JP2011080361A - 液化ガス燃料供給装置、この運転方法、これを備えた液化ガス運搬船およびこれを備えた液化ガス貯蔵設備 - Google Patents

液化ガス燃料供給装置、この運転方法、これを備えた液化ガス運搬船およびこれを備えた液化ガス貯蔵設備 Download PDF

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Abstract

【課題】液化ガスの温度調節が容易とされ、かつ、設備コストの低減を図ることができる液化ガス燃料供給装置、この運転方法、これを備えた液化ガス運搬船およびこれを備えた液化ガス貯蔵設備を提供することを目的とする。
【解決手段】液化ガスと蒸気とが熱交換する第1熱交換器2a,2bと、第1熱交換器2a,2bから導出された液化ガスと熱媒とが熱交換する第2熱交換器3a,3bと、を備える液化ガス燃料供給装置1において、第2熱交換器3a,3bに供給される熱媒は、第1熱交換器2a,2bの蒸気が液化ガスと熱交換することによって発生したドレンによって熱交換されることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、液化ガス燃料供給装置、これの運転方法、これを備えた液化ガス運搬船およびこれを備えた液化ガス貯蔵設備に関し、特に、ガス焚きディーゼル機関に燃料として供給される液化ガスの温度調節に関するものである。
ガス焚きディーゼル機関には、燃料である液化ガスを約300barかつ約50℃に加圧、加温して供給する必要がある。液化ガスの熱交換については、特許文献1に気体窒素と液状の液化ガスとを熱交換させることが開示されている。
特開平5−149676号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている発明は、窒素と液状の液化ガスとを熱交換させて効果的に温度調節することについては開示されていない。また、ガス焚きディーゼル機関において、制御弁の開度を調節し加熱された液化ガスと非加熱の液化ガスとを混合させて温度調節をするバイパス制御を行った場合には、供給される液化ガスの所要圧力が高圧であるため制御弁から液化ガスが漏洩し制御が困難となる問題があった。また、液化ガスは、液状で低温(例えば、液化天然ガスの液温は約−160℃)であるため配管設備のコストがかさむという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、液化ガスの温度調節が容易とされ、かつ、設備コストの低減を図ることができる液化ガス燃料供給装置、この運転方法、これを備えた液化ガス運搬船およびこれを備えた液化ガス貯蔵設備を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の液化ガス燃料供給装置、この運転方法、これを備えた液化ガス貯蔵設備及びこれを備えた液化ガス運搬船は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明に係る液化ガス燃料供給装置は、液化ガスと蒸気とが熱交換する第1熱交換器と、該第1熱交換器から導出された前記液化ガスと熱媒とが熱交換する第2熱交換器と、を備えている液化ガス燃料供給装置において、前記第2熱交換器に供給される前記熱媒は、前記第1熱交換器の前記蒸気が前記液化ガスと熱交換することによって発生したドレンによって熱交換されることを特徴とする。
第2熱交換器には、第1熱交換器で発生した温度の高いドレン(凝縮水)によって温度が調節された例えば、清水などを熱媒として用いる。そのため、第2熱交換器における熱交換に要する熱量を小さくすることができる。また、第2熱交換器に導かれる熱媒の温度調節をドレンにより行うこととしたので、加熱された液化ガスと非加熱の液化ガスとを混合させて温度調節を行うバイパス制御の場合と比較して、液化ガス燃料供給用の配管を簡素化することができる。したがって、建造コストの削減につながる。
なお、液化ガスとしては、液化天然ガス(LNG)やLPG等が挙げられる。
さらに、本発明に係る液化ガス燃料供給装置によれば、前記第1熱交換器では、前記ドレンが滞留することなく排出される構造を採用できることを特徴とする。
第1熱交換器内から第1熱交換器外へドレンが滞留することなく排出される。つまり、ドレン(凝縮水)は、飽和水状態で捌けることとしたので、第1熱交換器内においてドレンが凍結することを防止することができる。したがって、ドレン凍結により第1熱交換器が使用不可となることを防ぐことができる。
さらに、本発明に係る液化ガス燃料供給装置は、前記第1熱交換器の上流に設けられ、気化した前記液化ガスを再液化するための冷凍サイクルの圧縮冷媒と、前記液化ガスとが熱交換される第3熱交換器を有することを特徴とする。
気化した液化ガスを再液化する冷凍サイクルの圧縮された冷媒、たとえば窒素ガス、と液化ガスとが熱交換される。したがって、液化ガスの加熱負荷は、液化装置の一部で分担され、前出の第1熱交換器の入口温度を高く設定することができる。また、第1熱交換器の所要熱量を小さく計画することができるようになる。
また、本発明に係る液化ガス運搬船は、上記のいずれかに記載の前記液化ガス燃料供給装置を備えていることを特徴とする。
液化ガス燃料供給装置では、液化ガス側の制御機構が簡素化されるので、良好な制御性やシステムの製造コスト、メンテナンス費を削減することができる。また、高圧の液化ガスが通過する配管が簡素化されたことにより配管接合部分等からの液化ガス漏れのリスクが減少する。したがって、船舶の信頼性が向上するとともに乗組員の作業の負担軽減となる。
また、本発明に係る液化ガス貯蔵設備は、上記のいずれかに記載の前記液化ガス燃料供給装置を備えていることを特徴とする。
液化ガス燃料供給装置では、液化ガス側の制御機構が簡素化されるので、良好な制御性やシステムの製造コスト、メンテナンス費を削減することができる。また、高圧の液化ガスが通過する配管が簡素化されたことにより配管接合部分等からの液化ガス漏れのリスクが減少する。したがって、液化ガス貯蔵設備の信頼性が向上するとともに作業員の作業の負担軽減となる。
また、本発明に係る液化ガス燃料供給装置の運転方法は、液化ガスと蒸気とが熱交換する第1熱交換器と、該第1熱交換器から導出された前記液化ガスと熱媒とが熱交換する第2熱交換器と、を備えている液化ガス燃料供給装置の運転方法において、前記第2熱交換器に供給される前記熱媒は、前記第1熱交換器の前記蒸気が前記液化ガスと熱交換することによって発生したドレンによって熱交換されることを特徴とする。
第2熱交換器に導かれる熱媒の温度調節をドレン(凝縮水)により行うこととしたので、加熱された液化ガスと非加熱の液化ガスとを混合させて温度調節を行うバイパス制御の場合と比較して、容易に液化ガスの温度調節を行うことができる。
本発明によると、第2熱交換器には、第1熱交換器で発生した温度の高いドレンを加熱し、加熱されたドレンとの熱交換により温度が調節された熱媒(例えば、清水)が用いられる。そのため、第2熱交換器における熱交換に要する熱量を小さくすることができる。また、第2熱交換器に導かれる熱媒の温度調節は、ドレンを熱源とするバイパス制御により行うこととしたので、高圧の加熱された液化ガスと非加熱の液化ガスとを混合させて温度調節を行うバイパス制御の場合と比較して、液化ガス燃料供給用の配管を簡素化することができる。したがって、建造コストの削減につながる。
本発明の一実施形態に係る再液化装置と液化ガス燃料供給装置との概略構成図である。 図1に示した液化ガス燃料供給装置の拡大構成図である。
本発明の一実施形態に係る液化ガス燃料供給装置と再液化装置とを備えた液化天然ガス運搬船(液化ガス運搬船)について図1に基づいて説明する。
液化天然ガス運搬船(図示せず)は、気化した液化天然ガス(液化ガス)を再液化する再液化装置30と、ガス焚きディーゼル機関(図示せず)へ燃料である液化天然ガスを供給する液化ガス燃料供給装置1と、液化天然ガスを貯蔵する複数の貨物タンク32(図1では1つのみ示す)とを備えている。
再液化装置30には、気化した液化天然ガスを凝縮する液化処理部33と、気化した液化天然ガスを凝縮させる冷媒である窒素が循環する冷凍サイクル部40とが設けられている。
液化処理部33は、気化した液化天然ガスを液状に凝縮するボイルオフガス凝縮器34と、ボイルオフガス凝縮器34の下流側に設けられている窒素予冷却器35と、ボイルオフガス凝縮器34により凝縮した液状の液化天然ガスが導かれる液化天然ガス副冷却器36とを有している。また、液化処理部33は、貨物タンク32に接続されている配管50を介してボイルオフガスが搬送される燃料ガス圧縮機39と、燃料ガス圧縮機39の下流に接続されている配管58から分岐された配管51を介してボイルオフガスが供給されるボイルオフガス圧縮機38とを有している。また、液化処理部33は、ボイルオフガス圧縮機38により圧縮されたボイルオフガスが供給されるボイルオフガス凝縮器34と、ボイルオフガス凝縮器34から配管53を介して凝縮された液化天然ガスが導入される気液分離器37とを有している。また、燃料ガス圧縮機39の下流側には、配管58を介して窒素予冷却器35が備えられている。
ボイルオフガス凝縮器34は、凝縮部Gと過冷却部Kとを備えている。凝縮部Gと過冷却部Kとには、液化天然ガス副冷却器36より配管69を介して低温・低圧のガス状窒素が導入される。ボイルオフガス凝縮器34では、この配管69より導入される低温・低圧のガス状窒素と、ボイルオフガス圧縮機38より配管52を介して導入されるボイルオフガスと、気液分離器37により分離された配管56より導入されるボイルオフガスと、窒素予冷却器35より配管66を介して導入される高温になった圧縮窒素とが熱交換される。熱交換されることにより、配管69より導かれた低温・低圧のガス状窒素の冷熱は、配管52より導入されるボイルオフガスと、配管56より導入されるボイルオフガスと、配管66より導入される圧縮窒素とを冷却する。
窒素予冷却器35には、ボイルオフガス凝縮器34より配管70を介して低温・低圧の窒素が導入される。窒素予冷却器35では、配管70より導入される低温・低圧の窒素と、燃料ガス圧縮機39及びボイルオフガス凝縮器34から導入されるボイルオフガスと、後述する第5熱交換器47に接続されている配管65より導入される高温の圧縮窒素とが熱交換される。熱交換されることにより、配管70より導かれた低温・低圧の窒素の冷熱は、燃料ガス圧縮機39及びボイルオフガス凝縮器34より導入されるボイルオフガスと、第5熱交換器47より導入される高温の圧縮窒素とを冷却する。
液化天然ガス副冷却器36には、後述する窒素膨脹機44に接続されている配管68を介して低温・低圧のガス状窒素が導入される。液化天然ガス副冷却器36では、配管68より導入される低温・低圧のガス状窒素と、気液分離器37に接続されている配管54より導入されるボイルオフガスとが熱交換される。熱交換されることにより、配管68より導入された低温・低圧のガス状窒素の冷熱は、配管54より導入されるボイルオフガスを冷却する。
気液分離器37では、ボイルオフガス凝縮器34により冷却されたボイルオフガス中の比重の重い液体分が気液分離器37の下部に、比重の軽いガス分が気液分離器37の上部に移動し気液分離される。
ボイルオフガス圧縮機38は、燃料ガス圧縮機39により圧縮されたボイルオフガスを更に圧縮する。
冷凍サイクル部40は、冷媒である窒素の冷熱を窒素予冷却器35と、ボイルオフガス凝縮器34と、液化天然ガス副冷却器36と、液化ガス燃料供給装置1の第3熱交換器4とに供給するものである。
冷凍サイクル部40は、窒素圧縮機42と、窒素昇圧機43と、窒素昇圧機43に接続されている同軸の回転軸45上に設けられている窒素膨張機44と、液化ガス燃料供給装置1の第3熱交換器4と、窒素圧縮機42の前段の圧縮機42aによって圧縮されて高温になった窒素を冷却する第6熱交換器48と、窒素圧縮機42の後段の圧縮機42bによって圧縮されて高温になった冷媒を冷却する第4熱交換器46と、窒素昇圧機43によって圧縮されて高温になった冷媒を冷却する第5熱交換器47とを設けている。また、冷凍サイクル部40は、液化処理部33のボイルオフガス凝縮器34、窒素予冷却器35、液化天然ガス副冷却器36とを備えている。
窒素圧縮機42は、前段の圧縮機42aと後段の圧縮機42bとを有する2段式圧縮機であり、冷媒である窒素を吸引して圧縮し、高温・高圧のガス状窒素とするものである。
窒素昇圧機43は、窒素圧縮機42により圧縮され第4熱交換器46を通過した圧縮窒素を更に圧縮し高温・高圧とするものである。また、窒素昇圧機43は回転軸45を有しており、この回転軸45の同軸上には窒素膨張機44が備えられている。
窒素膨張機44は、窒素予冷却器35と、ボイルオフガス凝縮器34とを通過し温度が下げられた圧縮窒素を減圧により膨張させて低温・低圧のガス状窒素とするものである。この圧縮窒素が膨張する時の力を回転力として、回転軸45が駆動され窒素昇圧機43が回転駆動される。
第3熱交換器4には、冷媒として冷凍サイクル部40の冷媒である窒素が用いられる。第3熱交換器4では、窒素と、貨物タンク32から供給される液化天然ガスとが熱交換される。
第4熱交換器46は、窒素圧縮機42の後段の圧縮機42bからの高温・高圧のガス状窒素を冷却し、温度を下げるものである。
第5熱交換器47は、窒素昇圧機43からの高温・高圧のガス状窒素を冷却し、温度を下げるものである。
第6熱交換器48は、窒素圧縮機42の前段の圧縮機42aと後段の圧縮機42bとの間の中間段に設けられている中間熱交換器である。中間熱交換器である第6熱交換器48は、前段の圧縮機42aによって圧縮されて高温になったガス状窒素を冷却し温度を下げるものである。これによって、後段の圧縮機42bの駆動動力を小さくすることができる。
次に、本実施形態に係る再液化装置1の運転方法について説明する。
貨物タンク32は、断熱構造とされている。しかし、外部から熱が侵入し、液化天然ガスが暖められる。そのため液化天然ガスは、蒸発し液面の上部空間にボイルオフガスが生成される。このボイルオフガスは、ボイルオフガス供給配管である配管50を通って燃料ガス圧縮機39に導入される。導入されたボイルオフガスは、燃料ガス圧縮機39により圧縮されて配管58に導出される。配管58に導出されたボイルオフガスは、ボイルオフガス凝縮器34の下流に接続されている配管57に合流される。合流されたボイルオフガスは、配管57より窒素予冷却器35に導入される。
また、燃料ガス圧縮機39により圧縮されたボイルオフガスの一部は、配管58の途中に接続されている配管51に分岐される。配管51に導入されたボイルオフガスは、ボイルオフガス圧縮機38へと導入される。導入されたボイルオフガスは、ボイルオフガス圧縮機38によって圧縮され高温・高圧状態とされる。高温・高圧になったボイルオフガスは、ボイルオフガス圧縮機38から配管52へと導出される。導出されたボイルオフガスは、配管52よりボイルオフガス凝縮器34へと導入される。ボイルオフガス凝縮器34に導入されたボイルオフガスは、凝縮部G及び過冷却部Kにおいて冷凍サイクル部40に接続されている配管69を介して導かれた低温・低圧のガス状窒素と熱交換される。ボイルオフガス凝縮器34において熱交換されたボイルオフガスは、ガス状窒素の冷熱により冷却されて凝縮する。ボイルオフガスが凝縮されると過冷却状態となる。過冷却状態になったボイルオフガスは、ボイルオフガス凝縮器34から配管53へと導出される。導出されたボイルオフガスは、配管53を介して気液分離器37に導入される。
気液分離器37では、導入された過冷却状態のボイルオフガスが気液分離される。気液分離器37により分離されて再液化した液化天然ガス(以下、再液化ガスという。)は、配管54に導出される。導出された再液化ガスは、配管54を介して液化天然ガス副冷却器36に導入される。液化天然ガス副冷却器36に導入された再液化ガスは、冷凍サイクル部40の窒素膨張機44から配管68を介して供給された低温・低圧のガス状窒素により冷却される。冷却された再液化ガスは、液化天然ガス副冷却器36から配管55へと導出される。導出された再液化ガスは、配管55を介して貨物タンク32へと戻される。
また、気液分離器37により分離されたガス分であるボイルオフガスは、配管56に導出される。導出されたボイルオフガスは、配管56によりボイルオフガス凝縮器34に導入される。導入されたボイルオフガスは、凝縮部Gと過冷却部Kとにおいて冷凍サイクル部40の窒素予冷却器35より供給された低温・低圧のガス状窒素により冷却される。ボイルオフガス凝縮器34から窒素予冷却器35に接続されている配管57へと導出されたボイルオフガスと、燃料ガス圧縮機39に接続されている配管58より供給されたボイルオフガスとは、窒素予冷却器35の上流側で合流され、配管57より窒素予冷却器35へと導入される。
窒素予冷却器35に導入されたボイルオフガスは、ボイルオフガス凝縮器34に接続されている配管70より供給された低温・低圧の窒素により冷却される。冷却されたボイルオフガスは、窒素予冷却器35から導出されてボイラ(図示せず)の燃料ガスとして供給される。
冷凍サイクル部40では、窒素圧縮機42の前段の圧縮機42aが図示しない駆動源により駆動されて配管60を介して導入される窒素を圧縮して、高温・高圧のガス状窒素とされる。この高温・高圧のガス状窒素は、前段の圧縮機42aから導出され中間段に設けられている第6熱交換器48に導入される。導入された窒素は、第6熱交換器48において熱交換され温度が下げられる。温度が下げられた高圧のガス状窒素は、後段の圧縮機42bに導入される。導入されたガス状窒素は、後段の圧縮機42bにより更に高圧に圧縮される。高圧に圧縮されたガス状窒素は、後段の圧縮機42bから導出される。導出された高圧のガス状窒素は、第4熱交換器46へと導入される。圧縮されて高温になったガス状窒素は、第4熱交換器46において熱交換され冷却されて配管62へと導出される。導出された温度の下げられたガス状窒素は、配管62に接続されている窒素昇圧機43に導入される。
窒素昇圧機43では、導入されたガス状窒素が圧縮され、さらに高圧とされる。高圧の窒素は、窒素昇圧機43と第5熱交換器47との間に接続されている配管63へと導出される。導出された高圧の窒素は、第5熱交換器47に導入される。導入された窒素は、第5熱交換器47において熱交換されて冷却される。冷却された窒素は、配管65を介して窒素予冷却器35へと導出される。
また、窒素昇圧機43から配管63へと導出された窒素の一部は、途中分岐される。分岐された窒素は、配管64により第3熱交換器4に導入される。
第5熱交換器47から窒素予冷却器35へと導入された窒素は、配管70を介して供給される低温の窒素と熱交換されて冷却される。冷却された窒素は、窒素予冷却器35から配管66へと導出される。窒素予冷却器35から導出された窒素は、配管66よりボイルオフガス凝縮器34へと導入される。
ボイルオフガス凝縮器34に導入された窒素は、窒素予冷却器35と同様に配管69を介して供給された低温のガス状窒素と熱交換されて冷却される。冷却された窒素は、ボイルオフガス凝縮器34から配管67へと導出される。導出された窒素は、配管67より窒素膨張機44へ導かれる。
窒素膨張機44に導入された窒素は、減圧により膨張されて低温・低圧のガス状窒素とされる。この低温・低圧のガス状窒素は、配管68を介して液化天然ガス副冷却器36に供給される。液化天然ガス副冷却器36に導入された低温・低圧のガス状窒素は、液化処理部33の配管54より導かれたボイルオフガスと熱交換される。導入された低温・低圧のガス状窒素は、その冷熱をボイルオフガスに与えて冷却する。熱交換したガス状窒素は、液化天然ガス副冷却器36から配管69へと導出される。導出されたガス状窒素は、配管69よりボイルオフガス凝縮器34に導入される。
ボイルオフガス凝縮器34に導入されたガス状窒素は、過冷却部Kにおいて液化処理部33の配管52より導かれるボイルオフガスと、気液分離器37から配管56を介して導かれるボイルオフガスと熱交換され、その冷熱を各ボイルオフガスに与えて冷却する。また、過冷却部Kを通過したガス状窒素は、凝縮部Gにおいて液化処理部33の配管52より導かれるボイルオフガスと、気液分離器37から配管56を介して導かれるボイルオフガスと、配管66より導入される圧縮窒素と熱交換され、その冷熱を各ボイルオフガスと圧縮窒素とに与えて冷却する。熱交換後、冷熱を与えた低圧の窒素は、ボイルオフガス凝縮器34から配管70へと導出される。導出された窒素は、配管70より窒素予冷却器35へと導入される。
窒素予冷却器35に導入された低圧の窒素は、液化処理部33の配管57より導入されるボイルオフガスと、第5熱交換器47から導入される圧縮窒素と熱交換される。これにより、ボイルオフガスと、第5熱交換器47から導出された圧縮窒素とには、冷熱が与えられ冷却される。窒素予冷却器35において冷熱を与えた低圧の窒素は、配管60へと導出され1サイクルが完了する。冷凍サイクル部40では、このサイクルを連続的に行うことで、配管68,69,70を介して供給される低圧窒素によりボイルオフガス凝縮器34と、窒素予冷却器35と、液化天然ガス副冷却器36とにおいて冷熱を提供する。
次に、本実施形態に係る液化ガス燃料供給装置1の第3熱交換器4の冷媒である圧縮窒素と、第3熱交換器4を通過する液状の液化天然ガスとの運転方法について説明する。
貨物タンク32は、配管80を介して昇圧ポンプ90に接続されている。昇圧ポンプ90は、配管80より供給された液化天然ガスを昇圧する。昇圧された液化天然ガスは、配管10を介して第3熱交換器4に導入される。第3熱交換器4には、再液化装置30の冷凍サイクル部40の配管64より冷媒である圧縮窒素が供給される。第3熱交換器4に供給された圧縮窒素は、窒素圧縮機42や窒素昇圧機43によって圧縮されて温度が上昇している。第3熱交換器4では、この温度が上昇している窒素と液状の液化天然ガスとが熱交換される。
次に、図2に本実施形態に係る液化ガス燃料供給装置1の拡大構成図を示す。
液化ガス燃料供給装置1は、図1に示した昇圧ポンプ90(図1参照)から図示しないガス焚きディーゼル機関までの間に設けられている。この液化ガス燃料供給装置1により、図1に示した貨物タンク32から(図1参照)導かれた液化天然ガスを加温することができる。
液化ガス燃料供給装置1は、蒸気を熱媒として液化天然ガスと熱交換を行う第1熱交換器2と、清水を熱媒として第1熱交換器2から導出された液化天然ガスとが熱交換を行う第2熱交換器3と、図1に示した冷凍サイクルの冷媒である圧縮窒素を用いて液化天然ガスと熱交換を行う第3熱交換器4と、第1熱交換器2によって凝縮された凝縮水であるドレンが導かれるドレンキャッチャー5とを備えている。
第1熱交換器2は、冗長性を持たすために2基(符号として2a,2bで示す)設けられている。各第1熱交換器2a,2bは、胴体であるシェル(図示せず)の中に伝熱管である多数のチューブ(図示せず)が収められたシェルアンドチューブ型である。第1熱交換器2a,2bの熱媒には、蒸気が用いられる。熱媒である蒸気と、第1熱交換器2a,2bに導かれる液化天然ガスとが熱交換することにより発生するドレンは、第1熱交換器2a,2b内から第1熱交換器2a,2b外へと滞留することなく排出される。
第2熱交換器3は、冗長性を持たすために2基(符号として3a,3bで示す)設けられている。第2熱交換器3a,3bは、胴体であるシェル(図示せず)の中に伝熱管である多数のチューブ(図示せず)が収められたシェルアンドチューブ型である。第2熱交換器33a,3bの熱媒には、清水が用いられる。
第3熱交換器4は、波形にプレス加工した複数の伝熱プレート(図示せず)を有するプレート式である。第3熱交換器4の熱媒には、再液化装置30(図1参照)より供給される圧縮された窒素(気化した液化天然ガスを再液化するための圧縮冷媒)が用いられる。
ドレンキャッチャー5は、第1熱交換器2a,2bの下部に設けられ、第1熱交換器2a,2bから排出された温度の高いドレンが貯蔵される。ドレンキャッチャー5には、ドレンキャッチャー5内の中央位置(以下、「ドレンレベル」という)より下方にチューブ(図示せず)が設けられている。このチューブは、貯蔵されているドレンに水没している。このチューブには、後述する配管18より清水が導かれる。
バイパス弁6は、後述する配管19上に設けられている。バイパス弁6は、後述する温度センサ9の温度情報に応じて開閉される。
ドレン制御弁7は、後述する配管21上に設けられている。ドレン制御弁7は、通常は閉である。しかし、ドレン制御弁7は、ドレンキャッチャー5内のドレンの貯蔵量がドレンレベル以上になると開とされ、ドレンキャッチャー5内からドレンを排出する。これにより、ドレンキャッチャー5内に貯蔵されるドレンの量がドレンレベルになるように維持される。
温度センサは、後述する配管19より導かれた清水とドレンキャッチャー5に接続されている配管20より導かれた清水とが合流し、その下流側の配管20上に1箇所9aと、後述する配管15上に1箇所9bとの2個所に設けられている。
液状の液化天然ガスは、配管10より第3熱交換器4へと導入される。第3熱交換器4の下流には配管11が接続されており、その配管11の下流は冗長性を持たすために2つに分岐されている。2つに分岐された配管12a、12bは、液化天然ガス燃料供給配管である。配管12a、12bは、第1熱交換器2a,2bに接続されている。第1熱交換器2a,2bと、第2熱交換器3a,3bとの間には、配管13a,13bが接続されている。第2熱交換器3a,3bの下流には、配管14a,14bが接続されている。2本の配管14a,14bは、1本に合流し配管15に接続されている。
機関室内(図示せず)に設けられている蒸気ライン(図示せず)からは、飽和蒸気の一部を第1熱交換器2a,2bへと供給する蒸気供給配管である配管が接続されている。この配管は、冗長性を持たせるために2本16a,16b備えられている。第1熱交換器2a,2bにより発生したドレンは、第1熱交換器2a,2bに接続されている配管17a,17bを経てドレンキャッチャー5に導かれる。
機関室内に設けられている中央冷却清水システム(CCS:Central Cooling System)からは、清水の一部をドレンキャッチャー5へ導く清水供給配管である配管18が接続されている。ドレンキャッチャー5の下流には、配管20が接続されている。配管18の途中には、ドレンキャッチャー5をバイパスして配管20に接続されているバイパス配管19が接続されている。また、ドレンキャッチャー5の下端には、配管21が接続され機関室内に設けられているドレンタンク(図示せず)へとドレンを導いている。
配管19と合流された配管20の他端は、冗長性を持たすために2本の配管22a,22bに分岐され、第2熱交換器3a,3bに接続されている。第2熱交換器3a,3bの下流には、配管23a,23bが接続されている。配管23aは、途中で配管23bと合流され1本の配管24となって中央冷却清水システムに接続されている。
配管12a,12b上でかつ第1熱交換器2a,2b付近と、配管16a,16bの上流と、配管22a,22bの上流と、配管23a,23bの上流と、配管14a,14b上でかつ第2熱交換器3a,3b付近とには、遮断弁8a,8b,8c,8d,8e,8f,8g,8h,8i,8jが各々設けられている。これらの遮断弁8a,8b,8c,8d,8e,8f,8g,8h,8i,8jによって、液化天然ガスや蒸気や清水の供給の遮断及び各配管や熱交換器の切り離しをすることができ、容易にメンテナンスが可能となっている。
次に、液化ガス燃料供給装置1の運転方法について説明する。
液状の液化天然ガスは、貯蔵してある貨物タンク32(図1参照)から配管(図1参照)80を介し昇圧ポンプ90(図1参照)へと供給される。供給された液化天然ガスは、昇圧ポンプ90(図1参照)により加圧される。加圧された液化天然ガスは、配管10を介して第3熱交換器4に導出される。導出された液化天然ガスは、再液化装置30(図1参照)より第3熱交換器4へと供給された圧縮された窒素を熱媒として熱交換が行われる。熱交換されて温度が上昇した液化天然ガスは、第3熱交換器4から配管11へと導出される。液化天然ガスと熱交換された窒素は、再液化装置30(図1参照)へと循環される。配管11に導出された液化天然ガスは、配管12a,12bに分岐される。分岐された液化天然ガスは、第1熱交換器2a,2bに導入される。
第1熱交換器2a,2bに導入された液化天然ガスは、第1熱交換器2a,2bから配管16a,16bを介して熱媒である蒸気と熱交換される。熱交換されて温度が上昇した液化天然ガス(例えば−20℃)は、第1熱交換器2a,2bから配管13a,13bへと導出される。導出された液化天然ガスは、配管13a,13bより第2熱交換器3a,3bに導かれる。
第2熱交換器3a,3bに導入された液化天然ガスは、第2熱交換器3a,3bに接続されている配管22a,22bから供給された熱媒である温度の上昇した清水と熱交換される。熱交換されて温度が上昇した液化天然ガス(例えば50℃)は、第2熱交換器3a,3bから配管14a,14bへと導出される。配管14a,14bに導出された液化天然ガスは、配管15に合流されてガス焚きディーゼル機関の燃料として供給される。
第1熱交換器2a,2bにおいて液化天然ガスと熱交換された蒸気は、凝縮され温度の高いドレンとなって配管17a,17bへと導出される。導出されたドレンは、配管17a,17bを介してドレンキャッチャー5内に貯蔵される。
中央冷却清水システムから供給された清水は、配管18よりドレンキャッチャー5内のチューブに導入される。チューブ内に導入された清水は、ドレンキャッチャー5内に貯蔵されている温度の高いドレンと熱交換される。熱交換されることによって温度が上昇し温水となった清水は、チューブから配管20へと導出される。配管18に導入された清水の一部は、分岐され配管19に導入される。配管19に導入された清水は、温度センサ9a,9bの温度情報によって配管19上に設けられているバイパス弁6の開度が調節される。温度センサ9a,9bの温度情報により(例えば50℃以上の場合)、バイパス弁6の開度は増加させるように調節される。バイパス弁6の開度が増加されると、配管19へと導出される清水の流量が増加する。バイパス弁6を通過した清水は、配管20より導出され熱交換により温度が上昇した清水と混合される。これにより、配管20から配管22a,22bへと導出される温水の温度調節が行われる。
以上の通り、本実施形態に係る液化ガス燃料供給装置1によれば、以下の作用効果を奏する。
第2熱交換器3a,3bには、第1熱交換器2a,2bで発生した温度の高いドレン(凝縮水)によって温度が調節された清水(熱媒)が用いられる。そのため、ガス焚きディーゼル機関に供給される液化天然ガスを加温(熱交換)するために要する熱量を小さくすることができる。さらに、第2熱交換器3a,3bに導かれる清水の温度調節をドレンによってすることとしたので、さらに熱交換器を設ける必要がなく液化天然ガス燃料供給配管(液化ガス燃料供給用の配管)12a,12bを簡素化することができる。したがって、建造コストの削減につながる。
また、第1熱交換器2a,2b内から第1熱交換器2a,2b外へドレンが滞留することなく排出される。つまり、凝縮水であるドレンは、飽和水状態で捌けることとしたので、第1熱交換器2a,2b内においてドレンが凍結することを防止することができる。したがって、ドレン凍結による第1熱交換器2a,2bが使用不可となることを防ぐことができる。
気化した液化天然ガスを再液化する再液化装置(冷凍サイクル)30の冷媒である窒素ガスと、液化天然ガスとが熱交換される。したがって、液化天然ガスの加熱負荷は、再液化装置30の一部で分担され、第1熱交換器2a,2bの入口温度を高く設定することができる。また、第1熱交換器2a,2bの所要熱量を小さく計画することができるようになる。
さらに、液化ガス燃料供給装置1では液化天然ガス側の制御機構が簡素化されるので、良好な制御性やシステムの製造コスト、メンテナンス費を削減することができる。また、高圧の液化天然ガスが通過する配管が簡素化されたことにより配管接合部分等からの液化天然ガス漏れのリスクが減少する。したがって、液化天然ガス運搬船の信頼性が向上するとともに乗組員の作業の負担軽減となる。
第2熱交換器3a,3bに導かれる清水の温度調節を凝縮水であるドレンにより行うこととしたので、加熱された液化天然ガスと非加熱の液化天然ガスとを混合させて温度調節を行うバイパス制御の場合と比較して、容易に液化天然ガスの温度調節を行うことができる。
なお、本発明に係る液化ガス燃料供給装置1は、液化天然ガス運搬船のみに適用されるものではなく、液化天然ガスを利用する液化ガス貯蔵設備(図示せず)にも適用可能である。この場合には、液化ガス燃料供給装置1は、液化天然ガス側の制御機構が簡素化されるので、良好な制御性やシステムの製造コスト、メンテナンス費を削減することができる。また、高圧の液化天然ガスが通過する配管が簡素化されたことにより配管接合部分等からの液化天然ガス漏れのリスクが減少する。したがって、液化天然ガス貯蔵設備の信頼性が向上するとともに作業員の作業の負担軽減となる。
また、本実施形態では、第1熱交換器2a,2bと,第2熱交換器3a,3bと、第1熱交換器2a,2b及び第2熱交換器3a,3bに接続されている配管12a,12b,13a,13b,14a,14bと、蒸気が通過する配管16a,16b,17a,17bと、清水が通過する配管22a,22b,23a,23bとを各々2系統として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく1系統としても良い。
また、本実施形態では、再液化装置30を有するとして説明したが、再液化装置30を有さず第3熱交換器4がないものとしても良い。
また、本実施形態では、再液化装置30に用いられる冷媒として、窒素を用いて説明したが、プロパン、水素、ヘリウム等であってもよい。
また、本実施形態では液化ガスとしては、液化天然ガスを用いて説明したが、LPG等であっても良い。
また、本実施形態では、第2熱交換器3a,3bの熱媒として清水を用いて説明したが、海水などであっても良い。
1 液化ガス燃料供給装置
2a,2b 第1熱交換器
3a,3b 第2熱交換器

Claims (6)

  1. 液化ガスと蒸気とが熱交換する第1熱交換器と、
    該第1熱交換器から導出された前記液化ガスと熱媒とが熱交換する第2熱交換器と、を備えている液化ガス燃料供給装置において、
    前記第2熱交換器に供給される前記熱媒は、前記第1熱交換器の前記蒸気が前記液化ガスと熱交換することによって発生したドレンによって熱交換されることを特徴とする液化ガス燃料供給装置。
  2. 前記第1熱交換器では、前記ドレンが滞留することなく排出される構造を採用できることを特徴とする請求項1に記載の液化ガス燃料供給装置。
  3. 前記第1熱交換器の上流に設けられ、気化した前記液化ガスを再液化するための冷凍サイクルの圧縮冷媒と、前記液化ガスとが熱交換される第3熱交換器を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液化ガス燃料供給装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の液化ガス燃料供給装置を備えていることを特徴とする液化ガス運搬船。
  5. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の液化ガス燃料供給装置を備えていることを特徴とする液化ガス貯蔵設備。
  6. 液化ガスと蒸気とが熱交換する第1熱交換器と、
    該第1熱交換器から導出された前記液化ガスと熱媒とが熱交換する第2熱交換器と、を備えている液化ガス燃料供給装置の運転方法において、
    前記第2熱交換器に供給される前記熱媒は、前記第1熱交換器の前記蒸気が前記液化ガスと熱交換することによって発生したドレンによって熱交換されることを特徴とする液化ガス燃料供給装置の運転方法。
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