JP2011079365A - 暖房用座席 - Google Patents

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JP2011079365A JP2009231286A JP2009231286A JP2011079365A JP 2011079365 A JP2011079365 A JP 2011079365A JP 2009231286 A JP2009231286 A JP 2009231286A JP 2009231286 A JP2009231286 A JP 2009231286A JP 2011079365 A JP2011079365 A JP 2011079365A
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弘之 荻野
Norio Abe
憲生 阿部
Yukio Abe
幸夫 阿部
Koji Yoshimoto
弘次 吉本
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Abstract

【課題】シートヒータ9と輻射パネル5とを同時に使用すると、輻射パネル5からの放熱によりサーモスタット10が加熱されて通電オフ状態となり、シートヒータ9が座面部4を暖めることが出来ないといった課題を有していた。
【解決手段】輻射ヒータ12に隣接しない場所にシートヒータ15のサーモスタット16を備えたので、輻射ヒータ12による放熱がシートヒータ15のサーモスタット16まで到達することがなく、シートヒータ15はサーモスタット16により正常に作動するので、座席の乗員はシートヒータ15により快適な暖房感を得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の乗員の暖房を行なう暖房用座席に関する。
従来、この種の暖房座席は、車両のエンジン冷却水をシート背面に設置した輻射パネルまで供給したもの(例えば、特許文献1参照)、及び、シートヒータを配設した座席(例えば、特許文献2参照)であった。
図5は、特許文献1、2に記載された従来の暖房座席を示すものである。図4に示すように、特許文献1の暖房座席は座席1の背もたれ部2の背面下部位置に設置された上側輻射パネル3と、座席1の座面部4の後方座席側壁面に設置された下側輻射パネル5から構成されている。上側輻射パネル3は座席1の後方座席の乗員の下腿部を、下側輻射パネル5は前記乗員の足部を狙って輻射熱を照射する。上側輻射パネル3と下側輻射パネル5にはエンジン冷却水を循環させる温水用配管6が配設されている。
また、図5に示すように、特許文献2の暖房座席は座席1の座面部4を形成する表布7とウレタンパッド8との間に、シートヒータ9を備えている。シートヒータ9は車両のバッテリーを電源にしたシート状の電気ヒータと、前記電気ヒータの温度制御手段としてのサーモスタット10を有している。サーモスタット10は前記電気ヒータの温度を検出して前記電気ヒータへの通電をオン・オフすることにより座面部4の表面温度を一定範囲に維持する。サーモスタット10はシート後部の表布7とウレタンパッド8との間に配設されている。
特開2008−254665号公報 特開2009−087565号公報
しかしながら、前記従来の構成では、シートヒータ9と下側輻射パネル5とを同時に使用すると、下側輻射パネル5の温度が上昇するにつれ、下側輻射パネル5の裏面からの放熱によりサーモスタット10が加熱されてサーモスタット10の温度が上昇し、オフ温度を超えてしまって、サーモスタット10が通電オフ状態を継続するため、シートヒータ9が座面部4を暖めることが出来ず、座席1の乗員がシートヒータ9による暖房感を得られないといった課題を有していた。
尚、下側輻射パネル5の裏側に断熱材5aを配設してサーモスタット10側への放熱を抑制する方法もあるが、下側輻射パネル5からの放熱は断熱材5a周辺からも熱伝導によりサーモスタット10側へ伝播するため、この場合もサーモスタット10が通電オフ状態に至るといった課題がある。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、後方座席への輻射暖房による放熱の影響のないシートヒータを具備した暖房用座席を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の暖房用座席は、座席の背もたれ部背面側に
配設された輻射ヒータと、前記座席に配設されたシートヒータとを備え、前記シートヒータは前記輻射ヒータに隣接しない場所に温度制御手段を備えたことを特徴としたものである。
これによって、輻射ヒータに隣接しない場所にシートヒータの温度制御手段を備えたので、輻射ヒータによる放熱がシートヒータの温度制御手段まで到達することがなく、シートヒータは温度制御手段により正常に作動する。
本発明の暖房用座席は、輻射ヒータに隣接しない場所にシートヒータの温度制御手段を備えたので、輻射ヒータによる放熱がシートヒータの温度制御手段まで到達することがなく、シートヒータは輻射ヒータの放熱による影響を受けず、温度制御手段により正常に作動するので、座席の乗員はシートヒータにより快適な暖房感を得られる。
本発明の実施の形態1における暖房用座席の断面図 同座席の輻射ヒータの断面図 (a)同座席の背もたれ部の斜視図(b)同座席の背もたれ部にカバー部を縫製固定した斜視図 同座席の座面部前端近傍の断面図 従来の暖房用差席の断面図
第1の発明は、座席の背もたれ部背面側に配設された輻射ヒータと、前記座席に配設されたシートヒータとを備え、前記シートヒータは前記輻射ヒータに隣接しない場所に温度制御手段を備えたことを特徴としたもので、輻射ヒータに隣接しない場所にシートヒータの温度制御手段を備えたので、輻射ヒータによる放熱がシートヒータの温度制御手段まで到達することがなく、シートヒータは温度制御手段により正常に作動する。
第2の発明は、特に、第1の発明の温度制御手段が座席の前方壁面側のウレタンパッドと表布との間に配設され、前記ウレタンパッドには前記温度制御手段を配設するための窪み部が形成されたことを特徴としたもので、前記温度制御手段がウレタンパッドに設けられた窪み部に配設されるので、前記表布上の凹凸がなくなり見栄えがよい。
第3の発明は、特に、第2の発明において、座席の前方壁面側におけるウレタンパッドの幅が温度制御手段の幅よりも大きいので、温度制御手段を座席の前方壁面のウレタンパッドに配設しやすい。
第4の発明は、特に、請求項1〜5のいずれか1項記載の暖房用座席を備えた車両であり、前席乗員はシートヒータ、後席乗員は輻射ヒータにより暖房ができ、一つの座席で効率的な暖房が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における暖房用座席の断面図を示すものである。図1において、暖房用座席は、座席1の背もたれ部2の裏側から座席1の座面部4の底面までを覆うカバー部11と、カバー部11の裏面に配設された可撓性を有した輻射ヒータ12と、断熱材13を備えている。
図2は、座席用暖房座装置のカバー部11、輻射ヒータ12、断熱材13の断面図で、断熱材13はウレタン材13aからなり、断熱材13の輻射ヒータ部側とは反対の面はウレタン材13aの表面を熱処理することにより低摩擦体13bを形成している。ウレタン材13aは熱伝導の少ない独立発泡タイプのウレタンを用いるとよい。また、輻射ヒータ12は電気ヒータを用い、例えば、シート状に成型した可撓性のあるPTCヒータを使用するのが好ましく、自己温度制御するので、サーミスタやサーモスタットが不要で薄手にでき、カバー部11への配設が容易となる。
図1において、カバー部11の一端は背もたれ部2の裏側の表布と固定され、カバー部11の他端は弾性体14を介して座部4の底面に固定されている。弾性体14は例えばゴム紐を用い、フックで座部4の底面に引っ掛けたり、座部4の底面にあるクッションバネに直接引っ掛けたりして固定される。背もたれ部2と座面部4との間が輻射ヒータ12を配設したカバー部11により目隠しされるので、見栄えがよい。
図3はカバー部11を背もたれ部2に配設した時の具体的構成を示した斜視図である。図3aにおいて、背もたれ部2の表布7は、背面上部側カバー7aと背面下部側カバー7bを勘合部7c、7dで勘合して組み立てている。勘合部7c、7dはそれぞれ背面上部側カバー7a、背面下部側カバー7bと縫製により固定されている。
一方、図4bに示したように、勘合部7cを背面上部側カバー7aと縫製固定する際に、カバー部11の端部11aも一緒に縫製して固定する。これにより、図4bのように、カバー部11の他端11bを弾性体14を介して座席1の底面に固定すると、カバー部11により勘合部7c、7dが隠されて見えなくなり、座席背面側の見栄えがさらに向上する。
次に、本実施の形態の暖房用座席は、座席1の座面部4には、表布7とウレタンパッド8との間にシートヒータ15が配設されている。そして、輻射ヒータ12に隣接しない場所にシートヒータ15の温度制御手段としてのサーモスタット16が配設されている。具体的には、サーモスタット16は座席1の前方壁面側のウレタンパッド8と表布7との間に配設されている。サーモスタット16が配設されているウレタンパッド面にはサーモスタット16を配設するための窪み部8aが形成されている。
図3は座席1の座面部4の前端近傍の断面図である。図に示したように、座席1の前方壁面側におけるウレタンパッド8の幅W1がサーモスタット16の幅W2よりも大きくしてある。表布7の端部7eはシートパン17の端部17aで勘合されて固定されている。
ここで、シートパン17の端部17aはウレタンパッド8の下端部8bよりも上方となるように形成されている。これは、シートヒータ15に電源を供給するリード線18を表布7の下端部7fとウレタンパッド8の下端部8bとの間から引き出す等、リード線18の引き回しをする際に、リード線18がシートパン17の端部17aに当たって断線しないようにするためである。
なお、上記構成では、サーモスタット16を座席1の前方壁面側のウレタンパッド8と表布7との間に配設したが、サーモスタット16の配設場所は輻射ヒータ12に隣接しない他の場所であってもよく、例えば、座席1の座面部や背もたれ部の側方壁面側のウレタンパッド8と表布7との間に配設したり、座席1の底面に配設してもよい。
上記構成により、輻射ヒータ12に隣接しない場所にシートヒータ15のサーモスタット16を備えたので、輻射ヒータ12による放熱がシートヒータ15のサーモスタット1
6まで到達することがなく、シートヒータ15はサーモスタット16により正常に作動するので、座席の乗員はシートヒータ15により快適な暖房感を得られる。
また、サーモスタット16が座席の前方壁面側のウレタンパッド8に設けられた窪み部8aに配設されるので、表布上の凹凸がなくなり見栄えがよい。
また、座席の前方壁面側におけるウレタンパッド8の幅がサーモスタット16の幅よりも大きいので、サーモスタット16を座席の前方壁面側のウレタンパッド8に配設しやすい。
また、背もたれ部2のリクライニングの際、カバー部11も背もたれ部2と一緒に移動するが、弾性体14によりカバー部11が常に引っ張られているので、カバー部11が弛んで他のシート部材に引っ掛かったりすることはない。また、シート下にリアダクトがある場合でも、カバー部11が弛んでシート下の通風経路を塞いでしまうということはない。
また、背もたれ部2のリクライニングの際、断熱材13の表面が対向するシート部材と擦れあっても、断熱材13の表面が低摩擦体13bで構成されているので、断熱材13が剥がれたり、磨耗するといったことがない。
なお、上記のような暖房用座席を車両に備えれば、前席乗員はシートヒータ15、後席乗員は輻射ヒータ12により暖房ができ、一つの座席で効率的な暖房が可能となる車両が実現できる。特に、温風暖房に比べて少ないエネルギーで前席の暖房や後席の足元暖房が可能となるので、例えば、排熱の少ないハイブリッド車の暖房に適用すると燃費が向上する効果がある。また、排熱の全く無い電気自動車の暖房へ適用すると、航続距離が伸びる効果がある。
以上のように、本発明にかかる暖房用座席は、一つの座席で効率的な暖房が可能となるので、車両のみならず、劇場などの観客席での暖房等の用途にも適用できる。
1 座席
2 背もたれ部
7 表布
8 ウレタンパッド
8a 窪み部
12 輻射ヒータ
15 シートヒータ
16 サーモスタット(温度制御手段)

Claims (4)

  1. 座席の背もたれ部背面側に配設された輻射ヒータと、前記座席に配設されたシートヒータとを備え、前記シートヒータは前記輻射ヒータに隣接しない場所に温度制御手段を備えたことを特徴とした暖房用座席。
  2. 温度制御手段は座席の前方壁面側のウレタンパッドと表布との間に配設され、前記ウレタンパッドには前記温度制御手段を配設するための窪み部が形成されたことを特徴とした請求項1記載の暖房用座席。
  3. 座席の前方壁面におけるウレタンパッドの幅は温度制御手段の幅よりも大きいことを特徴とした請求項2記載の暖房用座席。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の暖房用座席を備えた車両。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018176847A (ja) * 2017-04-05 2018-11-15 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート
WO2022139171A1 (ko) * 2020-12-22 2022-06-30 (주)영민하이테크 차량의 시트 등받이 발열구조

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