JP2011078340A - バイオマス流体輸送装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】
国内バイオマスの活用のために森林、農地、住居地、原野等で分散して発生する多様なバイオマスを閉塞障害なしに逆送を含め、効率よく集積、収集、運搬する空気輸送、水力輸送の設備費、修繕費、更新費を節減する方法と装置。これに適した材料、部材を得る。管路閉塞の容易な排除。硬質プラスチック管、金属管をフレキシブルホース同様に簡便に使いたい。
【解決手段】
分散配置の堆積乾燥場所で粉砕し、雨露を避ける置場に堆積して自然通風乾燥を進行させてから空気輸送する。水域の水草は粉砕後水力輸送収集後に通風乾燥する。希薄分布のバイオマスは原則として固定設備でない管路、小型粉砕、篩装置、乾燥装置等にし、組立、分解、運搬を容易にして広範囲の管路移動、共用を可能にする。管路に線、索を挿入し閉塞防止、掃除もできる。よって生産物、客土、肥料曽田資材の運搬不便な山林、地盤不良地、田畑への輸送に共用でできる。
【選択図】 図1

Description

バイオマス又はその処理品の細片、破砕片、粉粒、穀物、果殻等の空気輸送、水流輸送に適した装置である。広い山林、原野、田畑、工場、港湾、水辺で経済的に使用でき、組立て、分解、移動自在の特徴がある。バイオマスの場合には乾燥用容器、ピット、装置、乾燥室内、置き場等の堆積所から吸引又は圧送できる。乾燥した集積バイオマス粉粒、細片は炭化、ガス化、燃焼機と経済的システム構成が可能になる。
空気輸送装置は比較的近距離の粉粒輸送広く利用されている公知の技術である。輸送対象と環境によるが経済的大量移動を要する工場、倉庫設備、輸送用車両、船舶付属設備として利用されるのが普通である。物品の近距離移動にはシュート、振動機、ベルトコンベヤー、流動層等が利用される。一方、粉粒は大表面積を有することから乾燥、反応速度、燃焼速度が大で石油に匹敵する原燃料として高騰する石油に替る代替原燃料として小規模で使う可能性が検討されている。水流輸送はスラリー輸送、サンドポンプなど土木工事、長距離輸送等に利用されている。
バイオマスは資源、燃料としては山林、農地単位面積あたり賦存量或は生産量ガ少なく経済的収集輸送手段が求められていた。しかし、固定的輸送装置として管路を使う空気輸送システムは経済性が低い。
低コストの空気輸送法があれば山林、田畑、荒地や休耕地、雑草地、住宅、公園等の剪定、田畑、道路などの法面手入れが容易になり、かつ収集運搬コストが下り、これらをバイオマスとして大量安価に入手し、現場での粉砕―自然乾燥装置を前提条件にできる。ここに低コスト小型化が可能な収集運搬装置があれば国内バイオマスの大量経済的利用、炭酸ガス対策の道が開ける。
空気輸送装置は本来、大量の粉粒運搬のコストダウンによる供給確保に適した装置・技術であると考えられていた。吸引型、圧送型の2方式があり、いずれかが選択される。両様を同一管路で利用数ものは見当たらない。
発明者の特願2007−317217、特願2007−105016、特願2009−009835、特願2009−106301、特願2009−186239等は関連する技術である。ここに小型装置分散型熱処理装置と組み合わせて経済的なバイオマス大量活用システムが可能になると考えられる。
特開2002−330644号公報 特開2009−137194号公報 特開2008−261571号公報
粉粒、破砕物の空気輸送装置は公知である。バイオマスの発生、収集、貯蔵、乾燥、運搬コストが下がれば好都合である。特許文献1は森林バイオマス破砕機と森林内部に敷設され複数の流入口を有する空気輸送パイプラインである森林バイオマスの集荷・利用システムである。この技術は省力的で有効であるが、固定的に敷設されたパイプラインは高価であり、生木材は30乃至50%程度の水分を含み空気輸送に適するとは言い難く、パイプライン自体は木材搬出の障害物になる難点がある。特許文献2はドリルを応用して比較的安全、簡易に伐採、粉砕を行なうものである。特許文献3は粉砕後に乾燥し空気輸送、車両輸送、貯蔵、利用を容易にする乾燥技術である。
ところが山林原野、農耕地、田畑、牧場、庭園、並木、芝生などのバイオマスの時間当りの希薄な蓄積量であって工場、港湾のように大量取り扱いする設備同様に構成するのは経済的でない。これが高コスト、重労働で従来、バイオマスの利用を阻害していたものである。そこで簡便に乾燥物を収集、運搬し利用するシステムが要求されている。
空気輸送装置に使う低コスト、軽量で耐久性、吸引、加圧、取扱に必要な強度の材料、工法の工夫によって、組立、分解、材料の運搬の容易なものが要求される。特に利用する場所が広大、急峻な山、広い山林、農地、広野等で空気輸送装置を簡易に利用できるものにしたい。
空気輸送装置において運転中の閉塞防止、閉塞物排除が容易でなければならない。しかも運転中の洩れ、変形、破損、離脱があってはならない。粉砕機、乾燥機、バイオマス発生現場貯蔵手段も可搬性、小型装置が必要である。さらに、コストを下げるためには装置は多機能、多用途であることも望ましい。従来の装置は専用、単機能が普通であった。またバイオマスは品質形態が多様であって、大量の一定品質のものを入手し、調整して一定条件で使うことは難かしい。よって多様なバイオマスを炭化物に加工すれば、炭化物は原料にかかわらず、ほぼ一定の形態粉粒として得られ収集輸送利用は自動化容易であり、より原燃料として適するものとなる。
バイオマスは伐採、刈取直後は水分が多く、嵩高である。上記特許文献は発生場所或は近辺で簡易な粉砕、乾燥によって粉砕乾燥バイオマスを得、これをホッパーローダー、粉粒コンテナー、バルク輸送等で収集し或は分散型の小型炭化、ガス化装置で発生乾留ガス乃至、ガス化ガスを燃焼して温室用、家庭用燃料、業務用とし、一方副生する炭化物、ガス化残渣炭素を燃料として貯蔵し余剰炭素を燃料として販売する経済化が可能になる。炭化物は原料バイオマスより高発熱量で輸送、貯蔵、利用の自動化が容易である。
本発明は小型で分散配置、熱利用が容易で燃料油、ガスに近い使用性がある新しい炭化・ガス化・燃焼装置であり、粉粒炭化物の簡易な燃焼装置との組合せシステムによって自家消費と販売の一層の改善効果が期待できる。
(1)空気輸送パイプラインを対象区域ごとに敷設すると乾燥機、粉砕機、電源、動力源を移動式にしても常時使用するものでなく、バイオマス単位量あたり管路の設備費、維持費が嵩み実用性が劣る。そこで粉砕機、各末端小型吸引あるいは圧送サイロ設備は小型軽量の可搬型とするのが適当である。
しかも管路(パイプライン)を必要とする大又は小の集積場所について組立てて使用し、終了後の分解容易、運搬自在にすることによって設備費、分解組立費、運転費を大幅に節減できる。高価なサイロ、乾燥機、乾燥室等は可搬型が適当であり、現地の間伐木、立ち木、ピット利用等、現地材料、プラスチックシートの雨除けで構成した簡易な通風構造、組立人件費がかからない装置、小屋、ピットなどとして材工費、維持費、修繕費を節約することができる。間伐木、立木は乾燥機であってもよい集積場所、小屋、囲い、サイロ材料、管路の固定、細い管撓み、変形防止のためのブリッジ補強、杭として利用できる。
(2)管路は接着剤、溶接による恒久的接続、組み立てでなく図6乃至9に例示した容易に取り外し、移設可能でしかも脱離を防止できる継手と空気洩れ防止テープ、留具、結線、漏れ防止用コンパウンドを利用できる。継手と脱離、洩れ防止テープ貼り用ソケットを予め装備した管を利用できる。これは接着・溶接等で管と一体にしたものが取り扱いに便利である。軽量なものとする。しかも管路接続部の空気、粉粒漏れ接続、外れ、脱落、破損がない材料、移設可能構造とする。これによって、地域、起伏等の地形、道路有無、道路配置、時期によらず、管路を山地、平地、都市、車両通行困難等々に無関係に自由に移動して設備の利用効率を高めコスト削減できる。山地で使用したパイプラインを平地、耕地、草原、都市、災害地等に運搬して利用できる。
(3)管路を敷設して複数の取り出し口を設けることはパイプラインが固定設置されている場合の必要性による。
常時使用ならそれでよいが、現地で粉砕乾燥して分散配置された集積、堆積場所から一度吸引収集すれば、バイオマス蓄積、農業の取入れまで当分は、多分週乃至月、時には年単位でそのパイプラインは遊ぶことがわかった。
本発明によって組み立て分解運搬を容易にすれば、必要に応じてパイプを現場まで延長し、必要によって長大管路を組立て管路途中で、順次継手部分を外して所望の部分に配管し若しくは延長すればよい。取り外し容易であれば常時分岐用の専用取り出口を設けている必要がなく安価なソケット継手で接続できる。取り外せば例えば主管に交差方向の分岐管を引きだすことができる。本発明ではパイプラインの管材料を塩化ビニル管継手を原則接着しないことにする。片方接着もできる。定尺4M管の中間位置から吸引ラインを引き出す時にはパイプを切断して差し込み非接着継手を使用できる。使用が終了すれば継手を外して撤去することができる。随時集積、搬出に好都合なように任意の方向に延長できる。
(4)接続部継手はL、T、クロス継手を使用できる。T,クロス継手は不要なら盲とする、補助の空気挿入口、閉塞防止用の多孔管、紐、線の挿入口として使うことができる。フランジ継手、ネジ継手、ユニオン継手併用もさしつかえない。
(5)管路は地形によって地上に置くことができる。しかし起伏、傾斜がある場合には固定或は仮固定、撓み、起伏の矯正又は防止が必要である。支柱として立木、切株、杭を利用して慣用の方法でできる。杭、ブリッジ材料として間伐材竹、その他打込み、ねじ込み支柱を利用できる。
(6)閉塞除去は原則として接着剤、溶接固定を使わない接続をするので管路分解除去が容易になる。しかしパイプラインの伸縮、振動、位置ずれに起因する接続部の脱離防止が必要であり、粘着テープ、ねじ込み、くさび、ネジ止、添え木耕地の締付リング(例えばガスホース用)等を利用する連結締付固定が使える。
パイプライン内部に棒、索、線、管、多孔管を予め挿入しておいて閉塞予防、閉塞除去ができる。又、振動機を取り付けることができる。それ以前に粉砕品に閉塞性の針状物、長繊維状物、粗大物が混入しない粉砕機(例えば特許文献2)使用、或は輸送前の篩別をすれば簡易、小型化、信頼性の向上が容易になる。内挿索、線、棒にはコイルバネ、伸縮材料を用いて軸方向振動、手動であってもよい機械的往復動を与えて閉塞の予防、除去を行うことができる。
管路は発生点付近での集積を含め、何らかの中継点の存在が好ましい。そして空気輸送用管路はシュートとしても利用できる。特定位置までは空気輸送して特定位置からは管路をシュートとして使うこともできる。全工程を空気輸送してもよいが細い管路では圧損失過大のために中継ぎが必要な立地が有り得る。途中まで圧送し、中継点で蓄積した粉粒を途中から吸引輸送してもよい。これによって比較的小型低コストの送風機、吸引装置が使える。これは移設に際して重要な要素になる。
本発明は融通性が高いので山間僻地での新たな農林作業、復元作業が可能になる。これらの地域で農作業するには運搬用道路が必須条件であった。同じ空気輸送管路を使うことによって、生産物搬出だけでなく資材搬入できる。山地で段田畑を造成する造成用骨材、セメント、補強材料、土壌、腐植土、肥料粉粒おも空気輸送に移動性管路を活用できるからである。これはバイオマス粉粒、細片搬出の逆の操作で容易に可能になるからである。
広範囲に固定管路を付設すると稼働効率が低い他に大量の資材劣化が進む難点がある。本発明のように限定量の装置部材を移転活用すればその分が劣化するだけであるから、少量部材の補修と補充ですむ。しかし固定管路設備では大きい初期投資に加え、全部の補修と定期間経過ごとの補修、更新、廃棄が必要になる。
請求項1の発明
バイオマス由来粉砕物の流体輸送において、バイオマス発生地付近に設置した堆積粉粒もしくは細片バイオマスを通風乾燥する設備と、組立、取外し、移設自在の剛性の流体輸送管路によって吸引又は圧送することを特徴とする流体輸送方法。
請求項2の発明
流体輸送が空気輸送又は水流輸送である請求項1記載の流体輸送方法。
請求項3の発明
流体輸送が水流輸送でありバイオマスが水草であり後置きの脱水装置と通風乾燥装置を有する請求項1記載の流体輸送方法。
請求項4の発明
可撓性管路を併用する請求項1乃至3記載の流体輸送方法。
請求項5の発明
急峻地耕地の農産物バイオマスの搬出、造成、育成材料の授受に共用する請求項1乃至4記載の空気輸送方法。
請求項6の発明
管路内に線又は索を挿入したバイオマスの流体輸送装置。
請求項7の発明
剛性管の一端が管状差込部であり他端が差込ソケットであるソケット継手を有する流体輸送用管装置。
乾燥バイオマス又はその炭化物は固体燃料の形態、粒度に関する融通性が高い。農林業、園芸、家庭菜園、家庭等の冷暖房給湯に小型分散型燃焼機で使える。
農林業、水草の水辺発生源又はその近傍に分散配置可能である。本発明は、潅木刈、間伐、現場粉砕、現場自然乾燥する場所に装置を分散配置でき又は集積したバイオマスを移動装置で熱処理して粉体燃料としてその場に蓄積すること、そしてその場で消費し余剰炭化物の収集搬出コストを下げることができ、経済性を大幅に改善し未利用資源開発、環境問題の解決に有用である。
空気輸送システム正面見取図、 空気輸送システム平面図 空気輸送システムフローシート 山で産するバイオマス空気輸送管路配置計画正面図 山又は地域に分散しているバイオマス収集運搬管路平面図 管路、シュートの移設のための着脱、延長説明図 管延長連結の着脱差込ソケット継手延長部材、方向変換部連結断面図 曲り部の着脱T継ぎ手、L継手部断面図 管路に線、索を挿入した継手部連結断面図
本発明は装置の融通性向上に有用である粉粒、砕片、バイオマス粉粒、粉砕物等を効率的に空気輸送する組立、分解、延長、移設自在のシステムム装置である。粉砕物乾燥し分散配置された輸送対象堆積に向け都合のよい経路を長さ、方向を自由に選んで管路を伸ばすことができる。管接続にネジ継手、差込み継手、フランジ継ぎ手、とネジ、接着、非接着を組合わせることができる。
運転を安定化し、経済性を高めるためには、バイオマスの多様な品質、形態のものを安定して低コストで立地と輸送対象に応じて多様な設置形態と運転が可能であるとも望ましい。本発明はこれを小口輸送であっても経済的に可能にする。バイオマス条件によって繊維性砕片、長大物、異物、紙片、プラスチックフイルム、金属片等が混入し閉塞することがある。これらは運転不能原因になりやすい。このような障害の防止のために種々の提案があるが、本発明はまず閉塞時のトラブル解除のためにパイプライン分解、振動、線状、紐状物、小径管(多孔管であってもよい)、を予め管内に挿入し或は空気吹き込みもしくは吸引孔(常時は原則栓当で閉鎖)を設ける等の一つ或は組み合わせを準備する。長大なパイプラインの時には閉塞部より刈る下流から容易に外しながら確認し、閉塞を除去できる特徴がある。振動機は加工傾斜では空気流なしで流下することをも可能にする。分離、分級装置の逆流防止、閉塞防止に必要に応じて兼用を可能にした。
装置はシュートを利用すれば末端まで空気輸送する必要がなく下降傾斜位置まで空気輸送し後は重力で流下させればよい。分離は各種形態のサイクロン、邪魔板等の粉粒分離機構、従ってサイロは適当に選ぶことができる。これによって管路を大幅に短縮することもできる。管路或は樋材料として全部又は部分的に材料を組み合わせてよい。プラスチック、金属管、竹管、木材、各種の板、フイルム、部分的にガラス、セラミックを使うことができる。サイロ、分離機も同様である。絵羽寧ろ燃料のサイロとしての機能価値を発生し、時には素掘りの穴に板張、シート内張り、雨覆いしてもよい。このような多様な構成と利用法を与える構成を本発明は可能にするもので、バイオマス装置として利便性、経済性提供に好適である。
図1は組立、取り外し、延長、移設が自在に可能な空気輸送システム装置の平面図である。
不定位置に分散配置された輸送対象物粉粒位置に向け都合のよい経路を自由に選んで管路を伸ばすことができる空気輸送装置である。延長しつつ輸送経路を切り開いていくこともできる。山岳地、傾斜地であってもよい山林、原野、耕地の間伐、潅木、下草刈、農耕副生物の場合には、図1の1に示すように粉砕機3にバイオマスを入れて粉砕し、篩23で輸送不適寸法、形状の粉砕物を分離し、乾燥用通気路8を有する雨除け用の覆いが可能な置場、乾燥機又は乾燥室、ピット、囲い、サイロ等に堆積し自然通風又は強制通風乾燥の後に、乾燥物をローダ22、吸引管5で吸引して中間サイロ5に収容する。中間サイロに粉砕物を蓄積したら供給機19から管路11に供給して空気輸送して基地サイロ10に収容する。基地サイロから運搬車両には圧送または吸引輸送できる。
比較的近距離の輸送では中間サイロ6を省略し簡易延長した管路で直接基地サイロ、運搬車両に吸引輸送できる。試行して圧損失或は閉塞の問題があれば中間サイロを入れて輸送できる。分散配置された位置で可能な限り乾燥すれば比重が軽くなり空気輸送条件が改善される。篩23は粉砕機に内臓し若しくは付属されたものであってもよい。従来のように生草木の40乃至90%水分の粉砕物を篩分も乾燥もせずにそのまま空気輸送し、大量集積の後に乾燥する場合には輸送条件が悪く動力消費が多く、閉塞障害が起き易い難点がある。しかも大型乾燥機とその設置場所、大型サイロ、建屋等が必要になり経済的でない。
本発明はこのような難点を解決するものである。空気輸送設備がない比較的庁距離のスポット輸送実施も容易になり従って、設置、延長、移設の実施計画の選択はバイオマスの成長速度、生育密度、粉粒性状、輸送距離、必要な単位時間当り輸送量、管路径、管路耐圧、圧損失、ローダ22又は吸引ブロワー性能等によって決めることができる。粉砕機、管路、設備費、更新費、修繕費を考慮して末端集積場所、中間サイロ個数、容量、固定又は移設自由配置の数を決めることができる。同一場所でも時間推移、季節、バイオマス需要変動によってこれらは変動が必要でありこれに対応可能なことに本発明の顕著な特徴、利点がある。空気輸送の装置、風速、粒度等の設計と操作条件は公知文献と対象物により本発明の閉塞防止機能を含めて必要に応じて現地実験を併用して容易に決めることができる。現地実験と計画、実施後の修正が容易であることも本発明の利点である。
管路材料はアルミニウム、鉄鋼、プラスチック、竹、木材、現地間伐材等から選ぶことができる。
管路材料は常設を要しないので耐候性、プラスチック材料で屡々問題になる降伏変形などについて融通が高く安価な材料を選択できる。本発明の空気輸送装置は縦方向管路に継手41で、横方向管路を接続できる。
空気排出である。空気送入管仮固定は立木、切り株、石、建設物でよいが必要な場合には特願2009―9835の穿孔機具によって深い杭孔でも容易に掘削し、杭、棒を打ち込み、管路を分離可能に接続できる。管径に関係なくこの作業は容易である。中間サイロも同様に固定できる。
(図1では管は取り外し自在の挿し込み接続になっている)
軽量な切断粉砕機(特願2007−317217)によるドリル切断屑、粉砕片、チェーン鋸粒度5mm以下のドリル型切削粉砕屑(特開は鋸屑より荒いが閉塞障害はなかった。細い枝葉は例えば園芸用軽量の可搬粉砕機による粉砕物の空気輸送は順調であった、ハンマーミルによる木材チップは細長の針状チップを含むので篩分なしでは閉塞が起き易く太い管路が必要であった。閉塞排除のために分解除去の必要があった。本発明による開放可能の管路を挿入するのが好都合でこれはシュートとしても使用できた。
下位管路は、上位管路も同様でいずれかの。
土、堆肥、肥料、砂、セメント等の資材逆送で分解掃除は簡単であった。
(対照例)
従来型の管路では吸引位置までの運搬に手間がかかり、分散集積所付近まで管路を設置する必要がある。しかも設置費、移設に手数がかかり山、地盤不安定の耕地には適しなかった。土、堆肥、肥料、砂、セメント等の資材逆送で分解掃除は困難であった。
図2は実施例1に任意に挿入可能の中間サイロを追加した平面視に相当する。51、52は可撓性のホース、蛇腹ホース、硬質管、硬質管を可撓性管でつないだものであってもよい。図6、7、8に示す部材、加工管を使用したものであってもよい。
実施例1同様に安定な運転ができた。
図3は分散配置された雨覆9と乾燥用通風路装置8を有する置き場12から乾燥粉砕物を集荷する簡易化
されたシステム図である。複数の乾燥バイオマス堆積場所12に管路5を順次移動し、中間サイロ6、又
は基地サイロ10からサイクロン20を経て吸引ブロワー21で吸引輸送する。乾燥バイオマスはサイロ
内に堆積貯留される。継手13は図6,図7,図8に例示するもの(45度継手であってもよい)を使用
でき管路延長、方向転換、移動は自由で広範囲を集荷できる。
図4、図5は道路のない山若くは平地から空気輸送でバイオマスを収集する計画図の例である。実線は基本の組み立て管路であるが点線の計画管路位置に自由に容易に分解移設できる。長距離になれば自由に中間サイロ6を移設挿入もできる。谷越え管路も必要時に簡略に仮設できる。鋼管、アルミ管、ゴム、プラスチックホース、蛇腹ホース等をプラスチック管等と混用してもよい。バイオマスを既に収集した集積位置7は次に伐採、粉砕、乾燥、堆積するまで当分管路は不要になるので使用した管路は分解、移設して他へ転用するのが経済的である。本発明のように組立・分解が簡易な管路方式は分岐取出口は必須条件ではない特徴があり高価な分岐継手を節約し重量とコスト減の利点がある。
1つの山、地域が終了すれば次の山、耕地、原野等に管路を分解移設して利用でき、よって少量の資材で所望距離、方向、地域を広くカバーできる。
図6は、図7はソケット継手及びソケットを利用する管路と管路組み立て用材料の例である。金属材料、プラスチック材料が適当であるが、重量、強度、運搬性、加工性、組立、分解性、汎用性の点で塩化ビニル管又はポリエチレン管、薄肉金属管が使い易い。図6のようにソケットを使うと結束と運搬、収納が容易で容積をとらない利点がある。塩化ビニル管を材料とする管路と部材の例では、管路11を構成する下流部管111と上流側管112を接続する継手部13と、この継手に差し込む上流部管112、この上流部管の補強部132の接続法を示す。ソケット部は市販の接着用ソケット、単管を接着するか、管端を熱成型加工して製作できる。32は接着部、31は挿入管のはめ込み部で非接着部である。補強部132は接着、溶接、熱成形で製作できる。工場或いは現場で容易に加工でき、加工したものは管接続延長、曲がりL継手、T継ぎ手、クロス継ぎ手(図8に示す)で交差、曲りがある管路を構成できる。既設管路に分岐用の取り出し口を予め設けることなく、必要に応じて曲がり管路として延長し、延長後に必要に応じて継手部を外して追加の方向に管路を伸ばすことも短縮することもできる。即席に枝状管路を容易に構成することもできる。
分解・移設も容易であるから、長期に特定地域に管路を固定設置する必要がなく設備費、修繕費を著しく節減できる。
やや長距離、長時間の空気輸送の場合には、管路の振動、軸方向のずれ、重力、風による撓み、気温変動、自重等による接続部の脱離防止機能を付けるのが好ましい。図8113のように簡単には継手部分の131、132を剥離可能の粘着テープで巻いて簡単に止めることができる。紐、針金、金具、クリップ留めにしてもよい。継手に結合用の突起、孔を設けてもよい。
図7に於いて、管路組立て部材構成を示す。管112の一端にソケット131、他端にはめ込み部114、脱離防止用部132を付けた管部材35および同11による使用中の部材36がある。36部材には曲継手(図8に示す。L継手、45度継手、クロス継手でもよい)を装着して管5を使用し、交差方向のバイオマスを収集し、その終了後に継手133を外して部材35を装着して直方延長方向の収集ができる。
部材35は現場組立でもよい。予め図7に示す様に接着部32と非接着部に区別した部品35、36とすれば組立、分解、移設、保管は容易である。
図8はソケット継手131に差し込んで方向変換し、或は閉塞防止の部品取付を有する継手である。T継手、45度継ぎ手、クロス継手等であってもよい。
隙間或は非接着部31を設けるのが本発明の特徴である。この非接着部のソケット内面はストレートの円筒内面、ラビリンス溝、慣用の塩化ビニル継手にみるテーパ内面、ネジ溝のいずれでもよい。
管端が行き止る段付131の構造、段なし133の構造いずれも選択できる。
木材チップ細片水分15%、粒度10mm以下を空気輸送した。管内流速7m/sの低速輸送から35m/sの高速空気輸送で管脱離漏洩、閉塞障害は認められずは安定していた。バイオマス炭化物粉粒も同様に空気輸送できた。
なお、長距離装置は圧損失に応じて中継点堆積所と移動式ローダとサイロを容易に入れることができ、管径、流速設計のリスクを回避できた。必要に応じて低圧ブロワーを使用できた。
図9は管路内に線、索39を挿入し、軸方向、横方向振動、往復動を与えて閉塞障害を防止し或は閉塞辞去できる管路である。線、索端部又は途中にバネ、弾性体を挿入してもよい。振動は連続又は断続、必要に応じた駆動でよい。空気、水を制限し又は管路を斜面のシュートとして使う時にも有用である。省エネルギー部材である。
本発明は粉粒、細片であれば多くは輸送できる。有害ガスを含む空気、水用、給水、吸気、給気用の緊急用環境装置としても有用である。使用中或は休止中の管路を即時外してブロワーとともに事故場所に転用できるからである。また、有害物含有土、汚泥を処理しながら可燃ガスを発生できる。この時管路の粉粒分離装置が便利に多様に使える。
田畑の急峻地、道路がない地域の耕地造成と産物搬出にも有用である。
1 空気輸送システム図、2 バイオマス前、3 粉砕機、4 粉粒、細片、5吸引管、6 中間サイロ、7 堆積、囲い、小屋、乾燥機、ピット、8、9 乾燥用通気路、乾燥設備、10 基地サイロ、貯蔵室、11 管路、パイプライン、12 粉粒、細片取出口、13 着脱継手、合フランジ、ユニオン継手等、14、15 管補強、16 結合具、結束線、紐、粘着テープ等脱離防止手段、17 プラグ、23 篩、111 下位の管、112 上位の管、131 L又はT若しくはクロス継手等、132 延長用ソケット継手又は補強用ソケット、133 継手、19 供給機、22ローダ、ブロワー、31 挿入管嵌め込み部、非接着部、32 接着部、35、36 管部材、39 線、索、
51,52 可撓性ホース、蛇腹ホース、硬質管を可撓性管でつないだもの

Claims (6)

  1. バイオマス粉砕物を管路によって流体輸送する装置であって、差し込みソケットに管端、を差し込み接着せずに流体輸送の吸引力又は留め具で非接着接続部の脱離を防止し前記管路の組立、取外し、移設自在とした流体輸送管路からなることを特徴とする流体輸送装置。
  2. バイオマス粉砕物を管路によって流体輸送する装置であって、バイオマス発生地付近に移設自在に設置した粉砕機によって得られた粉砕物を堆積して通風乾燥する設備と、前記管路の組立、取外し、移設自在の剛性の流体輸送管路からなることを特徴とする請求項1記載の流体輸送装置。
  3. 流体輸送が空気輸送又は水流輸送である請求項1又は2記載の流体輸送装置。
  4. 可撓性管路を併用する請求項1乃至3記載の流体輸送装置。
  5. 差し込みソケットが剛性管の一端の管差込部であり、他端が差込管であるソケット継手を有する請求項1乃至4記載の流体輸送装置。
  6. 流体輸送装置管路内に線又は索を挿入する請求項1乃至5記載のバイオマスの流体輸送装置。

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