JP2011073838A - 乗客コンベアの主枠 - Google Patents

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Abstract

【課題】、連結部に高い信頼性を実現し、かつ、折点に高い剛性を有する構造を容易に実現できる乗客コンベアの主枠を提供する。
【解決手段】水平方向に対して傾斜した中間傾斜部と、その中間傾斜部の上側に連結固定される上部水平部と、前記中間傾斜部の下側に連結固定される下部水平部とで構成される側面体を備えた乗客コンベアの主枠において、上部水平部及び下部水平部は、それぞれ中間傾斜部側が折点で屈折して構成され、上部水平部は、中間傾斜部との境界線である上部境界線が上部水平部の天面側の折点である上部天面側折点よりも鉛直方向下側を通るように構成され、下部水平部は、中間傾斜部との境界線である下部境界線が、下部水平部の底面側の折点である下部底面側折点よりも鉛直方向上側を通るように構成されたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、エスカレーターや電動道路等の乗客コンベアの主枠の構成に関する。
乗客コンベアの主枠は、水平方向に対して傾斜した中間傾斜部と、その中間傾斜部の上側に連結される上部水平部と、中間傾斜部の下側に連結される下部水平部とから構成されている。中間傾斜部と上部水平部の境界付近の上部折点部と、中間傾斜部と下部水平部の境界付近の下部折点部は、中間傾斜部を水平方向から傾斜させるために、主枠の天面側と底面側のそれぞれに折点を有する。上部折点部には、上部天面側折点と上部底面側折点が形成されており、下部折点部には、下部天面側折点と下部底面側折点が形成されている。
従来、乗客コンベアの主枠において、軽量化と溶接作業を低減して製作性を向上させるために、面板を主体とした構造が提案されている。
特許文献1には、面板を主体とした構造の主枠において、上部天面側折点と上部底面側折点を結ぶ線と、下部天面側折点と下部底面側折点を結ぶ線で主枠を分割し、概略平板の部材を連結部材として分割部の連結を行うことで主枠を構成する技術が開示されている。
また、特許文献2には、従来から用いられている形鋼を溶接締結することで構成したトラス構造の主枠において、上部天面側折点と上部底面側折点を結ぶ線と、下部天面側折点と下部底面側折点を結ぶ線で主枠を分割し、分割した主枠の端面同士を、端面に垂直方向に設置した締結具により連結固定することで主枠を構成する技術が開示されている。
面板を主体とした主枠では、一般的に、鋼板から必要な部材を切り出し、端部に曲げ加工などを施すことで主枠またはその一部を製作する。この製作方法では、切り出す形状によっては材料の歩留まりが悪化する。よって、乗客コンベアの主枠を構成する枠体(ユニット)の分割方法によっては、歩留まりが悪化し生産性が低下するおそれがある。特許文献1及び2に記載の技術のように、上部および下部折点部で主枠を分割すれば、その主枠を構成する面板を歩留まり良く切り出すことができ、高い生産性を実現できる。
実開昭54−153694号公報 実開昭59−61169号公報
しかしながら、折点部を境界線として分割された上部水平部、中間傾斜部、下部傾斜部で主枠を構成すれば生産性を向上することができるが、分割した枠体を連結する必要が生じる。分割した枠体を連結する構成の主枠では、分割の境界線の指す方向が重力方向に近いほど、連結した枠体同士の支持構造や剛性、負荷が異なることにより、枠体が重力方向にずれやすくなる。一般的な乗客コンベアの主枠では、上部および下部水平部の高さ寸法と中間傾斜部の高さ寸法の関係により、天面側折点と底面側折点とを結んだ線で分割すると、その境界線は重力方向に近い方向を指す。このため、連結部がずれる方向の負荷を大きく受ける。面板を主体とした主枠では、生産性向上のため枠体の連結方法は溶接ではなくボルト等による締結を主とするが、分割された枠体を端面に対して垂直方向に締結することで連結固定する場合、枠体の重力方向のずれにより締結部はせん断方向の力を受ける。このせん断方向の負荷が大きいと、ボルト締結部のすべりやボルト破断を生じるおそれがある。
また、乗客コンベアの主枠には、傾斜角度を維持するため、折点部に高い剛性が必要であり、折点部で主枠が分割されている場合にはその連結構造に高い剛性が必要である。特に、面板主体の主枠では、面外への変形に弱いため、折点において面外変形を抑制するための剛性が必要である。
本発明の目的は、上記課題を解決すべく、面板を主とした枠体で構成される乗客コンベアの主枠において、枠体同士の連結部に高い信頼性を実現し、かつ、折点に高い剛性を有する構造を容易に実現できる乗客コンベアの主枠を提供することにある。
上記目的を達成すべく、本発明に係る乗客コンベアの主枠は、水平方向に対して傾斜した中間傾斜部と、その中間傾斜部の上側に連結固定される上部水平部と、前記中間傾斜部の下側に連結固定される下部水平部とで構成される側面体を備えた乗客コンベアの主枠において、前記上部水平部と前記中間傾斜部の境界線である上部境界線は、上部天面側折点よりも鉛直方向下側を通るように構成され、前記下部水平部と前記中間傾斜部の境界線である下部境界線は、下部底面側折点よりも鉛直上方上側を通るように構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、面板を主とした枠体で構成される乗客コンベアの主枠において、枠体同士の連結部に高い信頼性を実現し、かつ、折点に高い剛性を有する構造を容易に実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係る乗客コンベアの主枠の側面体の構成を示す側面図である。 従来の乗客コンベアの上部折点部付近の模式図である。 図1の乗客コンベアの上部折点部付近の模式図である。 図1の乗客コンベアの上部水平部における水平ユニットの構成を示す側面図である。 図3Aの水平部側面板の構成を示す斜視図である。 図3Aの折点連結部材の構成を示す斜視図である。 図1の乗客コンベアの下部水平部における水平ユニットの構成を示す斜視図である。 図1の乗客コンベアの中間ユニットの構成を示す側面図である。 図5Aの中間側面板の構成を示す斜視図である。 図5Aの中間連結部材の構成を示す斜視図である。 上部水平ユニットと中間ユニットとを連結固定した際の斜視図である。 図6の連結固定部分の詳細を示す拡大断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る乗客コンベアの主枠の上部水平ユニットと中間ユニットとを連結固定した際の斜視図である。 図8の折点側面板の展開図である。 本発明の第3の実施形態に係る乗客コンベアの主枠の上部水平ユニットと中間ユニットとを連結固定した際の斜視図である。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。本実施形態では、乗客コンベアの一実施形態としてエスカレーターについて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態の乗客コンベアの主枠を構成する側面体を示す側面図である。乗客コンベアの主枠は、側面体と、左右一対の側面体の高さ方向中間部および底面部同士を夫々連結固定する複数の横桁とで構成される。図1に示すように、側面体1は、建屋の上階に設置される上部水平部100と、建屋の下階に設置される下部水平部300と、上部水平部100と下部水平部300との間に設けられる中間傾斜部200とを備える。上部水平部100、中間傾斜部200及び下部水平部300は、それぞれ面板に折り曲げ加工を施して形成されたユニットにより構成される。上部水平部100及び下部水平部300は、それぞれ1つの水平ユニット2A,2Bで構成され、中間傾斜部200は、複数の中間ユニット3で構成される。
上部水平ユニット2Aは、水平部分から傾斜部分に屈折する折点を有する。すなわち、上部水平ユニット2Aの天面側(図中、上側)の折点を上部天面側折点500A、底面側(図中、下側)の折点を上部底面側折点500Bとすると、乗客コンベアの主枠を側面から見て上部水平部100と中間傾斜部200の境界線となる上部境界線250は、上部天面側折点500Aよりも鉛直方向下側を通る。本実施形態では、上部境界線250は、上部底面側折点500Bを通り、中間傾斜部200の傾斜に対して略直角をなす。
下部水平ユニット2Bは、水平部分から傾斜部分に屈折する折点を有し、下部水平ユニット2Bの天面側の折点を下部天面側折点600A、下部水平ユニット2Bの底面側の折点を下部底面側折点600Bとすると、乗客コンベアの主枠を側面から見て下部水平部300と中間傾斜部200の境界線である下部境界線260は、下部底面側折点よりも鉛直方向上側を通る。本実施形態では、下部境界線260は、下部天面側折点600Aを通り、中間傾斜部200の傾斜に対して概略直角をなす。従って、上部境界線250と下部境界線260とは、主枠の傾斜に対して略垂直に形成されると同時に互いに平行である。
中間傾斜部200は、互いに同じ構成の中間ユニット3を複数連結して構成される。中間ユニット3は、上部折点境界線250、下部折点境界線260及び中間部境界線270が主枠の傾斜に対して概略直角を成す略長方形に形成される。
水平ユニット2A,2Bは水平部側面板5と折点連結部材7,8を備える。中間ユニット3は、中間側面板6と中間連結部材9,10,11,12を備える。折点連結部材7,8は、水平ユニット2A,2Bと中間ユニット3との連結に用いられ、中間連結部材9,10,11,12は、中間ユニット3同士の連結又は中間ユニット3と水平ユニット2A,2Bとの連結に用いられる。
本実施形態の乗客コンベアの主枠は、面板を主体として用い、その面板の端部に曲げ加工などを施して製作したユニットを複数連結することで構成することにより、生産性を向上させることができる。特に、図1に示すように、中間傾斜部200は、上部境界線250及び下部境界線260に平行かつ傾斜角度に略直角に形成して標準化(形状、サイズが互いに同じ)された中間ユニット3を用い、これらを複数個連結して中間傾斜部200を構成し、上部境界線250、下部境界線260及び中間ユニット3間の境界線である中間境界線270を互いに平行、かつ、中間傾斜部200の傾斜角度に対して直角にすることで、乗客コンベアの主枠を構成するユニットの共通化を図ることができ、主枠の生産性を向上させることができる。
図2A、図2Bを用いて上部水平ユニット2Aの折点付近の構造について説明する。図2Aは従来のエスカレーターの主枠における上部折点での主枠分割の様子を示す模式図であり、図2Bは本実施形態の乗客コンベアの主枠における上部折点付近での主枠分割の様子を示す模式図である。
図2Aおよび図2Bに示すように、乗客コンベアは受けばり4で建屋に固定されており、水平ユニット2Aと中間ユニット3は上部折点境界線255(図2A),250(図2B)においてボルト等の締結手段により連結されている。このとき、主枠の自重や乗客の荷重などによって生じる鉛直方向下向きの力Fによって連結部(上部折点境界線)は力fを受ける。連結部は上部折点境界線250の方向に応じて決まる力fの分力を負担する。具体的には、力fの分力は、上部折点境界線250に垂直な方向(軸方向)の力fjと、上部折点境界線250に平行な方向(せん断方向)の力fsである。
図2Aに示すように、従来のエスカレーターでは、上部天面側折点500Aと上部底面側折点500Bを結ぶ線が上部折点境界線250を構成するため、上部折点境界線250が鉛直方向に近い方向を指す。これに対して、本実施形態では、図2Bに示すように、上部天面側折点500Aを水平ユニット2Aに形成し、上部底面側折点500Bを端点とする上部折点境界線250の他方の端点を上部天面側折点500Aよりも鉛直方向下側に配置する構成とすることで、上部折点境界線250の向きを鉛直方向から逸らすことができる。その結果、連結部での軸方向の負荷は増大するが、せん断方向の負荷を減少させることができる。一般的にボルト等の締結手段による締結は、せん断方向より軸方向に対する剛性が高い。従って、連結部では、軸方向に掛かる負荷を大きくし、せん断方向に掛かる負荷を減少させる構成とすることよって、連結部の信頼性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、中間傾斜部200の製作性を考慮し、上部折点境界線250は主枠の傾斜に対して概略直角を成すように構成されているが、上部折点境界線250の向きをさらに鉛直方向から逸らす方向、つまり、上部折点境界線250において、上部底面側折点500Bを端点とする上部折点境界線250のもう一方の端点が、上部天面側折点500Aよりもさらに離れた位置に配置してもよい。
下部水平ユニット2Bと中間ユニット3との境界線である下部境界線260については、上部水平ユニット2Aと同様に、下部天面側折点600Aを端点とする下部折点境界線260の他方の端点を下部底面側折点600Bよりも鉛直方向上側にすることで、下部折点境界線260の向きを鉛直方向から逸らすことができる。これにより、連結部のせん断方向の負荷を減少させることができる。
水平ユニット2Aの詳細な構成を図3A,3B,3Cを用いて説明する。図3Aは水平ユニット2Aを示す側面図である。図3Bは水平部側面板の斜視図である。図3Cは折点連結部材7,8の斜視図である。
図3Aに示すように、水平ユニット2Aは、水平部側面板5と、水平ユニット2Aを中間ユニット3と連結するための折点連結部材7,8とを備える。水平ユニット2Aの外郭は、水平方向に平行な辺5f及び辺5h、中間ユニットとの境界線となる辺5j、受けばり4の取り付け側の辺5g、辺5hと辺5j間の辺5iで構成される。辺5f及び辺5hは水平方向に平行であり、辺5jは中間ユニット3の上部水平ユニット側の一辺と概略同じ長さを有する。辺5jと辺5fが成す角度αは90度に主枠の傾斜角度を足した値と概略一致するように構成される。辺5iと辺5hが成す角度βは180度から主枠の傾斜角度を引いた値と概略一致するように構成される。なお、主枠の傾斜角度は、一般的に使用されるエレベータの場合、30〜35度である。
図3Bに示すように、水平部側面板5は、辺5fと辺5hと辺5jにおいて、水平部面板5aの端部をL型に曲げて形成されたL曲げ面5b,5c,5dを備える。水平部面板5aには、締結孔5A(図では8個)が形成され、L曲げ面5b(図では2個)には締結孔5Bが形成され、L曲げ面5c(図では2個)には締結孔5Cが形成され、L曲げ面5dには締結孔5D(図では4個)と位置決め孔5X(図では2個)が形成される。締結孔5A〜5Dは、中間ユニット3と上部水平ユニット2Aとをボルト締結して連結するための孔である。位置決め孔5Xは、ユニット連結時の位置決めを行うための孔であり、その直径が精度管理されて形成される。
図3Cに示すように、折点連結部材7は、水平部面板5aに平行に接する面7aと、L曲げ面5b,5dにそれぞれ平行に接する面7b,7dと、面7aに垂直で、面7cと面7dを連結するように配置された面7c(図3Aの辺5iに対応する)を有した箱型の形状に形成される。面7bと面7cとは、所定の角度βをなすへの字型面7pを構成し、上部天面側折点500Aの形状に添うように配置される。この構成により、主枠の自重や乗客の荷重などの負荷がユニットに掛かっても天面側折点の角度βを維持できるように上部折点500A,500Bの剛性を強化することができる。また、上部天面側折点500Aで連続なへの字型面7pが、水平部面板5aに垂直に配置されるため、上部天面側折点500Aでの面外変形を防止することができる。
折点連結部材7の面7a,7b,7dには、水平部側面板5に形成された締結孔5A,5B,5Dに対応した締結孔7A,7B,7Dがそれぞれ形成され、L曲げ面5dに接する面7dには位置決め孔7Xが形成される。
折点連結部材8は水平部面板5aに平行に接する面8aと、L曲げ面5c,5dにそれぞれ平行に接する面8b,8cとを有した箱型の形状に形成される。折点連結部材8の面8a,8b,8cには、水平部側面板5形成された締結孔5A,5C,5D対応した締結孔8A,8B,8Cがそれぞれ形成され、L曲げ面5dに接する面8cには位置決め孔8Xが形成される。
水平部側面板5と折点連結部材7,8は、それぞれの平行な面同士を接するように設置することで、互いに対応する締結孔同士と位置決め孔同士が一致するように構成されている。具体的には、締結孔5Aと締結孔7A,8Aのそれぞれが一致し、締結孔5Bと締結孔7Bが一致し、締結孔5Cと締結孔8Bが一致し、締結孔5Dと締結孔7D,8Cが一致し、位置決め孔5Xと位置決め孔7X,8Xがそれぞれ一致する。位置決め孔5X,7X,8Xは厳しく精度管理された共通の直径に形成され、水平部側面板5と折点連結部材7,8との位置決めは、位置決め孔5X,7X,8Xと同等に直径が精度管理されて形成された位置決め用の高精度ピン(図示せず)を挿通することにより行う。
水平部側面板5と折点連結部材7,8は、各面同士の締結孔において、ボルトを通して締め付けることで結合固定できるよう構成される。これにより、水平部側面板5と、継手連結部材7,8のそれぞれは、互いに直交する3方向に対してボルト締結を実現することができ、堅剛な結合を実現できる。
図4は、下部水平部300を構成する下部水平ユニット2Bを示す斜視図である。下部水平ユニット2Bは、水平部側面板55と折点連結部材700,800を備える。下部水平ユニット2Bは、基本的には、図3Aの上部水平ユニット2Aと同様の構成を有する。ただし、折点連結部材700のへの字型面700pは、下部底面側折点600Bの剛性を強化する。下部水平ユニット2Bは、上部水平ユニット2Aと基本的には同じ構成(L曲げ面の曲げる方向が逆)を有するため、上部水平ユニット2Aと下部水平ユニット2Bとは同様に設計、製作することができ、主枠を構成する部品の共通化を図ることができる。
中間ユニット3の構成について図5A,図5B,図5Cを用いて説明する。図5Aは中間ユニット3を示す側面図、図5Bは中間側面板を示す斜視図、図5Cは中間連結部材9,10,11,12を示す斜視図である。
図5Aおよび図5Bに示すように、中間側面板6は、長方形状の中間面板6aと、その四辺6f,6g,6h,6iに端部をL型に曲げることで形成されたL曲げ面6b,6c,6d,6eとを備える。中間面板6aには中間連結部材と9、10,11,12と連結するための締結孔6Aが形成され、L曲げ面6bには締結穴6Bが形成され、L曲げ面6cには締結穴6Cと位置決め孔6Xが形成され、L曲げ面6dには締結穴6Dが形成され、L曲げ面6eには締結穴6Eと位置決め孔6Yが形成される。締結孔6A〜6Eは、中間連結部材9〜12及び隣接する中間ユニット3又は水平ユニット2A,2Bとボルト締結して連結するための孔である。位置決め孔6X,6Yは、ユニット連結時の位置決めを行うための孔であり、その直径が精度管理して形成される。
図5Cに示すように、中間連結部材9は、中間側面板6の中間面板6a及びL曲げ面6b,6cに対してそれぞれ平行に接する面9a,9b,9cを有した箱型の形状に形成され、各面9a,9b,9cには締結孔9A,9B,9Cが形成され、L曲げ面6cに接する面9cには位置決め孔9Xが形成される。同様に、中間連結部材10は、中間側面板6の中間面板6a及びL曲げ面6c,6dに対してそれぞれ平行な面10a,10b,10cを有した箱型の形状に形成され、各面10a,10b,10cには締結孔10A,10B,10Cが形成され、L曲げ面6cに接する面10cには位置決め孔10Xが形成される。中間連結部材11は、中間側面板6の中間面板6a及びL曲げ面6b,6eに対してそれぞれ平行に接する面11a,11b,11cを有した箱型の形状を備え、各面11a,11b,11cには締結孔11A,11B,11Cが形成され、L曲げ面6eに接する面11cには位置決め11Xが形成される。中間連結部材12は、中間側面板6の中間面板6a及びL曲げ面6d,6eに対してそれぞれ平行に接する面12a,12b,12cを有した箱型の形状に形成され、各面12a,12b,12cには締結孔12A,12B,12Cが形成され、L曲げ面6eに接する面12cには位置決め12Xが形成される。
中間側面板6と連結部材9,10,11,12は、平行な関係にある面同士を接するように配置することで、互いに対応する締結孔同士と位置決め孔同士が一致する。具体的には、締結孔6Aと締結孔9A,10A,11A,12Aのそれぞれが一致し、締結孔6Bと締結孔9B,11Bのそれぞれが一致し、締結孔6Cと締結孔9C,10Cのそれぞれが一致し、締結孔6Dと締結孔10B,12Bが一致し、締結孔6Eと締結孔11C,12Cのそれぞれが一致し、位置決め孔6Xと位置決め孔9X,10Xがそれぞれ一致し、位置決め孔6Yと位置決め孔11X,12Xがそれぞれ一致する。位置決め孔6X,9X,10X,11X,12X,6Yは厳しく精度管理された共通の直径で構成されている。この直径は水平部側面板5と折点連結部材7,8の位置決め孔5X,7X,8Xとも共通である。
中間側面板6と中間連結部材9,10,11,12は、各面同士の締結孔において、ボルトを通して締め付けることで結合固定される。これにより、中間側面板6と、中間連結部材9,10,11,12のそれぞれは、互いに直交する3方向に対してボルト締結を実現することができ、堅剛な結合を実現できる。
水平ユニット2Aと中間ユニット3の連結について図6および図7を用いて説明する。図6は、互いに連結する際の上部水平ユニット2Aと中間ユニット3とを示す斜視図である。図7は、上部水平ユニット2Aと中間ユニット3の連結部を示す断面拡大図である。
図6に示すように、中間側面板6と水平部側面板5をL曲げ面6CとL曲げ面5dが接するように配置する。このとき、図7に示すように、中間側面板6のL曲げ面6cに形成された上側2つの締結孔6C、水平部側面板5のL曲げ面5dに形成された上側2つの締結孔5D、中間連結部材9の面9cに形成された締結孔9C、折点連結部材7の面7dに形成された締結孔7Dが互いに当接した面に対して垂直な方向に一致する。また、中間側面板6のL曲げ面6cに形成された下側2つの締結孔6C、水平部側面板5のL曲げ面5dに形成された下側2つの締結孔5D、中間連結部材10の面10cに形成された締結孔10C、折点連結部材8の面8cに形成された締結孔8Cが、互いに当接した面に対して垂直な方向に一致する。
また、中間側面板6のL曲げ面6cに形成された位置決め孔6X、水平部側面板5のL曲げ面5dに形成された位置決め孔5X、中間連結部材9の面9cに形成された位置決め孔9X、折点連結部材7の面7dに形成された位置決め孔7Xが一致し、中間側面板6のL曲げ面6cに形成された位置決め孔6X、水平部側面板5のL曲げ面5dに形成された位置決め孔5X、中間連結部材10の面10Cに形成された位置決め孔10X、折点連結部材8の面8cに形成された位置決め孔8Xが一致する。
位置決め孔5X,6X,7X,8X,9X,10Xは共通の直径を有しているので、この直径と同じ外径寸法に形成した高精度ピンを孔に挿入することで、中間側面板6と平部側面板5、中間連結部材9,10,11,12、折点連結部材7,8の位置を正確に合わせることができる。
一致した締結孔5D,7D,6C,9Cおよび5D,8C,6C,10Cにボルトを通して締め付けることで中間側面板6と水平部側面板5と中間連結部材9,10,11,12と折点連結部材7,8とを連結固定できる。
図6及び図7では、上部水平ユニット2Aと中間連結ユニット3との連結について説明したが、下部水平ユニット2Bと中間ユニット3の連結、及び中間ユニット3同士の連結も上記と同様の方法で連結固定できる。
本実施形態の乗客コンベアの主枠によれば、図2Bで説明したように、上部天面側折点500Aを水平ユニット2Aに配置し、下部底面側折点600Bを水平ユニット2Bに配置することで、ユニット間の境界線が、上部天面側折点500Aと上部底面側折点500Bとを結ぶ線、及び、下部天面側折点600Aと下部底面側折点600Bを結ぶ線となる構成の主枠に比べて、連結部の軸方向の負荷が増加するが、せん断方向の負荷を減少させることができる。この構成により、ボルトによる締結は一般的にせん断方向よりも軸方向に対して高い剛性を有するため、ユニット同士の連結を強固にし、乗客や主枠の自重による荷重に対する耐荷重を大きくすることができ、ひいてはエレベーターの信頼性を高くすることができる。
また、上部天面側折点500Aが形成された水平ユニット2A、及び下部底面側折点600Bが形成された水平ユニット2Bにおいて、折点の剛性強化を実現する折点連結部材7および700を設けることにより、主枠の傾斜角度を維持でき、水平部側面板5の折点付近の面外変形を抑制することができる。
上部水平ユニット2Aと中間ユニット3の連結部において、折点連結部材7,8、中間連結部材9,10、水平部側面板5及び中間側面板6には、貫通するように設けた位置決め孔5X,6X,7X,8X,9X,10Xを形成したことにより、上部水平ユニット2Aと中間ユニット2の位置決めを容易に行うことができる。また、下部水平ユニット2Bと中間ユニット3の連結部と、中間傾斜部200における中間ユニット3同士の連結部における位置決めも同様に実現できる。これによれば、主枠を設置する際にユニットの連結時に生じる誤差に起因して、その誤差が内部に設置されるレール等の設置誤差に繋がり、乗り心地の悪化などが生じる等の事象を防ぐことができる。また、ユニットの位置決めを容易に行うことができるので、乗客コンベアの主枠の設置作業時間を低減することができる。
また、折点連結部材7,8,700,800及び中間連結部材9,10,11,12は、主枠の連結構造と折点の補強構造と位置決め孔による位置決め機能を同時に備えることで、それぞれを別々の部材で実現することと比較して、部品点数の抑制と軽量化を図ることができる。
[第2の実施形態]
図8は、本発明の第2の実施形態の上部水平ユニット2Aと中間ユニット3を示す斜視図である。図8に示すように、本実施形態の乗客コンベアの主枠は、基本的には第1の実施形態の乗客コンベアの主枠と同様の構成を有するが、上部水平ユニット20Aと中間ユニット3との境界線である上部境界線280が、上部底面側折点500Bから中間ユニット3側に所定距離Sだけ離れた底面側折点近傍(以下、上部境界線280が通る折点近傍の点を概略折点500Cとする)を通る点において異なる。また、図示していないが、下部水平ユニットも上部水平ユニット20Aと同様な構成を有し、下部境界線は下部底面側折点から中間傾斜部側に所定距離Sだけ離れた底面側折点近傍を通る。
以下、上部水平ユニット20について具体的に説明する。水平ユニット20Aは、折点側面板90と折点連結部材91,92を備える。折点側面板90には、上部天面側折点500Aと上部底面側折点500Bの両方が形成される。上部境界線280の底面側は、上部底面側折点500Bから主枠の傾斜方向(中間ユニット3側)に距離Sだけ離れて位置する。また、上部境界線280は主枠の傾斜に対して概略直角をなす。
折点側面板90は、折点面板90aとその端部をL型に曲げて形成されたL曲げ面90b,90c,90dとを備える。折点側面板90は、第1の実施形態と同様に、折点面板およびL曲げ面に締結孔と位置決め孔が形成される。本実施形態においても、位置決め孔及び締結孔を形成したことにより、ユニットの連結を容易かつ高精度で行うことができる。なお、締結方法は図7で説明した方法と同様であり、その説明は省略する。
折点連結部材91,92は、図3Cで説明した折点連結部材7,8と同様に、折点側面板90の内面に沿う形状に形成される。具体的には、折点連結部材91は、折点面板90a、L曲げ面90b,90dに平行な面91a,91b,91dを有し、面91bと面91dの間に連結するように面91cを有した箱型の形状に形成される。折点連結部材91の面91bと面91cによって構成されるへの字型面91pは、天面側折点500Aに沿うように形成される。
折点連結部材92は、折点面板90a、L曲げ面90c,90dに平行な面92a,92b,92dを有し、面92bと面92dの間に連結するように面92cを有した箱型の形状に形成される。折点連結部材92の面92bと面92cとで構成されるへの字型面92pは、底面側折点500Bに沿うように形成される。この構成により、折点連結部材91は天面側折点500A付近の剛性を高め、折点連結部材92は、底面側折点500B付近の剛性を高めることで、主枠の傾斜角度を維持し、折点側面板90の面外変形を抑制することができる。
本実施形態では、上部境界線280が、底面側では上部底面側折点500Bから上部境界線までの距離Sだけ離れた点である概略折点500Cを通り、天面側では上部天面側折点500Aよりも鉛直方向下側を通るように水平ユニットを形成している。その概略折点500Cの規定について図9を用いて説明する。
図9は折点側面板90の展開図である。図9に示すように、鋼板から折点側面板90を切り出すときには、折点側面板90の外郭をなす辺90k,90l,90mにL曲げ面90b,90c,90dを加えた形状に切り出す。このとき、L曲げ面90dがL曲げ面90cの端辺を延長した延長線95から突出しない範囲で構成されていれば、面板の使用効率を高くすることができ、切り出したときの歩留まりは良好である。逆に、L曲げ面90dが延長線95から突出する寸法で折点側面板90を構成すると、折点側面板90を切り出す際の歩留まりが大幅に悪化する。そこで、概略折点を設定する距離Sの範囲は、L曲げ面90dが延長線95から突出しないという条件を満たす辺90iおよび90jの寸法の領域とする。
このように規定した概略折点500Cを通る上部境界線280によって上部水平部100と中間傾斜部200を分割する構成とすれば、歩留まりを悪化させること無く面板を切り出すことができる。さらに、上部天面部折点500Aおよび上部底面部折点500Bにおいて、への字型面91pおよび92pが設置されるので、上部折点部にはより高い剛性を実現できる。
図8及び図9では、上部水平ユニット20Aについて説明したが、下部水平ユニットについても同様の構成を実現することができ、下部水平部の折点にも高い剛性を付与することができる。
本実施形態の乗客コンベアの主枠によれば、歩留まり良く面板を製作でき、かつ、天面側および底面側の折点部の補強が可能であり、より剛性の高い主枠を実現することができる。
[第3の実施形態]
図10は、第3の実施形態おいて互いに連結される上部水平ユニット2Aと中間ユニット3を示す斜視図である。
本実施形態の乗客コンベアの主枠は、基本的には、基本的には第1の実施形態の乗客コンベアの主枠と同様の構成を有するが、中間ユニット30は、図5Cで説明した中間連結部材9,10が一体となった中間連結一体部材150と、中間連結部材11,12が一体となった中間連結一体部材160を備え、水平ユニット25Aは、図3Cで説明した折点連結部材7,8が一体となった折点連結一体部材170を備える点において異なる。本実施形態においても、第1の実施形態と同様の作用効果を有する。さらに、第1の実施形態の主枠によりも高剛性の主枠を構成することができる。
以上、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他にも種々のものが想定される。
1 側面体
2A 上部水平ユニット
2B 下部水平ユニット
3 中間ユニット
5 水平部側面板
5b,5c,5d L曲げ面
7p への字型面
7,8 折点連結部材
9,10,11,12 中間連結部材
100 中間傾斜部
200 上部水平部
250 上部折点境界線
260 下部折点境界線
300 下部水平部
500A 上部天面側折点
500B 上部底面側折点
600A 下部天面側折点
600B 下部底面側折点

Claims (11)

  1. 水平方向に対して傾斜した中間傾斜部と、その中間傾斜部の上側に連結固定される上部水平部と、前記中間傾斜部の下側に連結固定される下部水平部とで構成される側面体を備えた乗客コンベアの主枠において、
    前記上部水平部及び前記下部水平部は、それぞれ前記中間傾斜部側が折点で屈折して形成され、前記上部水平部は、前記中間傾斜部との境界線である上部境界線が上部水平部の天面側の折点である上部天面側折点よりも鉛直方向下側を通るように構成され、前記下部水平部は、前記中間傾斜部との境界線である下部境界線が、下部水平部の底面側の折点である下部底面側折点よりも鉛直方向上側を通るように構成されたことを特徴とする乗客コンベアの主枠。
  2. 請求項1記載の乗客コンベアの主枠において、前記上部境界線は上部底面側折点を通り、前記下部境界線は下部底面側折点を通ることを特徴とする乗客コンベアの主枠。
  3. 請求項1又は2記載の乗客コンベアの主枠において、上部水平部は端部をL型に曲げ加工することで構成されたL曲げ面を有した箱型の上部水平部側面板とその上部水平部側面板のL曲げ面に沿うように配置された上部折点連結部材を備え、中間傾斜部は端部をL型に曲げ加工することで構成されたL曲げ面を有した箱型の中間側面板とその中間側面板のL曲げ面に沿うように配置された中間連結部材を備え、下部水平部は端部をL型に曲げ加工することで構成されたL曲げ面を有した箱型の下部水平部側面板とその下部水平部側面板のL曲げ面に沿うように配置された下部折点連結部材を備えたことを特徴とする乗客コンベアの主枠。
  4. 請求項1記載の乗客コンベアの主枠において、前記上部境界線は、上部底面側折点から前記中間傾斜部側に所定距離だけ離れた底面側折点近傍を通り、前記下部境界線は、下部天面側折点から前記中間傾斜部側に所定距離だけ離れた天面側折点近傍を通ることを特徴とする乗客コンベアの主枠。
  5. 請求項4記載の乗客コンベアの主枠において、上部水平部は端部をL型に曲げ加工することで構成されたL曲げ面を有した箱型の上部水平部側面板とその上部水平部側面板のL曲げ面に沿うように配置された上部折点連結部材を備え、中間傾斜部は端部をL型に曲げ加工することで構成されたL曲げ面を有した箱型の中間側面板とその中間側面板のL曲げ面に沿うように配置された中間連結部材を備え、下部水平部は端部をL型に曲げ加工することで構成されたL曲げ面を有した箱型の下部水平部側面板とその下部水平部側面板のL曲げ面に沿うように配置された下部折点連結部材を備え、
    前記上部水平部と前記中間傾斜部との境界線を構成する前記上部水平部側面板のL曲げ面は、面板にL型の曲げ加工を施す前の形状において、前記上部水平部の底面を構成するL曲げ面の端辺を延長した延長線を超えない範囲に形成され、
    前記下部水平部と前記中間傾斜部との境界線を構成する前記下部水平部側面板のL曲げ面は、面板にL型の曲げ加工を施す前の形状において、前記下部水平部の天面を構成するL曲げ面の端辺を延長した延長線を超えない範囲に形成されることを特徴とする乗客コンベアの主枠。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項記載の乗客コンベアの主枠において、上部折点境界線と下部折点境界線が平行となるように構成されたことを特徴とする乗客コンベアの主枠。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項記載の乗客コンベアの主枠において、上部折点境界線と下部折点境界線が中間傾斜部の傾斜に対して直角を成すように構成されたことを特徴とする乗客コンベアの主枠
  8. 請求項6記載の乗客コンベアの主枠において、前記上部折点連結部材及び前記下部折点連結部材の少なくとも一方は、水平方向に平行な面と前記中間傾斜部に平行な面とで構成されるへの字型面を有することを特徴とする乗客コンベアの主枠。
  9. 請求項3、5乃至8のいずれか1項記載の乗客コンベアの主枠において、前記上部水平部側面板のL曲げ面と、前記上部折点連結部材のL曲げ面と、前記中間側面板のL曲げ面と、前記中間連結部材のL曲げ面には、これらL曲げ面を重ね合わせて連結する際に互いに一致して貫通穴を構成する位置決め孔が形成されていることを特徴とする乗客コンベアの主枠。
  10. 請求項3、5乃至9のいずれか1項記載の乗客コンベアの主枠において、前記下部水平部側面板のL曲げ面と、前記下部折点連結部材のL曲げ面と、前記中間側面板のL曲げ面と、前記中間連結部材のL曲げ面には、これらL曲げ面を重ね合わせて連結する際に互いに一致して貫通穴を構成する位置決め孔が形成されていることを特徴とする乗客コンベアの主枠。
  11. 請求項3、5乃至10のいずれか1項記載の乗客コンベアの主枠において、前記上部折点連結部材、前記下部折点連結部材及び前記中間連結部材の少なくとも1つは、複数に分割されていることを特徴とする乗客コンベアの主枠。
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