JP2011079258A - マグネット保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】収容室内で移動可能な永久磁石の磁力により、複数の装着外周面の中の任意の装着外周面を掲示板などの平面体に装着することが可能なマグネット保持具を提供する。
【解決手段】メモ用紙保持具は、非磁性材料から構成されるフレームと、メモ用紙MPを保持するためにフレームに設けられる保持部40とを備える。掲示板などの平面体PLに装着するためにフレームの外周部の少なくとも一部は、複数の装着外周面から形成される。収容室50が、フレーム内に設けられ、複数の装着外周面とそれぞれ対応する複数の内周面を有し、永久磁石3を収容する。永久磁石3は、収容室50内で移動可能に配置され、互いに対向する2つの吸着面が磁極を有する。吸着面は、各内周面に接触して位置するように、各内周面よりも小さく設定される。
【選択図】図5

Description

本発明は、メモ用紙などの被保持物を保持する保持部を有し、掲示板などの平面体に永久磁石の磁力により装着可能なマグネット保持具に関する。
従来、メモ用紙を保持するクリップ部を有し、掲示板などの平面体に永久磁石の磁力により装着可能なマグネット保持具が、よく知られている。たとえば、特許文献1には、メモ用紙ホルダーが開示されている。このメモ用紙ホルダーは、半球状本体を有する。V字形の差し込み口が半球状本体の球状面に形成され、永久磁石が半球状本体の底部に接着されている。一対の円柱形磁石が、差し込み口に配置されている。差し込み口から挿入されたメモ用紙が、両円柱形磁石の間で保持され、差し込み口および両円柱形磁石が、クリップ部を構成している。半球状本体の底部は、円形または楕円形の平面を有し、この底部に接着された永久磁石は、強磁性材料から構成された掲示板などの平面体に吸着することができる。
特許文献1に開示されたメモ用紙ホルダーにおいては、掲示板などの平面体に装着可能な平面は、永久磁石が接着された半球状本体の底部の平面のみである。このため、メモ用紙が保持される方向は、装着可能な単一の平面と交差する特定の方向に限られる。ユーザがメモ用紙ホルダーを棚や机の側面または下面に装着する場合には、差し込み口に挿入されたメモ用紙は、棚や机の側方または下方を向いた状態で保持されることになり、ユーザは、その保持されたメモ用紙を容易に見ることができず、任意の見易い方向にメモ用紙を保持することができない問題があった。
実開平4−96387号公報
そこで、本発明は、上記問題を解決するために、収容室内で移動可能な永久磁石の磁力により、複数の装着外周面の中の任意の装着外周面を掲示板などの平面体に装着することが可能なマグネット保持具を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明態様は、非磁性材料から構成されるフレームと、被保持物を保持するために前記フレームに設けられる保持部と、掲示板などの平面体に装着するために前記フレームの外周部の少なくとも一部を形成する複数の装着外周面と、前記フレーム内に設けられ、前記複数の装着外周面とそれぞれ対応する複数の内周面を有する収容室と、前記収容室内で移動可能に配置され、互いに対向する2つの面が磁極を有する永久磁石であって、前記磁極を有する面が前記複数の内周面の各内周面に接触して位置するように、前記磁極を有する面が前記複数の内周面の各内周面よりも小さい永久磁石とを備える構成である。
本発明態様では、複数の装着外周面は、掲示板などの平面体と面接触することができる面であればよく、平坦面に限定されない。たとえば、装着外周面が凹凸を有する面であっても、部分的に面接触することが可能であればよい。また、複数の内周面は、永久磁石の磁極を有する面と面接触することができる面であればよく、平坦面に限定されない。たとえば、磁極を有する面が曲率半径の大きな曲面であれば、内周面は、この磁極を有する曲面と面接触することができる曲面であってもよい。
本発明態様では、複数の装着外周面は、少なくとも2つの装着外周面であればよく、その2つの装着外周面は互いに連結された面であってもよく、または分離した面であってもよい。たとえば、フレームの外周部が、六面体である場合、互いに対向する2つの分離した面が複数の装着外周面であってもよい。
本発明態様では、保持部は、被保持物を保持するときにフレームに設けられているのであれば、フレームに固定されているものに限定されない。たとえば、保持部は、フレームに対して着脱可能な構成であってもよい。
本発明態様では、永久磁石は、互いに対向する2つの面が磁極を有する磁石であれば、いかなる構成の永久磁石であっても良い。たとえば、磁極を有する一方の面全体がN極に磁化され、その一方の面と対向する他方の面全体が、S極に磁化される構成であっても良い。また、磁極を有する一方の面が、隣接するN極の領域とS極の領域とを有し、その一方の面と対向する他方の面が、一方の面とは反対の極性で、隣接するS極の領域とN極の領域とを有する構成であっても良い。
請求項2に記載の具体的態様は、前記永久磁石は、所定の厚さを有する永久磁石であり、前記複数の内周面は、所定の角度で連結され、前記複数の内周面の連結部分は、前記複数の内周面から前記収容室の内部に向かって突出する段差部を有し、前記段差部の高さは、前記永久磁石の所定の厚さよりも小さい構成である。
本具体的態様では、永久磁石の形状は、特に限定されない。たとえば、四角形、円形、楕円形、ドーナツ形などの形状であっても良い。永久磁石の軽量化を図りながら、永久磁石の吸着面の面積を大きくするためには、縦および横の長さが厚さよりも大きい板状の形状であることが好ましい。しかし、永久磁石の形状は、この板状の形状に限定されず、縦および横の長さが厚さと同じである形状であっても良い。
請求項3に記載の具体的態様は、前記段差部の高さは、前記永久磁石の所定の厚さの1/2よりも小さい構成である。
請求項4に記載の具体的態様は、前記段差部が、前記複数の内周面の中で特定の内周面から起立する起立面を有し、前記起立面が、前記特定の内周面に連結された他の内周面に平行である構成である。
請求項5に記載の具体的態様は、前記複数の装着外周面が、前記保持部と対向する前記フレームの外周部の所定位置に形成された第1の装着外周面と、前記第1の装着外周面の一側端に連結された第2の装着外周面と、前記第1の装着外周面の他側端に連結された第3の装着外周面とを含み、前記第2の装着外周面が前記第1の装着外周面となす角度が、前記第3の装着外周面が前記第1の装着外周面となす角度と異なる構成である。
本具体的態様では、第1の装着外周面に対する第2および第3の装着外周面のなす角度が異なるのであれば、その角度は、鋭角、直角、鈍角のいずれであってもよい。複数の装着外周面が、第1の装着外周面にそれぞれ連結された第4および第5の装着外周面を有する場合、第1の装着外周面に対する第4および第5の装着外周面のなす角度は、同じ角度であってもよい。
請求項6に記載の具体的態様は、前記第2および第3の装着外周面の中で少なくとも1つの装着外周面が前記第1の装着外周面となす角度が、鈍角である構成である。
請求項7に記載の具体的態様は、前記フレームが、2つのフレーム分割体を接合することにより形成され、前記保持部が、シート状の被保持物を挿入するための長溝を有し、前記長溝が、前記2つのフレーム分割体が接合する面に沿って、各フレーム分割体に形成された切欠き部分から構成される構成である。
請求項8に記載の具体的態様は、前記保持部が、前記2つのフレーム分割体の前記切欠き部分が形成された領域に設けられた多数のひげ状突起を有し、前記多数のひげ状突起が、ひげ状突起の先端が互いに向き合うように前記2つのフレーム分割体にそれぞれ配置され、前記多数のひげ状突起が、前記長溝を介して互いに対向するひげ状突起の先端の間に挿入されたシート状の被保持物を保持する構成である。
請求項9に記載の具体的態様は、前記収容室が、前記フレームの外形寸法が最も長い長手方向において、前記保持部が設けられた前記フレームの第1の領域とは反対側の前記フレームの第2の領域に設けられ、前記第1および第2の領域を仕切る仕切り壁が、前記フレーム内において前記長手方向と直交する方向に延びて設けられる構成である。
請求項1に記載の発明態様では、ユーザは、被保持物を保持したい場所に応じて、複数の装着外周面の中から任意の装着外周面を選んで被保持物を保持することができる。また、永久磁石は、収容室内で自由に移動可能であることから、ユーザがいずれの装着外周面を選んだときでも、その選ばれた装着外周面に対向する内周面に円滑に移動して、掲示板などの平面体に吸着力を及ぼすことができる。このため、複数の装着外周面に複数の永久磁石が埋設された構造と比べ、マグネット保持具全体が軽量化され、その取り扱いが容易になる。
請求項2および請求項3に記載の具体的態様では、段差部が複数の内周面の連結部分に設けられていることから、永久磁石が特定の内周面から他の内周面へ移動するときに、永久磁石の厚さ方向の面が、その永久磁石の厚さより低い段差部の先端部を中心に容易に傾くことができ、永久磁石は特定の内周面から他の内周面へ円滑に移動することができる。特に、段差部の高さが永久磁石の厚さの1/2より小さいことで、永久磁石は特定の内周面から他の内周面へ、一層円滑にかつ確実に移動することができる。
請求項4に記載の具体的態様では、段差部の起立面が、特定の内周面に連結された他の内周面に平行であることから、永久磁石が特定の内周面から他の内周面へ移動するときに、永久磁石の厚さ方向の面が、起立面に沿って他の内周面に向かって傾き易くなり、永久磁石は特定の内周面から他の内周面へ、一層円滑にかつ確実に移動することができる。
請求項5および請求項6に記載の具体的態様では、保持部と対向する第1の装着外周面と、第1の装着外周面の両側端に連結された第2および第3の装着外周面とが設けられ、第1の装着外周面に対する第2および第3の装着外周面がなす角度が、異なる。この結果、ユーザは、任意の装着外周面を選ぶことにより、少なくとも第1乃至第3の装着外周面に対応する3つの異なる角度姿勢で被保持物を保持することができる。特に、第2および第3の装着外周面の中で少なくとも1つの装着外周面が第1の装着外周面となす角度が、鈍角であることから、ユーザが棚や机の下面に被保持物を保持したときでも、保持部により保持された被保持物が下面に当たってマグネット保持具の装着に支障が生ずることはない。
請求項7に記載の具体的態様では、保持部の長溝が、2つのフレーム分割体の接合面に沿って、各フレーム分割体に形成された切欠き部分から構成される。この結果、シート状の被保持物を挿入するための長溝が、比較的容易にかつ寸法精度良く形成される。
請求項8に記載の具体的態様では、保持部の多数のひげ状突起が、長溝を介して互いに対向するひげ状突起の先端の間に挿入されたシート状の被保持物を保持する。この結果、被保持物が、多数のひげ状突起による比較的強くて安定した保持力で、損傷することなく保持される。また、多数のひげ状突起を使用することにより、特別な保持力発生機構を備える必要がないことから、マグネット保持具全体の小型化が図られる。
請求項9に記載の具体的態様では、収容室が、フレームの長手方向において、保持部が設けられた第1の領域とは反対側の第2の領域に設けられ、両領域を仕切る仕切り壁が、フレーム内において長手方向と直交する方向に延びて設けられる。この結果、収容室が、仕切り壁と複数の内周面とで画定され、フレームの長手方向において比較的広い空間を確保することができることから、永久磁石が収容室内で一層円滑に移動することができる。
本発明の一実施形態に係るメモ用紙保持具1を分解して示す分解斜視図である。 本実施形態におけるフレーム分割体6、7を接合した状態でメモ用紙保持具1を前方から見た正面図である。 本実施形態におけるフレーム分割体6単体の内部構成を示す図面である。 本実施形態におけるフレーム分割体7単体の内部構成を示す図面である。 上記メモ用紙保持具1が水平な平面体PLの上面からメモ用紙MPを起立させて保持する状態において、メモ用紙保持具1の内部構成を示す縦断面図である。 上記メモ用紙保持具1が水平な平面体PLの上面にメモ用紙MPを倒して保持する状態において、メモ用紙保持具1の内部構成を示す縦断面図である。 上記メモ用紙保持具1が水平な平面体PLの上面にメモ用紙MPを傾斜させて保持する状態において、メモ用紙保持具1の内部構成を示す縦断面図である。 上記メモ用紙保持具1が垂直な平面体PLの側面からメモ用紙MPを側方に広げて保持する状態において、メモ用紙保持具1の内部構成の一部を示す部分断面図である。
<実施形態>
以下に、本発明のマグネット保持具を、メモ用紙を保持するメモ用紙保持具に適用した一実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態において、前後方向、左右方向、および上下方向は、図1乃至図4に矢印で示す方向として、説明する。
[メモ用紙保持具1の構成]
図1は、本実施形態に係るメモ用紙保持具1を分解して示す分解斜視図である。メモ用紙保持具1は、フレーム2と、永久磁石3と、一対の突起板4、5とから構成される。フレーム2は、第1のフレーム分割体6と、第2のフレーム分割体7とから構成される。両フレーム分割体6、7は、非磁性材料から構成され、たとえば、ABS樹脂などの合成樹脂材料から構成される。永久磁石3は、磁力によりメモ用紙保持具1を掲示板などの平面体に装着するために使用される。一対の突起板4、5は、メモ用紙を保持するために使用される。
(フレーム2の構成)
フレーム2は、第1および第2のフレーム分割体6、7が接合されることにより、構成される。図2は、両フレーム分割体6、7が接合された状態のフレーム2全体を示している。図3および図4は、接合される前の第1のフレーム分割体6の内部構成、および接合される前の第2のフレーム分割体7の内部構成を示す。第1のフレーム分割体6は、互いに対向して上下方向に延びる一対の対向壁8、9と、両対向壁8、9の下方を連結する下方壁10と、図2に示すように下方壁10から左上方に傾斜する下方傾斜壁11と、その下方傾斜壁11から右上方に傾斜する上方傾斜壁12とを有する。第2のフレーム分割体7は、互いに対向して上下方向に延びる一対の対向壁13、14と、両対向壁13、14の下方を連結する下方壁15と、図2に示すように下方壁15から上方に起立する起立壁16とを有する。
図3において、第1のフレーム分割体6は、その内部に、下方領域6Aと、中間領域6Bと、上方領域6Cとを有する。第1の収容空間17が、永久磁石3を収容するために下方領域6Aに形成される。第1の配置空間18が、突起板4を配置するために中間領域6Bに形成される。図4において、第2のフレーム分割体7は、その内部に、下方領域7Aと、中間領域7Bと、上方領域7Cとを有する。第2の収容空間19が、永久磁石3を収容するために下方領域7Aに形成される。第2の配置空間20が、突起板5を配置するために中間領域7Bに形成される。第1の仕切り壁21が、下方領域6Aと中間領域6Bとを仕切るために第1のフレーム分割体6の内部に水平方向に延びて形成され、第2の仕切り壁22が、下方領域7Aと中間領域7Bとを仕切るために第2のフレーム分割体7の内部に水平方向に延びて形成される。第1の補強壁23が、中間領域6Bと上方領域6Cとの間で、第1のフレーム分割体6の内部に水平方向に延びて形成され、第2の補強壁24が、中間領域7Bと上方領域7Cとの間で、第2のフレーム分割体7の内部に水平方向に延びて形成される。多数の補強リブ25が、上方領域6Cにおいて上下方向に延びて形成され、多数の補強リブ26が、上方領域7Cにおいて上下方向に延びて形成される。
図1および図3に示すように、一対の下方突部27、28が、下方壁10と両対向壁8、9とが連結する部分にそれぞれ形成され、一対の上方突部29、30が、第1の仕切り壁21と両対向壁8、9とが連結する部分にそれぞれ形成される。図1および図4に示すように、一対の下方凹部31、32が、一対の下方突部27、28と嵌合するように下方壁15と両対向壁13、14とが連結する部分にそれぞれ形成され、一対の上方凹部33、34が、一対の上方突部29、30と嵌合するように第2の仕切り壁22と両対向壁13、14とが連結する部分にそれぞれ形成される。4つの溶着用突部35〜38が、第2のフレーム分割体7の下方壁15、第2の仕切り壁22、および両対向壁13、14の下方領域7Aに位置する部分に、それぞれ形成される。第2のフレーム分割体7の溶着用突部35〜38は、第1のフレーム分割体6の下方領域6Aに位置する下方壁10、第1の仕切り壁21、および両対向壁8、9の接合面と接合するときに、超音波により溶融される。
図2に示すように、両フレーム分割体6、7が接合されると、下方壁10の外周面は、下方壁15の外周面と共に、同一の平面を構成し、両対向壁8、9の外周面は、両対向壁13、14の外周面と共に、同一の平面をそれぞれ構成する。両下方壁10、15の外周面により構成される第1の装着外周面は、下方傾斜壁11の外周面により構成される第2の装着外周面と、鈍角、たとえば120度の角度をなす。第1の装着外周面は、起立壁16の外周面により構成される第3の装着外周面と、直角をなす。また、第1の装着外周面は、両対向壁8、13の外周面により構成される第4の装着外周面、および両対向壁9、14の外周面により構成される第5の装着外周面と、それぞれ直角をなす。本実施形態における第1乃至第5の装着外周面が、本発明の複数の装着外周面の一例である。
両フレーム分割体6、7が接合されて形成されたフレーム2は、図2に示す高さである上下方向の寸法L1と、幅である左右方向の寸法L2と、図3および図4に示す奥行きである前後方向の寸法L3とを有する。本実施形態では、上下方向の寸法L1が、他の寸法L2、L3より長いことから、フレーム2の長手方向は、上下方向である。
(保持部40の構成)
メモ用紙保持具1は、メモ用紙を保持するために両突起板4、5を含む保持部40を備える。保持部40は、両フレーム分割体6、7の中間領域6B、7B、および上方領域6C、7Cにおいて形成される。図1および図2において、一対の第1の直線切欠き部分41、42が、中間領域6Bに位置する両対向壁8、9の部分に、上下方向に直線状に延びて形成される。第1の傾斜切欠き部分43が、上方領域6Cに位置する両対向壁8、9および上方傾斜壁12の部分に、両直線切欠き部分41、42に連続して左上方に傾斜して形成される。また、一対の第2の直線切欠き部分44、45が、中間領域7Bに位置する両対向壁13、14の部分に、上下方向に直線状に延びて形成される。第2の傾斜切欠き部分46が、上方領域7Cに位置する両対向壁13、14および起立壁16の部分に、両直線切欠き部分44、45に連続して右上方に傾斜して形成される。
本実施形態では、第1および第2の直線切欠き部分41、42、44、45と、第1および第2の傾斜切欠き部分43、46とが、本発明の切欠き部分の一例であり、メモ用紙などのシート状の被保持物を挿入するための長溝を構成する。
両突起板4、5は、同じ構成を有し、ゴムなどの摩擦力および弾性力を有する材料から形成される。突起板4は、基板部4Aと、基板部4Aから傾斜して突出する多数のひげ状突起4Bとから構成される。両面粘着テープが基板部4Aの裏面に貼付されており、基板部4Aの裏面が、両面粘着テープにより第1の配置空間18の内周面に固着される。同様に、突起板5も、基板部5Aと、基板部5Aから傾斜して突出する多数のひげ状突起5Bとから構成される。両面粘着テープが基板部5Aの裏面に貼付されており、基板部5Aの裏面が、両面粘着テープにより第2の配置空間20の内周面に固着される。多数のひげ状突起4B、5Bは、下方に傾斜した状態で、先端が互いに接触するように配置される。図2に示すように、多数のひげ状突起4B、5Bの先端は、直線切欠き部分41、42、44、45から露出しており、メモ用紙が長溝に挿入されたときに、メモ用紙の表裏両面に摩擦接触して弾性力でメモ用紙を保持する。
(収容室50の構成)
メモ用紙保持具1は、フレーム2の上下方向である長手方向において、保持部40の下方に、永久磁石3を収容する収容室50を備える。収容室50は、両フレーム分割体6、7が接合されたときに、下方領域6A、7Aに位置する第1および第2の収容空間17、19により形成される。図5は、両フレーム分割体6、7が接合された状態でのフレーム2の内部を示す縦断面図である。図5において、収容室50は、下方壁10、15の外周面の反対側に位置する第1の内周面と、下方傾斜壁11の外周面の反対側に位置する第2の内周面と、起立壁16の外周面の反対側に位置する第3の内周面と、両対向壁8、13の外周面の反対側に位置する第4の内周面と、両対向壁9、14の外周面の反対側に位置する第5の内周面と、第1および第2の仕切り壁21、22の下面とから形成される。両フレーム分割体6、7が接合されたときに、下方壁10、15の外周面の反対側に位置する第1の内周面は、同一の平面を形成する。同様に、両対向壁8、13の外周面の反対側に位置する第4の内周面は、同一の平面を形成すると共に、両対向壁9、14の外周面の反対側に位置する第5の内周面は、同一の平面を形成する。本実施形態における第1乃至第5の内周面は、本発明の複数の内周面の一例である。
段差部が、フレーム2の壁の外周面から構成される上記第1乃至第5の装着外周面に対応する収容室50の第1乃至第5の内周面の中で、2つの内周面が連結する部分に設けられる。すなわち、段差部51が、下方壁10、15の外周面の反対側に位置する第1の内周面と、下方傾斜壁11の外周面の反対側に位置する第2の内周面とを連結する部分に設けられる。段差部52が、第1の内周面と、起立壁16の外周面の反対側に位置する第3の内周面とを連結する部分に設けられる。段差部53が、第1の内周面と、両対向壁8、13の外周面の反対側に位置する第4の内周面とを連結する部分に設けられる。段差部54が、第1の内周面と、両対向壁9、14の外周面の反対側に位置する第5の内周面とを連結する部分に設けられる。段差部55が、第2の内周面と、第4の内周面とを連結する部分に設けられる。段差部56が、第2の内周面と、第5の内周面とを連結する部分に設けられる。段差部57が、第3の内周面と、第4の内周面とを連結する部分に設けられる。段差部58が、第3の内周面と、第5の内周面とを連結する部分に設けられる。本実施形態では、段差部は、第1および第2の仕切り壁21、22の下面と、各内周面とを連結する部分には、設けられていない。
各段差部は、収容室50の1つの内周面と、他の内周面とを連結する部分に設けられ、各内周面から起立する起立面を有する。1つの内周面から起立する起立面は、他の内周面に平行に形成される。たとえば、図5において、段差部52は、下方壁10、15の外周面の反対側に位置する第1の内周面から起立する起立面52Aと、起立壁16の外周面の反対側に位置する第3の内周面から起立する起立面52Bとを有する。起立面52Aは、第3の内周面に平行に形成され、起立面52Bは、第1の内周面に平行に形成される。また、段差部51は、第1の内周面から傾斜して起立する起立面51Aと、下方傾斜壁11の外周面の反対側に位置する第2の内周面から傾斜して起立する起立面51Bとを有する。起立面51Aは、第2の内周面に平行に形成され、起立面51Bは、第1の内周面に平行に形成される。同様に、他の段差部53〜58も、起立面を有し、1つの内周面から起立する起立面は、他の内周面に平行に形成される。
(永久磁石3の構成)
永久磁石3は、公知のネオジム磁石から構成され、所定の厚さを有する断面円形状をなす磁石である。本実施形態では、永久磁石3の厚さは、円形断面の直径よりも小さい。永久磁石3は、互いに異なる磁極、すなわちN極およびS極に磁化された2つの吸着面3A、3Bを有する。2つの吸着面3A、3Bは、収容室50を形成する第1乃至第5の内周面とそれぞれ接触することができるように、各内周面より小さい。永久磁石3が収容室50の1つの内周面から他の内周面へ転がって移動し易くするために、段差部51〜58が各内周面から起立する高さは、永久磁石3の厚さより小さい。本実施形態では、段差部51〜58の起立する高さは、永久磁石3の厚さの1/2より小さく設定される。ただ、段差部の起立する高さが、余りにも低いと、フレーム2の樹脂成型において寸法精度が低下するおそれがある。このため、段差部の起立する高さは、永久磁石3の厚さの1/3から1/2までの範囲に設定されることが好ましい。本実施形態における吸着面3A、3Bは、本発明における永久磁石の磁極を有する面の一例である。
[メモ用紙保持具1の使用例]
(水平な平面体にメモ用紙を起立させて保持する使用例)
ユーザが、強磁性材料から構成される机の上板などの水平な平面体PLの上面に、メモ用紙保持具1を装着する場合について説明する。ユーザが、メモ用紙MPを保持部40に挿入して保持した状態で、メモ用紙保持具1の下方壁10、15の外周面から構成される第1の装着外周面を、平面体PLの上面に装着したときに、永久磁石3は、図5に示すように、第1の装着外周面の反対側に位置する収容室50の第1の内周面と接触して位置する。このとき、永久磁石3は、収容部50の下方壁10、15を通して磁力を及ぼし、第1の装着外周面を平面体PLの上面に吸着させる。この結果、メモ用紙保持具1は、メモ用紙MPを平面体PLの上面から起立させた状態で保持することができ、ユーザは、起立しているメモ用紙MPを見ることができる。
(水平な平面体にメモ用紙を倒して保持する使用例)
ユーザが、水平な平面体PLの上面において、図5に示すメモ用紙保持具1の起立した状態から、反時計回り方向にメモ用紙保持具1を90度回転させて装着する場合について説明する。ユーザが、メモ用紙保持具1を反時計回り方向に徐々に回転させると、第1の装着外周面の反対側に位置する第1の内周面に接触していた永久磁石3の一方の吸着面、たとえば吸着面3Bは、平面体PLの上面から離れ、これに伴って、吸着面3Bと平面体PLの上面との間に作用する吸着力は弱くなる。吸着力が弱くなると、永久磁石3は、その自重により、段差部52の起立面52Aまで移動し、永久磁石3の厚さ方向の外周面が起立面52Aと接触する。この状態において、永久磁石3の他方の吸着面、たとえば吸着面3Aは、平面体PLの上面に近づき、これに伴って、吸着面3Aと平面体PLの上面との間に作用する吸着力は強くなる。吸着力が強くなると、永久磁石3は、図6に示すように、段差部52の角部を支点として、反時計回り方向の回転モーメントを受ける。これにより、永久磁石3は、反時計回り方向に回転し、吸着面3Aが、起立壁16の外周面により構成される第3の装着外周面の反対側に位置する収容室50の第3の内周面と接触して位置する。このとき、永久磁石3は、収容部50の起立壁16を通して磁力を及ぼし、第3の装着外周面を平面体PLの上面に吸着させる。この結果、メモ用紙保持具1は、メモ用紙MPを倒した状態、すなわちメモ用紙MPの表面を平面体PLの上面に沿う方向に広げた状態で保持することができ、ユーザは、平面体PLの上面に沿って広げられたメモ用紙MPの表面を見ることができる。
本実施形態では、段差部52の起立面52Aの高さが、永久磁石3の厚さの1/2より小さい。このため、永久磁石3の厚さ方向の外周面が段差部52と当接するとき、永久磁石3の重心は、図6において、段差部52の角部よりも、下方壁10、15から離れて位置することになる。この状態において、永久磁石3は、上記吸着力に加えて、その自重により、反時計回り方向の回転モーメントを受ける。この結果、永久磁石3は、第3の装着外周面の反対側に位置する第3の内周面に向かって転がり易くなり、ユーザは、メモ用紙保持具1の装着位置を移動させることが容易となり、しかもその装着位置を確実に保持することができる。
(水平な平面体にメモ用紙を傾斜させて保持する使用例)
ユーザが、水平な平面体PLの上面において、図5に示すメモ用紙保持具1の起立した状態から、時計回り方向にメモ用紙保持具1を回転させて装着する場合について説明する。ユーザが、メモ用紙保持具1を時計回り方向に徐々に回転させると、第1の装着外周面の反対側に位置する第1の内周面に接触していた永久磁石3の一方の吸着面、たとえば吸着面3Bは、平面体PLの上面から離れ、これに伴って、吸着面3Bと平面体PLの上面との間に作用する吸着力は弱くなる。吸着力が弱くなると、永久磁石3は、その自重により、段差部51の起立面51Aまで移動し、永久磁石3の厚さ方向の外周面が起立面51Aと接触する。この状態において、永久磁石3の他方の吸着面、たとえば吸着面3Aは、平面体PLの上面に近づき、これに伴って、吸着面3Aと平面体PLの上面との間に作用する吸着力は強くなる。吸着力が強くなると、永久磁石3は、図7に示すように、段差部51の角部を支点として、時計回り方向の回転モーメントを受ける。これにより、永久磁石3は、時計回り方向に回転し、吸着面3Aが、下方傾斜壁11の外周面により構成される第2の装着外周面の反対側に位置する収容室50の第2の内周面と接触して位置する。このとき、永久磁石3は、収容部50の下方傾斜壁11を通して磁力を及ぼし、第2の装着外周面を平面体PLの上面に吸着させる。この結果、メモ用紙保持具1は、メモ用紙MPを平面体PLの上面から斜め上方に位置させた状態で保持することができ、ユーザは、平面体PLの上面から斜め上方に位置しているメモ用紙MPを見ることができる。
本実施形態では、起立面51Aが、下方壁10、15の外周面により構成される第1の装着外周面の反対側に位置する第1の内周面から傾斜して起立していることから、永久磁石3の厚さ方向の外周面が起立面51Aと接触したときに、永久磁石3は、傾斜した起立面51に従って、下方傾斜壁11の外周面により構成される第2の装着外周面の反対側に位置する第2の内周面に向かって傾いた状態となる。この傾いた状態で、永久磁石3の吸着面3Aは、平面体PLの上面との間で作用する吸着力を受け、永久磁石3は、図7に示す時計回り方向に回転し易くなる。たとえば、第1の装着外周面の反対側に位置する第1の内周面から垂直に起立している垂直な起立面と、上記の傾斜した起立面51Aとを比較した場合、永久磁石3の厚さ方向の外周面が垂直な起立面と接触したとき、その永久磁石3の吸着面3Aは、下方傾斜壁11の外周面により構成される第2の装着外周面の反対側に位置する第2の内周面および平面体PLの上面から離れて位置する。このため、吸着面3Aに作用する吸着力は弱くなり、傾斜した起立面51Aと比較して、永久磁石3は時計回り方向に円滑に回転することができない。従って、起立面51Aが、第2の装着外周面の反対側に位置する第2の内周面と平行になるように傾斜していることは、永久磁石3が隣り合う2つの内周面の間で円滑に移動するために、きわめて有効である。
(垂直な平面体にメモ用紙を保持する使用例)
ユーザが、強磁性材料から構成される棚の側板などの垂直な平面体PLの側面に、メモ用紙保持具1を装着する場合について説明する。ユーザが、メモ用紙MPを保持部40に挿入して保持した状態で、メモ用紙保持具1の対向壁9、14の外周面から構成される第5の装着外周面を、垂直な平面体PLの側面に装着したときに、永久磁石3は、図8に示すように、第5の装着外周面の反対側に位置する収容室50の第5の内周面と接触して位置する。このとき、永久磁石3は、収容部50の対向壁9、14を通して磁力を及ぼし、第5の装着外周面を平面体PLの側面に吸着させる。この結果、メモ用紙保持具1は、メモ用紙MPの表面を平面体PLの側面から側方に広げた状態で保持することができ、ユーザは、側方に広げられたメモ用紙MPを見ることができる。
<変形例>
本発明は、本実施形態に限定されることはなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。以下にその変形の一例を述べる。
(1)本実施形態では、保持部40が、メモ用紙MPなどのシート状の被保持物を長溝に挿入して保持する構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、保持部が、クリップ形式の構成であれば、被保持物として、帽子や小型のバックなどを保持する構成であっても良い。
(2)本実施形態では、保持部40は、フレーム2の一部分を含んで一体的に構成されていたが、この構成に限定されない。たとえば、保持部は、収納室50を構成するフレーム2の部分に対して、着脱可能に構成されても良い。また、保持部が複数種類用意されている場合には、被保持物に応じた保持部が、収納室50を構成するフレーム2の部分に対して、交換可能に取り付けられる構成であっても良い。
(3)本実施形態では、フレーム2は合成樹脂材料から形成されているが、非磁性材料であれば、合成樹脂材料に限定されない。たとえば、ステンレス、アルミニウムなどの金属、陶器、紙類などの非磁性材料から、フレームが形成されても良い。
(4)本実施形態では、収納室50は、5つの装着外周面の反対側に位置する5つの内周面と、仕切り壁21、22の下面とから構成される6面体形状であるが、この形状に限定されない。たとえば、収納室は、4つの内周面と、仕切り壁の下面とから構成される5面体形状でも、6つ以上の内周面と、仕切り壁の下面とから構成される多面体形状であっても良い。
(5)本実施形態では、永久磁石3は、所定の厚さを有する断面円形状をなす磁石であるが、断面形状が長方形であっても良い。また、永久磁石の厚さが、その縦および横の寸法より小さい形状に限定されない。たとえば、永久磁石の厚さが、縦および横の寸法と同じ形状であっても良い。
(6)本実施形態では、永久磁石3の吸着面3A、3Bは、互いに異なる磁極を有する構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、複数の異なる磁極が同じ吸着面に隣り合って配置される構成であっても良い。
(7)本実施形態では、収容室50を構成する5つ内周面は、ほぼ平面をなしているが、この構成に限定されない。たとえば、永久磁石の吸着面が大きな曲率半径を有する曲面である場合には、収容室を構成する各内周面は、吸着面の形状に合わせて曲面であっても良い。
(8)本実施形態では、フレーム2の対向壁、下方壁などの壁の外周面から構成される第1乃至第5の装着外周面の全てが、ほぼ平面であるが、この構成に限定されない。たとえが、対向壁8、13の外周面から構成される第4の装着外周面を、曲面で形成しても良い。この場合には、曲面の装着外周面と机の上板などの平面体の上面との間で、メモ用紙を挟持することができ、しかも両者の間に挟持されたメモ用紙を容易に取り出すことができる。
1 メモ用紙保持具
2 フレーム
3 永久磁石
3A、3B 吸着面
4、5 突起板
4B、5B 多数のひげ状突起
6、7 フレーム分割体
8、9、13、14 対向壁
10、15 下方壁
11 下方傾斜壁
12 上方傾斜壁
16 起立壁
21、22 仕切り壁
40 保持部
41、41、44、45 直線切欠き部分
43、46 傾斜切欠き部分
50 収容室
51〜58 段差部
51A、51B、52A、52B 起立面
MP メモ用紙
PL 平面体

Claims (9)

  1. 非磁性材料から構成されるフレームと、
    被保持物を保持するために前記フレームに設けられる保持部と、
    掲示板などの平面体に装着するために前記フレームの外周部の少なくとも一部を形成する複数の装着外周面と、
    前記フレーム内に設けられ、前記複数の装着外周面とそれぞれ対応する複数の内周面を有する収容室と、
    前記収容室内で移動可能に配置され、互いに対向する2つの面が磁極を有する永久磁石であって、前記磁極を有する面が前記複数の内周面の各内周面に接触して位置するように、前記磁極を有する面が前記複数の内周面の各内周面よりも小さい永久磁石とを備えることを特徴とするマグネット保持具。
  2. 前記永久磁石は、所定の厚さを有する永久磁石であり、
    前記複数の内周面は、所定の角度で連結され、
    前記複数の内周面の連結部分は、前記複数の内周面から前記収容室の内部に向かって突出する段差部を有し、
    前記段差部の高さは、前記永久磁石の所定の厚さよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のマグネット保持具。
  3. 前記段差部の高さは、前記永久磁石の所定の厚さの1/2よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載のマグネット保持具。
  4. 前記段差部は、前記複数の内周面の中で特定の内周面から起立する起立面を有し、
    前記起立面は、前記特定の内周面に連結された他の内周面に平行であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のマグネット保持具。
  5. 前記複数の装着外周面は、前記保持部と対向する前記フレームの外周部の所定位置に形成された第1の装着外周面と、前記第1の装着外周面の一側端に連結された第2の装着外周面と、前記第1の装着外周面の他側端に連結された第3の装着外周面とを含み、
    前記第2の装着外周面が前記第1の装着外周面となす角度は、前記第3の装着外周面が前記第1の装着外周面となす角度と異なることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のマグネット保持具。
  6. 前記第2および第3の装着外周面の中で少なくとも1つの装着外周面が前記第1の装着外周面となす角度は、鈍角であることを特徴とする請求項5に記載のマグネット保持具。
  7. 前記フレームは、2つのフレーム分割体を接合することにより形成され、
    前記保持部は、シート状の被保持物を挿入するための長溝を有し、
    前記長溝は、前記2つのフレーム分割体が接合する面に沿って、各フレーム分割体に形成された切欠き部分から構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のマグネット保持具。
  8. 前記保持部は、前記2つのフレーム分割体の前記切欠き部分が形成された領域に設けられ、弾性を有する多数のひげ状突起を有し、
    前記多数のひげ状突起は、ひげ状突起の先端が互いに向き合うように前記2つのフレーム分割体にそれぞれ配置され、
    前記多数のひげ状突起は、前記長溝を介して互いに対向するひげ状突起の先端の間に挿入されたシート状の被保持物を保持することを特徴とする請求項7に記載のマグネット保持具。
  9. 前記収容室は、前記フレームの外形寸法が最も長い長手方向において、前記保持部が設けられた前記フレームの第1の領域とは反対側の前記フレームの第2の領域に設けられ、
    前記第1および第2の領域を仕切る仕切り壁が、前記フレーム内において前記長手方向と直交する方向に延びて設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のマグネット保持具。
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