JP2011079000A - 鋳造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低圧鋳造において、引け巣や引け緩みのない鋳物を鋳造する。
【解決手段】ストーク8と金型4の湯口9とを断熱材17で囲まれた溶融金属流路19により連絡し、この溶融金属流路19の断面積を金型4の湯口9の断面積より大きくする。前記ストーク8と金型4の湯口9とを連絡する溶融金属流路19の一部に流路断面積が部分的に縮小するオリフィス21を設ける。加えてストーク8と金型4の湯口9とを連絡する溶融金属流路19を囲む断熱材17にヒータ18を設け、溶融金属流路19の温度を金型4の湯口9より高く維持する。これにより、金型4のキャビティ10にその湯口9から充填した溶融金属がキャビティ10の奥から湯口9側へと次第に凝固していき、最後に湯口9の溶融金属を凝固させる。
【選択図】図1

Description

本発明は金属が溶融状態で収納された溶融金属槽から溶融金属を金型に充填した後、この金型内で溶融金属を凝固させて鋳物を成型する鋳造装置に関し、特に低圧鋳造法において、金型のキャビティにその注湯口から充填した溶融金属がキャビティの奥から湯口側へと次第に冷却され、凝固していき、最後に湯口の溶融金属が凝固することにより鋳物が成型される鋳造装置に関する。
溶湯と鋳物形状のキャビティとの間の圧力差を利用して、キャビティ内に溶湯を充填して鋳造する方法に、低圧鋳造法、差圧鋳造法及び減圧鋳造法等がある。このうち低圧鋳造法は、溶解金属を収納した密閉炉に不活性ガスや二酸化炭素等のガスによる比較的低い圧力を付加し、この圧力で密閉炉内の溶融金属をストークを介して上方に押し上げ、密閉炉の上位に配置された鋳型に溶融金属を充填し、鋳物を製造する方法である。この低圧鋳造法は、車輌の部材等に使用されるアルミニウム合金等の鋳物製品を製造するのに広く利用されている。
図9は従来の低圧鋳造装置を示す断面図である。気密に密閉された密閉炉1の上部に設けたガス注入口20に不活性ガスや二酸化炭素等のガスの図示してない供給源が接続され、密閉炉1の中にガスが圧送される。密閉炉1の内部に上面が開口した耐熱黒鉛容器であるルツボ2が収納され、このルツボ2の外壁に沿ってヒータ3が配設されている。このルツボ2の中央部に密閉炉1の蓋に取付けられたストーク8の下端が浸漬されている。密閉炉1の上に下金型5と上金型6とからなる金型4が配置されている。下金型5と上金型6との合わせ面にそれぞれ凹部が形成されており、この下金型5と上金型6とを重ね合わせたときに、前記凹部により鋳物形状のキャビティ10が形成される。またこのキャビティ10内には必要に応じて中子7が収納される。前記ストーク8の上端は金型4の底部に設けられたキャビティ10に通じる湯口9に接続されている。
このような鋳造装置においては、不活性ガスをガス注入口20から密閉炉1内に注入する。このガス圧力により、ルツボ2内の溶融金属の湯面が加圧されて、溶融金属溶湯が押し上げられ、ストーク8を介して金型のキャビティ10内に充填される。キャビティ10に充填した溶融金属が冷却されて凝固した後、図示していない油圧機構により上金型6を上昇させてキャビティ10を開き、下金型5から鋳物を取り出す。
図10は密閉炉1に収納した溶融金属をストーク8’を通して湯溜め12に送り、この湯溜め12から金型4のキャビティ10内に充填する例である。密閉炉1の中の溶融金属は浸漬ヒータ13で加熱され、溶融状態が維持される。密閉炉1の中へは溶湯供給口11から溶融金属が供給される。ストーク8’から湯溜めに至る部分は溶融金属の温度低下による凝固を防ぐためヒータ3で加熱される。その他の構成は基本的に図9の従来例と同じであり、同じ部分は同じ符合で示している。
図11は図9により前述した従来の鋳造装置において、金型4への溶融金属の汲み上げをガスの圧力によらず、溶融金属電磁ポンプにより行うものである。すなわちストーク(ダクト)8の中間部の外側に溶融金属電磁ポンプの誘導子14を設け、これに対応してストーク8の中に誘導子14で発生した磁界の磁路を形成するためのコア15を配置している。誘導子14に三相電流を通電し、これにより誘導子14とコア15との間で移動磁界を発生させて、ストーク8の中の溶融金属に上方の推力を与え、溶融金属を金型4のキャビティ10内に充填する。その他の構成は基本的に図9の従来例と同じであり、同じ部分は同じ符合で示している。
図12は図10により前述した従来の鋳造装置において、金型4への溶融金属の汲み上げをガスの圧力によらず、溶融金属電磁ポンプにより行うものである。すなわちストーク(ダクト)8‘の中間部の外側に溶融金属電磁ポンプの誘導子14を設け、これに対応してストーク8’の中に誘導子14で発生した磁界の磁路を形成するためのコア15を配置している。誘導子14に三相電流を通電し、これにより誘導子14とコア15との間で移動磁界を発生させて、ストーク8‘の中の溶融金属に上方の推力を与え、溶融金属を金型4のキャビティ10内に充填する。その他の構成は基本的に図10の従来例と同じであり、同じ部分は同じ符合で示している。
このような低圧鋳造法は、ガスを巻き込まずにルツボ2や密閉炉1’内の酸化物の少ない溶融金属を静かに金型4のキャビティ10内に下から上へと充填することにより、気泡や酸化物を含まない鋳物を容易に鋳造出来る利点がある。さらに前記のような温度勾配により、キャビティ10内で上から下へと溶融金属の凝固が起こり、最後に湯口9の部分の溶融金属が凝固することにより、キャビティ10内で溶融金属が凝固して収縮した容積分だけ湯口9から溶融金属を追加して充填される。これによりキャビティ10内で溶融金属が凝固中に引け巣や引け緩みが起こらない。これらの理由から低圧鋳造法では重力鋳造法やダイカスト法等の他の鋳造法に比べて良質の鋳物を鋳造することが出来る。
この低圧鋳造装置においては、金型4のキャビティ10内で溶融金属が凝固したとき、凝固収縮した容積分の溶融金属が金型4の湯口9を通して常に供給されなければならない。そのために図9や図11で示すように、湯口9に接続されたストーク8が、それぞれルツボ2側から熱輻射で加熱され、ヒータ3‘で直接加熱されるようにしている。また図10や図12で示すように密閉炉1から離して金型4を配置しているものでは金型4の下に湯溜め12を設け、この湯溜め12をヒータ3で加熱している。このような構造とすることにより、金型4は温度の高い順に湯口9、下金型5、上金型6の順で温度勾配が形成され、キャビティ10内の溶融金属は上から下へと凝固していき、最後に湯口9の溶融金属が凝固するという指向性凝固がなされる。この間に凝固収縮した容積分の溶融金属は湯口9側からキャビティ10内に供給される。これによりいわゆる引け巣や引け緩みの無い鋳物を鋳造することが出来る。
このように、低圧鋳造において、鋳物に引け巣や引け緩みを生じさせないようにするために、キャビティ10の中に充填された溶融金属がまず湯口9から最も遠い位置から凝固を始め、最後に湯口9の部分で凝固することが必要である。そのためには温度が高い順に湯口9、下金型5、上金型6の順で温度勾配が形成されることが必要となる。例えばストーク8を交換した後、その予熱が十分で無い場合には湯口9の温度が下がり、溶融金属が凝固してキャビティ10を塞いでしまうこともある。
ところがキャビティ内の鋳物を変形しない温度まで降下させたとき、湯口の手前にあるストークや湯溜めの温度が金型側に奪われてしまい、溶融金属の凝固点付近まで温度が下がってしまうことがある。この温度で金型に溶融金属を注入すると溶融金属がキャビティの中で一部凝固し、これが溶融金属のキャビティ内での流動を妨げるいわゆる湯回り不良が起こしてしまう。よってそのまま溶融金属をキャビティに充填することは出来ないので、一旦ストークや湯溜めの溶融金属を密閉炉1、1’側に戻して再加熱してから再供給するという面倒な操作が必要となる。またこのとき湯溜めやストークに空気が入り込み、溶融金属の空気と接触する部分に酸化物が出来てしまい、酸化物の除去作業等のメンテナンスが必要となる。
湯溜め12を大きくすれば溶融金属の温度低下を抑えることが出来るが、装置が大形になってしまう。この湯溜めは金型の湯口を加熱し、この湯口から金型の上にいくに従って次第に温度が低くなるような温度勾配を形成する必要から、金型の下に配置しなければならない。そのため低圧鋳造装置ではダイカスト鋳造機のように金型を横に置いて鋳造することが出来ない。金型を湯溜めの上に配置すると金型の位置は必然的に高くなる。それだけ金型の取り付け、金型の開閉を行うための油圧機構等も高い位置に配置しなければならず、操作やメンテナンスが面倒である。
特開2009−195989号公報 特開2009−90303号公報 特開2008−80367号公報 特開2003−200251号公報 特開平09−300060号公報 特開平09−94653号公報 特開平08−318361号公報 特開平08−267216号公報 特開平08−155629号公報 特開平07−266022号公報 特開平07−51833号公報
本発明は前記従来の鋳造装置における課題に鑑み、金型の湯口の手前に設ける湯溜めに依存せずに、湯口を高い温度に保持することが可能であると共に、金型のキャビティにその注湯口から充填した溶融金属がキャビティの奥から湯口側へと次第に凝固していき、最後に湯口の溶融金属が凝固するという、いわゆる指向性凝固がなされる鋳造装置を提供することを目的とする。
本発明では前記の目的を達成するため、キャビティの湯口に溶融金属を導く流路部分に断熱材を設け、この断熱材にストークからキャビティの湯口に至る溶融金属流路を設けた。そして金型のキャビティにその注湯口から充填した溶融金属がキャビティの奥から湯口側へと次第に凝固していき、最後に湯口の溶融金属が凝固するという、いわゆる指向性凝固が行われるようにその流路断面積、形状、温度等を設定した。
より具体的には、断熱材の溶融金属流路の断面積をキャビティの湯口より大きく設定した。また、断熱材の溶融金属流路の一部に流路断面積が小さくなるオリフィスを設け、断熱材の溶融金属流路の温度をキャビティの湯口より高く設定した。こられにより、金型のキャビティにその注湯口から充填した溶融金属がキャビティの奥から湯口側へと次第に凝固していき、最後に湯口の溶融金属が凝固するという、いわゆる指向性凝固が行われるようにした。
すなわち、本発明による鋳造装置は、金属が溶融状態で収納された溶融金属槽から溶融金属をストーク8を介して金型4に充填した後、この金型4内で溶融金属を凝固させて鋳物を成型するものであって、ストーク8と金型4の湯口9とを断熱材17で囲まれた溶融金属流路19により連絡し、この溶融金属流路19の断面積を金型4の湯口9の断面積より大きくして、溶融金属流路19内の湯の熱量を増大させる事によって、溶融金属流路19に一番近い金型4の湯口9が一番最後に固まる様にしたのである。
さらに本発明では、前記ストーク8と金型4の湯口9とを連絡する溶融金属流路19の一部に流路断面積が部分的に縮小するオリフィス21を設ける。オリフィス21を設けた理由は、溶融金属流路19を湯口9より大きくした事によって、熱容量だけでなく体積も増えるので、ガス圧や電磁力で湯を押し上げた時に、湯の慣性力と体積が増えて、押し圧以上に瞬間的に湯面が上昇してしまい、その瞬時に押し上げられた湯面はまた直ぐに下がってキャビティ10内で湯面の上下動が生じることになるので、この上下動を抑える為のものである。加えてストーク8と金型4の湯口9とを連絡する溶融金属流路19を囲む断熱材17にヒータ18を設け、溶融金属流路19の温度を金型4の湯口9より高く維持する。これによって断熱材17の熱容量をも増してやる。
これらの手段により、本発明による鋳造装置では、金型4のキャビティ10にその湯口9から充填した溶融金属がキャビティ10の奥から湯口9側へと次第に冷却されることで、凝固していき、最後に湯口の溶融金属が凝固する。
後述する通り、本発明による鋳造装置では、金型4の湯口9から溶融金属を金型4のキャビティ10の中に充填した後、金型4ではキャビティ10の最奥部から次第に温度が低下しはじめ、キャビティ10の最奥部、その中間部、湯口9と順次温度が低くなるような温度勾配が形成される。これにより、金型4の湯口9からキャビティ10の中に充填された溶融金属は、金型4のキャビティ10の最奥部、その中間部、湯口9と順次冷却され、凝固していく、いわゆる指向性凝固がなされる。これにより、金型4のキャビティ10の中の溶融金属の凝固により同溶融金属が収縮した分だけ湯口9から溶融金属をキャビティ10内に追加的に充填され、いわゆる引け巣や引け緩みの発生が防止される。
本発明による鋳造装置の一実施例を示す断面図である。 本発明による鋳造装置の他の実施例を示す断面図である。 本発明による鋳造装置の他の実施例を示す断面図である。 本発明による鋳造装置の他の実施例を示す断面図である。 本発明による鋳造装置の他の実施例を示す断面図(A)とそのA−A部断面図(B)である。 本発明による金型の溶融金属充填時の温度分布の解析モデルを示す断面図である。 前記解析モデルによる金型の各部の溶融金属の充填後の時間−温度変化の例を示すグラフである。 前記解析モデルによる金型の各部の溶融金属の充填後の時間−温度変化の他の例を示すグラフである。 鋳造装置の従来例を示す断面図である。 鋳造装置の他の従来例を示す断面図である。 鋳造装置の他の従来例を示す断面図である。 鋳造装置の他の従来例を示す断面図である。
本発明ではその目的を達成するため、ストークと金型の湯口とを断熱材で囲まれた溶融金属流路で連絡し、その流路断面積、形状、温度等を適宜に設定することにより、金型のキャビティ内に溶融金属を充填した後に、金型のキャビティから湯口にかけて良好な温度勾配が形成されるようにした。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、実施例をあげて詳細に説明する。
図1は本発明による低圧鋳造装置の一実施例を示す断面図である。この低圧鋳造装置の構成は基本的に図9により前述した従来例と同じであり、同じ部分は同じ符合で示している。
気密に密閉された密閉炉1の上部に設けたガス注入口20に不活性ガスや二酸化炭素等のガスの供給源が接続され、密閉炉1の中にガスが圧送される。密閉炉1の内部に上面が開口した耐熱黒鉛容器であるルツボ2が収納され、このルツボの外壁に沿ってヒータ3が配設されている。このルツボ2の中央部に密閉炉1の蓋に取付けられたストーク8の下端が浸漬されている。密閉炉1の上に下金型5と上金型6とからなる金型4が配置されている。下金型5と上金型6との合わせ面にそれぞれ凹部が形成されており、この下金型5と上金型6とを重ね合わせたときに、前記凹部により鋳物形状のキャビティ10が形成される。またこのキャビティ10内には必要に応じて中子7が収納される。前記ストーク8の上端は金型4の底部に設けられたキャビティ10に通じる湯口9に接続されている。
このような鋳造装置において、ストーク8とこれに続く金型4の湯口9との間に断熱材17を設ける。断熱材17の中心は空孔となっていて、その部分がストーク8と金型4の湯口9とを連絡する溶融金属流路19となっている。この断熱材17の溶融金属流路19の断面積は、金型4の湯口9の断面積より大きく設定されている。図1のように、金型4の湯口9の直径をφ1、断熱材17の溶融金属流路19の直径をφ2としたとき、φ2>φ1となっている。
さらに、溶融金属流路19の途中に、部分的に流路断面積が狭くなるようなオリフィス21が設けられている。このオリフィス21は溶融金属流路19を通る溶融金属に流路抵抗を与える。特に、金型4のキャビティ10側から湯口9と溶融金属流路19を通ってストーク8側に戻ろうとする溶融金属に流路抵抗を与える効果がある。
この溶融金属流路19を有する断熱材17にはそれを加熱するヒータ18が設けられている。例えば図1の実施例では、ヒータ18として棒状のカートリッジヒータを断熱材17に埋め込み、断熱材17の中の溶融金属流路19を加熱出来るようにしている。もちろんカートリッジヒータに代えてシーズヒータ等を埋め込んでもよい。このヒータ18により、溶融金属流路19の温度が金型4の湯口9より高く維持される。
このようなヒータ18で加熱される溶融金属流路19でストーク8と金型4の湯口9とを連絡することにより、金型4の湯口9の温度が維持され、金型4には湯口9、キャビティ10の下金型5側、キャビティ10の上金型6側の順で温度が高くなり、キャビティ10の最奥部で最も温度が高くなるような温度勾配が形成される。これによりキャビティ10内の溶融金属は上から下へと凝固していき、最後に湯口9の溶融金属が凝固するという指向性凝固がなされる。この凝固に際して収縮した容積分の溶融金属が湯口9側からキャビティ10内に追加的に供給される。これにより、いわゆる引け巣や引け緩みの無い鋳物を鋳造することが出来る。
この鋳造装置で鋳物を鋳造する場合は不活性ガスをガス注入口20から密閉炉1内に注入する。このガス圧力により、ルツボ2内の溶融金属の湯面が加圧されて、溶融金属溶湯が押し上げられ、ストーク8と溶融金属流路19とを通して金型のキャビティ10内に充填される。キャビティ10に充填した溶融金属が冷却されて凝固した後、図示していない油圧機構により上金型6を上昇させてキャビティ10を開き、下金型5から鋳物を取り出す。この鋳物を取り出すための脱型のときに湯口9が前記断熱材17で温度が維持されるため、湯口9の手前にある溶融金属をルツボ2側に戻す必要がなくなる。
図2は密閉炉1’に収納した溶融金属を密閉炉1’からその外部に引き出したストーク8を通して金型4のキャビティ10内に充填する例である。密閉炉1’の中の溶融金属は浸漬ヒータ13で加熱され、溶融状態が維持される。密閉炉1’の中へは溶湯供給口11から溶融金属が供給される。ストーク8は密閉炉1’から金型4のキャビティ10の湯口9に至るまで連続して設けられている。このストーク8には溶融金属の温度低下による凝固を防ぐためヒータ9で加熱される。
この実施例においても、ストーク8と金型4の湯口9とが断熱材17で囲まれた溶融金属流路19で接続されている。この溶融金属流路19の断面積は、金型4の湯口9の断面積より大きく設定されている。すなわち、金型4の湯口9の直径φ1と断熱材17の溶融金属流路19の直径φ2は、φ2>φ1となっている。また、この溶融金属流路19の途中に、部分的に流路断面積が狭くなるようなオリフィス21が設けられている。さらに、ヒータ18により、溶融金属流路19の温度は、金型4の湯口9より高く維持される。
その他の構成は基本的に図1の実施例と同じであり、同じ部分は同じ符合で示している。
図3は図1により前述した従来の鋳造装置において、金型4への溶融金属の汲み上げをガスの圧力によらず、溶融金属電磁ポンプにより行うものである。すなわちストーク(ダクト)8の中間部の外側に溶融金属の誘導子14を設け、これに対応してストーク8の中に誘導子14で発生した磁界の磁路を形成するためのコア15を配置している。誘導子14に三相電流を通電し、これにより誘導子14とコア15との間で移動磁界を発生させて、ストーク8の中の溶融金属に上方の推力を与え、これを金型4のキャビティ10内に充填する。
この実施例においても、ストーク8と金型4の湯口9とが断熱材17で囲まれた溶融金属流路19で接続されている。この溶融金属流路19の断面積は、金型4の湯口9の断面積より大きく設定されている。すなわち、金型4の湯口9の直径φ1と断熱材17の溶融金属流路19の直径φ2は、φ2>φ1となっている。また、この溶融金属流路19の途中に、部分的に流路断面積が狭くなるようなオリフィス21が設けられている。さらに、ヒータ18により、溶融金属流路19の温度は、金型4の湯口9より高く維持される。
その他の構成は基本的に図1の実施例と同じであり、同じ部分は同じ符合で示している。
図4は図2により前述した従来の鋳造装置において、金型4への溶融金属の汲み上げをガスの圧力によらず、ストーク8の途中に設けた溶融金属電磁ポンプにより行うものである。すなわち密閉炉1’のストーク(ダクト)8の中間部の外側に溶融金属の誘導子14を設け、これに対応してストーク8の中に誘導子14で発生した磁界の磁路を形成するためのコア15を配置している。誘導子14に三相電流を通電し、これにより誘導子14とコア15との間で移動磁界を発生させて、ストーク8の中の溶融金属に上方の推力を与え、溶融金属を金型4のキャビティ10内に充填する。
この実施例においても、ストーク8と金型4の湯口9とが断熱材17で囲まれた溶融金属流路19で接続されている。この溶融金属流路19の断面積は、金型4の湯口9の断面積より大きく設定されている。すなわち、金型4の湯口9の直径φ1と断熱材17の溶融金属流路19の直径φ2は、φ2>φ1となっている。また、この溶融金属流路19の途中に、部分的に流路断面積が狭くなるようなオリフィス21が設けられている。さらに、ヒータ18により、溶融金属流路19の温度は、金型4の湯口9より高く維持される。
その他の構成は基本的に図2の実施例と同じであり、同じ部分は同じ符合で示している。
図5は図2により前述した従来の鋳造装置において、金型4を横方向に配置した横型射出鋳造装置を示したものである。金型4の湯口9も横に開くため、ストーク8の湯口側は横向きとなる。この実施例では金型4が横向きなので、同金型4を取り付けたり或いは上金型を開いて脱型するための油圧機構を金型4の横に配置することが出来る。これにより同油圧機構を低い位置に設置出来る利点がある。
さらにこの図5に示した実施例では図2の実施例と異なり、金型4への溶融金属の汲み上げをガスの圧力によらず、密閉炉1’の中の溶融金属に浸漬した錘21とストーク8の途中に設けた溶融金属電磁ポンプにより行う。すなわちストーク(ダクト)8の中間部の外側に溶融金属の誘導子14を設け、これに対応してストーク8の中に誘導子14で発生した磁界の磁路を形成するためのコア15を配置している。また密閉炉1’の中の溶融金属に錘21を浸漬し、この錘21の上下動によりストーク8側の溶融金属の液位を調整する。
密閉炉1’内の錘21により同密閉炉1’内の溶融金属をストーク8側に押し出し、ストーク8内の溶融金属が誘導子14による誘導磁界が作用する溶融金属のレベル、具体的には溶融金属のレベルが誘導子14を越える高さとする。この状態で誘導子14に三相電流を通電し、これにより誘導子14とコア15との間で移動磁界を発生させて、ストーク8の中の溶融金属に上方の推力を与え、これを金型4のキャビティ10内に充填する。溶融金属電磁ポンプは、湯面を保持する機能もあるので、錘21を上げながら溶融金属電磁ポンプの出力を上げてゆくと、密閉炉1’の湯面が下がってもストーク8内の湯面は維持され、この状態で更なる溶融金属電磁ポンプの出力を上げればキャビティ10に湯を充填することが出来る。
図3、図4に示すように、ストーク(ダクト)8は密閉炉1の壁部に接続されていれば足りるが、図5の(A)で示した実施例では、ストーク(ダクト)8が密閉炉1の中まで伸びており、且つ密閉炉1’の湯面が溶融金属電磁ポンプの誘導子14より下になっている。この形態でも溶融金属電磁ポンプは湯面保持機能があるので、キャビティ10に湯を充填することが出来るし、ストーク8やストーク8を接続するパッキンが異常を示して湯が漏れた場合には、溶融金属電磁ポンプの出力を切ればストーク8内の湯を密閉炉1’に戻すこともできる。
この実施例においても、ストーク8と金型4の湯口9とが断熱材17で囲まれた溶融金属流路19で接続されている。すなわち、金型4の湯口9の直径φ1と断熱材17の溶融金属流路19の直径φ2は、φ2>φ1となっている。この溶融金属流路19の断面積は、金型4の湯口9の断面積より大きく設定されている。また、この溶融金属流路19の途中に、部分的に流路断面積が狭くなるようなオリフィス21が設けられている。オリフィス21の下側には図5(B)に示すように、切り欠きが有って、溶融金属流路19内に湯が溜まらない様になっている。さらに、ヒータ18により、溶融金属流路19の温度は、金型4の湯口9より高く維持される。
その他の図5に示した実施例の構成は基本的に図2の実施例と同じであり、同じ部分は同じ符合で示している。
なお、図3〜図5に示した方式は、本来ガス圧によらない充填方式なので、炉は密閉炉でなくてもよい。ただその場合、湯の酸化防止の為不活性ガスを流す場合もある。
図6は、図1に示した鋳造装置の溶融金属を金型4のキャビティ10に充填したときの部位1〜部位6の各部における温度変化を測定し、解析するための解析モデルの断熱材17と金型4の部分の断面図である。部位番号は○付きの数字で示している。また、金型4の湯口9の直径をφ1で、断熱材17の溶融金属流路19の直径をφ2で示している。
図7は、前記解析モデルにおいて、700℃の温度で溶融した金属を350℃の温度に加熱した金型4のキャビティ10に充填したときの部位1〜部位6の各部における充填後の時間−温度変化を示すグラフである。断熱材17の初期温度は200℃とした。図7(A)は、前記解析モデルにおいて、φ1=φ2=15mmとした場合、図7(B)は、φ1=15mm、φ2=20mmとした場合である。
図7(A)では、溶融金属の充填(時間=0)の後2〜4秒の間、部位1で示した湯口9の温度がそれよりやや奥の部位2で示したキャビティ10の入口部の温度より低くなっている。これに対し、図7(B)では、その充填後2〜4秒の間、前者の温度が後者の温度より高くなっている。即ち、φ2>φ1にする事によって、順序良く部位(6)から(5)、(5)から(4)、(4)から(3)、(3)から(2)、(2)から(1)への順番で指向性凝固が出来ていることが分かる。
図8は、同様にして前記解析モデルにおいて、700℃の温度で溶融した金属を350℃の温度に加熱した金型4のキャビティ10に充填したときの部位1〜部位6の各部における充填後の時間−温度変化を示すグラフである。φ1=φ2=15mmとした。図8(A)は、前記解析モデルにおいて、断熱材17の初期温度を200℃とした場合、図8(B)は、断熱材17の初期温度を350℃とした場合である。
図8(A)では、溶融金属の充填(時間=0)の後2〜4秒の間、部位1で示した湯口9の温度がそれよりやや奥の部位2で示したキャビティ10の入口部の温度より低くなっている。これに対し、図8(B)では、その充填後2〜4秒の間、前者の温度が後者の温度より高くなっている。即ち、断熱代17の温度を金型以上の温度に上げることによって、僅かではあるが、順序良く部位(6)から(5)、(5)から(4)、(4)から(3)、(3)から(2)、(2)から(1)への順番で指向性凝固が出来ていることが分かる。
本発明は、金型のキャビティにその注湯口から充填した溶融金属がキャビティの奥から湯口側へと次第に凝固していき、最後に湯口の溶融金属が凝固することにより鋳物が成型されるので、歩留まり良く製品を鋳造することが出来る。
4 金型
8 ストーク
9 金型の湯口
10 金型のキャビティ
17 断熱材
18 ヒータ
19 断熱材の溶融金属流路
21 オリフィス

Claims (3)

  1. 金属が溶融状態で収納された溶融金属槽から溶融金属をストーク8を介して金型4に充填した後、この金型4内で溶融金属を凝固させて鋳物を成型する鋳造装置において、ストーク8と金型4の湯口9とを断熱材17で囲まれた溶融金属流路19により連絡し、この溶融金属流路19の断面積を金型4の湯口9の断面積より大きくしたことを特徴とする鋳造装置。
  2. ストーク8と金型4の湯口9とを連絡する溶融金属流路19の一部に流路断面積が部分的に縮小するオリフィス21を設けたことを特徴とする請求項1に記載の鋳造装置。
  3. ストーク8と金型4の湯口9とを連絡する溶融金属流路19を囲む断熱材17にヒータ18を設け、溶融金属流路19の温度を金型4の湯口9より高く維持したことを特徴とする請求項1または2に記載の鋳造装置。
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