JP2011075156A - 熱交換ユニット - Google Patents

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Takashi Yoshioka
俊 吉岡
Koji Yamashita
浩司 山下
Isao Yamaguchi
伊佐雄 山口
Tomokazu Kikuno
智教 菊野
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【課題】ヘッダと外管との間の溶接箇所における気密性の低下を防止することが可能な熱交換ユニットを提供する。
【解決手段】内管6および外管7を有する二重管式の熱交換器2には、内管6の内外に第1流路8および第2流路9が形成されている。ヘッダ3は、外管7の端部に連結されている。ヘッダ3は、第2流路9と連通する空間部10を有する。ヘッダ3には、内管6の先端部分16が通って空間部10の外へ出る貫通孔11が形成されている。外管7の端部の外周面とヘッダ3の空間部10の内周面とは平坦に接していることにより、連結部分において溶接またはロウ付け時に空気の流れが確保される。しかも、空間部10の内部における内管6の外周面には、貫通孔11の内径よりも大きい外径を有する段差部31が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内管と外管を有する二重管式熱交換器を備えた熱交換ユニットに関する。
従来より、CO2冷媒を用いたヒートポンプ等において、CO2超臨界エコノマイザサイクルに用いられるエコノマイザ熱交換器として種々の熱交換ユニットが提案されているが、とくに低コストでかつコンパクトに形成しやすい熱交換ユニットとして、例えば、特許文献1(特開2008−175449号)に記載されるように、内管と外管を有する二重管式熱交換器をヘッダに取り付けた熱交換ユニットが用いられている。
この熱交換ユニットでは、内管内部に水(または他の冷媒)を通し、外管の管壁内部に形成された複数の冷媒流路にCO2冷媒を通すことにより、CO2冷媒と水との間で熱交換を行っている。
二重管式熱交換器をヘッダに接続する場合、外管の端部をヘッダに挿入して外管の冷媒流路をヘッダ内部の空間部に連通させ、一方、内管の端部をヘッダの壁を貫通させて外部の水配管と接続している。このような状態で、二重管式熱交換器とヘッダとの継ぎ目部分に溶接を行うことにより、冷媒等の漏洩を防止している。
ここで、ヘッダ内部における外管の端部が挿入される部分には、通常、外管の位置決め用に段差部が形成されている。
しかし、このように従来の熱交換ユニットでは、ヘッダ内部における外管の端部が挿入される部分において、外管の位置決め用に段差部が形成されているので、溶接時に溶接箇所周辺の空気が膨張しても、かかる段差部と外管との間の空気がその間隙から抜けにくくなっている。
このため、加熱膨張した空気が、溶接された部分の方へ噴出して、その溶接された部分へ微細な孔を開けるおそれがあり、ヘッダと外管との間の溶接箇所における気密性が低下するおそれがある。
本発明の課題は、ヘッダと外管との間の溶接箇所における気密性の低下を防止することが可能な熱交換ユニットを提供することにある。
第1発明の熱交換ユニットは、熱交換器と、ヘッダとを備えている。熱交換器は、内管と、内管の外周に配置された外管とを有し、内管が外管よりも長い。熱交換器には、第1流路および第2流路が形成されている。第1流路は、内管の内部に内管の長手方向に延びる。第2流路は、内管と外管との間に内管の長手方向に延びる。ヘッダは、外管の端部に連結されている。ヘッダは、第2流路と連通する空間部を有する。ヘッダには、内管の先端部分が通って空間部の外へ出る貫通孔が形成されている。外管の端部とヘッダとの間は溶接またはロウ付けによって連結されている。しかも、外管の端部とヘッダとの連結部分において、溶接またはロウ付け時に空気の流れが確保された構造を有している。
ここでは、熱交換器の外管の端部とヘッダとの間は溶接またはロウ付けによって連結されている場合でも、外管の端部とヘッダとの連結部分において、溶接またはロウ付け時に空気の流れが確保された構造を有しているので、加熱膨張した空気が、溶接された部分の方へ噴出して、その部分へ微細な孔を開けるおそれがない。そのため、ヘッダと外管との間の溶接箇所における気密性の低下を防止することが可能である。
第2発明の熱交換ユニットは、第1発明の熱交換ユニットであって、外管の端部の外周面とヘッダの空間部の内周面とは平坦に接していることにより、連結部分において溶接またはロウ付け時に空気の流れが確保されている。しかも、空間部内部における内管の外周面には、貫通孔の内径よりも大きい外径を有する段差部が形成されている。
ここでは、外管の端部の外周面とヘッダの空間部の内周面とは平坦に接していることにより、連結部分において溶接またはロウ付け時に空気の流れが確保されているので、上記と同様に、溶接箇所における気密性の低下を防止することが可能である。しかも、空間部内部における内管の外周面に形成された段差部をヘッダの貫通孔周囲に当接することにより、熱交換器の位置決めが可能である。
第3発明の熱交換ユニットは、第1発明の熱交換ユニットであって、ヘッダの空間部の内周面には、外管の端部を位置決めする段差部が形成されている。しかも、外管の端部に外管の外周面と前記第2流路とを連通させる空気抜き溝が形成されている。これにより、連結部分において溶接またはロウ付け時に空気の流れが確保されている。
ここでは、ヘッダの空間部の内周面に外管の端部を位置決めする段差部が形成されているが、外管の端部に外管の外周面と前記第2流路とを連通させる空気抜き溝が形成されているので、連結部分において溶接またはロウ付け時に空気の流れを確保することが可能である。このため、上記と同様に、溶接箇所における気密性の低下を防止することが可能である。
第4発明の熱交換ユニットは、第1発明の熱交換ユニットであって、外管の端部の外周面とヘッダの空間部の内周面とは平坦に接していることにより、連結部分において溶接またはロウ付け時に空気の流れが確保されている。しかも、空間部内部における内管の外周面には、貫通孔の内径よりも大きい外径を有する筒状部材が取り付けられている。
ここでは、外管の端部の外周面とヘッダの空間部の内周面とは平坦に接していることにより、連結部分において溶接またはロウ付け時に空気の流れが確保されているので、上記と同様に、溶接箇所における気密性の低下を防止することが可能である。しかも、空間部内部における内管の外周面には、貫通孔の内径よりも大きい外径を有する筒状部材が取り付けられているので、筒状部材をヘッダの貫通孔周囲に当接することにより、熱交換器の位置決めが可能である。
第1発明によれば、熱交換器の外管の端部とヘッダとの間は溶接またはロウ付けによって連結されている場合でも、ヘッダと外管との間の溶接箇所における気密性の低下を防止することが可能である。
第2発明によれば、外管とヘッダとの連結部分において溶接またはロウ付け時に空気の流れが確保されているので、溶接箇所における気密性の低下を防止することが可能である。しかも、内管の外周面に形成された段差部により、熱交換器の位置決めが可能である。
第3発明によれば、外管の外周面と前記第2流路とを連通させる空気抜き溝によって、外管とヘッダとの連結部分において溶接またはロウ付け時に空気の流れが確保されているので、溶接箇所における気密性の低下を防止することが可能である。
第4発明によれば、外管とヘッダとの連結部分において溶接またはロウ付け時に空気の流れが確保されているので、溶接箇所における気密性の低下を防止することが可能である。しかも、筒状部材により、熱交換器の位置決めが可能である。
本発明の第1実施形態に係わる熱交換ユニットの断面図。 図1の熱交換器の端部付近における拡大斜視図。 図1の熱交換器の端部の正面図。 本発明の第2実施形態に係わる熱交換ユニットの断面図。 図4の熱交換器の端部付近における拡大斜視図。 本発明の第2実施形態の変形例に係わる外管とヘッダとの接合部分の拡大断面図。 本発明の第3実施形態に係わる熱交換ユニットの縦断面図。 図7の熱交換ユニットの横断面図。 図7の筒状部材における(a)正面図と(b)端部の側面図。 本発明の第3実施形態の変形例である周方向に延びるリブを有する筒状部材における(a)正面図と(b)端部の側面図。 本発明の第3実施形態の他の変形例である長手方向に延びるリブを有する筒状部材における(a)正面図と(b)端部の側面図。 本発明の第3実施形態の参考例に係わる熱交換ユニットの断面図。 図12の耐圧補強部材における(a)正面図と(b)端部の断面図。 本発明の第3実施形態の他の参考例に係わる耐圧補強部材における(a)正面図と(b)端部の断面図。
つぎに本発明の熱交換ユニットの各実施形態を図面を参照しながら説明する。
〔第1実施形態〕
図1に示される熱交換ユニット1は、二重管式の熱交換器2と、ヘッダ3とを備えている。また、この熱交換ユニット1には、第1接続管4および第2接続管5が接続されている。
熱交換器2は、図1〜3に示されるように、内管6と、内管6の外周に配置された外管7とを有する二重管構造である。内管6は、外管7よりも長くなっている。
また、熱交換器2には、2つの冷媒流路、すなわち、第1流路8および第2流路9が形成されている。第1流路8は、内管6の内部に内管6の長手方向に延びるように形成されている。第2流路9は、内管6と外管7との間に内管6の長手方向に延びるように、内管6の周囲に等間隔に複数本互いに平行に形成されている。
さらに、図1〜3に示されるように、ヘッダ3の空間部10の内部に配置される内管6の外周面6aには、貫通孔11の内径D1よりも大きい外径D2を有する段差部31が形成されている。このため、熱交換器2をヘッダ3に連結したとき、空間部10内部における内管6の外周面に形成された段差部31をヘッダ3の貫通孔11の周囲に当接することにより、熱交換器2の位置決めが可能である。
熱交換器2は、アルミニウムなどの材料を用いて、内管6と外管7とを一体化させて押出成形することにより製造されており、製造が容易である。
なお、外管7から突出している内管6の先端部分6を形成する場合、たとえば、内管6と外管7とを一体化させて押出成形した後、外管7の端部付近を切削加工により除去して内管6の先端部分16を露出させることによって形成する。
このとき、内管6の先端部分16のうち、ヘッダ3の空間部10内部に配置される円筒リブ状の段差部31を残すように加工する。さらに、第1実施形態では、内管6の段差部31の表面において、複数本の溝32を内管6の長手方向に沿って形成している。
ヘッダ3は、図1に示されるように、外管7の端部に連結された第2流路9と連通する空間部10を有している。また、ヘッダ3の壁には、内管6の先端部分16が通って空間部10の外へ出る貫通孔11が形成されている。ヘッダ3は、例えば、アルミニウム合金などで製造される。
内管6の先端部分16のうちヘッダ3の貫通孔11から空間部10の外へ出た部分17には、その外周を覆うように第1接続管4が嵌合されている。
図1に示されるように、ヘッダ3は、その外周面において、3箇所の溶接部分21〜23で熱交換器2の内管6、外管7および第2接続管5と溶接によって接合されている。すなわち、ヘッダ3の貫通孔11の周辺部と熱交換器2の内管6との間は溶接部分21で溶接されている。そして、ヘッダ3の内壁と熱交換器2の外管7の外周面との間は溶接部分22で溶接されている。そして、ヘッダ3の上側の貫通孔12の周辺部と第2接続管5との間は溶接部分23で溶接されている。
さらに、内管6の先端部分16のうちヘッダ3の貫通孔11から空間部10の外へ出た部分17と第1接続管4との間は、溶接部分24で溶接されている。
ここで、外管7の端部の外周面7aとヘッダ3の空間部10の内周面3aとは、平坦に接している。そのため、外管7とヘッダ3との連結部分において溶接時に空気の流れが確保されている。外管7とヘッダ3との連結部分近傍の空気は、溶接時に加熱膨張しても、ヘッダ3の空間部10へ逃げることが可能であり、溶接部分22の方へ噴出することがない。
また、内管6の段差部31の表面には、複数本の溝32が内管6の長手方向に沿って形成されているので、溶接時に内管6の先端部分16とヘッダ3の貫通孔11の周辺部との間の空気が加熱膨張しても、溝32を通って空間部10へ逃げることが可能であり、溶接部分21の方へ噴出することがない。
<第1実施形態の特徴>
(1)
第1実施形態の熱交換ユニット1では、外管7の端部の外周面7aとヘッダ3の空間部10の内周面3aとは、平坦に接している。そのため、外管7とヘッダ3との連結部分において溶接時に空気の流れが確保されているので、溶接部分22における気密性の低下を防止することが可能である。
しかも、空間部10内部における内管6の外周面に形成された段差部31をヘッダ3の貫通孔11の周囲に当接することにより、熱交換器2の位置決めが可能である。
(2)
また、内管6の先端部分16には、ヘッダ3の空間部10の内部に配置される円筒リブ状の段差部31が形成されているので、内管6の先端部分16の耐圧強度の不足を解消することが可能である。
<第1実施形態の変形例>
第1実施形態の熱交換ユニット1では、溶接により熱交換器2とヘッド3とを接合しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ロウ付けで接合してもよい。この場合も、上記の第1実施形態のように、外管7の端部の外周面7aとヘッダ3の空間部10の内周面3aとを平坦に接するようにし、しかも、空間部10内部における内管6の外周面には、貫通孔11の内径よりも大きい外径を有する段差部31を形成することにより、外管7の端部とヘッダ3との間をロウ付けで連結しても、外管7の端部とヘッダ3との連結部分において、ロウ付け時に空気の流れが確保することが可能である。このため、ロウ付け部分における気密性の低下を防止することが可能である。
<第1実施形態の参考例>
なお、円筒リブ状の段差部31は、例えば、その周辺の先端部分16の外周面から0.5mm以下の高さにして、貫通孔11を通してヘッダ3の外部まで伸ばしてもよい。この場合、溶接部分21が形成されるヘッダ3と内管6の先端部分16の隙間を0.5mm以下にギャップ管理することが可能である。
〔第2実施形態〕
図4〜5に示される熱交換ユニット41では、図1の熱交換ユニット1と異なり、ヘッダ3の空間部10の内周面3aには、外管7の端部を位置決めする段差部42が形成されている。しかも、外管7の端部に外管7の外周面7aと第2流路9とを連通させる空気抜き溝43が形成されている。
この空気抜け溝43により、外管7の端部とヘッダ3の段差部43との間に形成される隙間の空気が溶接時に加熱膨張しても、ヘッダ3の空間部10へ逃げることが可能であり、溶接部分22の方へ噴出することがない。
熱交換ユニット41におけるその他の構成は、図1の熱交換ユニット1の構成と共通しており、図4〜5における図1中の符号と同一の符号については、図1と同じ部分を示すものとする。
すなわち、図4〜5に示される熱交換ユニット41は、二重管式の熱交換器2と、ヘッダ3とを備えている。また、この熱交換ユニット41には、第1接続管4および第2接続管5が接続されている。
熱交換器2は、図4〜5に示されるように、内管6と、内管6の外周に配置された外管7とを有する二重管構造である。内管6は、外管7よりも長くなっている。
また、熱交換器2には、2つの冷媒流路、すなわち、第1流路8および第2流路9が形成されている。第1流路8は、内管6の内部に内管6の長手方向に延びるように形成されている。第2流路9は、内管6と外管7との間に内管6の長手方向に延びるように、内管6の周囲に等間隔に複数本互いに平行に形成されている。
熱交換器2は、アルミニウムなどの材料を用いて、内管6と外管7とを一体化させて押出成形することにより製造されており、製造が容易である。
なお、外管7から突出している内管6の先端部分6を形成する場合、たとえば、内管6と外管7とを一体化させて押出成形した後、外管7の端部付近を切削加工により除去して内管6の先端部分16を露出させることによって形成する。
ヘッダ3は、図5に示されるように、外管7の端部に連結された第2流路9と連通する空間部10を有している。また、ヘッダ3の壁には、内管6の先端部分16が通って空間部10の外へ出る貫通孔11が形成されている。ヘッダ3は、例えば、アルミニウム合金などで製造される。
内管6の先端部分16のうちヘッダ3の貫通孔11から空間部10の外へ出た部分17には、その外周を覆うように第1接続管4が嵌合されている。
図5に示されるように、ヘッダ3は、その外周面において、3箇所の溶接部分21〜23で熱交換器2の内管6、外管7および第2接続管5と溶接によって接合されている。すなわち、ヘッダ3の貫通孔11の周辺部と熱交換器2の内管6との間は溶接部分21で溶接されている。そして、ヘッダ3の内壁と熱交換器2の外管7の外周面との間は溶接部分22で溶接されている。そして、ヘッダ3の上側の貫通孔12の周辺部と第2接続管5との間は溶接部分23で溶接されている。
さらに、内管6の先端部分16のうちヘッダ3の貫通孔11から空間部10の外へ出た部分17と第1接続管4との間は、溶接部分24で溶接されている。
<第2実施形態の特徴>
(1)
第2実施形態の熱交換ユニット41では、ヘッダ3の空間部10の内周面3aには、外管7の端部を位置決めする段差部42が、外管7の端部に外管7の外周面7aと第2流路9とを連通させる空気抜き溝43が形成されているので、外管7の端部とヘッダ3との連結部分である段差部42において溶接時に空気の流れを確保することが可能である。このため、上記第1実施形態の場合と同様に、溶接箇所22における気密性の低下を防止することが可能である。
<第2実施形態の変形例>
(A)
第2実施形態の熱交換ユニット41では、溶接により熱交換器2とヘッド3とを接合しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ロウ付けで接合してもよい。この場合も、上記の第2実施形態のように、ヘッダ3の空間部10の内周面3aに外管7の端部を位置決めする段差部42が形成し、かつ、外管7の端部に外管7の外周面7aと第2流路9とを連通させる空気抜き溝43を形成することにより、外管7の端部とヘッダ3との間をロウ付けで連結しても、外管7の端部とヘッダ3との連結部分において、ロウ付け時に空気の流れが確保することが可能である。このため、ロウ付け部分における気密性の低下を防止することが可能である。
(B)
第2実施形態の熱交換ユニット41では、ヘッダ3の空間部10の内周面3aには、外管7の端部を位置決めする段差部42が形成されているが、ヘッダ3の耐圧強度を保ちつつ熱交換器2とヘッダ3との溶接部分22の気密性をさらに高めるために、ヘッダ3の形状を種々変更しても良い。
ここで、熱交換器2の第2流路9から高圧のCO2冷媒等が流入するヘッダ3の空間部10内での耐圧強度を確保するために,ヘッダ3は厚肉(8mm程度)に形成されているが、厚肉のヘッダ3では,溶接時にヘッダ3への入熱が逃げてしまい、母材が溶融しにくく、溶融しない箇所で気密が悪くなるおそれがある。
また,ヘッダ3側の母材を溶融するべく溶接条件を設定すると、アルミニウム製の熱交換器2の外管7の肉厚t2(図6参照)が1〜2mm程度と薄肉であるため、溶融により穴あきや,熱交換器2の外側の第2流路9の閉塞をもたらすおそれがある。
そこで、熱影響を均等化し、ヘッダ3側の母材を効率よく溶融でき、それにより気密性を高めることができるために、第2実施形態の変形例として、図6に示されるように、ヘッダ3の段差部42周辺を部分的に薄肉にして薄肉部3bを形成して、熱交換器2の外管7の肉厚に近づけるようにして、溶接時の入熱がヘッダ3に逃げにくくするようにしてもよい。
薄肉部3bの寸法は、以下のように設定するのが好ましい。
すなわち、図6に示されるヘッダ3の肉薄部3bの長さL1を熱交換器2の外管7の挿し込み長さL2以下にするのが好ましく(L1≦L2)、および/またはヘッダ3の肉薄部3bの厚さt1を熱交換器2の外管7の最小厚さt2の2〜4倍にするのが好ましい(2×t2≦t1≦4×t2)(外管7の最小厚さt2が1〜2mmのとき)。
このような寸法条件に設定することにより、ヘッダ3と外管7との間の熱影響をより良好に均等化することが可能になり、ヘッダ3側の母材をより効率よく溶融でき、それにより気密性をより高めることができる。
〔第3実施形態〕
図7に示される熱交換ユニット51では、図1の熱交換ユニット1と異なり、内管6と別体で段差を形成する部材として、ヘッダ3の空間部10の内部における内管6の外周面には、貫通孔11の内径D1よりも大きい外径D3を有する筒状部材52が取り付けられている。このため、熱交換器2をヘッダ3に連結したとき、空間部10内部における内管6の外周面に取り付けられた筒状部材52をヘッダ3の貫通孔11の周囲に当接することにより、熱交換器2の位置決めが可能である。
すなわち、筒状部材52は、ヘッダ3の貫通孔11の周囲の部分と熱交換器2の内管6と外管7との段差部分との間に挟まれることによって、熱交換器2がヘッダ3内部への挿入深さを規制することが可能である。
筒状部材52の材質は、本発明ではとくに限定されるものではないが、アルミニウム合金等を押出成形した熱交換器2と同じまたは性状が近いアルミニウム合金製が望ましい。
図7〜8、および図9(a)〜(b)に示される筒状部材52は、アルミニウムその他の金属等で製造された、表面が滑らかな薄肉の円筒である。
熱交換ユニット51におけるその他の構成は、図1の熱交換ユニット1の構成と共通しており、図7における図1中の符号と同一の符号については、図1と同じ部分を示すものとする。
すなわち、図7に示される熱交換ユニット51は、二重管式の熱交換器2と、ヘッダ3とを備えている。また、この熱交換ユニット51には、第1接続管4および第2接続管5が接続されている。
熱交換器2は、図7〜8に示されるように、内管6と、内管6の外周に配置された外管7とを有する二重管構造である。内管6は、外管7よりも長くなっている。
また、熱交換器2には、2つの冷媒流路、すなわち、第1流路8および第2流路9が形成されている。第1流路8は、内管6の内部に内管6の長手方向に延びるように形成されている。第2流路9は、内管6と外管7との間に内管6の長手方向に延びるように、内管6の周囲に等間隔に複数本互いに平行に形成されている。
熱交換器2は、アルミニウムなどの材料を用いて、内管6と外管7とを一体化させて押出成形することにより製造されており、製造が容易である。
なお、外管7から突出している内管6の先端部分6を形成する場合、たとえば、内管6と外管7とを一体化させて押出成形した後、外管7の端部付近を切削加工により除去して内管6の先端部分16を露出させることによって形成する。
ヘッダ3は、図7に示されるように、外管7の端部に連結された第2流路9と連通する空間部10を有している。また、ヘッダ3の壁には、内管6の先端部分16が通って空間部10の外へ出る貫通孔11が形成されている。ヘッダ3は、例えば、アルミニウム合金などで製造される。
内管6の先端部分16のうちヘッダ3の貫通孔11から空間部10の外へ出た部分17には、その外周を覆うように第1接続管4が嵌合されている。
図7に示されるように、ヘッダ3は、その外周面において、3箇所の溶接部分21〜23で熱交換器2の内管6、外管7および第2接続管5と溶接によって接合されている。すなわち、ヘッダ3の貫通孔11の周辺部と熱交換器2の内管6との間は溶接部分21で溶接されている。そして、ヘッダ3の内壁と熱交換器2の外管7の外周面との間は溶接部分22で溶接されている。そして、ヘッダ3の上側の貫通孔12の周辺部と第2接続管5との間は溶接部分23で溶接されている。
さらに、内管6の先端部分16のうちヘッダ3の貫通孔11から空間部10の外へ出た部分17と第1接続管4との間は、溶接部分24で溶接されている。
ここで、外管7の端部の外周面7aとヘッダ3の空間部10の内周面3aとは、平坦に接している。そのため、外管7とヘッダ3との連結部分において溶接時に空気の流れが確保されている。外管7とヘッダ3との連結部分近傍の空気は、溶接時に加熱膨張しても、ヘッダ3の空間部10へ逃げることが可能であり、溶接部分22の方へ噴出することがない。
<第3実施形態の特徴>
(1)
第3実施形態の熱交換ユニット51では、第1実施形態と同様に、外管7の端部の外周面7aとヘッダ3の空間部10の内周面3aとは、平坦に接している。そのため、外管7とヘッダ3との連結部分において溶接時に空気の流れが確保されているので、溶接部分22における気密性の低下を防止することが可能である。
(2)
しかも、第3実施形態の熱交換ユニット51では、ヘッダ3の空間部10の内部における内管6の外周面に取り付けられた貫通孔11の内径D1よりも大きい外径D3を有する筒状部材52をヘッダ3の貫通孔11の周囲に当接することにより、熱交換器2の位置決めが可能である。
(3)
しかも、第3実施形態の熱交換ユニット51では、ヘッダ3内部における内管6の先端部分16の外側に筒状部材52を挿入することにより、内管6の先端部分16についての耐圧強度不足を解消することができる。
<第3実施形態の変形例>
(A)
第3実施形態の熱交換ユニット51では、溶接により熱交換器2とヘッド3とを接合しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ロウ付けで接合してもよい。この場合も、上記の第3実施形態のように、外管7の端部の外周面7aとヘッダ3の空間部10の内周面3aとを平坦に接するようにし、しかも、ヘッダ3の空間部10の内部における内管6の外周面に貫通孔11の内径D1よりも大きい外径D3を有する筒状部材52を取り付けることにより、外管7の端部とヘッダ3との間をロウ付けで連結しても、外管7の端部とヘッダ3との連結部分において、ロウ付け時に空気の流れが確保することが可能である。このため、ロウ付け部分における気密性の低下を防止することが可能である。
(B)
上記の第3実施形態では、図7〜8および図9(a)〜(b)に示されるように、筒状部材52として、アルミニウムその他の金属等で製造された、表面が滑らかな薄肉の円筒を用いた例が示されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の形状の筒状部材を採用してもよい。
例えば、第2実施形態の変形例として、図10(a)〜(b)に示されるように、筒状部材52の外周面において周方向に延びるリブ53を形成してもよく、この場合、筒状部材52および内管6の先端部分16の補強効果をさらに向上させることが可能である。
また、第2実施形態の他の変形例として、図11(a)〜(b)に示されるように、筒状部材52の外周面において長手方向に延びるリブ54を形成してもよく、この場合、空間部10の内部を流れる冷媒の変流を防止することが可能である。
<第3実施形態の参考例>
(I)
本発明の第3実施形態の熱交換ユニット51では、ヘッダ3内部における内管6の先端部分16の外側に筒状部材52を挿入することにより、内管6の先端部分16についての耐圧強度不足を解消することができるが、耐圧強度不足の解消という点だけに着目すれば、図12に示される第3実施形態の参考例のように、外側の筒状部材51に代えて、内管6の先端部分16の内側に筒状部材62を挿入することにより、内管6の先端部分16についての耐圧強度不足を解消することが可能である。
この図12〜13に示される内側挿入用の筒状部材62は、内管6の先端部分16の開口端から挿入でき、先端部分16の内壁に密に接触できる形状であればよい。
筒状部材62の材質も、とくに限定されるものではないが、アルミニウム合金等を押出成形した熱交換器2と同じまたは性状が近いアルミニウム合金製が望ましい。
また、筒状部材62の先端には、図13(a)〜(b)に示されるようにリング状のつば62aが一体形成されているので、筒状部材62が内管6の奥まで入りすぎて取れなくなる不具合を防止できる。また、リング状のつば62aにより、筒状部材62の先端付近の耐圧強度を高めている。
(II)
さらに、第3実施形態の他の参考例として、図14(a)〜(b)に示されるように、内側挿入用の筒状部材62の内部に、さらに、冷媒の変流防止用の十字型に配置された4枚のリブ62bを配置してもよい。4枚のリブ62bも筒状部材62と一体形成すればよい。
この場合、4枚のリブ62bにより、筒状部材62の内部を流れる冷媒の変流を防止できるとともに、筒状部材62の胴部の耐圧強度をさらに高めることが可能である。
(III)
なお、以上の内側挿入用の筒状部材62を、上記第3実施形態の外側挿入用の筒状部材52とともに内管6に取り付けてもよく、この場合、内管6の先端部分16の耐圧強度をさらに向上させることが可能である。
(IV)
同様に、内側挿入用の筒状部材62を、前述の第1実施形態の外側に段差部31を有する内管6の内部に取り付けてもよく、この場合も、内管6の先端部分16の耐圧強度をさらに向上させることが可能である。
本発明は、内管と外管を有する二重管式熱交換器を備えた熱交換ユニットであれば、種々の熱交換ユニットに適用することが可能である。
例えば、空調機・給湯器用のCO2冷凍サイクルの効率向上のためのエコノマイザ回路の熱交換器として用いる熱交換ユニットに好適に適用することが可能である。
また、CO2冷凍サイクルの効率向上のための液ガス熱交換器(内部熱交換器)として用いる熱交換ユニットにも好適に適用することが可能である。
さらに、HFC用液ガス熱交換器、HFC−CO2用またはHFC−HFC用カスケード熱交換器にも好適に適用することが可能である。なお、この場合、高温側流体は凝縮するが、凝縮した液を伝熱面から排除するために本発明を用いればよい。
また、内側に水、外側に冷媒を流通させて使用する水−冷媒熱交換用の熱交換器にも好適に適用することが可能である。
1、41、51 熱交換ユニット
2 熱交換器
3 ヘッダ
3b 肉薄部
6 内管
7 外管
10 空間部
11 貫通孔
13 拡管受け部
16 先端部分
17 空間部の外に出た部分
21、22、23、24 溶接部分
31 段差部
42 段差部
43 空気抜け溝
52 筒状部材
特開2008−175449号

Claims (4)

  1. 内管(6)と、前記内管(6)の外周に配置された外管(7)とを有する熱交換器(2)であって、前記内管(6)が前記外管(7)よりも長く、前記内管(6)の内部に前記内管(6)の長手方向に延びる第1流路(8)が形成され、前記内管(6)と外管との間に前記内管(6)の長手方向に延びる第2流路(9)が形成された熱交換器(2)と、
    前記外管(7)の端部に連結されたヘッダ(3)であって、前記第2流路(9)と連通する空間部(10)を有し、前記内管(6)の先端部分が通って前記空間部(10)の外へ出る貫通孔(11)が形成されたヘッダ(3)と
    を備えており、
    前記外管(7)の端部と前記ヘッダ(3)との間は溶接またはロウ付けによって連結され、かつ、
    前記外管(7)の端部と前記ヘッダ(3)との連結部分において、溶接またはロウ付け時に空気の流れが確保された構造を有している、
    熱交換ユニット(1、41、51)。
  2. 前記外管(7)の端部の外周面と前記ヘッダ(3)の空間部(10)の内周面とは平坦に接していることにより、前記連結部分において溶接またはロウ付け時に空気の流れが確保され、かつ、
    前記空間部(10)内部における前記内管(6)の外周面には、前記貫通孔(11)の内径よりも大きい外径を有する段差部(31)が形成されている、
    請求項1に記載の熱交換ユニット(1)。
  3. 前記ヘッダ(3)の空間部(10)の内周面には、前記外管(7)の端部を位置決めする段差部(42)が形成され、かつ、
    前記外管(7)の端部に前記外管(7)の外周面と前記第2流路(9)とを連通させる空気抜き溝(43)が形成され、これにより、前記連結部分において溶接またはロウ付け時に空気の流れが確保されている、
    請求項1に記載の熱交換ユニット(41)。
  4. 前記外管(7)の端部の外周面と前記ヘッダ(3)の空間部(10)の内周面とは平坦に接していることにより、前記連結部分において溶接またはロウ付け時に空気の流れが確保され、かつ、
    前記空間部(10)内部における前記内管(6)の外周面には、前記貫通孔(11)の内径よりも大きい外径を有する筒状部材(52)が取り付けられている、
    請求項1に記載の熱交換ユニット(51)。
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