JP2011079183A - Rfタグ付き書籍,表紙シート及び書籍の製造方法 - Google Patents

Rfタグ付き書籍,表紙シート及び書籍の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】RFタグを隠した状態で書籍に貼り付けた場合であっても,RFタグに記憶されているデータのバックアップデータが目視や装置で読み取れるように表示されるRFタグ付き書籍を提供する。
【解決手段】RFタグ付き書籍1は,RFタグ3が実装されるRFタグ領域20と,RFタグ3に記憶しているデータのバックアップデータ22が印字される印字領域21が設けられたRFタグラベル2が貼られた書籍で,RFタグ領域20はRFタグ付き書籍1の部位(背表紙11)で隠れ,バックアップデータ22がRFタグ付き書籍1の部位(背表紙11)で隠れないようにRFタグ付き書籍1に貼られている。
【選択図】図1

Description

本発明は,RFタグが貼り付けられた書籍の技術分野に係わる。
固体識別に利用するRFタグを書籍の盗難検知や在庫管理に用いることが検討されている。書籍にRFタグを貼り付ける場合,RFタグの取り外しを防止し,更に,書籍の外観を損なうことがないように,RFタグを隠した状態で貼り付けることが望ましく,例えば,特許文献1や特許文献2において,書籍を製本する際,書籍の背表紙の内側にRFタグを貼り付けることが提案されている。
しかしながら,RFタグはICチップが実装された電気部品であるため,書籍の製造及び流通過程においてRFタグが故障するケースがたまにあり,書籍にRFタグを貼り付ける場合は,RFタグの故障に備え,RFタグに記憶されているデータのバックアップデータを可視化して書籍に付与することが望ましい。
RFタグに記憶されているデータのバックアップデータを可視化して書籍に付与する際,RFタグ自体にバックアップデータを印刷してしまうと,RFタグを背表紙の内側に貼り付けた場合などは,バックアップデータを目視や装置で読み取ることができなくなるし,また,バックアップデータを書籍の表紙や本文などに印刷すると,RFタグ毎にバックアップデータが異なる場合は対応が取れない。
特開2002−326474号公報 特許第4170689号公報
そこで,本発明は,書籍の背表紙の内側など,RFタグを隠した状態で書籍に貼り付けた場合であっても,RFタグに記憶されているデータのバックアップデータが目視や装置で読み取れるように表示されるRFタグ付き書籍及び製造方法を提供すると共に,RFタグ毎にバックアップデータが異なる場合でも対応を取れるようにする。
上述した課題を解決する第1の発明は,ICチップとアンテナを有するRFタグが実装されるRFタグ領域が設けられ,更に,前記RFタグに記憶されるデータのバックアップとなる印字データを印字する印字領域が前記RFタグ領域とは別に設けられたRFタグラベルが表紙に貼られたRFタグ付き書籍であって,前記RFタグ領域がRFタグ付き書籍の部位によって隠れ,前記印字領域がRFタグ付き書籍の部位によって隠れない位置に前記RFタグラベルが貼られていることを特徴とするRFタグ付き書籍である。
第1の発明のように,RFタグラベルのRFタグをRFタグ付き書籍の部位で隠れるようにRFタグラベルを貼ることで,RFタグがRFタグ付き書籍から取り外される可能性を低くすることができ,また,RFタグに記憶しているデータのバックアップデータをRFタグ付き書籍の部位で隠れないように貼ることで,RFタグが故障した場合であっても,バックアップデータを利用して書籍管理に係わる処理を行うことができるようになる。
RFタグラベルのRFタグをRFタグ付き書籍の部位で隠し,バックアップデータがRFタグ付き書籍の部位で隠れないようにRFタグラベルを貼る手法としては,例えば,前記RFタグ領域を背表紙と本文の間に配置し、前記印字領域を表2又は表3に配置するように前記RFタグラベルを貼ることが望ましい。
また,前記RFタグ領域を表紙またはカバーの折り返しで隠し,前記印字領域を表紙またはカバーの折り返しで隠れない位置に前記RFタグラベルを貼っても,RFタグラベルのRFタグをRFタグ付き書籍の部位で隠し,バックアップデータがRFタグ付き書籍の部位で隠れないようにRFタグラベルを貼ることができる。
更に,前記RFタグラベルに,前記RFタグ領域を挟むように2つの前記印字領域を設けておき,前記RFタグ領域を背表紙と本文の間に配置し、一つの前記印字領域を表2に配置し,もう一つの前記印字領域を表3に配置するようにすることもできる。
なお,前記RFタグラベルの故障を低減させたい場合は,前記アンテナの近傍に生じる電磁界から誘起電圧を発生する第2のアンテナが接続されたストラップの形態で前記RFタグの前記ICチップを実装するとよい。
更に,第2の発明は,ICチップとアンテナを有するRFタグが実装されるRFタグ領域が設けられ,更に,前記RFタグに記憶されるデータのバックアップとなる印字データを印字する印字領域が前記RFタグ領域とは別に設けられたRFタグラベルが貼られた表紙シートであって,前記表紙シートを用いて製本加工した際,前記RFタグ領域が書籍の部位によって隠れ,前記印字領域が書籍の部位によって隠れない位置に前記RFタグラベルが貼られていることを特徴とする表紙シートである。
第2の発明は,第1の発明のRFタグ付き書籍の製造に必要な表紙シートで,前記RFタグラベルを前記表紙シートに貼る位置は,第1の発明と同様にすればよい。
更に,第3の発明は,ICチップとアンテナを有するRFタグが実装されるRFタグ領域が設けられ,更に,前記RFタグに記憶されるデータのバックアップとなる印字データを印字する印字領域が前記RFタグ領域とは別に設けられたRFタグラベルを,エンコード機能付きのラベルプリンタを用いて前記RFタグを発行及び前記印字領域に前記バックアップデータを印字した後,前記RFタグ領域が書籍の部位によって隠れ,前記印字領域が書籍の部位によって隠れない位置に前記RFタグラベルを貼り付けた表紙シートを製造し,前記表紙シートを用いて製本加工することを特徴とする書籍の製造方法である。
また,第4の発明は,ICチップとアンテナを有するRFタグが実装されるRFタグ領域が設けられ,更に,前記RFタグに記憶されるデータのバックアップとなる印字データを印字する印字領域が前記RFタグ領域とは別に設けられたRFタグラベルを,エンコード機能付きのラベルプリンタを用いて前記印字領域に印字データを印字した後,前記RFタグ領域が書籍の部位によって隠れ,前記印字領域が書籍の部位によって隠れない位置に前記RFタグラベルを貼り付けた表紙シートを製造し,該ラベルプリンタとは異なる発行装置を用いて前記表紙シートに貼り付けられた前記RFタグラベルの前記RFタグを発行してから,前記表紙シートを用いて製本加工することを特徴とする書籍の製造方法である。
更に,第5の発明は,ICチップとアンテナを有するRFタグが実装されるRFタグ領域が設けられ,更に,前記RFタグに記憶されるデータのバックアップとなる印字データを印字する印字領域が前記RFタグ領域とは別に設けられたRFタグラベルを,前記RFタグ領域が書籍の部位によって隠れ,前記印字領域が書籍の部位によって隠れない位置に貼り付けた表紙シートを製造し,発行装置を用いて前記表紙シートに貼り付けられた前記RFタグラベルの前記RFタグを発行し,非接触のマーキング装置を用いて前記表紙シートに貼り付けられた前記RFタグラベルの前記印字領域に前記バックアップデータを印字してから,前記表紙シートを用いて製本加工することを特徴とする書籍の製造方法である。
第3の発明から第5の発明は,第1の発明に記載したRFタグ付き書籍の製造に係わる発明で,書籍管理に係わる処理に利用するデータ,例えば,RFタグのICチップ製造時に予め記憶されている固有データや,ICチップに書き込んだデータなどから,RFタグラベルの印字領域に印字するバックアップデータを生成することで,RFタグ毎にバックアップデータが異なる場合でも対応を取れるようになる。
また,第4の発明及び第5の発明のように,前記RFタグラベルを前記表紙シートに貼り付けた後に,前記RFタグラベルの前記RFタグを発行することで,製本加工する前に,前記表紙シートに貼り付けた前記RFタグラベルの故障を検知することができるようになり,前記RFタグラベルが故障している前記表紙シートを製本加工に流すことを防止できる。
このように,本発明によれば,書籍の背表紙の内側など,RFタグを隠した状態で書籍に貼り付けた場合であっても,RFタグに記憶されているデータのバックアップデータが目視や装置で読み取れるように表示されるRFタグ付き書籍を提供でき,更に,RFタグ毎にバックアップデータが異なる場合でも対応を取れるようになる。
本実施形態におけるRFタグ付き書籍を説明する図。 RFタグラベルを説明する図。 アンテナとICチップの接続を説明する図。 RFタグ付き書籍の製造方法を説明する図。 RFタグが貼られた表紙シートを説明する図。 RFタグラベルを左右逆にして貼り付けたRFタグ付き書籍を説明する図。 印字領域を両側に設けたRFタグラベルを説明する図。 RFタグ領域のみを貼り付けたRFタグ付き書籍を説明する図。
ここから,本願発明の実施形態について,本願発明の技術分野に係わる当業者が,本願発明の内容を理解し,本願発明を実施できる程度に説明する。
図1は,本実施形態におけるRFタグ付き書籍1を説明する図である。図1で図示したRFタグ付き書籍1は,RFタグラベル2が貼られた縦書きの書籍で,RFタグラベル2には,RFタグ3に加え,RFタグ3に記憶しているデータのバックアップデータ22が印字され,RFタグラベル2は,RFタグ3がRFタグ付き書籍1の背表紙11と本文12で隠れ,バックアップデータ22がRFタグ付き書籍1の表紙10の表2に現れるように貼られている。
図1では,RFタグラベル2に印字されるバックアップデータ22を1次元のバーコードとしているが,RFタグラベル2に印字されるバックアップデータ22の形態は任意で,アルファベットや数字のみでバックアップデータ22を印字してもよく,また,バックアップデータ22は2次元バーコードであってもよい。
RFタグラベル2のRFタグ3をRFタグ付き書籍1の部位で隠し,バックアップデータ22がRFタグ付き書籍1の部位で隠れないように,RFタグラベル2をRFタグ付き書籍1に貼る手法としては様々考えられるが,図1で図示したRFタグ付き書籍1では,特許文献1や特許文献2に記載があるように,RFタグ3を背表紙11の内側に配置し,バックアップデータ22を表紙10の表2に配置するようにRFタグラベル2が貼られている。
RFタグラベル2のRFタグ3を書籍の部位で隠れるようにRFタグラベル2を貼ることで,RFタグ3が書籍から取り外される可能性を低くすることができ,また,RFタグ3に記憶しているデータのバックアップデータ22を書籍の部位で隠れないように貼ることで,RFタグ3が故障した場合であっても,バックアップデータ22を利用して書籍管理に係わる処理を行うことができるようになる。
更に,書籍管理に係わる処理に利用するデータ,例えば,RFタグ3のICチップ製造時に予め記憶されている固有データや,ICチップ30に書き込んだデータなどから,RFタグラベル2の印字領域21に印字するバックアップデータ22を生成することで,RFタグ3毎にバックアップデータ22が異なる場合でも対応を取れるようになる。
図2は,RFタグラベル2を説明する図で,図2(a)はRFタグラベル2の外観図,図2(b)はRFタグラベル2の断面の第1図,図2(c)はRFタグラベル2の断面の第2図である。
図2(a)に図示したように,RFタグ付き書籍1に貼るRFタグラベル2には,アンテナ31とICチップ30を有するRFタグ3が実装されるRFタグ領域20に加え,RFタグ領域20とは別に,RFタグ3に記憶しているデータのバックアップデータ22が印字される印字領域21が設けられている。なお,本発明の説明では,図2(a)のように,RFタグラベル2の表面側からRFタグ3を視認できるかのように図示しているが,実際は,図2(b),(c)のように,RFタグラベル2のラベル面の内側にRFタグ3は配置されるため,RFタグラベル2のラベル面からRFタグ3を視認できない。
RFタグラベル2の構造は様々あるが,図2(b),(c)に,RFタグラベル2の構造を例示しておく。図2(b)で例示したRFタグラベル2aの構造は,ラベル表紙2a1,接着層2a2及び台紙2a3から構成される3層構造で,ラベル表紙2a1の裏面にRFタグ3は実装されている。また,台紙は接着層2a2から剥離可能で,台紙2a3を接着層2a3から剥離することで貼り付け可能になる。
図2(c)で例示したRFタグラベル2の構造は,ラベル表紙2b1,接着層2b2,基材2b3,接着層2b4及び台紙2b5から構成される5層構造で,基材2b3の表面にRFタグ3は実装されている。また,台紙2b5は接着層2b4から剥離可能で,台紙2b5を剥離することで貼り付け可能になる。
なお,上述しているように,図2(b),(c)で図示したRFタグラベル2の構造は例に過ぎず,RFタグラベル2には,例えば,図2(b),(c)に図示しているように,印字可能なラベル表紙2a1,2b1を有し,RFタグ3を実装するRFタグ領域20とは別にバックアップデータ22を印字する印字領域21が設けられていればよい。
図3は,RFタグ3におけるアンテナ31とICチップ30の接続を説明する図である。RFタグ3におけるアンテナ31とICチップ30の接続は,図3(a)に図示したように,ハンダや導電性接着剤などによってアンテナ31とICチップ30を電気的に接続さているが,RFタグ付き書類1の製本工程や輸送時などの衝撃によって,アンテナ31とICチップ30の接合部が切断される可能性があるため,RFタグラベル2の故障発生率が高い場合には,特開2009−134515号公報に記載しているようなストラップを利用するとよい。
図3(b)は,ストラップ30aを利用した形態を説明する図で,外部装置からの電波を受信するアンテナ31aの近傍にストラップ30aが配置され,ストラップ30aにおいては,アンテナ31aの近傍に生じる電磁界から誘起電圧を発生する2次アンテナ30a2がICチップ30a1に接続されている。
ここから,図1で図示したRFタグ付き書籍1の製造方法について説明する。図4は,図1で図示したRFタグ付き書籍1の製造方法を説明する図である。
図1で図示したRFタグ付き書籍1を製造する際,RFタグラベル2は,複数配置された形態(図4では,ロール形態)でエンコード機能付きのラベルプリンタ4に供給され,ラベルプリンタ4において,RFタグラベル2に実装されたRFタグ3とデータの読み書きが実行されることで発行され,更に,RFタグラベル2の印字領域21に印字するバックアップデータ22が生成され,RFタグラベル2の印字領域21にバックアップデータ22が印字された後,RFタグラベル2は一枚ずつ断裁される。
RFタグラベル2を発行・印字すると,RFタグ3がRFタグ付き書籍1の部位で隠れ,バックアップデータ22がRFタグ付き書籍1の部位で隠れないようにRFタグラベル2を表紙シート100に貼り付けることで,RFタグ3が貼られた表紙シート100が製造される。
図5は,RFタグ3が貼られた表紙シート100を説明する図である。図5で図示した表紙シート100において,RFタグラベル2は,RFタグ3がRFタグ付き書籍1の部位で隠れ,バックアップデータ22がRFタグ付き書籍1の部位で隠れないようにするために,RFタグラベル2のRFタグ領域20が背表紙11の裏側になり,RFタグラベル2の印字領域21が表紙10の表2に表示される位置に貼り付けられている。
そして,RFタグラベル2が貼られた表紙シート100が製造すると,ホットメルト接着剤を用いて,RFタグラベル2が貼られた表紙シート100とRFタグ付き書籍1の本文12となる冊子体120を接着することで,図1で図示したRFタグ付き書籍1を製造する。
なお、本発明は、これまで説明した実施の形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能である。
(RFタグラベルの貼り方の変形例)
本実施形態におけるRFタグ付き書籍1においては,RFタグ3がRFタグ付き書籍1の部位で隠れ,バックアップデータ22がRFタグ付き書籍1の部位で隠れないようにするために,RFタグラベル2のRFタグ領域20が背表紙11の内側になり,RFタグラベル2の印字領域21が表紙10の表2に表示されるように貼り付けられているが,RFタグラベル2の貼り方は上述した実施形態に限定されない。
図6は,RFタグラベル2を左右逆にして貼り付けたRFタグ付き書籍5を説明する図である。図6(a)では,RFタグラベル2の左右を逆にして貼ることで,一般的な縦書きの書籍において,RFタグラベル2のRFタグ領域20が背表紙11の内側になり,RFタグラベル2の印字領域21が表紙50の表3に表示されるように,RFタグラベル2が貼り付けられている。
図6(b)は,表紙の折り返しを利用してRFタグ3を隠すようにしたRFタグ付き書籍6である。図6(b)では,表紙60の折り返し61でRFタグラベル2のRFタグ領域20が隠れ,RFタグラベル2の印字領域21が表紙60の折り返し61で隠れない位置にRFタグラベル2が貼り付けられている。
図6(c)は,カバーの折り返しを利用してRFタグ3を隠すようにしたRFタグ付き書籍7である。図6(c)では,カバー71の折り返し72でRFタグラベル2のRFタグ領域20が隠れ,RFタグラベル2の印字領域21がカバー71の折り返し72で隠れない位置にRFタグラベルが貼り付けられている。
図6で図示したいずれの変形例においても,RFタグ付き書籍1を製造する際に,RFタグラベル2を表紙シート100に貼る位置を変更することで製造が可能である。
(RFタグラベルの変形例)
次に,RFタグラベルの変形例について説明する。上述した本実施形態において,RFタグラベル2の片側にのみ印字領域21を設けていたが,印字領域21をRFタグラベル2の両側に設けることもできる。
図7は,印字領域を両側に設けたRFタグラベル82を説明する図である。図7(a)に図示しているように,印字領域821a,bを両側に設けたRFタグラベル82においては,RFタグ3が実装されるRFタグ領域820の両側に印字領域821a,bが設けられ,それぞれの印字領域821a,bに,RFタグ3に記憶されているデータのバックアップデータ822が印字されている。
図7(b)は,図7(a)で図示したRFタグラベル82を貼り付けたRFタグ付き書籍8で,RFタグラベル82のRFタグ領域820が背表紙811の裏側になり,RFタグラベル82の印字領域821bが表紙810の表2に表示され,RFタグラベル82の印字領域821aが表紙810の表3に表示されるように貼り付けられている。
(RFタグラベルの貼り方とRFタグラベルを変えた変形例)
次に,RFタグラベルの変形例について説明する。上述した本実施形態において,RFタグラベル2のRFタグ領域20を本文12に貼り付け,RFタグラベル2の印刷領域21を表紙10の表2に貼り付けていたが,RFタグラベル2のRFタグ領域20のみを本文12に貼り付け,RFタグラベル2の印刷領域21を表紙10の表2に貼り付けずに,RFタグラベル2の印刷領域21が表紙10の表2から浮くようにすることもできる。
図8は,RFタグラベル92のRFタグ領域920のみを貼り付けたRFタグ付き書籍9を説明する図である。図8(a)は,RFタグ付き書籍9の外観図で,RFタグ付き書籍9には,RFタグラベル92のRFタグ領域920が背表紙911と本文920の間に挟まれるように貼り付けられ,RFタグラベル92の印字領域921は表紙910の表2に表示されているが,RFタグラベル92の印字領域921は表紙910の表2に貼り付けられておらず,RFタグラベル92の印字領域921は表紙910の表2から浮いた状態になっている。
図8(b)は,RFタグ付き書籍9に貼られているRFタグラベル92を説明する図である。図8(b)に図示したように,RFタグ付き書籍9に貼るRFタグラベル92には,RFタグ3が実装されるRFタグ領域20に加え,RFタグ領域920とは別に,RFタグ3に記憶しているデータのバックアップデータ922が印字される印字領域921が設けられている。
図8(b)は,RFタグラベル92の構造を説明する図で,RFタグラベル92の構造は,ラベル表紙92a1,樹脂層92a2及びラベル裏紙92a3から構成される3層構造で,樹脂層92a2は接着層ではなく,RFタグラベル92をRFラグ付き書籍9の表紙シートに貼る際,RFタグラベル92のRFタグ領域920に対応するラベル裏紙92a3の領域に接着材が塗布される。
(RFタグ付き書籍の製造方法の変形例1)
上述した本実施形態におけるRFタグ付き書籍の製造方法においては,発行・印字後のRFタグラベル2を表紙シート100に貼り付けていたが,RFタグラベル2を表紙シート100に貼り付けた後に,RFタグラベル2を発行するようにすると,表紙シート100に貼り付けたRFタグラベル2の故障を検出することができるようになる。
表紙シート100に貼り付けられたRFタグラベル2の故障を検出できるようになれば,製本加工を外注委託するときなど,故障しているRFタグラベル2が貼られた表紙シート100を製本工程に流れるのを防止できるようになる。
RFタグ付き書籍の製造方法の変形例1では,エンコード機能付きのラベルプリンタを用いて,表紙シート100に貼られるRFタグラベル2の印字領域21にバックアップデータ22を印字のみを施しておき,RFタグラベル2に実装されたRFタグ3の発行は実施しない。なお,RFタグ3の製造時に決定され,ICチップ30に記憶される固有データをバックアップデータ22に含ませる場合,バックアップデータ22を印字する際に固有データを読み取っておく。
そして,バックアップデータ22が印字されたRFタグラベル2を表紙シート100の所定位置に貼り付けた後,RFタグ3の発行専用機を用いて,表紙シート100に貼られたRFタグラベル2のRFタグ3を発行し,発行に失敗した表紙シート100を取り除いておく。
(RFタグ付き書籍の製造方法の変形例2)
RFタグ付き書籍の製造方法の変形例2は,表紙シート100にRFタグラベル2が貼り付けられた状態で,RFタグラベル2を発行・印字するようにした変形例である。
RFタグ付き書籍の製造方法の変形例2ではラベルプリンタは使用されず,RFタグラベル2の印字領域21にバックアップデータ22が印字されていない状態のRFタグラベル2を表紙シート100の所定位置に貼り付けた後,非接触のマーキング装置(例えば,レーザマーカ)などを用いて,表紙シート100に貼り付けられたRFタグラベル2の印字領域21にバックアップデータ22を印字すると共に,RFタグ3の発行専用機を用いて,表紙シート100に貼り付けられたRFタグラベル2のRFタグ3を発行する。
1 RFタグ付き書籍
10 表紙
11 背表紙
12 本文
2 RFタグラベル
20 RFタグ領域
21 印字領域
22 バックアップデータ
3 RFタグ
30 ICチップ
31 アンテナ

Claims (15)

  1. ICチップとアンテナを有するRFタグが実装されるRFタグ領域が設けられ,更に,前記RFタグに記憶されるデータのバックアップとなる印字データを印字する印字領域が前記RFタグ領域とは別に設けられたRFタグラベルが表紙に貼られたRFタグ付き書籍であって,前記RFタグ領域がRFタグ付き書籍の部位によって隠れ,前記印字領域がRFタグ付き書籍の部位によって隠れない位置に前記RFタグラベルが貼られていることを特徴とするRFタグ付き書籍。
  2. 前記RFタグ領域が背表紙と本文の間に配置され、前記印字領域が表2又は表3に配置されるように前記RFタグラベルが貼られていることを特徴とする,請求項1に記載のRFタグ付き書籍。
  3. 前記RFタグ領域が表紙の折り返しで隠れ,前記印字領域が表紙の折り返しで隠れない位置に前記RFタグラベルが貼られていることを特徴とする,請求項1に記載のRFタグ付き書籍。
  4. 前記RFタグ領域がカバーの折り返しで隠れ,前記印字領域がカバーの折り返しで隠れない位置に前記RFタグラベルが貼れていることを特徴とする,請求項1に記載のRFタグ付き書籍。
  5. 前記RFタグラベルには,前記RFタグ領域を挟むように2つの前記印字領域が設けられ, 前記RFタグ領域が背表紙と本文の間に配置され、一つの前記印字領域は表2に配置され,もう一つの前記印字領域は表3に配置されるように前記RFタグラベルが貼られていることを特徴とする,請求項1に記載のRFタグ付き書籍。
  6. 前記RFタグの前記ICチップは,前記アンテナの近傍に生じる電磁界から誘起電圧を発生する2次アンテナが接続されたストラップの形態で実装されていることを特徴とする,請求項1から請求項5のいずれか一つに記載のRFタグ付き書籍。
  7. ICチップとアンテナを有するRFタグが実装されるRFタグ領域が設けられ,更に,前記RFタグに記憶されるデータのバックアップとなる印字データを印字する印字領域が前記RFタグ領域とは別に設けられたRFタグラベルが貼られた表紙シートであって,前記表紙シートを用いて製本加工した際,前記RFタグ領域が書籍の部位によって隠れ,前記印字領域が書籍の部位によって隠れない位置に前記RFタグラベルが貼られていることを特徴とする表紙シート。
  8. 前記RFタグ領域が背表紙と本文の間に配置され、前記印字領域が表2又は表3に配置されるように前記RFタグラベルが貼られていることを特徴とする,請求項7に記載の表紙シート。
  9. 前記RFタグ領域が表紙の折り返しで隠れ,前記印字領域が表紙の折り返しで隠れない位置に前記RFタグラベルが貼られていることを特徴とする,請求項7に記載の表紙シート。
  10. 前記RFタグ領域がカバーの折り返しで隠れ,前記印字領域がカバーの折り返しで隠れない位置に前記RFタグラベルが貼れていることを特徴とする,請求項7に記載の表紙シート。
  11. 前記RFタグラベルには,前記RFタグ領域を挟むように2つの前記印字領域が設けられ, 前記RFタグ領域が背表紙と本文の間に配置され、一つの前記印字領域は表2に配置され,もう一つの前記印字領域は表3に配置されるように前記RFタグラベルが貼られていることを特徴とする,請求項7に記載の表紙シート。
  12. 前記RFタグの前記ICチップは,前記アンテナの近傍に生じる電磁界から誘起電圧を発生する2次アンテナが接続されたストラップの形態で実装されていることを特徴とする,請求項7から請求項11のいずれか一つに記載の表紙シート。
  13. ICチップとアンテナを有するRFタグが実装されるRFタグ領域が設けられ,更に,前記RFタグに記憶されるデータのバックアップとなる印字データを印字する印字領域が前記RFタグ領域とは別に設けられたRFタグラベルを,エンコード機能付きのラベルプリンタを用いて前記RFタグを発行及び前記印字領域に前記バックアップデータを印字した後,前記RFタグ領域が書籍の部位によって隠れ,前記印字領域が書籍の部位によって隠れない位置に前記RFタグラベルを貼り付けた表紙シートを製造し,前記表紙シートを用いて製本加工することを特徴とする,書籍の製造方法。
  14. ICチップとアンテナを有するRFタグが実装されるRFタグ領域が設けられ,更に,前記RFタグに記憶されるデータのバックアップとなる印字データを印字する印字領域が前記RFタグ領域とは別に設けられたRFタグラベルを,エンコード機能付きのラベルプリンタを用いて前記印字領域に印字データを印字した後,前記RFタグ領域が書籍の部位によって隠れ,前記印字領域が書籍の部位によって隠れない位置に前記RFタグラベルを貼り付けた表紙シートを製造し,該ラベルプリンタとは異なる発行装置を用いて前記表紙シートに貼り付けられた前記RFタグラベルの前記RFタグを発行してから,前記表紙シートを用いて製本加工することを特徴とする,書籍の製造方法。
  15. ICチップとアンテナを有するRFタグが実装されるRFタグ領域が設けられ,更に,前記RFタグに記憶されるデータのバックアップとなる印字データを印字する印字領域が前記RFタグ領域とは別に設けられたRFタグラベルを,前記RFタグ領域が書籍の部位によって隠れ,前記印字領域が書籍の部位によって隠れない位置に貼り付けた表紙シートを製造し,発行装置を用いて前記表紙シートに貼り付けられた前記RFタグラベルの前記RFタグを発行し,非接触のマーキング装置を用いて前記表紙シートに貼り付けられた前記RFタグラベルの前記印字領域に前記バックアップデータを印字してから,前記表紙シートを用いて製本加工することを特徴とする,書籍の製造方法。
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