用の塗布液が、π電子共役型の導電性高分子溶液または透明導電性物質のナノ粒子分散であることを特徴とする請求項7または請求項8に記載のカラーフィルタの製造方法。
  12. 請求項1から6のいずれかに記載のカラーフィルタを備える液晶表示装置。
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